北海道旅2012 (4-62)

2012.8.18-26
走行距離:2929km
実行人数:1名

2年振りに僕は北の大地を旅する旅人に戻ります!快晴の北海道の西部エリアを気の向くままにさすらおう!

駆け上がれ、最北の白い道

8/17・18 プロローグ:北国への航路
走行距離:209km  支出:74,828


― 2012年11月某日。
僕はボロボロになった小さなノートを久々に開いた。

それは僕が"旅○(たびまる)"と呼んでいる、長期旅に出掛けたときだけに旅の記
録をするために使っているノート。
今までの懐かしい旅の記録も思い出も、すべてこのノートに詰まっているんだ。

8/24 日本最北の白い道
8/25 爆発した鉱山立坑
8/26 再訪と再会を願って
8/21 砂地に聳える灯台
8/22 日勝峠のさらに上
8/23 白金の青い池の今
8/17・18 北国への航路
8/19 消滅した炭坑の町
8/20 日本一困難な参拝
思い起こせば今年の8月の下旬、北海道から名古屋に帰還した僕は某所に以下の
コメントを残していました。

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長旅の記録用のメモ帳、"旅○(たびまる)"。
これを再び僕が開くのは、きっと11月。
それは、今回の冒険を【日本走覇】本体用に書き下ろすためにメモを読み返すとき。
そのとき、僕の心は再び北の大地に旅立つんだと思う。

「北海道旅2012」、11月から年末にかけて連載します。
そのときは、僕と一緒に北の大地に思いを馳せていただけると幸いです。
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さて。どうやらそのときがきたようだ。
時空は木枯らしの冷たい11月の名古屋から、よく晴れて暑い8月の北海道へ。

僕は旅○をパラパラをめくり、楽しかった夏のあの北海道を想い出して懐かしむ。
今回は、その旅○の内容を、写真付きでみなさんにもご紹介しましょう。

そう、あれは暑い夏の日の夜。
必死になって職場を脱出したところから始まったんだったよな… ―



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8.17

今日も暑い!ダッシュで帰ってきたから3倍暑い!
ちょっとズルい手段を使いつつも、必死になって職場を脱出してきたところです。

だってね、僕は今から北海道に行くの。今日の深夜のフェリーに乗るの。
だけども荷造りが全然進んでいない。早く準備しないと北海道に行けない。

でも、これで晴れて夏休みです。
北海道旅があるから、ここまで頑張って来れた。心の支えになった。
よーし!今から夢を実現させるぞ!!

素早く荷造りし、シャワーを浴び、そして近所のコンビニでフェリーの中で食べるた
めの食料を買い込む。観葉植物には水を多めに与えておく。
もうすっごい焦っているから忘れ物があるかもしれなけど、どうでもいいや。
じゃっ、行ってきます!


21:58 名古屋出発

22:01 名古屋高速
(有料道路 \1030)

夏の想い出よ、再び

日常からの逃避行

僕の愛車はパジェロイオの"イオ"。
荷物満載のイオに乗りこみ、アクセルを踏んで名古屋の歓楽街を脱出します。

すぐに高速道路に乗り、目指すのは福井県の敦賀港。
そこから北海道壱岐のフェリーが出港するのです。
深夜の1:00に出航予定なのだが、繁忙期なのでその1時間半前の23:30くらいに
は到着しておきたいところだな。
あと1時間半。順調に行けば間に合うだろう。


22:19 名神高速道路 一宮IC

22:53 米原JCT

滋賀県の米原JCTで北陸道に乗り換え、「琵琶湖」の東側を北に進む。
渋滞は全くなくて安心。スイスイ走るよ。
肉体はいい感じに疲れているが、心は元気。てゆーかむしろフワフワしてる。
これから僕、本当に北海道に行くのだなぁ。ほんの数時間前の自分とギャップがあ
りすぎて、まだ全然実感が湧かないよ。

23:23 北陸自動車道 敦賀IC
(有料道路 \1850)

福井県到着

この敦賀ICから敦賀港のフェリーターミナルまでは、もう目と鼻の先。
各所に標識も出ているので迷わずに到着できました。


23:30 敦賀港フェリーターミナル

目標時間の23:30にピッタリ。まだそんなに混雑はしていないみたい。余裕っすね。

フェリーターミナル&イオ

ターミナルの受付はピカピカの新築みたい。もしかして改装したばっかとか?

