和歌山ドライブ2013 (4-79)

2013.6.8-9
走行距離:949km
実行人数:1名

紀伊半島の南部を走りに行こう!海岸沿いを制覇した後は、内陸部の神秘的な世界を探検だ!

北山村は緑の世界

6/8:海の章     6/9:山の章 
6/8:海の章


新緑の季節だと思っていたら、すぐに梅雨に入ってしましましたね。
梅雨入りしてからおよそ10日。言うほど雨は降っていないので、恐る恐るドライブに
出掛けてみたいと思います。

今回のターゲットは和歌山県の海岸沿い。
大阪側からスタートして三重県側でゴールしたら、あとは気ままに山間部を走りなが
ら名古屋方面に戻って来れればと思うのです。


6.7

22:38 名古屋出発

恒例の前夜発です。ちょっと出発前にゆっくりしすぎちゃったかな?
愛車の"イオ"に乗って夜の名古屋の街を走り抜けます。

6/8:海の章     6/9:山の章 











紀伊半島の旅へ

22:44 名古屋高速

23:05 御在所SA

東名阪のいつものSA、御在所までやってきました。
目的はガソリンを入れるため。でもその前にちょっとトイレ。

しかしその後に愕然とした。SA内の駐車場に車を停めると、そのあと敷地内のガソ
リンスタンドに入れないじゃないか。逆走でもしない限り。
なんだこの立地。何10回も来ているけど、初めて気付いたわ。
じゃあここでガソリンは入れられないね。もうガソリン残量少ないけど、次のチャンス
に期待します。

給油できず…

あー、これヤバいね。ガソリンがホント残り少ない。
いつものように新名神を走るのであればこの先の土山SAでの給油に間に合うんだ
けど、今回の行先は和歌山なので亀山JCTから名阪国道を使うんだ。

あの道ってガソリンスタンドあったっけ?あんまりなかったイメージ。
もしそうであれば、伊賀の山間部を走る名阪国道だから、途中給油も出来ずにガス
欠の懸念もあるってヤツですな。
これは亀山までになんとしてでも給油しておいた方がいいかも。

23:25 東名阪自動車道 鈴鹿IC


鈴鹿で高速道路をいったん降りました。
ここから亀山に向かって国道306号を走っていれば、きっとガソリンスタンドあるよね。
だって国道だもんね。

…ない。全然ない。あったとしても、既に営業が終了している。
この国道って住宅地の中をクネクネ走る細い国道。大型幹線道路みたいな雰囲気
ではないので、ガソリンスタンドはありそうにないな。かなりピンチ。

23:40、もうすぐ亀山ってところで24時間営業のガソリンスタンドを発見しました。
ふぅー、ギリギリー!これで安心して旅を再開できるってものです。

ギリギリの給油

23:51 名阪国道 亀山IC

ここから名阪国道に乗ります。無料の道路だけど高速道路みたいにスイスイ走って
PAとかもあったりするのです。
今回は久々だけど、昔は良くお世話になりました。これで紀伊半島を横断するよ。


6.8

0:46 天理IC

奈良県の中心地近くまでやってきました。ここで名阪国道はオシマイ。
このまま道なりに有料の西名阪国道に乗ります。

1:11 松原JCT

ここで阪和自動車道に乗り換えて大阪湾に向かって南に下ります。

1:15 堺泉北自動車道 取石IC

大阪湾岸の国道26号にぶつかるところで高速を降りました。ここからは一般道でい
きましょう。最初に「岸和田城」を見て行こうかな。
国道26号を南下しはじめます。


<岸和田城>
1:40 岸和田城

車でもっと近づけるはずなんだけど暗くてよくわからず、住宅地の中を歩いてお掘と
お城を発見しました。

お堀と石垣

深夜の城に1人

あれー?天守閣はどこですかー?
僕とお城の間にはお堀があって、城内にどこから入るのかすらわかりません。
おっかしいな。前回はすぐに天守閣の前に出れたのに。

でも、こんな夜中の城周辺を1人でウロウロしていたら明らかに不審人物ですよね。
そして、そもそも僕はまともにこの岸和田城を観光しようとして来たわけではありま
せん。

以前「大阪湾岸マニアックス(4-44)」っていうちょっとホラーなドライブをしたのです
が、そのときに岸和田城に立ち寄っている。
そのときの海岸線走行ルートと今回のルートを繋げるために、同じ場所に立ち寄っ
ておきたかっただけなのだよ。
でなければこんな時間にお城になんて来ないよ。


では、特に天守閣を目指して歩き周る理由もないので、これにて岸和田城を出発。
県道63号で関西国際空港をかすめつつ、湾岸を和歌山目指して走ります。
当初は深夜まで営業している和歌山ラーメンのお店にでも入りたかったのだが、さ
すがにこの時間じゃ厳しいね。ガソリンスタンド探して時間を無駄にしちゃった。


