8/25 爆発した鉱山立坑
走行距離:475km  支出:17,626


<「トシカの宿」>
7:00 起床

はい、起きたよ。今日が北海道での最終日だよ。気合入れて悔いのないように走ろ
う。外は快晴の予感だ。

たぶん1時間くらい前なんだけど、素泊まりだったチャリダー君と「桃岩荘」から来た
おじさんがゴソゴソと旅立っていった気配がしていたよ。
チャリダー君、今日は士別まで走るんだったっけか?頑張れー。

7:30 朝食

8/24 日本最北の白い道
8/25 爆発した鉱山立坑
8/26 再訪と再会を願って
8/21 砂地に聳える灯台
8/22 日勝峠のさらに上
8/23 白金の青い池の今
8/17・18 北国への航路
8/19 消滅した炭坑の町
8/20 日本一困難な参拝

―― 前日までの走行

―― 本日の走行

道内最後の朝が来た

走行距離:475km  支出:17,626
8/24 日本最北の白い道
8/25 爆発した鉱山立坑
8/26 再訪と再会を願って
8/21 砂地に聳える灯台
8/22 日勝峠のさらに上
8/23 白金の青い池の今
8/17・18 北国への航路
8/19 消滅した炭坑の町
8/20 日本一困難な参拝











朝食はパンが中心の洋食。山羊乳のようなナゾのドリンクも毎回恒例。
学生ライダー君たちが「なんだこれは??飲んでもわからん??」と混乱している
が、「僕も3回目だが全く分からん。1ミリもわからん」と答える。
まぁオーナーさんに聞けよって話だが、知らない方が幸せな世界もあるかもしれな
い。
いつもように、息を止めてグイッと飲むよ。そもそも僕は牛乳飲めないから。

ダイニングの風景

食後に今日のルートを考察する。
まずはここ浜頓別から内陸に入り、「天北峠」を越えて音威子府に出るか。
そのあと旭川からは道央道沿いを走るのが無難。
もしフェリーの時間に間に合わなくなりそうだったら、道央道に乗ってしまえば一気
に苫小牧まで行けるもんね。

出発したら恒例の「エサヌカ線」でも走りに行きましょうかね。
今日は快晴。気持ちのいいドライブになりそうだ。

チェックアウト前の集合写真

では、ボチボチ出発です。出発前にみんなで集合写真を撮る。
そして僕が一番最初のスタート。
(1泊2食・ビール・カンパ込み \5900)

それではみなさん、お元気です。学生ライダー君たちは僕と同じコースで美深まで
走り、そして智恵文のヒマワリ畑に立ち寄るかもしれないとのことだ。
あぁ、もしかしたらそこ、僕も行くかも。
もし出会ったらよろしくね。

8:35 チェックアウト


えっと、最初にこの近所にある「クッチャロ湖」に行きます。宿から朝食前に散歩で行
ったこともあるほど近所なんだ。車だったら狭路をほんの1分です。


<クッチャロ湖>
8:37 クッチャロ湖

国内では3番目にラムサール条約に登録された湖。
コハクチョウが2万羽もやってくる、日本最大の中継地でもあるのだよ。
そして湖としては国内で北から2番目に位置します。ちなみに最北は「礼文島」の「
久種湖」です。
今日のクッチャロ湖は鏡のように静かで美しいね。


そして車をUターンし、「トシカの宿」を霞めてオホーツク沿いの国道238号に出る。
しばらくは国道238号を北上。
昨日「宗谷岬」から下っていたルートを戻るイメージです。
数q走ったところで「南宗谷クリーンセンター」の裏側に入る。
ほぼ目印は無いけど、ここが「エサヌカ線」の入口なのだ。

静かな湖畔

エサヌカストレートが始まるよ

<エサヌカ線>
地平線まで延びる直線道路です。
数年前までマイナーだったけど、最近は多少人気が出てきて、ライダーたちもよ
く来るようになったって「トシカ」のおばちゃんが言ってた(2年前に)。

僕はここに通い始めてもう6年になるのかな。
いよいよ眼前にどこまでも伸びる直線が見えてきましたよ。

8:46 エサヌカ線

原生花園を貫く直線

「エサヌカ原生花園」の中を何kmも真っ直ぐな道が貫いています。
国道238号と平行しているので、よっぽどのことがないとはここを走る必要はない。
だからこそマイナーなままの道です。他の車も皆無。

