2007年2月(後半)

【2007.2.16  花粉症がやってきた】

今日から「四国大暴走(2-16参照)」の作成に着手しました。
着手と言っても、まだ素材の洗い出しと写真のデジタイズだけなんです
けどね。
2時間くらいスキャナをフル稼動させたら、読み込み時の音があからさま
に変になりました。
コイツ、近いうちに壊れるかもしれない…。

ちなみにこの「四国大暴走」、横浜と四国を車で往復、しかも四国は
西半分を一周するというハードスケジュールを3日間という切ないくらい
短い期間で実行するエピソードです。
僕と後輩の"タモリ"がほぼ24時間体制でドライバーを務め、ナビは"やよこ"
と"ワガママ姫"がこれまた24時間体制でした。


こんばんは、YAMAです。今日はちょっと短めだけど、本題です。

とうとう春一番が吹き荒れ始め、あの季節がやってきましたね。
そう、花粉症の季節が。
何を隠そう、僕は重度の花粉症。
よって個人的には降水確率が一番高いのは梅雨ではなく、花粉の季節です。
もう鼻水が止まりませんから。壊れた水道の蛇口みたいにポタポタと
常時垂れ流しですから。

もし日本がもっと大雑把な国で、鼻水を垂れ流すことが失礼にあたらない
のであれば、鼻をかみすぎて鼻がヒリヒリすることもないだろうに。
鼻をかむとは、なんとも悲しき風習よ。


僕は昨日から花粉症が発動しましてね、もう鼻の奥はムズがゆいし、
目もかゆくて涙が止まらないし、無意味にくしゃみが出続けるし、そう
いえば最近くしゃみの音が父親に似てきたなぁとブルーになったりと散々
でしたよ。
鼻が詰まると充分に酸素が補給できない。
算数なんて全くできないし、総合的にIQもきっと半分くらいになって
いる気がする。


今年は去年よりかは花粉は若干多いけど、それでも平年の4分の1くらい
で飛んでいる量はかなり少ないそうですね。

それでも僕は非常に敏感で、アレルギーとか色んなものに対して持って
ますからね、去年も花粉がガマンできなくなって薬の力に頼ったことも
何度かありましたし。今年もきっと苦しむのでしょうな。


まぁ幸いなことに今日はある程度花粉が少ないような気配だったので、
ノコノコ駅まで買い物に出かけました。
先週唐突に自転車がパンクしたので、ズルズルと引きずりながら歩き、
家から1kmほどのところにある自転車屋にパンク修理を依頼しました。

パンクした自転車を引きずっているもんだから、普通に歩くよりさらに
ペースダウンするからメチャ時間はかかったんですけど、いつも自転車で
颯爽と通り過ぎている道もゆっくり歩くといろんなものが見えてくるん
ですね。


梅の花がそこかしこに咲いていて、既にそろそろ散りそうな花も多いん
だけど、季節の移り変わりを目の当たりにすることができます。
今年はゆっくり梅を見たのなんて初めてだなぁと思いながら携帯で梅の
写真を撮ってみたりもしました。

こうやってなんだかんだで外でノホホンとしているとやっぱ知らず知らず
のうちに花粉をバキュームしているらしく、帰り際は目がかゆくてロクに
前が見えなくなりました。


花粉と言えば、"グレート・ムタ"も花粉デビューしたそうですね。

「毒霧を口にふくむと、鼻が詰まっているから呼吸ができない」
と言ってましたね。
人生初の毒霧失敗かもだって。
「暴発して客に向かって毒霧噴射しちゃうかも」
とも言ってましたね。

なんだかほのぼのとしたニュースで読んでいてうれしくなりました。
「鼻が詰まってて毒霧飲んじゃったよ〜」
とか涙目で言うムタを見てみたい。


鼻が詰まって頭が回りません。
日記がグダグダになっているのはなんとなく理解できているけど、それを
修復できるだけの脳味噌が鼻の穴から溶け出しているので残念ながら
不可能です。

だから今日の日記はこんなカンジでUPするのでよろしくです。

YAMAとムタをよろしくです。
2人の共通点は"花粉症で"す。



【2007.2.17  ペンギン喫茶(予告編)】

横浜の少し南に"上大岡"っていう駅があるんです。
神奈川県民以外には馴染みの無い駅だと思います。
平仮名だと「かみおおおか」って表記するんですけど、僕らはメンドい
ので「かみおーか」って発音します。


昔々、僕が大学に入って間もない頃、"TKC"っていう日本1周目のエピソ
ードをいくつか共にし、日本2周目にもたま〜に出てくるヤツがいるん
ですけどね。
コイツと飲み会の後でベロンベロンになりながら上大岡駅を通過する
ことがあったんです。

電車の止まった目の前に駅名を平仮名で「かみおおおか」って書いて
ありまして、それが酔った僕らに取ってはなぜか非常におかしかった
らしくてですね、2人で
「"かみおおおか"って何だよ!?"お"が多すぎるよ!!」
「いや、待て。ここは逆に考えてさらに"お"を一個増やしてさ…。」

…みたいに完全に脳味噌までアルコール漬けになっているかのような
会話を大声でして周りの一般人をドン引きさせたこともある思い出の
駅なんです。
ホントあのときはかなり酔っていた。


さて、なぜ唐突に上大岡の話題になったかと申しますと、数日の前の
お話なんですけど、東京北部にすむ同僚が「上大岡にはペンギンのいる
喫茶店がある」とか言い出したんです。
なんでも店内にペンギンを飼っているらしく、それで2・3年ほど前から
行ってみたいのだが未だに夢がかなわないとか言ってるんです。

それで僕に訪問リポートをしてきてくれって言うんですよ。
そりゃあ上大岡くらいなら全然行ってもいいけどさ、個人的にはあんまり
興味を引かれなくってさ、むしろペンギンの唐揚げを食べれる店のほうが
ちょっと興味があるくらいなんだけど、同僚の頼みとあらば行ってみるか
と重い腰を上げたのです。

しっかし、東京に住む人間が上大岡の存在、さらにはそこにある一喫茶店
の存在まで知ってるなんて驚きでしたわ。


とりあえず、横浜南部に住む仲間たちにメールし、「ペンギンのいる
喫茶店なんて知ってる?」と軽く聞き込み調査。
しかし誰も知らないとのこと。
中には上大岡駅の駅ビルに勤務経験のある仲間もいたんだけど、全く
初耳だってさ。

