4月3日 4月4日 4月5日


<松原公園>

5:05 起床

空が白みだすと同時に起床しました。よしっ、テンションは高い!
今日も1日楽しむぞ!ドライブを…、じゃなくて、引っ越しを!危ねっ、目的を見誤るところだったぜ。

布団を畳み、そして公園内のトイレに向かう。そして洗顔する。
芝生の敷地は夜露でグチャグチャで、おかげで靴もグチャグチャになりました。
でもこれは些細な問題。僕にとっての問題とは、今日が晴れるかどうか。洗顔を終えて再び見上げた空は、雲がほとんど無いように見受けられる。よっしゃ、今日もいい1日でありますように!

 
夜明けの再出発

祈りを込めてキーを回す。
エンジンかかった!若干引っかかるような感じでかかり切るのに時間がかかったような気がしたが、朝一ちゃんと起動するのであれば昨日よりも状況は良いのではないかと期待しちゃう。
まぁ今日もなるべくエンジンを停止させずに観光して行こうか。

5:25 出発


「土肥温泉」以降の海沿いの道は、国道136号になります。昨日の夕方までの県道17号よりかは道は広いよ。
まだ冷え切っていて交通量の皆無の国道をスイスイと南下し始めます。


<恋人岬>
5:35 恋人岬

はい、男1人で立ち寄り名前の岬ナンバー1ですね。ちなみに同じ名前の岬が新潟にもあるけれど。
でもこの時間であればカップルもいなかろう。ゆうゆうと観光してやろうぞ。


        
夜明けの岬                 次は「けっこん」                 "I love you"      

「といおんせん→こいびとみさき→けっこん」ね。なるほどなるほど、ってなんだそれ!特に最後の単語!!
もちろん、ご想像通り2人で鳴らす鐘みたいなのもあるし、愛を誓って設置するプレートみたいのも売ってるし、"I love you"の手話のかたちのオブジェもあるし、もう全てがカップルのために存在しているような岬です。

いやー、すごいわー。精神的ダメージすごいわー。
ちょっと心の弱い人とか来ちゃったら、もう立ち直れないほどのショックを受けてしまうかもしれませんね。独り身には要注意の岬です。


 
南国風景

南伊豆が近づいてきましたね。温暖な南伊豆をイメージしてか、ところどころにこんな植物が植えられています。
しばらく進むと「黄金崎」っていう夕日で有名な岬が近づいてきます。
でもここは国道から少し反れないと岬に到着できないし、西日を受けて岬全体が黄金色に輝く時間が見事。
だから今回は立ち寄らずにスルーしちゃいます。日本4周目で見ているしね。

6:00ちょっと前に「堂ヶ島」エリアが見えてきました。
ここも観光船とか乗るととっても楽しい景勝地ですよ。観光いシーズンはここいら一帯がかなり混雑するけど。僕は過去2回乗りました。
一瞬車を停めて景色を眺めてから出発です。うおぉ、風強い!海が荒れている!!


         
 堂ヶ島               加山雄三ミュージアム

ちなみにこの付近でイノシシに遭遇しました。ビックリした。まぁでも伊豆半島はイノシシいるよね。しょうがない。
松崎の町の中心地くらいで、東の山の向こうから朝日が見え始めました。今日もいい天気になりそうだ。

右後方を見ると、「富士山」がチラッとだけ見えていました。
この先、東伊豆に回り込むまでは角度的に見えなくなるよね。一旦これで「富士山」とはお別れです。


                      
 さよなら富士山


<夕日ヶ丘>

6:23 夕日ヶ丘

国道136号を海沿いに南下を続け、よく立ち寄っているここの休憩所へとやってきました。
「波勝崎」を遠望するロケーションの景勝地ですな。桜がちょびっと咲いています。

波勝崎」はサルがたくさんいることで有名な岬でして、その影響からかここにもサルの像があります。「波勝崎」自体は有料だしバスじゃないと先端まで行けないこともあって、僕は未踏なんだよね…。
いつか行きたいけど、そもそもサルをあまり好きではないので困っちゃってます、僕。


        
波勝崎&YAMA                            桜とサル


引き続き10kmほどクネクネ道を走ると、国道を反れて県道16号入る。
少しのどかな光景が出てきます。

このあとは伊豆半島南端の「あいあい岬」・「石廊崎」を巡ろうと思います。特に「石廊崎」は往復に小1時間かかるので、なるべく朝早くにサクッとアプローチしておいて、あとあと予定が詰まらないようにしたいのです。

 
伊豆最南端エリアへ


<あいあい岬>
6:58 あいあい岬

別名「奥石廊崎」とも呼ばれています。伊豆半島最南端の「石廊崎」までは、直線でわずか2kmほどの距離だよ。
車を出たら強風ーー!!キンキンに冷たい風が吹き荒れています。
きっとこれ、気温1ケタだよね。最近は暖かい日が増えて来たのに、昨日・今日と4月とは思えないほどに寒い。3月上旬くらいの気温だと思う。