2:32 岬町のコンビニ

国道26号で海沿いを走っていると、岬町でコンビニを発見。
和歌山ラーメンを諦めたことだし、お腹も減っているのでここで何か食べますか。
カップ焼きそばでも食べますか。

夜食にしましょう

旅先で深夜に食べるカップ焼きそば、マジウマい。そんで眠い。
そろそろ寝ることも考えないとな…。
明日の朝日は加太で見たいと思うので、それより手前で車中泊したいのです。

とりあえず近くに「みさき公園」っていうのがあったので、公園なら車中泊できる無料
駐車場がないかと入ってみる。
しかし「みさき公園」って、遊園地や動物園がくっついた巨大テーマパークなのね。
ゴメン、勘違いした。駐車場もあるがもちろん有料。撤退しまーす。


<道の駅とっとパーク小島>
「みさき公園」からさらに海沿いを走って県道65号に入ったところで道の駅を発見し
ました。おぉ、ここに道の駅ができたとは知らなかったよ。ありがたい。

3:17 道の駅とっとパーク小島

じゃあ今日はここで寝ます。あと2時間後には明るくなっているだろうから、飲酒して
いる時間はありません。イオを車中泊バージョンにしてすぐに寝ます。

3:30 就寝


6:50 起床

海へと続く桟橋

おぅ、寝過ぎた。もう日は高く上がって、辺り一面青空の世界だよ。
まぁぶっちゃけこうなる可能性は充分に覚悟していたんだけどな。
昨夜が遅かったもんな。これでも3時間半しか寝ていなんだから、よく頑張って起
きたよ。

昨夜は真っ暗だったので、初めて周囲の状況がわかる。
頭上は道の駅のメイン施設から海に向かって大きな桟橋が伸びているんだね。
関西国際空港の二期事業で使用された土砂積出し桟橋の名残だそうだ。
今は釣り公園桟橋と名前を変えているらしいが。

7:18 出発


<明神崎>
出発して県道65号を加太方面に走ることわずか3分。
明神岬という岬が見えたので立ち寄ることにしました。岬好きですもん、僕。
岬の表示があったら取りあえず足が向かっちゃいます。

7:21 明神崎

岬の漁港

どうやらここは「小島漁港」っていう漁港と一体化している岬みたいだね。
とりあえず車で行ける限りの奥まで行く。
岬の先端は、その先に見えている木々が生い茂っている方だろうか?

「さて散策しようかな」と思って車外に出たところ、向こうから自転車に乗ったおばち
ゃんが「駐車料金ー!」と言いながらやってきた。
どうやらここは釣り人が多く、そのための駐車場も兼ねている。
そしてその駐車料金は1回あたり600円だそうなのだ。

うわぁ、そうだったのか。600円は高いな。僕は10分かそこいら岬を散策したいだけ
なのに。
「気まぐれで立ち寄っただけなので、有料ならば失礼します」みたいなことを言って
すぐに立ち去りました。
あー、でもちゃんと目的を話して料金交渉した方が良かったかなー。
起きたばかりなので頭が働かなかった。でももう後の祭りよ。

魚類供養塔

出発から一瞬で、大阪府と和歌山県の県境を越えました。ここからは和歌山県。
ちょうど県境にあったのは、「魚類供養塔」。魚型のオブジェもあります。
漁港が近いからかな??


<淡嶋神社>
7:35 淡嶋神社

加太に到着しました。ここで有名なのはやっぱこの神社かな?
日本2周目以来だよね。相当久々です。

透き通る加太の海

淡嶋神社の総本山

境内の目の前には綺麗な海が広がっている。
すぐ先に見えているのは「友ヶ島」だよね。遠くに見えるのは「淡路島」だろうか。
「友ヶ島」行きの船はここ加太から出ていて、かなり興味がある島ではあるんだけど
今回は見送ります。

淡嶋神社の境内を見て回る。
この神社の最大の特徴は、人形供養を行っていることでしょう。
その光景はなかなかインパクト大ですよ。

無数の視線

一面に人形

拝殿周辺のいたるところに人形がギッシリですわ。全部で2万体あるとも言われて
います。勝手に髪が伸びちゃう例の人形だってここにいるのですよ。
爽やかな朝だからまだしも、夜にはちょっと来たくない場所ですな…。

人形は上に掲載したような日本人形のみならず、様々なジャンルがいます。
興味がある方は是非訪問してみてくださいね。

田倉崎への狭路

海に突き出す立地の加太エリアの、さらに先端は「田倉崎」。そこには僕は今まで行
ったことが無い。だから今回はアプローチしてみよう。
海沿いに進んでいくと県道を反れて道が細くなり、そして最後は通行止めになっちゃ
う。
だけどもそこからは、進行方向の先の丘に建つ灯台が見える。
あれが「田倉崎」の灯台だね。歩いて行ってみようか。


