2017春夏:足無き葛藤 2017秋僕の目指す道 2017冬:ボロにときめけ 2018春:放浪の季節
2018夏:輝け、夏の思い出 2018秋:冷めない熱気 2018冬:寒空ダイナミズム ご挨拶


 ― 2017冬 : ボロにときめけ ―

長い冬が東北に訪れました。ドライブもオフシーズンです。
基本的に近場のドライブ。だか、この厳しい冬を逆手に取って、あえて冬を感じられるスポットにも訪れてみた。
最近ハマり始めたのは、古い食堂や旅館。日本4周目の廃墟・日本5周目のレトロの流れを汲み、ボロに目覚めた。鄙びた世界、どんどん遠くなる昭和や大正。たまんねー。この世から消えてしまう前に、追いかけねば!

【6-13】 房総半島マニアックス2017    2017年12月30日    走行距離:439km

昨日の23時に石巻から横浜の片田舎の実家に、車で帰還した僕。
その翌日である今日、ピッタリ1年前のドライブである「房総半島マニアックス2016(5-87)」と同じメンバー3名が集まりました。
"FUGA君"と"座間君"。今回もよろしく。
そして今回走るのも、1年前と同様の房総半島です。



今回は内房からのドライブ開始。
大好きな「富津岬」の最初に立ち寄り、東京湾越しに「富士山」をみんなで眺める。
その後、2011年の「内房ドライブ(4-11)」で訪問したことのある「漁師料理かなや」で早めのランチ。海鮮丼うまい。

FUGA君も僕の愛車の"パオ"を運転したり「大房崎」を散策したりした後、昨年のリベンジのあの場所にやってきました。
「岩崎巴人の壁画防空壕」。
詳細は「房総半島マニアックス2016(5-87)」を読んでほしいが、昨年は最終的に「ここかな?」って思えるところまでは行きついたんだけど、ゲートに阻まれて行けなかったんだよね。
今回はその柵の向こうに行く作戦をちゃんと立ててきました。もちろん合法的に。



目星をつけた民家の庭にちょうど人がいたので、"岩崎巴人さん"の絵を見たい旨を伝え、交渉して立入許可をいただきました。
やった。左の写真は、昨年反対側から眺めて「あっちがないかなー?」って考えていたゲートです。僕の推測は正しかった。
壁画防空壕はとても神秘的で最高だった。ゲジゲジで埋め尽くされていたしコウモリもいたけど最高だった。
何よりさ、この3人みんなで1年越しのリベンジが出来たのが嬉しいよね。



「洲崎」を観光し、「萬徳寺」の16mもある涅槃仏を見に行く。
ここはずっと前から興味があったが、今回初訪問なのだ。ちょっとウロウロして、ようやく見つけた。わかりづらかった。
敷地内の坂道を徒歩で登り、参拝料金を払い、なんかサリーっぽい服の女性からあれこれと参拝方法を教えられ、その通りに参拝した。合掌しながら涅槃仏の周りをグルグル。なんだこれ。

次は、「岩崎巴人の壁画防空壕A」だ。もう1つあるのだよ。これもかなり難易度高いところに。
情報は少ないながらも、しっかり下調べをしてきたよ。
入口は、右の写真。左側の登り坂なんだぜ。メチャ狭いしアホみたいな急勾配。日本5周目の愛車の"浜さん"だったら100%無理。パオもパワー不足ですごい音をさせていたけどな。



高台の野原みたいなところにパオを停め、ここからは徒歩。
真っ暗な洞窟内を、懐中電灯で照らしながら進むと、1つ目の壁画が光の中に浮かび上がる。
洞窟を抜けた後、しばらく林の中を捜索。2つ目と3つ目の壁画も発見しました。素晴らしい。



房総半島最南端の「野島崎」に辿り着いた頃には、もう日が大きく傾いていた。
まだ15時ちょい過ぎなのに、日が短いよな。小腹が減ったので、外房に入り少し走った道の駅で食事。