だけどもこの岬からの景観は絶景。南伊豆のワイルドな絶壁の海岸線が続いている様を一望できます。
朝で空気が澄んでいるので空は深い青色だし、強風が波は岩に打ち付けられて真っ白く砕けて行きます。
こんな素晴らしい場所なのに、実は最初に訪れたのが日本4周目の前半戦だったというから、恥ずかしい限りだぜ。


                
  駐車場からの展望                                  絶壁の岬


<石廊崎>

7:15 石廊崎 駐車場

さて、来ましたよ伊豆半島の最南端!もうここは小学生のころから何度来たか数えきれません。
実はここから岬の先端までは相当距離があって、かなりの激坂も含め20分は歩きます。駐車場は少し離れた石廊崎漁港。
ここは有料駐車場なんだけど、50mくらい手前には無料ゾーンがわんさかあるという不思議な立地。
当然、僕は有料ゾーンなんかには一度も停車したことはありません。


         役の行者                   激坂登れ                石廊崎漁港

灯台への遊歩道入口に立ついつものオヤジの像にあいさつし、激坂を登り始めます。
もう、いつもこの坂がホントしんどい。7分ほど登り、石廊崎漁港を見下ろせるような位置まで来ます。
冷え冷えした朝だったけど、この頃には体も温まってきました。

しかし岬の先端はまだまだ先。
遊歩道は「ジャングルパーク」の敷地とリンクします。
「ジャングルパーク」は原則立入禁止だけど、岬に向かう道と重なる部分だけ、普通に通行できるのだ。
だから道の傍らには「ジャングルパーク」の残骸がたくさんでてきます。


           
  ジャングルパーク敷地内

2003年にクローズしてしまったこのテーマパーク。
その直後にはこの遊歩道から見える車庫には園内を走り回っていた列車も格納されていたんだけど、いつの間にかいなくなっちゃった。
小学生時代に僕もここに来ており、それなりに楽しんだ記憶があるのだが、残念ですね。

ちなみにかつては「ジャングルパーク」を経由することで駐車場から岬の先端まではほぼ平坦な道で距離も短かったんだけど、その後に「ジャングルパーク」が閉園になって敷地内を最低限した通れなくなったため、こうやって漁港の方から長々と激坂を登らないとならなくなったのです。


                   
かつての食堂

もう10年以上も時が止まったままの食堂。
全国の廃墟を巡っていた日本4周目だったら興味津々なんだけど、もう卒業した身だから余計な関心は抱かない。最低限の記録写真だけ撮って先へと進みます。
この廃墟だって永遠ではない。気付かないうちにどんどん何かが無くなってしまっていっているに違いないからね。

この先がいよいよ岬のエリアです。石廊崎の灯台が見えてきましたよ。


                      
石廊崎灯台&YAMA

あぁぁぁ、すんごい逆光。背景が白飛びしてしまってせっかくの景観がイマイチだわ。
この灯台、敷地内は立入禁止なので写真を撮る位置が結構難しいです。僕の場合はこのくらい引いて撮影します。

ここを過ぎると、岬の先端に降りて行くための、絶壁にへばりついた狭い階段が登場。
ここから先端までの景色が本当に絶景です。僕もアマチュアとしては、そんじょそこいらの人には負けないくらいの数の岬を巡って来ていますが、知る限りではここはトップクラスの景観の岬だと思うよ。


         
太平洋が現れる                  岬への階段                断崖を見下ろす

そして岬の先端が視界に入る。
石廊崎のすごいポイントとして、岬の本当に先端の先端まで人が到達できる点。それから、岬が最後まで鋭角で岬らしい景観であるところを目で見て実感できる点だと思うんだ。

こういう岬って実はとても少ない。似たような場所としては、宮崎県の「日向岬」とかね。
小さい頃から慣れ親しんだ岬が、実はトップクラスの景勝地だったってワケ。


              
石廊崎の先端                           岩室神社

断崖の隙間にへばりつくように立つ「岩室神社」が現れます。
この神社、敷地が崖のくぼみに収まり切れていないから、足場の下が半分くらいもう完全に海なんだよね。

そこを過ぎれば伊豆半島の最南端、石廊崎の先端です。ここまで駐車場から徒歩でおよそ15分。
朝早いので誰にも会わずに来ちゃいました。
輝く太平洋が眼前一帯に広がります。海に大きく突き出した先端にいるから、周囲270度くらい全部海。


                        
 先端からの水平線

先端には小さな社と「伊豆七島展望図」のプレートがあり、"伊豆半島最南端"を示す文字もきざまれています。
ここから西は駿河湾、そして東は相模灘となっている。ゴツゴツした岩肌が特徴的なこの岬は、海底火山の溶岩で出来た土地であるから。それが風や海蝕で今の姿になったのだそうだ。

