―― 本日の走行

9/19 弟子屈の章:大草原と地平線
走行距離:279km  支出:\14,590


<「民宿 地平線」>
4:30 起床

おはよう!眠い!眠いし暗い!
前夜に宿のおじさんが「開陽台からの朝日は最高だ。国後島から朝日が出てくる。
これが日本唯一の"国際的朝日"だ!」と自慢気に話していたので、見れたら見よう
かなと思っていたのだ。

ちなみにおじさんはこのことを"異国から昇る朝日"と呼びたそうだったが、ほら、「国
後島」はアレじゃないですか。
だからオブラートみたいなもんに包んで"国際的朝日"と呼んでいるのですね。

あまり体調が優れていなかったら行くのをやめようと思っていたが、それなりにピシッ
と起きれました。
てゆーか、窓の外を見たらもう明るくなり始めていたので、迷う時間が無かった。
とりあえず携帯電話とカメラをひっつかみ、起きたままのジャージ姿で外に出る。
そして宿のサンダルを履いて、そのままイオに乗り込んで出発です。

9/20 斜里の章:裏摩周とサンゴ草
9/21 稚内の章:直線道路と最果て
9/22 増毛の章:陸の孤島と廃炭鉱
9/23 十勝の章:秋の山脈と噴火湾
9/24 エピローグ:帰路と旅の終焉
9/28 後日譚:移りゆく季節と時代
9/13・14 プロローグ:船旅と苫小牧
9/15 襟裳の章:濃霧と迫り来る嵐
9/16 釧路の章:巨大湿原と暴風雨
9/17 根室の章:秘境岬と北方領土
9/18 知床の章:最北東端と湖巡り
9/19 弟子屈の章:大草原と地平線

国際的朝日を見に行こう

―― 前日までの走行

走行距離:279km  支出:\14,590
9/20 斜里の章:裏摩周とサンゴ草
9/21 稚内の章:直線道路と最果て
9/22 増毛の章:陸の孤島と廃炭鉱
9/23 十勝の章:秋の山脈と噴火湾
9/24 エピローグ:帰路と旅の終焉
9/28 後日譚:移りゆく季節と時代
9/13・14 プロローグ:船旅と苫小牧
9/15 襟裳の章:濃霧と迫り来る嵐
9/16 釧路の章:巨大湿原と暴風雨
9/17 根室の章:秘境岬と北方領土
9/18 知床の章:最北東端と湖巡り
9/19 弟子屈の章:大草原と地平線











4:35 出発

もうかなり明るくなってきていて少し焦るが、宿から「開陽台」まではわずか2kmほ
ど。開陽台北19号をひた走り、一瞬で到着できました。


<開陽台>
4:40 開陽台

うっひょー、風強い!寒い!きっと体感温度は10℃を下回っていることでしょう。
そこにジャージ&サンダルというあまりに守備力の少ない装備で登場ですよ。
でもしょうがない、他に服が無い。時間も無かった。
まずは展望台までダッシュです。もう"ロッキー"かよってくらいに階段を駆け上が
り、「うおぉー!」ですよ。

朝焼けの空

明るくなる国後島

望遠鏡越しに

展望台には僕以外に2人しか人がいませんでした。
東の空を見ると、「国後島」がクッキリだ。ここには無料のそ双眼鏡もあるので覗い
てみます。
わお、「国後島」がドアップだ。大きすぎて逆に何が何だかわからない。

とりあえずガタガタ震え、ときどき風の当たらない物陰に隠れながら日の出を待ち
ます。
「なんだ、まだ日の出まで時間がるならそんなに急いで出発しなくても良かったじゃ
ないか」と思われる方もいるかもしれませんが、それは違うんだ。
僕は薄っすら空が明るくなる朝焼けの時間帯が好き。だから焦っていたのだ。

日の出直前の雲

朝日に照らされる開陽台

5:07、朝日の登場です。
残念ながら水平線付近は雲があったので、おじさんの言うように「国後島」からは太
陽は出なかったけど、まぁそんな些細なことはどうでもいい。

朝日はみるみる昇り、周囲を照らす。うん、この分だと今日も快晴だ。この道東の草
原エリアは今回の旅で最も重点を置いていたところ。
天気のいい日を狙い、さらになるべく旅の行程の中心付近になるよう配置したのだ。
作戦、バッチリじゃないですかねぇ。

展望台にて

草原も緑に

日に照らされた西側の草原は一気に緑になるね。綺麗だ。
駐車場に戻り、「国後島」とイオの写真を記念に何枚か撮影しておく。
悔いの無いように、なるべくイオの写真をたくさん撮っておくんだ。もう一緒にいられ
る期間はあと10日も無いもんね。

国後島と開陽台

では、人気の高い開陽台北19号を走りながら宿に戻ることにしましょう。
日中はライダーたちが撮影大会している北19号も、この時間であれば車1台もいま
せん。
んじゃ、お馴染みではありますが僕も写真を撮ってから行きましょうか。
これが、開陽台北19号の芸術的直線です。

