8/23 白金の青い池の今
走行距離:334km  支出:5,330


<「こもれび」>
7:10 起床

部屋は寺門さん・ライダー君と一緒でした。
部屋に戻った瞬間に寝たので誰と一緒だろうとあんまり関係ないんだけどね。
目を覚ますと外から水の落ちる音がする。
もしや雨ですか!マジですか!慌てて窓を開けてみた。

8/24 日本最北の白い道
8/25 爆発した鉱山立坑
8/26 再訪と再会を願って
8/21 砂地に聳える灯台
8/22 日勝峠のさらに上
8/23 白金の青い池の今
8/17・18 北国への航路
8/19 消滅した炭坑の町
8/20 日本一困難な参拝

―― 前日までの走行

―― 本日の走行

ミスティ

あ…雨ではない。よかった。朝露の落ちる音だったみたいだ。
しかしなにこの霧は。一面真っ白なんですけど。今日はそういう天気?
朝一番で行こうとしている「ナイタイ高原」、晴れていないと行く気にならないんです
けど?
とりあえず朝ご飯の時間だ。ご飯を食べながら考えよう。

7:30 朝食

朝ご飯は普通に和食でした。

和風の朝ご飯

オーナーさんは「ここいらの朝はいつもこんなもんですよ。そのうち晴れますよ。」っ
て言って励ましてくれた。
だよね、放射冷却の影響だよね。ほら、朝ご飯を食べている間にも、早速晴れ間が
覗き始めているよ。

今日のルートなのですが、僕も「三国峠」に行きます。
道内国道最高所の「三国峠」越えをします。
樹海エリアが中心であまり広がりを感じられないので、そこまで好きなルートではな
いんだけど、しょうがない。
走ったら走ったで、また新たな発見があることでしょう。

そして、旅も後半に入ったことなので、この後のプランもおおまかにイメージした。
明日の昼頃、僕は日本最北の町、稚内にいると思います。
そこでBLUEayさんに会っていると思います。

ということは、今日中になるべく北を目指さないと明日の昼の稚内着が間に合いま
せん。では、今日はどこの宿に泊まるべきなのだろうか。
昨日くらいまで、僕は日本3周目で2回お世話になっている「かみふらの道楽館」に
また泊まりに行こうかと思っていた。
しかしそれだと稚内に間に合わない。

今日頑張って羽幌の「吉里吉里」まで行くか、和寒の「ゆきのおと」にするか…。
オーナーさんが「ゆきのおとは泊まったことがあるけど、廃校を改造してあるよ。オ
ーナーさんはイラストレーターで、キミの持っているとほの本の表紙を描いたのも
そこのオーナーさんだよ。」って教えてくれた。

廃校の宿!廃校大好き!どのくらい学校時代の痕跡があるのかなぁ。
じゃあ今日は和寒の「ゆきのおと」にしたいと思います。
後で電話しよっと。

青空の出発

出発の支度をし、荷物をイオに積み込む。だいぶ晴れて来たね。
これだったら「ナイタイ高原」にも行けそうだね。

庭にはボロボロになったサファリが停めてあった。聞いてみるとオーナーさんのだっ
て。懐かしいなぁ。僕もね、昔はサファリ乗りだったのですよ。
運転しづらいし燃費も最悪だったけど、あの日々は本当に楽しかったなぁ。

では、登山姉さんと寺門さんはまだ荷物の積み込みをしているので、僕は一足先に
出発してしまいます。じゃあね!
(1泊2日・ビール代込み \4900)

8:23 出発

鹿追町を走る

登山姉さんの車

道道133号に出て、そこから国道274号に乗る。
昨日の夕方に立ち寄った「道の駅 しかおい」のちょっと北に出た感じ。
ここから「ナイタイ公園」までは35〜40kmといったところかな?都会で言えばかなり
の距離だけど、北海道のこのエリアではいh核的短距離に聞こえてしまう不思議。

気付けば登山姉さんが後ろから追走してきている。
あ、一緒に「ナイタイ高原」まで行けるかな?
…って思ったら給油をするそうでしばらくしたら消滅していたけど。
まぁいいです。僕も自分のペースで興味があるスポットがあったら立ち寄りながら行
きたいし。自由が一番。


<道の駅 うりまく>
8:50 道の駅 うりまく

瓜幕で小休止

特に理由も無いけど、国道274号沿いにあったので何となく立ち寄ってみました。
芝生の綺麗な道の駅。乗馬体験もできるんだってさ。まだ営業時間じゃないけど。
朝の空気が気持ちがいい。
しばらく綺麗な空気を吸って草原を眺めて、そして再出発。


ここからの国道274号はすごいっすよ。
17kmも続くストレート。ゆったりとしたアップダウンを描きながら地平線まで続いて
いるのです。いいねー!こういうの、いいねー!