うん、やっぱ朝はこっちの後方は逆光だね。順光でこれだけ空気が澄んでいればもっとすごい光景が見えるんだけどね。
ここからは「伊豆七島」も全部見えるんだ。その光景は壮観だよ。


                          
   溶岩の岩肌                        伊豆七島展望図

そんでこのあと、デブの人がジャンプしたら崩壊して海まで落下しそうな立地の岩室神社の中を覗き、そして来た道をまた徒歩で引き返す。
「ジャングルパーク」近辺には少し葉の出てきた桜も咲いていました。
これで往復45分。観光シーズンの日中にはかなり人も多い岬だけど、今回は往復で誰にも遭遇しませんでした。
相変わらず最高の岬でした。


      
岩室神社の内部                       石廊崎の桜


ここからは伊豆半島の東海岸を北上していくイメージです。
いよいよ静岡県も終盤。生まれ故郷の神奈川県が近づいてきましたよー。

県道16号をクネクネと東に進みます。「石廊崎」でたくさん歩いたからお腹が減ったわー。コンビニあったら朝ご飯にしよう。
伊豆半島岬巡り(4-29)」での経験から、県道16号にはコンビニが無く、「弓ヶ浜」近辺で国道136号に合流したところが最初のポイントであることを知っている。あのときのコンビニにもう一度入ろう。
付近にはそこそこ景色はいいけどマイナーな「タライ岬」とかあるけど、かなり歩くし時間がかかるので、今回は飛ばします。

8:12 「弓ヶ浜」近くのコンビニ

はい、2年半ぶりくらいの訪問ですかね。ここで手早くカップ麺を食べて朝ご飯としました。
ところでさ、さっきここの来る直前で「弓ヶ浜大橋」を使って「青野川」を横切ったんだけど、その河川敷の桜がすごく綺麗だった。
橋からは少し位置がずれるけど、ここのコンビニの駐車場からも河川敷から繋がる桜並木が見えている。
あの桜並木を歩いてみたいな。食後にちょっと散歩してみることにしました。


<鯉名川の桜並木>
8:25 鯉名川の桜並木

スポットの正式名称はよくわからないし特定の名前はないのかもしれないけど、川の名前が鯉名川であることは現地で確認できたので、こう呼ばせてもらいますね。


                   
河川敷を散歩                              赤い橋と桜

あ、ステキですね。河川敷の歩道に、頭上に覆いかぶさるような桜の木々。そしてところどころに赤い橋。

途中で川ギリギリに降りれるところがあったので、降りてみました。
川の両岸ともに桜並木。そんで遠くではカヤックの準備をしている人がいる。この晴天の中で、桜を見ながらカヤックを漕げるなんて最高ですな。


                      
河川敷の桜並木                            桜とカヤック

いい場所でした。心がほっこりした。
そして浜さんに乗り込んで再び国道136号を走ります。次は「爪木崎」にでも行こうかなー。でもあそこの駐車場は結構高いんだけどなー。この時間だともう有料になっちゃっているかな?

下田の駅前では、お馴染みの黒船のオブジェを写真に収めました。

 
下田駅の黒船


<爪木岬>
9:06 爪木岬

下田の中心地から県道116号を使ってこの岬のを有する小さな須崎半島を走ってきました。
その行き止まりにある駐車場の料金所は、残念ながらオープンしていました。500円。うむ、かなりの痛手だが、しょうがない。前回は確か16時を過ぎていたから駐車場が無料だったんだよね。
もし今日が9時を過ぎていたため有料だったのだとしたら、それは残念だ。数分過ぎちゃっているから。

料金所のおばちゃんは、「もっと先にある駐車場が近いのよ」と狭路を指さす。
僕としては距離よりも道幅の狭さの方が気になるんだけども、他に車も少ない時間だろうから言われるままに狭い坂道に突入し、誰もいないガラガラの広大な駐車場に浜さんを停めました。


     
 僕だけの駐車場                  灯台に歩く

ここも岬は東に突き出ているので、午前中は逆光です。
灯台への片道10分ほどの遊歩道を歩き始めます。

この岬はスイセンの群生地としても有名で、係りのおばちゃんが何人かその手入れをしていました。
「あら、おひとりで観光?」とか言われ、「そうです」と答えたものか、「いや、引っ越しです」と答えたほうがいいのか、結局モゴモゴしちゃう。「あっちの景色が綺麗よ」とか「柱状節理を見て行ってね」とかアドバイスいただきました。
サンキュー。一通り見て回るっす。


                   
 途中の東屋

道のりの半分くらいで東屋のある高台の休憩所に到着。ここから柱状節理が見下ろせるし、望めば分岐した遊歩道を降りてさらに接近できたりする。ここの先ほどの「石廊崎」同様、遥か昔の海底火山の影響でこの柱状節理ができたんだそうだ。

