―― 本日の走行

9/16 釧路の章:巨大湿原と暴風雨
走行距離:211km  支出:\13,265


<「なかまの家」>
7:10 起床

はい、おはよう。良く寝ましたね。朝は涼しいね、さすがに。
昨夜は宿の差し入れの梅酒をかなり飲んだし、ワインもみんなで2本開けた。
猟師さんの差し入れのワインも飲んだ。だけども二日酔いも無く、元気だ。

今日はすさまじい勢いの台風18号が北海道までやってくる可能性があるそうだ。
この時間、僕の家のある愛知県はもう暴風域だって。上陸するかもだって。
我が家、もうダメかもしんねー。

とりあえず外を見てみると、雨でもないし風も無い。
雲ってはいるが、穏やかだ。でも、これって嵐の前の静けさってヤツですかねぇ…。

8:00 朝食

9/20 斜里の章:裏摩周とサンゴ草
9/21 稚内の章:直線道路と最果て
9/22 増毛の章:陸の孤島と廃炭鉱
9/23 十勝の章:秋の山脈と噴火湾
9/24 エピローグ:帰路と旅の終焉
9/28 後日譚:移りゆく季節と時代
9/13・14 プロローグ:船旅と苫小牧
9/15 襟裳の章:濃霧と迫り来る嵐
9/16 釧路の章:巨大湿原と暴風雨
9/17 根室の章:秘境岬と北方領土
9/18 知床の章:最北東端と湖巡り
9/19 弟子屈の章:大草原と地平線

朝ご飯

―― 前日までの走行

走行距離:211km  支出:\13,265
9/20 斜里の章:裏摩周とサンゴ草
9/21 稚内の章:直線道路と最果て
9/22 増毛の章:陸の孤島と廃炭鉱
9/23 十勝の章:秋の山脈と噴火湾
9/24 エピローグ:帰路と旅の終焉
9/28 後日譚:移りゆく季節と時代
9/13・14 プロローグ:船旅と苫小牧
9/15 襟裳の章:濃霧と迫り来る嵐
9/16 釧路の章:巨大湿原と暴風雨
9/17 根室の章:秘境岬と北方領土
9/18 知床の章:最北東端と湖巡り
9/19 弟子屈の章:大草原と地平線











みんなで揃って朝ご飯。
ちょっと変わったところの好きなTさんご夫婦は、もう朝ご飯前に「五十石駅」を訪問
してきたんだって。ここから徒歩で数分らしい。
駅舎がただのコンテナ風で、すごい面白いところだったんだって。

訪問者のノートを見たら、「降りようとしたら車掌に"ホントにここで降りるの?"と聞か
れたって人がいたり、なかまの家に宿泊ついでに来た人も多かったそうだ。
駅の周辺にある家が、ここを含めてたった4軒だそうだ。すごいわー。
よーし、僕も行くぞ。チェックアウトしたら行くぞ。

TVの天気予報を見ると、今日は暴風雨。いよいよアイツがやってくるね。
今日こそ、ガマンの日。しかし今日を乗り越えれば、きっと晴れるはず。

ダイニングスペース

なかまの家通信

台風が来る前にどれだけ観光できるかが今日のキモになりそうだな…。
朝食後、僕はテキパキと出発準備を整える。
外からゴトンゴトン音が聞こえたので窓から顔を出したら、「五十石駅」へと向かう
1両編成の電車が見えたよ。おぉ、レア!いいもの見れた!

一応なかま娘さんに「五十石駅」の正確な場所を聞いておく。
ここからほんの200mほど先で国道を右に入るが、駅なのになんの標識も無く、未
舗装の道を入って行くんだってさ。
では、ボチボチ行きますか。
(1泊2食 \4950)

宿代をお支払い。ちなみにこの料金には、昨夜の夕食の時に飲んだ缶ビールの値
段も含まれています。飲んで食べて、フカフカの布団で寝れてこの値段は、なかな
か安い。

なかまの家の外観

鳥小屋の脇を通る

Tさんの奥さんが、2Fの窓から手を振って見送ってくれた。
Tさんご夫婦は、朝の散歩のときに僕の車の【日本走覇】のステッカーに目ざとく気
付いていた。
そうなんです、これが僕のサイトなのです。
いつか検索してくれて、ネットの世界で再会できるといいですね。

駐車場では、鳥たちと戯れていたカヌー姉さん、猟師さん、そしてオーナーさんご一
家が見送ってくれた。
イオに乗りこみ、手を振ってお別れです。いい宿だった!
みなさん、良い旅を!行ってきます!!

