栗駒高原ドライブ2015

雪の残る栗駒山
日本5周目・45回目のドライブ
実行日:2015.5.23
実行人数:1名
走行距離:209km
日本5周目の後半戦、石巻編がスタート!まずは第1弾、僕が住む宮城県の、内陸部を探索だ!
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前回の「九州南部ドライブ2015(5-44)」から繋がる休暇で、名古屋の今池という繁華街から、宮城県石巻市の田んぼのど真ん中に引っ越してきたYAMAです。

名古屋のラスト2ヶ月ほどは毎週ドライブしていて東海地方になんて全然いなくって、中国地方や九州に通っていた。
そんな怒涛の毎日からも解放され、この2週間は東北でノンビリ過ごしていました。

東北、やっぱ気候が違うのね。
名古屋はGWともなるともう暑いんだけど、こっちは肌寒い。
特に朝晩の冷え込みがハンパなくって、部屋着も長袖が手放せないし、未だに羽毛布団ラブです。
だけども天気予報を見ると、5月24日(土)は東北でも気温が急上昇。なんと最高29℃にもなるというのです。
しかも天気は晴れ。

じゃあ、行きますか。東北人となったYAMAさんの初ドライブといきましょうか。
これまでハードなドライブを続けていたので、まずは僕が住むこととなった宮城県を軽くドライブする、そんな企画でいこう。
そう、4年前のこの時期、名古屋に住むことことになった僕が愛知県を身近に感じるために軽く走った「愛知県海岸線全走破(4-53)」のときのようにね。


                    
石巻の新居を出発

8:50 石巻出発

愛車の"浜さん"に乗り、新鮮な気持ちで自宅を出発。
ホント、『お馴染みのルートで○○に行き…』みたいのがゼロの状態だからさ、家の近所なのにドキドキワクワク。
こういう気分は大好きだ。しかも爽やかな朝。最高のシチュエーションです。

8:56 三陸自動車道

家の近所には無料高速のICがあるので、そこから高速に乗ります。
今回の行先は漠然としているんだけど、「栗駒山」にでも行こうかと思います。
既に日本5周目で東北地方の海岸線は「東北一周ドライブ2014(5-23)」で全部走っているの。
当時のエピソードで、僕はこんなことを書いています。

> 日本5周目の東北の旅、青森以外は輪郭をなぞっただけ。
> 正直、僕はこのくらいじゃ満足できないや。内陸も走らなきゃ。
> 名古屋から東北は遠いからいつになるのかわからないけど、きっと僕はこの東北に戻ってくる。
> そして内陸も走って、納得して、満足して、そんで日本5周目を完結させたいんだ。

うん、まさか『この東北に戻ってくる』が、東北に住むことを意味するとは思っていなかったけどね。
でも、それを逆手にとって、今年は東北の内陸部を中心に走ろうかと思うんだ。


三陸道で登米方面に走る。なんか家を出発してものの数分なのに、右も左もすっげぇ田んぼなのな。
マジですっごいな、石巻。

9:13 登米IC

 
平たい大地

で、一般道に降りても田畑が多い。全体的に平らな大地がどこまでも続いている。
ビルなんてそうそうあるもんじゃないよ。水田メインだよ。

ここからは、「伊豆沼」ってトコに行こうと思います。
「栗駒高原」に行く間に通ることになるスポット。ツーリングマップルを見ると、ラムサール条約に登録されている、野鳥の楽園だそうだし。なんだか癒されそうな響きじゃないですか。

ICからは、県道36号や国道398号を使って西方面へ。
そこには「伊豆沼」以外にも、「長沼」とか「中沼」とか、いくつかの大きな沼が固まっている。
「中沼」が一番手前にあって、「中沼」の標識が結構出てくるんですけど、一応これはスルー。「伊豆沼」目指すっす。