前回は『柱状節理があるそうだが、よくわからなかったよ』とか書いたけど、今回はバッチリわかりました。
てゆーかなんで前回は気付かなかったんだ?全国でいろんな柱状節理を見てきているから、見落とすはずはないのに。


        
東屋付近からの海                          爪木崎の柱状節理

遊歩道を挟み、柱状節理とは反対側の海を覗き込んでみた。こちらは穏やかな海が広がっている。
まるで沖縄の珊瑚礁のような澄んだ海が印象的です。「弓ヶ浜」といい、南伊豆の海はところどころでメチャ綺麗だからね。
こういう海を見ると、早くも2週間前の「八重山諸島」の島々が懐かしくなるよ。
ところであの海の中のムラは、何によるものなんだろう?


                            
 澄み渡った海

左右に海が広がる断崖の上の遊歩道をテクテク歩き、終点の灯台に到達しました。とんでもない逆光だけど。だから灯台の周りをグルリと周りながら青空がバックになるような写真も撮影したけども。

白亜の背の高い灯台です。灯台の脇からは「伊豆七島」の島々がよく見えました。
その中でも特徴のあるかたちの「利島」が目につくね。伊豆諸島には全く行ったことの無い僕。いずれ、遠い未来の話になるだろうけど、巡ってみようと思うよ。


                       
  爪木崎灯台                              利島


再び来た道を戻り、浜さんに乗り込んで発進。
須崎半島はこの「爪木崎」が行き止まりになっているので、来た道をまた国道136号まで戻ります。
しばらくは海沿いの国道136号をひたすら北上。
海水浴で有名な「白浜」だとか伊豆稲取だとかあるけど、それらは飛ばします。

なんとなく今後の構想を頭の中で考えているんだけど、前回の伊豆半島岬巡り(4-29)」で時間が足りずに真っ暗で何も見えなかった「真鶴岬」には今回明るいうちに立ち寄っておきたいと思う。
それから休日は一応明日まであるので当初は明日に三浦半島あるいは房総半島を巡ってから帰宅することも考えていたんだけど、引っ越し荷物の受け取りだとか横浜での駐車場契約だとかもろもろあるから、今日のうちに横浜の片田舎の実家に帰還しようと思う。

そう考えると、最後に「湘南海岸」だとか鎌倉の「段葛」の桜とか見ながら帰りたいんだよね。
つまるところ、今日の日没直後くらいに帰宅が望ましい。これを踏まえて行動したいっす。
今回の目的は伊豆の海岸沿いの景勝地全てを巡ることではなく、適当に楽しそうなところに立ち寄りつつ海岸線をおおまかに走れればいいと思うので、興味があるところ以外は飛ばします。


                      
東伊豆を走る                              稲取の桜

「熱川温泉」エリアが近づいて来ました。ここ数年、何度も旅行できている地ですな。
ふと思いついた。
ここいらには、僕らが"風力発電の丘"と呼んでいる絶景スポットがある。そこに行けば今日みたいな日は絶景だろう。
この機会を逃すわけにはいかない。

もう"風力発電の丘"への分岐はすぐそこまで迫っていた。危ない危ない。なんでここまで気付かなかったんだろう。
慌ててハンドルを切り、「アニマルキングダム」
方面に狭い坂道を登って行った。
そこからさらに道は分岐し、狭い激坂に突入します。日本4周目の愛車である"イオ"では何度も登っていたけれど、現在の愛車である浜さんでは初めてだね。

車体そのものがイオの比じゃないくらいに重いので、すごいうなる。これ、僕1人でこんなんじゃあ、4人くらいメンバー乗せたら大変なことになりそうね。
そして傾斜が激しいので車内の観葉植物が倒れそうになる。アワワワ…、ちょっとー!ピンチ、ピンチ!!
観葉植物を支えつつ、ゆっくりゆっくり坂道を登ります。


      
 凄まじい傾斜                プロペラが見えてきた


<東伊豆町風力発電所>
10:16 東伊豆町風力発電所

稲取の丘の上にある、風力発電のプロペラが回る穴場の展望スポット。
ここに来るのは日本4周目終盤の「伊豆熱川温泉旅行2013-夏(4-81)」以来だ。1人で来るのは初めてだ。

ほとんど誰もいない丘の上に、3基の風力発電プロペラが立っている。
それだけのことなんだけど、空が青ければすごい爽快感。そして海の向こうには「伊豆七島」も見えるし、「伊豆高原」も見える。
だから今まで、「熱川温泉」のシリーズで晴れたときだけみんなでここに来ていたのです。


