2017年 年越しイベント

初日の出は洋上で
日本5周目・88回目のドライブ
実行日:2016.12.31-2017.1.1
実行人数2名
走行距離:108km
2017年がやってくる!今年は「みなとみらい」でカウントダウンをし、東京湾のフェリーから初日の出!
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2016.12.31

17:42 横浜出発

2016年の最後の日。横浜の片田舎の実家に帰省している僕は、愛車の"浜さん"に乗り込んで夜の町に繰り出しました。

今日は毎年恒例、カウントダウン&初日の出ドライブに行きます。
年々体力が衰えているのでもしかしたら今回が最後になるかもしれないけど、せっかく横浜の実家に愛車と共に帰郷しているし、今のうちに愛車との思い出をたくさん作っておきたいし。

 
今年最後の走行

18:09、横浜の某所で今回のドライブの同行者と合流。

そんでどこに行くのかといったら、そりゃ「田中屋」だよ。
毎年恒例の横浜駅近くの蕎麦屋さん、「平沼 田中屋」。去年はバタバタして行けなかったけど、2010年の年末からほぼずっと通い続けている横浜の蕎麦屋さんです。もう初回訪問から7年になるのだねぇ。
2年振りに訪問するよ。今年もここで年越し蕎麦を食べるよ。


場所は横浜駅の近く、平沼っていう昔ながらの商店街があるところ。およそ30分の走行でやってきました。
お店には駐車場がないので、まずはお店の目の前で同行者を降ろした後、僕は近くのコインパーキングに浜さんを停めに行きます。


   
蕎麦屋の近くの駐車場           近くの蕎麦屋も行列

そういやここ数年で気付いたんだけど、「平沼 田中屋」から100mくらいのところにある蕎麦屋さんもすんごい行列。
むしろあっちのほうがすさまじい行列。あっちも人気店なのかな?2・3時間は待るんじゃないかってレベルの大混雑が形成されていました。向こうにもちょっと興味があるけど、浮気はしません。。


<「平沼 田中屋」>
18:49 「平沼 田中屋」

ん?なんか2年振りに来たら店の前にちょっと変わったバス停が出来ている。
系統を調べたら、"urayoko net"とのこと。調べたところバス停ではないらしい。バス停型のサインを出して加盟する、裏横浜ネットワーク的な意味合いの、ちょっと隠れ家的なお店10数店舗のプロジェクトなのだそうだ。


                     
7年目の訪問

うん、今年もなかなかの行列です。年末の寒空の下、店内に入れるまで延々待ちます。
ま、僕の住む東北に比べれば余裕だけどね。そしてこの年末の関東は異常な程暖かいらしいからね。数日前なんて、20℃を余裕で越えたりして、なんだか初夏みたいな気分になったからね。ホント、このまま夏になればいい。

このあとのプランなどをダラダラ話しながら待ち、1時間ちょっとで店内に入る。
でも、店内でもしばらく行列です。内部には待つ人用のイスもあるので外よりかはだいぶ楽だけど。
ここ田中屋のオーナーさんが書いた本が置いてあったので、待ちながらそれを読んだ。横浜の辺鄙で廃れゆく商店街で、ここまで人気な蕎麦屋にするまでの軌跡やマネジメントなどが書かれていた。ふむ、参考になる。

20:16、並び始めてから1時間20分ほどで座席に座れました。
今回は揚げ餅蕎麦っていうのにしてみました。2013年の年末にもオーダーしたメニュー。
いつもは看板メニューの鴨せいろにしているんだけど、今年はこれね。


       
 鴨せいろ                 揚げ餅蕎麦

冷たい蕎麦の上に揚げ餅が乗っているという斬新なビジュアル。これに蕎麦つゆを上から回しかけて食べます。
3年前に思い知っているけど、結構なボリュームです。揚げ餅の胃への溜まりっぷりがハンパない。カロリーのバケもんだ、これ。でも、このあとのスケジュールを考えるとここでちゃんとエネルギーチャージしておかないとダメだし。
鴨せいろのつけ汁も濃厚で絶品です。何度食べてもこれは最高だ。鴨肉とネギ、そして脂の浮いた濃厚なつけ汁のコラボレーションがたまらない。