9:17 チェックアウト


<五十石駅>
そしてすぐに五十石駅です。なかま娘さんに聞いた通り、目印は無い。
知らなければ絶対に素通りですな。

9:18 五十石駅

秘境駅

おぉ、すっごい。似たようなチープな駅はこれまで北海道の各所でドライブ中に見か
けたことはあったが、こうやってまともに訪問するのは初めて。
そして、見かけた中でもここのチープさは最上位クラスですな、いい意味で。

駅舎はかつての車掌車を改造したものなんだって。つまり、列車がそのまま駅舎に
なったってことだ。驚きのリサイクル。

ホーム側から

駅舎の内部

駅舎となっている車輌のドアから中に入り、すぐ目の前の反対側のドアから出れば
そこはホーム。
ま、わざわざ駅舎を経由しなくたって両側から普通に歩いて行けるんだけどね。

駅舎の中はガランとしていて、時刻表や数枚のポスターが貼ってある程度。
そして、Tさんが教えてくれた来訪者ノートがある。
確かにこの秘境駅を目指してきた人のコメントがあって面白い。朝食前に来たばか
りのTさんのコメントもある。

では、その下に僕もコメントを残していこう。
もう少ししたらカヌー姉さんがここにやってくるだろう。
そうしたら、きっと僕らのコメントに気付いてもらえるね。

来訪者ノートに記録を

では、これから「釧路湿原」エリアを周って行きましょう。
国道391号を釧路の中心地方面に向かって南下していきます。
そんでいきなりエゾシカに遭遇したりしました。北海道だと国道でも普通にシカがい
ますもんね。

数q走ったところで、「シラルトロ湖」への分岐が出てきました。
あー、あったな、そんな湖。ちょっと見ていきましょうかね。
ハンドルを切って道道959号に入ります。


<シラルトロ湖>
9:36 シラルトロ湖

「いこいの家」ってところで道が終わっていたので、そこの駐車場にイオを停める。
目の前にはパターゴルフ場があり、みなさんワイワイ楽しんでいました。
さて、湖畔にはどうやって行けばよいのでしょうか。

ここは綺麗に整備された「いこいの家」っていう施設の敷地内みたいなのでちょっと
気が引けるんだけど、ワシャワシャ歩いて建物の裏から湖方面に向かえそうな茂み
の中の歩道を発見。

木々の間からの湖

草むらを進む

結論から言うと、ここはオススメはしにくいですね。
茂みは朝露でビショビショだし、なんか蚊が多いし、どこから湖を眺めるのが一番
いいのかわからないし、そして木々も多くて湖が見にくい。

ここは鳥類の楽園と言われる「釧路湿原」北部の海跡湖。
実は日本2周目の「北海道旅2005(2-45)」でも訪問しています。
あのときは「釧路湿原」の展望台の1つ、「サルボ展望台」を目指していたけど行き
過ぎてここいらまで来ちゃったんだった。
実に8年振り。だけども写真に撮るのは初めてですな。


んじゃ、次は「サルボ展望台」に行きましょう。
そこも8年前はすごい霧で何も見えなかったので、写真に撮らなかったのだ。
今回は湿原が見えるといいなぁ…。

国道391号に戻り、南下を再開。すると右手に綺麗に「シラルトロ湖」が広がります。
ああぁぁぁ、ここから見ればよかった。
さっきの「いこいの家」で苦労して眺めるよりも、こっちが3倍ラクです。
そういや8年前もこの道路沿いの駐車場から「シラルトロ湖」を見たんだった。
忘れていた。


<サルボ展望台>
国道391号沿いにある、数台駐車できる空き地が駐車場。
森の中に埋もれているような立地なのでちょっとわかりづらいです。

10:04 サルボ展望台

砂利の駐車場

展望台への道のり

ここから展望台までは、登山道みたいな道を10分ちょっとの登りだったな。
序盤は急な登りなので、木の階段が備え付けられています。結構滑るし朽ちかけ
ているけどね。
間もなく雨がパラパラ降ってきました。うわっ、ついに来ちゃった感じですか。
傘をカバンに入れてきてよかった。

間もなく、木製の展望台が見えてきました。
よかった、下界は霧に隠れてはいない。これで、初めてここの展望台から景色を眺
められた。

国道391号

塘路湖

展望台のYAMA

眼下には国道391号が見えます。「塘路湖」と「コッタロ川」の間を通っている。
僕もあとであそこを走って釧路の中心地に向かうことでしょう。

ここはそこまで展望のいいスポットではなかったかな、っていうのが印象。
日本最大の湿原なのだから、もっと広がりを感じられる場所の方が好き。
そういう意味では、やっぱ「細岡展望台」や「北斗展望台」かなぁ。