                       
 丘の上の風力発電プロペラ

誰もいない丘の上の駐車場に、浜さんを駐車しました。
そんで胸いっぱいに爽やかな空気を吸い込みつつ、いつもの東屋に歩いて行きます。

この風力発電所自体新しくてここ数年のものなので、2011年の「伊豆熱川温泉旅行2011(4-23)」で僕らが初めて来たときにはまだプロペラは2本しかなかったし、これから行く東屋も無かったんだよね。
ここ最近は模型飛行機の愛好家の人たちが飛行機を飛ばすために集まったりも知れいるそうで、少しずつ有名になってきた感じです。


                           
東伊豆の絶景

東屋付近は下界に向かって転がる落ちるような芝生の敷地になっていて、足元には「熱川温泉」付近の海が広がります。
ここも「爪木崎」と同じく海の色が綺麗。
残念なのは、まだ春先なので芝生が茶色いことですな。青々とした草原が広がれば、ここはさらに3倍魅力的になるのです。

そして駐車場に戻って浜さんを少し動かす。どうせ誰もいないので、うまく風力発電プロペラと一緒にフレームに収まる位置に移動させて、写真撮影。
うん、青空が綺麗な写真が撮れました。2ヶ月後に「【日本走覇】5th Stage」っていう新章をリリース予定なんだけど、そのどこかでこの写真を活用したいな。


           
                風力発電の丘と浜さん


そのまま"風力発電の丘"を出発し、急坂を下る。
ブレーキ全然効かないっす。エンジンブレーキで1速にしても、車体が重すぎてガンガン加速しちゃいます。これ、定員ギリギリまで人が乗っていたらフットブレーキがヤバいことになりそうね。

海沿いの国道135号を北上していく。もうここいらは何10回と走っているので、ずいぶん故郷に帰って来た感覚になるよ。
次の目的地は「城ヶ崎海岸」にしたいと思います。
僕は運命のいたずらでなかなか機会に恵まれなくて、【日本走覇】であまり取り上げたことのないスポットの1つです。


     
もうすぐ伊豆高原             左右がトロピカル

伊豆高原で国道を離れ、1kmちょっと進んだ先に有料の駐車場があります。
なるほどー、こんなところだったかなー。もう5年半ぶりだから、大体忘れた。


<城ヶ崎海岸>
11:07 城ヶ崎海岸

今日は土曜日でしかも快晴だから観光客も多くて、駐車場はやや混雑。だけども遊歩道か数10m離れたところの駐車場はまだかなり空きがあったので、難なく浜さんを駐車することができました。
頭上は桜の木々。てゆーか、狙ってここに駐車しました。すっげー綺麗!


                          
 桜の下の駐車スペース

さて、ではここからハイキングコースを歩いて、城ヶ崎海岸の2つのハイライトである「門脇埼灯台」と「門脇吊橋」に行きたいと思います。実はここ、日本3周目の「伊豆周遊旅行(3-51)」で来ているんだけど、もろもろの事情があってちょっと足を踏み入れただけで、その2つのハイライトはどちらも見れずに悔しい思いをしていたんだ。
いつかリベンジしたいと思いつつも、5年半も経過しちゃった。でも、今日はリベンジに打ってつけな天気だ。期待が高まるっす。

ここからそれらには、ハイキングコースを歩いて20分ほどらしい。では、サクサク行きましょう。
多くの観光客に着いていきながら、僕もスタートです。


   
 海岸沿いの森の中            ときどき海                 海岸とYAMA

基本は木立の中のフラットな歩きやすい遊歩道。
しばしば海側の右手の景観が開け、岩礁だとかが姿を現します。
途中で山の中を歩くコースと海岸沿いを歩くコースとの2手に別れます。行先は同じなんだけど、僕は海コースを選択しました。天気がいいから、海と空を見ながら歩いきたいね。そんで帰りはもう1つの山コースにすればいっか。

歩くこと15分ほどで、「門脇埼灯台」が見えてきました。
一般的な灯台とはちょっと違っていて、大型の観光用展望タワーみたいなかたちです。てゆーか、その通り展望タワーも兼ねた建造物なのです。


        
門脇埼灯台                来た道を振り返る            灯台直下の岩礁と伊豆大島

まずは灯台の足元の岩礁地帯を海ぎりぎりまで歩いてみた。
どこまでも海が広がっていて壮観。振り返ればここまで歩いて来た海岸沿いも一望できる。荒々しい海岸がかっこいい。
水平線には「伊豆大島」が見える。

次に灯台に登ってみます。あ、普段は参観灯台であっても登らない僕だけど、今回登るのは無料だからです。
そりゃね、タダという言葉に弱い、卑しい身分の僕でしから。
だけどもここは灯台っぽくないデザインで、灯台としては個人的にはあまり好きではない。展望タワーとしてであれば、好き。