<田倉崎>
7:52 田倉崎

登り階段登場

海辺の遊歩道にて

海ギリギリの遊歩道をしばらく歩くと、正面は大きな岸壁となって道は終了。
かわりに山側にかなりの傾斜の階段が現れます。
うむ、ここを登るのだな。今日はサンダルだが、頑張って登るよ。

階段を数分登ると、標高49mに位置する田倉崎灯台が目の前に現れました。
さっき下から見上げるとずいぶん遠くて高い場所にあるように感じられたが、実際に
歩いてみると楽勝だったな。しかしながら展望はゼロです…。

田倉崎灯台

再び丘を降りて車に乗り込み、県道7号で加太の南海岸を走りながら和歌山市の
中心地に向かいます。
昼間だったら和歌山ラーメンを食べていきたいが、今回はスルー。
まぁ過去に有名な「井出商店」も「○豊」も行ったしね。

和歌山市の中心地に入る少し手前で、県道15号で「雑賀崎」に向かう。
高低差のある山肌に貼りつくように家が立ち並んでいるエリアです。

クジラが突っ込む

雑賀崎遠望

<雑賀崎>
雑賀岬の名前は、戦国時代の鉄砲傭兵団の雑賀衆から取られているのです。
織田信長と善戦と繰り広げた無敵の鉄砲軍団ね。

8:44 雑賀崎

住宅密集の狭路&激坂ですが、まぁ普通に灯台直下の駐車場に到着。
ここは日本3周目の「紀伊半島一周ドライブ(3-57)」以来ですな。
駐車場の土産物屋や休憩施設の廃墟は、今も変わらず廃墟のままね。

雑賀崎灯台&イオ

灯台には外付けの階段があり、3階部分まで登ることができます。
前回は夕暮れだったが、今回は朝。前回見たときは完全に逆光だった海方面が、
今回はバッチリ見えるのです。

展望すげーな。「中ノ島」や「双子島」といった岬のちょっと先にある島が綺麗に見
えるんだ。ちょっと感動。午前中にここに来れて良かったよ。

中ノ島&双子島

展望台のYAMA

また狭路を戻って国道42に出る。しばらくは道なりに南下して有田の中心地に。
さらに湯浅まで南下した後に海沿いの県道23号に入ります。
目指すはこの先にある、お気に入りの「白崎海洋公園」です。

この道って海沿いなのに山の中も突っ込んで行くからアップダウンが激しいし狭
いんだよね。日本1周目で走ったときにはかなり苦労した記憶があるよ。

山あり

海あり

県道24号を走っていると「戸津井鍾乳洞」を示す標識が出てきた。
結構親切にいろんなところに掲示してある。あ、じゃあ行こうかな。
ここは日本1周目でも行ったけど、当時は全然標識も無くてえらいグルグルしたん
だよね。

そして最狭路に入る分岐に到着。ここはよく覚えているぞ。
日本3周目の「紀伊半島一周ドライブ(3-57)」ではここに休業中の看板が出てい
てガックリしたんだった。
だけども最狭路に突入する必要がなくなったから心のどこかでホッとしたんだった。

今回は営業中みたいです。行くっきゃないよ。

なかなかの狭路

畑の中の生首

うん、結構狭い。だけども、こんなもんだったっけ?もっと狭かった記憶があったん
だけど。

日本1周目の際は"ふっくん"・"ワガママ"・"NON"と4人で来たんだけど、ふっくん
の軽自動車でギリギリで、ガードレールもなくって怖くって、左側を脱輪しないか確
認しながらソロソロ進んだんだよね。
「軽自動車でもこれだから、普通車は絶対来れねー!」ってふっくんが言ってた。

あれから9年が経って、道路が整備されたのか、またまた僕の運転技術が向上した
のか…。ま、あのとき運転したのは僕じゃなくてふっくんだったけど。

しばらく進むと畑の中のポールにブッ刺された生首発見。マネキンの首。
あぁ、これも9年前に発見してみんなで怖がったよな。
もう風雨にさらされてボロボロだけど、ちゃんと残っているんだー。
記念に写真を撮ったが、手前の網にピントが合わさったのでボケちゃった。
でも、ある意味ボケて良かったかもしれない。直視するのは怖いぞ。


<戸津井鍾乳洞>
10:21 戸津井鍾乳洞

懐かしい駐車場

鍾乳洞入口

懐かしいぜー!前もこの空き地みたい駐車場から海を眺めたなー。
確かあのときには上の写真に写っている橋は存在していなかったな。
だからクネクネの山間部を走ってくるしかなかったんだよな。