ところで、前回の「2015年 年越しイベント(5-35)」のときに、例年のこのお店での待ち時間を一覧化しています。
せっかくなので今回も更新しておこう。

2011年
年越しイベント
(4-8)
2012年
年越しイベント
(4-43)
2013年
年越しイベント
(4-70)
2014年
年越しイベント
(5-7)
2015年
年越しイベント
(5-35)
2017年
年越しイベント
(5-88)
外で待った
時間
30分 1時間 1時間10分 1時間26分 1時間28分 1時間27分
中で待った
時間
30分 20分 20分 28分 25分 23分
合計の
待ち時間
1時間 1時間20分 1時間30分 1時間54分 1時間53分 1時間50分

ちなみに「外で待った時間」はテーブルに着席するまで、そして「中で待った時間」はそこからメニューが出て来るまでの時間を指しています。さんざん待っている間に考えているので、僕らがメニューを考える時間ってのは別個では存在しないよ。

うん、近年は横ばいだね。でも、昔に比べると待ち時間は相当に長くなっている。
確かに蕎麦屋の主人、マネジメント成功しているわー。本書けるわー。ま、今回はスケジュールには余裕があるので、特に待ったところで今後のスケジュールには影響しないけどね。

21:10 出発


21:22 吉田町のコインパーキング

はい、わずかな区間を走ってここにやってきました。馬車道近く…っていうかやや関内寄りのコインパーキング。
今回の年越しカウントダウンは「みなとみらい」の予定。でも中心地の駐車場はほぼ埋まっていたので、ウロウロしているうちにここに辿りついたのです。ちょっと遠いけど、ここからなら15分ほど歩けば「みなとみらい」エリアの中心地まで行けるだろう。

 
コインパーキングで仮眠

さて、まだカウントダウンまでは充分に時間がある。
ついさっき決めたばかりだけど、僕らはカウントダウンは「2013年年越しイベント(4-70)」などと同じように「よこはまコスモワールド」のコスモクロック前で迎えようと思う。過去2回、そこでカウントダウンしたよな。

おそらくあそこであれば、30分前にスタンバイしても花火が見れるだろう。
僕らもそんな早くからスタンバイできるほどバイタリティ溢れる年代でもないし、車の中は暖かいし。
だから車内で少し仮眠をします。

21:50頃 仮眠


22:50 起床

はい、およそ1時間寝ました。布団の中はヌクヌクで気持ちよく、危なくこのまま寝落ちで新年迎えるところでした。
じゃ、外は寒いだろうけど行きますか。意を決して外に出る。

22:58 出発


                      
みなとみらいの夜景と汽車道

ダラダラと「みなとみらい」中心地に向かって歩きます。夜景がきれいだー。見慣れた故郷の景色だー。
「日本丸」の前の芝生の広場を通過し、「ランドマークタワー」や「クイーンズスクエア」のの下に広がる遊園地、「コスモワールド」の敷地に入ります。
年越しのときはこの遊園地、朝まで営業しているんだよね。今年はちょっと人が少なめかな?
それを感じて、僕はちょっとだけ胸騒ぎがしたんだけど、それは心にしまっておいた。


     
インターコンチとコスモクロック                日本丸

<「よこはまコスモワールド」>
23:20 「よこはまコスモワールド」

コスモワールドの大観覧車、コスモクロックの正面までやってきました。
うん、人が少なすぎる。現在の時刻は23:20。2016年はあと40分。にもかかわらず、カウントダウンと花火の穴場スポットであるここにはほぼ誰もいないのだ。今までであれば人が詰めかけ、警官も結構な人数が出動していたのに。

僕は不安を口に出した。同行者も同じく不審に思ってくれた。
手元の携帯電話でネットを使い、「コスモワールド」の年越しカウントダウン有無を調べた。
ない…。ちょっとこれは想定外だったわ。当然のように毎年あると思っていた。油断した。
なんというドジな年越し。この時間になっちゃうと、もう別のスポットに行く時間もないしなー…。
とりあえず遊園地内を少し歩くか。歩いて頭を冷やして考えるか。



       
メリーゴーランド                  観覧車の前で

話した結果、1つ推測してみた。
2014年に、コスモクロックの横にOPENした「アニヴェルセルみなとみらい」という専門結婚式場がある。こっちの遊園地に負けず劣らずのファンシーなデザインだけど。僕もそこに遊びに行ったことあるけど。

これができたことにより、おいそれと大音響のイベントをやったり花火を打ち上げたりができなくなって、花火イベントは中止になったのではないだろうかと。ま、予想だけど。
この集客力のあるみなとみらいで例年やっていたイベントを中止するだなんて、このくらいしか考えられなくって。