とりあえず、手続きする。敦賀から苫小牧の往復です。
行きは36,900円、そして帰りは28,710円。なんで行きと帰りでこんなに料金が違うの
かナゾだ。
1ヶ月前にネットで予約したときは、ただただフェリーに乗れることだけを考えていたの
で、今まで料金なんて意識していなかったや。
(フェリー \65,610)

さっくり手続き完了。
「乗船できるのは24:30からなので、あそこに並んで待っていてください」と言われる。
指定された車の列にイオを着ける。
そんでヒマなのでブラブラとターミナルの敷地内を歩き回ったり、車の外でボンヤリし
たり。

深夜になり、外気は生ぬるい。敷地内に響くフェリーのエンジン音、ほのかな燃料の
匂い、「ガチャンガチャン」と鳴り響く積み下ろしの音…。
そのどれもが、これから始まる旅の気分を盛り上げてくれる。

僕の周囲にも旅の荷物を積み込んだ車やツーリングバイクが並び始めた。
誰もが期待に満ちた顔をしている。
もしかしたら、この中にいる誰かと北海道のどこかで巡り会うかもしれないね。


8.18

00:23 乗船開始

タラップを登れ

すずらん

船内へ

いよいよ船内に案内されます。誘導員の指示に従ってタラップを登る。
あぁ、この船はタラップで下るんじゃなくて登るんだね。こんな高いところに駐車場
がある船は初めてだ。

イオを指定の場所に停めたら、イオとはしばらくのお別れ。
着替えの服やお風呂セットや食料を車から出し、部屋に持っていきます。
今回予約している部屋は、"ツーリストA"っていうタイプの部屋。
初めて聞いた部屋タイプ名だ。どんなところなのだろう。

ツーリストA

おぅ、これはユニークな造りですな。これが今回僕の乗る客船"すずらん"のツーリス
トAです。
サンプルに撮影した見取り図は違う部屋の物だけど、図で言うところの「164」が今回
の僕のベッドにあたります。

変則的な2段ベッドの部屋。ただし上段と下段の入口が別々な方向を向いていて、顔
を合わせなくていいようになっている。
しかも上段の人の入り口前にはしっかりした階段があるのでハシゴを登るような行為
が必要ない。ちゃんとベッドに腰掛けた状態で床に足がつく。

その中でも僕の「164」エリアが一番のアタリなんじゃないかな。
誰からの視線も届かない窓際で、窓の外には海も見えるし。
これは快適です。今までの雑魚寝エリアがウソのようです。ちなみにこの船、雑魚寝
部屋はないみたいだね。一番安い部屋でこれなのです。


もう1週間の疲労が溜まっていてかなり眠いんだけど、せっかくなのでお酒飲みたい。
船内の売店を見ると、サッポロクラシックを発見。即購入ですよ。
(食費 \250)

自分のベッドに持ち帰り、あらかじめ用意しておいてオツマミと共に飲む。
うーぃ。酔うね。普段の3倍酔う。

サッポロクラシックを飲む

あぁ、うまいなぁ。サッポロクラシックを飲むと、「北海道!」って感じがするなぁ。
前回に飲んだのは、2年前の「北海道旅2010(3-94)」の帰りの船内。
日本3周目を走り終えてしみじみしながら「これが最後のサッポロクラシックだ」って
飲んだんだよね。

今は日本4周目。僕は再び今こうして北の大地に向かっている。感無量だ。
間もなく小さな「ゴトッ」っていう音がして、窓の外の景色が流れ出す。
あぁ、出航したのですね。

1:00 出航

あまりに小さい音と振動で気付かないね。走り出した後も振動やエンジン音がとて
も小さい。ひょっとしてかなり最新式の船?どこもピカピカで新築の匂いがするし。

※数日後に知ることになりますが、この船はまだ2ヶ月も経っていない6/20にデビュ
 ーしたばかりのとても新しい船でした。


今回の航海時間は19時間半。この船は日本海側を北上し、津軽海峡を横断して苫
小牧港に明日の夜、20:30に着岸します。

かなり長めの船旅だね。いつもは横浜の片田舎から青森県まで一気に走ってから
フェリーに乗ることが多かったけど、名古屋に引っ越してきてしまったので青森まで
走るのはシンドい。加えて最近の体力状面からもシンドい。
だから船を使ったゆったりプランなのです。