戸津井鍾乳洞は、土日と春・夏・冬休みしか営業していない小さな鍾乳洞。
洞内は延長で100mしかないそうです。
料金はたったの200円。前回もネタ的な目的で行ったんだよね。
受付ではおばあちゃん2人がお茶を飲んでくつろいでいる。
きっと今現在僕以外に敷地内にはいないのだろう。ノンビリ行こう。

さざ波岩

洞内の通路

緑の光で照らされた洞内を進む。やっぱ小さくても洞窟。中はヒンヤリしていて涼し
いね。梅雨時期に入った外のムシムシした感じとは全然違う。

ここは3億5千万年以上前の貴重な石灰岩の洞窟。
1980年に地元民からの声が上がり、町事業として観光用に開発されたんだそうだ。
ちょっと手作り感にあふれていて、いい意味でチープ。ほのぼのする。

狭い部分もあるよ

炎を背負うがごとく

針天井

途中、メインルートから横道に反れて"蟹の横洞"ってところに入る。
ここは人が1人ギリギリで通れるくらいの横幅だったりして少し楽しい。
奥には赤くライトアップされた"針天井"が見えてきます。

針天井は、天井から数pほどの無数の鍾乳石が伸びる空間。
ここの鍾乳洞のメインとも言える場所です。

天のカーテン

最奥エリアへ

平静の間

僕はこれまで日本各地の名だたる鍾乳洞を見てきました。
それらに比べると、お世辞にもすごいとは言えない。

パッと見てわかるような鍾乳石・鍾筍・鍾柱などもない。僕も素人だからなんとも言
えないが、言われないと鍾乳石とわからないスポットもいくつかあり、「ホントかよ?
」みたいな気分にもなる。
まぁこれを含めて楽しめるかどうかでここの価値が決まるんじゃないでしょうか。
僕は好きだよ。こういう秘境要素やB級要素の濃いスポットは。

玉石の間

一番奥は"玉石の間"。
ご丁寧に『これは後から置いたもので鍾乳石ではありません』という意図の掲示が
してある丸い石を見て、ちょっと変な笑いが出たところでゴールです。
そういえばもう1つ、カメの形をした人口設置の岩があたっと思うんだけど、あれはも
うなくなっちゃったみたいだね。

サクッと戻って鍾乳洞を出る。楽しかったー!
ここまで誰とも擦れ違わなかったよ。では出発しましょう。
次は「白崎海洋公園」だ。

白崎海洋公園

「戸津井鍾乳洞」から県道24号を海沿いに4kmほど南下すると、前方の海に巨大な
白い岩山が乱立するエリアが見えてくる。それが「白崎海洋公園」。
ここに来るのは3回目かね?
西日本一周旅(3-27)」以来のお気に入りスポットなのです。


<白崎海洋公園>
10:59 白崎海洋公園

あ、ここって道の駅になっちゃったんだね。調べてみると2009年の8月に道の駅にな
ったそうだ。
僕が前回ここを訪れたのは2009年の3月だから、あのあと間もなくだったのか。
そのせいか、建物が増えたし駐車場も増えたね。すごい整備が進んだ感じ。

そしてその施設からはズンドコ景気のいい音楽が周囲一帯に流れている。
あー…、これはちょっと自重してほしい。もうちょっと静かに景観を楽しみたいです。

駐車場のイオ

キャンプ場を通過

キャンプ場の中を歩いて、いつもの展望所に向かう。
結果から言うと、展望所の近くに新たに広い駐車場ができていました。そっちを使え
ば5分ほど歩く時間を短縮できた。
でもいいや。歩きながらこの風景を眺められるのだから。

巨大な石灰岩をそびえる中を、海の見える展望所に向かって歩く。
真っ白な岩がカッコイイ。
ここは空も海も真っ青な日に来ると最高なのですよ。
今はほんのちょっとガスって来ちゃっているけど、初回に来たときはすさまじい晴天
で本当にいい景色だったなぁ…。

白亜の岩と海

展望台へ…

展望台まで登ると海が見えます。スッキリした晴天でなくてもとても綺麗。
近くにいたツアーで来ているおばあちゃんが「極楽世界のようだ。もう思い残すこと
は何もない。」とか言い出すほどに。ほえぇー??


「白崎海洋公園」を出て、国道42号に戻る。
御坊まで来たら海沿いに「日の岬」に向かって西に走ります。
紀州最西端の岬ですな。ここは踏んでおかねばなるまい。

しかし、その前に立ち寄るべき場所がある。それは「龍王神社のアコウ樹」。
日本3周目の「紀伊半島一周ドライブ(3-57)」では歩いて探し回ったけど見つけら
れず、さらに遡る日本2周目でもアプローチに失敗しているいわくつきの場所。
つまり7年越しの悲願なのだ。

前回のドライブエピソード内では『「龍王神社」のアコウ樹はまた次回にします。ちゃ
んと場所を調べていつかちゃんとリベンジするからね!』って書いています。
うおぉ、絶対に見つける!絶対に到達する!!


