<次回予告>

やっぱり僕は旅が好き。

2・3日レベルのドライブもいいけどさ、1週間〜10日くらいないと
気の向くままの自由なドライブってなかなかできないんだ。
だから年に1回くらいはこの規模の旅ができるように頑張っている。

今回の旅の舞台は九州。
おおまかに全県を経由して海岸線を一周します。
全部車中泊しちゃうよ。
自由気ままな放浪者だよ。そりゃ警察にも目を付けられるわな。

これが2011年最大のドライブだぜ!イオ、気合を入れていくぞ!!

次回、「
九州一周ドライブ2011(4-30)」、乞うご期待!!











伊豆半島岬巡り (4-29)

2011.8.27
走行距離:469km
実行人数:1名

夏の最後は伊豆半島を一周走ろう!伊豆半島の主要岬を1日で一気に全部回ってきます!

奥石廊の絶景

いきなり思い立ったんだけど、伊豆半島の岬巡りに行くわ。今日行くわ。
あ、先週開かなかった給油口は昨日ディーラーで治してもらいました。
これで安心してドライブできます。

6:12 出発

愛車の"イオ"に乗り込んで横浜の片田舎を出発します。
まず目指すは東名高速の横浜町田ICだ。

ちょっと雨だね。昨日の夕方から夜にかけて関東南部で観測史上トップクラスの豪
雨になったじゃないですか。なんか羽田空港とか池袋とか、水没しかけていたじゃ
ないですか。

まだ大雨注意報が解除されていないのでちょっと心配だけど、これから晴れると聞
いたから出発した次第よ。
ちなみに羽田空港周りの首都高はまだ通行止めだってさ。


6:39 東名高速道路 横浜町田IC

雨が降ってきたし、やや混雑です。伊豆半島を反時計回りに走りたいので、沼津ま
で高速に乗ります。

7:19 鮎沢PA

小雨の降るPA

山間部だからちょっと涼しいね。昨日より気温が5℃下がっているみたいだし。
ここでトイレ休憩です。自衛隊員が100人くらいトイレにいて、てんやわんやでした。

7:53 沼津IC

ここで高速を降ります。そしてマクドナルドでドライブスルーの朝マックした。
最初は沼津港の水門「びゅうお」でも見ていきますかねー。
ICから南下し、沼津駅前を通過して沼津港に向かいます。
朝マックに夢中になっていたら道を選択ミスして若干遠回りになっちゃったのは、ナ
イショですよ。


<大型展望水門 びゅうお>
8:20 大型展望水門 びゅうお

沼津魚市場

沼津港の魚市場の脇を通り狩野側の河口まで歩く。そのにあるのが水門びゅうお。
ほら、僕って日本一ハンターじゃないですか。
各地の日本一と言われているものを数多く見てきたんだけど、日本一の重量を誇る
この水門は今まで見たことが無かったのですよ。だから来たのだ。

びゅうお&YAMA

おぉ、なんだか城塞のようなカッコ良さがありますなぁ。
この水門は幅40m、そして重量は406t。設備全体だと923tあって、日本一の重量な
んだそうだ。

展望台は地上30mの場所にある。だけどもこの時間はまだ空いていないし、僕は下
から眺められればいいタイプの人間。「富士山」が見えるような晴れた日だったら話
は変わるかもしれないけど、今回はこれで満足です。


国道414号を南下し、「淡島」を見ながら県道17号をクネクネ走る。
このあたりは先月の「伊豆熱川温泉旅行2011(4-23)」でも走ったっすね。
あのときはわずかに海岸線を走った後にすぐに山間部に入っちゃったけど、今回は
ひたすらシーサイドで行きます。

クネクネ走っていると、やがて見えてきたのは伊豆半島北西部の岬、「大瀬崎」です。
海にチョコンと飛び出たかわいい岬です。

大瀬崎登場

<大瀬崎>
うわー、ここに来るのは久々だなー。何気に日本2周目以来か。
狭い道を下った先にあるのはコインパーキング。
ちょっともったいないけど往復で40〜50分はかかりそうなので路駐はよくない。
ちゃんとパーキングに停めておきましょう。