 
沼付近の小路

「伊豆沼」に併設されている「伊豆沼サンクチュアリセンター」っていうところから小路に入り、「もうちょっと行けるかな?」とか沼のほとりと思われる道を走るんだけど、狭いしこの先何かありそうにないし。
怖くなって引き返し、結局「伊豆沼サンクチュアリセンター」に車を停めました。
ここから数分歩けば沼に出れそう。


<伊豆沼>
9:44 伊豆沼

さっき書いた通り、ラムサール条約に登録されている沼。なんか案内板等によると、日本で2番目の登録地なのだとか。
ちなみに1番目は北海道の「釧路湿原」ね。
そして、ここは日本でも最大級の渡り鳥の越冬地なんだとか。ほぉ、僕は今までここのことを全然知らなかったけど、なかなかすごいスポットなのですね。


                   
  ラムサール条約登録の湿地

で、だからすんごい人気なのかというと、沼まで歩いても全然そうではなくって。むしろどこを見渡しても僕1人で。
車を停めた「伊豆沼サンクチュアリセンター」も駐車場1台も車いなかったし、そのアスファルトも荒れ気味だったしね。
まぁ沼のレベルと観光地化は全く比例しないからいいんだけど。

とにかく案内もほぼないし、どこをどう行けばいいのかわからず、草むらをザクザク入って沼ギリギリまで出たり。
これはこれでいい眺め。
それから、沼のほとりの野鳥観察館ってところに行ってみた。1階の野鳥観察館自体は閉館。
しかし建物に設置されている階段から2階の屋上には登れる。そこは展望所になっていた。


          野鳥観察館から                   屋上のYAMA


続いては、この「伊豆沼」の南西部にある「中沼」っていうのを見て行きたいと思います。
県道36号沿いに、小さな駐車場があったのでそこに浜さんを停める。


<中沼>
10:20 中沼

ここも「伊豆沼」とセットでラムサール条約に登録された沼とのことです。
面積は「伊豆沼」の大体3分の1くらいで、結構小さめだね。

道路を挟んだ反対側には「つきだて館(昆虫館) 」っていうのがあります。入場無料なのでほんのちょっと興味はある。
だけども駐車場からして閑散としているし、従業員さんが敷地の外の掃除をしている真っ最中で、ちょっと入るのは憚られる。だから沼田だけを見ることにしたよ。釣り人がチラホラいた。


                      
   沼のほとり                             「つきだて館」


さらに西に行くと、間もなく国道4号。そしてそれを北に行くとすぐに県道42号。
この、栗原氏の中心地から出る県道42号をずーっと辿ると、「栗駒高原」の最高所まで行けるのです。

しばらくはのどかな田園風景が広がる。田んぼは田植えしたばっかりだったり、まだだったり。
そして、そういった風景を見ながら徐々に標高を上げ、旧栗駒駅を過ぎたあたりからは山岳路になります。
うん、盛り上がってきたぞ。天気も最高だ。


    
  田植えが始まる                             徐々に山岳部へ…


新緑に囲まれた山道をガンガン登る。最高に空気が綺麗。
ここいらの道は、ツーリングマップルには『道幅狭くカーブが多いので対向車に注意』と書いてあるが、まぁこのくらいであれば浜さんでもスイスイ走れるね。問題ない。
しばらく登っていると、「行者滝」という滝が道路脇にあるとの標識が出てきた。駐車場にはトイレもあるので、立ち寄ろう。


<行者滝>
11:08 行者滝

 
滝の横の駐車場

どうやら昔、山伏だとか参詣人の人たちがこの滝で身を清めてから「栗駒山」内の神社を参拝したとかで、それがこの滝のネーミングの由来になっているそうです。

遊歩道を100mほど歩くと、滝が見えてきました。落差は30mです。やや距離が離れていることもあってか、そこまで大きな滝には感じられないけど。
だけども、山間部を流れる滝はすごい清涼感があるね。新緑の木々に囲まれ、明るい日差しを浴びながら流れ落ちる滝は、すごい春っぽくて、見ているこっちもウキウキしてくるぞ。