僕だって横浜生まれで現在の横浜市内に住んでいる自称帰国子女ですけど
、そんなウワサは聞いたこと無いですもん。

まぁでもネットで検索すると確かにヒットする。
しかも駅の真裏だし、なんとなく見たことのある景観だ。


じゃあ行ってみようか、と思うんだけど、小心者のYAMAは1人で喫茶店
突撃リポートなんてできません。
しかもここ最近は引きこもりで以前の仲間連中に会ってなくてさ、久々
に人間っぽい触れ合いをそたかったので、これをダシに会うことにしま
した。

『人間に会いたい。ペンギンにも会いたい』
という内容の、夏と冬が一緒にやってきました、みたいなヘンテコな
メールを仲間の"やよこ"と"納豆"に打診しました。

やよこも納豆も、かつて僕と同じ大学で学園祭のスタッフなんかをやって
いたりして、しょっちゅう一緒にドライブもしていたんです。
しかも10代の頃は3人で一緒の教習所で免許を取りに通った同期でもある
んです。

まぁ教習所時代の芳ばしいネタはまたいずれ書くかもしれないのでスル
ーしましてですね、とりあえず2月17日の午後、上大岡駅前で3人が集合
します。

さぁ、目指すはペンギン喫茶。


…と今日はここまでにして続きは次回の「ペンギン喫茶(実行編)」で
記載したいと思います。

てゆーかね、旅行直前でいろいろ準備しなきゃいけないのに、こんなこと
してて何もできていません。
「九州に行く」以外は何もプランを決めてなくてさ、これが何週間も余裕
のある旅だったらそれもいいんだけど、数日しかない強行軍でこの状態は
まずいんじゃないですか?


イタタ…。
考えたら腹が痛くなってきた。

ちょっとトイレ行ってきます。



【2007.2.18  ペンギン喫茶(実行編)】

こんばんは、YAMAです。
今日の日記は昨日の続きになります。

昨日は同僚に依頼を受けたYAMAが、"やよこ"&"納豆"という仲間と3人
でウワサ(?)のペンギン喫茶に突撃しました。
そのときの内容を掲載しますね。


-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-**
店名   … メルヘン
住所   … 横浜市港南区上大岡西1-4-16
電話   … 045-846-2566
営業   … 10:00〜22:00 日曜休み
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-**

上大岡駅から徒歩1分。道に迷うことは無いでしょう。
店の外装はなんとなく昭和テイストを感じさせてくれます。



ガラスにはデカデカと「ペンギンのいるお店」と記載があり、インパ
クト大です。

店内は20席ほど。うち6席程度がカウンター席。
店に入った瞬間、すぐ目の前にペンギンがいます。クリアガラスに仕切
られた1m四方くらいのスペースに入れられています。
ペンギンとは食後に触れ合いたいと思うので、まずは着席。

店員のおばちゃんも仕切ってくるタイプなので、接客サービス面では
あまり期待しないほうがいいでしょう。

雰囲気的には定食屋さんに近い感じ。
客層は30代〜40代の女性2〜3人組くらいが中心でした。
男性1人で初めて行くのはちょっと勇気がいるかなぁ。
僕は小心者なので1人だったら入れないかも。

ランチタイムだったので、定食をオーダーしました。

  

左がYAMA&納豆オーダーの肉野菜炒め。
右がやよこオーダーの豚茄子炒め。

どうやら男性はご飯大盛りになる様子だ。
全体的にボリュームは多めで、相当おなかがいっぱいになりましたよ。
素朴な感じで、なかなかおいいかったです。
食後はコーヒーのサービス付き。
オーダーしたメニューはどちらも700円だったので、値段の割りには
結構お得感がありました。


肝心のペンギン、名前は「メル」です。
南アフリカ出身のケープペンギン。平成8年生まれらしいです。
食事中も結構大きい声で「ブオッ!」とか何度も鳴いて存在をアピール
していましたよ。
ケースの中をチョコチョコ歩き回っててカワイイヤツです。

  

ペンギンのメルちゃんはレジの前にいるので、会計時にゆっくりコミュ
ニケーションを取ってから帰ることができますよ。

満腹になって満足できました。
どうぞみなさんもメルちゃんに会いに行ってみてくださいな。
ときどき外を散歩することもあるそうですよ。


そうそう、このあと3人でオシャレなコーヒーショップに入ったんです。
そしたらドリンク一杯の値段がさっきの定食と同じくらいの値段でさ、
アワワ…って動揺しちゃいました。


じゃ、僕はこれから旅行の準備に忙しいので今日はこの辺で。
もう時間の余裕が無いですから必死ですよ。



【2007.2.19  Go West】

こんばんは、さっき帰宅して、今は風呂上りのYAMAです。

ペンギンリポート、同僚に報告したら、「ペンギン萌え〜」みたいな
顔をしておりました。


昨日は寒かったですね。めずらしく雨も降りましたね。
僕も外出していたのですが、雨だし風は強いしでまともに外にいる
ことができず、今年にしてはかなり貴重な体験をしてしまいました。

そんな中で「東京マラソン」は決行されたのですね。
走る側も見る側も凍えそうだと思いました。


今から6日間ほど、九州を1人旅してきます。
今日、19日の夜中に横浜の自宅を車で出発し、明日の昼には九州に上陸
する予定で考えています。

既に体力は残り3分の1を切っている上、これから徹夜なのであまり日記
を書いているヒマもありませぬわ。
だから今日は短めの文章を殴り書きし、さっさと出発しますね。
こうしている間にもどんどん貴重な時間が失われていくので、何やって
るんだよってカンジです。


よくよく考えると、「日本2周目」のころはしょちゅうやっていた徹夜
アプローチだけど、今の愛車の「サー君」を買ってからはこういう走行
は全然やっていない。
北海道に行ったときも茨城から早々にフェリーに乗ってしまったので、
出発日はまともに走行していなかったので。

サー君は燃費3km弱の最悪のコストパフィーマンスが自慢(?)の車
だし、時速100km以上を出すと壊れそうになるし、運転していて僕も
精神力を大量に消費する車なので、あまり長距離走行には向いていない
んですよね。
(←かと言って、街乗りにも全然向いていない)

でも、自分がやりたいことには正直でいたい。
限られた時間の中で最善を尽くしたいと考えています。


ところで、プランは全然考えていません。
九州にいられるのはわずか4日間ほどなので、ある程度ポイントを絞ら
ないとヤバイのに。
昨日の夜中にとりあえず機材や着替えをを搬入しました。
これから布団を搬入します。

アプローチする場所は、たぶん九州の北半分です。一周すると観光が
カツカツになるので、南半分はまた次回でいいや。
南半分はいずれ機会があれば暖かい季節に行こうと思うよ。


