アプローチルート

世界遺産、白神山地。
日本海側から十二湖へのアプローチは舗装道路で比較的たやすいのだが、そのとき僕はあえて
弘前側から白神ラインで山脈越えをした。

その道路の未舗装区間、42km。
未舗装区間だけで3時間近くを要し、砂埃で汚れきった車体でようやく十二湖び辿り着く。
その最も奥にある青池には、駐車場から遊歩道を歩いて行かねばならない。

晴れてはいるが、強烈な太陽光線ではない。
池の底まで見渡すには好条件だ。期待に胸躍らせながら、3度目となる遊歩道を歩きだした。

アプローチ難易度: ★★★

登場エピソード: 「青森ドライブ2010(3-92)」他

青森県 白神山地エリア 「十二湖」内

青池

裏磐梯の山間部。
全長3.7kmあるその遊歩道沿いには、大小さまざまな美しい沼がある。

その中でもとりわけ脚光を浴びるのが、この青沼。
奇しくも東西どちらの入り口から歩き始めたとしてももっとも遠い位置にあるが、「歩いてよかった」
と思えるような景色がそこに待っていてくれた。

アプローチルート

アプローチ難易度: ★★

登場エピソード: 「裏磐梯・会津ドライブ(3-48)

福島県 裏磐梯エリア 「五色沼」内

青沼

これは世界的に言える共通点なのだが、泉は神秘的であり神聖視されるケースが多い。
ほら、TVゲームの類でも回復の泉しかり泉からのワープしかり、僕らは潜在的に泉に対して超常的な
期待をしているのだ。

言われてみれば、わからない気もしないでもない。
池・沼・泉には、小さいながらも吸い込まれそうな独特の感覚がある。
湖にも「摩周湖」・「オンネトー」・「田沢湖」のようにすごく綺麗なものがあるけど、それとはまたちょっと
違うんだよな。

自然崇拝し自然そのものを御神体した日本人、そしてそもそも泉は古来の人間にとっての貴重な飲み
水確保の場であり、まさに生命の象徴であったという点。
人が泉に惹かれる理由は、視覚的ではないそういった太古の昔からの記憶によるところがあるのかも
しれないね。


では、すっごい池ハンターのYAMAが訪れた日本のすっごい池を【無難な順に】いくつか紹介します。

水面に映る景色だとか、池を含めた景観が素晴らしいところだったらいくらでもあるけど、そういうのじゃ
なくて、池単体で勝負します!

すっごい池、見つけちゃいました















アプローチルート

アプローチ難易度: 

登場エピソード: 「富士山一周・柿田川編(3-30)」他

静岡県 沼津・三島エリア

柿田川湧水

都会のオアシスといった言葉がよく似合う。
東名高速道路の沼津ICからほど近い国道1号の渋滞地帯。
そのすぐ脇に東洋一の湧水量を誇る柿田川湧水群がある。

なるべく自然なままの状態を保った川自体の景観も素晴らしいが、第2展望台からの湧水スポット
もまた圧巻だ。
これが、100年前に富士山に積もった雪の雪解け水なんだなぁ!

アプローチルート

日本三大鍾乳洞の1つ、龍泉洞は山深い岩泉の地にある。
ほとんど人のいない雪の中、僕はここに辿り着いた。

雪を掻き分け、鍾乳洞の受付をして中に入る。中にも僕以外観光客はほぼ誰もいない。
過去2回来たときには観光客が代わる代わる記念写真を撮り、フラッシュの光が止むことの
なかった第三地底湖も、今回は1人でじっくり向き合える。

深さ98m。
それは、一般人の見れる国内の地底湖においてはダントツの最深だ。
水面下にはもう1つの宇宙がある。

アプローチ難易度: ★★★

登場エピソード: 「三陸海岸縦走(3-84)」他

岩手県 岩泉エリア 龍泉洞内

龍泉洞第三地底湖

八甲田山のふもとに位置する、田代平湿原。
その遊歩道の入り口付近には、ボロボロで傾き、しかも沈下しかけた鳥居がある。

なぜだか思うところがあって、正規のルートを反れてその鳥居の後ろの草むらに足を踏み
入れてみた。
それはただ単に僕の気まぐれだったのか。それとも龍神の導きだったのか。

