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Chapter.1 7月17日


<道の駅 みくに>
4:30 起床

空がうっすらと明るくなってきたので起きました。
車中泊って、宿に泊まっていたらなかなか見る機会のない朝焼けの空を眺められる
から好き。日中との気温のギャップを感じられるのも好き。
手早く洗顔し出発の準備を整えます。

朝焼けの三国

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現在地は既に三国。昨日の最後に「東尋坊」も観光してしまっている。
つまり、福井県の海岸線はもう95%くらい攻略済みなのだ。
ぶっちゃけ、昨日中にドライブを終了することも余裕で出来た。

それにも関わらず車中泊をしたかったのは、せっかくの4連休なので2日間に跨って
ドライブをしたかったから。
さらには暖かい時期にしかできない、車中泊の際での屋外で飲みをしたかったから。
つまりは旅気分をしっかり味わってから帰りたかったんだよね。

だから今日の走行区間はわずか。昨夜は「福井県の内陸部も攻略して帰ろうか」と
か酒を飲みつつ地図を見て迷っていました。
福井県と岐阜県の県境付近はワイルドなスポットや酷道が目白押しでして、そこを走
るのも面白そうなので。
ただ、やめちゃった。今日は早めに帰宅してゆっくり休むことにします。

では、わずかに残った福井県の海岸線、攻略しに出発するぞ!

4:44 出発

今日もきっと晴天

道の駅からそのまま国道305号を北上し、昨日の夕方に観光した「東尋坊」をトラバ
ースする。
「芦原温泉」を過ぎると、右手に「北潟湖」が見えてきました。


<北潟湖>
5:02 北潟湖

全長6kmに及ぶ、福井県内では第3の規模の湖。この湖の北端は既に石川県です。
走ったり停車したりして何度か角度を変え、朝焼けに染まる湖を眺めました。

県境の湖

地図を見ると、北潟湖の北端のちょうど福井県から石川県に入ったところに「鹿島の
森」というスポットがある。
野鳥もいる気持ちのいい自然林なんだそうだ。
では、そこを海岸線走行において最後に踏む場所としよう。


5:15頃、福井県から石川県へと入る。これで今回も目標は達成です。
まだ2日目は始まったばかりだけど。始まってまだ30分だけれど。

石川県へ

標識の裏側

<鹿島の森>
県境を過ぎてわずか数100、「北潟湖」の北端に突き出した小さな岬に生い茂る鹿
島の森へとやってきました。周囲は600mで、昔は小島だったらしいです。
なんか住宅地の奥にあり、駐車場も空き地みたいなところに数台分。
ここでいいんだよな?

5:18 鹿島の森

サンダルだし蚊が多いので深入りはできないが、チラッとだけこの森に足を踏み入
れてみます。

森への入口

鳥居をくぐって森に入る。すると足元で「ガサガサッ」っと複数の音がする。
見てみると、大量のカニがいるのだ。すっげぇいっぱいいる。300匹くらいいる。
しかも大きいものは5cmくらいもある。これだけいると踏んづけかねないね。

なんかもう森どころじゃなくって、僕の興味はカニに集中してしまった。
「カニに逃げられないよう、手ブレしないようにアップでカニの写真を撮るぞ」ってこと
を人生目標とし、ひたすらカニを追いかけていた。

カニがぞろぞろ

仲間を抱えたカニ

逃げ惑うカニ

カニ、本当にすごいな。見ていて飽きないな。
なんか自分より一回り小さいカニを抱きかかえながら逃げているヤツもいたけど、な
んで?かばってるの?それともエサとして?

とりあえず、森の魅力はよくわからなかったけど盛り上がったのでここはこれでよし。
では福井県に戻ろうか。


来た道を戻っていると、「吉崎御坊」っていうのが目につく。
あぁ、さっきも見かけたな。「鹿島の森」の数100m手前にある、ギリギリで福井県に
あたるスポットです。
"本願寺蓮如"のゆかりの地ね。ちょっと立ち寄って行こうか。


<本願寺吉崎別院>
5:40 本願寺吉崎別院

「吉崎御坊」の手前にある、これも蓮如ゆかりのお寺です。
「吉崎御坊」はかなり奥の方にあるので、今回はここまででいいや。
いつか石川県の海岸線を全部走るときには、ここにまた立ち寄って「吉崎御坊」まで
歩こう。

早朝の静かな境内で

ブラブラ散歩

そしてェェェーーッ!!ここでもカニ発見!ヒャッハー!カニ!
なんかもう、新しいオモチャを見つけた猫のように興奮した。
ここでもカニを追いかけまくって喜んでた。

早朝の由緒ある寺の境内でオッサン1人カニを追いかけていますからね、誰かに目
撃されたら通報レベルですね。
そしたら逃げなければ。隣の県まで逃げれば管轄外かな。数100mだけど。

ここにもカニ

では、ここから南下して名古屋方面に帰ります。
でも最後に1箇所、ここから20kmほどのところにある「丸岡城」でも見てから帰りま
しょう。
「丸岡城」の天守閣は日本最古のものと言われていますからね、せっかく近所まで
来ているのだから拝んでおかないと。

県道29号に乗り、先ほどは西岸を走った「北潟湖」の東岸を走行します。
先ほどは暗くてよく見えなかった、湖岸の風力発電プロペラも今はハッキリ見える。
風力発電プロペラ、大好きなんだ。
こんな景色を見ながら窓を開けて朝の風を感じながら走るのは気持ちいいね。

ようこそ福井県

北潟湖再び

<道の駅 さかい>
6:00 道の駅 さかい

県道29号沿いののどかな田園地帯にある道の駅です。
かかしコンテストで使われたというユニークなかかしも展示されていた。
ここでトイレ休憩したりルート確認したりとしばらくノンビリ。

すっかり朝です

かかしの展示

道の駅から県道106号に乗る。目指す「丸岡城」まではもうあと5kmほどです。
ショートカットルートを使ったので道はちょっと細かったけど。

朝はやや多めだったら雲もちょっとずつ少なくなり、気温も上がってきました。
今日は一応曇り予報だったんだけどな。梅雨明けが近いのかな?

