福井県海岸線全走破 (4-59)

2012.7.16-17
走行距離:853km
実行人数:1名

最高に晴れた夏の日は、海沿いをドライブしてみたい。若狭湾のリアス式海岸を中心に、絶景の福井県を走り回ります!

梅丈岳からの絶景

Chapter.1      Chapter.2
Chapter.1 7月15日〜16日


海の日の3連休がやっていた!
僕はさらにその前日の日も職場の粋なはからいでお休みをもらっていたんだ。
つまりは4連休ですよ。なんというスペシャルウィーク!

だけども日頃の疲れが溜まりすぎていて、初日はグッタリ。
2日目も日中はグッタリ。
でも、このままではいけない。3日目くらいは遊びに行こう。4日目は、翌日の仕事も
あるので休養に当てたい。3日目が最大のチャンスなのだ。

そんな僕らしくない疲労モードで恐縮ですが、2日目の夜からドライブに行くことにし
たよ。


7.15

21:34 名古屋出発

名古屋城

愛車の"イオ"に乗って名古屋の歓楽街の自宅を出発ししばらくダラダラ走っている
と、「名古屋城」が見えてきたよ。
名古屋に住むようになって2ヶ月、初めて「名古屋城」を見たよ。
横浜時代は何度か見に来ていたんだけどね。地元になっちゃうと興味薄れるね。

22:24 名神高速道路 一宮IC

高速に乗りました。今回の行先は福井県です。海岸線を全部走ってやります。
今回は僕の体力的に1日くらいしか持たなそうなので、1日で走れて面白そうなとこ
ろってことで福井県を選びました。
京都府との県境からスタートし、石川県との県境まで走ります。

本当はこの連休、「礼文島旅行2008(3-41)」で日本最北の島で出会った旅人の"
ふじふじ"から「福岡県で再会しないか」とか言われていたんだけどね。
九州まで車を走らせる元気はちょっとなかったや。
ゴメン、またいずれ再会しよう。

23:59 吹田JCT

大阪まで来ました。ここから中国自動車道に乗り換えます。


7.16

0:26 吉川JCT

兵庫県まで来ました。ここからは舞鶴若狭自動車道で北に進路を取ります。

0:42 西紀SA

仮眠しよう

ここで少し仮眠します。梅雨どきなので蒸しててこの時間でも寝苦しいけど、それも
旅の醍醐味ってヤツです。

1:30 仮眠


5:05 起床

5:15 出発

いつもより少し遅めに起きた理由は、最初に立ち寄りたいスポットと関係があります。
まずはとあるお店に行きたいのよ。何時開店だか明確にわからないしハッキリ決ま
ってもいないらしいけど、どうやら朝の6時頃らしい。
だからそれに合わせての出発としました。

5:44 綾部JCT

ここで舞鶴若狭自動車道から京都縦貫自動車道に乗り換えました。
ピッタリと京都府と福井県の県境からスタートするのであればここで乗り換える必要
はないのだけれど、京都で一箇所立ち寄りたいところがあるので、遠回りします。

雲の多い朝

5:53 京都縦貫自動車道 舞鶴大江IC

ここで高速を降り、国道175号に乗る。「由良川」沿いに北上し、国道178号に合流。
「由良川」の河口にほど近い、東雲に目指すお店があります。


<「ドライブイン ダルマ」>
6:08 「ドライブイン ダルマ」

はい、なんかもう恒例になりつつある、レトロ自販機でのご飯です。
西日本にはもう2台しか残っていないハンバーガー自販機と、すさまじくレアな機種
の麺類自販機があるそうなのだ。
1ヶ月前の「山陰地方海岸線全走破(4-56)」ではこのドライブインを視認しながらも
立ち寄らなかったので、今回改めての訪問です。

ドアが開いているので店内を覗いてみたが、中は暗くて無人。
あれ?まだなのかな?
特に急いでいないので、横の空き地で車内清掃をしながら少し時間を潰しました。

そして30分後くらいにもう一度覗いてみる。
店内は無人だが、電気はついている。うん、もう大丈夫でしょう。

昭和テイストなドライブイン

激レア麺類自販機

店内に入ると、僕1人。壁にはドドーンと麺類自販機が3台並んでいます。
くすんだオレンジ色が、懐かしさを引き立てる。決してうまいとは言えない手描きテイ
ストの絵も心を和ませてくれますね。これらは45年ほど前の自販機だそうだ。