いよいよ空が暗くなる17時過ぎ、「魚見塚展望台」に辿り着いた。
昨年日中に来て3人で絶景に感動したところ。今度はここで残照と夜景を眺めた。
そして最後に、御宿の「月の沙漠」。日が暮れてから来たのは初めてだ。まさに"月の沙漠"。
では、海岸線走行はここまで。房総半島を横断しスタート地点に帰るのです。



「道の駅 あずの里いちはら」→「富津岬」→「漁師料理かなや」→「大房崎」→「岩崎巴人の壁画防空壕(西岬)」→「洲崎」→「萬徳寺の涅槃仏」→「岩崎巴人の壁画防空壕(布良)」→「野島崎」→「道の駅 ちくら潮風王国」→「魚見塚展望台」→「月の沙漠」→「道の駅 あずの里いちはら」


【6-14】 東北日本海・雪国旅情    2018年1月5-7日    走行距離:1133km

昨日、年末年始に帰省していた横浜から石巻の自宅へと車を走らせて戻って来たばかりの僕。
だが、その翌日の夜には再び旅立ちます。
行先は、まずは青森。極寒の津軽と、秋田の日本海側を走ろうと思うのです。吹雪上等。この季節じゃないと見れない何かがあるはずさ。

前夜発で、盛岡で3時間ほど仮眠をした後、まだ真っ暗な青森へとやってきました。
すごい雪だね…。



下北半島旅行2017(6-5)」で、下北半島を一周走った。
なので今回はその続きの海岸線を、野辺地から走ろうと思います。まだ薄暗い早朝の雪の中、「野辺地の常夜灯」を見る。
「夏泊崎」を周り、「浅虫温泉」の「鶴亀屋食堂」にやってきました。マグロを山盛りにした丼で有名なところね。
9時の開店と同時にそのマグロ丼を食べようと待機していたのだが、「今日はこれから初セリで。マグロは10:30くらいから」と言われてガックリ。まぁいいや。魚てんぷら定食だ。

その後、津軽半島を駆け上がり、津軽最北端の「龍飛崎」付近のの食堂に入る。
すごい昭和テイストで薄暗く、この時期なのでお客さんも1人だけ。
店のおばちゃん無愛想で、「あーん?誰か来たかー?どうしたーー??」から始まり、ランチを食べたい、海鮮とか無いかを質問したら、「そんなもんないよー。売り切れー。マグロくらいだー。」って言ってた。実際はほとんど津軽弁で聞き取れないんだけど。
マグロも海鮮だよ。ってことで、マグロのリベンジ成功。



「龍飛崎」を観光し、途中で少し昼寝をし、津軽半島西海岸を南下。五所川原に向かいます。
この五所川原には、バスラーメンがあるんだよね。ボロボロのバスがやってきて、食堂風に改造してあるその車内でラーメン食べれるスタイル。旅情を感じるじゃないの。今回の度にピッタリだ。
18時にやって来るそうなので雪の中で待っていたんだけど、来なかった。
後日調べると、昨年でもう閉業したらしい。なんてこった。40年も続けていて、僕の行く前年にクローズするなんて。

悔し紛れに「木造駅」のデッカい土偶を眺めてから、さっき予約をした鰺ヶ沢の宿に向かう。
何軒か調べた中で、もっともレトロな風貌な宿にしたのだ。



やってきた旅館、いいテイスト。ワクワクするぜ。
バスラーメンを食べ損ねたので、どっかに食べに来る出そうとすると、女将さんが「だったら作ってあげる。正月料理の残りだけど、蕎麦とか作れるから。」って引き留められた。
なのでとりあえず近所のスーパーにビールだけ買い出しに。

部屋に運ばれてきたのは、アツアツのお蕎麦にオニギリ・塩辛。いいじゃないか。ビールが進む。
鄙びた部屋で、雪の中1人晩酌。最高だな、おい。


翌朝は8時ごろに朝ご飯を出してくれた。量が多い。おかずも多いがご飯が多い。おひつに3合くらい。食えるか。
ご飯をお茶わん1杯にしても、おかずが多すぎてなかなか食べきれず、1時間くらいダラダラ食ってた。
そんで9時ごろにチェックアウト。軽く吹雪だー。