まぁでも早速もう疲れたから寝るわ。

1:30 就寝



10:00 起床

よーし、よく寝た。船内アナウンスで起きた。
なんかこのすずらんの兄弟船の"すいせん"っていうのと擦れ違うそうだ。
そのためのアナウンスで起きた。うーむ、せっかくだから見てみようか?

船内を歩く

サイドデッキは一般客には解放されていないんだね。出れない。これも初めての体
験だ。しかし後方デッキが出れる模様。そちらに向かう。

しっかしどこもかしこも綺麗ですな。ソファの数がすごい。窓に向いてズラッと並んで
いる。今までのフェリーって、自分の場居場所を探すのも大変だったのに。
あとでここいらの席で勉強会でもしようかな。

後方デッキ

すいせん

後方デッキに出てみた。ここでは小さな売店があり、ビールやカキ氷を売っている
みたい。そしてここのテーブルにはコンロが備え付けられていて、ジンギスカンもで
きるんだそうだ。

すぐにすいせんが現れて、何事もなく静かにマッハで擦れ違った。
いやぁ、結構距離が遠かったよ。せめてお互い手を振ったら見えるくらいだったり、
汽笛でコミュニケーション取ったりしたら面白かったのに。


あと、10:30から無料で船内ビンゴ大会をするんだってさ。
もう待む鳴くビンゴカードを配布するそうなので、船内で虎視眈々と待つ。
1等は船内で使える3000円分の金券だそうなので、僕の今日のお昼はジンギスカ
ンと生ビールに確定です。
本当はノド乾いているんだけど、ビンゴ終わってから金券で買おう。

10:30 ビンゴ大会

ビンゴ始まるよー!

司会進行

船内からはファミリーからトラックのドライバーさんやら、ゾロゾロ集合。
このメンバーでビンゴ大会やります。

はい、そんでいつも通りなんだけど、僕は全然カードに穴が開きません。
生まれてこのかた、ビンゴで目が揃ったことなんて皆無と言っていいほどだぜ。
そのくらい僕はくじ運が最悪。

あっと言う間に1等賞の金券がさらわれた。あー…、僕のジンギスカンの夢が…。
そして2等・3等とどんどん消えていく。
ストラップ・ソフトクリーム券・ソフトドリンク券・クリアファイル・絵はがき…。
ヤベッ、どんどん商品のグレードも庶民的になってきましたよ。

終盤になるにつれて、1回の数字発表に対するビンゴ完成者の数が多くなってくる。
そんなときはジャンケン。負けたら問答無用で絵はがき。

そして最後に残った商品の絵はがきもラスト1枚。最後の数字発表。
ここで奇跡が起きた。僕、揃った。ビンゴだ。
しかし1枚の絵はがきに対し、ビンゴになった人は僕を含めて3人。
当然ジャンケンだ。この場合、負けたらもう商品は無いので手ぶらで帰ることになる。

…やめた。買っても絵はがき。誰かを負かしてでも手に入れたいものではないし。
僕は「ビンゴ!」とか言わすにひっそりカードをしまったさ。
見ず知らずの誰かに絵はがきをゆずるよ。オトナだもん、僕。
こうしてビンゴ大会は終了。

0円マップ

ビールとパン

さて、しょうがない。自腹でビールを買います。
こんな気持ちのいい朝はビールを飲みながら朝ご飯にしなければ。
(食費 \250)

売店で買ったサッポロクラシックに、あらかじめ買っておいた菓子パンで朝食。
手元に用意しておいたガイドブックを読みながら、窓を眺めるソファ席で優雅に飲み
ます。
横ではビンゴ大会の後の会場を使ってバルーンアートとかしているみたい。
子供かキャッキャと喜んでいる。