開陽台北19号

ウネウネとアップダウンを繰り返しながら、天に消えていく直線道路。
何qも先まで見えている。こういう直線道路を走るのが、北海道の醍醐味の1つ。

上の写真の手前3分1くらいの場所にあるのが、僕の宿泊している宿です。
ちょびっと木立を入るので写真には写ってないですけど。


<「民宿 地平線」>
5:30 帰還

およそ1時間の早朝トレーニングが終了しました。朝ご飯は7:30からだから、まだ寝
る時間は充分にあるよな。よーし、いい体験したぜー。ただいまー。

ただいま

とりあえず布団に入ってみるのだが、しっかり朝日を浴びると人間の体って覚醒し
ちゃうのよね。少し寝つきが悪かったけど、無理矢理寝た。
寝ておかないと、せっかくの快晴なのに日中眠くなったり、夜にお酒を飲む元気が
無くなったりしちゃうますもん。

6:10 就寝

7:05 起床U

ふぇい、1時間弱寝れました。中途半端に寝たので少し眠い。
だけども窓の外に広がる草原の眺めが最高だ。これ、ホント今日ヤバいよ。天気
が良すぎだよ。身支度をし、朝ご飯を待ちます。

7:30 朝食

朝ご飯の時間

開陽台から見える範囲講座

集合して朝ご飯。同泊の2人は「僕らのいびきは大丈夫だった??」と気にしている
が、僕は爆睡していただけなので気になりませんでした。もらった耳栓もちゃんとし
ていたし。

「朝日は見に行ったの?」と聞かれ、宿のおじさんと同泊の2人に写真を見せる。
同泊の人には羨ましがられたよ。ふふっ、頑張って早起きして良かったぜ。
おじさんに「国後島」の写真を見せ、どこかどこなのかを教えてもらった。
どうやらとても天気がいいので、本土から相当遠い島の奥地の方の山まで見えてい
たようだ。

部屋に貼ってある地図で説明してもらったが、「開陽台」から「国後島」ってほぼ全部
見えるんだねー。だってさ、「国後島」って沖縄本島より大きいんだぜ。
正直そんなに遠くまで見えるとは思わなかったよ。いい勉強になったな。

食後はノンビリとコーヒータイム。
そしたら「開陽台」の話とかいっぱい語って気分を良くしたおじさんが、「キミらに少し
時間があるのであれば、地平線まで見える秘密の大草原を案内しよう」と提案を持
ちかけてきた。
あ、喜んで。僕は行く。同泊の2人も行くそうだ。じゃあみんなで行けるね。

窓からの風景

警戒する犬

おじさんからもらったMAP

行先は「ノースフラット」。なるほど、昨晩もらったディープサウス"の地図に書いて
あったスポットだね。おじさんが日本で最高の眺めと言っているので楽しみだ。
すぐに出発準備。そして宿代のお会計。
(1泊2食 \5500)

そういや宿の犬は最後まで僕に敵対心剥き出しでした。メチャメチャ吠えられてい
ました。僕、そんなに恨まれるほど悪いことしましたっけー?

8:40 チェックアウト

宿を出発!

素晴らしい天気

荷物積み込み時に、例のスニーカーをチェック。よしっ、乾いている。
久々にスニーカーを履くことができました。「落石岬」で水没してからここまで、随分
長かったぜ。

宿のおじさんの車、同泊の人の車、そして僕のイオと3台連なって発進。
おじさんは「ダートも走るから汚れてマズい車の人はこっちに乗っていいよ」って言
っていましたが、心配ご無用です。僕の車は上陸初日からドロドロですから。
今さらどうなっても構いやしない。

「ノースフラット」への道は、ここには詳細は書きません。てゆーか、目印が非常に
少ないので書けません。
2013年現在はネットで検索しても1件たりとも出てこないスポットなので、気になる
方は自力で探してみてくださいね。

高原へのダート

手を伸ばせば青空に

道は途中からダートになります。3kmほどこんな道が続くそうだ。
砂ぼこりを巻き上げながら高原に向かってグイグイ上がって行きます。
うっひゃー!テンションも上がるなー、この眺め!!


<ノースフラット>
8:54 ノースフラット

本当に何もない草原のド真ん中で、宿のおじさんは車を停めました。
牧草地なのかな、ここは?僕ら以外誰も来る可能性が無いから、こんな自由なア
クションができるのだね。ステキだ。

草原に車を停めて

僕も同泊の人も、興奮してもう「うおぉぉぉーー!!」みたいに叫んじった。
なんだこの開放感は。
そして朝に草原に吹く風。爽やかで気持ちがいい。いいなー、北海道って。心から
癒されるわ。寿命伸びるわ。

宿のおじさんによれば、今年の8月は道東は天気のいい日がすごく少なくって、綺
麗に晴れたのはほんの2日間だけだったんだって。
そう、今年の夏は例年になく天気が悪かったって、各所の宿のオーナーさんたちも
言っていたな。

「8月に北海道を走り回っていた多くのライダーたちは、この天気と景色を見たらす
ごく悔しがるだろうな」って宿のおじさんが言っていた。
本当に、天気のいい日にここに来れて良かったと思う。

宿のおじさんと同泊者

草原とイオ

雌阿寒岳をバックに

ここから見える人工物は、原則ただ1つ。それは「開陽台」の展望台。
それ以外は草原と山々だけ。
背後に聳えているのは「雌阿寒岳」だそうだ。うんと視界が良ければ厚岸まで見え
るらしい。今も見えているらしいが、よくわかんなかった。