そして道道337号に乗って北上する。
この道道337号もすごい。やっぱり15qほどがずーっとストレート。

無限ストレート

こういう道はスピードを出すのではなく、マイペースにゆっくり走りたい。
どうせこれだけ広大だと、スピードを出そうが出すまいが流れる景色はほとんど変
化ないのだから。


<豊岡見晴台公園>
北上を続ける道道337号は途中で直角に東に折れます。
その折れるポイントに展望の良さそうな公園がありました。ちょっと見て行こう。

9:20 豊岡見晴台公園

上士幌の見晴台

道の途中にある、トイレしかない簡素な展望所。
だけども何もないのが素晴らしい。一面畑だけなんだけど、これで充分。
どこまでも、地平線まで畑が続いているね。

ちょっと道路に出て、道道337号の進行方向を眺めてみた。
これからこの道路に沿って東側、上士幌の中心地の手前辺りまで行きます。
こっち側も直線道路が見えなくなるまで続いているね。
きっと上士幌の中心地まではこのままストレートなのだろう。

僕の進む道

では、ボチボチ改めて「ナイタイ高原」に向けて出発しましょうかね…。
そう思ったところ、見覚えのあるバイクが駐車場の脇をかすめて行った。
あ、寺門さんっすね。
やっぱ寺門さんも「ナイタイ高原」目指していたのか。んじゃ、追走しますか。

走り去る寺門さん

寺門さん、速ェ…!全然距離が縮まらないっす。
ま、どのみち「ナイタイ高原」で出会うだろうからどうでもいいけど。


<ナイタイ高原>
道道806号に入りました。
ここは「ナイタイ高原道路」っていう、道内でも有名な快走路の1つです。
日本一広い敷地面積を持つ「ナイタイ高原」の中を、絶妙のワインディングを描きな
がら登って行く道路です。

車でも爽快極まりないこの道、バイクで走ったら最高なのだろうね。
途中にはツリーハウスがあるので、そこで一度車を停めましょう。

ナイタイ高原道路

ネスカフェのツリーハウス

このツリーハウスは今から7年前の2005年、ネスカフェのTVCM用に作成されたのだ。
みなさんは当時のCMを覚えていますか?僕はかろうじて覚えているような気がする。
ちなみに一般人は登れません。ここから眺めるだけね。
確かにあそこで高原眺めながらコーヒー飲めたら幸せだろうけど。

ワインディングは続く

9:41 ナイタイ高原 駐車場

あ、何気に「こもれび」を出発してから1時間20分も掛かってしまったか。
ちょっとゆっくり来すぎたかな?そして若干雲が多くなってきているのが気がかりだ
な。駐車場を見ると、登山姉さんの車が停まっている。
ふむ、さすがにどこかで抜かれてしまったようですな。

とりあえず、暑い。売店があるのでソフトクリームでも買ってみますか。
(食費 \250)

売店の中でソフトクリームを買っている登山姉さんとバッタリ会った。
「寺門さんもついさっき到着して、テラスでソフトクリーム食べているよ」って教えて
くれた。はい、僕がビリでした。

高原のソフトクリーム

シンボルのトラクター

ソフトクリームを片手に、高原の芝生の中を歩く。
ナイタイ高原は、十勝平野の北部に位置する1700haの面積を持つ広大な牧場。
1700haって言ってもピンと来ないだろうが、これは「東京ドーム」358個分ね。
うん、これもピンと来ませんね。

「ナイタイ山」っていうなだらかな山の斜面にあるため、眺望はバツグンだ。
ちなみに僕が今いるのがこの山の山頂。標高は785mあるそうです。

日本一の牧場

登山姉さん

…ちょっと霞がかかっているのかな?青空でないのが残念です。
肉眼で見ると、地平線まで草原や田畑がずっと広がっているんだどね。
この景色を青空の中で見れたのは「北海道旅2006(3-8)」のとき。あのときもっと
写真をいっぱい撮っておけばよかったかな。

僕は芝生に設置された岩の上でとほの本を取りだし、「ゆきのおと」に電話してみ
る。…あれ、留守番電話で繋がらない。
時間をおいてもう一度かけてみたが、やっぱりダメだ。
ちょうどチェックアウトで忙しい時間なのかな?

ナイタイ高原のYAMA

一旦ここで登山姉さん・寺門さんとはお別れ。
登山姉さんは僕と同じ愛知県民だから、もしかしたらどこかで会うかもね。
喫茶店でのモーニング情報とか、いろいろ教えていただきました。

寺門さんは「雨が降りそうな予感がする…」と言ってレイウェアを着るかどうか迷っ
ていた。えっ、確かに雲が多くなってきたけど、いきないr雨降りますかねぇ…?
だが、言われてみればちょっと雨の臭いがするな。もしかしたら降るかもな。


では、目指せ「三国峠」!
僕は2人より一足先に「ナイタイ高原」を出発します。

…って思ったら、数q走ったところでちゃっかり2人ともイオのバックミラーの中にい
ましたー。たぶん登山姉さんはこのまま着いて来るんだろうけど、寺門さんはどこ
に向かっているのだろうか。

上士幌北上中

こもれびトリオが行く

上士幌を国道274号で北上する。このまま真っすぐ走れば「三国峠」です。
寺門さんも着いて来ている。
ということは、寺門さんも「三国峠」越えして旭川方面に出るのね。

「糠平湖」の西岸をグイグイ標高を上げながら走る。
なんだかどんどん雲が多くなってきました。
今日、十勝エリア以外は雨だもんな。ということは、「三国峠」の向こう側の天気に
は期待できそうにないね。