食事は昼食以外はなるべく自炊で対処したいな。
帰りは体力的なことを考えて大分〜久里浜間のフェリーに乗るかも
しれない。
ホントは走りたいんだけど、燃費が悪いからフェリーも自走もあまり
料金が変わらないし、九州滞在時間も変わらないから船もいいかなって
考えています。
そんな老獪な判断ができるようになった自分自身にちょっとビックリ
です。歳を取ったのかもしれない。


そうそう、今年に入って初めてお金も卸しました。
なんだかんだでケチケチしながら日常を乗り越えて来れていたんだ。
九州で盛大にバラまいて来たいと思います。
(←もっとも、大部分が交通費とガソリン代ですけど…)


無事に6日間という時間を満喫できるかな?
もし職場から急用が入ったり、ばあちゃんの容態が急変したら、430年の
ときを経て中国大返しを発動させるかもしれませんけどね。

帰ってきたら早速エピソード作成に取り掛かる予定です。
お楽しみに。


今は23:27です。そろそろ出発します。



【2007.2.20  ミッドナイト・ハイウェイ】

こんばんは、YAMAです。

日付が変わる直前から横浜を出て、九州を目指して愛車のサー君を走ら
せました。
久々の徹夜アタックで体力は残り少ないながらもアドレナリン大放出
状態です。軽く覚醒状態です

1年振りにこうやって深夜走行してると、「日本2周目」のときに嫌と
いうほど走った東名・名神高速沿いの景色も懐かしく感じられますね。

今回のサー君はあんまりスピード出したくない車ですから、時速90〜100
キロくらいでのんびりと西を目指しましたよ。それでも決して速度が遅い
ほうではないから驚きだ。
平日でトラックが多いからかな。
でも一昔前だったら高速のトラックってすごい脅威だったのになぁ。


思えば「日本1周目」はトラックとの歴史でした。
深夜の高速を今では言えないくらいの速度でぶっ飛ばす僕らの車。
それをさらに煽ってくる巨大トレーラー。
すぐ後ろにピッタリ張り付くもんだから怖くてたまらん。 
もしブレーキかけたら確実にクラッシュですよね。 
しかもハイビーム・右ウインカー&蛇行運転の合わせ技。 
酷いと他のトラックと無線でやり取りしてこっちを挟み打ちにしてきま
したね。

こっちもこっちでガンガンアクセルを踏み、「誰か手鏡持ってるヤツ、
ハイビーム返しを喰らわせろ!」とかバイオレンスな反撃技を考案した
りしたのも今となってはいい思い出…かな?

今では絶対やりません。
のんびりのんびり走ればいいじゃない。
夜の高速って、単調だから嫌う人も多いけど、僕は結構好きでさ。

真っ暗な世界を突っ切る1台の車のヘッドライト。
それ以外は何も無い世界。
1人だったら自分だけの世界でいろいろ考え事をできるし、助手席に
誰かがいれば、その独特の空気と暗闇、そして深夜のテンションで
普段は恥ずかしくて面と向かって話せないような深層心理の話とかも
できるんです。

これは他の環境ではちょっと実現できないよなぁ。
酒を飲んでぶっちゃけるのとは全然ワケが違うし。

トラックもリミッターを付けられてから随分とおとなしくなり、当時の
面影は全く見受けられなくなり、だいぶ走りやすくなってきた気がします。
だからたまに高速を走りたくなったりするんですよね。

高速道路って現実世界と隔離された不思議な空間だよ。


てゆーかね、話変わるけど今回1つ発見した。 
サー君、時速100〜110キロのときのエンジン音がいまいちテンション
乗りきれてない。 
100キロ以下のときや110キロ以上のときはゴキゲンなのに。

高速で一番気持ちいい速度帯域でウマが合わないという驚愕の真実に
愕然としたわ。


そんなワケで今日は特にオチはないんですけど、久々の1000キロ超の
運転に頭グラングラン来てるので、短い文になっちゃったけど、この辺
にしといてやってください。

おやすみなさい。



【2007.2.21  出血大サービス】

こんばんは、九州2日目のYAMAです。

この世に生を授かりし人類のおよそ半数もが、顔面から毛が生えてくる
という呪われし運命と闘っているそうです。

この僕もその運命に翻弄される一匹の子羊に他ならず、毎日高速回転
する刃で顔面の毛を削ぎ落とすというバイオレンスな儀式の常連であり
ます。


そう、僕って皮膚が人一倍弱くて、電気シェーバーでないとヒゲを剃れ
ないんです。以前カミソリを使ったら毛穴という毛穴全てから血がにじみ
出したときはビックリしたさ。
ヒゲは剃れてるだけど、代わりに赤いヒゲが生えてきたみたいだったよ。

だから電気シェーバー派なんですけど、しかも困ったことに僕のヒゲ
って伸びるのが異様に早い。しかも太い 冗談じゃなく、12時間に一回
剃るくらいが望ましい。
例えば、夜から飲み会があるとしたら、なるべく家を出る直前にヒゲを
剃りますから。
朝に剃ってそのままだったら、飲み会開始のころにはもうモジャモジャ
ですもん。

さらに僕ってヒゲが似合わないらしいんですよね 立派なヒゲをたく
わえたダンディな男もいいかなって思うんですけど、チビの僕はどうも
まだダンディには程遠いようなんです。

だから数日間ならヒゲを剃らないって旅人も多いかとは思いますが、
僕は絶対無理。
電気シェーバーは必需品。


そんな命の次に大切な電気シェーバーなんですけど、風呂の準備をして
いたら見当たりません それどころか整髪料の類も見当たりません。
…たぶん昨日の温泉に忘れて来た…!

これはショックです。
旅をしている以上、逆走はなんとしてでも避けたい どうせ安物だから
取りに行かなくていっか。たぶん取りに行くガソリン代が本体価格を
上回るしな。整髪料もこの旅はつけなくていいや。

で、まぁそれでもヒゲだけはなんとしてでも剃らねばならんので、コン
ビニに入り、カミソリを探すのです。
カミソリは苦手だけど、今は出血しようが構わない。
今は出血じゃなくて出費を押さえようって魂胆ですね。
128円でテキトーにオシャレなカミソリがあったので、コイツに僕の身を
委ねたいと思います。
ホントは50円くらいのもあったんですけど、あんまり安いとマジで出血
治まりそうになくて怖いので。


そしてめでたくお風呂に入り、ヒゲを剃ります。
カミソリなんて数回しか使ったことがないから、なんかあんまりうまく
はいかないけど、慎重に慎重にミッションを遂行しました。