まずはブサカワ犬で有名な"わさお"に会い、「北金ヶ沢のイチョウ」を見たり、「千畳敷」を見たり、「行合崎」を訪問したり。とんでもなく風が強くて寒いよ。

細かい観光地を繋ぎながら、秋田県に入る。
「鹿の浦展望所」は到着時晴れていたのに5分後には吹雪となってまいった。「道の駅 みねはま」では、あられが降ってきて車体を叩く。ここで、ランチのためのお店を検索。すんごいトコ、見つけた。
店名すら掲示していない、古めかしい小さな食堂。勇気を出して入ると、中に広がる昭和レトロ。
おばあちゃんの作ってくれた、"あぶたま丼"っていう、油揚げを玉子とじにした丼を食べる。天気はイマイチだし寒いけど、人も食べ物も温かい。夏とは違った魅力を感じる。



「風の松原」をチラッと見たり、いつもの「ドラゴンタワー」を見上げたり。
そして「八郎潟」に入って日本一低い山の1つである「大潟富士」を見に行く。雪化粧で真っ白だったよ。このバージョンは初めて見た。とりあえず雪山登山。5秒あれば標高0mの山頂に立つことができます。

夕暮れの「道の駅 あきた港」にやってきました。ギリギリ16時台。
実はここは「佐原商店」っていうお店の前に長年置かれていたレトロ自販機を数ヶ月前に譲り受けていてね、夏の「
秋田ドライブ2017(6-4)」のときにもアプローチしようとしたんだけど、既に建物の営業時間が終わっていて諦めざるを得なかったんだ。
17時までだそうなので、今回はこれに間に合うようにやってきた。
レトロ麺類自販機で、念願の夕食。

そのあとは、敷地内の「秋田ポートタワーセリオン」の無料の展望室に上がる。
雪に覆われた夜景を眺める。
それから数q離れた温泉に入り、再び戻ってきて車中泊。死ぬほど寒いぜ。




最終日です。まずは近所の町中にある、レトロハンバーガー自販機を探し出して朝ご飯。
近くのパン屋さんがパンを焼いているそうで、独特のもちもち感でうまい。

さらに「秋田県立スケート場」にもレトロハンバーガー自販機があるので訪問。冬しかこの施設はやっていないので、この機会を狙っていた。会場と同時に、近所の子供たちやカップルと一緒に入るのは少し恥ずかしい。こっちはスケートする気もないし。係員さんに「レトロ自販機目当てに来たんだけど、中に入れますか?」って聞いて、特別に入れてもらってハンバーガー購入。

秋田の海沿いを南下し、「鳥海山」の麓では「奈曽の白滝」を見る。山形県との県境で「十六羅漢」を見ながら凍える。
酒田では「日和山公園」を観光する。
ちょっとレトロな"ギャラリー喫茶"でランチするが、喫茶スペースの雰囲気が良すぎてギャラリーを見忘れる。

そして、「加茂水族館」の裏の「荒崎灯台」で天使の階段を眺めました。
これで「6th Stage」の海岸線、「
新潟・群馬旅行2017(6-10)」と繋がったぞ。
そんな、気ままな厳冬1人旅。



山形県の内陸部を一般道で走りながら石巻の自宅を目指します。
途中の「道の駅 とざわ」の豪雪はすごかったな。まだ17時過ぎなのに、誰もいないし真っ暗で深夜のようだ。

そして、21時過ぎに自宅に帰還!
全編寒いけど、新しい感覚のドライブで楽しかった!!