    
      浮橋                   思い出の袋小路

少し遊園地内のロケーションも変わっているので一瞬わからなかったけど、お気に入りの袋小路を見つけた。
ここは「2011年 年越しイベント(4-8)」のときに発見して僕らがピッチリ収まった、他の観光客に邪魔されずにコスモクロック前での待機ができた思い出のスポット。
懐かしいなー。あれからもう6年か。今回は人がガラガラなので、袋小路で待機する必要なんて皆無だけどね。花火やらないらしいし。

でも、ここからコスモクロックを眺める。6年前のあの日のように。
ところで先月くらいに気付いたんだけど、コスモクロックの照明はリニューアルしているのね。前と全然違う。



          
あと30分                          リニューアルされたライトアップ

今年、2016年の3月くらいにリニューアルしたそうだ。
よくわからんけど、まずは照明がすごい鮮明で輝いている。そして動きやライトアップパターンが複雑。
今までは点いたり消えたり、そして放射状に光が流れたり、くらいのパターンしかなかった。
だけども今は、円形の観覧車に図形を描いだり、流れるような模様を描いたりと、すごい多くの色彩でいろんなパターンを演出している
フルカラーLEDってのを使っているそうだ。うん、難しいことはわからん。

この観覧車、コスモクロックを見て考える。
コスモクロックは文字通り、大きな時計。30分おきに上の写真のように派手な演出があるが、基本は光の秒針が時を刻んでいるし、中央にはデジタルの時刻表示もある。
これが00:00になるとき、特殊な演出があるんじゃないかな?ましてや今回は年越しだし。
花火は無いにしても、このコスモクロックが粋な演出をしてくれたりはないだろうか?


      
 徐々に集まる人々              あと12分               ランドマークタワーを見上げる

なんか周囲を見たら、人が集まり出した。数10人足らずなので過去の年越しに比べるとすごい少ない数だけど、それでもコスモクロックを見たいと思っている人がいる。僕と同じ考えなのかな?

なるほどね。コスモクロックがリニューアルしてから初めての年越し。
もしこの年越しの瞬間にコスモクロックが特殊なライトアップをするのであれば、今ここに集まっている僕らは史上初めて、コスモクロックの新しい年越しを見届けたメンバーとなるのだから。
そうポジティブに考えれば、今年のこのシチュエーションもステキじゃないか。


     
 あと5分             あと2分                    あと1分

リニューアルでひときわクッキリ鮮明になったデジタル時計が、2016年の残り1分を示す。
その瞬間、観覧車のイルミネーションがすっごい大暴れ。立体的な映像が映し出されて光が飛び散るように動きます。
すげーな、技術力の進歩。

そして、残り10秒からは観覧車全体に数字が映し出されて、みんなでのカウントダウンが始まりました。
あぁ、そういやさっきコスモワールド内のアナウンスで、残り10秒からカウントダウンするって言っていたな。



       
2016年が終わる                  あと4秒                   あと1秒

終わるね、2016年。
僕自身の、大きな人生の節目の年。おそらく社会人人生で最長となる休みを取って、北海道を走り回った年。
来年もそれ以降もきっといろいろなことがあるだろうけど、始まりはこの2016年だったのだ。

    そして … ―  ―


2017.1.1


     
ようこそ2017年!                        コスモクロックは大きな花火  

2017年がやってきた!新しい時代!!
0:00になった瞬間に観覧車に閃光が走り、そして打ち上げ花火のように中央から光が拡散する。
周囲の人々も歓声を上げる。

あぁ、結局見れたじゃないか、花火。デジタルでの花火だけど。
例年と違って本物の花火じゃないし、ハデなBGMもレーザーもない、ちょっと静かなカウントダウンだったけど、これもまたいい思い出だと思う。
コスモクロックは2・3分ほど光の演出をし、その後は普通の秒針へと戻りました。


                    
駐車場に戻ろう

僕らは駐車場へと引き返す。
「八景島シーパラダイス」で年越しをしていた時代なんて、カウントダウンどの会場も駅周辺もゴッタ返して大変だったけど、今のここは人もまばらで静か。
ま、若い頃が賑やかな方が好きだったけど、今はそこまで体力も無いからこのくらいがちょうどいい。
待ち時間も少なかったし、直前まで車内で待機していたのでそこまで寒くもなかったし。