雲行きは怪しく…

<タウシュベツ展望台>
「糠平湖」の北端近くで、雨が突然パラパラと降り出した。ついに来やがったか…。
それと同時にタウシュベツ展望台の小さな標識が出てきた。
うーわ、ここ駐車スペースがほんの3台分くらいしかないんだね。
有名な廃橋だから、もっと広い駐車場があるのかと思ったよ。

10:48 タウシュベツ展望台

イオを駐車スペースに入れる。
後ろから来ていた登山姉さんはそのままここには立ち寄らずに通過していった。
「バイバーイ」
このままだとちょっとペースを上げないと14:00に美瑛に間に合わないもんね。

寺門さんは一緒に駐車したけど、橋は見ずにレインウェアを装備するだけ。
「降ってきちゃったなー。まいったなー。」と言いながらレインウェアを着込む寺門さ
んにお別れの挨拶をし、タウシュベツ橋梁の展望台に歩いてきます。

降り出した雨

展望台への森

展望台まではこんな感じの森の中を180m歩くんだってさ。
傘を差そうかどうか迷ったけど、いらないかな。頭上は木々だし。
そして僕は傘をさすのが嫌いだし。

森の中を1人テクテク歩き、その突き当りにある展望台に到着。
そこからは「糠平湖」の中、遥か遠方にあるタウシュベツ橋梁が見えました。

水没したタウシュベツ橋梁

う、うわぁぁぁぁ・・・。悲しいよぉーー。
もちろん知ってはいたけど、悲しいよー。

まず、展望台から橋までが遠すぎなんだ。750mもある。メチャ遠い。
思いっきり望遠にしてなんとか写真に収められる程度です。
次に、時期的なものなんだけども、橋が「糠平湖」に水没しちまっている。
最上部の1割も見えちゃいない。残念。

うん、わかっていた。3年前から知っていた。わかっていたけど、どう変わってしまっ
たのかをこの目で見たくて、あえて寄ってみたんだ。

タウシュベツ橋梁は、旧国鉄士幌線の鉄道橋です。
人造湖である「糠平湖」を作ったために付近が湖に沈むことになるため、もう50年
以上も前に使用されなくなりました。
ボロボロになりながらも橋梁だけがこうして今日まで残っています。

2009年までは、この北部にある未舗装のダートを4km走って橋梁の目の前まで行
くことができたんだ。僕もかつてボコボコのダートを走って橋を見たんだ。
しかし、橋梁崩壊やクマ出没の危険性もあり、林道ごと閉鎖されたのだ。
だから、もう橋に近付くには歩いていくか、特殊な申請やツアーなどで行くしかない
状態となってしまいました。

遠くなったなぁ…、タウシュベツ。すごい好きだったんだけどなぁ…。
では、今回は過去のエピソードへのリンクを貼るのではなく、特別に過去の写真を
ここに掲載します。

タウシュベツ橋梁&YAMA
(過去写真)

また歩いて車に戻り、「三国峠」に向けて出発する。
雨は止んでいました。よかったね。
…で、トイレに行きたいです。どこかにトイレはないものか。
とは言ってもここいらはずっと森の中。「三国峠」までトイレはないかな?

そう悲観していたら、「幌加除雪ステーション」っていうトイレのある施設を発見。
はーい、寄って行きまーす!


<幌加除雪ステーション>
11:08 幌加除雪ステーション

ふと近くに設置されている看板を見てみると、旧幌加駅っていうのが近くにあるらし
い。これも士幌線だよね?廃駅だね。まだその名残があるの!?
これは盛り上がってきました。廃駅、見つけたいです。

適当に除雪ステーションの裏側に回り込む。そしたら森の中の遊歩道があった。
駅はどっちかな。適当に検討をつけた方向に歩く。
数分歩くと、足元に線路を発見!うおー!線路ーーッ!

線路発見

ポイント切り替え

静かな森の中に人知れず残る線路。ほっこりした気持ちになるわ。
ちゃんと手入れがされているんだね。
線路の近くの説明版には、当時の様子を撮影した写真が一緒に掲載されていたよ。

賑わっていた時代

1960年代初頭にはこの駅の周辺には80軒ほどの建物があり、約350人の住民が住
んで賑やかな街を形成していたんだって。林業関係で栄えたらしいです。
しかしそれも束の間でどんどん人は少なくなり、1978年に幌加駅も役目を終えたん
だそうだ。廃駅歴は34年ということか。

この写真と今の線路を見比べると、ここから100〜150m先にホームがあるのね。
そこまで歩いてみよう。


<旧幌加駅>

廃駅&YAMA

間もなくホームが見えてきました。駅舎はもう存在していないけど、駅名の立札は
設置されているぞ。まぁこの駅名表示は近年後付で設置された感がバレバレでさ、
個人的にはなくてもいいかなーって思ったんだけど。

ホームも線路も緑の草に覆われた、かわいい駅です。
とりあえずテンションは上がる。ホームにベンチは無いので、ホーム自体に座って
来ない電車を待ってみたりもした。

真新しい駅名板

これはなにかな?