道道106号よりも遥かに交通量が少なく、何もありません。
道幅は106号に比べるとずっと狭いけどね。

エサヌカ線&YAMA

朝の爽やかな風を感じながらゆっくりとエサヌカ線を半分ほど走りつつ北上し、そし
てまた国道238号に合流。北上した分を南下して戻る。

「トシカの宿」のある浜頓別中心地まで戻ってきたら、国道275号で内陸部へ。
のどかな山道を音威子府に向かって走ります。

中頓別を越えて

チャリダー君発見

途中で「トシカの宿」で一緒だったチャリダー君を発見!
早起きして漕ぎ出して、もうここまで来てしまっていたのか。それでもヌクヌク掟寄り
道までしていた僕がっ余裕で追い越してしまってゴメン。
ホント、チャリダーって大変だよな。

追い越しがてらサインを送ったけど、気付いてくれたかな?
むしろ僕の車がパジェロイオだってことを知らないか…。出会ったのは宿の中でのみ
だったから。


<道の駅 ピンネシリ>
9:34 道の駅 ピンネシリ

山間部の道の駅

ほんの数分待機していたら、すぐにチャリダー君がやってきた。
声を掛け合う。
今日は暑いから、士別までの道のりは大変っしょ。頑張ってね、みたいなことを言っ
た。
そしたらね、「1日で浜頓別から苫小牧まで走るYAMAさんのほうが、よっほどムチャ
ですよ(笑)。」って言われちった。

ナハハハハ、ナメるな。絶対に余裕でフェリーに間に合ってやるからよ。
まぁ結果をお伝えできないのが残念だけど、100%大丈夫ですよ。

ではグッバイ、チャリダー君。北海道を南下した後、そのまま青森から自宅のある信
州まで自転車で走ると言っていた。絶対キミのほうがムチャだって…。
でもそのムチャ、かっこいいぜ!
もう少ししたら学生ライダー君たちもこの道をやってくるであろうことをチャリダー君に
伝えておいた。

マウントピンネ

出発直後、道の駅の隣に「ドライブイン マウントピンネ」の看板が残っていることに気
付く。
10年ほど前のディープな北海道ライダーならみんなご存じでしょう。
このドカ盛りが名物のドライブインを。

残念ながら2006年に閉店しちゃったんだよな。でも看板だけ残っていてちょっと嬉しい
気分。…僕はここでご飯食べたことはなかったんだけどね。


国道275号を引き続き南下し、「天北峠」を越える。
その後、国道275号と国道40号が交わるところに道の駅があるので立ち寄ります。
ここが音威子府の中心地ね。


<道の駅 おといねっぷ>
10:00 道の駅 おといねっぷ

音威子府到着

…あっつい。まだ朝の10時だというのに、まだ道北だというのに、ギラギラする太陽
で車内も道路も高温です。これは外に長居できないレベルですよ。日焼けする。
では、ここではトイレだけ借りて先を急ぎます。

<道の駅 びふか>
さっきの「道の駅 おといねっぷ」から国道40号を南下することおよそ20km。
美深の町にやってきました。

10:25 道の駅 びふか

まぁさっきも道の駅に立ち寄ったばかりなので特に休憩の必要はないんだけど、こ
こでは見ておきたい懐かしいスポットがあるのです。
それは「びふか温泉」。
日本1周目の「北海道旅2002(1-8)」で立ち寄った温泉があるんだ。
美深の中心地に来るのはそれ以来10年振りなので、チラッと見て行こうと思って。

どこだったっけー、道の駅の敷地内だと思ったら、ちょっと裏側に数100m行くらしい
ぞ。一旦イオに乗りこんで裏側に回ると、懐かしい景色が広がりました。

夏の日差し

丘の上の展望台

びふか温泉

そうそう、ここだ。ここで僕ら7人、集合写真を撮ったんだった。
温泉に入った後、あの丘の上の展望台を見上げたりしたんだった。
懐かしい。もうあれから10年か。
10年経っちゃったけど、あの頃のメンバーとは1名を除いて今でも頻繁に交流があ
るからありがたいものですな。

ひとしきり懐かしんだ後、道の駅をチラッと覗いてから出発しました。

道の駅のメイン施設

国道40号をさらに10分ほど南下すると、名寄市に入る。
この名寄市の北部に有名な「智恵文ひまわり畑」があります。
なだらかな丘に70万本もビッシリと植えられていて、壮観なんだそうだ。

国道40号を反れて、「天塩川」沿いに東の農道に入る。
牧草ロールがいくつ転がっている牧歌的な風景がすくに現れました。

牧草ロールを眺めながら

もう辺りには目印になるような建造物は全くないので、ポツポツあるひまわり畑への
案内板を手掛かりに農道みたいな道を走るのだ。

しかし…。わからん、道がわからん。
看板通りに走ると、T字路。そこに看板は無いのでどっちに行ったらいいのかわから
ない。少なくともあと1・2kmのところまでは近付いているのに。
まさか既に行き過ぎたってヤツか?