ま、ここで出血したら予想通り!となるのでしょうけど、そこは手先が
器用なYAMAの老獪な太刀捌きでどうにか出血せずに切り抜けましたよ。


さて、無事にスッキリして、愛車のサー君と共に今夜の野宿スポットに
向かいます。

ところで車の中ってかなり乾燥するんですよね。
乾燥で顔がパリパリします。
ちょっと異常なくらいパリパリします。


そして原因が思い当たった!
僕はカミソリ使ったことがあまりないから思わずシャンプー使ってヒゲ
を剃っちゃったんです。
出血させないことに気を取られて、そこんとこあまり気にしてなかった。
そしてシャンプーって皮膚の弱い部分に使うとかなりの刺激があるんだ
よね。皮膚の弱い僕にとっては尚更です。

なんか口の開閉に支障が出るくらい顔が乾燥してるよ。
このあと野宿ポイントで凄まじい量のヤキソバを作って、豪快にがっつ
くんだけど、あまりの乾燥に口の両脇が裂けて出血するかと思ったわ。


そう、僕は「どうあがいても出血する」というアカシックレコードに
刻まれた運命に逆らおうともがく一匹の子羊だったのでした。



【2007.2.22  マゾ・リターンズ】

こんばんは、九州3日目のYAMAです。
今日は雲仙の観光がメインとなりました。

詳しくは本編エピソードで書くので、今日はあえて全く関係のない話
でもしようかと思います。

僕はこの日記を書くにあたり、該当者の個人情報が漏れないように気を
使い、また、どこで誰が見るかわからないので誹謗中傷は避け、笑い飛
ばせる程度のネタであることを心掛けております。
(もっとも、本人にとって何がギャグで何に傷付くかというのは他人に
判断できない基準なので難しいところではありますが…」)


ネットデビューしてまだ2ヵ月の僕が言うのもなんですが、個人のブログ
や日記を読むかぎりでは、職場の悪口や客などをネタとしており、確かに
そういう書き方をすると非常に面白いしラクではあるんですが、僕は情報
漏れが怖くてそれが出来ないのです。

リアルワールドの仲間にはもこのサイトのことは宣伝してあるのであまり
過激なことは書けないですし。

だから、バッシング・下ネタ・職種・個人情報・恋愛ネタ・学校情報、
また、それを臭わせる内容等もあからさまなものは排除して文章を構成
しております。


すっごい制約だ。
もうアレね、十戒を唱えた海を割るどっかのジイさん(墓は能登半島)
とか、八つの戒めを自分に課してたから「八戒」なんてあだ名を付けら
れたどこぞのブタが真っ青になるほど、自分への戒律で文章のレパート
リーが奪われてる。


もう、息苦しい。
そうなるとバッシングの対象にできるのは自分自身くらいしかいなくなり
、僕のプライバシーのダムが目に見えて崩れていって、下流まで押し流さ
れているのを実感できる今日この頃です。

そんな折、サイトの宣伝をしておいた以前の職場仲間から一通のメール
が来たんですよね。


「もっと毒舌折り込んで頑張って文章を書きなよ」

送信者は"こんちゃん"っていいます。
歳は僕より4つくらい上だったかなぁ…。興味ないから忘れたわ。
こんちゃんは僕が診断するに、デブでマゾです。
もう2年近くまともに話してないけど、多分今もデブでマゾです。

このメールの文章ね、翻訳すると「おいおい、あれだ毒舌だったYAMAが
なに平和ボケしたような文を書いてるんだよ。もっと本来の持ち味を出
して文章を書きなよ」ってことだと思います。

こんちゃんには「デブ」とか「アホ」とか「負け犬」とか散々言って
しまったので、僕に対してそういう印象があるのかもしれません。


このメールに隠された、マゾのこんちゃんからのメッセージになんと
なく気付きましたが、建前上やんわりと返しました。

「○○な事情で、ヘタなネタは載せないように自粛してるのよ。本人の
希望があれば別だけどね。じゃあこんちゃんネタ書いていい?」
そしたら返信来ました。

「いいよ。何とでも書いてくれ。」

ナイスマゾーーー!!
もう、返答してくる内容がわかっていたとはいえ、この返答はうれしい
ですね。


これで本人公認でネタ掲載ができます。
もちろん仕事に関する情報や、プライベートな部分は掲載しませんけど。


そしてここまで書いといてアレですけど、まだしばらくはこんちゃん
ネタは書きません。

早速放置プレイです。
ネタ掲載をじらされてパソコンの前で身もだえしながら喜んでいるこん
ちゃんを想像しながら僕も悦に浸ります。



【2007.2.23  春一番2005】

こんばんは、九州4日目のYAMAです。
日中はすっかり春の陽気です。 
いや、下手をすると初夏のような天気です。

花粉が散乱していてツライです。
今日はまた、埋蔵されていた2年前の日記を掘り返しましたので修正後、
貼付けておきます。

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・
<2005年の日記>

■2月23日(水)
僕はですね、自転車2台を使い分けて出勤してます。 
1台は家から最寄り駅まで、もう一台は職場の最寄り駅から職場まで。 
つまり1日4回、計50分も自転車をこいでいる健康人間です。 
雨の日も雪の日も自転車をこぎ続け、ようやくきつかった冬も終演を
迎えようとしています。

今日はその春の訪れを感じられる日、「春一番」が吹く日だというじゃ
ないですか。これから暖かくなると思うとワクワクしますね。

ちょっとテンションも高めに職場側の駐輪場に行き、夜間預けてある
自転車に乗り込みます。
ここの駐輪場、結構大規模で、管理人が駐輪場の前で待機してて、来る
人みんなに「おはようございます」とか言ってくれるんです。
夜の場合は「お帰りなさい」って。

ま、普通の人は朝に自転車を預け、帰宅時に自転車に乗って帰るんです
けど、僕の場合はその逆じゃないですか。
朝に自転車を出して職場に向かい、夜は預けて電車で帰る。

だから管理人も挨拶に困るみたいで、朝に徒歩で駐輪場に入ろうとする
と、「おかえり…なさい…??」と変な挨拶をされてます。
夜の仕事でもしているように思われてるんだろうかね。
いつものことなので僕はもう慣れっこなんですけど、管理人はまだ慣れて
いないそうです。


えっと、話題が逸れましたけど、今日もステキな「おかえり…なさい…
??」を聞いた後、自転車で職場に向かいます。 
さすが春一番、暖かい。

そして…、向かい風。
すっげー強烈なのね、これ。
びっくりしたわ。

こいでもこいでも自転車が前に進まない。 
まるでキツイ坂道を登っているかのようだ。 
むしろ向かい風で呼吸もままならない分、さらにキツイわ。


一旦自転車を止めて休憩したりもする。 
その間も風で自転車が薙ぎ倒されそうになるんだけど。
そしたら後方からバスがやって来てね、バスの中の同僚が酸欠で喘いで
いる僕を見ながらニヤニヤしながら颯爽と通り過ぎて行ったよ。