あぁ、いいもん見たなー。ただトイレを探していただけなのに、偶然こんなものを見
れて良かったなー。満足しながらまた除雪ステーションのイオの元に戻る。


そして、さらに峠を登って行くと高架橋の連続するエリアに入る。
よーし、もうすぐ「三国峠」直前の撮影ポイントですね。いつも写真を撮っている「緑
深橋」が近づいて来ていますね。
でも、いつも同じ場所からの写真では芸がないので、今回はそのもうちょっと手前
で一度車を停めてみました。

樹海を駆ける

ここでさっき走ったばかりの道のりを振り返る。樹海を突っ切る、目もくらむような高
度の高架橋が見える。
…うん、やっぱイマイチだな。「緑深橋」からの景色に比べると、見えている「松見大
橋」の立体感が感じられなくてあんまりいい写真ではないね。

では、もうちょっと進んで定番の「緑深橋」まで行ってみましょう。
ちなみにここいら、どこも駐車場は無いので気を付けてくださいね。
路肩のわずかなスペースにゴリッと車をねじ込むしかありませんので。

緑深橋からの松見大橋

やっぱここからの眺めはいいなー。「松見大橋」がかっこいい。見渡す限りの森の中
を突き進んでいるんだもん。
だけども高所恐怖症の人にはキッツいくらいの高度だね。


<三国峠>
11:36 三国峠

さっきの「緑深橋」からほんの1・2kmで峠の頂上付近のパーキングに到着です。
ここにはトイレやちょっとした土産物屋・軽食コーナーなどがあります。
標高は1139m。道内の道路の最高所なのです。
石狩・十勝・北見の3つの地域にまたがっているのがここの名前の由来です。

毎度ですが、個人的にここの景色はそんなに良いとは思わないので、峠の名前の
書いてある立札の写真を撮るのみ。
道内道路最高所に来たぞっていうステータスを得られればとりあえずよいですわ。

北海道の道路の最高所

ここには登山姉さんの車もないし、寺門さんのバイクも無いね。
僕は廃駅見つけて喜んでいる間に2人とも峠を越えてしまったんだろう。
きっともう追いつくことはできないね。

登山姉さん、ちゃんと「緑深橋」で車を停めたかな?
昨夜、この三国峠よりも景色がいいポイントがあるんだよって「緑深橋」の存在を共
有しておいたのだ。

ここで再び携帯電話をチェックしてみる。あ、圏外だ。
今日宿泊予定の宿、「ゆきのおと」に電話したいのに。とほの本を見ると夕食が必
要な場合には13:00までに予約してほしいって書いてある。あと1時間ちょっとか。
それまでに電波復活するかなぁ…。


「三国峠」を北側に30kmほど下ると、「層雲峡」エリアに入る。
柱状節理の絶壁が連なる渓谷。そして温泉地でもあります。
僕もかつてはここで温泉入ったり、絶景見るために山を駆け登ったりしました。

しかし今回はスルーしてしまいたいと思います。
有名な「流星の滝・銀河の滝」は充分に写真撮っているし、その2つを山の中腹から
見下ろす「双瀑台」はこのムシムシした天気だと登るのがシンドいし。しかもあんまり
天気が良くないから前回ほどの写真は撮れないだろうし。

「層雲峡」のハイライトである「流星の滝・銀河の滝」のちょっと手前で、「大函」の標
識が出てくる。
あ、「大函」に寄るわ。ここ、なぜかいつも素通りしてしまっていて行ったことが無かっ
たのだ。


<大函>
12:06 大函

層雲峡南端の渓谷

ここは"大函・小函"とワンセットで表現されることも多いよね。
今回立ち寄ったのはその大函のほうです。

だだっ広いちょっと寂しい駐車場にイオを停める。お土産屋だか休憩所だかの建物
が一軒あるが、営業していないようだ。
今はもう使われなくなった旧国道の廃橋の脇を歩き、大函の展望所に向かう。
展望ポイントは一箇所で、渓流の奥の方に屏風のような柱状節理が続いている光
景が見えます。

柱状節理

あの、厳しいこと言っちゃうと個人的にはあんまり素敵な場所とは思わなかったわ。
動ける範囲が少ないのでここ一箇所からしか景色が見れないし、かんじんの柱状
節理はかなりの遠望だし。
そんでその柱状節理も、石川県の「東尋坊」や山口県の「ホルンフェルス」に比べる
と見える限りでは規模も小さいし、色合いもビミョー。

他の観光客もチラホラ来ていたが、大体写真1・2枚撮って早々に引き返していくよう
な感じでしたね。

ここでかろうじて電波が入ったので、「ゆきのおと」に電話してみる。
しかしまだ架からない…。
なんだか不安になってきたよ。今日は営業しているのかな?
ハイシーズンだから営業していないはずはないと思っているのだが…。

そうこうしているうちにまたポツポツと雨が降ってきた。
車に乗り込み、大函を出発。

雨の層雲峡

ぬわー、一気に暗くなったよ。雨の峠道は走りづらいよ。
そしてジメジメムシムシ…。さらに宿には電話が繋がらない。
僕、このあとどうすりゃいいの?モヤモヤしながら「層雲峡」エリアを北に抜ける。

お腹が減ったな。「こもれび」のオーナーさんが薦めてくれた上川町中心部のお店
ももうすぐなんだけど、なんかこの雨だとお店に立ち寄る気にもならない。
そもそも詳しい場所を知らないし。だけども雨の中探すのも面倒だし。
あと、「大雪アンガス牧場」も近いけど、この天気じゃ全く寄る気にならないな。