「浜町の常夜燈」→「椿山海岸」→「夏泊崎」→「鶴亀屋食堂」→「トップマスト」→「<道の駅 平舘」→「平舘灯台」→「だるま滝」→「袰月海雲洞」→「鋳釜崎」→「階段国道399号」→「津軽海峡亭」→「龍飛崎」→「道の駅 いまべつ」→「芦野公園」→「五所川原駅」→「木造駅」→「鰺ヶ沢駅」→「尾野旅館」
「きくや商店」→「北金ヶ沢のイチョウ」→「千畳敷」→「道の駅 ふかうら」→「行合崎」→「猿神鼻岩洞門」→「みちのく温泉の大水車」→「国道101号 風合瀬ゆとりの駐車帯」→「象岩」→「福寿草展望台」→「須郷岬」→「道の駅 はちもり」→「チゴキ岬」→「鹿の浦展望所」→「道の駅 みねはま」→「大〆食堂」→「風の松原」→「ドラゴンタワー」→「道の駅 おおがた」→「大潟富士」→「道の駅 あきた港」→「秋田ポートタワーセリオン」→「天然温泉 こまち」→「新鮮魚の食堂 すごえもん・イルミネーション」→「道の駅 あきた港」
「土崎 BIGバーガー自動販売機」→「秋田県立スケート場」→「日本ロケット発祥の地」→「道の駅 岩城」→「道の駅 にしめ」→「奈曽の白滝」→「三崎」→「十六羅漢」→「旧青山本邸」→「日和山公園」→「ヴィヨン」→「荒崎灯台」→「白糸の滝ドライブイン」→「白糸の滝」→「道の駅 とざわ」→「鳴子温泉 みなさまの駐車場」→「あ・ら・伊達な道の駅」



【6-15】 追分温泉旅行    2018年1月27-28日    走行距離:93km

さて、今回は小さな小さな旅行に行きます。
ほぼ1年前の厳冬期のドライブ「南三陸ドライブ2017・冬(5-91)」のとき、石巻市の外れの方の山間部を走り、「追分温泉」というレトロな温泉を発見した。
そして、当時のレポートにも『梅雨の時期で気持ちのいいドライブができない時期とか、冬の寒い時期にちょっとだけ気分転換したいときの候補として抑えておこう思う』って書いていた。
今回は、それだ。今こそ行くときだ。

僕が石巻に来て以来の連続の雪で、一面が銀世界となりました。
しかし今日は快晴。最低気温はマイナス8℃だけどね。
でもこれ、温泉を楽しめる最高のじゃないですか。雪見風呂ができるじゃないですか。



14時前くらいに自宅を出発し、ゆっくりと石巻市内を北上します。
途中の「道の駅 上品の郷」では2ヶ月ほど前から"おでんバーガー"というのを売り出していて、石巻市内の新名物を狙っているのだそうだ。オヤツとして食べてみた。思ったよりうまかった。

それから雪原を走り、山間部の擦れ違いギリギリな狭路を雪に負けずにグイグイ登り、「追分温泉」に到着です。
一面の雪。噴水は1年前よりもガッチガチに凍っています。オーナーの趣味で集めているというクラシックカーやオート三輪も雪を被っています。
でも木造の学校校舎みたいな温泉宿、たまらんねぇー!



こたつのある素朴な部屋でまずはお茶を飲み、そして敷地内のレトロカー展示を見て回ったり、お土産物コーナーを覗く。
そして温泉。身も心も温まる。窓の向こうの雪景色が最高だ。

夕食は部屋食です。部屋が狭いけど品数が多いので、布団を畳んだ状態にしておき、お膳1人2つを並べてギリギリ。
夕食は牡蠣が出たり、刺身セット・クジラなど三陸の海の幸が中心。ワカメのシャブシャブは感動的なうまさだった。天ぷらや炊き込みご飯も後半登場し、もうお腹いっぱい。
これで一番安いコースで、6000円行くか行かないかくらい。すごい贅沢。この夕食だけでそのくらい取られてもおかしくないのに。いや、東京なら確実にそのくらい行くな。

食後に最後お風呂に行き、真っ暗な雪景色を眺める。
山間部の一軒宿なので、周囲は全く何もない。石巻の秘境中の秘境だな。




翌朝は朝風呂後、大広間で食事。サンマの塩焼きやホタテの味噌汁など、やはり魚介中心です。
TV見てゴロゴロした後、10時過ぎに出発しました。このまま帰宅しようとしたら11時には自宅なんだけど、それは面白くないので山を反対側に下り、登米市に行きます。