20分ほどゆっくり歩いて、駐車場へと戻りました。
では、出発だ。今から横須賀方面に行くよ。三浦半島を南下すると。

00:46 出発


目指すのは神奈川県の三浦半島先端近くにある、「久里浜港」。
ここからは東京湾を横切り、千葉県の房総半島に向かって出航する「東京湾フェリー」っていうのがあるのです。
今回はそれの始発便に乗りたいと思っています。その船上から初日の出を見るという作戦です。


     
お馴染みの瀬戸神社          三浦半島を南下する
 
1:20頃、年越し企画でよく訪問する金沢八景駅前の「瀬戸神社」を通過しました。
提灯ついていて幻想的。既に外まで数10人の人が初詣行列を作っていました。
んー、今は初詣するのは得策ではないな。スタミナを奪われて、初日の出のときにグッタリしちまう。
初日の出後、明るくなってから帰りにまたここを通過するから、そのときに初詣をしようかな。

2009年 年越しイベント(3-53)」など、主に日本3周目のカウントダウンで多用した、横須賀の「ヴェルニー公園」の前も通過しました。懐かしいね。ここで毎年花火を見ていたね。
でも、なんか真っ暗だ。かつては模擬店がたくさん出ていたり、カウントダウン後もステージイベントやゲーム大会が行われていたのに。車窓から見た限りではそういう設備が見えず、真っ暗な感じだったよ。もうイベントやっていないのかな?それとも縮小されてしまったのかな?


<久里浜港>
2:00 久里浜港


                   
暗がりのターミナル

東京湾フェリーのターミナルに到着しました。真っ暗です。真っ暗すぎて、車もどこに停めたらいいのかよくわからなかったので、適当に停めました。たぶんここが駐車線。

フェリーターミナルの建物も、停泊しているフェリーもほぼ真っ暗です。
上の写真は補正したからなんとか見えているけれど、肉眼だとほぼ真っ暗です。本当にこの数時間後に営業を開始するのか不安になるレベルの暗さです。
始発は6:40出航。ただし、このフェリーは予約制ではない。先着順です。もし僕と同様に初日の出を見るための人が詰めかけていて、徹夜で並ぼうというのであれば、競争は熾烈を極めます。

見た感じ、今から並んでいる人はいなさそうだ。かといって、油断はできない。
5:00過ぎくらいに一度様子を見ておいた方がいいかな?では、それまでは再び仮眠しよう。

2:20 仮眠


5:10 起床

なんかアナウンスがかかったので飛び起きました。でも、アナウンスの声が割れすぎていて、何を言っているのか全然聞こえなかった。寝ぼけ眼で「今、なんつった?なんつった?」とキョロキョロする。
車窓から見てみると、もう建物もフェリー自体も灯りが付き、煌々と輝いている。そして驚いたことに、僕らの車の周囲は、他の車でビッチリだ。大型バスもたくさん停まっている。


                    
新年が動き出す

あ、これはボチボチ窓口に行ってみたほうがいいね。現時点でどのくらいの人が待機しているのか見に行こう。
ゴソゴソと支度をし、このあとフェリー内、そして真冬のデッキで耐えられるだけの装備を整える。
まずは相方を残し、僕だけ内部の様子を見に行きます。

5:30頃、1人受付までやってきました。
受付ロビーには小さな甘酒のブースができていて、無料で振る舞われていました。僕は甘酒苦手なのでスルーします。
そして窓口で2名分の千葉県金谷港までの往復チケットを購入する。

実は「遊覧」っていう、お得な購入方法があるのです。
普通であれば、片道は1人720円。往復で1440円。だけども「遊覧」だと行先の金谷港で船を降りれない代わり、往復で1030円なのです。ただただ船に乗りたいときには、これはオススメ。


        
甘酒ブース                               遊覧チケット購入

「さて、チケットを買ったからにはもう乗船は約束されたのだろうな。あとは車内でノンビリ待っていようかな?」って思ったら、「チケットを持っていても先着順なので気を付けて下さいね」とのこと。
つまり、せっかくこの券を購入したのに、先に並ぶ人が多数出てしまったら始発便に乗れないのだ。

乗船口の方を見ると、既に数10人が列を作っている。
あー、そろそろ並んでおいた方がいいかな?一度車に戻って相方に声を掛け、2人で準備して受付に戻る。
5:50頃、僕らは列に加わりました。