暗い空と濃霧

暗い空の下、車を走らせながら考えた。
これは山間部だから雨になっている可能性もある。とりあえず早いトコ下界に降りた
ほうがチャンスがあるだろう。

このまま下って行けば旭川の町中に出る。
でも、旭川は都会すぎて楽しみづらいので、南下して美瑛エリアに行こう。
美瑛であれば丘もあるし食事処もあるし、そして「白金の青い池」がある。
すっかり俗化してしまったと聞いている「白金の青い池」、現在どうなっているのか興
味がある。
うん、こんな感じで走ってみましょうかね。今日のプランが決まったぞ。

上川町の中心部まで来ると、無料のバイパスがある。
これに乗ってこの暗黒エリアをエスケープしてしまいましょう。
そのまま25kmほどワープして終点の愛別まで来ました。

ここからは旭川の中心地をトラバースするルート。
道道140号に乗って美瑛方面に南下します。有名な「旭山動物園」とかに向かうルー
トね、これ。
予想通りここまで来ると雨も止みました。とりあえず、やった!


そして電波も入ったので、道路わきにイオを停めてもう一度「ゆきのおと」に電話をし
てみた。今度は繋がった!僕、ツイて来ているかな!

…「本日は営業しておりません」
ガーン!!ダメだ!やっぱツイていない!どうしよう!今夜はどこに泊まろう!?
とりあえず道道140号を下る。どっか冷静に考えられる場所で落ち着こう。


<フィールドボール場クラブハウス>
13:16 フィールドボール場クラブハウス

なにここ?とりあえず、道道140号にトイレ付の駐車場があったので入ってみる。
あ、見覚えのあるバイクが停まっている。
寺門さんだー。手を振ってみる。

寺門さんと再合流

「こんな何もないところで出会うなんて!」と寺門さんは驚いていた。
僕もビックリだ。ずいぶん寄り道したり自由奔放に行動していたのに、再び寺門さん
に出会えるなんて。

とりあえず自分の状況が、今夜の宿ものない絶望的な状況であることをアピールし
てみたよ。
寺門さんも宿を決めていないが、これから「天人峡」へ温泉に入るに行くという。
「ところで天人峡はどっち?」とザックリした質問を受けたので、おおかまに回答して
おいた。
このまま南下して、「道の駅 ひがしかわ道草館」の前を通過して東に真っすぐよ。


僕はここで今日の宿問題に決着をつけなければ…。
「かみふらの道楽館」は近いけど明日が大変になるし、この時間に食事つきで申し
込むのは困難だよな。

あと、ここから北にあるのが比布にある「夕休」。
さっき無料バイパスを降りた愛別に近い位置にある宿です。
しかし「夕休」、今までの北海道旅で旅人との話題に出たこともないし、紹介を受け
たことも無いぜ。全く情報皆無。

でも、位置的には「ゆきのおと」の次に現実的なので、予約してみるか。
そんでもし「夕休」がダメだったら、必死になって走って羽幌の「吉里吉里」まで行こ
うか。

電話し、無事に予約成功。どんなところかナゾだけど、宿は確保できたよ。
やったー!
「天人峡」へ向かう寺門さんに別れを告げ、僕は美瑛に遊びに行く。
宿は近いから、美瑛は逆方向だけれども余裕で往復できるぞ。

少しずつ明るくなる世界

しかし、まだ1つ問題があった。空腹なことだ。
途中で駐車スペースを見つけたので、携帯電話から食事処を検索してみる。

富良野エリアの名物であるオムカレーとか食べられたらいいな、とか思ったけど、や
っぱ美瑛ではあんまり店舗が無かったり、この時間からではランチタイムに間に合い
そうになかったり…。

うーん、じゃあ候補は3つ。
1つは「道の駅 美瑛 丘のくら」名の出の食事処に期待。
もう1つはそのすぐ近くにある大盛りでちょっと有名な「富川食堂」。
最後はその2つもダメだった場合にセイコーマートで豚丼。
これでいきましょう。

しばらく南下を続け、国道237号に出ました。
もうすぐ美瑛エリアだね。


<ぜるぶの丘>
国道237号沿いにある、花畑に覆われた丘。
丘の町、美瑛に来ていますもんね。ちょうど前にいるから入って行こうか。

14:07 ぜるぶの丘

美瑛の花畑

色とりどりの花畑が斜面に続いています。天気は悪いけど、綺麗だぞ。
隣の丘まで歩くと「ケンとメリーの木」も見えるらしいが、そっちは別にいいや。
ケンメリは何度も行っているし。

ついでに併設のレストハウスを覗いてみる。カレーとかあるらしいけど、ここはスル
ーしましょうかね。場所が場所なだけにファミリーやカップルがわんさかいるし。
僕、小心者だから肩身の狭い思いはしたくないの。

観光バギーが走る

<道の駅 美瑛 丘のくら>
さっきの「ぜるぶの丘」からわずか2・3kmの場所にある、美瑛駅前の道の駅。
ここでランチにしようかね。
なんか駐車場は狭いしギュウギュウで駐車にえらく苦労した。

14:30 道の駅 美瑛 丘のくら

蔵のような外観

よーし、ご飯にするかー!…って思ったら、ラストオーダー2分前だったー!!
14:30がラストオーダーだったのです。2分過ぎちゃった。
もしかしたらこのくらいだったらゴリ押しすれば食べれたかもしれないけど、僕はや
めておいた。
店員さん、今度はお土産物屋の会計ですごく忙しそうだったから。
この施設内、メッチャ混んでいたから。