おじさんはこの場所が国内最高の展望地だと言っていた。
ここより景色のいい場所を発見したら、そこに宿を移動させるつもりなんだそうだ。
うん、良し悪しは人それぞれだけど、この展望は確かに壮大すぎる。気に行った。

開陽台を遠望

草原を歩く

しばらくみんなで草原を歩き、宿のおじさんは三角点が埋まっている場所などを案
内してくれた。そして思い思いの場所でお互いに写真撮影。

この場所は夜には星も最高に綺麗なんだそうだ。
ま、暗くなったら詳しい人と一緒じゃないととても来れそうにないですけど。

遥かなるホライズン

では、名残惜しいけど出発です。来たときとは違うダートを走り、舗装路まで戻って
来ました。ここの空き地に車3台駐車し、宿のおじさんや同泊の人たちとはお別れ。
短いけれど素敵な時間をありがとう。
またどこかでお会いしたら、そのときはよろしくです。

同泊の人、そして宿のおじさんは晴天の草原をバックにいつまでも手を振ってくれ
ました。ありがとう、行ってきます!!


次に僕は目指すのは、「摩周湖」。とりあえず「摩周湖」や「硫黄山」・「屈斜路湖」な
どを巡ろうと思う。それから定番の弟子屈エリアの草原地帯かな。
道道150号で「牛文字」をかすめ、ちょっとマイナーな道道885号の直線道路で弟子
屈の町の中心地に向かいます。

摩周湖へ行こう

癒しの緑

国道243号を経由し、今まで何度もお世話になっている弟子屈の中心地にやってき
ました。ここからは、道道52号で「摩周湖」に向けて山を駆け上がります。

よーし、まだまだ晴れている。「摩周湖」は今日は霧は出ていないだろう。
最高に綺麗な湖面を見れることでしょうな。
この道は、日本3周目の最後の旅で早朝に起き、katsu君と朝日を見るために上っ
た道。あのときは楽しかったねぇ。


<摩周湖 第一展望台>
10:05 摩周湖 第一展望台

ここの駐車場は有料です。「硫黄山」と共通で410円。
しかしほんのちょっと進んだ第三展望台は無料。ぶっちゃけ摩周湖だけ見るのであ
れば第三に行った方が賢いのです。まぁ僕はそれを知っていてここに来たんだけど。
(駐車場 \410)

賑わう駐車場

霧は無いようだ

流石に摩周湖のメイン駐車場。混んでいるね。観光バスやお金のあるファミリーな
んかはみんな第一展望台に来るからね。
ここにはショップもあるし食事処もトイレもある。いろいろ充実しているからね。

実は僕がこの第一展望台に来るのってすごく久々で、日本2周目の「北海道旅200
5(2-45)
」以来。
つまりデジカメを所持するようになってからは一度もここに来たことが無かったのだ。
それもどうかと思うので、天気が最高の今日という日に訪問した次第。
この天気であれば、410円払うだけの価値のある湖を見れるだろうから。

紺碧の摩周湖

おぉー、すごい綺麗!霧の出やすい摩周湖だけど、今日は晴れ渡っている。
一時期は世界で一番の透明度と言われた摩周湖の水、深みのある青で吸い込ま
れそうな気分になるよ。
霧が湖面を覆っている摩周湖もすごいいいけど、湖面見えててもやっぱ最高ね。
要するに、両方見なきゃ摩周湖は語れないよね。

さて、ここいらで今夜の宿を決めますか。
今日は前述の通りすごく天気がいいので、この弟子屈近辺を巡ることに決めた。
だから宿もこの近くがいいな。

弟子屈界隈のとほ宿で、「ひとつぶの麦」と「ましゅまろ」は過去に泊まったことが
ある。「のんき舎」と「鱒や」は泊まったことがない。
じゃあ後者のどちらかにしよう。最初に「のんき舎」に電話をしたら、誰も電話に出
ない。買い出しにでも行ってるんだろうかね。
次に「鱒や」に架けたら今夜空きがあるとのことで、「鱒や」に決定。

次は第三展望台

続いては第三展望台です。標高はさらに上がります。
ちなみに、第一展望台は標高683m、第三展望台は701mなのです。

わずかな違いではあるけど、日本3周目ラストの「北海道旅2010(3-94)」では、こ
の標高の違いが僕らの明暗を分けたんだよね。
第一は霧に覆われて数10m先すら見えなかったのに、第三は雲海の上。
そんな最高のロケーションで朝日を見たんだ。鳥ただ立つほど綺麗だった。
このあたりが、霧の上に脱出してkatsu君と「うおぉぉー!」って叫んだところかな?