<アメリカ村>
11:35 アメリカ村

アメリカ村の入口

カナダ移住百年の碑

記憶にこびりついている、アメリカ村のこのイラスト。
前回はここを拠点い狭い集落内を探索して周ったんだ。

アメリカ村とは、カナダに向けての移民を多く送り出した地。そして住民はカナダ様
式の文化を持ち帰ってきたのだ。
その後第二次大戦が起きたりしていろいろ複雑な事情があったりしたんだけど、そ
こいらへんはここでは割愛しましょう。

ここを通り過ぎて海ギリギリの漁港の敷地内まで来ました。
ここの真上くらいに「龍王神社」があると思う。しかし登る階段や道がない。
うーむ、この崖を10数mもよじ登るわけにはいかないしな。どうしよう。

とりあえず歩きだし、漁港からアメリカ村のとある場所へと通じる防波堤のゲートが
空いているのを発見。
前回同様に村内の狭い路地へと入り込みました。
そこで神社方面に伸びると思われる小路を発見。よし、ここを登ってみよう。


<龍王神社>

木立の中を歩く

突き当りに家…?

龍王神社到着!

落ち葉の溜まった坂道をしばらくワシャワシャ歩く。
そうすると前方に1軒の民家っぽいのが見えてきて、道はそこで行き止まり。

これはどういうことでしょう?って思ったら、民家に見えたのは実は神社の門で、そ
の向こうには憧れのアコウ樹が生えているのが見えましたよ。
やったね!7年に渡った散策の歴史に今、ピリオドを!

アコウ樹&YAMA

グニャグニャ

もともとそう広くない境内の中央で、その敷地の大半を占拠するアコウ樹。
樹高は9mで、樹齢は350年といわれています。

僕、以前のエピソードでも度々書いているけどガジュマルとかアコウとかの寄生植
物が好きなんだ。締め殺しの木ね。
このアコウ樹もウバメガシっていう木に寄生していて、それを完全に覆い尽くすよう
に生えているんだよ。
誰もいない静かな境内だったので、心行くまで木の周りを歩いて観察しました。


<日の岬>
「アメリカ村」からさらに岬の先端方面に走る。3kmほどクネクネと海を見下ろす高台
への道を走れば、紀伊半島最西端のこの岬です。
まずは灯台にでも行ってみようかね。

12:10 日の岬

灯台への小路

日の岬灯台

…む、今まで来た中で一番天気がスッキリしない。
曇っているわけではないけど、ガスっている。過去が晴天過ぎたからなぁ。
ここの背景が晴天であれば、南国植物に囲まれた灯台で、なかなかいい雰囲気なん
だよ。
灯台の周囲を少し見て回った後、頂上のレストハウス方面に向かいます。

四国方面の海

アメリカ村方面

大きな狛犬ですね

いつも四国方面を眺めていたスポットですが、今日は全然見通しが効かないね。
じゃあ、いつも違う方向を見てみよう。来た方面を振り返ると、ここが標高が高いこと
もあってなかなかの景観でした。

レストハウスの裏側に行くと、「日の山御崎神社」っていう小さな神社がある。
神社は小さいけど、狛犬バカデカッ!ホントにデカッ!よく育ったね。人間なんてガブ
ッとひと飲みですね。

廃ポンプ車

動物のオブジェ

…まぁ、ひとことで言ってしまえばカオスです。
写真には撮りませんでしたが、周辺には意味不明なものが散らばっています。

ここいら一帯は、もともと「日の岬パーク」というテーマパーク。
僕が初めてここを訪ねた日本2周目なんかは、灯台まで来るのも有料だったもん。
そのころは園内を走るミニ列車や動物園などもあったみたい。
今はもう廃墟となっているけどね。

ケープトレイン跡

案内所

カンペ?

ちなみにこのケープトレイン内、トイレだけは現役だったぜ。ありがたい!

当時食堂などで使用されていた場所はガランとしていて、併設のフロアは「王貞治
&ハンク・アーロン展」、そしてこの地にゆかりのある"ヨハネス・クヌッセン機関長"
に関する資料類の展示場所となっていました。
ぶっちゃけ、廃墟ギリギリ一歩手前の感覚だよ。誰もいないよ。

寂れた資料展示室

では、日の岬観光はこんな感じ。いずれまたここに来るとき、これらの施設はどうな
っているんだろうね。時代の移り変わりを感じてしまうのかもしれないな。


<煙樹ヶ浜>
12:41 煙樹ヶ浜

「日の岬」と「アメリカ村」の間にある海岸です。さっきは素通りしたけど、帰り道では
海を眺めていきましょう。
この浜は砂浜ではなくて、波で削られた小石の集合体です。
だから遠目から見ると黒っぽい海岸。
前回とは違う角度から撮影してみたけど、写真的には前回の方がうまく撮れたな。