草むらの向こうから、息を飲むほど透き通った深い緑色の沼が現れた。

アプローチルート

アプローチ難易度: ★★★

登場エピソード: 「青森ドライブ2010(3-92)

青森県 八甲田山エリア 「田代平湿原」内

龍神沼

北海道のとある宿。
出会ったばかりの旅人達と酒を飲みながら語り合っていた。
これまでの旅の工程、そしてこれからの旅の予定を話し合っているうち、1人の同年代のラ
イダーと目的が一致した。

目的とは、明日の朝一番で神の子池の散策。
意気投合した僕らは翌朝、車1台・バイク1台にて神子の池へと続く未舗装路に突入した。

アプローチ難易度: ★★★★

登場エピソード: 「北海道旅2010(3-94)」他

北海道 弟子屈エリア

神の子池

少なくとも2008年において、ここは観光地ではない。池には名前もない。
ただ、この池を知る少数の人は、それが白金地区にあることから「白金の青い池」と呼んで
いて、それが定着しつつあるとは聞いている。

どこのガイドブックにも載っていないその場所の情報は極めて少ない。
しかも未舗装の林道の奥にある。
さらには近辺は射撃場であるため、林道に入り込める日にちも限定されている。

とある夏の日の早朝、車1台とバイク4台はその細い林道を走行する。
昨夜、宿でこの青い池を見に行くために結成されたメンバー。
みんな初対面だが、目的は同じ。協力し合って道を調べ、林道の奥へと突き進む。

道は狭く、車の左右ともに木立に当たるほどだ。
ついに木立の向こうに真っ青な河川が見えてきた。

アプローチ難易度: ★★★★★★★★

登場エピソード: 「北海道旅2008(3-43)

北海道 美瑛エリア

白金の青い池

アプローチルート

アプローチルート

アプローチルート

標高700mの山の中で僕らは途方に暮れていた。
日本一小さい池、弘法池が見つからないのだ。ネット上にも全く情報がないのだ。
日が暮れてあたりはどんどん暗くなるし、気温もめっきり低くなってきた。

廃屋の佇む林の中の空き地を行ったり来たり。
しばらくすると木立の中に朽ちかけた弘法池の立札を発見。
この裏なのだろうか?ほとんど獣道みたいな道を進むも、それも途中で消滅してしまった。
最後の手段、手分けをして木立の中をローリング作戦だ。
道はどこだ、池はどこだ。

そして見つけた弘法池。
なんと握りこぶし大のミニマムな池なのです。衝撃の真実。

アプローチ難易度: ★★★★★★★★★★

登場エピソード: 「埼玉・紅葉ドライブ(3-78)」

埼玉県-群馬県 県境周辺

弘法池

アプローチルート

静岡県の果てしない山奥で、大体7年周期で数日間だけ出現する、ただでさえ激レアかつ
アプローチの困難なこの池。
2010年に、さらにハードな条件を突きつけつつ登場しました。

・7年周期を大幅に上回る12年目に出現してみたよ
・今回はいつもより小規模だからあっという間に消滅するよ
・ちなみに、登山路に行くための道は土砂で埋没したから、今回は諦めて7年後にまた来
 てね (←これ、オフィシャルなコメントです)

冒険とは、現場で起きているのではない。机上の段階で既に始まっているのだよ。

土砂は池の消滅より早く撤去できないのか?トラバースできるルートはないのか?
到達方法がないという報道は本当に真実なのか?
全く別のルートから山に入り、池まで行くことはできないのか?
もしそれは可能であれば、そこに行く道は土砂災害を免れているのか?

本当にほんの一握り、その活路を見いだせた者だけが見れた2010年版の幻の池。
2011年現在も、地元民以外でここの写真をネット上で公開している人を僕は知りません。

アプローチ難易度: ★★★★★★★★★★★★★★★★

登場エピソード: 「池の平・幻の池(3-93)

静岡県 天竜川上流 水窪地区

池の平・幻の池(2010版)