<摩周湖 第三展望台>
10:37 摩周湖 第三展望台

ここは無料の駐車場。あの日に朝日を眺めて以来の訪問です。懐かしい。

硫黄山と屈斜路湖

3年振りの風景

道路沿いの駐車スペースにイオを停めると、もう目の前は「硫黄山」・「屈斜路湖」
を見下ろす大展望。
第一も第三も、湖だけではなくて下界の展望もすばらしいよなー。

そして道路の向こう側の展望台に登ると摩周湖を見下ろせます。
「摩周岳」がちょっとだけ近くに見えるのよね、こっちは。
とりあえず展望遊歩道を歩き回り、いろいろ写真撮影。うん、満足。


それでは、このまま道なりに道道52号で山を下ります。
弟子屈の市街地とは逆方面のこっち側は、ワインディングすんごいよ。
グネグネ曲がるし、そして景観もあまり開けない森の中。
一気に下界まで降りれば、もう「硫黄山」はすぐ目の前です。


<硫黄山>
10:58 硫黄山

噴煙を上げる山

はーい、すごく久々!ここも「摩周湖」の第一展望台と同様、8年振りの訪問です。
来なきゃ来なきゃと思いながらも、付近を何度も通ったにもかかわらず日本3周目
では一度も訪問できなかった場所です。
日本3周目では3回も北海道本土を走り回り、毎回弟子屈エリアを訪問していたの
にね。やっぱ駐車場が有料だったのが痛かったんだろうな。

駐車場から白い大地を歩いて行くと、正面にガスを噴出する山が見えてきます。
逆光だけどもすんごい迫力です。「シュゴーー!!」って言ってます。

黄色い宝石

輝く蒸気

いやー、すんごいですねぇ。硫黄山ってこんなにすごかったっけ?
もっと早く再訪すれば良かったよ。

噴煙が絶え間なく噴き出していて、その噴出孔近くには黄色い硫黄の結晶がゴロ
ンゴロンしている。地球のパワーってすごいなーって思いながら、ゆらめく煙をずっ
と見上げていました。

硫黄山&YAMA

ここ「硫黄山」は「摩周湖」と「屈斜路湖」のちょうど中間地点くらいだね?
ここから「屈斜路湖」に行くには道道52号を使えば10分と掛からず行けるでしょう。
だけども、それでは面白くない。ちょうど弟子屈エリアで新規開拓もしたいと思って
いたところ。

僕の攻略本の1つ、なまら蝦夷を読んで思いついたんだけど、「キンムトー」行って
みるわ。
「摩周湖」と「屈斜路湖」の間にある、全長11kmのダート「池の湯林道」。
その中間地点くらいにある秘沼です。

まずは国道391号に出る。そして数q南下すると、林道の入口を発見。
何の標識も無いから10mくらい行き過ぎちゃったや。
ただ歩道の一部がヘコんでいるだけなんだもん。通り際に奥を覗けば林道が続い
ていることが確認できるんだけどさ。

林道の入口

目指せキンムトー

そこそこ締まった砂利ダートが続きます。ここの木々はほのかに秋を感じさせる色
になってきているね。
僕以外には四駆もオフロードバイクも全然いないけど、ゴトゴトマイペースに奥へ奥
へと進んで行きます。

秋色の林道

しましま

林道って、舗装道路と比べるとスピードが3分の1も出ないから、実際の距離よりも
長く感じてしまうものですよね。
僕も例外ではありません。もう5kmくらい進んだんじゃないのかなー、そろそろ「キ
ンムトー」が出てきてもいい頃合いなんじゃないのかなーと、軽く不安になって来て
おります。

しかも、林道入り口にも林道の途中にも「キンムトー」を示す案内が全くなかったの
で、最悪の事態としては入る林道を間違えているだとか、さらにはこの林道はどこ
にも通じずにいきなり行き止まりになるとか、そういう可能性も孕んでいるのです。

いかんいかん、弱気になるな、YAMA。弱い心に巣食う鬼に打ち勝つのじゃ。
そう言い聞かせながら進むと、ついに「キンムトー」を示す標識発見。
この池の湯林道からさらに脇道に反れるみたいです。

ちょっと狭いね…

行き止まりの空き地

脇道に入り、さらにモジャモジャで狭くてデコボコしているダートを走っていると、正
面に車止めのゲートが現れました。
ゲートの手前は少しだけ広く、駐車できそうな感じです。

ふむ、ここに車を停めてあとは歩けばいいのだね。
紳士的な僕は、あと3台くらい車が来ても停められるようにギリギリまで寄せてイオ
をく駐車しました。おかげでイオ、ちょっとだけ斜めになっちゃった。
そんでどうせ僕以外の車なんて来ないけどな。むしろヒグマの方が確率高そうだけ
どな。


<キンムトー>
11:27 キンムトー 駐車スペース

モジャモジャな道

おやおや、ここのクマザサさんたちは元気がいいね。おかげで歩道がほとんど見え
ないよ。とりあえず真っすぐ突き進みます。
今日、スニーカーが乾いていて良かったわ。こんな道をサンダルで歩きたくはない。

しばらく歩くと正面に湖面が見えてきました。おぉ、神々しいな。
あれが僕が初めて見る、秘境の沼、キンムトー!

森の奥の秘沼

森の中にぽっかりと現れた陽だまりのように感じた。
ズンズン進むと森の両側もそれに応じて開け、そして正面に沼が広がった。

これがキンムトー。クマが多く出没する森の奥にひっそりと佇む秘境の沼。
接続する川などは存在せず、雨水や雪解け水が溜まってできた沼らしいです。

湖畔の緑

静かな世界

神聖な感じだねー。そして究極に静か。
なんか人が立ち入っちゃいけないような、小鳥とシカくらいが訪れることを許される
空間みたいだと感じた。そして事実、そんな感じの沼なんだと後日知った。

湖畔沿いに少し歩いてみると、遊歩道なんてない。
自己責任で無理なく行ける範囲を歩き、少し開けたところで青空をバックにした水
面が眺めながら倒木に腰掛けてボンヤリしてみた。
あんまり長居すると、本当にクマが出てくるかもしれないけどな…。