黒い海岸

国道42号に戻って海沿いをしばらく南下。もうすぐ僕の好きな南紀白浜エリア。
紀伊田辺近辺では国道よりさらに海側に行くと、「天神崎」っていう小さな岬があるら
しい。そちらの方にハンドルを切ってみました。

だけどもこの道、すんごい狭い。そして対向車が多い。
磯遊びのシーズンなのか?やたら賑わっています。

海岸沿いの狭路

<天神崎>
13:34 天神崎

磯が広がる岬の駐車場にイオを停める。なるほど、今日はこの岬付近の清掃活動
が行われているのだね。磯にはゴミ袋や清掃道具を持った地元の人やファミリーが
いっぱいだ。
こりゃこの中にはあんまり突入しない方がいいね。駐車場から遠望しよう。

ナショナルトラスト運動開始の地
磯の中の灯台

気が向いたら磯を歩いてあの灯台まで行ってみたい気もするんだけど、なんか今日
は暑くて蒸すんだよね。長時間日差しを浴びたくない気分。
お腹も空いていることだし、すぐに出発としましょう。


県道33号で南紀白浜エリアに向けて走る。どこでお昼にしようかなー。
「とれとれ市場」の看板がいっぱい出ているけど、あそこは感動的なおいしさってわ
けでもなかったからなぁ。
他にお店があれば、そっちにチャレンジしてみたいな。

県道33号を走っていると、食事処を発見。地魚料理って書いてある。よーし、じゃあ
そこに入ってみよう。


<「海鮮問屋 丸長」>
14:03 「海鮮問屋 丸長」

クエの"はなこ"
海鮮問屋

店の中央には生簀がいくつもあり、クエとかウツボとかがいる。
クエの"はなこ"は人間によく慣れてしまったので食べずに店のマスコットになったと
のことです。
僕は無難に刺身定食をオーダー。

刺身定食

うん、お刺身はおいしいが、上品な盛り付けなので量はそんなに多くないね。
せっかくだからお腹いっぱい食べたかったかもしれない。でも満足っすよ。


<円月島>
南紀白浜の観光名所の1つ、円月島が海の向こうに見えてきました。
真ん中には波によって丸い穴が開いていて、それがこの島の由来になっていま
す。観光船で接近することもできます。

14:44 円月島

円月島&イオ

ここでは対岸から島の写真を撮るだけで出発。次は「白良浜」に行こう!


<白良浜>
南紀白浜を代表するとても綺麗な砂浜です。
日本3周目の「紀伊半島一周ドライブ(3-57)」のTOPの写真も、ここで撮影したも
のなんだよ。

14:55 白良浜

砂浜で遊ぶ人々

砂浜が白いね。多くの人が遊んでいるので、海には近付き難くって水の透明度は
あんまりよくわからないけど。
なんか、もう夏だね。水着で遊んでいる人も結構いるぜ。

僕は木陰でダラッと座りながらしばらく砂浜を眺めていました。
次は「千畳敷」かなー。


<千畳敷>
15:12 千畳敷

「白良浜」から1kmちょっとのところにある、南紀白浜の景勝地。
ここも結構好きな場所。風や波で削られた砂岩が広がる美しい景勝地です。

砂岩の海岸
南紀の海を臨む

風や波で浸食された、柔らかいフォルムの岩肌が続いています。この丸っこい岩
肌、癒されるっすね。ここも多くの人で賑わっていました。


<三段壁>
「千畳敷」から数100mのところにある景勝地です。
お土産屋の駐車場に駐車すると、数100円払うか一定額以上の買い物が必要に
なります。
そっか、そうだった。前回みたいに無料のスペースに停めればよかったかも。
でもいいや。どうせどこかでお土産買おうと思っていたところだし、ここで買おう。

15:30 三段壁

断崖と海
これ以上先はキケン
高さが50〜60mある断崖が連なっている景勝地です。
ここからエレベーターで地下に下ると「三段壁洞窟」という海蝕洞窟があるんだけ
ど、1200円もかかるので今まで一度も行ったことがありません。

次ここを訪れることがあったら、そろそろ洞窟の方にも行ってみたいなー。
行けるような生活水準になっていることを願います。

展望所から南にある茂みをくぐると誰もいない絶壁エリアがあって、日本1周目と
かではそっちに行ったんだけど、今回は逆に北側に歩いてみます。
三段壁は4回目だけど、こっち側は初めてだ。
岩場が続く
いのちの電話

うん、ここは自殺の名所ですね。福井県の「東尋坊」のように絶壁でしかも自分の
意志で簡単に崖ギリギリまで行けるからね。いのちの電話も設置してあります。
北側は足元ゴツゴツでサンダルだと歩きづらい。
だけどもそれなりにワイルドな景観を楽しむことができました。

そのあと駐車場に戻り、横のお店でお土産購入。
お土産はいつものように適当に2分で選んだ。


<道の駅 椿はなの湯>
県道34号から国道42号に戻り、しばらく南下していると道の駅を発見。
2010年にできたそうなので、初めて立ち寄る道の駅だね。

16:10 道の駅 椿はなの湯

椿温泉

ふむ、要するにに温泉施設が道の駅に加入しただけみたいだな。そんなイメージが
ピッタリな道の駅。
こから南は道の駅が結構狭い間隔であるというのに、こんなに増やしちゃって大丈
夫なのかな?