なにせ、僕は今回の旅のプランを何一つ立てていない。立てる時間も無かったし。
どこを走るのかはもちろん、当然宿は何にも考えていません。
まずは買って以来ほとんど中を見る時間も無かった0円マップで二乗法を取り入れ
る。それから天気予報をチェック。晴れている方に走るよ。
さっそく明後日は道内の大半のエリアで雨みたいだけど。

うーむ、今回は道南に行こうかなぁ。
僕は道東が好きなのだが、前回も道東滞在時間が長くなって道南を充分に回れな

かった。毎回このパターンはよろしくない。
ここは思い切って道東を削って次回とし、道南をしっかり周る会を作ってもいいかも
しれない。

いろいろ試行錯誤し、道東で行きたいと思っていた場所は基本全部やめることにし
た。函館とかニセコとか、渡島半島とかその辺を重点的に走ろう。


1時間ちょっと飲酒しながら計画を練っていたら、なんだか眠くなってきました。
じゃあ、お昼寝します。自分のベッドに戻って寝る。

12:50 仮眠


14:30 起床

はーい、おはよう。では、スッキリするためにお風呂に入ろうかな。

フェリーの大浴場

この時間であれば大浴場もガラガラ。そして中はピカピカの新品。気持ちいいー!

ここには露天風呂もついているので、露天にも行ってみた。フェリーのデッキ越しに
海を見下ろせる。
なんかさ、自分が大海原に浸かっているんじゃないかっていう感覚。
海に飛び込みたいけど、それは死ぬのでやめておきます。

遠くには陸地が見えていた。「富士山」を小さくしたような独特のフォルム。
あぁ、あれは「岩木山」だね。もう青森県か。
そして海に突き出す小さな岬。
「権現崎」ーー!「青森県海岸線全走破(4-24)」で廃道に突っ込み、さらに崩壊し
た山道に挑みつつもまだ先端を踏めていない岬。いつかリベンジしてやるぞ!

間もなく左手の遥か彼方に灯台が見えてきた。
津軽半島最北端の「龍飛崎」だ。あれは写真に収めたいな。
そろそろ風呂を上がろう。


風呂から出たが、まだ「龍飛崎」が正面に来るにはしばらく時間がかかりそうだな。
出発前に買っておいた安いカップ麺でお昼ご飯にします。
ついでに、ビールとアイスも買っちゃいます。ウフフ、贅沢すぎる。
(食費 \380)

昼下がりのカップ麺

15:40、「龍飛岬」が正面に見えてきた。
サッポロクラシックを飲み干し、後方デッキに向かいます。
青空の向こうに、真っ白い灯台が見えた。あぁ、いいなぁ。絵になるなぁ。

今までの「龍飛岬」を目指したドライブを懐古しながら、ボケッと津軽最北の灯台を

眺める。ステキな時間の使い方だ。

龍飛崎

後方デッキに出る

屋上デッキは立入禁止

そうそう、後方デッキの上部にあたる屋上デッキも、サイドデッキ同様に立入禁止
でした。安全に配慮しているんだろうが、立入禁止エリアが多いな、この船。
上の写真は立入禁止のチェーンのギリギリまで登って撮影しました。
さすがに吹きっさらしの小さな階段を登って屋上近くまで行くと風が強いや。

そのあとは後方デッキの日陰のベンチにダランと座り、ひたすら海を見ていました。
デッキはかなり暑いので人もまばら。
何時間も滞在はできないけど、船旅を味わうには一番のロケーション。

デッキのYAMA

小1時間デッキで過ごし、そして自分のベッドに戻ってうたた寝する。
ホントもう何時間でも寝れちゃう。

16:50 仮眠


目を覚ますと時刻は18:00。そろそろ夕日の時間です。
再び後方デッキに出てみよう。

夕日に染まる道南

海に落ちる太陽

おぉ、すっげぇーー!海霧の上に見えているのは、「恵山岬」付近だね。
ついに日本海とはグッバイしたのだね。

船は津軽海峡を横断中で、現在は本州最北端の「大間崎」と北海道の「恵山岬」の
間を通過したあたりらしい。
このあと太平洋側に抜けて苫小牧港に向かいます。

落陽を見る人々

18:23、水平線に日が沈みました。夏至を過ぎてもう2ヶ月になるので、ボチボチ日
が短く感じられるようになってきたね。
日が落ちたデッキは途端に寒く感じられるので、ベッドに戻る。