9:18 大瀬崎

ここはダイビングの人気スポット。ちょうどみんな準備していて、ダイバーの人が100
人くらいいましたよ。

ダイバーだらけ

ダイバースーツに身を包んだ人たちの間を、ベロベロの普段着で縫うように通過して
いく。僕、今ここにおいて明らかに移植の人種。

数100m歩くと岬の根元に着き、辺りは緑に包まれてくる。
ビャクシンっていう、ねじれたような奇怪な幹の木がたくさん茂っているエリアです。
そして神社と受付。
受付のおばあさんにお金を払い、この先の有料ゾーンに入ります。

先端付近には神池

奇妙な木、ビャクシン

ビャクシン古木展示館

生い茂った木々の中を歩く。海が近いとは思えないような、深い木々です。
この有料ゾーンは初めて入るのでワクワクだ。

そして間もなく岬の目玉である「神池」です。
「神池」は上の地図の通り、岬の先端にある池。これは淡水なのですよ。
こんなに海が近く、そして標高も1mしかない細い岬の先端なのに、淡水。
なぜこんなところに淡水池があるのかは、まだ明らかになっていないそうだ。
覗きこんだらコイがいっぱいバシャバシャ近寄ってきて、キモかったです。

神池

そして、ここのどこかに灯台があるはずなんだよな?
池の周囲は全部木々で海なんて見えない。一箇所、獣道みたいなのがあったので
そこに入って行くと、ゴロゴロした岩場に立つ灯台が見えました。
晴れてれば富士山も見えるんだろうけど、ちょっと残念な景観かな?

大瀬崎灯台

また歩いて駐車場のイオの元へと戻る。往復40分ちょっとでした。
ではここから伊豆半島の海岸沿いに県道17号を南下します。
断崖の上の狭い道をクネクネ行く、非常に走りづらい道が続きます。


<煌きの丘>
10:04 煌きの丘

戸田の県道沿いにある、高台の富士山展望スポットです。
富士山は見えないので、下の海を見下ろすだけだけどな。
あの、西伊豆にはオシャレ過ぎてちょっと引いちゃうくらいオシャレな名前の展望ス
ポットがたくさんあるんだ。
このあと順番に踏んでいくから、そこで確認しておいてね。

田園風景を見下ろす

<出逢い岬>
10:14 出逢い岬

ここも県道沿いの小さな展望スポット。
戸田港を眼下に見下ろすことができます。そしてそこから目線を右にずらすと、海
に出っ張った「御浜岬」。
次はあそこに行ってやろうと思っているのです。

県道17号、いい具合に細いよ。何度走ってもあんまり慣れないよ。
地方の人が想像する伊豆のイメージとはかけ離れているかもしれないね。

海沿いとは思えません

出逢いって?

戸田の町並み

御浜岬

「出逢い岬」から戸田の町に降り、そしてちょっと狭い市街地を通過して「御浜岬」を
目指します。

道の突き当り。どうやら駐車場らしく唐突に係員のおじさんが登場して「はい、駐車
は1000円ね」という。
ブオッ!ちょっと待って。いきなりの高額請求に僕の貧弱な精神は崩壊間近。
「あの、間違えました。Uターンさせてもらっていいですか?」と言い、なんとかその場
を離脱。

ふぃー、危なかったぜ。ノリで払っちまうところだった。
10分程度滞在したいだけなのに、1000円は正直痛いよな。
この「御浜岬」、今のシーズンは海水浴場になっているでしょ。だからシーズン価格
なんだろうね。
僕のようにただ岬を見たいだけの人はどうすればいいの?
このドライブ企画、シーズンを間違えちゃったかね?


<御浜岬>
10:26 御浜岬

とりあえず、せっかく岬巡りなのにここをスルーするわけにはいかない。
かといって1000円をポンッと払えるだけの経済力は無い。
ひと工夫を凝らしたところにイオを駐車し、岬に戻ってきました。

南国植物と青空

海水浴場を眺めて

なんだか車のことも心配なので、あまり長時間はここにいられない。つまり、岬の先
端までをゆっくり散歩するわけにはいかない。
『御浜岬』って書いてる碑でも撮影できればベストなのだが、そっちはさっきの駐車場
のおじさんがいる。
「ウチの駐車場に停めていないのに、なんで気にがここにいるのだ!」みたいに問い
詰められたらヤバい。

だから海水浴場越しの岬を撮影するんだけど、ライフセーバーのお姉さんがこっちを
ガン見してるのね。
あわわ…、違うよ、僕は怪しいおじさんじゃないよ。いいおじさんだよ。

…とりあえず、撮影もそこそこに撤退しますわ。なんだ、この敗北感。

緑の中を進め

<旅人岬>
相変わらずのワインディングを満喫しながら土肥エリアまでやってきました。
この旅人岬も県道沿い。
そして地図を見る限りでは全然尖っていない。どこが岬なのだろうか。

10:50 旅人岬

"家族"の像

新しい景勝地

うーん、微妙かな?