振り返ると何かの看板はあるが、文字が塗りつぶされたような跡がある。
なになに?ここに何が書いてあったの?ひまわり畑?
ならもう一度戻ろうか?

智恵文を迷走

ないよー。ひまわりないよー!
またUターンして戻る。なんなのよ。この晴れた夏休み期間中なんだぜ。
絶対もっと賑わっていていいはずじゃないですか。なのになんでこんな閑散とした田
園をウロウロしているのよ、僕は。

またT字路に戻ってしまったので、さらにそこからエリアを広げて付近を捜索する。
「ひまわりの丘入口」みたいな小さな標識をここで発見!
なんか違和感を感じつつもそこにイオを乗り入れてみた。


<智恵文ひまわり畑>
10:50 智恵文ひまわり畑

バッサリ!!

うおぉぉ、これはこれは…!
バッサリと刈り取られ、何もなくなった広大な丘。そこに僕1人。
ポカーンとなった。ひまわり…、終わっていやがる…。

なんで?まだ8月なのにもう終わりなの?少し枯れているくらいはしょうがない。
だけどもこんな根こそぎジェノサイドとは思わなんだよ。1ミリも楽しめない。
サイトにも見ごろは8月中旬〜下旬と書いてあったじゃないか。まだ下旬だよ。
なにがあったの??

…まぁいいや。ないものは仕方がない。
そして、さっきこの近所をウロウロしている間にそこそこ規模の大きいひまわり畑を
見つけてあるのだ。代わりにそこでひまわり見学を楽しもうじゃないか。

代わりのひまわり

うん、ここはそこそこ綺麗だ。癒される。
でも外は暑すぎるので、イオの陰に隠れながらひまわりを眺める。

そうだ、BLUEayさんが今日智恵文のひまわり畑を見に行くかもって行ってなかった
っけ?僕より先にいるのか後ろにいるのか知らないけど、とりあえずこの現状をメー
ルでお知らせしておいた。「刈り取られていたよ」って。

そしたら、BLUEayさんから「花の命は短いものよ…ッ!」みたいな返信が来た。
は?今なんて?
あまりに意表を突いた返答に、またもやポカーンです。
そんな諸行無常な返事を期待していたわけじゃないのに。ま、いいや。
ひとしきり笑わせてもらった後、智恵文を後にします。

ひまわり&YAMA

また名寄の国道40号に戻りました。そして南下します。
ここからちょっと国道40号を南下すると士別の町です。
昨日の朝、「夕休」から「霧立峠」経由で日本海を目指したときに通過した街です。
さらにそのあと旭川までルートが被る。

うーん、僕はあんまり同じ道は走りたくないんだよね。
ここ名寄で国道40号を離れちゃおうかな。そんで「朱鞠内湖」とか幌加内を経由して
ちょっとローカルなエリアを南下していこうかな。

ガソリンが残り少ないので賑やかな国道40号で給油するのが賢いだろうが、もう「朱
鞠内湖」方面への分岐が出てきてしまった。
それに、「朱鞠内湖」から先は国道だ。どっかに必ずガソリンスタンドはあるさ!

…この選択が間違っていたことを後で痛感することになろうとは、実はこのときほん
のちょっとだけ既に気付いていたんだけどな。

朱鞠内への山岳路

道道798号と道道729号を使い、グイグイと山道を登って朱鞠内に向かう。
やっべ、結構登り坂ね。もうガソリンランプもついて来ちゃったわ。
しかし周囲は森深い道で、ガソリンスタンドはおろか民家も店も人工物はほとんど
何もない。車すらほとんど見かけない。

しかし心配するなかれ。
ツーリングマップルを見る限りでは、この先国道275号に突き当たった後に北に6
kmほど行けばホクレンのガソリンスタンドがあるのだ。

往復12q分はロスになっちゃうけど、そのガソリンスタンドの近くには「クリスタル
パーク」っていう観光スポットがある。
僕も7年前に立ち寄ったことがあるけど、日本で一番寒い気温を記録したモニュメ
ントがあるのだよ。
ついでにそれを見て行こう。そうすれば12k余計に走ることにも意義を見い出せる。


道道729号は国道275号に合流。北に進路を取り6km走った母子里の集落にやっ
てきた。おっしゃー、ギリギリ!さぁ、ガソリンスタンドで給油だーッ!