駐車場まで降りてきた。雨だからか、結構蒸しますね。暑い。今日も半袖でいけそう
です。
そして今日の宿を決めました。根室にしよう。雨だから、あんまり走るのは辞めた。
「落石岬」の手前にある、「カジカの宿」をゴールにしよう。


次は「コッタロ湿原展望台」だ。
「サルボ展望台」から出発したらすぐ、道道1060号のダート6km区間に入る。

コッタロ湿原へのダート

雨のせいかドバドバ流れる濁流の「コッタロ川」を右手に見ながらダートを進む。
しばらく行くと「コッタロ湿原第1展望台」への遊歩道がある、トイレ付の駐車場が出
てきました。

あ、ここに停めるのは初めてだね。
8年前に「コッタロ湿原」を見たときは、このダート沿いの車の中からだった。
ここの展望台の存在に気付かずにスルーしちゃっていたのかもしれない。
そんなわけで、今回が初めての展望台へのアプローチ!


<コッタロ湿原展望台>
10:44 コッタロ湿原展望台

幸運なことに、雨は止んでいるぜ。では、発進!登山路を登り始めます。

階段登れ

展望台に到着

ここも展望台までは急な登山路を10分ほど。そして誰もいない。
この展望台からは、湿原の中を流れる「コッタロ川」を見下ろすことができます。

「サルボ展望台」とは違い、ここはかなりの展望ー!見とれてしまうような広大な湿
原!天気は悪いけど、いい気分だ!

湿原の中のコッタロ川

大湿原を感じよう

ここは気に入ったので、しばらくボケッと眺めていました。
そのうち、中高年の10数名のツアーの団体さんがガイドさんに連れられて到着。
では、入れ替わりで僕は撤退しましょう。

駐車場へと戻ってくると、先ほどの団体さんの物と思われる観光バスが駐車して
いました。おぉ、ここは観光バスまでは行ってくるのだね。

コッタロ川と並走

さっき走ってきたダートを、「サルボ展望台」方面に引き返します。
途中ところどころで停車し、併走する「コッタロ川」の写真を撮る。
うーん、でも写真だとうまく表現できないなぁ。道路と川がほとんど同じ高さで、川と
の一体感をすごい感じられるんだけどな。

…水かさが多いのかな?川の両岸の木々が川に浸かっている。
昨日の雨の影響なんだろうか?これから本番となる台風がやってくるというのに、こ
れではちょっと心配ですな。


では、いよいよ「釧路湿原」の中でも代表格と言える、「細岡展望台」を目指します。
「サルボ展望台」の近くから国道391号に再合流し、しばらく南下したら遠矢駅から道
を反れて狭路に入ります。

湿原のハイライトへ

以前はダートだったこの道も、今は舗装されているのだね。ちょっと貧相なアスファル
トだけど。そして擦れ違いもちょっと困難なくらいの道が続いたのち、展望台近くの駐
車場に到着です。


<細岡展望台>
11:34 細岡展望台

到着すると同時くらいに雨が降り出してしまいました。傘を差しながら行きましょう。
この細岡展望台は、「北海道旅2006(3-8)」以来の7年振り。
かなり久々になっちった。

展望台へ

ビジターセンターの前とかを経由しながら、展望台まではやや平坦の登り坂を徒歩
10分弱歩きます。
そして、7年振りの細岡展望台。こんな天気でもなかなか人も多い、人気スポット。
多くの人の釧路湿原のイメージとして思い描く、広大な湿原の中を蛇行する川が流
れています。

雨の釧路湿原

蛇行する釧路川

うーむ、実にサバンナですな。日本では無いようです。てゆーか、僕はサバンナ行
ったことないから知らんけど。

しかし雨降りのせいかここは蚊が多くて、付近の人も襲われてギャーギャー言って
いました。人一倍蚊が嫌いな僕ももちろん気付いていて、せわしなく動くことで蚊を
寄せ付けないようにしていたけど、あまりに妙な動きなので他の人間も寄せ付けな
い変な人になっていました。

そんな蚊が多いスポットだし雨なので、写真を数枚撮ったら戻りましょう。
途中でビジターセンターに立ち寄りました。
トイレ休憩&お土産物を物色。確か7年前はここでステッカーを買ったよね。
探してみると、デザインが新しくなったステッカーがあったので、これを購入。
(土産 \315)