今まで僕もいろいろな麺類自販機を見てきたけど、この機種は初めてだ。
もう日本ではここ以外ほとんど見ることができないものらしいですよ。

天ぷらそばでも食べようかなってお金を入れるのだけど、すぐすとんと落ちてきてしま
う。あれ?なぜだ!?
よく見ると売り切れランプがついてた。他の2台も同じだ。

あー、チクショウ。きっと3連休だからいつもよりもお客さんが多かったのだろう。
そして今は開店一番だから、今日の分の補充はまだされていないのだろう。
容器の回収ボックスを覗くと、たくさんの麺類容器が入っていた。うらやましい…。
今回はここで麺類は食べれないな、残念。

ハンバーガー自販機

しかし、ここにはまだハンバーガー自販機がある。西日本にはここと鹿児島にしか現
存しない、激レアな機種。
ハンバーガーを"ホットドッグ"と表記しているようだね。
メニューはレタス・ハム・ハンバーグの3種類でどれも150円。
ん?ハンバーガーだからデフォでハンバーグ入ってますよね?まさかレタスを選んだ
らレタスパンが出てきたりしませんよね?

そう思ったけどビビリの僕は無難にハンバーグを選択しました。
数10秒温められてから、取り出し口からキューブ状の箱がコロンと出てきます。

フニフニバーガー

フニフニして柔らかいパンに、4つ切りされたハンバーグが2つ挟まれている。
すっごいシンプル。
お世辞にもゴージャスとは言えないけど、こういう手作り感とファジーさが自販機メシ
の魅力かもしれないね。おいしいし楽しい。


満足して国道178号をちょっと戻る。そして国道175号へ。
既にこの時点で気温は27℃に達していたよ。まだ6時台なのに、なんて気温だ…。


<道の駅 舞鶴港とれとれセンター>
7:02 道の駅 舞鶴港とれとれセンター

1ヶ月ぶりの訪問ですね。そして奇遇にも1ヶ月前とほぼ同じ時刻での訪問だ。
ここではトイレ休憩だけして出発とします。

海鮮市場

舞鶴から海沿いの国道は27号になる。しばらく走ると見えてくるのは「自衛隊桟橋」
と多くの軍艦。舞鶴東港にやってきました。
山陰地方海岸線全走破(4-56)」にて最初に観光した「赤レンガ倉庫」の脇を疾走
します。

舞鶴の赤レンガ倉庫

福井県スタート!

京都府と福井県の双方に跨る、大浦半島に入りました。
一応県道21号がこの半島の外周を通っているんだけど、半島の先端部分は道が未
完成となっています。
福井県最初の観光は、この大浦半島の福井県側としたいと思います。

まずは県道772号で大浦半島に内陸部から突っ込んでいく。
そして7:35、県道772号が県道21号に合流する「塩汲峠」にて京都府から福井県に
入りました。
ここから、「山陰地方海岸線全走破(4-56)」の続編となる福井県の海岸線全走破の
スタートです!石川県まで行くぞ!

<日引の棚田>
大浦半島の東岸の内浦湾沿い、日引という集落で棚田を見つけたので、付近にイ
オを駐車してみました。

7:43 日引の棚田

小さな漁港を見下ろす斜面に、200枚の棚田が作られているんだそうです。
ここの人たち漁業と農業をうまく両立させて生活をしているのだそうだ。
ドライブ中にこういう田園風景を見ると心が和むなぁ。

青々とした棚田

この日引の集落にあった付近の案内看板を見ると、どうやらここから数qも行かな
い近所に「恵良岬展望台」という施設があるらしい。あ、行ってみます。

この大浦半島には京都府と福井県を分断する「正面崎」っていうのがあるんだけど、
そこまで道は通じていないので、ここいらでUターンして引きあけそうと思っていたん
だ。でも、展望台がその手前にあるのであれば、喜んでいくよ。


<恵良岬展望台>
7:50 恵良岬展望台

うん、すぐ近くにありました。おそらく棚田から1kmちょっと。
数台分の駐車スペースと変わったデザインの東屋しかないけど、充分です。

展望所のYAMA

高浜原発

東屋の展望台は海からやや遠くて迫力に欠けるな。
駐車場から海側の草地に入って行った方が海を間近に感じられるよ。
逆光で見えづらいけど、内浦湾の反対側に見えているのが「高浜原子力発電所」
だよね?