もうムカー!と思ってしまって。
バスだかなんだか知らないが、あんな図体が大きいだけの箱に僕の自転車
が負けるワケにはいかない!
死ぬ気でバスを追跡します。 

当然かないませんでしたけど。


しかもね、信号待ちをしているときにすぐ前方をジャリを積んだダンプ
が横切ったんですけど、そのジャリが春一番に煽られてショットガン
みたく僕を直撃したんですわ。
痛いわキツイわでもう泣きたい。

爽やかな朝なのに、向かい風のせいで遅刻ギリギリになり、汗だくだし
ジャリを食らってさ、どこのチンピラとケンカしてきたの?ってなボロ
ボロの状態で職場に登場しました。

ちなみにバス通勤の同僚はとっくに着いていて、
「笑えたよ。いくらこいでも進んでないんだもん。」
とか爽やかな顔で言われました。

ちくしょー!
次こそはバスなんか追い抜いてやるぞ。
決意新たにYAMAの春が訪れを告げます。


あ、あと今年も花粉症が始まりました。

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・

はい、2年前はこんなことしてました。
この後、バスとのデッドヒートには何度も勝ち星をあげました。



【2007.2.24  Let's 車中泊】

こんばんは、九州5日目のYAMAです。

さっき携帯のアンテナを伸ばそうとしたらズボッと本体から華麗にテイク
オフしてしまいました。もう直りません。
アンテナは捨てよう、あぁそうしよう。


ところで、道の駅を探そうと躍起になってると、原付の2段階右折の
標識がパッと見、道の駅のマークに見えてしまいます。
なんだか似ていませんか?

道の駅はここ数年で数が大幅に増えてきましたね。
僕も道の駅を利用して車中泊をするスタイルの旅人の1人です。
今回は利用しやすい道の駅の条件について、個人的見解を述べます。


まず、絶対条件として駐車場が広いこと。
睡眠という極めてプライベートなミッションを遂行するに当たり、
駐車場が狭かったり近くに他の車がいたら安心して落ち着くことも
できません。
他者介入は極力遠慮願いたいところ。
全く他の車がいないとそれはそれで不安にはなりますが、前後左右の
3区画以内に人の気配のする車があったりしたら気が散ります。
エンジンかけっぱなしのトラックや重機がいたら最悪です。

次に利用しやすいトイレが設置されていること。
道の駅において夜間閉鎖されるトイレは無いとは思いますが、夜間は
暗くて小汚い臨時トイレのみオープンしているところもあります。
そういうところはなるべく使いたくは無いですよね。


また、夜遅くまで営業している設備が無いこと。
例えばレストランや銭湯が22:00までオープンしていたりしたら、それ
だけその時間帯は人の出入りが発生するということだから、やはり静かな
ひとときは入手しづらくなってしまいます。

そして外灯。
暗すぎず、明るすぎずがベストです。
全く真っ暗だと車内でモソモソ動くときにいちいち室内灯や懐中電灯を
点けねばならず、その行為はかえって目立ってしまいます。
逆に明るすぎると外から車内が丸見えになってしまいます。
車内にいる自分が目を凝らして、車内の様子がかろうじて確認できる程度
がお気に入りです。


よって駐車するときは、なるべく他の車から離れ、車の後部や運転席等、
開け閉めが多く発生する部分を駐車スペースの端に持ってくるようにして
駐車します。
今回の旅がそうであるように、僕は道の駅の車内で料理をすることも多い
ので、なおさら衆目に晒されないように、気を使って駐車します。

もちろん自分自身も他人に迷惑をかけないよう、あまり派手なことを
やったり、音を立てないようにするのがマナーですよね。
料理の後片付けも道の駅のトイレの水道なんかは使わずに、食器や機材類
は軽く手持ちの水ですすいだ後、トイレットペーパー等で水気を拭き取って
おきます。これだけでかなり綺麗になりますよ。
もちろん食器に付いた食材等は車内のゴミ箱へ。
洗面所に流してしまったら水道が詰まり原因になりますし、そういうのが
頻発すると、旅人による道の駅の利用に制限がされてしまう可能性があり
ますもんね。

しっかし今は持ちの駅にゴミ箱の付いている道の駅がほとんどなくなり
ましたよね。
家庭ゴミを捨てられないための対策ってのはわかるけど、どうにか捨てて
いいような工夫もしてくれると非常にうれしいです。
旅をしているとどうしてもゴミは発生しますからね。
安易にそれを拒絶するのではなく、なんらかの形で引き取ってくれないと
長旅はキツくなってしまいますよね。


夕食を食べたらそのまま道の駅で寝ます。
以前の愛車の"ステッピー"のころは後部はフルスモークだったので、どう
寝ようと外から見えることはありませんでしたけど、今の"サー君"はスモ
ークが薄いので、毛布等を頭まで被って寝ます。
朝起きると寝癖が少々付いていますけどしょうがない。

今の時期は寒いけど、環境と騒音とガソリン代のことから、停車中及び
就寝中、エンジンは必ず切ります。これもマナー。

そしてほとんどの場合は翌日の日の出前、すくなくとも従業員の人が
やってくる前に退散します。


道の駅は旅行者に寛大ではあるけれど、「どうぞ駐車場で寝てください」
ろいう施設ではないので、営業終了後に訪れ、翌日の営業開始前に立ち
去ることでなるべく本来の営業に干渉しないように心がけています。

あんまり旅人の度が過ぎると、車中泊が禁止されたりしちゃいますから
ね。レアだとは思いますけど、車中泊禁止と書かれている道の駅も見た
ことがありましたよ。


そんなカンジで便利な道の駅。
今回の旅でもかなり利用させていただきました。
あまりに利用しづらくて車中泊をあきらめ、スルーしたところもありま
したけど…。

営業中は地元の農産物やお土産が購入できるし、模擬店もあるし、地域の
情報も収集できます。
みなさんも是非立ち寄ってみてください。
その土地を理解するのに一役買ってくれるかもしれません。


…でもね。
料理後の生ゴミ等を捨ててないからちょっと臭いが不安になってきたぞ。
野菜に卵にレトルト食材のパックに…。

あぁどうしよう。
捨てるところが無い…。

だれかこういうときの知恵を僕に授けてください(←深刻)。



【2007.2.25  大時化太平洋】

「海が荒れているため、横須賀着は予定より3時間ほど遅れます」


こんばんは、神奈川へ向かうフェリーの中で揺られているYAMAです。

ホントは横須賀に20:55着岸の予定なんだけど、乗客の人は口々に
「今日中には着かないだろう」とか行ってます。
うわーカンベンですねぇ。
船は揺れるし圏外だしヒマだし早く家で寝たいし。