                       
日差しの中の滝

遊歩道は滝の脇を通り、その上流あたりに向かって続いている。
そっちに行けば、もっと滝を間近で眺められるのだろうか?歩いてみる。
しかし、結果から言うとこれは失敗だった。歩かない方がマシだった。

滝の上流部分は人工物でガッチガチに固められているし、滝が見えそうなスポットは工事の柵があって中に入れません。
見ると『地震による被害を受けています 関係者以外立入禁止』と書いてある。
地震による被害?東日本大震災??
ちょっと調べたところ、2008年の岩手・宮城内陸地震だそうだね。サイトによってはこの地震によって観覧できないとまで書いてあるけど?その後に復旧工事して、今は見れるようになったということかな?


      
地震により立入禁止              渡れない吊橋


この滝を出発してすぐ、道は極端に狭くなりました。ホント狭い。これは擦れ違いも困難なレベル。
ヒヤヒヤしながら山を登る。運良く対向車はほぼゼロだけど、もしやってきたらかなり焦るよ。
だけども景色は最高だ。緑は鮮やかだし、空は雲1つ無い快晴だし。
そしてとんでもない九十九折が延々続きます。

どんどん登って行くと、ついに路肩に雪が出現。標高は1000mを超えたくらいだろうか?
窓を開けるとヒンヤリした空気が入ってくる。軽く冬だ。
つい先日は九州をドライブしながら半袖になっていたけどさ、宮城に引っ越してきたことで季節が戻ったような感覚だよね。


                  
  新緑と狭路                               栗駒高原の雪


<いわかがみ平>

11:36 いわかがみ平

県道42号の終点までやってきました。
ここは標高1113m地点。「栗駒山」の山麓に広がるここ栗駒高原の、車道のある最高所となります。周囲はこれまでと一転し、大体雪です。特に駐車場は嫌がらせのように雪が大集結していました。

このドン詰まりの駐車場が結構混んでいるのね。てゆーか、残雪のせいで従来の駐車スペースが結構埋もれてしまっているんだけどね。まぁなんとか人気のない雪ドッサリのエリアに浜さんを駐車しましたよ。外に出たら、結構な寒さだよ。


     
栗駒高原の最高所                      雪の積もる駐車場の浜さん

では、事前知識がほとんどない状態なのでアレだけど、付近を少し散策してみたいと思います。
どうやらここは「栗駒山」への登山ルートとして有名で、距離3km、時間にして徒歩90分ほどで「栗駒山」の山頂に行けるそうなのだ。周囲を見ると、あきらかに山頂を目指しそうな装備の人もいるね。ま、僕は行かないけど。

とりあえず、駐車場から登山口方面に向かって歩き出す。
少し歩いたところで下を見ると、雪に囲まれた駐車場と、その向こうに広がる下界の山々の様子がよく見えた。


                          
 駐車場近辺の眺望

数分登ると山小屋だかレストハウスだかっていう感じの建物がありました。
「栗駒レストハウス」という名前らしいが、この時間(時期?)は営業していないので興味なし。

ここからは登山道が2つ出ているそうなので、とりあえず片方の、より「栗駒山」に近いと思われる方に入ってみた。
いや、登山しに来たわけじゃないし、雪が積もっているのに最高気温29℃を前提にドライブに来たからかなり軽装なんだけどさ。
でも、ここまで来たのだから聳える「栗駒山」を拝みたい。
なのに駐車場からもレストハウスからも、山肌が見えない。木々に阻まれて見えない。
だからこうして見える位置を探しているのです。