ちょっとお腹が減ってきたかな…。
駐車スペースに戻り、斜めに傾いたイオの中でツーリングマップルを開き、目ぼしい
お店を探してみようとする。
そうしたら、挟んでおいた名刺がパラリと落下した。

これは、スープカレーの「奥芝商店」の標茶基地の名刺だね。
「なかまの家」で出会ったTさんが紹介してくれ、もらったお店の名刺。
なんかあのとき、僕は勢いで「僕も行くかもー」とか言っていたな。
じゃあ、行こうか?ここなら充分に射程距離内だ。今日のランチはスープカレーだ。

「奥芝商店」の約束

よーし、そうと決まればこんな林道さっさと脱出しておいしいカレー食べに行きましょ
う。アクセル強めに踏み込みましょう。

あのさ、僕って北海道に来てからほとんどキッチリ1日3食を食べているよね。
だけども朝ちゃんと食べても昼くらいにはお腹が減るんだ。
そんな当たり前のことが嬉しくって。

朝に1日のスタートに必要なエネルギーを摂取する。そして午前中にしっかり遊び、
そしてお昼どきにお腹が減る。すごい健康的。旅ってステキ。
まぁいいもんばっか食べているので、確実に旅の終わりにはデブになるでしょうけど。
デブなYAMAさんを晒すのは恥ずかしいので、このエピソードが終わったらしばらくは
【日本走覇】を休業しようと思いますけど。

林道を駆け抜けろ

明確な目標を持つ男の眼って、やっぱ違いますよね。ランチ食べると決まったら、
俄然やる気出た。

てゆーか、目的の「キンムトー」を訪問できるので、あとはこのまま林道を突っ切れ
ばいいだけで気が楽になった。林道の残り5kmほどをサクッと走って脱出しました。
そしたら道道52号の「屈斜路湖」の湖畔の「池の湯」付近に出ました。


<屈斜路湖>
せっかく湖畔に出たので、ちょっと屈斜路湖を見て行きましょう。
基本道路と湖の間は木立が邪魔をしているんだけど、うまい具合に湖畔に降りれ
そうな遊歩道を発見したので、その付近にイオを駐車しました。

11:54 屈斜路湖

穏やかな湖畔

はい、絶対他の観光客なんて来ないであろうヘンテコな小道を抜けて湖畔に辿り着
きました。綺麗な景色だ。
屈斜路湖は、北海道を代表する湖の1つで、そして世界で第2位の規模を誇るカルデ
ラ湖。

今回の旅においてまだ何度か眺めるチャンスはあると思うので、サクッと出発しまし
ょう。なぜなら、もう頭の中はスープカレーでいっぱいなのだ。

再び標茶へ

道道52号を「屈斜路湖」の湖畔に沿って南下し、国道243号で再び弟子屈の市街地
に出る。そこから国道391号でさらに南下です。
最初の宿「なかまの家」のあった標茶の町に、3日ぶりに戻ってきましたよ。

「奥芝商店」の名刺を取り出し、記載してある地図を頼りに住宅地に入ります。
お店は「ここいらかな?」って思うところをグルグル回っていたらそんなに苦労せずに
偶然見つけることができました。

しかしすごい立地だ。運が悪ければ絶対に見つけられなかった。
何の変哲もないアパート群の合間にある、普通の一軒家っぽいお店。
近所の標識もないし、お店自体の看板もとても小さくて大接近しないと見えない。
車で通過がてらに発見するのはまず不可能だ。


<「奥芝商店」>
12:41 「奥芝商店」

標茶基地

なんか、マジで一般家庭チックですね。靴を脱いでサンダルに履き替えて、何部屋
かあるうちに一室に通される。
てゆーか、このお店僕以外に誰もいないですよ。Tさんたちはすごい行列に並んだ
と言っていたのに。あのときは3連休だったけど、今日は平日だから空いているのか
な。だけどもランチタイムのド真ん中なんですけどねー…。

オシャレな店内

HUMMERだ!

うおぉ、どの部屋もすんごいオシャレ。まだOPENから数ヶ月だからピカピカだ。
こりゃ混むわ。一度リラックスしすぎて回転率悪くなるわ。
こんなオシャレなお店に小汚い僕のような小男が来ていいのかな?
なんか異空間。僕、北海道をワイルドに旅していたんだよね?どうだったっけ?

そして部屋の棚には巨大なHUMMERのラジコンもあって、またテンション上がる。
うわー、HUMMERほしい!ほしい!ほしい!!
「じゃあ買えばいいじゃないか」、だって?…んっとー…。

あ、そんでメニューなんだけど選び方が特殊なのね。
最初にスープを選ぶ。とりあえずお値段もお手軽なチキンスープ。
そしてメインの具材が10種類くらいあり、"やわらかチキンレッグ"にする。
そして次はトッピングを好きなだけ選ぶ。
いろんなトッピングメニューがあるが、1種類まで無料。えーと、マイタケのみで。
辛さは、あまり辛いと有料になるので、無料の範囲内で一番辛いヤツ。

チキンレッグのスープカレー

ものの数分でスープカレーが登場です。そんでウメー!!
野菜がゴロゴロだね。北海道の大地の恵みか。そして鶏のモモがそのままゴロン
と入っている。柔らかくておいしーっ!