駐車場に戻ると、旅の知り合いの"まっつん"からメールが来ていることに気付く。
まっつんとは、「礼文島旅行2008(3-41)」のときに日本最北の「礼文島」で出会い、
その後「礼文島旅行2009(3-68)」・「北海道旅2010(3-94)」・「北海道旅2012(4-
62)
」で再会している。

これまで札幌に住んでいたまっつんだけど、今は根室に住んでいるんだって。
無理なく会えるのであれば挨拶しておきたいけど、どうしよっかなー。できるかなー。
チャンスがあるとすれば、今日の夕方か明日の日中くらいだね。
まっつんは会社員だから、平日は仕事だもんね。

厚岸に行こう

来た道を国道391号まで引き返したら、すぐに道道1003号に乗って釧路の中心地
の喧騒を回避します。
ほとんど車もない森の中の快走路を使い、太平洋沿いの国道44号に出ました。
(ガソリン \6762)

本当はここよりもっと海沿いの道道142号っていうのがあって、そっちを走ると秘境
度バツグンの「尻羽岬」とかあるんですよ。
この「尻羽岬」はマニアックだけどもメチャクチャいいところなんだけど、今日は雨
なんで行く気にならない。台風の時に行くのは自殺行為。
だから無難に国道44号です。

目指すのは厚岸の町。昨日なかま父さんが教えてくれたお店でランチにしようと思
うのです。

時刻はもうすぐ13:00。時間が経つのが早いなぁ。もう1日の半分が終わっている。
まだ「釧路湿原」の展望台を数個周っただけなのにね。まだあんまり今日は走って
ないのにね。
決してゆっくり観光しているわけではないのだが、1日に600km以上をコンスタントに
走っていた時代がウソのようなスローペースです。

国道44号は「厚岸湾」を臨むところに展望所があったりするけど、雨なので立ち寄る
気にはならない。ひたすら走って、町中へと入りました。

えーと、どこだっけ。なかま父さんは「Aウロコ」という漁協だって言っていたな。
「厚岸大橋を渡ってすぐのところだよ」って言っていたな。
何度か走ったことはあるので、大体イメージはついている。
「厚岸大橋」を渡り、慎重に周囲を確認しつつ走っていると、数100mで漁協を発見。


<「Aウロコ」>
13:13 「Aウロコ」

厚岸漁協

雨が降っているので、ダッシュで駐車場から施設内へと入りました。
ここは厚岸漁業協同組合直売店。市場の様に、新鮮な魚介類が購入できるように
なっています。
特筆すべきは、その一部は店内でそのままイートインできること。

コーナーをグルリと周ると、まずはなかま父さんが教えてくれた通り牡蠣を蒸し牡蠣
にして食べれる様子。
あとは、レトルトごはんに刺身を買えば、海鮮丼にして食べれるみたいだ。
よーし、両方食べよう。

牡蠣はLサイズを3つ購入。そしてご飯と、サンマ・クロゾイの刺身をそれぞれ100円
で購入。
(食費 \758)

イートインコーナー

蒸し牡蠣をつくろう!

売り場から丸見えだけど、隅の方にテーブルとイスのイートインスペースがありま
す。よーし、食べるぞー。
壁には蒸し牡蠣の作り方の貼り紙があるので、書いてある通りの時間を電子レン
ジで温める。
そして備え付けの軍手とヘラを使ってこじあけ、食べてみます。うまーい!
磯の香!!口の中が太平洋!!

刺身も新鮮です。サンマの季節だし。根室はサンマがうまいと聞いていたし、そろ
そろシーズンなので食べてみたかったのですよ。
ご飯はレトルトだけど、そんなの関係ない。むしろ、その潔さがステキ。

蒸し牡蠣とお刺身

まっつんとは引き続きメールのやり取りをしててね、なんか今は札幌らしいけどこれ
から飛行機乗って中標津空港に夕方到着し、そこから根室に帰るらしい。
夕方に中標津空港で会って夕食を食べようという提案がきたけど、ムリっすね。
とほ宿で夕食を食べるんだもん。

ついでに、まっつんには根室でランチのオススメの店が無いか聞いていたんだ。
エスカロップは以前「ドリアン」で食べたから、それ以外の旬のものがいい。
その候補にサンマを上げていたんだけど、今食べちゃったわ。
他に何かないかなー。花咲ガニかなー。


「Aウロコ」を出発。貪欲な僕、まだ満腹ではないんだぜ。ご飯少なめだったし。
もうちょっと何か食べたいな。
ここから少し来た道を戻れば、厚岸の道の駅があるじゃないですか。
あそこで物色してみましょうかねぇ。
Uターンし、再度「厚岸大橋」を渡って高台の道の駅へとやってきました。


