約束の地・横浜へ

始まりの地、そして終わりの地
日本5周目・93回目のドライブ
実行日:2017.4.20-24
実行人数:1名+1名
走行距離:1062m
僕は目指す、宮城県石巻から故郷横浜を。これまでの人生でお世話になった、90人以上の仲間たちに再び会うために。
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4/20 宮城 4/21 福島・埼玉 4/22〜24 エピローグ 


※このエピソードは観光中心ではありません。
  あくまでYAMAのドライブ史の1ページとしての"走行記録"としてご覧ください。


4.20


                     
桜の中を出発

5日ほど前に石巻の桜は満開に。
だが、その後の嵐でやや散り気味となった本日…。


日本5周目もいよいよクライマックスです。
次回、GWの5連休くらいが最終走行です。
いや、"走行"するかどうかはまだわからんけどね。今のところの行先の候補は北海道・青ヶ島・対馬・長野って感じ。
青ヶ島や対馬だったら愛車と一緒には行けないしなー…。ま、そこいらは後日考えるとして。



                  
まずは石巻駅での所要                           駅前の様子

実はね、ほんの1週間前まではまだ日本5周目を終わらせるかどうかも悩んでいた。
前提として、僕は日本1周終わるごとに車を変える。つまり、日本5周目が終わったら愛車の"浜さん"とお別れ。
でも、1月末にオーダーした車がまだ納車できる見込みが立っていないみたいなんだもん。
浜さん手放しちゃったら、通勤とか買い物とかどうするよ。石巻の田園地帯の我が家では、車が無いと何もできないぜ。

なので、下記のいずれにするか、本気で悩んでいた。

 @ 日本5周目をもう少し続ける
 A GWで日本5周目を終え、沖縄とか飛行機を使う離島編の短期開催
 B GWで日本5周目を終え、レンタカーで「6th Stage」スタート
 C GWで日本5周目を終え、本命の車が来るまでの短期間、別の車を購入して「6th Stage」スタート

でも、今の段階では「C」にしようかなって思っているよ。2週間後に迫っている、GWが浜さんと過ごす最後だよ。
もう業者にも引き取りのオーダーをしちゃったし。



               
 石ノ森章太郎キャラクターたち                   対面のビルからの駅前広場


しかし、本来であればGWに合わせて新しい車を納車予定だった。
GWが「6th Stage」の第1回。つまり、今日から始まるドライブが、日本5周目の本来のファイナル・ラン。
北海道旅2016(5-78)」を走ったときから、そう決めていた。
北海道旅2016(5-78)」で日本5周目の海岸線の走行完了。
それに合わせて日本5周目を終わらすことも可能。でも、もうちょっとだけ日本5周目を浜さんと走りたい。
では、いつまで?「それは、この走行まで。」って。

現実には、日本5周目はこの走行では終わらず、GWにもう1回走れることとなるでしょう。
でも、本来終わらせたかったのは、ここ。
そんな目線で読んでほしい。
メタ的な発言だが、だからこそ僕もこのエピソードを次の「信州放浪2017(5-94)」より後に執筆する。


      
 さぁ、故郷に行こう。浜さん。


今回の僕のミッションは、故郷横浜に浜さんと共に向かうということ。
明日の夕方くらいまでに「横浜みなとみらい」に到着していればOK。
とりあえずしばらくは一般道を走ろうと思うんだ。浜さんの走行をしっかりと感じるため。残りわずかとなった日々を、記録と記憶に残せるようにするため。

午後、僕は石巻の町を出発する。
国道45号で仙台市の中心を霞め、国道286号に乗り換えてさらに南へと走る。
間もなくこの国道沿いに登場するのが「三神峯公園」です。


<三神峯公園>


       
桜の時期も終盤                 老齢の桜                 市街地を見下ろす

宮城県の桜の名所の1つらしいね。僕はあんまりここの情報知らなかったけど。
公園への入口の車道が結構わかりづらかったし、狭かった。でも、駐車場自体は結構空きがある。
もう桜の時期も終盤だし、そして木曜日っていうハンパな曜日だってことがあるのだろう。ちょっと公園の中を歩いてみる。

芝生で整備された園内では、数10人がお花見をしていた。
もう結構葉桜が目立っているので、まだ残っている桜の木の下に寄り添うようにして。
なんかこの2・3時間で青空が隠れて来てしまっているけど、それでも桜は綺麗だな。


                   
 遊歩道沿いの枝垂れ桜                     枝垂れ桜はまだ満開

今年の桜をまともに見るのは、実はこれが初めて。
忙しくってバッタバタでね。家の近所の桜を、ここ数日出勤時に車窓から眺めたくらい。
本当は春のこの時期、大好きなのに。日本列島の桜前線を追いかけたいのに。
まぁこのドタバタも今週末でひとまず決着がつくので、GWで羽を伸ばそうと思っているんだけどね。冒頭で書いた通り、GWにどこに行くかはまだ未定なんだけど、北海道や長野であれば、もう1回だけ桜を見れるチャンスがあるだろう。