営業してなーい!

なんと、営業していないわ!失意!
今日が土曜日だから?日曜日だったらともなく、土曜なら通常営業だと思うだけど
な。もしかして失業していないよな。若干ボロっちぃ外見だからな。

併設の建物の前をキョロキョロと捨て犬みたいな不安そうな目をしながら歩き回っ
たりしたんだけど、全然人の気配がないわ。
こりゃダメね。次のガソリンスタンドを発見するしかない。
なーに、ここは国道なんだからそのうち嫌でも発見できるってもんさ!

あ、そうだ。すぐ目の前にある「クリスタルパーク」に立ち寄るんだったな。
イオに乗りこんでそっち方面に行ってみるんだけど、「クリスタルパーク」がない。
おっかしいな、どこだ?ツーリングマップルだとここなのに。
2005年のときの記憶は既に薄れているので、思い出すこともできないぞ。

車に乗ってウロウロするのはガソリン残量的に不安だし、自分おあしで歩き回るの
は精神的な部分とこの暑さで嫌だ。
しょうがない、諦めよう。
マジで往復12qが全く無意味になっちまったよー、無念。

※後日確認したところ、ツーリングマップルの表示が実際より数ミリ南に書いてあ
  るようです。だから発見できなかったのかぁ。


国道275号をまた6km分来た道を戻り、さらに道なりに10kmほど走ると「朱鞠内湖
」を展望できるスポットが見えてきます。
ここ、立ち寄ろう。


<朱鞠内湖>
12:07 朱鞠内湖

日本最大の人造湖

かなり距離はあるけれど、複雑な形の朱鞠内湖の南端を眺めることができます。
この展望所は来るの初めてだね。昔朱鞠内湖を眺めたのは、確か道路脇だった。

朱鞠内湖は悲惨な歴史を持っていてね、完成するまでに劣悪な環境で多くの死者を
出しているんだよ。
トーンが暗くなっちゃうからここでは書かないけど、興味があったら調べてみるのも良
いでしょう。日本の黒歴史だね。

でも僕、湖を見ている間もガソリンのことが気が気でない。
もう残りはほんのちょっとなんだぜ。ランプ点滅しっぱなし。
ここから先はカーステレオもエアコンも切って行くか。
外はメチャクチャ暑いけど、ガマン。こんな携帯も圏外のような場所でガス欠になるの
が一番困る。


「朱鞠内湖」から国道275号を南下し、朱鞠内の集落。
ガソリンスタンド、無し。
そして次は国道239号と交わる添牛内の町。昨日の朝、「霧立峠」に行くために走っ
た場所だね。2kmほどルートが重なります。
国道が交差するちょっと大きめの町だから期待していたが、ガソリンスタンド無し。
休業してるわ。さすがに焦る。本気で焦る。


<「霧立亭」>
国道275号沿いにある、人気の手打ちそばのお店。
ここは幌加内の町にも近いんだけど、幌加内ってそばで有名ですもんね。
ここいらでお昼にしましょう。ついでにガソリンスタンドの調査でもしましょう。

12:25 「霧立亭」

冷やしそばの実そば

庶民的な食堂。だけども店の前には多くのバイクやトラックが停まっていてとっても
賑わっています。
僕は冷やしそばの実そばにしました。そばの実って初めてかな?
とりあえず、おいしかったです。
(食費 \900)

食後の会計のとき、店員さんに最寄りのガソリンスタンドの場所を聞く。
「今日は土曜日ですので近所は全くないですよ。25km先の幌加内ですね。」って冷
たく言われちゃいました。
いや、別に冷たい言い方じゃなかったんだろうけど、今の僕には死刑宣告みたいに
聞こえちゃいました。


25km、走るしかなかろう。頑張れイオ、可能性はゼロではないと思う、たぶん…。
とりあえずなるべく車に負担をかけないような走行を心がける。
幸いここは北海道だ。信号もないしカーブも少ない。限りなくエコな運転ができる。
細く長く、慎重に行こうぜ。