苫小牧港に到着するまであと2時間だね。そろそろ臨戦態勢か。
ベッドスペースでツーリングマップルを確認し、今日のゴールの地と明日のルートを
考える。

今日は北海道への到着が遅いので、宿は取らずにどこかで車中泊の予定。
先日アポを取ったんだけど、明日は朝から札幌で会う予定の旅人がいるんだ。
だから基本的に札幌に向かう感じ。
明日の朝に明るくなってから札幌での待ち合わせまでには3時間ある。
この3時間をどのように使おうか。

いろいろ考え、夕張をドライブすることにした。
今夜夕張方面に走る。そして明日の朝、夜が白むと同時に夕張を観光し、そして朝
の8:00には札幌に到着できるように走ろう。

えっと、それから今日の夕食だ。
この時間について苫小牧で気軽に食べれる地元の物はないだろうか。
ネットで検索すると観光客向けの食事処は大体もう閉店している。
しかし10数km走れば回転寿司が営業してそうだな。そこに行くか。

苫小牧の工場地帯

20:10頃、そろそろかって思ってデッキに出てみた。そても寒いし誰もいない。
夜風に震えながら遠くを見ていると、苫小牧の工場夜景が近づいてきた。
今度は寒さじゃなくて武者震いで鳥肌が立つ。
やってきたよ、北海道!2年振り!

今まで苫小牧港を使用していたときは、10数km西にある港を使用していた。
しかし今回の敦賀航路で到着するのは、苫小牧東港。
こっちはとっても静かな雰囲気だぜ。明かりも少ない。

フェリーは火力発電所などの立ち並ぶ埋め立て地を縫うように進み、そして暗い港
に着岸する。よしっ、僕も車に乗り込もう。

20:30 苫小牧東港フェリーターミナル

冒険の始まり

20:38 下船

タラップが降ろされ、僕はゆっくりとイオのアクセルを踏む。
窓を開けて北海道の地に上陸。涼しい風が窓から入り込み、緊張が高まる。
暗くてよく見えないけど、ここは確かに北海道。

これから僕はこの地を1週間ほど駆け巡ります。
どんな景色を見て、そんなものを食べて、どんな人と出会うのだろうか。
予定は明日の朝の札幌しか決まっていなくって、あとは自由。
全て運命は自分自身で切り開く。あぁ、ドキドキするなぁ!


とりあえず、以前から使っている苫小牧港方面に走ります。
そっちは賑やかだから、まだ国道沿いに営業しているお店があるんだ。
国道235号は距離的にちょっと遠回りなので、海沿いギリギリの道を選ぶ。
ぐおぉ、死ぬほど真っ暗。そして車が皆無。
いきなり不安になるような漆黒で暗黒な世界ですよ。

勇払マリーナ

「勇払マリーナ」からは道道781号。表示されている気温は18.3℃。
おぉ、35℃続きの名古屋では考えられない。汗かかないね、この気温だと。

沼ノ端から道道259号でさらに西へ行くと、懐かしい苫小牧港です。
ここから何度も冒険が始まり、そして終わったのだった。
日本3周目のラストを飾った「北海道旅2010(3-94)」で、北海道を後にした場所。
旅人ライダーの"katsu君"とここで別れたんだ。
katsu君は今は新しい人生を歩んでいる。またどこかで再会できるといいな。

懐かしのフェリーターミナル

<「海天丸」>
苫小牧港からほんのちょっと苫小牧駅方面に行った国道沿いにある回転寿司のお
店に入りました。
さすがにここいらはの街は賑わっています。通り沿いにはファミレスなども多いよ。

21:08 「海天丸」

回転寿司にしよう

いやぁ、サラッと回転寿司に入っちゃったけど、僕は回転寿司初心者。
日本3周目のエピソードで書いたりしているけど、僕って回転寿司デビューが2008
年の秋ですからね。しかもこの人生で3・4回しか行ったことないですからね。
もちろんおひとり様は初めて。そんで3年ぶりくらい。
もうドッキドキですわ。でも、旅の恥はかき捨てですわ。突撃する。