<道の駅 厚岸グルメパーク>
13:54 道の駅 厚岸グルメパーク

グルメパーク

厚岸の町と厚岸大橋

高台にあるためか、一層風雨が強くなったように感じられます。
遠くにはさっき2回渡った「厚岸大橋」が見えています。
どうやら、この台風接近の影響で道内の飛行機119便が欠航となったようだ。
こりゃ本格的にマズいですよ。

道の駅の施設内に入る。以前にここでは炭火焼で牡蠣を食べたことがあったね。
そんな本格的なものはいらないが、何か簡単に小腹を満たせるような売店・スナッ
クコーナーみたいなものは無いかな…。

結果、スナックコーナーはありました。
しかし、厚岸らしさを感じれるものが無くて、イマイチそそられない。
お土産売り場も試しに見てみたけど、ピンと来ない。
食事処に入るほどの胃のキャパシティは無いし…。
まぁいいや。ここでは何も食べずに行こう。このあとチャンスがあったら食べよう。

ここから東へ行くルート、国道44号か、「厚岸大橋」をまた渡ってさらに海沿いの道
道123号か少し迷う。晴れだったら間違いなく後者なんだけどな。
道の駅の目の前が国道44号だから、これを使って東に行っちゃえ。
そんであとで気が向いたら「MGロード」でも走ろうかな。


14:22 茶内のセイコーマート

15分ほど国道44号を東に走り、茶内の町まで来ました。
ここでセイコマ発見。みなさんご存じ、(ほぼ)北海道限定のコンビニですね。
セイコマは豚丼がうまいって、「北海道旅2010(3-94)」のときにライダーの"katsu
君"が言っていたよね。豚丼あるかなー?あったら食べたいなー。

ランチ第2弾

豚丼食べたかったのに、豚丼ないや。まさかもう販売していないとか??
他に北海道らしいものはあればと思ったんだけど、ジャストなものが無いね…。
とりあえず店内調理の"ホットシェフ"コーナーから、"旨塩ダレの豚焼肉重"っての
を選んだ。

うん、うまいです。だけどもボリュームありすぎました。
やっぱランチは1回でよかったみたい。北海道来て調子に乗りすぎました、僕。
このペースだと確実にデブになっちまいます。
(食費 \480)

旨塩ダレの豚焼肉重

まっつんからのメールを確認。今から中標津空港に向けて飛行機が出るそうだ。
あ、その飛行機は欠航ではなかったんだね。飛ぶんだね。

なんか、僕が「中標津空港に行く気は無いっす」って行ったら、「宿まで行く」とメー
ルが来ていた。
いやいやいや、それは頑張りすぎっしょ。普通のビジネスホテルとかだったらまだ
しも、こっちはアットホームな旅人宿ですよ。一般家庭みたいなトコですよ。

オーナーさんご一家や他の旅人がいるし、僕もそういった人たちとの交流を深めよ
うとしているのに、宿泊客以外の人が来たらみんな接し方に困るし迷惑になるかも
しれないし、僕も責任感じてオロオロしちまうわ。
お断りの方向でメールしておいた。このあと中標津空港に着いたときのまっつんか
らの返信内容が気になる。


セイコマの目の前から、海方面へと抜ける道道599号に乗りました。
さらに道道808号に接続。目指すは「霧多布湿原」の真ん中を突き抜ける「MGロー
ド」という快走路です。
実は過去「北海道旅2008(3-43)」で走ろうと思ったんだけど、場所を間違えて行き
つけなかったスポット。


<MGロード>
14:46 MGロード

MGってのは"Marshy Grassland(湿原)"の略。つまり、まんま湿原道路ってこと。
アルファベット使うとなんかカッコよく感じちゃうけど。

日本第3位の広さを誇る「霧多布湿原」の中を、海に向かって走る2kmの直線道路
です。現在、交通量はほぼゼロ。えでゃ、小雨降る中をダラダラゆっくり走ってみま
しょう。
こういう直線道路では、アクセスをベタ踏みする人もいるけど、僕はその逆でスロー
モーションみたいに、太極拳みたいにゆっくり走るのです。

湿原の直線道路

霧多布湿原

海まで伸びるMGロード

さすが湿原道路。左右はどこまでもサバンナみたいな光景が広がっています。
そして霧が出てきたな。
「霧多布湿原」は、日本で一番霧の発生率が高い地。今日のような天気では、もう
絶望的な光景ですね。