そうそう、船内のロビーでは引っ切り無しに映画を上映してるので、
さっきは"ザスーラ"を見てました 。
あの"ジュマンジ"と同じ系統のヤツね。


その後、お風呂を覗いてみたらスカスカだったので、太平洋を眺めながら
風呂に入ろうと、いそいそと準備をして浴場に行きました。 
お風呂は昨日の早朝に九重で入った「日本一の打たせ湯」以来だ。 
ゆっくりお風呂に浸かって疲れを取りたいな。

でもね、このお風呂がなんか香ばしいんですよ。
まずシャワーからお湯が出ない。
せっかく暖まりたいのに水しか出ない。
目の前には「熱湯注意」と書いてあるのに水しか出ない。

気になって同じタイミングで入ったオジさん(以下、全裸オヤジ)の
ほうを確認してみると、自分にかからないようにシャワーを出しっぱ
にしており、ときどき水に触れては首をかしげている。

うむ、間違いない。この風呂全滅だ。


しょうがないので観念して、冷水で髪を洗ったり体を洗ったりしました。
うわー寒いね。2月に何をやってるんだろうね。

「ボイラーの火を消したのか?」
という、さっき見たザスーラのセリフが頭の中に甦ったわ。


凍えながら湯舟に入ると、湯舟にお湯が半分くらいしか入ってない!
なんで強制的半身浴なの、この風呂。体が暖まらないじゃないですか。
しかも致命的なまでにお湯がぬるい。
きっとお風呂が開放されて数時間経ってるからぬるくなっちゃったんだな。

ガタガタ…。凍える。

そうだ、僕のすぐ脇には湯舟用の蛇口があります。ここにも「熱湯注意」
って書いてあるけど、果たして今度はお湯は出るだろうか…。

祈るように蛇口を捻ると、勢いよく飛び出すお湯。
やったー!
これで救われる。
蛇口の近くで徐々に温かくなる浴槽に満足しておりました。


で、さっき書いた通り、なぜかこの浴槽はお湯が半分くらいしか入って
いないんですけど、その理由が明らかになるんですよね。
そう、船がメッチャ揺れるのです。
浴槽、お湯が半分なのに、窓の外の太平洋とシンクロしてやたらアグレ
ッシブになっちゃってさ、時折「ダッパーン!」ってハデな波が上がる
んです。
冬の日本海かよってカンジですわ。 
そりゃお湯もなくなるわ。

無論、そんな浴槽の中にいる僕だって無事では済まされません。物凄い波
のうねりが襲い掛かってきますから、常に両手両足で踏ん張っていないと、
途端に波にさらわれ、浴槽の反対側にいるさっきの全裸オヤジに抱きつく
という悲劇に繋がります。

なんか浴槽もツルッツルのステンレスでさ。台所の流しを巨大にした
カンジなんです。だから滑る滑る。恐ろしい程に滑る。
ケツなんて滑り過ぎて浴槽の底に安置できず、右へ左へと暴れまくる。
それを四肢で必死に踏ん張るもんだから、もうなんだか新手のダンス
みたいだ。

対岸の全裸オヤジも日本海ウェーブを顔面にモロに被って「ウーップス!」
みたいな顔をしてました。


しかしね、せっかく蛇口から熱湯を出しているのにこうもお湯が掻き混ぜ
られると全然熱くならないよ。必然的に僕は蛇口の近くへ近くへと…。

そしてまた「ダッパーン!」です。
波に流され僕の体は熱湯を噴出する蛇口へ…!

いや、正確には咄嗟に体を捻って直撃だけは避けたけど、メチャ熱かった。
危なく2日連続で「日本一の打たせ湯」を浴びるトコだったわ。

そんな危険風呂を身を持って体験していました。


そうそう、お風呂から出て、全部服を着た後にお風呂の中に忘れ物を
したことに気付いたりもしました。
『2007.2.21 出血大サービス』で書いた、128円のカミソリ。
せっかく買ったものをみすみす手離すわけには行きません。

再び浴室に突入するYAMA。
相変わらず荒れ狂う湯船。
浴室中にダッパンダッパン飛び散る波しぶきの合間を縫ってカミソリ
を無事回収できるか。今回は服を着ているので濡れるわけにはいかない。

狩りをする密林の肉食獣のごとく、飛びつくスキを伺います。
全裸オヤジもそんな僕を心配そうに見つめてくれます。


そんなこんなの不毛な駆け引きをしているうちにも、フェリーはゆっくり
と関東を目指して進むのです。

えぇ、いい旅でしたとも。



【2007.2.26  リタイアジャッジ】

旅の途中にメールをくれた方々、ありがとうございました。
励みになりました。

フェリーの中ではたっぷり睡眠をとったはずなのに、やはり安眠とまで
はいかないようす。えらく眠い1日を過ごしております。

取り急ぎ、1週間分の世間の情報を取り入れています。


そしたらですね、新聞の投書欄に目が止まりました。
どうやら「何歳まで車を運転していいか」について熱い攻防が繰り広げ
られている様子。

なんでも数日前に「ウチのじいちゃん90歳なのに車を運転してて不安で…」
という投書があったらしく、それを受けて
◆○歳以上は例え適正が通ってもリタイアすべきだ
◆いやいや、老化は人によってペースが違うだろ
◆車がないと近所との交流の楽しみがなくなる
◆万が一他人を巻き込んだらそれこそ大変
みたいにワイワイと紙面が盛り上がってるんですよね。


みなさんはどうお考えですか?
ここ数年で自分の身近の体験から思い知ったんですけど、老人ってすごい
スピードで衰えてしまいますね。

僕のじいちゃんもね、僕が大学生だったころは車を運転できていたんです。
めちゃめちゃ細い路地裏の駐輪場にもなんなく車を停めることができまし
たし。

あと、思い出話になっちゃうけど僕が「夏合宿に行こう!」と当時乗って
たサンタモニカ号に乗り込んだらバッテリー上がっちゃってたことがあり
ましてね。
まぁ、前日に車で花火を見に行った後、うっかりスモールライトを消して
なかったという自業自得な不祥事をやらかしてしまったんですけど。

で、「おいおいどうするよ、サンタモニカ号には6人が乗り込む予定なのに、
このままじゃ夏合宿に出発できないよ」と早朝から半泣きになってたとき
に助けてくれたのもじいちゃんでした。