途中には一面のそば畑を見渡せる展望スポットとかあったんだけど、ガン無視。
心もガソリンも余裕がない。
ただただ、前だけを見つめるぜ。

13:15、ついに辿り着いた幌加内の町。見つけたガソリンスタンドに飛び込んだ。
奇跡!ありがたきガソリン!これでイオに命が吹き込まれたぜ。
元気100倍!
(ガソリン \7130)

まったく、僕は2時間ほどもガソリン問題でハラハラしていたよ。
バカやっちゃったなー。ゆとりを持っておくべきだったなー。反省。

一面のそば畑

そして深川市へ

ようやく気持ちにも余裕が生まれました。そば畑を眺めよう。
こいらはずーっとそば畑が続いている。ちょうど開花の時期なのかな。白い可憐な
花が咲き誇っている。こんな風景、横浜でも名古屋でも見れないや。
しばし車を停めて見入った。

国道275号を引き続き南下して「幌加内峠」を越え、深川市に入る。
そういやこの国道275号って、このまま行けば北竜町を通るよな。
その北竜町もひまわりで有名な町。智恵文で空振りした分、北竜でリベンジと行こ
うかな。

秩父別の祭り

緑と青の大地

秩父別町北部、沼田付近では町中でお祭りの準備をしていました。夏だね!
お祭り見るとワクワクする!


<道の駅 サンフラワー北竜>
14:00 道の駅 サンフラワー北竜

国道275号沿いにある、北竜町の道の駅までやってきました。
ここから「北竜ひまわりの里」まではわずか1・2kmらしいね。
その前にここでトイレ休憩だ。

双龍の門

オランダ風の施設

龍が守る中華風の門。そして施設はオランダ風。チグハグな気もするけど、僕は気
にしないぜ。
てゆーか、暑すぎてそれどころじゃない。もうベロベロに暑い。やってらんない。
日なたに出るのは最低限に留め、影から影へと忍者のように徘徊しました。


<北竜ひまわりの里>
道の駅から車で2分。北竜のひまわり畑にやってきました。
ここは日本1周目、2003年の夏のドライブで来て以来の9年振りです。
早朝にこのひまわり畑をみんなで自転車で駆け抜けた思い出がある。

14:18 北竜ひまわりの里

もうここは暑さMAXです。車を出た瞬間から暑い。むしろ痛い。眩しい。
日陰を繋ぎながらひまわり畑に向かいます。

炎天下の遊歩道

盛夏のシンボル

ここは智恵文のように刈り取られていなくてよかった。まだシーズンだ。
てゆーか、今日が最終日らしい。
こんなに咲いているのに、もうやめちゃうんだー、もったいない。せめて8月末くらいま
でやればいいのに。

しかしあまりに暑いせいか、人々は移動を最低限にして屋内のお土産コーナーとか
にこもりがちです。
ひまわりでできた巨大迷路とか、脱出が遅れると熱中症になりそうだ。
こんな中で元気なのはやっぱ子供たちだね。元気元気。

僕は、とりあえず前方に見えている展望台まで歩いてみようと思います。
それ以上を歩く気力は無いよ。

展望台の下で

ひまわりは輝く

展望台へと登ってみた。ほんの数m視点が高くなっただけだけど、それによって平
坦な畑がどこまでも見渡せた。
その本数は130万本もあるらしい。どこまでもひまわり一色だ。

北海道の短い夏を、精一杯生きるひまわり。
ありがとう、ひまわり。僕の夏ももうすぐ終わりだけど今日が北海道の最終日だけ
ど、キミたちに元気をもらえたよ。

たくさんの、ありがとう

次はこの国道275号と並行する国道12号に乗り換えようと思います。
国道12号はもう少し先の滝川から日本一長い直線道路が始まるのです。
そこを走ろうと思うのです。

まぁ僕もそこは以前走ってますが、都市部の直線道路だから信号は多いし車も多
いしで、道東や道北のような爽快感はありません。
ただ、その道路の入口に「直線道路日本一」っていう看板が立っているんだけど、
以前撮影したときにはすごい逆光で全然文字が見えなくなっちゃったのだ。
それをもう一度撮影し直しに行くのが目的の1つです。

夏雲と青空

北竜からは道道94号で東に走り、国道12号に乗りました。
少し南に行くと滝川市です。
道央道の滝川ICの近くもかすめます。富良野とかに行くときの最寄りのICだったよ
ね、ここ。