メニューには美瑛の豚を使ったカレーとか豚丼があったらしい。
食べてみたかったー!
他には売店で売っているスナック系があったけど、それはいいや。
ランチ出来なかった時点でもうこの道の駅には用はない。早々に出発しよう。


となれば、次は「富川食堂」だ。この時間からガッツリ食べちゃっていいものかどうか
迷うけど、もうどうでもいい。
ツーリングマップルを見ると、場所はここから2・300m。
縮尺が大雑把すぎて詳しい場所は全然わからんが、町立病院の前にあるらしい。

とりあえず病院まで行ってみた。
…だがわからん。食堂が無い。ちょっとグルグルしてみたが、病院の前の道路が工
事していて誘導員が立っていてね、いちいち指示出ししてくれるのが気まずい。
「アイツ、また来た」って絶対思われているよ。

おっかしいな。なぜ店が無いのだろう。
だんだんどうでもよくなってきた。もういいや、諦めよう。

※後日調べたところ、病院の裏にあるそうです。ツーリングマップル記載の『病院の
  "前"』じゃなかったのかー!でも、この道も走ったと思うんだけど、気付かなかっ
  たな…。


もういいや、時間も時間だし、「白金の青い池」に向かう。
その過程で運良くご飯にありつけるのであれば、そこで食べればいいや。
道道966号で富良野方面に南下を開始する。
すぐにセイコーマートが現れたので念のため寄ってみたが、豚丼はなかった。
他に名物っぽいものも無かったや。あれ、ツイていない。

道道966号は、国道237号の裏手を行く森の中の閑静なストレート。
この道沿いに「白金の青い池」があるのだ。


<「白金インフォメーションセンター」>
14:56 「白金インフォメーションセンター」

有名になりました

ここは「青い池」の手前2kmの地点にある施設です。なんとなく入ってみた。
お土産物屋では「青い池」グッズも売られているらしい。
ここに来るまでも、道路のところどころに「青い池」の看板が立っていた。

「青い池」、すごい有名になっちゃったんだね。…知っていたけど。
北海道旅2008(3-43)」のときは、まだ世間一般に知られていなくて、観光地でも
ないし横は射撃場で勝手に入ると命に係わる状態だったんだ。
しかも池までは舗装されていなくて案内も無いダートを走らなきゃいけなくて。

一部のその情報を掴んだ人たちが、このインフォメーションセンターに申請を出すこ
とで、特定の曜日のみ自己責任で行けたんだよ。
どうやらあの頃とは随分様変わりしてしまった様子です。

このインフォメーションセンター内にはレストランがある。
しかも余裕で営業時間内だし、覗きこんでみるとランチ食べてみる人もいる。
あ、ここだったらランチ間に合うのか。
一旦は諦めたランチだけど、軽く食べて行こうかな。

そう思って注文しようとすると、「すみません、ランチタイムは終わりです。今の時間
帯はティータイムのメニューのみです。」って言われちった。
ぐわっここでも間一髪間に合わなかったのか。
ならいらない。お茶とかはいらない。「青い池」に行く。


<白金の青い池>
15:03 白金の青い池

観光バスも来ています

広大な駐車場が準備され、一般車でゴッタ返している。観光バスも来ている。
うおぉ、4年前とは見違えるわ。
ここからダートに入って行く道、目印も何もなくて大変だったのだから。

駐車場から池までは徒歩5分ほど歩くそうです。
昔なかった遊歩道ができていて、青い池を見ながら池沿いを歩けるようになってい
たよ。これは快適。だけども人がとても多いよ。

混雑する遊歩道

遊歩道の右手に、青い池が広がってきた。あぁ、やっぱり綺麗だ。
あのときの思い出と感動がよみがえる。
バスクリンのような真っ青な池の中で、カラマツが無数に立ち枯れている。

不思議な青い池

1988年、このすぐ近くにある「十勝岳」が噴火したんだ。
「次に大規模な噴火が起きたら美瑛近辺もヤバイ」ってことで、ここ「美瑛川」に火
山災害を食い止めるための堰堤を作っていたのです。
そしたらその堰堤で一部川がせき止められ、その温泉成分を含んだ水質のせいで
青く見えるようになったそうなのです。

偶然が生んだ、半分人工の景勝地ってワケね。
だから4年前に僕が行ったときにはもっと岸部はコンクリ剥き出しの荒々しい感じだ
ったのだよ。

立ち枯れのカラマツ

前回は、近くの宿「かみふらの道楽館」で朝食前にこの池を見に行くメンバーを募
集したんだった。
たまたま僕以外にも青い池を探そうとしているライダーさんがいたり、話を聞いて面
白そうだから行くと言ってくれた人がいたりして、メンバーは6人集まったのよ。

その6人でわずかな情報を頼りに林道を探し当て、木立を掻き分けてこの青い池を
発見したんだったよな。

「今は観光地化されてしまった。以前の方が良かった。」だなんて言う気は無い。
ちょっとだけそう思いそうになってしまったが、堪えた。
だって、日本中の景勝地も展望所も山々も、誰かが開拓して整備されてくれたから、
僕ら凡人も旅を楽しめるようになったんだもん。
ちょっと人より早く観光地化される前にスポットに行けたくらいでそう思うのは、驕り
だよね?