                            
 晴天の空に栗駒山

はい、すんごいいいポイントまで到達できました。しかし、ここに来るまでは試行錯誤でした。

どうやら最初に僕が足を踏み入れたのは、「東栗駒コース」という登山道。
人もいないし登山道はボコボコで、しかも両側は木々で覆われていて、しばらく歩いても全然景観は開けませんでした。登山用の靴ではないので足を捻ってはアレだし、あんまり深入りしたくないしで、諦めて引き返す。
次に「中高コース」という登山道に入る。ここは石畳や石段がキチンと整備された、ハイキングコースっぽい道。
ここを10分ほど登っていると、ようやく右手に「栗駒山」が開けたよ。

こっちはわりと歩いている人もいて、でも山頂まで行きそうなガッツリした装備じゃない人も多い。
一体どこまで歩いて帰ってきているのか気にはなったが、僕はここまででいいや。
「栗駒山」を見上げられるスポットの大岩の上でしばらくくつろぎ、そしてUターンして戻ることにした。

 
山を仰ぐ


12:06 出発

では、また山を下ります。「いわかがみ平」は県道42号の袋小路にあるので、また来た道を戻るっきゃない。

延々下ること30分強で、最寄の町である旧栗駒町にやってきました。
ここいらでランチにしたいと思います。
ツーリングマップルを見ると、栗駒牛という牛を食べれる、田舎の旧家っぽい佇まいの「金龍」という料亭があるそうなのだ。
そこに行こうと思う。

さっきの往路で来た道を2kmほど反れ、路地に入ったところ。以前のくりはら田園鉄道の栗駒駅前の通りらしいけど、ちょっと閑散としていて寂しい通り沿いにお店を発見。少し離れた町中の無料駐車場に車を停めました。


12:45 旧栗駒駅付近の駐車場


     
  栗駒町の駐車場                奥の細道

駐車場に脇には"奥の細道"と書かれた杭がある。ここも奥の細道の舞台なのか。初めて知った。
そして、その後ろには「鶴丸城跡」の説明版。本丸とかはここから歩いていく小高い丘の上なんだそうだけど、説明を読む限り、ここいらも城跡の一角なのかな?
とりあえずランチが先決なので、今回は城跡は無視します。あんまし興味ないし。


<「金龍」>
12:52 「金龍」

なかなか守備力の高い店構えだな。内部の様子が全く分からないし、ツーリングマップル記載の通り古風な料亭なので、なんか場違いな気がして入るのに勇気がいったよ。
入口に般若面を飾ってある料亭なんて、他ではそうそう見たことないし。レトロな電話機もあるし。


  
     古風な料亭                           入口の電話と般若面

女将さんに案内されたのは個室でした。うおっ、個室!ワクワクする!VIPな感じ!分不相応!
ま、でもカウンター以外は個室しかないらしいね、ここ。

1人でも当たり障りの無さそうな特性牛丼っていうのをオーダーしました。なんかコーヒー付きらしい。
今日はポカポカで、「いわかがみ平」は寒かったけどここは暖かいのでアイスコーヒー無いかなーって聞いてみたけど、ホットだけらしい。まぁホットでも全然いいです。


     
    個室に1人                             特製牛丼

巨大な陶器の器に綺麗に盛り付けられた牛丼が出てきました。
牛丼チェーンの「松屋」なら名古屋時代に毎日行っていたけど、こんなお上品なのは初めてだな。
上には牛丼以外にゴボウとシシトウとお餅、あとはコンニャクが隠れていました。
お餅とは、なかなかユニーク。そんでこれらに生卵をかけて食べます。

そんで肉がうまい!さすが栗駒牛!
お店に掲示してあった説明版によれば、黒毛和牛の栗駒牛の、特にいい部分であるA5ランクの肉を使っているそうだ。
柔らかくて最高。ただ、欲を言えばもうちょっと分厚い方が好み。そっちのほうが肉の品質がよくわかるからさ。
味付けは甘辛で、すき焼き風でした。
食後に出てきたコーヒーを飲みながら今後の予定を立てる。

なかなかにゆっくりくつろいでからの出発となりました。おいしかった!