「MGロード」の終点にて、海沿いの道道123号に出ました。
このまま海沿いを辿れば50kmほどで今日の宿に到着です。

だけども、逆方向に5・6km走れば「霧多布湿原」の有名な展望台、「琵琶瀬展望台
」がある。あそこ、立ち寄って行きたいな。
この天気だと景色は期待できないけど、万が一ってこともあるじゃないですか。
そして往復たったの10数qじゃないですか。迷うくらいなら、行きましょう。

道道123号を厚岸方面に西にハンドルを切ります。
これであればランチを食べた厚岸から国道44号じゃなくて海沿いの道道123号を来
た方が若干早かったんじゃないかって意見もあるかと思うが、うん、その通りかも。
でも、テキトーでいいんです、旅なんて。


<琵琶瀬展望台>
霧多布湿原のハイライトがこの琵琶瀬展望台。蛇行する川が一望できます。

14:59 琵琶瀬展望台

霧の展望台

琵琶瀬川方面

うわー、駐車場周辺は真っ白だー。そして観光客皆無。
外は土砂降りだし、しばらく車内で待機していると、勇気ある1人旅と思われる人が
やってきて展望台に登っていた。この土砂降りの中。

よーし、ならば続いて僕も行くか。傘をさして展望台に上がる。
うん、見えない。蛇行する「琵琶瀬川」、全然見えない。そして肌寒い。
展望台の1F部分はちょっとした展示スペースになっているので、そこに入る。

夢見た光景

中には、快晴の日の霧多布の写真パネルがありました。
そう、これを見たかったんだよねー。
過去、「北海道旅2005(2-45)」では快晴の日にこの写真と同じ光景を見れて感動
したし、「北海道旅2010(3-94)」ではやや曇りだったがそれなりの景色が見れた。
しかし今回は…、覚悟はしていたが最悪だな。

ダメもとでしばらくこの展示スペースで待機する。
10分くらい経ったころ、なんだか湿原方面の霧が少し晴れたような気がした。
すぐに雨の中、展望台に登る。
見えた!!

琵琶瀬川の登場

やったー!見えたのはちょこっと、そして数分だけども大満足。
こういう霧の中の湿原も幻想的で悪くない。何度も訪問したうちの1回くらいは、こう
いうのでもいいかもね。
さっき見かけた1人旅の人はもう出発しちゃって、展望台には僕1人。
僕の粘り勝ちですな。


かなり雨が強くなってくる中、「霧多布湿原」を出発し海沿いに東に走る。
行こうかどうか迷ったんだけど、とりあえず目指すは「霧多布岬」と「アゼチ岬」。
道道123号を反れて、海の見える高台の霧多布の集落方面に入ります。

「霧多布岬」と「アゼチ岬」、どっちを先に行こうかな。
「霧多布岬」は駐車場から岬の先端までかなり歩くので、まずは様子見として「アゼ
チ岬」に先に行きましょう。


<アゼチ岬>
駐車場は他に車ゼロ。すごい暴風雨です。風で車が揺れる。

15:27 アゼチ岬

あまりの風雨で、車から出るのが本気でためらわれる。出たら即グチョグチョかも。
車の中で10分くらいウジウジして過ごしました。
しかしここまで来たんだ。駐車場からちょっと先に行けば岬の景色が見える。
行ってみますか!

決死の行軍

暴風雨の岬

うっひゃー、ダメだー!これはヤバいですよ!
傘も壊れそうだし、カメラも壊れそう!そして僕も壊れそう!
なんとか10数m先の遊歩道入口まで行ったけど、そこが限界。
写真を2枚だけ撮って、速攻で車へと舞い戻りました。ビショビショ。

アゼチ岬、すっごい綺麗なところなんだけどな。知名度は低いけど、僕は「北海道旅
2010(3-94)
」でここを訪れて、一発で大好きになったもん。
この天候じゃ、「霧多布岬」は100%無理だね。行くのは辞めた。
じゃ、今日の観光はとりあえずここまで。根室の宿に向かいますかー。

駐車場脱出!

道道142号の「北太平洋シーサイドライン」を走って海沿いに根室を目指す。

台風は、現在東北地方にいるらしい。このあと北海道まで猛烈な勢力を保ったまま
やってくる見込みとのことだ。
そして、北海道は釧路・根室地方に激突の可能性があるとのこと。
うわぁ、僕の判断が裏目に出た。当初計画だと北海道を時計回りだったから、そう
したら激突は避けられたのに。

でも、僕の計算だと台風後の挽回劇は道北よりも道東の方が顕著と踏んでいる。
今日の天気が酷い分、明日の天気はどこよりも最高になるはずなのだ。

雨に打たれる牧草ロール

北太平洋シーサイドライン

この「北太平洋シーサイドライン」は、晴れていれば右手に海、左手に草原の広が
る気持ちのいい道路なんだよね。
青々とした草原に牧草ロールが広がる光景は大好きなんだけど、この雨だとさすが
にテンションも上がり切らないなー。

