走行距離:127km  支出:2,760
8/24 日本最北の白い道
8/25 爆発した鉱山立坑
8/26 再訪と再会を願って
8/21 砂地に聳える灯台
8/22 日勝峠のさらに上
8/23 白金の青い池の今
8/17・18 北国への航路
8/19 消滅した炭坑の町
8/20 日本一困難な参拝











8/26 再訪と再会を願って
走行距離:127km  支出:2,760


8.25

22:30 フェリー乗船


バイバイ、北海道!
もう係員のおじさんにせかされちゃっているからさ、まっつんに手を振り別れの言葉
もそこそこに、一気にフェリーの中に突入しました。

8/24 日本最北の白い道
8/25 爆発した鉱山立坑
8/26 再訪と再会を願って
8/21 砂地に聳える灯台
8/22 日勝峠のさらに上
8/23 白金の青い池の今
8/17・18 北国への航路
8/19 消滅した炭坑の町
8/20 日本一困難な参拝

乗船!

帰りのフェリーは"すいせん"というヤツで、行きに利用した"すずらん"の姉妹船。
この船は、行きに日本海上ですれ違っているので遠方から写真を撮っていたよね。
基本的は造りはすずらんんと一緒で、これもデビュー間もない船なのでピカピカなの
です。

まずは自分の部屋の確認だ。行きと同じくツーリストAというカテゴリの部屋。
渡されたチケットの部屋をかくンしてみると、今度は部屋の中央。
2段ベッドの上側。
向かいの人とお互いのプライベートスペースが見えてしまう部屋。まぁいいけど。

フェリー内の自室

はい、こんな感じね。2段ベッドの下側の人は、冒頭で書いた通り入口が逆側なの
で窺い知ることはできません。

では、ぬるくならないうちにまっつんから差し入れてもらったビールを飲みますか。
デッキで北海道の大地を眺めながら飲みますか。

デッキに向かおうとしてメインホールを通過するとき、吹き抜けのホールの上の方
に神戸のお父さんと兄弟君がいるのが見えた。これから個室にチェックインすると
ころらしい。あとで船内で出会ったら声を掛けてみるか。

最後の飲み会

これが最後のサッポロクラシック。次に飲む機会は、またいつか北海道を訪れたとき
になるだろう。

夜風の涼しいフェリーのデッキで、この1週間の出来事を思い返しながら1人ビールを
飲む。最高の気分。
タラップをトラックが登る音も、どっかでガチャガチャとチェーンが巻き上げられる音も、
いい酒のツマミです。

しばらく見ていると、バイクの乗船待ち先頭にいた寺門さんもようやく乗船していた。
バイク組、かなり待機させられていたのだね。

タラップを登る寺門さん

あまりデッキに居続けると冷えてしまうので、船内に戻って続きを飲む。
今までの疲れがドッと出てきたためか、今日は酔いが回るのが早いな。
普段の3倍酔う。

予定では23:30の出航だったのだが、トラックの乗船が多かったためか時間が遅
れ、24:00頃の出航となりました。
さぁ、最後の北海道の大地をこの目に焼き付けよう!
僕はビール片手に再びデッキに出る。

船内でも飲む

さらば、北の大地!

静かに静かに、北の大地は視界から遠ざかり、わずかな明かりも間もなくほとんど
見えなくなってしまう。
これで僕の夢の時間はおしまい。ここからは現実に向かって一直線だ。
まぁでも明日の夜の敦賀港到着まで、もう少しだけ自由の時間をエンジョイしますけ
どね。

25:00頃、再びロビーのスペースでベロンベロンになっていると神戸のお父さんが僕
を見つけて声を掛けてくれた。
お久しぶりです。昨日の朝ぶりの再会なので全然久しぶりじゃないんだけど、なんだ
か気持ち的にはお久しぶりです。

兄弟君を寝かしつけて、ようやくフリーになったらしい。
お父さん情報によると、どうやらフェリー出航直前に北海道に大きな地震があったよ
うだ。
「気付かなかったかい?」と言われたが、酔っていて気付かなかったな。
十勝南部を中心に震度5もある大きな地震で、東北のほぼ全域までもが揺れたたし
い。
もしかして、地震のせいでフェリーの出航が遅れたのかな?