僕がスープカレーを食べるのは、これが2回目。
初回は去年の「北海道旅2012(4-62)」で、まっつんと一緒に行った札幌の「マジッ
クスパイス」。
だけども味が全然違うね。去年のお店は全くカレーの味がしなくて「これがスープ
カレーなのか!」って思ったけど、こっちはちゃんと馴染みのカレーの味がする。
やっぱ店によっていろいろ個性は違うのだね。

最後まで1人で、ゆったりオシャレなランチを楽しめました。リラックスした。
こういうのもいいね。一瞬旅のことを忘れていたよ。
(食費 \980)


次は、また少し北に戻って「多和平」に行くかー!何度か行っている大草原。
今日は草原日和。草原走らなきゃ。
道道13号を使って「多和平」を目指します。


<多和平>
13:37 多和平

3年ぶりの訪問!「奥芝商店」から20分ほどで多和平に到着です。割と近いね。
ここは標高270mに2232haの牧草地が広がる壮大な展望スポットです。
展望台からは360度のパノラマが広がり、中標津の「開陽台」を超えるスケールと
も言われています。

駐車場から徒歩数分の丘の頂上にある展望台に登ります。
そうすると360度全てに牧場が広がります。地平線まで見えるのだよ。

地平線の見える大牧場

展望台へ行こう

牛もたくさん

展望台から見える草原も最高です。「開陽台」とはまた違った良さがある。
目線とそんなに変わらない高度で、どこまでも緑の丘が連なっているんだ。

ここにも無料の双眼鏡が設置されているのだね。初めて気付いたよ。
だけどもあんまり双眼鏡を使ったことが無いからどこをズームで見ればいいのかわ
からなくて、すごく遠方で牛の世話をしているおじさんをずっとアップで見ていた。
うん、あまりおもしろくない。

丘が連なる

「開陽台」・「多和平」と来て、道東の大草原で有名なのはあと1つ。
知名度は少し劣るけど、「900草原」に行こう。

「多和平」から「900草原」は、直線ではわずか10kmほどの距離。だけども走りや
すいルートがあまりない。
国道243号を経由して大回りで行くのが一般的なんだろうけど、もっとショートカット
できる道は無いかなー。

名も無き道を無理矢理西へと突き進み、南弟子屈駅付近からマイナーな狭路に入
って行く。んー、たぶん近付いているのだろうけど、裏からのアプローチなので標識
も何もなくて不安でした。
だけどもようやく見覚えのある道に出れたよ。

高原目指せ

<900草原>
14:29 900草原

ここも3年振りですな。日本1周目からアプローチを狙っていた、思い出深い地の1
つです。実際に到達できたのは日本3周目に入ってからの2006年だったんだけど。

名の通り、900haの広さを持つ牧場。
まぁ「多和平」に比べれば3分の1の大きさなんだけど、視界全部が牧場であること
には変わりない。
ある程度の大きさを超えてしまえば、もう何haだろうと変わりないくらいの体感値。

草原とイオ

立派な展望施設

大草原の牛たち

んー…。なんか青さが足りないな。ここに到着しての最初の印象が、それだった。
やっぱ朝一番に比べると、午後って空気が淀みやすい。
だから「ノースフラット」のときにはあんなにも青かった空が、少しボケてきています。
そして少し雲も多くなってきたように感じる。

とりあえず展望施設に登ってみる。
やや日も傾いてきたので少し寒いな。そして雲が多いので日陰もできやすい。

何枚か写真を撮ってみるが、「ノースフラット」のときに比べると手ごたえがない。
ここも今の天気も、通常であれば申し分のないレベルなのだが、今日の午前中の
天気が良すぎたね。
そして、何度かここに来ているけど、僕はここで満足の行く写真が撮れたことが無
い。それが無性に悔しいっす。

またいつか、快晴の日に

では、草原巡りはここまでとしよう。
次は、「屈斜路湖」を見下ろす絶景の峠、「美幌峠」と「津別峠」に行こうかと思う。

「美幌峠」は過去に2回ほど行ったことがあるが、夜だったり雪の残る夕暮れだった
りで、爽やかな写真が撮れたことが無い。
「津別峠」はマイナーだけども「美幌峠」を超えるとも言われる絶景スポット。ずいぶ
ん前から存在は知っていたが、未だに行ったことが無い。

今回の旅のどこかでこの2つの峠を訪れようと思っていたのだが、今日なら可能そ
うだな。明日でもいいんだけど、明日の天気はちょっと曇りっぽいんだ。
だから今日のうちに行っておこう。


「900草原」を出発して少し北上し、また弟子屈の市街地に入る。
ここで一旦ガソリン補給。
(ガソリン \6120)

そこから国道243号をさらに北上。昼前に「屈斜路湖」脇を通って南下したコースを
逆走ね。
途中で今夜の宿の「鱒や」へ通じる小道の前を通る。
なるほど、ここか。覚えておこう。また数時間後に帰ってくるよ。

さっきは「屈斜路湖」の東岸を南下して行ったけど、今度は西岸に入る。
「津別峠」へと入る道道588号の直前の「屈斜路湖」の湖畔。
ふと見覚えのある光景が目に入ったので、イオを停める。