カヌー姉さんはこの悪天候の中、ちゃんと「開陽台」や「トドワラ」、根室の槍昔の集
落に行ったのだろうかね。そして連泊予定の「なかまの家」に予定通りちゃんと戻れ
るのだろうか。
こんな天気の中、「トドワラ」まで歩くのは精神的にかなり疲れると思うのだが…。

台風接近中

道道142号、初田牛や別当賀あたりまで来ると、もう豪雨すんごい。
ワイパー最速でも全然見えない。おまけに寒くなってきたし暗くなってきたし、他に
車もいなくて寂しいよ、ここ…。

ダルくなってきたので、途中で20分くらい車を停めてメールしていたりした。
もう開き直ってダラダラ行きましょう。時間はたっぷりある。


<「カジカの宿」>
今夜の宿に到着しました。ここもとほ宿です。
確か以前学生時代の仲間の"ぶるるぶ"も宿泊したって言ってたな。
「落石岬」の近くにあるというのが嬉しい。僕も明日に岬に行きたいな。

17:00 「カジカの宿」

駐車スペースは海を見下ろす断崖の上。そして暴風雨。
車の外に荷物を抱えて出るのは、かなり勇気がいりました。
そして玄関までの約10mで結構グッチョリだ!ウヒーッ!

宿に走れ!

オーナーさんが出迎えてくれました。そしてすぐに部屋を案内してくれる。
2Fにある綺麗な和室。窓の外はすぐ海だ。ゴウゴウ言ってる。
どうやら今夜はこの部屋に僕1人みたいだね。誰かいた方が楽しいのは事実だけ
ど、1人は1人でくつろげる。

夕食は18:30頃らしい。先にお風呂の準備ができているそうなので、しばらくゆっく
りしたらお風呂に入るとしよう。

今日は貸し切り?

窓の外の荒波

僕、部屋の中にTVがあるのに目ざとく気付きましたよ。
おぉ、TV!珍しい。とほ宿の部屋にTVがあるのも珍しいし、僕がTVと対峙すると
いうシチュエーションも珍しい。
僕、2010年くらいからTVをまともに見ていませんからね。家にもないし。

えっと、このTVという家電のスイッチを入れると、台風情報とかを映像つきで見れ
るんですよね?じゃあ、見てみましょう。

史上初の特別警報発令

今年の8月末から導入された、特別警報という定義。それが初めて出されました。
あわわわ、えらいこっちゃ。
特別警報というのは、数10年に1度しかないレベル、未だ経験したことが無いレベル
の大災害。これが発令されたエリアの人は、すぐに自分の命を守る行動をしなけれ
ばいけないそうです。

なんでこの特別警報ができたかというと、2011年の東日本大震災による津波、そし
て僕も「九州一周ドライブ2011(4-30)」で激突した2011年の台風12号。
これらは警報が出ていたんだけど、ポジティブに考えて避難が遅れてしまった人た
ちが多く被害を受けてしまったんだ。
だから普通の警報よりもさらにレベルの高い警報を作ったというわけだ。

今、台風18号は三陸にいる。今夜遅くに根室にぶつかることでしょう。
そして、明日の朝には抜けているはず。


中標津空港に到着したまっつんから連絡が入った。
思ったより風雨が激しいので、そのまま根室の自宅に帰るとのことだ。
うん、それが賢明。僕なんかに会うよりも、今は命を守る行動が大切。
いずれまた会える日が来るさ。
じゃ、風呂に入ろう。


18:30 夕食

風呂上り、部屋で片付けをしていたら声がかかった。夕食タイムです。

旬の食材づくし

あ、どうやら宿泊客は僕1人みたいです。
本当はさらにライダーが3人いたんだけど、この暴風雨なので前日の宿に連泊にな
ったらしい。そうだよね、バイクだとこんな天気で走るのは厳しいよね。

そんなワケでオーナーさんとその奥さん、3人で夕食タイムです。
もちろんサッポロクラシックも飲んじゃいます。

夕食の献立、すごい豪華なのね。今が旬のサンマに、お刺身盛り合わせ。
そして根室の名物花咲ガニに、エビ。あとは豚とキャベツの炒め物など…。
これ、普通に2人前くらいあるんじゃないでしょうかね。僕、ただでさえ今日は2回も
ランチしちゃったのに、こんなに食べちゃっていいのでしょうかね。