ここより先に行っても県道21号は途切れてしまい、その先にある県境の「正面崎」
には辿り着けない。だからここでUターンして戻ります。
県道21号で内浦湾を見ながら海沿いに走り、国道27号に合流しました。

次に僕が目指すのは、この国道27号沿いからほど近い高浜町の「城山公園」。
ここからは3kmほどです。
ツーリングマップルによると、その公園内には8つの洞窟があるそうなのだ。
詳細は分からないが、洞窟好きのYAMAさんとしては見逃せないじゃないですか。


<城山公園>
8:26 城山公園

入り組んだ路地を入って行き、目的地が近づいてきたと思われたら、そこいら中で
駐車場の客引き。あ、これはマズいパターンかもしれないな。
そう思っていた矢先に頭上に出てきた横断幕を見て、懸念は確信に変わりました。

県道21号を引き返す

海水浴場!

うおぉ、城山公園って、海水浴場と併設だったよーー!
ちょうど今は海水浴シーズンの始まり。そしてこの快晴でこの時間なので、みんな
車でジャンジャン海水浴場に到着している時間。
これヤバい。駐車料金も1日1000円とか普通に書いてあるし。

公園沿いの路地をウロウロしているうちに、道路は行き止まりになってしまった。
逃げ道が無くなって止むを得ず入った駐車場で「あそこに停めて」とか言われるけ
ど、僕はもう城山公園を観光する気になれない。
理由を話して駐車場内でUターンし、脱出しました。

そもそもフラッと立ち寄った公園の駐車場で1000円も払う気にならないし、海水浴
客がワイワイしている中で野郎1人洞窟を探すのも虚しいですもんね。

んじゃ、次!2kmほど東にある、「安土山公園」ってところに行きます!

道の真ん中に石柱

山を登る

ここが頂上?

<安土山公園>
ここに至るまでの道がなかなか狭くて急で楽しかったぜ。
終盤にはなぜか道路の真ん中に石の杭が突き出していたし。頂上っぽいところに
出たので、路肩にイオを停めて歩いてみることにしました。

8:40 安土山公園

真っ白な展望台

若狭富士がチラリ

標高およそ80mの手軽なサイズの山。そこの頂上っぽいところには芝生が綺麗に
整備されていて、真ん中にポツンと簡素で古めかしい展望台が立っていました。
この強い日差しの中ではこの白い色が目にチカチカするわ。
そんでとりあえず登ってみたけど、周囲が木々でイマイチ展望良くないわ。

どっか他に展望がいい場所はないだろうか。
少し遊歩道を歩き、下に若狭和田の海水浴場が眺められる場所を発見しました。
うん、ここならいい感じ。

安土山からの眺望

今度は東側なのかな、登ってきたときと逆側の道を使って山を下りました。
こっちの方が幾分道も走りやすかったです。

ただ、国道27号に戻るまでの道が究極に狭いのね。いや、きっと僕のルート選択が
悪いのだろうけど、たぶんしばらく国道と並走していた。
狭かったけど、面白かった。

狭い…

<道の駅 シーサイド高浜>
8:57 道の駅 シーサイド高浜

何度か立ち寄ったことのある、西欧風のデザインがカッコイイ道の駅です。
しかし暑いね。自販機で冷たいドリンクを買いたいけれど、グッとガマン。
福井県、どこかに冷たい湧水でも湧いていないものかねぇ…。

敷地内ではスタッフの人が子供用のビニールプールを膨らませていた。
うん、今日はきっと猛暑になるね。水遊びも楽しかろう。

快晴の高浜は猛暑の予感

道の駅を出てすぐ、いい感じの規模のガソリンスタンドがあったのでそこに入る。
あのね、そろそろオイル交換しないとヤバい時期なのです。
それにもかかわらず僕は毎週末ドライブしちゃうか家で廃人になっているかのどち
らかだったので、チャンスを逃していたのです。

ここでオイル交換します。少し時間かかっちゃうだろうけど、急いでいないのでかま
わんよ。
ツーリングマップルを読みながらオイル交換が終わるのをゆっくり待ちました。
あと、なんとなくただ待っているのがアレだったので、缶コーヒー買っちゃいました。
プチリッチですな!

オイル交換待ち

およそ30分くらいでオイル交換が完了。
待ちながらツーリングマップルで調べていたんだけど、ここから数100mのところに
「情報交差点ぽーたる」という施設があるそうなので、まずはそこに行ってみます。


<「情報交差点ぽーたる」>
9:35 「情報交差点ぽーたる」

はい、ガソリンスタンドから1分で到着しました。
ここで見てみたかったのは、屋外展示されているSL。僕はSL好き。

Chapter.1      Chapter.2











SL&YAMA

あと、施設の屋内にはここいら周辺の鉄道を大きなジオラマにしたものが展示され
ていたよ。見どころの1つらしい。
お土産屋とかも同じゾーン内にあったんだけど、屋内は僕1人しかいまくってちょっ
と寂しい感じ。まぁまだ午前中ですしね。あんまり人もいないよね。