しばらくお父さんと談笑したけど、もう体力も限界だし酔った。
今日はそろそろ寝よう。今夜はぐっすり眠れそうだ。

25:40 就寝



8:26

10:00 起床

起きたー。今日は正真正銘の今回の旅の最終日だ。
あ、あと寺門さんと同じ部屋だった。寺門さんとはよく縁があるっすね。
窓の外は快晴。よーし、気持ちのいい朝だ!洗顔し、デッキに出てみた。

最終日も快晴

どこまでも澄み渡る青空。うーん、最高!
ここがどこなのか知らないけど、湿気を含んだ風が本州に戻ってきたことを感じさせ
てくれる。

さて、10:30からビンゴ大会が始まるので、船内に戻るよ。
ここで神戸の兄弟君と再会。
なんか嬉しそうに昨日・一昨日の出来事を語ってくれた。
昨夜の乗船直前も僕のイオを探していたそうだけど、見つからなかったそうだ。
そうですか、イオは他の車よりも長時間、ポツンと1台取り残されていたはずなので
すが…。

10:30 ビンゴ大会

神戸のファミリーと一緒にビンゴ大会に参加。
彼らは以前に1等を獲得したことがあるそうですからね、一緒にビンゴをすれば普段
はクジ運のない僕も幸運をいただけることでしょう。

ビンゴ大会第2幕

あ、ダメ。全然ダメ。
ファミリーから幸運をもらうのではなく、僕がファミリーに不幸をプレゼントしちゃった
みたいです。全員まとめて惨敗。
帰りのフェリーでも、ジンギスカンを食べることはできなくなりました。
まぁ一昨日の夜にたらふく食べたけどな。

このあとはみんなでデッキに出て、姉妹船のすずらんと擦れ違うのを見る。
すずらんー、僕のお風呂タオル返してくれー!


11:30ごろから、ロビーでジャグリングのショーが始まる。
お兄ちゃんと一緒に眺めた。

ジャグリング

ボール何個だったかは忘れたけど、なんでもこの個数のジャグリングを出来るのは
日本で唯一なのだそうだ。すっごいね。周囲から拍手。

30分ほどのショーが終わり、お兄ちゃんと別れて自室でデータのまとめ。
だけども眠いのでそのまま寝ちゃいました。寝てばっかだ。

12:30 仮眠


14:00 起床

フェリー内の大浴場に入り、デッキの露天風呂から水平線を見渡す。
行きも帰りもフェリーの天気が良かったので、風呂からの眺めも申し分ないっす。
風呂上りはアイスです。
ビール飲みたい気分だけど、敦賀港の着時間を考慮すると控えておいた方がいい
し、明日の体力にも影響が出ちゃうかもしれないもんね。
(食費 \130)

風呂上りのアイス

アイスを食べながら、ずーっと窓際の席でダラダラしていた。
ロビーの中央からはハンドベルの演奏会の音が聞こえたり、整体の講座が始まっ
たりとイベント目白押しですが、ほんのちょっと耳を傾けつつもひたすらボケッと余
生を過ごします。

昼下がりのデッキ

16:00 仮眠

自分のベッドスペースでお菓子とかをつまみながら読書していたら、また寝ちゃいま
した。今日は清々しいほどのダメ人間っぷりです。

17:30 起床

夕日が空を赤く染めている。デッキに出てみるとムワッと暑い。
そろそろ能登半島は通過したくらいだろうか?

神戸のファミリーに確認した。ファミリーの個室は現在地をモニター表示してくれるら
しいし、冷蔵庫もついているんだって。チクショウ、うらやましい。
僕は兄弟君に「部屋には何がついているの?」って聞かれたけど、答に詰まったよ。
「電球とコンセントとカーテンだぜ」って答えたよ。

夕暮れを走る船

そんでこれだけ戻ってきたし、遠くに陸地が見えることもあるのに全然携帯電話の
電波が入らないのな。
今日は15:00台に1回入っただけだよ。ソフトバンク、電波が弱い。
神戸のお父さんが使っている電話は普通に通話で来ているのに。

僕も早いトコ電波キャッチしてネットにアクセスしたんだけど、全然無理。
兄弟君にしきりに「まだ入らないの?」とか聞かれたり同情までされるんだけど、全
然無理。

とりあえず、ここいらでお昼ご飯食べます。
日が沈むころにもう一度会おう、兄弟君。

カップ焼きそば

夕日を眺めながら、あらかじめ準備しておいたカップ焼きそばを食べる。
そして日没を見るために再びデッキへ。
蒸し暑いデッキにはもう人がいっぱい集まっていた。
神戸のファミリーと再合流。

18:25、いよいよ水平線にこの旅最後の太陽が落ちますよ。

日本海の落陽

のびのびする人々

フェリーの真横に日は沈むのだが、すずらん同様この船もサイドデッキは公開され
ていない。だから後方デッキから無理矢理サイドを見るしかないの。
しかしそのスペースはわずか2人分くらい。

だからそれ以外の人は大きく伸びあがって夕日を見ているんだぜ。
その図を後ろから眺めると、なんか笑える。太陽を崇拝する集団みたいだ。

18:36 日没

そして日は沈む

しばらくは残照が綺麗だったので、デッキで神戸のファミリーと語らいました。
神戸のfファミリーは、敦賀で下船後は電車で帰るので、帰宅は23:00を過ぎるそう
だよ。こりゃシンドいっすね。