しかし、あの日の朝の探索が、もう2度とできない貴重で楽しい思い出であることは
事実。それだけは、忘れられないし自慢できることなのかもしれない。

神秘的な水辺

んじゃ、時刻ももう15:30なので、ボチボチ北上して宿のある比布を目指していきた
いと思います。
来た道を戻るのはなんかシャクなので、上富良野から国道237号に出る。

今回チャンスが合えば宿泊したかった「かみふらの道楽館」をかすめる。
以前、『日本4周目でまた来ます』とメッセージを残した宿。
今回立ち寄れなかったけど、日本4周目の北海道の物語はもう1回ある予定です。
そのとき機会があれば、改めてよろしくお願いします。


国道237号で美瑛を通過し、旭川の中心部に入る。
さっき南下していたときに寺門さんとバッタリ出会った道を使えばスイスイなのだが、
道の駅に寄りたくてあえて中心に員突っ込むルート。
さすがに旭川は都会なのでかなり交通量が多くて流れが悪いです。


<道の駅 あさひかわ>
16:16 道の駅 あさひかわ

都市部にある道の駅。なんか入りづらい立地っす。

祭りの後…

建物の周囲に模擬店のテントがチラホラ。そして中の大ホールにも右店の形跡が
多数。どうやら、ちょっと前までご当地食材を集めたイベントが開催されていた模様
です。

ぬおっ、残念。営業していたら何か軽食を購入したのに。
たぶんお昼過ぎでイベントも終わってしまったのだろう。
今日はとことん食運がないですね。

ただ、1店舗敷地内の売店が営業しているっぽい。
タコスなどを販売している売店。声をかけてみたら「待っててくれるならこれから作
るよ。」とのことだったので、お願いした。
ロールタコスのスパイシービーフ、ようやく今日のお昼ご飯です。
てゆーか、もう16:30なので軽くオヤツって感じだけど。
(食費 \180)

ロールタコス

旭川から北上する国道は40号。この国道は稚内まで通じているのだ。
比布まではおよそ25kmです。
なんだかドンヨリと曇った旭川の市街地を抜けていく。

途中の標識には「稚内 237km」と書いてある。
ぬおっ、あと200km以上もあるのだね。明日の昼までに到着できるかな?
まぁ計算上は確実に可能なんだけど、僕はもっと遠回りして日本海沿いに行きたい
上、途中で何箇所か立ち寄りたいところもあるんだよね。

曇った旭川

稚内まで237km

当麻を過ぎると辺りは田園風景が広がりだす。
比布駅近辺で国道を離れ、その田園地帯の中に突入していきます。

今夜の宿である「夕休」はこの田園の中で、最寄駅は北比布駅らしい。
とほの本によると、『昼間でも迷うから暗くなる前に到着すること』と書いてある。
恐ろしいお話ですね。
記載されている地図を見ても、目印は自販機とかポプラの木とかで、もうよくわか
んない。何も無さすぎる…。

田園地帯へ

ポプラの木

ポプラの木の近くをグルグルとしばらく回り続けたりして、そしてようやく宿のありそ
うな場所を発見。
畑の傍らに小さな小さなボロい立札が後ろを向いて立っている。
もしかしてこの表側は…。
車でゆっくり表側に回り込んでみた。

発見!

ありました!「夕休」への道しるべ!
しっかしわかりづらっ。確かに暗かったら100%気付かないわ。
ここからメチャ細い小道を通り、宿へと向かう。
畑の中にポツンと建つ建物がそうなのだろうか?普通の民家と区別がつかないの
で不安だ。


<「夕休」>
17:32 「夕休」

畑の真ん中の宿

すっごい。畑の真ん中だよ、ここ。築50年の農家を改造して作った宿なんだって。
ドキドキしながら玄関のドアを開け、オーナーさんにご挨拶。
そして2階の部屋を案内してもらった。
窓の外にはどこまでも畑が広がっていたよ。

走行距離:334km  支出:5,330
8/24 日本最北の白い道
8/25 爆発した鉱山立坑
8/26 再訪と再会を願って
8/21 砂地に聳える灯台
8/22 日勝峠のさらに上
8/23 白金の青い池の今
8/17・18 北国への航路
8/19 消滅した炭坑の町
8/20 日本一困難な参拝











畳の寝室

窓からの眺め

確かに各施設はかなり古い印象だが、不思議とくつろげる雰囲気の宿。
とりあえずお風呂をお借りしよう。今日も猛暑でムシムシしていたので、お風呂に入
ってスッキリしたい。

夕食は19:30頃なんだって。お風呂上りでもまだ時間があるな。
隣の部屋から声が聞こえる。どうやら僕以外の宿泊者は、隣の部屋のファミリーの
みのようだ。

僕は自室で明日の午前中のスケジュールを考える。
BLUEayさんとの待ち合わせは「稚内の「ノシャップ岬」だ。
やっぱ「ノシャップ」へは「オロロンライン」を走りながらアプローチしたい。
そうなると、どこから日本海に出るべきか。
やっぱ「霧立峠」かなぁ。あそこはあんまり見どころないけど、最短ルートだからそこ
を使うのがいいんだろうな。