ジオラマ

国道27号を東に走り、小浜湾の東側までやってきました。
ここで国道を反れてさらに海側の県道235号に入ります。うわっ、途端に道が狭くな
った。
しばらくはこの道でシーサイドドライブをしましょう。

海沿いの脇道

<波懸鼻>
この県道235号は全長3kmほど。その間に2つの岬があります。
1つはこの波懸鼻。もう1つは「青井崎」。そこには「星の広場」という展望所があるそ
うです。
まず僕がやって来たのは手前側にある波懸鼻。標識も目印も何もないのでちょっと
ズレてしまっている可能性も大だが、まぁよい。とりあえず車を停めて景色を見よう。

10:02 波懸鼻

路肩に駐車

青い小浜湾

展望台も何もないので、テキトーなところから小浜湾を眺望する。
のどかです。背後のローカルな雰囲気の県道235号は全く車通りが無いし。
適度のくたびれたこの道路やガードレールが、旅情を掻き立ててくれます。


続いては「星の広場」の近くまで行ってみるが、ここでいきなりすっごい路駐の嵐。
狭い道にビッシリ駐車してある上、正規の駐車場も当然ギュウギュウ。
なんだこれは?付近の海水浴場に行くための駐車?磯釣りの釣り人の車?
いずれにしろ僕が駐車できるような雰囲気ではなかったので、ここはスルー。

ここで小浜の中心地に出ます。
国道を目指してしばらく市街地を走っていると、湧水スポットがある。
ここで飲料水を汲んでおきましょう。


<雲城水>
駐車場が無かったので、少し離れたところにイオを駐車してから歩いて戻りました。

10:20 雲城水

湧水を入手

手持ちの2リットルのペットボトルをここで満タンにしておきました。
写真だと閑静な場所に思えるかもしれないけど、すぐ後ろは車がブンブンひっきり
なしに撮っている大きな交差点だよ。
ちなみに1ヶ月前の「山陰地方海岸線全走破(4-56)」で最初に車中泊した道の駅
も、ここから2kmほどのところにあります。


ここから海沿いの国道は162号です。
内外海半島を走る快走路、「エンゼルライン」の入口が見えてきました。
しかしここは2011年5月の豪雨で決壊し、通行止めになっているんだよな。
今回はここは走れません。
※その後、2012年9月に復旧が完了し、1年4ヶ月ぶりに走れる状態になりました。

エンゼルラインは通行止め

引き続き若狭湾沿いをクネクネと国道162号で走る。
いよいよ若狭湾エリアのハイライト、「三方五湖」がやってきましたよ。
県道216号に乗り換えて、右手に「三方五湖」を見ながら「レインボーライン」方面に
北上する。

んー、どうしよう。このまま「三方五湖レインボーライン」に乗るべきか、それともまず
は乗らずに常神半島を先端まで入るべきか。

常神半島を先端まで行くとたぶん往復1時間はかかるんだよな。この後「レインボー
ライン」を攻略してからお昼ご飯を食べたいんだけど、そうなるとかなり遅めのランチ
になっちゃうかも。
しかも僕は既に過去常神半島を走っているしね。

しかし企画名を"福井県海岸線全走破"としたからには、若狭湾の中でも比較的大
きいこの半島は無視できないよな。
よし、ちょっくら行ってきてやりますか!10:45、常神半島への分岐を進む。

常神半島へ行こう

<遊子休憩所>
5分ほど走った左手、右に大きく曲がるカーブのあるところに出てくる東屋です。
正式名称はたぶんついていない場所。ここでの名前はツーリングマップルの表記か
らもらってきました。

10:51 遊子休憩所

常神半島の休憩所

<破風崎>
11:03 破風崎

さらに走り、常神半島の中盤にある小さな岬の展望所にやってきました。
ここは日本3周目を走っていた頃にも立ち寄ったね。
もう最高の青空が広がっていて景色は最高です。夏って感じ。もう梅雨明け宣言し
ちゃえば?