13:40 出発



     
 田んぼの横を走る             細倉マインパークへ

次に僕が向かうのは、「細倉マインパーク」だよ。
「細倉マインパーク」とは何か?
…いや、実は僕も知らないんだ。名前からして、昔の坑道跡を観光地化させた施設かなーって思うんだけど。

ここはなかなか宣伝に力を入れていてね、周囲の至るところに看板がある。
今回もたくさん見かけたし、かつて日本2周目や3周目をしているころから、国道にある標識などを目にして存在だけは知っていたのです。今回は今までになく「細倉マインパーク」に接近しているし、ちょうど「次はどこに行こうか?」って迷っていたところなので、これを機に初訪問しようと思うワケです。

旧栗駒町から国道457号で10kmちょっと西に行く。ここもまだ栗駒高原エリアだね。
あと1kmほどで「細倉マインパーク」かなってところで、くりはら田園鉄道の「細倉マインパーク前駅」っていうのが出てきました。
おぉ、廃駅か。ちょっと見て行こうか。
ついでに駅前広場にトイレがあるしな。寄って行こうか。


<細倉マインパーク前駅>
13:58 細倉マインパーク前駅


                  
 くりはら田園鉄道の廃駅                       ED20形電気機関車

ここも栗駒高原駅と同様に、2007年のくりはら田園鉄道の廃線と共に役目を終えた廃駅です。
駐車場には車が他に2台ほど。運転手さんがヒマそうに昼寝しているトラックが停まっているだけ。

駅前の広場には電気機関車が展示されていました。その横には、小さな小さな駅舎。
ガラスのドア越しに中を覗いてみました。
2007年まで実際に使われていたんだなぁ…、ここ…。なんだか生気が抜けてしまったような、切ない空間でした。


                      
駅舎の内部

続いては、駅のホームに出てみました。単線でした。
かつては、この緑に囲まれた高原を、小さな電車が走っていたのだろう。どんな電車かも知らないけど、ホームの長さと駅の規模からして、きっと2両ほどのはず。
あ、僕の石巻の近所の路線と同じくらいの規模かな?親近感を感じたぜ。


                     
   ホームと線路


<細倉マインパーク>

14:12 細倉マインパーク

そしてやってきた、細倉マインパーク。結論から言うけど、ここはすごかった。マジでビビッた。
国内の数々の洞窟や観光坑道を攻略してきた僕だけど、こんなにも心ときめくカオスな洞窟は初めてだった。
「栗駒山」の帰り道にふらりとアドリブで立ち寄ったスポットだが、一生記憶に残るような体験をしてしまったぜ。

敷地内は寂れたテーマパーク風。超広大な駐車場は、10台くらいしか車が停まっていないし。
併設して地位様遊園地みたいのだとか、スライダーパークとかいうのがあるんだけど、閉鎖されているみたいだし。


        
マイン坊や                 広大な駐車場

全体的に昭和の香りのする施設です。料金は460円でした。
有人の窓口で買うタイプ。そして、コースの入口がどこなのかとか、従業員さんが丁寧に教えてくれる。
随分安いなと思って歩いているときに建物の貼り紙を見て知ったんだけど、震災復興のために特別半額セール期間なのだね。通常料金だと920円だったんだって。これは相当なお得感。

あとね、マスコットキャラの"マイン坊や"っていう、ちょっとムカつく表情の坊やがいたるとこころにいてちょっとウザいです。どれも同じポーズだし。なんで宇宙服着ているの?ここは坑道でしょ?炭鉱でしょ?TPO。


             
        ここにもマイン坊や                      観光坑道MAP

洞内に入る前に観光坑道MAPっていうのを見ていきます。
観光できる部分は777mあるそうだ。なかなか大規模だね。
そして、前半は鉱山の歴史ゾーンと言うらしい。昭和62年に閉山した「細倉鉱山」の当時の作業風景や展示物を見れるのだそうだ。
うん、ここまでは予想の範疇。でも、楽しそうだ。