しかし、明日の朝9:00頃この宿を出発するとして、わずか3時間で日本海を経由して
「ノシャップ」まで行けるのだろうか?
かなり厳しいだろうな。でも、やるっきゃないし。


19:30 夕食

酒と魚と

神戸からやってきたファミリーとの夕食タイム。
お父さんと小学生の兄弟との3人旅で、レンタカーや電車を使いながら道内のいろ
んなところを回っているんだって。
この宿も10数年前から通っている常連さんなんだそうだ。
ファミリーだけどとっても気さくで、子供たちもすっげぇ僕に絡んできたのでお蔭で楽
しい夕食タイム。

夕食は魚中心。味は濃いめで、とても酒に合う。うまい、うまいよ。
ビールが進むよ。サッポロクラシック、お替りです。

オーナーさんは旅好きのバイク乗り。
なんかダイニングの一角には日本最南端「波照間島」の幻の泡盛である"泡波"の
瓶も飾ってあったよ。すごっ。
そういやウチにも泡波あるけど、なかなか飲む機会が無いんだよな。

昨日はここ比布もすごく暑く、ガマンできなかったオーナーさんは急遽宿を1日休ん
でバイクで稚内まで逃げ出したんだって。
あ、その情報は参考になる。オーナーさんが辿ったルートを確認。
やっぱ日本海側を走りたくて「霧立峠」を越えたんだそうだ。
途中天塩の漁港で30分仮眠しても、昼過ぎには稚内に到着したと言っていた。

なるほど、オーナーさんは旅人を見送った10時過ぎの出発だというから、僕の出発
時間であれば12時台に「ノシャップ」も可能だな。
オーナーさんは天塩港の芝生が昼寝に最適だと、写真をいろいろ見せてくれた。
あ、うん、参考にしておきます。
たぶん昼寝している余裕はないだろうけど。

あと、BLUEayさんと稚内でメシ食おうと思うのだが、いい店は無いものか。
「樺太食堂」なんかが有名でベタだけど、ありきたりだし変に高いし。
オーナーさんに聞いたら「お天気屋」を薦められた。
リシリアンカレーかぁ。悪くないけど、あそこは島に行く旅人が多いから、また違った
テンションのお店だしな。
こうなったら、数年前から気になっているあの店にしようかな。

学校風の談話室

ファミリーのお父さんといろいろここまでの旅の行程を話したところ、行きのフェリー
が一緒であったことに気付いた。

あれー?会ってないよねー?お互い随分ロビーやデッキを行き来していたんだけど、
偶然にも出会っていなかったらしい。
一緒にビンゴ大会の会場にもいたのに。そんぼときの写真を掘り起こして検証して
みたんだけど、兄弟君たちはギリギリのアングルで写っていないようだった。

なんか聞いたところ、帰りのフェリーも一緒らしい。
じゃあ、せっかく兄弟君とも仲良くなったことだし、帰りは一緒にビンゴやろうな!
そんで1等当ててみんなでゴージャスなランチだ。約束だぜ!

お父さんには、僕らが乗ったフェリーがデビューから2ヶ月も経っていない新品のもの
だと教えてもらった。どうりで綺麗だったはずだ!

飲み会開始

21:10 飲み会

なんか夕食からほぼそのままの流れで、飲み会を開始。
僕はその間、小学校1年の弟君や10歳くらいのお兄ちゃんと談話室でキャッキャし
ていました。

2人とも四駆に興味があるらしく、イオのことをすごい聞かれたよ。
チェックインするときも「カッコイイ、カッコイイ!」とイオの周りをグルグルしていたそ
うで。僕は風呂入っていたから知らなかったけど。

なんか小学校1年とかなのに、やたら詳しいのな。
「トヨタ車のエンジンは…」とか、「四駆に切り替えるタイミングは…」とかいろいろ知
識豊富。そんでその知識を僕に確認してくるから、僕ももうたじたじ。
「ダート走行は面白いよー」と言って「日勝峠」のダート道の写真とか、これまでの写
真を兄弟たちに見せてくれた。

「免許を取ったら絶対にパジェロを買う!」だって。
うん、頑張れ。そんでそのときは僕のところまで車に乗って見せに来てくれ。
そういう若者がおるとな、ワシももうちょっとだけ長生きしてみようかと思うのじゃ。


なんか知らないけど、僕は子供たちから大人気になってしまいました。
よーし、そんなら明日の朝、イオに乗るかい?ちょっと走るかい?
「もっと起きて語りたい」という子供たちは、もう夜も更けてきたのでお父さんに無理
矢理寝かしつけられてしまいました。

オーナーさん・お父さんと3人で飲む。焼酎を飲みまくる。
稚内駅がすっかり近代的で綺麗になってしまったことをオーナーさんが残念がって
いたそっか、2年前の時点でずいぶん改修工事が進んでいたもんね。
日本最北端の、ちょっとレトロで趣のあるあの駅。
僕も数々の思い出があるけど、もう見れないのだな。

「地元の人にとっては大都市のような近代化や便利さが大切だけど、訪問者が求め
るのはそうではない。難しいよな。」ってオーナーさんが言っていた。

明日、時間があったら稚内駅を見てみようかなー。
でも、もう興味ないなー。行けたらでいっか。


24:35 お開き

わお。結構遅くまで飲んでいました。
結構酔った。ではおやすみ。

25:00 就寝