<道の駅 たきかわ>
15:10 道の駅 たきかわ

ここでルート確認のために一度道の駅に入ります。
太陽も少しずつ西に傾き、そろそろ北海道での残り時間もわずかになってきたから、
そろそろラストの観光のこととか考えておかないとですよ。

だけどもそれなりにいいペースだな。
完全に暗くなる頃には苫小牧に到着できると思うよ。
フェリーの出航は23:30だから、とても余裕ですよ。まだ少し時間を潰せる。
とはいえ暗くなったら観光はできないから、暗くなるまで遊び、そして暗くなったら温
泉と夕食って感じかな。それで北海道での旅はおしまい。

イオの運転席

セカンドシート

直線道路始まりの町

ここで恒例のイオの車内、一部紹介のコーナーです。
旅も終盤なのでメチャ汚いですが、あえて最終日の車内を紹介だ。

助手席は地図や資料関連とCD、それから水や非常食で溢れかえっています。
運転席はさすがに綺麗ですが、見えないところに撮影機材がバリバリ潜んでいま
す。
セカンドシートは宿にも仕込むためのバッグ置き場。
あとは直近で発生した洗濯物。

カーゴルームはマジでお見せできません。この1週間の洗濯物だとか元から乗せ
られている洗車グッズや自炊セットがゴッチャゴチャになってますのでね。


<日本一の直線道路>
15:20 日本一の直線道路

やってきました。国道12号の滝川市から美唄市までを繋ぐ29.2kmの直線道路で
す。「北海道旅2005(2-45)」以来の走行だね。

スタートライン

これがスタートラインの看板です。車2台ほどが駐車するスペースがあります。
すぐ背後は大きい交差点だし交通量も多いので、再合流がちょっと怖いロケーショ
ンだけどね。

写真を撮ってみるんだけど、軽く逆光。
前回は早朝の時間帯に美唄側から撮影して逆光、そして今回は夕方に滝川側か
ら撮影して逆光。…ダメじゃないっすか。リベンジできていない。

まぁでもね、今の時代写真はいくらでもいじれますもんね。
補正を加えて、ウソ臭くてもちゃんと文字が見えるようにしておきましょう。

北部エリア

南部エリア

29.2kmの直線道路

さっき書いた通り、見通しはそんなに良くない道路です。
特に北半分は車も多いし信号も建物も多い。
僕もこれは知っていますから、純粋に楽しまないで淡々と走る。このあとのプランの
こととかあれこれ考えながらハンドルを握っていました。
上陸初日に時間が無くて立ち寄れなかったスポットをこの後加えようかな、とか。

南半分の美唄市は、打って変わって車がガラガラ。それなりに直線っぽい。
北海道序盤で来たら一瞬「おぉ!」ってなるかもしれないけど、終盤だと感動には値
しないっすな。

ゴール

16:00、美街の南端の看板の横を通過しました。
流れに乗って普通に走って0分でした。お疲れ様。


16:05 光珠内のセイコーマート

セイコマを見つけて立ち寄ります。ここで帰りのフェリーで必要な食料類を購入して
おきます。メインの食料となるカップ麺類や、お酒のツマミ。
それから市街地の直線道路をダラダラ走っていてぶっちゃけ睡魔に襲われているの
で、栄養ドリンク。これは今飲む。

次の目的地は「奔別炭鉱立坑櫓」にしようと思う。最後の観光になるかも。
ツーリングマップルには掲載されていない場所なので、0円マップで大体の場所を
推測しておいた。
(食費 \608)

買い出しします

すぐ先にある三笠ICの近くで道道116号に乗り、南に入る。
そしてそのまま「桂沢湖」方面に東に進路を取り、7・8km走る。
そのあたりに目指す「奔別炭鉱立坑櫓」があると思うんだ。

道道116号

<奔別炭鉱立坑櫓>
無事、発見。道道116号沿いにはないだろうと最初から踏んでいたので、キョロキョ
ロしながら走っていたら、左手遠くに鉱山の立坑櫓があったんだ。
やった!って思ってすぐにハンドルを切って接近しました。

16:34 奔別炭鉱立坑櫓

東洋一の立坑

奔別炭鉱は深さが750mもあり、そして高さ51mの立坑櫓を持つダイナミックなもの
でした。規模としては東洋一だったらしい。
さらに当時の技術の粋を結集させたので、「100年採掘できる」と言われていたんだ
って。