6:05 乗船

一気に列が動き、船内へと入る。
もう既にフェリーの前部の座席は埋まっている。あの席は、座っている目の前が全面窓ガラスの特等席。かなり早くから待っていないと抑えられないいい席だね。


     
フェリーに乗り込む               乗り込む人々                 僕らのシート

僕らは少し後ろの方の、窓際のボックスシートを確保しました。障害物なしに見えるのは横の景色だけだけど、まぁいいや。
着席して窓の外を見ると、ほんの少し東の空が明るく染まっていた。

まだ出航までは30分以上ある。
持参した暖かいお茶を飲んで一息入れた後、1人ずつ席を立って船内を探索したり、デッキに上がってみることにしました。


         
空が白む                 すぐに満席

先に相方にデッキに行ってもらい、僕は座席で留守番をする。
空はいい感じに明るくなってきました。この、ほんのり白んでいる状態が好き。日の出の瞬間もいいけど、空の色が好きなのはやっぱこの夜明け前だなぁ。

外を見ているうちに、座席はどんどん埋まってきました。なかなかの人数だ。
当然僕らの4人掛けのボックスシートの残り2席にも他の人が来て相席になります。オシャレなおばあ様2人組で、とてもいい人だった。他の座席も満席となり、ウロウロ空席を探して歩き回っている人も多数。
僕らは早めに列に並んで正解だった。


                         
デッキに登る


続いては、僕がデッキに上がりました。
思ったほど寒くはないが、これは短時間だからだろう。出航して風を切って進みだしたら、海風がハンパなく冷たく感じるはず。だからデッキ席はあるものの、僕らはそこは選択しなかった。絶対無理。
だけど、デッキ席を確保している強者もいます。がんばれー…。

現在の時刻は6:20。あと30分ほどで日の出かな?空には雲1つ無いので、きっと最高の初日の出になるに違いない。
プロジェクトの大成功を確信し、僕は船室へと戻りました。


                         
雲1つ無い夜明け前

6:50 出航

しばらく座席でボケッとしていたら、船が出港しました。久里浜港が徐々に遠くなっていきます。
久里浜の海岸では、おそらく初日の出を待っているであろう人々がチラホラといる。

僕らも今まではあっち側の人間だった。「寒い寒い」と言いながら、毎年海岸で日の出を待っていた。だけども今年はヌクヌクと船から日の出を見てしまうよ、すみません。
たった1000円でこんないい環境から初日の出を見れてしまうんだもん。これは盲点だった。クルージング自体も楽しいし、ラクだし、朝焼け綺麗だし。

実はこれは、去年にやりたかった企画。「もう神奈川・東京の初日の出ネタはやり尽くしたかなー。なんかラクでいいスポットは無いかなー。」といろいろ探していて見つけたのです。1年越しの実現だ。


      
日の出を待つ人々              久里浜の町が遠ざかる              東京湾へ

東京湾に出ると、船はやや南寄りに進路を取ります。
南向きになるということは、僕らの座っている左舷のボックスシートから東の空が見えやすくなるということ。
窓の外には葉の金谷港を出発した最初の始発フェリーがやって来たのがが見える。そして擦れ違い。
その背後には千葉県の房総半島の山が連なっています。もうすぐ、あそこから2017年最初の太陽が昇る。

フェリーは原則東に向かうので、一番前の前面ガラス張りの関が一番初日の出が見えやすいと思っていた。現に最初に船室に入った人たちはこぞってそこに向かっていた。
だけど、それは間違いかもよ。初日の出の瞬間だけだったら、左舷の席が一番太陽を見やすいかもよ。僕らのこの席のチョイス、偶然だけどもすごくよかったのかもよ。


       
金谷からのフェリー                          船内から見る朝焼け

出航からわずか10分で、房総半島の稜線は赤く色づきました。
もうすぐかな?既に太陽はもう水平線の上にあるのだろう。
あとは房総半島の山と、その上に少しだけ出ている雲が障害。だけども船はどんどん山に近付くから、太陽はそれ以上の速度で昇って来ないと永久に日の出を見れないジレンマ。

って思っていたら、見事に太陽が顔を出しました!
7:04、2017年最初の朝日の登場です!!綺麗ー!!