登米の「警察資料館」っていう古い警察署をリニューアルした全国唯一の資料館があるので、そこに行こうかと。
9:00開館で、僕らは10:30すぎに到着したんだけど、なぜか閉館。どうやら近所で防災訓練があってみんな出掛けていて、11時からの開館だそうだ。
近くのコンビニでホットココアを飲んで暖まり、再アプローチ。



レトロな建物です。明治中期に建造されて1968年まで警察署として使用されちたのだそうだ。
好きです、こういうの。ただ、内部は暖房がほぼゼロで死ぬほど寒かったです。昔の牢獄とか見学した。
古いパトカーは乗り込んで、パトランプを光らせたりサイレンを鳴らしたりできました。警官帽子を被って白バイにも乗ったよ。



「旧登米高等尋常小学校」は、今は「教育資料館」となっているらしい。圧巻の木造建築。内部は今回は入らないけど。
併設施設は物産館となっていて、いろいろ物色した。

ランチは登米市内のオシャレなカフェで、ポークカレーやミートボールのクリーム煮などを食べた。うまい。
そして、14:00前には石巻の中心地に戻ってきました。
ついでに今週の食料の買い出しだ。



買い出しが終わり、日暮れに早めの夕食。
以前より気になっていた、石巻市内にある「ドライブイン 杉幸」。田んぼに囲まれたエリアにあるが、注意しないと通り過ぎてしまうような死角で、仄暗い雰囲気のお店。ネットでもほとんど情報が出てこない。ずっと気になっていたのだ。

うん、期待通りの鄙びたドライブイン。お客さんも他にはいない。
レバニラ定食を食べた。なかなかおいしかった。
全編レトロな旅、短かったが大満足だ。



「道の駅 上品の郷」→「追分温泉」→「警察資料館」→「旧登米高等尋常小学校」→「とよま観光物産センター」→「CAFE GATI」→「ドライブイン 杉幸」


【6-16】 石巻→千葉ドライブ    2018年2月12日    走行距離:605km

このドライブは、僕が石巻から1日ちょっとをかけて千葉の「東京ディズニーシー」まで完全一般道で向かうドライブです。
遠回りして房総半島にも足を踏み込んでいるけど、上記の走行距離は「東京ディズニーシー」までとしています。
夢と魔法の国へ、厳冬期にオンボロカーの車中泊で1人、凍えながら向かうぞ!



前夜発で石巻を出発し、真っ暗な中「松島」を見下ろす展望台で「何も見えない…」とかボヤき、福島県の相馬市で車中泊。
翌朝は少し遅めの8時に起床し、まずは「百尺観音」を見ました。
個人の人が3代に渡って掘り続けているけど、未だに上半身だけの仏像。震災直後の「南相馬・リバイバル(1-13)」以来の久々の訪問です。地震のとき崩れた左手は、そのままのようだ。

震災前に感動した「松川浦」も、まだ通行止め。崩れた岩が浅瀬に浮かんでいる。
では、南相馬の「原町無線塔」を見つつ、震災から7年経つ現在も帰宅困難地域である「第一原発」エリアに入ります。



帰宅困難地域の国道6号は、ただゴーストタウンの中をまっすぐ進むのみ。
道の両脇は小さな路地まで全てを封鎖されているので、脇道に反れることはできないし、営業している施設も駐車できるようなスポットも無いので、ただただ走る。
ま、放射能の影響あるから二輪車とかもダメだもんね。四輪だってグダグダしていることはできない。
ちなみに、看板に寄れば牛と衝突の危険すらあるらしいし。…牛??