しかし現実は厳しくて、エネルギーの移り変わりでわずか10年ちょっとで閉山。
さらにその閉山作業中に死者複数名を出す爆発事故が起こり、立坑櫓は現在のよ
うに鉄骨剥き出しになってしまったんだそうだ。

鉄骨と歯車

味のあるフォントで書かれた「奔別」の文字と大車輪(?)がカッコイイ。
そしてバックに広がる入道雲も雰囲気を出してくれています。

もっと接近したいんだけど、ここから先は敷地内なので原則立入禁止。
周囲をガサガサ分け入ればもう少し合法的に違う角度から見れそうな気もするけど、
今回は廃墟系の企画ではないのでここまでとしましょう。

さて、では戻ろうかな?
ちなみい戻らずに進行方向に進むと国道452号に合流し、僕が初日に見て回った大
夕張の元炭鉱街に辿り着くのです。


三笠IC付近まで数q引き返し、道道30号で南下する。
この道は岩見沢から始まる国道234号の裏道。交通量はほぼゼロなので爽快だ。
もう夕方だけど、相変わらず暑いね。西日もキツい。

西日の岩見沢

この道道30号が国道234号に合流する近辺に「くりやま温泉パラダイスヒルズ」って
いう温泉施設がある。
そこでお風呂に入って行こうかなって思ったのだが、場所がよくわからん。
近所を一往復したけどよくわかんなかった。付近は交通量も多めなのであまりウロ
ウロするのも嫌だったので、早々に諦める。

改めて調べると、ここから数q南に行った由仁の町に温泉施設がある。
国道からは少し外れるけど、時間もまだあるからそこに立ち寄ろう。


<「ユンニの湯」>
由仁駅の南西部にある温泉施設。ここいらは初日、夕張から札幌に向かうために走
った道だね。だいぶ戻ってきた気分だ。

17:48 「ユンニの湯」

森の中の大きな施設

おぉ、大きな施設だ。どうやら食事も充実しているし宿泊もできるレジャー施設風の
ようだね。駐車場もかなり混雑していたよ。
お風呂はヌルヌルな感じの軟水。すべすべになったよ。
(入浴 \600)


外に出るとなんだか周囲が白い。霧かな。そういやあれだけ晴れていたのに、お風
呂に入る直前からガスっぽかったっけ?
とりあえずもう夕暮れだし天気のことはどうでもいいや。苫小牧に行こう。

由仁から国道234号を南下。徐々に周囲は暗くなる。
うーん、間に合わないかな?
実はこの先の遠浅駅近辺にある「日本最古の木製サイロ」にもう一度立ち寄りたい
のだ。

初日に行ったけどロクな写真撮っていないし、もしかしたらサイロ間違いかもしれな
いのでね。しかしこのペースじゃまた真っ暗だ。リベンジできない。
あ、でも一眼レフではなくて携帯電話のカメラで撮ればいいか。こっちのほうが感度
が高いんだ。そういや「アンビシャス」では携帯電話で天の川まで撮影できたじゃな
いか。
よし、ではもう一度「日本最古の木製サイロ」に行こう。


19:10 日本最古の木製サイロ(失敗)

もう一度言っておくけど、このサイロは日本一古いものではなくって、後日思い違い
だと知ることになります。なのでみなさんは参考にしないでくださいね。

遠浅のサイロ

うん、初日に比べればそこそこちゃんと写ったけど、デカすぎないか、このサイロ?
これは木製じゃないような…。
でも肉眼じゃよく見えないや。まだ19時ちょいすぎで少し前だったらまだ明るい時刻
なんだけどな、日が短くなったよね。


間もなく苫小牧というところで、雨が降ってきた。霧雨のように。
おいぃ、天気変わりすぎだろう。夕方まで快晴で猛暑だったのに。
しかし、嫌な気分ではなかった。
暑かった北海道での日々を、このサラサラと降る霧雨がクールダウンしてくれている
ようで。

あぁ、終わっちゃうんだなー、北海道。
終わっちゃうんだなー、僕の夏休み。

霧雨の苫小牧

…だがしかし!僕にはまだやることがある!
えっと、まだお土産買っていない。誰よりも長くこれだけ遊んでおいて職場にお土産
を買わなかったら、ただでさえ窓際族なんだから席が無くなっちゃう。