                     
灯台からの眺め

高さ25mの灯台のガラス越しに海を眺めます。おぉ、いい眺めだなー、やっぱ高さがあると違うのなー。
だからと言って、今後有料の参観灯台の誘惑にはまだ負ける気ないですけど。タダだったら登るけど。

続いては、「門脇吊橋」です。灯台から数10mのところに設置されている、有名な吊橋です。
ここ、小学生のときに来て以来だな。すごく久々。
この時間は大きくの観光客ですんごい賑わっています。天気も最高なので、みんないい笑顔だ。


                         
門脇吊橋                            吊橋の先の岩礁

この吊橋は長さ48mで高さは23m。作りは頑丈だし揺れも少ないんだけど、観光客の中には結構怖がっている人も多数。下は断崖だから、見た目は結構スリリングだよね。
僕はとにかくこの景色が気に入って、岩礁の上からしばらく吊橋に見とれていたよ。

それからゆっくり、山の中のルートを辿って駐車場方面に引き返します。
ちょっとお腹が減って来たからそろそろランチにしようかなーと思うのです。一応灯台の脇にも食事処があったんだけど、コテコテの観光地風のところじゃなくて、ちゃんと独立した立地のところで食べたいなーと思い、別の場所で食べれる場所を探すことにしました。

 
ただいま、浜さん

12:00 出発


伊豆高原エリアを北に走る。だけどもすんごい渋滞です。
まぁしょうがないよね、これだけ晴れた週末だもん。空腹を我慢しつつ、ダラダラした流れに身を任せるっす。

伊東に入り、「道の駅 伊東マリンタウン」の前を通過します。
ここは「熱川温泉」のシリーズで大体毎回メンバーとの解散場所になるスポット。
中には食事処もあるんだけど、ここは駐車場も食事処もかなり混雑していると予想される。1人で入るのはちょっと憚られるような気がするので、今回はスルーです。


    
  ぐらんぱる公園                伊東マリンタウン            伊東の海岸沿いの道

僕が目指しているのは、宇佐美にある「ふしみ食堂」。
小さくって庶民的な造りでちょっと入りづらい雰囲気なんだけど、安いし新鮮魚介の定食とかがあって、ツーリングのライダーとかに人気なのです。ツーリングマップルにも長年写真付きで取り上げられたりしていたよ。
いつもは大人数なので行けないその店に、今回は1人だから立ち寄ってみようと思うんだ。


12:45、「ふしみ食堂」前にやってきました。
お店の前、車でギュウギュウ…。このお店には駐車場と呼べるものがほとんどなくって、店の前の駐車スペースに2・3台の車が停めるのがせいぜいなんだけど、その周辺まで含めて駐車している車が多数です。僕も浜さんは停められそうにないな…。
そうだよね、この時間は一番の繁忙だもんね…。

無理して近所の駐車場を探すだとか、かなり待ってでもここで食べたいという気分でもなかったので、今回はこのまま立ち去ることにしました。横浜から見れば近所だもん、また来る機会はきっとあるはずさ。


んで、それじゃあランチはどこにしましょうかねー…。
計画は振出しに戻ったので、国道135号を走りながらキョロキョロ店を探す。
この際だから、あまりこだわらなくていいや。駐車場に車を停められて、そんで魚介が食べれればいいや。
そう思っているとおよそ10分でそれに該当しそうなお店が見えてきました。


<「あじろ食堂」>
12:55 「あじろ食堂」>

国道沿いの綺麗で広々とした洋風の造りの海鮮レストラン。週末の昼どきだけど、店内は人は少なめでした。
窓の外には国道越しに海が見えてなかなかいいロケーション。とりあえず海鮮丼をオーダーしました。


     
 国道沿いのお店                 新島が見える                 海鮮丼

僕は味オンチだからよくわかんないけど、味はまぁ可もなく不可もなくって感じなんじゃないかな?
1500円とそこそこ高額な割には量は全体的に少なめでしたね。観光地価格。
その分、店内は居心地は良かったので、ダラダラとツーリングマップルを読みながらくつろがせてもらったよ。
よしっ、では次はいよいよ「真鶴岬」だ!静岡県とはこれでサヨナラだ!


出発し、やや交通量の多い国道135号を北上する。
熱海では頭上の山に「熱海城」が一瞬見えます。そして熱海の北部で静岡県を出て、神奈川県の湯河原町に入ります。
さーて、帰ってきましたよ、神奈川県!今回の引っ越しもいよいよ終盤です。


         
 熱海城                  神奈川も桜咲く

間もなく国道135号を反れて、海に突き出た真鶴半島に入る。
ここいらは住宅も多いし道も狭くて序盤は走りづらいんだけど、なんとか突破。岬の直前では道はさらに狭くなるけど、完全一方通行になります。
「真鶴岬」、明るい時間帯に来るのは久々だなー。日本3周目で車中泊して朝日を見て以来だなー。