田園を快走

<丸岡城>
別名は「霞城」。昨夜車中泊をした「道の駅 みくに」のちょうど真東あたりに位置す
るお城です。

6:20 丸岡城

とりあえず、僕の目的はただ1つ。天守閣だ。1576年に建てられた、日本最古のも
のですもん。もっとも、日本最古を謳っている天守閣は他にも「犬山城」があります
けどね。どちらが古いのか真偽は不明っぽいです。

ちなみに僕は「犬山城」のほうには2度ほど訪問したことがありますが、こっちの丸
岡城は今回が初めてです。

現存最古の天守閣

丸岡城&YAMA

木造の温かみの感じられる、レトロな雰囲気が気に入った。
このお城は戦後間もなく発生した福井地震で一度倒壊しているんだけど、そのパー
ツを使ってまた再建されているのだよ。

では、これにて今回の観光は全ておしまい。駐車場のイオのところに戻りましょう。
…と、駐車場が見えるところまで戻ってきて僕は戦慄した。
なんかね、駐車場に地元の高齢者のみなさんが大集合して輪になってた。
そんでラジオ体操が始まった。

時刻は6:30を少し回ったところ。あぁそっか。朝の恒例行事ね。
どうりでさっきまで城内にジャージ姿のじいちゃんやばあちゃんが多かったはずだ。
やたらスポーティなご老人が多かったので気になっていたのだ。

まぁそりゃいいんだけど、問題はイオがご老人の輪の中に吸収合併されちゃってい
ること。
ご老人の輪は幾重にも重なって、一番遠くの人は50mくらい離れているぞ。
銀河系の天体写真みたいな感じで中央から外に向かってバラバラーって感じのフォ
ーメーションでラジオ体操していた。

ジャマをしちゃ悪いので、城内の茂みからラジオ体操が終わるのをコッソリ待機。
あぁ、やっぱラジオ体操第2まで続いちゃったよ。これもしょうがない。
で、終わるのかと思ったらなんかオリジナルな体操が始まったよ。もうダメ。
ご老人の輪を掻い潜ってイオに乗りこみ、左右に避けてもらいながらラジオ体操銀
河を突破して脱出しました。

近所の家でもみんな庭でラジオ体操してたな。健康的でいいことです。


城の目の前の国道8号沿いにマクドナルドを発見したので、朝マックのドライブスル
ーをする。では、コイツを食べながら帰りましょう。

6:55 北陸自動車道 丸岡IC

名古屋へ帰ろうか

快晴の北陸道。スイスイ走れて気持ちがいい。
ものの数10分で敦賀ICを通過しました。昨日、「気比の松原」を見ながら走ったり、
「立石岬」まで往復したりした、あの敦賀です。
高速を使えば一瞬で戻って来れちゃうのですね。複雑な気分。

7:59 米原JCT

ここで名神高速に乗り換える。

8:15 養老SA

岐阜県まで戻ってきました。ここで一旦休憩します。

お馴染みのSA

8:49 名神高速道路 小牧IC

はい、名古屋に戻ってきました。まだ朝だね。楽勝な時間に帰宅できますね。
福井県の敦賀ICから小牧ICまでは1時間ちょっとか…。

実はね、数日前に決めたんだけど、来月北海道に行くんですわ。
敦賀港から車をフェリーに積んで行くのですわ。自宅から敦賀までの所要時間を
今回計ってみたんだけど、これならラクラク仕事帰りに敦賀まで行けそうだな。

9:05 帰宅

今日はまだ始まったばかり。近所の百貨店にトースターでも買いに行こうかな。
しっかし今日も暑くなりそうだな。

(この数時間後、東海地方は梅雨明けしました。)
小牧ICにて

<次回予告>

春に見たものが、夏にもその通りだとは限らない…。

僕は浮足立っていたのかもしれない。今まで廃墟系の企画といえば1人か2人、
多くて3人だったのだが、いきなり7人にも膨れ上がったんだもんな。

4ヶ月前に訪問した廃村を再訪したのだが、夏になってヤブは大幅に成長。
以前に歩いた道がどこなのかわからない。
他のメンバーにはいったん待機してもらい、道なき道を突き進んで活路を探す。

ない!どこにも道が無い!
「あれが道かな?」と思うような場所が次々出てきては裏切られる。
もう服は泥だらけだし、腕は傷だらけだ。
僕を呼ぶ仲間の声もほとんど聞こえなくなってきた。どこだ、ここは?

そんなこんなでようやく見つけた廃村だが…。
そう、春に見たものが、夏にもその通りだとは限らない…。

次回、「
道祖神の廃村・折門A(4-60)」、乞うご期待!!