そして後半部分を見て目を疑った。「ほげっ!??」ってなった。一瞬でパニックになった。
鉱山の歴史ゾーンの次は、タイムトラベルゾーン。そこに描いてある奇怪な図解は、ちょっと上記上のサイズでここでお見せするのは危険だな。このあとは、僕と一緒に実際に洞内を写真で見てみよう。


                     
各所にマイン坊や                      マイン坊やの解説ボタン

そして洞内に入ります。ここが当時の坑道を観光用にリフォームした部分だね。
ってか、マイン坊やいすぎ。同じポーズだし。カメラ向けるたびに同じポーズしちゃう子っているよね。そんな感じ。
発注ミスか、ってくらいにいっぱいいる坊や。「ようこそ」的なことをしゃべってくる。

洞内の音声ガイダンス用のボタンも、マイン坊や。坑道についての簡単な説明をしてくれます。
荷担枠に囲まれた坑道跡を進み、採掘に使われたダイナマイトを展示しているスポットに辿り着く。
うん、この辺は普通に勉強になる。


       
  坑道を奥へ                              ダイナマイト&YAMA

で次は坑内事務室っていうのが出てきました。実際にあった、坑道内の事務所の再現だね。
今まで僕が見てきた観光坑道は、人形を使った採掘現場の再現とかは普通にあったんだけど、近代の事務室まで再現しているところはこれが初めて。こんな地中のオフィスで会議をしていたんだねぇ。

一瞬「本物の人間かな?」って思えるほど精巧なロボットの人形がそのオフィス内でしゃべったりして仕事を再現している。
ホントにリアル。失礼なくらいに顔をガン見してみたけど、絶対これ、本物の人間をモチーフにしているね。大量生産とかで作っていない。オンリーワンの仕事で誕生している。顔色悪いけど。


         
坑内事務室                                働くおじさん

さらに進むと、坑道内で様々な作業をしているロボットのおじさんが出てきました。
トロッコの上に乗ったり掘削したり、ケージに入って地下に降りて行ったり。ダイナマイト掘削現場では、ダイナマイトの点火スイッチを模したギミックもありました。レバーを引くと発破シーンを再現できました。

だけども、この辺は割と多くの観光鉱山でもあるギミック。むしろ、それよりもレベルは高いか。
それなりの満足度を持って進む。


                      
掘削作業中                           さらに地中奥深くへ

続いては、シュリンケージ採掘跡っていうのがあったり、実際の鉱石を展示してあって、ブラックライトを当てて怪しい感じに光らせることができたり。
シュリンケージ採掘跡は圧巻だった。洞内に展望台みたいなのが設置されていて、そこから足もとにずーっと深く続いている漆黒の谷間を見下ろせるんだ。怖いね。奈落だ。

…そして、ここで異変の片鱗。


                  
シュリンケージ採掘跡                           宇宙の世界??

突如として暗がりに現れたマイン坊やが今までの元と比べて数段不気味。
そして、その彼の横にはこんなボードが設置されています。

『宇宙の世界へようこそ ふりむいた友達の顔を見て!!あなたはだぁ〜れ…宇宙人.』

はい、意味不明。軽く恐怖。
ここまでマジメに採掘現場の再現を見たり、坑道の構造を展示物を見て学んできた僕。
いきなりこんな飛び道具的なメッセージを突き付けられて大いに混乱します。悲しいかな、このときには最初に見た、この坑道が大きく2部構成になっていることを完全に忘れていたんだ。
真面目な展示物を見ていたことにより、頭の中がそっち一辺倒になっていたんだ。


         
暗い洞内                   銀河の洞窟                  大宇宙の中

もう、ここが坑道跡なのか、普通に後世に作られたアミューズパークなのかわからんね。
正直ここまで来たら、もうどっちでもいいけど。

洞窟は一気に暗くなる。もうほとんど何も見えないレベルで。画像補正しても上のレベルだもんね。
そして、前述の通りここはガラガラなのだ。ここまで2組くらいの人には出会ったけど、基本的に視界には誰もいない。
これ、怖いっす…。