 
岬直前の道


<真鶴岬>

14:11 真鶴岬

朝日が有名な岬で、"かながわ景勝50選"にも選ばれている岬。
僕もここは学生時代から何度もドライブで来ていました。そんな思い出の岬です。
駐車場には桜の木々がいっぱい。今回の旅は本当に桜に縁があるな。
てゆーか、この時期日本列島はどこも桜に覆われているのだね。普段はどこか特定のスポットに花見にドライブに行くことが多いけど、フラフラ走っていてもこれだけ桜に遭遇できるのだね、日本は。


                    
 駐車場も桜満開                             真鶴の空

前回の伊豆半島岬巡り(4-29)」では日が暮れて真っ暗になってしまったために、何も見えなかったこの岬。
本当に真っ暗で右も左もわからなくって、何度も歩いた岬先端への遊歩道も見失っていたんだよな。まぁ遊歩道を発見できたとしてもそれも真っ暗だから危険な上に景色も全然見えなかっただろうけど。

敷地の奥の展望スペースから、足元の相模湾を眺める。
それから階段の細い遊歩道を海岸方面に下り、ハイライトである「三ツ石」を眺めることにします。


     
 海の見える展望所                            ここからは相模湾

「三ツ石」は海の中にある奇岩。2つの岩が注連縄で結ばれています。
2つなのになんで「三ツ石」なのかは知らぬ。すぐ横にある小さめの岩が3つ目なのかねぇ。

海岸まで降りると10分くらいかかる上、帰りが登りなのでえらいシンドいのです。
だから今回は「三ツ石」がよく見える中腹のところで引き返すことにします。ここからでも眺めは充分なので。
今回は干潮なので、注連縄で結ばれた岩自体、もう全部海面上に露出して1つの大きな岩みたいになっちゃってるっす。


                          
三ツ石


再び浜さんのアクセルを踏む。
ぶっちゃけね、もうやりきった。「真鶴岬」にて伊豆半島一周のドライブを終え、巡りたい場所ももうない。
あとは淡々と横浜を目指そうと思う。「小田原城」とかも無視。

国道1号に入り、横浜を示す標識が目に入ると、いよいよだって思うね。
あとは、5ヶ月ほど前の「伊豆熱川温泉旅行2013-秋(5-4)」にて湘南国際マラソンの影響で走れなかった湘南エリアの海岸線を走りながら実家に帰ろうと思うよ。
j実家にも連絡しておいた。YAMAはきっと日暮れと同時に帰宅するだろうと。そしてそのあと風呂入ってメシ食ってビールを飲むだろうと。


      
もう少し…                        湘南海岸大渋滞

小田原の町中からはずっと渋滞です。
かといって有料の西湘バイパスを使う気にもなれず、国道1号をダラダラ走って国府津・二宮・大磯・平塚を抜ける。
もうかつて学生時代を過ごし、放課後に走りまくった湘南エリアに来ています。

国道134号に乗り、引き続き湘南海岸の渋滞に巻き込まれる。
でもね、ここいら茅ヶ崎や辻堂の誰もが湘南として真っ先に思い浮かべるエリアは、あんまり海が見えなかったりするのよね。「江の島」辺りより東はよく見えるんだけど。

せっかく思い出の湘南の地なので、絵的にもここで湘南の海を見ておきたいよね。
どっか駐車場に入ろう。有料でもいいから入ろう。
そう思って茅ヶ崎海岸あたりから頑張っているんだけど、オフシーズンだからか駐車場が閉鎖されていたり、あとはもう駐車場のOPEN時間が過ぎていたり。係員さんに大きく「×」のジェスチャーされたりして、入ろうと思ったのに入れなくて、後ろの車に迷惑かえちゃったり。

そんなこんなで辻堂エリアにやってきました。
じゃあ「辻堂海浜公園」ですな。学生時代はお金ないしかなり抜け目なかったので、あの手この手を駆使して一度も有料駐車場なんか使ったことなかったんだけど、今回は使うっすよ。


<辻堂海浜公園>
16:25 辻堂海浜公園


                     
  遠くに江の島                          青春を過ごしたビーチ

広大だけども季節外れでガラガラな駐車場に浜さんを停め、国道134号を跨ぐ歩道橋を渡って海岸に出ました。
ずいぶん太陽が傾いて来て、風が冷たくなっていました。

たぶん、これが今回最後の下車になることでしょうな。なんだか久々に外の空気を吸った気分になって、砂浜で大きく深呼吸をしてみた。懐かしい磯の香りがした。
東の方には「江の島」が見える。西を見ると、今日の早朝以来の「富士山」のシルエットが大きく見える。
ずっと昔から見てきた光景だね。