「天神岬」を散策し、やってきたのはいわき市。ここでどうしてもリベンジしておきたいスポットがある。
いわきマニアックス(5-77)」内で何度か記載した「ブルボン」というヘンテコな喫茶店。現在は月に2・3回、短時間のみ営業している。それが今日なのだ。週末に営業していてラッキーだし、ちょうど僕がいわきを通過する日でダブルラッキーだし。

ワクワクしながら他のお客さんち開店の12時を待つんだけど、時間になっても誰も来なくって。
しばらくしたら建物の管理人さんが気付いて、お店のオーナーさんに電話。オーナーさんが「ヤベッ!忘れてた!」と行ったかどうかは知らんけど、しばらくして慌てて駆けつけ、お店をOPENさせた。

駐車場の時点でもう変な芸術品で溢れている喫茶店。テーブルの周りも顔だらけで落ち着かない。
前回僕がアプローチする半年前までオーナーであった90代のおじいちゃんがコツコツ作ったものだ。
それらを眺めながらボロネーゼ食べた。感無量。



「塩屋崎」の灯台に登り、海岸に立つ"美空ひばり"の石像に再会の挨拶。
「三崎公園」で「いわきマリンタワー」を見ながら園内散策。
「勿来の関」を少し見て、福島県から茨城県に入る。
ちょっとマイナーな「鵜の岬」も訪問し、「潮騒デッキ」から潮騒ではなく木々のざわめきを聞いた。

このじてんでもう15:30を回っている。この時期はまだまだ日が短いので、もう夕方の雰囲気。
ヤバいな。房総半島の半分くらいまでを今日のうちに観光できればと思っていた。せめて「犬吠埼」で夕日を見るくらいまでは走りたかった。だが、あと2時間で真っ暗じゃないか。何もかもが間に合わないぞ。



ひたすら海岸沿いを走り、「大洗磯前神社」の「神磯の鳥居」に辿り着いたのは、17:00ちょうどくらい。
そろそろ周囲も薄暗くなる時間だ。とりあえず、何度も通って思い入れもある、この大洗海岸を歩いた。

そのあとはにわか雨が降ったり、「鹿島サッカースタジアム」を遠望したり。
19:00過ぎに茨城県と千葉県の境界である「犬吠埼」エリアにやってきました。
ボロ食堂で有名な「犬若食堂」に行ってみたけど、既に閉店でした。場合によっては18時くらいまでやっていると聞いていたが、やっぱこの時間は無理だったか…。
※「犬若食堂」は2018年いっぱいで閉店しました。残念です…。

そして、凍えながら「犬吠埼」で灯台を眺めました。いよいよ千葉県ね。
房総半島を南下し、途中で海鮮食堂で夕食を食べ、店を出たら雨がザーザー降り。
とりあえず「
房総半島マニアックス2017(6-13)」で海際を離れた地点までを走った。これで「6th Stage」の海岸線がまた繋がった。あのとき、解散後に"FUGA君"たちが立ち寄ったであろう入浴施設でお風呂に入り、24時頃に「道の駅 あずの里いちはら」に到着。じゃ、ここで寝よう。




翌朝は6時に起床。暖かいぜ!今日は快晴になるらしいぜ!ディズニー日和!!
湾岸を走って真っすぐに「東京ディズニーシー」に向かう。

「東京ディズニーシー」、日中は上着がいらないような陽気で、関東の暖かさを噛みしめたわ。
そして、久々に遊んで楽しかったわ。
じゃ、このついでに横浜の実家に帰ろう!



「鹿妻駅」→「松島・双観山」→「道の駅 そうま」→「百尺観音」→「松川浦」→「道の駅 南相馬」→「原町無線塔」→「天神岬」→「道の駅 よつくら港」→「ブルボン」→「塩屋崎」→「三崎公園」→「勿来の関公園」→「鵜の岬」→「浜の宮広場」→「望洋台一里塚ロードパーク」→「大洗磯前神社」→「鹿島サッカースタジアム」→「犬若食堂」→「犬吠埼」→「刑部岬」→「丸仙」→「道の駅 オライはすぬま」→「市原天然温泉 江戸遊」→「道の駅 あずの里いちはら」→「東京ディズニーシー」


【6-17】 横向温泉・中の湯旅館攻略    2018年3月10-11日    走行距離:367km

このエピソードは暦的には春だけど、気候もスタンスも冬な旅行だし、あとは「冬編と春編のページバランス」というメタ的な事情もあってこちらで紹介します。


東北を代表するというボロ宿に泊まることにした。
福島の山奥にポツンとある、自炊オンリーの湯治宿。
電話予約時、「ここに来たことありますか?」、「ここがどんな宿か知っているんですか?」の連続攻撃。行ったことはないが、それなりに知識はある。
いぶかしげに「本当に大丈夫ですか?何もないですよ。ご飯も飲み物も無いですよ。」とのこと。オールOKです。こっちは全てを持ち込む覚悟がある。耐性もあるしノウハウもある。