洞内に銀河を再現した、なんか光る岩があるんだけど、明らかに天然ものの光では無いからどうリアクションを取ればいいのか迷ったりする。だけども、そのあと出てき太陽系のオブジェのところで、僕ももうブッ壊れた。理解した。
もうさ、鉱山とか坑道とか関係ないのね。はーい、全部忘れる。切り替える。

説明版によれば、ここタイムトラベルゾーンは宇宙・過去・現在・未来を旅するおとで、地球や自然や人間の関係に大きな法則があり、大自然とのかかわりについて目覚めてもらう世界なんだって。うん、わからない。文法的な意味でちょっとズレが生じている。
そして、なんだか知らんけど、ここで"ホソキュリアン"が生まれるらしい。人間と自然とのより良い関係を模索する生命体で、私たちの愛を象徴したものなのだそうだ。いや、わからん。


                     
ホソキュリアン遺伝子受胎空間                ホソキュリアンの誕生

来たー!!ホソキュリアン遺伝子受胎空間!!
なんだここは?心臓の鼓動音のようなドクンドクンした音がエンドレスに鳴り響いています。
そして、中央では、なんだか赤いカプセルに入った胎児。これがホソキュリアンか!生まれるのか!!
とりあえずよくわからんので、説明版を読む。

『ホソキュリアン遺伝子受胎空間 皆さんにこの母体空間の中で、メッセージが伝えられ、赤ちゃん「ホソキュリアン」になっていただきます。』

うわあぁぁぁ、日本語がよくわからない!絶妙に、もどかしいレベルでわからない!!クッソー!
とにかくね、心音とか色とかが徐々に変化していくこの部屋で、ホソキュリアンを見守ってみた。
休憩用のベンチとかあるけど、この部屋は落ち着くのか?僕はずっと心がザワザワしていたよ。


     
   山神社                                 神々との出会い

洞内には山神社という神社がありました。脇には古酒がズラッと保管されていました。
それから、さらに進むと砂金採掘コーナー。有料で砂金堀が体験できるそうです。ここはスルーする。
そもそもお客さんの母数が少ないので、砂金コーナーの従業員さんはえらくヒマそうでしたけど。

このあとは、暗闇の中、「何が起こった?」ってレベルで無数のレーザー光線を浴び、そして小川沿いの遊歩道に。
ここは「神々との出会い」と名付けられたエリア。
私たちの祖先は、太陽・風・水・大地に神々を感じて恐れ敬い、共に生きて来たじゃないですか。人間が生きるの当たって必要なものって全部自然の中にあるので、慌ただしい日常を忘れて小川のせせらぎに耳を傾けましょう…的な感じなんですって。
あまりよくわからない。

とりあえず、壁画チックなものがあって、いろんな神々の絵が描かれている。
ちょっと日本には馴染みのない宗教的なテイストだったりする。それらを見ながらサクサク進む。

 中間地点!!

バカなッ!!ここでまだ半分だと?!!
タイムトラベルゾーンの半分であればまだわかる。しかし、ここが坑道すべての半分だとしたら、あの鉱山の歴史ゾーンを含めてもはだ半分なのだとしたら、まだこの先は途方もない道のりだぞ…。
てゆーか、そうだとしたら大半はタイムトラベルゾーンってことになるのね…。軽くめまいがする。


           
       恐竜化石のゾーン                       巨大化石とYAMA

恐竜と化石のエリアにやってきました。もうここまで来ると、全てにハリボテ感が満載だね。鉱山?なにそれ?
とりあえず恐竜は好きだけどね。洞内の壁の各所から巨大な恐竜の肋骨や足の骨が生えているのはカッコイイけどね。