                       
西日の中の富士山

しばらく波打ち際を散歩しました。しだいに西の海は夕日を浴びて黄金色に輝き出しました。
結局、今日も雨予報だったのに、すごい晴れたよなー。
気になって明日の天気を確認すると、最高気温13℃でしかも雨マーク。うわぁ、とんでもなく寒い。どうやら低気圧は予定よりずれてやってくるみたいだ。
今回の僕は、運がいい。北陸を経由できなかったのは大きな誤算だけど、結果的にいい思い出を作れているし。


                    
打ち寄せる波


「辻堂海浜公園」を出発した後の国道134号も、相変わらずの渋滞。てゆーかむしろ小田原から辻堂までと比べて渋滞が激しくなっています。
17:00近くに「江の島」の前を通過。「伊豆熱川温泉旅行2013-秋(5-4)」のときに大行列を"やよこ"と一緒に並んだハワイのパンケーキ屋さん「Eggs 'n Things」はこの時間も大行列でした。
いよいよ日が沈む時間が近づいてきたね。


                    
江の島を霞めて

窓を開けるとヒンヤリとした潮風が心地よい。
道沿いにはサーフボードを抱えて歩く人、ボードを自転車に括り付けて走る人。反対側にはサーフショップやオシャレなカフェが並んでいます。あぁ、この空気が湘南だよな。懐かしいわ。この空気は、あまり他のところでは味わったことが無いわ。

そのうち国道は湘南の海ギリギリを走る江ノ電沿いの道となります。多くの人々や車が行きかっている。
ちょっとローカルないい眺め。

17:20、「稲村ヶ崎」が見えてきた。みんな傾斜のある芝生に座り込み、西の空を見つけている。もうすぐ日没だね。
全部全部、免許を取った最初期から頻繁にドライブしていたスポット。名古屋からずいぶん時間をかけたし遠回りしたけど、帰って来たのだね。
ギッチギチで全然動かない渋滞の中、夕暮れに染まる湘南のスポットを見ながら鎌倉の中心地に近付きます。


    
海沿いの国道134号             江ノ電鎌倉高校前                  稲村ヶ崎

「由比ヶ浜」で大きくハンドルを切り、「湘南海岸」から離れます。
この道を真っすぐ行けば「鶴岡八幡宮」、そしてその手前の参道沿いの桜並木が最後に見ながら走りたい「段葛」です。

来ました、「若宮大路」。ここは予想していたけど、メチャ人が多い。観光客だらけ。
鎌倉の観光の拠点ですからね。春と秋はとりわけ多いしね。車は全然進まないけど、予想の範疇なのでもういいや。
そしてついに日が沈んだ気配もした。


<段葛>
17:40 段葛


            
    一の鳥居と満開の桜                            段葛登場

ここは幼少期から
、てゆーか生まれたときから慣れ親しんでいる地。
そんで期待していた段葛なんだけど、なぜか桜が全然咲いていなーい!!まさかの1〜2分咲きくらい。
あれれー。ここは満開になると昼と夜も最高に綺麗なんだけどな。
おっかしいな、咲くのは周りよりちょっと遅いんだっけ?

まぁでもしょうがない。そしてこれまで各所で満開の桜を見て来たから、もういいや。
ゆっくり渋滞の中を進み、その原因である「鶴岡八幡宮」にボチ当たるT字路を曲がる。


                 
 まだ桜の咲かない段葛                         鶴岡八幡宮の雑踏

周囲に暗がりが迫る中、鎌倉北部の山間部の峠を越えて、鎌倉市から横浜市に入る。
そしてその峠道でまたもや今までこの道で経験したことの無いようなギチギチの渋滞に参加する。
でも、心は穏やかでした。余裕、余裕。


18:24 横浜の片田舎、帰着

予告通り外が暗くなる頃、横浜の片田舎の実家の前に到着しました。
ただいまー!帰って来たぞー、横浜ー!!
さて、お風呂入ってビール飲もうかね。久々に外食以外でまともなご飯も食べれるぞ。


                 
     帰って来た横浜編

はい、これにて「【日本走覇】5th Stage」の第1章、名古屋編はおしまいです。
ありがとう、浜さん。てゆーかこの車、エンジンとかバッテリーとか、大丈夫なのか??

次からは生まれ故郷の横浜を拠点としたドライブが始まります。
とりあえず、明日は名古屋から届いた荷物の整理やPCの設定、あとはこの浜さんを停めるための駐車場の契約手続きとかをしなきゃ…。

そして明後日から腰を据えて横浜生活が始まる…と思うでしょ?
違うんだな、それが。

明後日からは北海道だー!函館だー!しかもお仕事!!ウゲー…!
明日の夜には旅立ちのための荷造りをしなきゃ!!
ではッ!!




4月3日 4月4日 4月5日

前のエピソード 八重山ヴォヤージュ(5-13)
次のエピソード 全国出張物語(5-x)

【日本走覇】のサイトTOPへ ⇒