お父さん曰く、弟君はかなり人見知りなので僕になつくのがすごく珍しいのだと。
「子供と接する仕事をしてるのですか?」とか聞かれたけど、全然接していません。
プライベートでも接していません。
むしろ接し方がわからないので苦手です。止むを得ず接するときには自分の目線を
一切下げず、自分の仲間に接すると同じキャラや口調で話してますし。

消えゆく残照

真っ暗になっても弟君だけは船内に入らなかったので、しばらく2人で語った。
あと、自分らの個室の船室とは全く違う僕のツーリストAの部屋を見たいそうなので、
チラッと案内してやった。
どうだ、これが庶民だ。僕の正体だ。

そして自分の部屋に帰ってもらう。もう敦賀に着岸するまで1時間ちょっとだからね。
僕もこれから最後にやることがあるのだよ。


それからほんの数10分後の19:50頃、敦賀港に間もなく着岸するとの放送が入る。
うおっ、早い。予定より15分ほど早まったそうだ。
急にバタバタしだす船内。早い人はもう荷物をまとめて下船口前で待機し始める。
僕もロビーに向かっていると、神戸のお父さんがやってきてお兄ちゃんが見当たら
ないとか言っていた。

福井県の陸地

お兄ちゃんを探しがてら、1人デッキに出てみた。お兄ちゃんはいなかったが、福井
県の敦賀港がもう目の前だ。
予定では20:30着だが、20:00時点でもう港は目の前。
明日もあるから早い分にはありがたい。

車やバイクの人は車輌甲板で待機するように放送が入った。
いよいよ時間だ。すぐにベッドに戻り、荷物を抱えてロビーにある車輌甲板への連
絡通路に行く。

しばらく神戸のファミリーが来ないかと待機したが、出てこない。
車じゃない人はまだしばらくゆっくりできるしね。
お兄ちゃんは見つかったかな?みんなにちゃんとお別れの挨拶もしたいんだけど…。

しかしもう時間だ、ゴメン。
最後、夕日のデッキでお父さんに【日本走覇】の名刺を渡しておいたから、もしかし
たらこの先ネットの中でお会いできるかもしれない。
それに兵庫県明石市にある、ファミリー行きつけの美味しい寿司屋さんも教えてもら
ってある。僕は明石が好きだから、いつかそのお店に足を運んでみるよ。

では、僕は車輌甲板に向かいます!

20:10 車輌甲板

着岸直前のロビーにて

車輌甲板待機中

ではイオ、これから名古屋までのラスト・ランだ。
最後までよろしく頼むよ。
続々と車が降り始め、乗船がかなり遅かった僕は最後の方での下船。
では、本州を走り出します。外、アツー!

20:25 敦賀港フェリーターミナル

ラスト・ランへのカウントダウン

20:37 北陸自動車道 敦賀IC

ここからは行きと同じ道をそのまま帰ります。もう、行きとは違って余計なことは一
切考えない。ただひたすら名古屋の自宅を目指すのみ。

21:07 米原JCT

滋賀県まで来ました。ここで名神高速に乗り換える。

21:42 名神高速道路 一宮IC
(有料道路 \2630)

旅の日々に感謝

現実への扉

22:00 帰宅

名古屋の歓楽街にある、自宅へと到着しました。
たくさんの荷物を搬出し、片付けをする。

一息ついた後、もうヘトヘトなんだけど僕が"旅○(たびまる)"と呼んでいる、長期旅
に出掛けたときだけに旅の記録をするために使っているノートに帰宅の旨を記す。

そしてこの足かけ10日で100数十回は開いたであろうそのノートをそっと閉じた。


長旅の記録用のメモ帳、"旅○(たびまる)"。
これを再び僕が開くのは、きっと11月。
それは、今回の冒険を【日本走覇】本体用に書き下ろすためにメモを読み返すとき。

そのとき、僕の心は再び北の大地に旅立つんだと思う。

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-


― 年は明けて2013年1月某日。
僕はボロボロになった小さなノートを再び閉じた。

時空はよく晴れて暑い8月の北海道から寒風吹きすさぶ1月の名古屋へ。

読み返すのにずいぶん時間がかかってしまったな。
気付けば年が明けていたな。
しかし楽しい夏の旅だったな。

あの日の晴れ渡った北海道の青空が、あの日出会ったみんなの笑顔が、この
2013年の世界に繋がっていますように ―

-Fin-

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
◆支出:157,360

<次回予告>

北海道で美味しいものを好きなだけ食べちゃった。
そしたら、日常生活で満足できない胃袋になっちゃった。

季節は秋!食欲の秋!
良く晴れた9月のある日、僕は「浜名湖」に車を走らせる。
ドライブがてら美味しいものを食べに行こうじゃありませんか。
再び贅沢しようじゃありませんか。

久々復活のオーベルジュシリーズで、ちょっとリッチなひとときを
過ごします!

次回、「
オーベルジュ・キャトルセゾン(4-63)」、乞うご期待!!