…っていう背景から、桜をこうして歩きながら見れるだけどもすごく嬉しんだ。
裏手の方に行くと、まだ枝垂れ桜は満開だったし。これはすごい綺麗。嬉しい限り。


                    
静かな平日の丘

この公園について、散歩しながら調べてみた。
縄文時代に集落のあった40mほどの高さの丘。だから古墳もあったりするし、遺跡として発掘調査が頻繁に行われていたりするスポットなのだそうだ。
そして、仙台市では一番多くの桜が植えられている公園とのこと。
丘の端まで歩くと、仙台長町の市街地を見下ろすことができた。


このあとは、仙台市内はかなりの渋滞でした。
とりあえず仙台太白区に向かい、そこのマクドナルドで遅めのランチのためのテイクアウト。

 
マクドナルドでランチ


国道4号に乗ってさらに南下し、岩沼市を経由して柴田町に入りました。もうそれなりに夕方の時間。
国道4号は「白石川」の流れに沿って東に進路を変える。

ゆっくりとその道を走っていると、船岡エリアで川沿い一面に連なる見事な桜並木が目に入る。この時期だからここもやはりほとんど花は散ってしまっているんだけど、それでもその壮大な景観に思わず見とれる。
ちょうど河川敷に降りれる狭い道があるぞ。
僕は土手を降り、その下にある駐車場に浜さんを停めました。


<白石川堤一目千本桜>
停車した後カーナビなどで場所を確認し、ここが桜の名所として名高い白石川堤一目千本桜であることを知りました。
そういや同僚が以前、ここがオススメだって言ってたっけか。
1200本の桜が河川敷に立ち並び、そのバックに「蔵王山」が聳える風光明媚なスポットなのだとか。


                             
土手の駐車場

車も人もほぼゼロで、周囲はとても静か。桜も8割がたは散ってしまっている。
ここまで来ると宮城県も最南部に当たるから、やや気候が暖かいせいかな?さっきまでは肌寒くてセーターの上に上着も来ていたけど、ここでは夕方にも関わらず上着不要だしな。
しばらく土手で桜を眺め、そして読書をする。

そういえば、ここの前方に見えている山が「船岡城址公園」だよね。そこも桜で有名だよね。何度か車で通ったときに、山頂の観音とか見えていたよね?
存在はずーっと前から知っているが、一度もアプローチしたことの無いスポット。
じゃあこの後行ってみますかね?


       
 白石川を眺める                               桜の木の下で


「白石川堤一目千本桜」から「船岡城址公園」へは、直線距離で1kmほど。
標識に導かれるまま、城址公園への丘に続く道を登って行きます。
もともと「船岡城」だったこの丘の標高は136m。中腹くらいまでは車で登れるみたいだね。

まだ桜祭りの期間中のようで、まつりの燈篭も設置されています。でも、祭りは今週末で終了のようだ。
わりとガラガラの駐車場にノビノビと駐車できました。


                    
 桜祭りの終盤


<船岡城址公園>

1300本もの、数種類の桜が植えられていて、満開時には山一面が桜で包まれる有名スポットです。
この時期は、もう枝垂れ桜以外はほぼ終わっているような感じだけどもね、でもまだかろうじて桜の季節の余韻を楽しめる。ゆっくりと散歩してみようか。

目指すは、丘の頂上にある観音像。ここから10数分の距離みたい。じゃ、登って行くぞ。
少しずつ夕暮れに近付く遊歩道を歩きます。周囲は閑散としています。シーズンの終わりをヒシヒシと感じる。


                     
枝垂れ桜が残る                          スロープカー

丘にはスロープカーが走っています。
頂上へは結構な急坂なので、それをラクラク繋いでくれる便利な乗り物。有料なので僕は乗らないけど。満開の時期であれば、桜の中を進むような絵となる、このスロープカー。船岡城址公園のイメージ画像等には必ず出てくるヤツだね。

遊歩道には、大量の桜の花びら。ピンクの絨毯。
途中には運動器具などが設置されていて、興味本位でいくつかチャレンジしてみたりする。


                   
桜の花びらの遊歩道

そして頂上の「船岡平和観音」前までやってきました。なかなかいい運動になった。
この観音が、船岡城址のシンボル。高さは台座を含めて24mあるそうです。
船岡出身の人が、私財を投じて作り上げたのだそうで。すごいね。建設までのあれやこれやのストーリーがあるのだが、それはここでは割愛しますけど。

2011年の東日本大震災前は、胎内に入ってさらに上から眼下の眺望を楽しめたそうですが、地震の影響で今はこうして眺めることしかできないんだとか。
まぁ僕は胎内に入る系の人間ではないので、特に残念ではないです。見上げられればそれでいい。