海を見るテラス

岬の小さなボーイ

紺碧の若狭湾

数年前から気になっているのは、この岬に佇む身長30pほどの少年の像。
誰これ?ちなみにさっきの「遊子休憩所」にもいたんですけどね。

とりあえずここは暑かったです。展望所の屋根もスッカスカだからデザイン的には
カッコ良くても日避けにはならないし。

YAMA&破風崎

さらにここから15分ほど海沿いにクネクネと走る。なんか道路にサルが出てきたり
もしました。


<常神岬>
11:21 常神の集落

そしてようやく県道216号の終着地点である常神の集落に辿り着きます。
漁港に面した狭い道。無料駐車場があるのでそこにイオを停めておきます。

そうだ、「常神岬」の碑の写真を前回撮り忘れたので、今回は撮影しておこう。
本当の岬はもっと先の方なんだけど、そこまで行く道路が無いのでここ碑がある
です。

常神漁港

常神岬の碑

<常神のソテツ>
ここで有名なのは、漁港から徒歩数分のところにある大ソテツの木です。
蘇鉄は普段は温暖な気候の場所に育つので、このような日本海側で自生していて
さらに大きく育つって、とても珍しい事象なのだ。
僕は大きな木は好きだから、もちろん見て行くよ。

しかしソテツに至るまでの道が結構テクニカルなのだ。
前回の記事でも紹介したが、今回はもっと詳細にレポートしてみようか。

一軒の店(?)に接近

さらに接近

貫通!

軒下で洗濯物や干物などを干している中を突入。するとその建物には裏側に抜け
られる通路が開いているので、そこを入っていきます。
裏に回ったら左へ歩く。建物と崖の間の狭い小道です。不通に洗濯ものとか干して
ある中を通過していきましょう。

適当なところで右へ。斜面に沿ってビッシリと建った常神の集落の奥地へ登って行
きます。ここの路地も激狭です。なかなか楽しい。

路地裏の散歩者

集落を登る

「そてつの家」の前でさらに右折し、家と家の間の路地に入る。
いや、ここまで来るともう路地とも言えないような規模のですな。
家の家の隙間、と表現した方がいいかもしれない。気分はニャンコだぜ。

隙間を縫うように

ここってさぁ、右手に見えている1つ下に立っている家はもう敷地外だよね、確実に。
僕はここでこともあろうに小銭を下のエリアに落としてしまったりしたよ。10円。
1mほど飛び降りればすぐに回収できるんだけど、これは不法侵入ですよね?
犯罪者にはなりたくないので、泣く泣くあきらめる。

11:35 常神のソテツ

こうした幾多の困難を乗り越え、ようやくソテツの木は僕の前に姿を現すのです。

ソテツ&YAMA

家の裏庭にドッシリと立つソテツの木。なんだか場違いな感じがして好きだ。
左手の家の縁側にはときおり人の姿が見えたりするような、庶民的なロケーション。
いいねぇ。もう次は当分来ないだろうが、ここは好きだよ。


イオのところに戻り、乗り込んで常神半島を引き返します。
次は「三方五湖レインボーライン」だ。今回のドライブのメインスポットだ。
この天気であれば、最高の眺めを期待できるぞ。すっごいワクワクする!

目指せレインボー!

<三方五湖レインボーライン>
12:06 三方五湖レインボーライン

常神半島の往復で1時間以上を使ってしまったな。少し遅れたが、ここからは「三方
五湖」を見ながら走るレインボーラインです。
通行料は1000円。半額になる期間もあるが、今回は対象外。
ちと痛いが、この天気であれば料金に見合った景色は約束されている。

<梅丈岳山頂公園>
梅丈岳はレインボーラインのハイライト。
第1駐車場から出ているケーブルカーもしくはリフトで山頂に登ると、そこから三方五
湖を見下ろす絶景が広がっているのです。

12:15 梅丈岳 駐車場

男1人でリフトだなんてファンシーな乗り物に乗るのは少々勇気がいるが、ここを登ら
ないことには絶景は拝めないのでしょうがない。
この猛暑の中、歩いて山頂まで登るわけにもいかないし。

レインボーラインを走る

リフト&ケーブルカー

リフト往復の800円を別途払う。グヒヒ、ちょっと高いな。
颯爽とリフトに飛び乗り、山頂へとワープする。

数分でリフトは梅丈岳の山頂公園に到着しました。梅丈岳は標高400m。
山頂はあまり広くはないけれど、レストハウス・モニュメント・展望台・池・バラ園など
の施設がこじんまりと集合した空間になっています。

さながら空中庭園
三方五湖を見下ろす

なんていい天気なのだろうか。今までここに来た中でも、一番の天気だ。もう、この
空間を散歩しているだけで幸せな気分になれる。
眼下には三方五湖の複雑に入り組んだ三方五湖がずーっと広がっているんだ。

向かって東側の東屋のある展望台から始まり、メダカの飼育されている「めだか村」
という池を見つつ「天狗堂」方面に歩く。
暑い。売っているソフトクリームを食べたい気分になるが、お金を落とし過ぎなのでそ
れはガマンだ。

梅丈岳のパノラマ
反対側は日本海

庭園の一番端の「天狗堂」では"かわらけ投げ"っていうのができます。
皿に願い事を書いて、ここから全力投入するの。僕も過去2回やりましたが、今回は
他の人の様子を見ているだけにします。

あと、ここには新しく「カブトムシの館」っていう施設ができていました。
カブトムシを飼育しているのかな?
炎天下から涼を求めて屋根つきのこの施設を覗いてみたが、よくわからん。
時期的にまだサナギなのだろうかね?