                   
 2017年初日の出                           雲の間から

船内から歓声が上がる。僕らのいる左舷の席が特等席だったので、僕らの席の周囲にも多くの立ち見客が集まり、みんなで写真を撮りまくりました。神々しい光が船内まで長く射し込みます。あぁ、明るい。そして暖かい。
こんな室内でヌクヌクと初日の出を見れたのは、長い年越し企画の歴史の中でも今回が初めてだね。ありがたい。
デッキに出る必要すらない。この席の眺め、最高だから。


                  
  朝日を眺めて                          朝日の射し込む船内

ここで船はしっかりと東を向き、左舷ではなく正面に太陽の位置が動きました。
ま、とりあえず充分に初日の出の写真を撮ったからOK。満足した。

7:13、初日の出からわずか3分で、太陽は房総半島の山に沈みました。
船が房総半島に近付いて、太陽が山に隠れてしまった感じ。うん、日本一早い日没を見てしまった。
だが、この太陽は再び千葉県を出発して折り返す頃に昇ってくるのです。
この航路は、"2回初日の出を見れる航路"をアピールしているのです。まだまだ楽しみは残っているぜ。


7:22頃 金谷港


                  
   房総半島に到着                          鋸山が聳える

11.5kmの短い航海を終え、房総半島に到着しました。これで僕、3日連続の千葉県です。フェリーからは下りないけどね。
ここでは片道の人が続々と降りて行きます。同じボックスシートで相席していたおばあ様ともここでお別れのご挨拶。

10分ほど船は停泊しているそうなので、また代わる代わるデッキに上がってみることにしました。
千葉県側は、まだ日の出前。東にはデーンと「鋸山」が聳えているもんね。
反対側の神奈川県側は、朝日に照らされているので、景色がもう全体的に明るい。三浦半島の背後には「富士山」も見えます。



       
 再びデッキへ               海の向こうの富士山


7:35 出航

フェリーは今度は千葉県から神奈川県に向けて走り出します。なんかこっちの航路では、お客さんの数はグッと減りました。
そして出航から数分後には、早くもまた日の出の気配です。
どんどん房総半島が遠ざかり、見えている山の位置が低くなっていく。

じゃ、2人でデッキに出てみようか。もう人も少ないから、席を立ったところで他に人に取られたりしないだろうし、取られても他の空き座席もあるだろうから。荷物をまとめ、デッキに登る。


                    
デッキからの朝日                            船の軌跡

7:39、2回目の日の出!!
デッキに出ると同時に房総半島から太陽が昇りました。空も海も1回目の日の出のときよりも遥かに青い。そして爽やかな海風。復路はデッキにいる人も結構増えたな。

うーん、ちょっと寒いけど気持ちいぜ!!清々しい気分!新しい1年の始まりで、心なしか心も軽い!
デッキの最後部から見える、フェリーの通った後の軌跡がたまらない。朝日から延びるように見事な曲線を描いていて、カッコ良すぎる。


                            
たくさんのカモメ

デッキの最後尾に移動してみました。たくさんのカモメが僕らのフェリーを追いかけてくる。
大好きな光景。旅をしているって感じ。
青空と海とカモメって、本当に絵になるなぁ。パシャパシャ写真を撮りまくる。


                             
追走

デッキでカモメを見ながら、このあとの予定を話し合った。
久里浜港についたら、朝ご飯にしようかね。日が昇るとお腹が減ってくる。

ここ最近のマイブームはコンビニの肉まん。「湾岸 Midnight(4-35)」とかでも書いた通り、僕はこれまでの人生でコンビニの肉まんを食べたことがあまりないので、憧れがすごい強いのだ。
特別な日のだけ、本当に年に2・3回だけ食べるようにしているのだ。だから今回も元旦は肉まんにしよう。
一昨年の「2015年 年越しイベント(5-35)」も元旦最初の食事は肉まんだったし。去年もそうだったし。

それから、初詣だな。深夜に通過した「瀬戸神社」にまた行こう。そして解散かな?
こんな感じで、昼前には帰宅できるシナリオを組んだ。




このあとは、大きなタンカーみたいなやつが急接近してきて興奮したり。下の写真の船、その直前にはもっとこっちに接近していたのだよ。ぶっちゃけ「危ねっ!」って思った。
そして遠くの「富士山」がさらにクッキリ見えて興奮したり。海の向こうに「富士山」が聳える光景って限られる。その貴重な一コマだね。

こんな感じで、周囲360度全部海という絶景で、次々に起こるイベントにずっとワクワクしていました。真っ暗なシーンから、快晴のシーンまでいろいろ楽しめ、本当にお得な初日の出クリージングだ。