天気のいい朝。ゆっくりと石巻を出発し、福島に向かう。
序盤は高速道路を使ったけど、仙台を過ぎたあたりからは一般道で福島県へ。
ちょっと気になっていた福島市内のレストランが臨時休業っぽくってランチできなかったので、SL見てから1年半ぶりに「岳温泉」に行き、そこでソースかつ丼が名物のレトロな食堂に入ってランチです。

ついでに温泉街も歩いた。母親をゲストとした「岳温泉旅行(5-84)」での思い出の地。相変わらず閑散としていたけど。



吾妻連峰の中に突撃。どんどん標高が上がります。
「土湯温泉」の先の長大なトンネルを抜けたところで気候が変わり、快晴から一転して粉雪の舞う銀世界になった。
ちょっと不安になるような雪道の狭路を進んだところに、目指す湯治宿があります。ワクワクするぜ。



1.5mくらいのドカ雪に囲まれた古めかしい宿。宿の前には雪は無いけど、これはホースから垂れ流される水で無理矢理溶かしているだけだからね。メッチャ寒いよ。
外観がちょっと歪んでいる。中を案内されたら、廊下はもっと歪んでいる。
部屋はさらに歪んでいて、1cm以上窓が閉まらない。

でも余裕っす。
栃木の「喜楽旅館」ほど外見のインパクトはないし、波照間島の「たましろ」よりも全然清潔だし。青森の「とびない旅館」みたいに変なオーナーでもないし、礼文島の「桃岩荘」のようにクレイジーな文化もないしね。



とりあえず、お湯は極上だというので温泉に入る。ぬるめでいいお湯。シャワー・シャンプー・石鹸類は何もないが。
そんで暗くなるまでゴロゴロ読書とテレビし、そしておもむろに料理。
食材も調味料も、ラップみたいな消耗品も全部持参だよ。食器と調理器具以外は無いから。

チキンのハーブ焼きとウインナーを夕食とした。ちょっとこの部屋ではテイスト合わなかったかな?
次にこういう機会があるのなら、もっと渋い鍋とかにしよう。
1人、ボロい部屋でこたつに入りながら、作った料理を食べてビールを飲む。なんて平和で静かで幸せな夜なんだ。




翌朝もすんごい寒い。
「窓ガラスに綺麗な彫刻がほどこされているんだな」って思ってよく見ると、強風でこびりついた霜や氷だったしさ。
暦上は春なんだけどね。

温泉入って温まる。ちなみにここ、男湯の脱衣場を通過した先に女湯の脱衣場があるという変な造り。
そして、男湯のみにある36度の冷泉が人気だそうで、女性も男湯に入ってくるケースがあるという、ワケわからん造り。
今朝も女性1人いたけど、まぁ僕はあんまり気にしないし。

そして朝食の準備。さすがにトースターないよな。網でパンを焼く。
今日は快晴なのだ。素晴らしい朝。10時のチェックアウトギリギリまで部屋でノンビリと過ごしました。



一般道でダラダラ福島から北上し、白石市で少し観光してから名物の白石温麺食って帰宅。
いい週末だった。




「道の駅 国見」→「ふしぎのくにのアリス」→「福島市児童公園」→「道の駅 安達」→「岳温泉」→「成駒食堂」→「道の駅 つちゆ」→「横向温泉 中の湯旅館」→「額取展望台」→「馬牛沼」→「白石城」→「元祖白石うーめん処なかじま」




2017春夏:足無き葛藤 2017秋僕の目指す道 2017冬:ボロにときめけ 2018春:放浪の季節
2018夏:輝け、夏の思い出 2018秋:冷めない熱気 2018冬:寒空ダイナミズム ご挨拶