若狭湾は素晴らしい

では、ドライブを再開しようか。またリフトに乗って山を下る。
直射日光でギンギンに温められたイオに乗り込み、レインボーラインの後半部分を
疾走します。

このあとはお昼ご飯にするぞ!海鮮系を食べたいな。
国道沿いの「日本海さかな街」とかが無難ですかねぇ…。

レインボー後半戦

「レインボーライン」の終点から国道27号に乗る。20kmほど東に走った敦賀の国道
沿いにお昼ご飯の候補である「日本海さかな街」があります。
まぁここは日本3周目の「北陸・中部旅行(3-69)」でも来ているんですけどね。

どうしよっかな?無難に「さかな街」にしちゃおうかな?
迷っていると、直前でウニ丼をアピールしている食事処がチラリと見える。
店の前にはツーリングバイクが数台停められている。
あ、ツーリングバイクがたくさん停まっているお店にハズレはないよね?
ここにしよう。


<「お食事処 きょう」>
13:18 「お食事処 きょう」

ウニ丼を食べよう

狭い店内はほぼ満員。僕はカウンター席に座る。ここではウニ丼をオーダーしまし
た。1500円だってさ。かなりお得だね。でも混んでいて20分くらい待たされた。
ウニ、トロットロで風味が強くておいしかったよ。とりあえず満足。


次は敦賀半島を走ってみます。敦賀半島に入るのは初めてだな。
日本三大松原の1つである「気比の松原」の横を走り、県道33で半島に入る。
途中から道は県道141号に変わり、緑と海だけののどかなシーサイドラインとなり
ます。

右手は気比の松原
緑多き半島
海水浴場を見ながら

<猪ヶ池>
敦賀半島を15kmほど北上しただろうか?もう先端がほど近い「敦賀原発」のすぐ横
に、木々に囲まれた池があったので停車してみました。

14:28 猪ヶ池

森の中の池

周囲1kmほどの池。周囲の木々を隔ててすぐそこは海が広がっているというのに、
不思議とこの池の水は海水ではなく完全な淡水なのだ。

あ、同じようなシチュエーションの池が伊豆半島にもあったよね。
伊豆半島岬巡り(4-29)」で訪れた「大瀬崎」の「神池」だったね。


<立石岬>
14:35 立石岬 駐車場

県道141号は、敦賀半島先端の立石岬の険しい地形に阻まれて終点を迎える。
ここにイオを駐車。これから徒歩で立石岬の灯台にアプローチします。

道の終点

進行方向に進むと、いきなり海際の狭い遊歩道。草がモジャモジャ。
なんかクマ出没注意とか書いてあったけど、面倒なので見なかったことにしましょ
う。ここから灯台までは山道を15分ほどだそうだ。

草むらを掻き分けて
誰さん??
サンダルでの特攻

うわぁ、すごい夏草。熱気でムワッとするよ。気温はきっと30℃台の後半だろう。
メチャクチャ暑い。梅雨なのにすごい快晴。
足もとすら見えないような草むらを進んでいく。僕は今回はサンダル姿なので、歩く
のがなかなかシンドいです。

しばらく進むと、今度は道は山側に大きく折れ、かなりの急坂の山道になる。
これはキツい。汗が噴き出る。
足もとは岩がゴロゴロしていてサンダルでは滑るし。
10分ほどハァハァ言いながら山道を登ると、ついに灯台の頭が姿を現した。

灯台がコンンチハ
険しい山道

到着しました、立石岬灯台。
日本人の手で建設された洋式灯台としては、国内で最初の物なんだそうだ。

ズングリしているが、青空に立つその姿はなかなか素晴らしい。ここも周囲は草ボ
ウボウだが、綺麗に整備されているのではなく、こういうワイルドなところに立つ灯
台っていうのも悪くはない。
ただし、暑いがな。あまり炎天下にいると日焼けしてしまう。

立石岬灯台&YAMA

また15分ほど歩き、イオの元へと帰ってきました。もう汗だく。ヘロヘロ。
カバンを投げ捨て、ボディシートで体を拭く。うひぃー、疲れた。


県道141号を引き返す。さっき写真には撮らなかった"日本のハワイ"の異名を持つ
「水島」が向こうに見える。今度は写真を撮っておこう。
写真じゃわかりづらいけど、島の周りの海は沖縄のように澄んだ青だったよ。

水島

15:40頃、敦賀半島を根元まで戻り、また「気比の松原」の前まで来ました。
1時間半ぶりです。今度は「気比神宮」の前も通過。
ここからの日本海側の国道は、8号です。このあとは快走路だぞ!一気に「越前海
岸」を目指すぞ!