       
 船が大接近                              三浦半島と富士山

このあとは船内で少しオヤツを食べたり、ロビーのテーブルでヌクヌクしながら書き残していた年賀状を書いたりしていました。
そんなことをしているちに、久里浜港が近付いてきました。すっごい青空。鏡のように穏やかな海。
往復1時間30分の船旅は、こうして終わりました。実際はもっと長い時間乗っているような感覚でした。
元旦から大満足だった。1年越しの企画、大成功でした。

8:12 久里浜港


       
 随分日は高く                           久里浜港に帰還する


駐車場には、元旦の太陽に照らされる、愛車の浜さんが待っていてくれた。
やぁ、浜さん。2017年もよろしくね。
日本5周目の相棒である浜さん。ぶっちゃけ去年の夏の「
北海道一周大旅行2016(5-78)」で日本5周目の海岸線は走り終えているので、その後のドライブは全て大きな目的が無いものなのだよ。いわば、夢の残影。

もうすぐ日本5周目自体を終え、それと共にこの車を手放す。
最後の走行は、今のことろ4月の下旬、横浜往復と考えている。
それまであと何回一緒にドライブできるかな?これからプライベートがそれなりに忙しくなりそうなので、できても片手に収まるくらいの回数かな?
あとわずかな期間だけど、よろしくね。



        フェリーを振り返る               浜さん、今年もよろしく


8:25頃 出発

コンビニを探しつつ、国道134号で三浦半島を北上します。
20分ほど走り、横須賀の町に入ったところで、駐車しやすそうなコンビニを発見。ここで朝ご飯にしようと思います。

なんか気が大きくなってプレミアム肉まんとかいうちょっとお高い物を買ってしまった。それとピザまん。

うますぎるし。フカフカだし。肉まんには夢も詰まっているし。


       プレミアム                   正月恒例行事の肉まん

食後、相方の希望もあり、再度コンビニに入って雪見だいふくも買っちった。
そういや前回も雪が降る中、車内でこれを食ったね。冬のアイスもおいしい。熱いコーヒーに合う。
お腹も大満足して、出発。



 雪見だいふく


では、次は金沢八景駅の近くの「瀬戸神社」に行こう。国道16号をさらに北上します。
…ただ、きっと「瀬戸神社」は深夜見たのよりもさらに混雑しているよな?そして、あのあたりは下町チックで充分な駐車場はないよな?記憶を頼りに、200mほど手前のコインパーキングに車を停めました。

9:30 金沢八景駅の駐車場

ここから「瀬戸神社」方面に歩きます。
あ、八景駅前は相当に開発が進んでいるのね。ここに来るのは2年振りだけど、この2年でわけわからんくらいに景観が変わった。以前のどこがどこなのかちょっとわからんレベルになっていた。


                    
開発の進む八景駅前                       マンションも建つ

金沢八景駅って、すっごい下町風のゴチャゴチャした感じの駅前だったよね。
そんな景観が好きだった。いきなり綺麗になっちゃって、少し戸惑う。
「八景島」へと繋がる「シーサイドライン」のレールも、20数年途切れたままだったけど、ついに繋げるべく工事が始まったみたいだ。きっといろいろ綺麗で便利になるのだろうけど、日本5周目は"昭和レトロ"をサブテーマに全国を旅した僕としては、ちょっと寂しい。今までの八景駅をしっかり覚えているだけに、なんか寂しい。

わずかに残った当時の面影を記憶に焼き付けるため、少しだけ周囲を歩いてみました。
老舗の食堂とか無くなっちゃったのは、ちょっと残念だなー…。


<瀬戸神社>
9:42 瀬戸神社


                        
初詣をしよう

特に何かすんごいというわけでもない普通の神社だけど、僕が仲間たちと年越し企画を始めた1998年頃からかなりの頻度で来ている神社です。そういう思い入れもあって、今年もここにやってきました。
なかなかの行列で20分ほど待ったけど、暖かいし天気がいいので待つのも苦にならない。
無事に初詣を済ますことが出来ました。


「瀬戸神社」を出発し、横浜の中心地方面に北上します。
10:42、相方と横浜の某所で解散。そして僕は家路に着きます。

 
コーヒーをを飲みながらの家路

11:12 帰宅

では、あと2日だけ実家でゆっくりします。
明後日の1月3日は、午前中のうちに横浜を出発して、また石巻まで自走しようと思うよ。
じゃ、2017年もボチボチ頑張りますか。




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