                          
船岡平和観音

観音前からの眺めは圧巻。"みやぎ蔵王三十六景"にも数えられるそうです。
まずはズームした写真を見ていただこう。
この丘を囲むように流れる「白石川」と、さっき河川敷で眺めた「白石川堤一目千本桜」が川沿いにずっと続いている様子がよくわかります。川に架かる橋が絵になるよね。

そして、なぜだかこれだけ離れたところから見ると、まだ充分に桜の花が残っているようにも見えます。実際はかなり散ってしまっていたのに。なので謎のお得感。
うんとズームすると、川面に映り込む桜も撮影できたよ。


                             
桜並木遠景

少し視点をずらして足元を見れば、山肌に残る色とりどりの桜の花。
日本3周目を走っていた2010年の春に訪問した福島県内の「花見山」でも、こんな感じのカラフルな桜が寄せ植えにされていたよな、確か。

さらに、そのはるか遠くに広がる雪山は、蔵王の山々だよね。
もう時間がビミョーだけど、これが快晴の朝だったらすさまじいロケーションだよな。
肌寒くなる中、ただただ景色を眺めていました。


                          
桜並木と蔵王山

では、夕暮れも近付いてきたので丘を下ろうか。寒くなってきたしなー…。

車内でツーリングマップルを開き、このあとどうしようかとゆっくり考える。
もう日も暮れるので、どこかに立ち寄るのはもうやめよう。夕食の時間だけども、ランチが遅かったので全然お腹は減っていない。コンビニだとかで適当に購入したもので済ませようか。
お風呂も出発前に入っているので不要。
なので、このあと必要なのは車中泊スペースのみだ。

ルートは、このまま国道4号を真っすぐ南下だ。
福島市の南にある、「道の駅 安達」まで行こう。そこまではまともな車中泊スポット無さそうだし。

 
暗がりの中を出発


出発から30分ほどで、東北自動車道の白石ICの横を通過。
さらに2・30分で、宮城県から福島県の県境を越える。そこを少し下った国見の町には、国道4号沿いに「道の駅 国見」っていうのがあと2週間後くらいにできる予定なのだ。
もし現時点で開設しているのであれば車中泊にうってつけの場所なのだが、残念ながらまだ準備中。
なので引き続き国道4号で福島県内を縦断します。

ただ淡々と国道を走るのみ。ちょっと行程、ゆっくりしすぎたかなー?

 
もうすぐ福島県


<道の駅 安達>

福島県に入って1時間ほどで、目指す道の駅に到着。
ここは、日本3周目の同じような桜の時期、車中泊をしたスポットです。当時は桜と雪原を同時に見てたっけね。
この道の駅は高速道路のSAのような造りで、駐車場もだだっ広いし設備も充実していて利便性が高いのだ。「国道4号沿いで車中泊するならここだよね!」って思ってやってきた。

まずは道の駅の敷地内を少し散策。記憶だと、ここも桜が咲いていたので。
裏手の芝生エリアに行くと、まだ桜がしっかりと咲いていた。しかもライトアップされている。綺麗だー。感動。


                  
SAのような道の駅                             夜桜鑑賞

あと、国道を挟んだ反対側に、巨大な桜の木があったはずだよね?テクテク歩いてみる。

国道の手前で、その桜が全貌を現しました。名前は「万燈桜」っていうらしい。7年前の日本3周目ではこの名前までは把握できていなかったけど、写真紹介はしたよね。
樹齢270年のエドヒガンザクラなんだってさ。高さは30mもあるらしい。圧巻。

 
万燈桜

そのあと、道の駅併設のコンビニに入る。そんで、カップ麺を1つ買う。
お酒は飲まないよ。明日は朝早いと思うし、そして万が一にも事故ってはいけない旅路だから。些細なトラブルも許されないから。リスクは最小限に抑制します。

この道の駅は"智恵子の里"っていう副題が付いている。"高村光太郎"の妻である"智恵子"の出身地がここ二本松だしね。"ほんとの空"がある、安達太良の地がここよ。
道の駅の施設内の休憩スペースに入ると、その智恵子さんデザインの巨大な凧がドデーンと飾られている。
見つめられていてちょっと怖いけど、ここで夕食にするわ。


        
智恵子さん                          休憩スペースでカップ麺

1人ポツンとこうやって夕食を食べるのも、旅の醍醐味よ。

思えば、車中泊をするのは1月の「栃木マニアックス2017(5-90)」以来の3ヶ月ぶりだ。
久々だよな。やっぱ車中泊は自由で楽しいよな。
もうすぐ愛車の浜さんとの物語は終わるけど、今後もこうやってフラフラ旅をできるといいよな。

浜さんを車中泊スタイルにし、寝ます。
明日は晴れるといいなー。




4/20 宮城 4/21 福島・埼玉 4/22〜24 エピローグ

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