戻ってきた松原
気比神宮

敦賀から国道8号を北上する。別名「しおかぜライン」。
海ギリギリを走る直線道路。気持ちいいー!だけども景勝地はあんまりないー!

しばらく走ると左手の海の向こうに、さっきまでいた「立石岬」が見えてくる。
ここから直線距離だったら7・8kmなのだが、実際は敦賀湾をグルッと回り込むので
相当な距離なのだよ。

北上開始!
猛暑日

<御台場跡>
「あんまり立ち寄れるようなスポットがないなー」と思いながら国道8号を走っている
と、河野の国道沿い左手に御台場跡っていう小さな駐車帯が出てきました。
おっ、ここは過去に走ったときには存在に気付いたことはなかったポイントだ。

16:08 御台場跡

かつてはここに砲台が

うん…、ここには特に何もねぇ…。台場の由緒を記載した碑が立つだけ。
ちょうど木々が生えてしまっているので眺めもイマイチです。


さらに20kmほど海沿いを北上し、越前町の街中に入りました。ここで国道からほん
の50mほどのところに「入日ヶ滝」という滝があるとの小さな看板が出てきます。
えっ、こんな民家やお店が立ち並ぶ中に滝があるのですか?

駐車場が無いので通り過ぎ、2・300m離れたところにイオを駐車。
歩いて戻り、滝の存在を確かめることにしました。


<入日ヶ滝>
16:26 入日ヶ滝

裏庭チックな場所
紫陽花と滝

この滝はなかなかすごいロケーションにありました。
「隣の施設の裏庭ですか?私有地ですか?」みたいな雰囲気のところ、最奥の目立
たない山肌を滝が静かに流れ落ちている。マニアック度の高いステキな滝だ。

ちなみに落石のために滝に接近することは禁止になっています。
だから良い子はあまり近付かない方がよろしいです。


次は「越前岬」です。前回訪問時は雨模様だったので、晴天での訪問は初めて。
ワクワクするぞ、この天気。


<越前岬>
海沿いの国道8号を離れ、「水仙ランド」のある急な斜面をグイグイ登って行くと灯台
です。国道から山側に入らなければいけないので、日本2周目のときには気付かな
かった灯台です。だから日本3周目でしか行ったことがなかったのだ。

16:55 越前岬

とにかく登るよ
激坂に立つ越前岬灯台

うわーい、絶景!坂道の上から見下ろすのは、海抜133mに立つ灯台と西日の傾き
始めた日本海。ここから見る夕日は最高なんだろうなぁ。

僕は今日はどこまで走ろうかな?明るいうちに「東尋坊」まで行けるだろうか?
むしろ今日中に石川県との県境を踏んで、そのまま名古屋に帰宅してしまおうか。
悩むね、このタイミングは。

とにかく下るよ
鳥糞岩

坂道を下っている際に前方に見えるのは、「鳥糞岩」。
その強烈なインパクトのネーミングから、僕も日本1周目の頃から存在を知っていま
した。実は写真に収めるのはこれが初なんだけどね。

その名の通り、鳥の糞で岩肌が真っ白になっている景勝地。
糞を込みで景勝地って、国内広しといえども他にはないかもしれんな…。


<呼鳥門>
17:10 呼鳥門

旧道に架かる天然アーチ
旧道は崩壊
自然に出来た、岩の大きなトンネルです。この岩は高さが15m、幅が30mあるのだ。
すんごい逆光。眩しくて直視できないや。そして相変わらず暑い。

2002年までははこの岩の下を道路が通っていたんだよ。
今は落石が危険なので今は岩の下に入ることはできないけど、柵の向こうには落
石が散らばった旧道が見えています。
福井市へ

まだまだ海沿いの快走路は続きます。国道305号をキープしながら福井市に入りま
した。間に合うかなぁ、「東尋坊」。


<弁慶の洗濯岩>
17:30 弁慶の洗濯岩

ここには以前も立ち寄ったことがあるね。海岸に降りてみました。
波や風で浸食された磯が波打ったようなデザインで続いています。
高知県の「竜串海岸」と似ている感じ。

ここでは、奥州を目指す義経一行が洗濯したという伝説が残っているのだ。
でもこんなデコボコの岩肌を洗濯板代わりにしたら、着物ボロボロですがな。

洗濯できそうですか?