<道の駅 志原海岸>
16:21 道の駅 志原海岸

さっきの「道の駅 椿はなの湯」から5・6kmの距離にある道の駅です。
ここには過去何度か立ち寄っているね。
トイレだけ借りて、すぐに出発しましょう。今日はまだまだ走るぞ。
本州の最南端までは行くぞ。

志原海岸とイオ

「志原海岸」から「日置川」を渡った先、国道42号のさらに海側に小さな「安宅岬」っ
ていうのが地図で確認できます。
一応県道243号がその近くをかすめているみたい。
次はそこの岬を訪問してみようと思います。

県道243号に入るんだけど、岬の近辺にきても何の表示も無し。
そして何もないまま、明らかに通り過ぎたと思われる場所まで来てしまった。
もう一度戻るが、明確に岬の先端を示すものは何もない。
県道は微妙に岬の先端より数10m内陸を通っているので、この岬は人の訪問を想
定されていないのかもしれない。

なんか悔しいな。せめて岬の最寄りの海岸くらいまでは行ってみよう。


<安宅岬>
16:34 安宅岬

…そんな思いで辿り着いたのがここです。
県道沿いの空き地から海に降りるアスファルトの道がありました。
小舟が係留してあったので、釣り人とかがここから出陣するのでしょう。

降りて来た道
ひとまず、ここまで

情報不足ですんで、とりあえず今回はここで満足しようかと思います。
どこが明確に岬なのかもよくわからないけど、ひとまず表記上は"安宅岬"と記載し
ておきます。
「岬にちゃんと到達できるよ」とかの情報がありましたら教えてください。
いつかまた再訪するかもしれません。


<道の駅 イノブータンランドすさみ>
16:53 道の駅 イノブータンランドすさみ

僕の知る中では日本でTOP3に入る個性的な名前の道の駅。
そして日本でTOP3に入る小さな道の駅。トイレと小さな売店のみです。

イノブータン大王様
イノブータン城

ちなみにイノブタっていうのは、イノシシと豚の混血で、この地の名物ね。
この道の駅は小さいけれどもあなどるなかれ、設定はかなり手が込んでいる。
イノブータン城はここだし、国旗もあるし国歌もある。

その他もろもろは、気になる方は各自で調べてみてくださいな。とりあえず僕はイノ
ブータン城でトイレをお借りしただけっす。


さらに国道42号を南下。串本町で県道41号に入る。
そうすれば間もなく本州最南端の「潮岬」です。これで5回目かな?
まずは岬から少し離れた灯台に立ち寄っていこうと思います。


<潮岬>
17:42 潮岬灯台

紀伊半島最南端、そして同時に本州の最南端となる潮岬に到着しました。
突端マニアとしてここは死んでも外せないスポットですね。

まずは過去1度しか間近で見たことが無い潮岬灯台。
ここの駐車場は有料なので前回は無料駐車場のある「潮岬観光タワー」から歩い
てきたんだけど、この時間であれば無料なのです。
駐車場から遊歩道を5分ほど歩き、灯台が見えてきました。

灯台手前の景色
潮岬灯台

はーい、既にゲートが閉じられていまーす。入れませーん。
もう営業時間が終わってしまっていたのだね。どうせ中には入ろうと思っていなかっ
たからどっちでも良かったけどね。

だってこの灯台、有料なんだもん。敷地の中に入るだけでお金取られちゃうんだも
ん。過去、「西日本一周旅(3-27)」で知らずに足を踏み入れてお金払うことになる
という苦い思い出があるからね。
貧乏人とセレブとの境界線、越えるべからず、ってことですわ。
ま、たったの150円なんだけどね…。

パッとない灯台の写真だけで済ませちゃったけど、ここのは灯台50選にも選ばれて
いるしAランク灯台だしで、とても価値があるのだよ。
さらに現在全国で15基しかない参観灯台の1つなのだ。

では、次は車に乗って1kmほど先にある「潮岬タワー」と「望楼の芝」。
いつもの場所に行こう。

「望楼の芝」と「潮岬タワー」
本州最南端の海

5回目となる、岬の先端への到達!望楼の芝をのびのびと歩きます。
そして海を眺める。
うーむ、すこし雲が多くなっちゃったねぇ。過去4回はかなり晴れていただけに残念
だけど、1回くらいこういう天気の日があってもいっか。