電話でレスキューを求めてからわずか30分、昭和な車で颯爽と登場し、
ポンコツ化してるサンタモニカ号とケーブルを接続して一緒に「ドルルル
ゥゥーン!!」と景気良くアクセルを踏み込んで復活させたあの日が
懐かしい。

今やじいちゃんは車はおろか歩くのでさえ覚束ないし、頭に霞がかかっ
てて、いつまで僕を認識できるかもあやしいものだ。

そう、あの日のサンタモニカ号みたいにヘロヘロになっているので今度は
たまには僕がレスキューに向かうべき立場なんだよね。


まぁそんな話はおいといて、定期的な高齢者教習ってのは義務付けられて
いるけれど、それにも増して衰えは早い気もするワケで。
それに自分や周囲が気付いてリタイアできればいいけれど、気付けなかっ
たりプライドだけは若かったりすると、豪快に高速を逆噴射することに
なりかねないんですよね 。

確かに車を運転しなくなれば不便になりますよ。
車が便利である以上、なければ不便になることは小学生にもわかります。
そして、老人には遅かれ早かれ運転をリタイアする日がやってくるのも
事実です。
でも自分が運転できなくなったとき、それに対してどう対処すればいい
のか考える時間が足りないということは決してないはず。
運転をリタイアすることも人生のひとつの区切りと考え、その後のライフ
スタイルを考えるくらいがちょうどいいのかもしれません。

ちゃんと考えれば決してネガティブになることもないかと思うんです


じゃ、ご老人のことばかり書いてても高見の見物みたいに思われちゃう
ので僕自身の話をします。

僕、ビタミン不足だからかなんだか知らないけど、昔から光や闇に弱い
んです。
太陽は眩しくて運転中はサングラス大好きだし、夜には鳥目で途端に視力
が低下します。これらがラナルータ的速度で切り替わるとなお厄介でね。
そう、つまりトンネルです。


突き抜けるようないい天気の日に暗いトンネルに入る これがここ数年
怖くてしょうがない。
トンネルに入るまで内部が全くわからない。
ちょうど僕がトンネルに入るとき、トンネルが出ようとする対向車が
ランプを消していると死ぬほど怖い。
トンネルの入口からカーブになってると、これも泣きそうなくらい怖い。
もう「イチかバチか!」みたいな特攻感覚でトンネルに突入しますもん。

大事を取るならあらかじめサングラスをかけておき、トンネル直前で
メガネに切り替えて…みたいのがいいんですけど、毎回こうもいかない
じゃないですか。
だから恐怖におののいているんです。

みんなはどう感じるんだろうって思うけど、そんなクオリアは聞いた
ところで明確に把握できる内容じゃあないし。
僕がドライバーシートを降りるとき、それはトンネルの暗順応について
いけなくなるときだと思うのです。


車のないライフスタイルなんて考えられないので、こんなことを考える
とネガティブな気分になります。(←結局、人のことをとやかく言えない)

アハ。



【2007.2.27  火葬パーティー(前編)】

※今日のエピソードは一部グロテスクな表現があります。
 お気を付けください。


やっぱり日本ではさ、埋葬といえば火葬が一番ポピュラーですよね。
焼いた後の残骸もコンパクトに収まるし。
かたや欧米だと最近少しずつ火葬が増えてはきたけれど、今だに土葬が
人気な様子。

ま、これはもともと両者の宗教の違いから生れたものなんだろうな。
仏教は釈迦が火葬されたことに習って信者も火葬を望み、キリスト教は
"最後の審判"で復活できる日を待ちますから、火葬で体が無くなっちゃ
うと困るんだろうな。
キリスト教における火葬は、魂そのものの消滅と同義なんでしょうね。


いや、僕は宗教とかあんまりよくはわからないので適当に書いてしまい
ましたけどね、さらに日本人は宗教に対する依存が少ないから、「釈迦
が火葬なら自分も火葬に…」という理由で火葬も望む人もほとんどいな
いだろうと思いますけどね。

ただ、思うに誰しも多かれ少なかれ死に対しては不安や恐怖があると思う
んだ。
人が死に直面したときにすがるもの、もしくは望むもの、それは科学とか
常識とかではなく、自己の人生において培ってきた宗教感。
…んー、"宗教感"と言うとまた仰々しくなっちゃうから、もうちょっと
ソフトに言うと死後に対する思想に大きく影響されるのではないかな。


今日ね、新聞を読んでいたら興味深い記事があったんです。

さらっと記載すると、『横浜市内の公園で飼い犬の死体を火葬しようと
燃やしていた女性を逮捕』ってな内容でした。


一瞬、「逮捕するほどのことなのかな?」と思ったりもしたんですけど、
記事の詳細を読んだところ、愛犬と遊んでいた思い出の公園で埋葬して
やりたいと、午前0時過ぎに30kgもある犬の死体にガソリンをブチ撒け、
火をつけてボンボン焼いていたら、近隣住民に通報されたそうです。

いやー、深夜にその行動は確かに怪しいわ。
激しく燃えるでしょうに。臭いも立ち込めるでしょうに。
ほとんど黒魔術だ。
しかもそれだけ大きな犬、かなり長時間強火で焼かないと残骸も相当量
残って処理に困るのではないかな?


逮捕されたのは50歳前後の女性とのことだったのですが、記事を読んだ
ウチの母親が「常識の無い、ちょっと変な人だったんじゃないの?」
みたいなことを言っておりましたね。

うーむ、確かに非常識では歩けれど、常識と非常識の境界線ってどこに
あるんだろう?

たぶんですけど、これが燃やしていたのが飼っていたカブトムシの死体
とかだったら逮捕までは行かないと思うんですよね。深夜でなければ
なおさら。
母親に意見を求めてみると、「哺乳類は焼いちゃマズイでしょ。」ってな
回答でしたけど、ひとくくりに哺乳類って言ってもねぇ…。

哺乳類のハムスターより爬虫類のワニや鳥類のペリカンとか焼いたほうが
遥かに周りへの影響が大きいですしね。

そうそう、気になって調べてみたんですけど、ペットは死んだら「廃棄物」
という位置づけになるそうですね。
つまりは普通に処理するとなると、一般家庭ゴミとしても扱いになるとか。
もちろんペット専用の火葬場みたいのみ最近は増え始め、そこでは手厚く
埋葬してくれるそうですが。
まぁでも法律上は廃棄物、ってのはなんだか切ない話でもありますね。