<神の足跡>
「弁慶の洗濯岩」のところには、神の足跡への案内看板が出ている。
そうそう、これは前回も気になったんだけど、結局行かなかったんだよな。
どうやらここから歩いて行けそうなので、行ってみることにしました。

巨大な足跡

「洗濯岩」から2・3分歩いた国道脇。駐車スペースはないしカーブなので、歩いて来
て正解だったね。

岩肌に大きな足跡(?)があります。写真中央、亀裂によって2つの足跡型ができて
いるのがわかりますでしょうか。右足がわらじ・左足は足袋を履いているそうです。
設置されている看板にはこの足跡にまつわる伝説が書いてあったよ。


<鉾島>
17:51 鉾島

柱状節理の小島

「洗濯岩」から北に4kmほどのところにある、柱状節理の小さな島。
つまりはこれから行く「東尋坊」と同じパターンの岩肌です。

ここでは駐車場から島を眺めるのみ。島には崖っぷちギリギリの遊歩道が設置さ
れていて観光客が楽しそうに歩いていたりするけど、「東尋坊」のことを考えると僕
にはちょっと時間がない。「東尋坊」に急ぐっす。


国道305号を駆け上がる。「道の駅 みくに」の前を通過。
あ、今日の車中泊の場所はここにしようかな、久々に。
県道7号に入れば、すぐに「東尋坊」。よかった、まだ日が沈んでいないぞ。
暑い。まだ気温は32℃もあるそうだ。


<東尋坊>
福井県の断崖絶壁の景勝地。柱状節理の岩肌が有名です。
僕がここに来るのは5回目だったかな?

18:18 東尋坊

東尋坊タワー

海岸に出る

いい感じに老朽化の進んだ「東尋坊タワー」の下にイオを駐車。
この時間だと、海に一番近いこの駐車場でもラクラク駐車できます。

海まではお土産物屋がズラッと軒を連ねていて日中は客引きとかで賑わっている
んだけど、この時間ではほとんどもう閉店していて観光客もまばらです。
でも、辿り着いた海岸はやっぱ素晴らしかった。

夕日色に染まる断崖

ダイナミックな柱状節理

夕日を浴びて黄金色に輝く断崖。
日没寸前の低い位置の太陽に照らされているので、柱状節理の凹凸が一層際立
ちます。

ここの断崖は柵も何位も無いので自己責任でどこまでも行ける。
僕もかなりギリギリまで行きましたが、落ちたら死ぬのでほどほどにしておきます。
サンダルだと滑りやすいし踏ん張りがきかないですからね。
そして夕日が沈むのをゆっくり眺めました。

向こうには雄島

夏の夕暮れ

はい、ではもう今日はすごく汗をかいたので、すぐにお風呂に行きます。
この近所にある「三国温泉ゆあぽ〜と」に行きます。


<「三国温泉ゆあぽ〜と」>
18:50 「三国温泉ゆあぽ〜と」

ここは2007年の「西日本一周旅(3-27)」で入った温泉です。
およそ5年振り?久々に来たねぇ。

久々の三国温泉

温泉でリフレッシュ!ここから道の駅に向かいます。
途中、先ほど通ったときにチェックしておいたコンビニで夕食とお酒を買います。
こんな暑い日だもん、冷たいビールを飲まなきゃ!


<道の駅 みくに>
「三国温泉」から車で数分の道の駅。
ここも「西日本一周旅(3-27)」で使かった道の駅です。
あのときはここでパスタ茹でて、そんで車中泊したんだよな。

19:40 道の駅 みくに

今夜の車中泊スポット

さぁ、それでは夕食だ。サラダにチーズにチキン。あとはビール。
道の駅の敷地内のベンチを使い、夜風に当たりながら1人で飲み会をします。
20:00だというのに、まだほのかに明るいね。日が長いって素晴らしい。

睡眠不足と炎天下での行動のせいで酔いが回るのが早いです。
普段の3倍酔う。

即席ビアガーデン

やっぱ旅の夜は楽しいね。1人だけど。
車中泊は居心地悪いだとか貧乏くさいだとかで世間では敬遠されがちだけど、他の
手段じゃ味わえない良さがあるのだよ。こうやってお酒を飲むのは最高だよ。

では、イオを車中泊バージョンにして寝ます。

21:30 就寝