それでは、お決まりの本州最南端の碑でも見て行きましょう。

本州最南端の碑@
本州最南端の碑A&YAMA

上記のとおり、本州最南端の碑は2つあります。お互いは50mくらいしか離れていな
いのです。
左の写真の碑の方が巨大で有名ですね。僕もいつもこっちの方で撮影をしているの
だけど、今回は先客の人がいて、しばらくは空かなそうな感じ。
だからもう1つの日本列島がデザインしてある小さな碑の方に来てみたよ。

大きな碑の裏にはお土産屋さんもあって、過去に僕は本州最南端への到達証明書
を購入したこともあります。
でもそのお店、今回覗いてみたら閉業していました。ガランとしていました。
あれー??どうしたんだろう。
やっぱ道路から離れた芝生の広場の中で、ポツンとお土産だけ売るのは厳しかった
のかなぁ…。

消えたお土産屋さん

しばらくは芝生の中の東屋で夕日を見ながらボンヤリと過ごす。
ここまで来ることが今日の目的だったから、とりあえずは満足だ。明日は序盤で紀
伊半島の東側を走ることになるだろうが、そんなに距離を走らずに三重県に入って
しまう。

だからもう和歌山県の海岸沿いはここで8割方攻略できたってワケですよ。
このあとはお風呂に入って、そしてどこかで車中泊かなー。
ちょっと分厚い雲の向こうの夕陽を見ながら、平和に過ごすひとときなのです。

南国植物と夕日
潮岬タワーにて
到達の証

では、ボチボチお風呂にでも行きますか。
どこに行こうかね。もうあんまり動き回りたくないので、無難に串本駅の裏にある「サ
ンゴの湯」でも行こうかな。
あそこならここから車で10分ほどだしな。


<「サンゴの湯」」>
18:42 「サンゴの湯」

日本3周目の「紀伊半島一周ドライブ(3-57)」で立ち寄った温泉です。
本州最南端の温泉。こじんまりしているけど清潔感のある入浴施設なのです。

温泉タイム

ダッシュでお風呂に入ってきました。では、次は夕食をどうしよう。
串本駅近辺のお店に入ろうかどうか迷ったけど、せっかくだから車の中で酒を飲み
ながら食べようかね。でも、コンビニのご飯は味気ないし…。

そしたら串本駅前にスーパーを見つけたので、そこに入ることにした。

19:15 「エバグリーン」

スーパーで買い物

惣菜コーナーに手作りのお弁当があったので、これにしました。
安いしおいしそう!やった!
そして「潮岬」方面に少しだけ戻る。


19:23 「エーコープ」

はい、2店目のスーパーです。ここでお酒やつまみを買うのです。
これで車中ご飯と車中泊の準備も完了!

お酒も買おう

<紀州なぎさの駅 水門まつり>
串本駅から南に2kmほど走ったところにある、県道41号沿いの施設。
さっき「潮岬」から「サンゴの湯」に向かう途中に見つけて「ここは使えそうだな」って
思ったのです。
近所に道の駅も無いので、今夜はここを活用しましょう。

19:33 紀州なぎさの駅 水門まつり

うっすらまだ明るいね。かなり日が伸びてきたね。あと2週間ほどで夏至だもんね。
そそくさと車中泊の準備をしたら、敷地内のベンチで夕食タイムです。

串本の夜
屋外でお弁当

夜になるとやや涼しい。そんな中でお弁当食べながらビールは最高です。
疲れていたのでかなり酔いが回るのが早いね。普段の3倍酔う。

そしてベンチの立地が茂みの近くなので蚊が多い気がします。
蚊が出てくるシーズンになっちゃったか。しかも蚊ってビールの匂いが好きだし、そ
して僕は普通の人の3倍蚊に刺されやすい体質。
食後は早々に切り上げて車内で2次会といきましょう。

隣近所がやはり車中泊の人らしくてキャンピングカーで賑やかに過ごしている中、1
人ダラダラ晩酌です。
窓を開けていたら気持ちいいんだけど、なんかまた蚊が入って来たか?
とりあえずもう眠いし明日は早起きしたいので、寝ることにします。

21:10 就寝


…だが、寝れなかった!蚊が飛んでいる!刺される!
これは放置はできないですぜ。
僕は過去「青森ドライブ2010(3-92)」の車中泊で125箇所ほど蚊に刺されましたか
らね。
例え1匹の蚊であっても大惨事を招きかねないです。

もうめっちゃ蚊を探して、羽音が聞こえたら武器を振り回して、でも空振りで、そんな
ことを1時間以上繰り返す。
そしてようやく仕留めることができました。
もう眠い…。睡眠時間が減っちゃったよ。でも、これで平和に寝れる。おやすみ。

22:30 就寝U