とりあえず、そんな法律を知ってか知らないでか、母親は
「でもやっぱり動物の死体を焼くのはおかしいよ。」と焼肉業界大否定
とも取れるコメントを繰り返しております。


なんだかそれを聞いていたら僕も思い出しちゃいました。
遠い昔、今も小さい僕がもっともっと小さかった頃の思い出話。

ちょっと危ない志向を持っていたYAMAが、放課後に生き物に対する火葬
実験を行ったことがあったんですよね。


…すいません、ここで一区切りします。
続きは明日の『2007.2.28 火葬パーティー(後編)』で。
冒頭に『グロテスクな表現があります』とか書いちゃったけど、別に
無かったですね。
後編のほうが危ない表現が多くなると思います。

うーん、やっぱ途方も無く眠いです。
おかしいなぁ…。おやすみ。



【2007.2.28  火葬パーティー(後編)】

※今日のエピソードは一部グロテスクな表現があります。
 お気を付けください。


相変わらず眠いです。

ただでさえ少ないHPをこれ以上削らないために、ここ数日は禁酒運動を
しております。
正確に言うと、もうビールの在庫が1本しかないので、いつ飲むべきか
迷ってしまって手をつけられない、優柔不断な小男が1匹いるだけです。


今日の内容は、昨日付けの『2007.2.28 火葬パーティー(前編)』の
続きとなります。
犬を公園で火葬したおばちゃんが廃棄物処理法違反で逮捕されましたけど
、僕も昔プチ火葬をしたことがあるので、そのときの思い出をお話します。

遠い昔、今も小さい僕がもっともっと小さかった頃のお話。

その頃の僕は周囲が引くほどのギャングエイジ真っ盛り、好奇心旺盛で
残酷で、誰もが将来YAMAはまともな人間にならないだろうと予測していた
と思われます。(←大正解ッ!)


僕は小さい頃から生き物に興味を持ち、犬とか昔からすごく飼ってみた
かったんですけど、とうとう一度もペットらしいペットを飼うことなく
この歳まで来ているんですよね。
しょうがないので当時はトカゲとかザリガニを捕まえたり、貴重なおこ
づかいでクワガタを買ったりして凌いでおりました。

さらには"インディー・ジョーンズ"に興味を待ったからか、考古学に
対する憧れを変に持っているという子供時代でした。

これらの2つの事象がひょんなことから融合してしまうことがあったん
ですよね。


  考古学 ― 化石 ― 骨格標本 ― 骨 ― 火葬 ― 身近な生物

上の図式で僕の興味のあった2つが結びついてしまったんです。
まぁ、まともな精神の方だったら既にドン引きでしょうけど、そんな
クレイジーな子供時代のことをもう少し書きます。


放課後、上記図式をどうにか実現できないかと考えている幼き日のYAMA
が、クラスメイトの"たっくん"に相談を持ちかけます。

YAMA:「あのさぁ、僕、悩み事があるんだ。生き物から骨を取り出した
 いんだけど、それには燃やさないといけないじゃん。でもウチはマン
 ションだから燃やす場所が無くって困ってるんだよね。」

たっくん:「それは面白そうな話だね。じゃあこのあとウチにおいでよ、
 ウチは広い庭があるし、今日は両親お帰りも遅いから心配せずに燃や
 すことができるよ!」
 
 
いやー、持つべきものは友ですね。あっさりと友人宅を使用しての火葬
OKの返事をいただくことができました。
で、問題は「何」を火葬するかになります。
ここはお任せください。しょっちゅうトカゲとかを捕まえて喜んでいる
YAMAですから、学校帰りに秘密のトカゲスポットでなんなく大物をゲッ
トできましたよ。

早速トカゲを連れて、かなり遠いところから学校に通っているたっくん
の家まで行きます。
既に日が傾き始め、空は不気味な赤色に染まって来ていますけど、その
くらいでちょうどいいや。これからの実験に心躍らせていました。


そう、僕の理想としては、トカゲを燃やす。そうするとトカゲの骨だけ
が残る。それを骨格標本として飾っておいたらカッコいいし、考古学
っぽいんじゃないかと考えたワケですね。

たぶん意識の根底に、ずっと昔にアメリカの博物館で見た、トリケラト
プスとかステゴザウルスの骨格展示があったのだと思う。
あれはマジでカッコよかった。トカゲとて、サイズは小さいと言えども
同じ爬虫類。そこそこの出来を期待していたワケなのです。


さて、火葬をしようにもトカゲは捕まえたばかりでまだピンピンして
います。とりあえず、暴れられたら困るので、ぶん殴って少々ヘコま
せてやりました。
はい、ここは詳細に書くとマジで動物愛護団体に訴えられかねないので
こんな風にさらっと書きました。

でもまだ生きているので、逃げられないようにアルミホイルで包んで
みました。かろうじて「アルミホイルは火の中でも燃えない」という
知識は持っていたので。

そして庭でたっくんと2人で火を起こし、トカゲをアルミホイルごとその
業火の中に放り込んだんですね。

しばらくガサガサッと暴れる音が聞こえ、僕とたっくんのテンションも
はちきれんばかりに上がっていたのだけど、すぐに静かになりました。


たっくん:「そろそろ…かな?」

たっくんが焼き上がりを見定めてくれ、2人で一緒にアルミホイルを開い
てみました。
結果は…。

言うまでもないですよね。アルミホイルに包まれていたのだから、火葬
というより燻製です。なんかシナシナになったミイラみたいなトカゲが
登場しました。ところどころちょっと炭になっていた。

YAMA:「なんでだろう。なんで燃えていないんだろう。」

当時も馬鹿なYAMAは、火の中に投入しても燃えなかったソイツが不思議で
しょうがなくってですね、無理矢理肉を削ぎ落として骨を抽出できないか
と頑張ったりもしたんですけど、相手は小さいトカゲですので困難を極め
るのです。

YAMA:「ダメだ。骨を取り出すことはできないや。このトカゲ、たっくん
 にあげるよ。」
 
ボロボロになったトカゲの焼死体を受け取り、困惑しているたっくんを
尻目に、僕は薄暗くなった中、帰路に着いたんだったな。
帰りの自転車を漕いでいるとき、
「そっか。そういえば焼き芋もアルミホイルで包むけど、中の芋は燃えて
いないよね。あのトカゲは焼き芋みたいになちゃってたのかな?」
とか気付いたりするんですよね。

そんな間違った考古学に憧れていたYAMAの小学生の頃のお話。


「ペットの死体を自分で焼くのはおかしいよ。」と言っている母親に対し、
「うん。そんな大人にならなくて良かったなぁ。」とコッソリ思う僕。


ペットの処分はお金を払ってでも、業者にお任せしましょう。

ペットを飼ったことはないけどね。

今でも火が大好きだけどね(←危なッ!)