なんかよくわからんけど食べたいものを紙に書いて店員に渡せばいいそうなので、
そうする。
22:00閉店でもう客もまばらなので直接頼んだ方がお互いスムーズな気もするが、
硬派な僕は店員さんと文通する。
紙に「好きです…(サーモンが)」って心を込めて書く。

食べまくり

生ウニも

うん、おいしいな。味オンチだからよくわからんが、北海道の海沿いだけあって本州
と比べれば安くて新鮮なものを食べれているんだろうか。
ここはどれもほぼ128円均一なのでとてもリーズナブルだ。
生ウニも食べちった。
(食費 \1008)


では、ここから夕張方面に走ります。まずはあらかじめガソリンを入れておこう。
北海道は夜は大都市以外のガソリンスタンドは営業していない。
ここで入れておかないと、明日の朝までチャンスはないぞ。
(ガソリン \4450)

ハイオク147円

苫小牧から国道234号に乗り、内陸部に入って行く。
真っ暗で何もわからない。とりあえず信号も無いのでスイスイ走れちゃう。
でもあんまりスピード出したくないね、夜だし。地元の車には抜いてもらいたい。

そうそう、フェリーの中で読んでいた0円マップからの情報で知ったんだけど、この
国道234号沿いの遠浅駅付近には、「日本最古の木製サイロ」があるそうなのだ。
日本一マニアである僕はこれを見てみたい。

しかし国道から少し反れるみたいだ。この暗闇の中でその分岐を発見できるだろ
うか。そしてその分岐がわかったとしても、この暗闇でサイロが見えるのだろうか。
…と思っていたら、看板発見。
駅付近では注意深く運転していたので幸いにも発見できたよ。
しかし暗すぎ。なんて書いてあるんだ?

日本最古のサイロはこっち?

クッソ。全然見えない。上の写真と実際の僕の視認レベルが大体同じくらいです。
なんとなくカタカナのサイロという文字が読めるが、他はほぼ無理。
左矢印?400mと書いてある?とりあえず進んでみるか。

真っ暗な分岐に入る。ハイビームで照らしながら進み、どうみても400m以上と思わ
れる走ってみる。
うむ、これで無いなら行き過ぎたということ。そして標識は出ていないということ。
そうしたら自分の目でサイロを発見するしかないということか。
ほとんど真っ暗な中で見つけられるだろうか。慎重に戻る。


22:28 日本最古の木製サイロ(失敗)

最初に言っておくと、僕はこのとき「これがお目当てサイロかぁ」って思ったけど、後
日思い違いだと知ることになります。
なのでみなさんは参考にしないでくださいね。

これかな?

かろうじて目で捉えられるような暗闇の中に、サイロの輪郭が見える。
ハイビムで照らしながらなんとか撮影し、画像加工を加えて写真を見れるレベルに
してみる。
うーん…、なんか木製っぽくないな。まぁいいや。あとで答え合わせしてみよう。


国道234号に戻り、さらに北上。追分町から道道462号を経由し国道274号で東に
走ります。
10kmほどで「滝の上公園」が出てくる。今日はそこで車中泊だ。


<滝の上公園>
23:15 滝の上公園

真っ暗です。オバケが出そうで怖いです。他に車はいません。
とりあえずここで車中泊ね。明日の朝一番でちょっと公園内を散歩します。

「千鳥ヶ滝」っていう有名な滝があるそうなのでそれも見たいんだけど、本当の僕の
お目当てはこの公園内にあるというレンガ造りの廃発電所。廃墟、好きですからね。
しかし公園は結構広そうだ。発電所なんて見つけられるかなぁ。
ま、明日の朝に考えるか。

イオを車中泊バージョンにし、布団をかぶって寝ることにします。
おやすみ。

初日は車中泊

23:40 就寝

走行距離:209km  支出:74,828
8/24 日本最北の白い道
8/25 爆発した鉱山立坑
8/26 再訪と再会を願って
8/21 砂地に聳える灯台
8/22 日勝峠のさらに上
8/23 白金の青い池の今
8/17・18 北国への航路
8/19 消滅した炭坑の町
8/20 日本一困難な参拝











―― 本日の走行

―― 日本3周目までの走行