食べている間も、ダイニングの大きな窓がガタガタ揺れる。
オーナーさんは淡々と、「この分だと夜中はこっちの窓もバキバキ揺れるね…」とか
話している。あれ、落ち着いてらっしゃる。

食後のティータイム

食後はそのままティータイム。コーヒー飲みます。
ここの宿のダイニング、広くてピカピカで窓も大きくて快適。結構新しいのかと思っ
て聞いてみたら、もう30年とか経つんだって。全然そうは見えないなー。綺麗。

オーナーさんとお茶しながら、根室で美味しいものは何かないか聞いてみる。
やっぱ花咲ガニみたいね。そして、「花咲岬」のちょっと手前にある「大八」ってお店
がカニを丸ごと食べれてお得だし安いよって教えてくれた。
ふむー、あとでちょっと調べておこう。もしかしたら明日に行くかも。

あと、「昨日の宿で話題になったんだけど、根室の槍昔っていう集落を知っていま
すか?」って聞いてみた。
オーナーさんは行ったことがあるそうだ。だけども近年は防波堤とかガンガン作っ
てて昔ほどの風情がないそうだ。

「秘境なら、近辺に立ち枯れの木々が生えている湿原があるけど、どうかな?」って
オーナーさんから情報提供してくれた。
おぉ!秘境大好き!そして立ち枯れの木々も大好き!
「トドワラ」も「ナラワラ」も好きだし、「白金の青い池」も「大正池」も好きですもん!

「その秘境は"夢層平"と呼ばれていてね…」とオーナーさんのトークが始まる。
あぁ、こういうの大好き。
とほ宿のオーナーさんって、大体昔旅人で、この土地が気に入ったから引っ越して
きて、自分らの後輩である現役の旅人にいろいろ情報を与えてくれるんだ。
好奇心旺盛な人がほとんどだから、誰も知らないようなスポットをたくさん知ってい
る。
そんなレアで生きた情報をくれるから、北海道では車中泊ではなくて旅人宿に泊ま
るんだよ、僕。

そして夜がやってくる

オーナーさんが古い宿のアルバムを引っ張り出してきてくれた。
「夢層平」の写真を見たり、宿の前で旅人達と撮った古い写真があったり…。
こいいうのをダラダラ見ているのが好き。

「夢層平」は、ちょっと路面が悪めのダートをそこそこの距離走らなければならない
そうだ。そして目印もほとんどなく、わずかなポイントをキッチリ押さえながら進まな
いと、縦横無尽に配置された林道なのでオーナーさんでも道に迷うことがあるそう
だ。
オーナーさんは手描きの地図を1枚くれ、アプローチの方法を丁寧に教えてくれた。
うわー、ワクワクする。明日晴れたら絶対行こっと。

しばらく談話した後、自室に戻りました。さて、勉強タイムだ。

旅のプランを考えよう

もらった地図

好都合なことに、小さなデスクと座椅子があるじゃないですか。
ここで今後のプランを考えるのです。

「あと何日あるんだっけ?」、「最終日に苫小牧に帰っているには、どのくらいのペー
スで走ればいい?」、「道東には何日滞在できる?」…とか、ノートにスケジュールを
書いて考えてみます。ここまで全く考えずに来たからね。

そして、ある程度まとまりました。でも、ノートに書いた通りに進む必要は全くない。
ズレたのであれば、それを認識した上で必要に応じて補正すればいい話。
とりえあず、明日の宿は決めたよ。知床い行くよ。

台風の猛威

台風、すごい被害が出ているね。再びTVを見て、想像以上だったことにショックを
受けた。

京都の中心部が浸水して、秋の行楽シーズンだというのにお店が大惨事になって
しまっている。「鴨川」沿いが特にひどい。
僕も「鴨川」にはいろいろお世話になったからねぇ…。
眺めるだけではなく、旅の仲間たちと3回ほど川の中に突入していますからねぇ。
思い出深い場所なのですよ。

そして今日観光していた釧路や厚岸も、町中が浸水しているとのことだ。
えぇぇー!間一髪だったのか?
特に「Aウロコ」のあたりとか、たぶん相当土地が低いから、心配だぞ。


ひとしきり情報整理した後、まだ寝るには早かったので宿のマンガを読みながらゴ
ロゴロしてました。
宿にはかなりの量のマンガがある。ほとんどは昭和のものでよくわからんけど。
だけども"手塚治虫"のものだけは、色あせないなー。
大人になってから読んでも、変わらずワクワクする。

結構夜更けまで読みふけって、1人盛り上がっていました。
雨風はだいぶ強くなってきたぞ。じゃあ寝るか。

24:10 就寝