日本1周目を振り返る

な、なんて懐かしいスポットを発見してしまったんだ、僕は…!
ここは日本1周目の「北海道旅2002(1-8)」でテントを張った場所だ。
夜の「美幌峠」を降りてきた僕たちはここでテントを張り、翌早朝に「屈斜路湖」や「
摩周湖」をドライブしたんだよな。
もう11年前のお話。でも、あのときの7人の物語は今でも鮮明に覚えているよ。

とりあえず写メを撮り、あのときのメンバーに送信しておいた。
ちらほらと「懐かしー!」という返事が返ってきた。

津別峠への登り

道道588号の道幅はや狭い。展望も開けない山間部をどんどん登って行きます。
道的にはそんなに面白い感じじゃない。空にはさらに雲が多くなり、ちょっと不安。

「津別峠」の展望台直前で道道588号を反れて専用ルートに入る。
さらに2kmほど山を登ると展望台のある駐車場です。


津別峠展望台
15:26 津別峠展望台

はい、憧れの展望台に数年越しの到着です。なんか曇ってますけど。
ここの展望台はヨーロッパのみおたいなデザインであることが特徴。
そう、これも訪れたかった理由の1つなんだよね。

駐車場を見下ろす

古城のようだ

ここは標高947m。同じく「屈斜路湖」を見下ろす525mの「美幌峠」よりも400m以上
も高所にあるのです。

展望台に登ると、西側には「雌阿寒岳」、そして東側には「屈斜路湖」を臨むことが
できます。「少しネバれば晴れたりしないかなー」としばらくボケッとするんだけど、
依然として雲は多いまま。
それに加えて標高が高いし夕方の時間になってきたこともあって、結構寒くなって
きたよ。

屈斜路湖を見下ろす

和琴半島

次の「美幌峠」にはどうやって行こうかねぇ。
一旦この津別峠を「屈斜路湖」とは反対側の美幌の町まで降りて、そこから「美幌
峠」まで登るプランも考えてみた。
そうなると距離は50kmくらいかな。これをやるとチェックインがギリギリになりそう。
しかもこの曇天ではそんなに無理して走る意味も無い。

そう考えると、津別峠をまたUターンして「屈斜路湖」まで戻り、改めて「美幌峠」へ
の道に入るか。そうすりゃ「美幌峠」までここから20kmほどだ。

今回は黄色のルートで

「津別峠」を再び「屈斜路湖」まで下り、次はそのやや北側から国道243号で「美幌
峠」目指して登って行きます。
さっきと比べるとずいぶん空が明るくなってきた。
おぉ、これはもしかしたら晴れた「美幌峠」に立てるかもしれないぜ。

次は美幌峠だ

<道の駅 ぐるっとパノラマ美幌峠>
16:07 道の駅 ぐるっとパノラマ美幌峠

到着!ここは道の駅になっています。その施設の裏から遊歩道でしばらく丘を登る
と、有名な絶景ポイントなのです。
早速僕もそのポイントに行ってみました。うーむ…。ちょっと曇っている。
晴れ間が出ていません。さっき峠に向かっているときには一瞬だけども日も差した
ので、運が良ければ晴れた景色が眺められると思うんだけどな…。

とりあえず、時間はまだある。しばらく待ってみよう。
ここは吹きっさらしの丘でしかも曇っていて寒いので、道の駅の施設に入る。
お土産コーナーでまた会社へのお土産の追加分を購入しておいた。
お土産はいつものように適当に2分で選んだ。
(土産 \1580)

20分ほど待機したが、太陽が出ない。しょうがない、諦めようか。
駐車場に戻り、イオに乗り込もうとしたとき。
突然太陽が姿を現しました。
チャーンス!!展望所に急いで向かおう。急がないと太陽がまた隠れてしまうかも
しれない。

太陽出現!

美幌峠からの屈斜路湖

雲が多いのであんまりスッキリした空ではないけれど、なんとか「晴れ」って言って
も納得してもらえそうなレベルにはなりました。
さっきの「津別峠」と比べると、かなりの回復っぷりだな。待機しててよかったよ。

ここには"美空ひばりさん"の歌、"美幌峠"の歌碑もあります。
どんな歌かは知らないけど、有名な歌だということだけは知っている。

美空ひばりの歌碑

戻ってきた青空

時刻は16:40になりました。宿には18:30に到着していればOKだけど、17:30には
暗くなるからそれまでには到着していたいところだね。
では、美幌峠を出発だ。


また国道243号で来た道を下り、そのまま「屈斜路湖」の湖畔を弟子屈の市街地方
面に走って行く。
空はだいぶ晴れてきた。ちょうど今、「和琴半島」に行けば夕日がきれいかも。
「和琴半島」は、「屈斜路湖」に突き出た小さな岬。さっきも「津別峠」から見落とした
スポットです。国道からはほんの2kmほどなので。立ち寄ってみましょうか。


<和琴半島>
16:57 和琴半島

本日2度目の湖畔

屈斜路湖の夕陽

湖畔ギリギリのおだやかな砂浜。すぐ横はライダーに人気のキャンプ場なので、
多くの旅人ライダーが夕食の準備に勤しんでいました。
西側を見ると、つい先ほど山に沈んだと思われる夕日がまだ山際を照らしていた
よ。
屈斜路湖の夕日、綺麗です。なんだかんだで今日もステキな夕日を見れました。

迫る夕暮れ

今日の宿、「鱒や」は「屈斜路湖」の南端から7・8kmのところ。
さっき宿へと入る小道の前を通過してあったので、その記憶を頼りに探す。

そして国道243号を反れ、宿まで続く狭い道に入ります。
ホント結構狭いな。
そして周囲では5・6匹のエゾシカが楽しそうに飛び跳ねていました。なんだここ?