だけども、そこから脇にある小部屋をちょっと覗くと、エジプト系の壁画がビッシリ描かれていたり。
さらに進むとモアイ。もう、自由だなー。大好きだぜ、この感じ。支離滅裂なんだけど、やりたいことを全部ここに表現した感はすごいわかる。洞内も後半だもんね。最後だから、泣いても笑っても悔いが無いようにはっちゃけよう、的な意志ね。


         
エジプト壁画                   モアイ                  火山の噴火

終盤は、いろいろのっぴきならない状態となりました。
どうにもね、僕らが地球を傷つけすぎたことで、ホソキュリアンが僕らに対し警鐘を鳴らすために、いろんな天変地異を起こしたのです。火山が噴火したりとか。

そんな危機を乗り越えて、なんやかんやあって、最後はハッピーエンド。
ヒーリング系のBGMの流れる緑のトンネルを抜けて、長かった道内の旅も終わります。

 
ハッピーエンド

いや、すごかった。洞内から出て、眼前に広がる青空を見ながら、しばらく放心状態だったもん。
こんなにアミューズメント性の高い洞窟は初めてだ。しかも460円。今までここに来なかったことが悔やまれたもん。
こんな面白い洞窟のある宮城県民になれたことを、僕は誇りに思う。

※「細倉マインパーク」は僕の訪問後の約5ヶ月後の2015年11月〜2016年6月末まで休館します。
  2016年7月にリニューアルオープンします。どう変わるのか、楽しみですね!


新緑の峠を越えて

ここからは、行きとは少しズラしたルートで帰りたいと思います。
使うのは国道457号。これをひたすら南下し、国道とは思えないような峠を越え、国道47号との合流地点を目指す。

この合流地点に「あ・ら・伊達な道の駅」があります。
僕が今までの訪問した数多くの道の駅の中で、最も入りづらく出づらい道の駅ね。
利用者が多いわりに、駐車場がそれに見合った広さが無く、しかも駐車場からの出口も少ないのでので出る車も大渋滞するという、負のスパイラルな道の駅。
ちょっと覗いてみたところ今日は空いているっぽい。じゃあ立ち寄ろうか。


<あ・ら・伊達な道の駅>
15:24 あ・ら・伊達な道の駅


        
久々の訪問               鎧の展示

"伊達政宗"の縁のある道の駅です。なので"政宗公まつり"ってのがあったりして、そのときに使用される甲冑が施設内に展示されていたりします。これも伊達政宗のヤツをモチーフにした鎧だね。
内部をフラリと見て、トイレに寄ったら出発しよう。


ここからは国道47号で古川駅前に出ます。ここは新幹線も停まる大きな駅だね。仙台の1つ北だっけか?
ここで国道108号に乗り換えて道なりに東に進めば石巻の中心地です。


    
  108号で石巻へ            田んぼの真ん中の道          レギュラー131円

ほとんどの行程が田園地帯ね。清々しい。
途中で給油をする。レギュラーは131円。ずいぶん安くなったね。車出勤だから、今まで以上にガソリン価格にはシビアになりそうだな。生活に直結するもんな。

家は石巻の中心地からは離れているので、途中で国道を反れる。
そしたら水田の真ん中の道がずーっと続くのね。建物とか、ほとんどないの。すっごいわ、僕の住む地。

しばらく走ると家の近所のランドマークになりそうなスポットの案内看板が出てくる。『次の信号左』とか書いてある。
「あぁ、もうすぐそこだな」って思ったら、その"次の信号"とやらがずーっとずーっと先だし、そこまでまた田んぼの中のストレートが北海道の道北みたいな勢いで続いているし。
地平線の彼方から、"次の信号"が見えてきたからね。

16:52 帰宅


そんなこんなの、石巻発ドライブ。初回は無理なく、明るい時間に帰宅できました。
まぁしばらくは無理をせずに落ち着いて周辺を楽しもう。

 
石巻編第1弾、終了




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