では、どこでお土産を買おうか。
ピンと来たのが苫小牧港だ。僕が今回上陸した苫小牧東港じゃなくて、今までの旅
で使ったほうの港。
あそこは大きいし、確かそこそこ充実したお土産屋さんもあったよな。

早速苫小牧港にイオを走らせる。


19:35 苫小牧港フェリーターミナル

お土産を買いに

2年ぶりに訪問した苫小牧港。ここでササッとお土産を買います。
お土産はいつもの通りテキトーに2分で選びました。
(土産 \1480)


じゃあ、最後に夕ご飯だ。ここまで来てしまったのだから、また回転寿司でしょう。
初日に立ち寄ったお店はここからほんの数100mですし。


<「海天丸」>
19:48 「海天丸」

1週間ぶりに

回転寿司

まだ20時なので1週間前と比べてやや混雑した店内。
そんで目の前にいるのが1週間前と同じ店員さん。お互い口に出さなかったが、カン
ペキに気付いてしまいましたね。なんか恥ずかしい。
だけども、今の僕は1週間前の僕とは違うぜ。北海道を走りまくって成長した僕なん
だぜ。
(食費 \1008)


これで本当にやることはすべてやりつくした。
帰りもフェリーで福井県の敦賀港まで行く予定。苫小牧東港に向かって走る。
ここからの距離はおよそ20km。
また勇払とかの真っ暗な海岸線を経由しながらショートカットで辿り着きました。


20:56 苫小牧東港フェリーターミナル

さよならのときは近い

さぁ帰ってきたね。これで道内の走行は終了。早速乗船手続きをします。
行きの乗船のときに往復分の料金を払って手続き済みなので、ここでは速攻で処
理完了。

係員の人が「22:30に車を乗船させられる予定です。だから22:30に車に戻って下
さいね。」って言ってた。
あと1時間半ですな。結局時間は結構余ったな。でも、せわしないよりかはいいこと
かも。
とりあえず指示に従い、イオを乗船待ちの列の中に駐車しておく。

乗船待ちの列

まだ閑散

乗船用に荷物をしっかり小分けにしてまとめた後、一旦フェリーターミナルの施設内
に戻り、待合室で待機することにする。
まだ人もまばらで、みんなベンチに腰掛けながらダラダラTVを見ているよ。
だけども僕はTVを見る習慣ないしなー、やることないなー。

しばらく施設内をウロウロ歩く。
神戸のファミリーも一緒のフェリーのはずなんだけど、車ではないからきっとギリギ
リで来るんだろうなー。

すると、まっつんが見送りにやって来てくれた。
あぁ、まっつん、今回もありがとう!あのあとの出来事をいろいろ語る。

まっつんとおしゃべりしていると、十勝エリアで一緒だった京都のライダー寺門さん
もやってきた。「旭川で偶然キミと出会ったときは本当にビックリしたよー」とか言い
ながらやってきた。

まっつん&YAMA

いろんなことがあった1週間だったね。
北海道はまだまだ広いので、もっと走りたかった気持ちもあるけど、今は達成感の
ほうが大きいよ。

出会い・別れ、綺麗な景色…。
本当にいい1週間だったな。北海道は素晴らしいところだったな。また来るよ。
でも、都市部は苦手だからもう数年は札幌には行かないよ。まっつんにも会わない
よ。
次に僕らが出会う可能性があるとすれば、それは旅先。
お互い旅人ですもん。合流するなら2人とも旅人として出会わなくっちゃ。

まっつんは餞別としてサッポロクラシックを2本くれた。
ありがとう!早速このあとフェリーの中で晩酌するよ!


ボチボチ時間も22:30。そろそろイオのところに戻りますかね。
寺門さんもさっき外に出ちゃったみたいだし。
まっつんと共に乗船待ちの列のところに向かう。
…そしたらね、列が無いの。イオだけポツンと停まっているの。
まさか、既に乗船完了していた!??

近くにいた誘導員のおじさんが、「ずっと君を待っていたんだよー!乗船時間が少し
早まったんだよー!」って言ってくる。
知らねー!22:30って言われたからそれに間に合うように来たのに!
ずっとターミナルの待合室にいたんだから、放送一発流すとかで周知してくればい
いのにー。

ダッシュでイオに乗りこみ、エンジンをかける。
「ゴメン、またドタバタした別れになっちゃって。」
そうまっつんに告げてアクセルを踏む。

乗船!

22:30 乗船