「鱒や」までの道

<「鱒や」>
17:19 「鱒や」

立派なログハウス風のとほ宿です。"鱒や"だなんて名前だからもっと和風で古め
かしい宿だと思ったら、正反対だったわ。
早速受付し、2階の客室を案内してもらう。ここも綺麗なベッドの部屋で、布団もフ
カフカだ。素晴らしい。

ログハウスの宿

同室にはライダーさんが1人。おぉ、ここまで何泊かしていたけどライダーさんと一
緒になるのってそういや初めてじゃないですか。
ライダー天国の北海道なのに、このケースはすごい珍しいね。
もうシーズンも終わりだからライダーさん自体の人口が少なくなっているのかな?

とりあえず、夕食の前にお風呂に入ろうか。
お風呂のピカピカでした。こりゃすごい。快適。大きな窓越しに外も見えるし。

ピカピカお風呂

お風呂から出て夕食までの間、部屋で同室の"林道おじさん"と語ってた。
大阪から来たオフロードライダーのおじさん。
北海道に来たタイミングは僕と同じくらいで、月末までずーっと道内を走り回る予定
なんだって。

地図を見せてもらうと、道内の林道の情報がビッシリ。ほとんど林道目当てでツー
リングしてて、毎日数本の林道を走行しているそうなのだ。
林道マニアのライダーも初めてだー。珍しい話がいろいろ聞けるので、話していて
楽しいな。
僕が今日走った「キンムトー」の林道も先日走ったと言っていたよ。

僕も持ちうる知識でなんとか林道トークに着いて行こうとしたら、結構林道に詳しい
人と思われちゃったみたいで、「今度函岳の林道を走りたいんだけど、枝幸側と美
深側のどっちからのアプローチがいいかなー?」とか聞かれちゃった。

うん、行ったことないからわかんない。
だけども「函岳」、この時期に山頂まで続くダートのゲートは開いていたっけ?もしか
したらギリギリの時期かもな。そして、林道の質は良く知らないけど、起点へのアプ
ローチだったら枝幸の方が若干行きやすいけど…。
そんな感じのことをしどろもどろに話したりした。


19:00 夕食

豪華な夕食

うっひょー。おいしそう。大量のフィッシュフライに、刺身や煮物。
お酒にも合いそうですな。もちろん今日もサッポロクラシックを注文です。

他にメンバーは、北関東から来たライダーさん。北海道は8回目で、かなりのベテ
ランっぽい人。
なんとあの台風の日に自走で関東から青森県の八戸港まで走り、そこからフェリ
ーに乗ったんだって。うわぁ、バイクで台風突撃は地獄でしょうね…。

林道おじさんは、台風の日は十勝の「こもれび」っていうとほ宿に連泊してやりす
ごしたそうだ。
「こもれび」、去年僕もお世話になったな。ピザがおいしかったな。また行きたい。

いい感じにビールも進み、お替りもしちゃう。
ダイニングは2階までの大きな吹き抜けスペースになっていて、全面ガラス窓。
そこからは中秋の名月が見えている。
いいロケーションです。みんなで満月を見上げた。
明日も晴れるといいけど、予報では曇りなんだよね…。

ダイニングスペース

釣り道具がズラリ

中秋の名月

ダイニングスペースの隅、暖炉の前には大量の釣り道具が並んでいます。
鱒やは、名前の通りマス釣りの人も集まる宿。オーナーさんがすごい釣り好きだそ
うなので。館内には釣りに関するグッズや本が大量にありました。
オーナーさん曰く、今の時期は旅人と釣り人が半々くらいなんだって。


そして部屋に戻る。結構冷えているな、この部屋。
外の気温は7℃だそうなので、もう関東の冬と変わりないね。
林道おじさんと「寒い寒い」と言っていたら、部屋の窓が全開だったことに気付いた。
おじさんが風呂上りに開けて、そのまま忘れていたのだ。そりゃ寒いわ。
2人で爆笑。

おじさんは「この宿は綺麗で気持ちがいいなー。明日もここに泊まろうかなー。」とか
言いながらベッドにゴロンと横になり、そのままグーグー寝てしまった。
あらら、僕はどうしようかなぁ。
ここの宿、オーナーさん主催の飲み会はどうやらないみたいだな。
まぁ僕も今日は早起きしてお疲れだし、夕食のときにたっぷりビール飲んでいるか
ら、このまま寝るのもありかもしれないなぁ。

とりあえず歯磨きをした後、ベッドの上でダラダラとくつろいでいたら、そのまま寝て
しまったようだ。たぶん21:00頃に寝た。


ハッと気付いたのは午前2時。
部屋には電気が煌々とつき、そして
部屋のドアは開けっ放し。

うわぁ、なんてこった。林道おじさんも
あのまま爆睡モードになったのか。
慌ててドアを閉め、電気を消す。

そして改めて、おやすみなさい。