1998年に出来たばかりの展望所らしいです。確かに全てが綺麗。
旅人岬というネーミングは、直木賞作家の人によるものらしいです。

しかしね…、地理的に尖っていないしそもそも岬と呼んでいいかどうか微妙な上、景
観もそんなにいいとは思えない。
なのに"旅人"というフレーズを使っちゃうんですか。
僕の理想とする旅人像は、こんなノッペリして綺麗な雰囲気のスポットを岬として求
めていないんだけどなー。


すぐに「土肥温泉」エリアに来ました。
ここには「世界一の花時計」があります。チラッと車窓から見たことはあるけど、写真
に納めたことはないから立ち寄ってみましょうか。


<世界一の花時計>
11:00 世界一の花時計

駐車場に車を停める。周囲は芝生の公園になっていて、道路を挟んだ反対側には「
土肥温泉」の温泉噴塔もありましたよ。

土肥温泉

『世界一の花時計の郷』

花時計は直径31mあって、ギネスにも認定されているらしい。
手前に展望台があったので、そこに登って見下ろしてみた。
確かに大きい。でも、あれで31mもあるのか。もう少し小さく見えたよ。

花時計

ギネス認定です

花時計って、もっと花の要素が強いのかと思った。中心部分の青いところも全部花
だったらすごかったのに。周囲の緑のところだけが植物で、しかも花は咲いていな
かったー。残念。
あと、周囲の白い道はボコボコしていて、足つぼマッサージの遊歩道になっていた。


ここからの海沿いの道は国道136号になります。相変わらず山間部のワインディン
グコースです。

土肥金山

日本一の達磨寺

土肥の市街地んぼ外れには「土肥金山」が出てきます。
ここは以前に「伊豆周遊旅行(3-51)」で遊んだけど、僕的にはなかなか楽しめたい
い場所でした。今回は主旨が違うし、1人だと入りにくいので行かないけどね。

山間部に入ると出てくるのは、「達磨寺」。ここ、気になっていたんだ。
日本一の大ダルマがいるそうです。しかしB級テイストがプンプンです。
そして500円かかるのも、僕の所得ではイタすぎます。
いいや。ここはいずれ複数名で来れる機会があったときに取っておこう。


<恋人岬>
来ちゃいました…。駐車場に入っちゃいました…。
あー、もう。こういうの、嫌い。カップルだらけ。車から1人で出るのすら、なんだか恥
ずかしいような空気感。ナニコレ。

11:21 恋人岬

1人で来ちゃった

はいはいはいはい、もう岬を全部巡るって言った以上はしょうがないですもんね。
開き直って観光しますよー。
なんかカップルばっかでモニュメントの前でラブラブな写真撮ってますけどー。

あと、土産物屋で「私たち結婚しました写真展」みたいのをやってたぜ。
知るかーーー!!見るかーーー!!


さらに南下していくと、有名な「黄金崎」っていう景勝地があります。
日本1周目のころ、「黄金崎クリスタルパーク」では遊んだよね。
そのさらに奥の岬方面にはまだ行ったことが無かったかな?


<黄金崎>
11:36 黄金崎

「クリスタルパーク」を過ぎ、古めかしいトンネルをくぐってさらに岬の先端方面に
狭路を走った先端の駐車場にイオを停車。
遊歩道があるのでちょっと歩いてみますか。

黄色い岩肌の岬

展望所のYAMA

黄金崎は夕日の名所。夕日を浴びてこの黄色い岩が黄金色に輝くのが、この岬の
名前の由来です。
ちょっと残念な天気だけど、ダイナミックな景勝美は存分に堪能できます。
数分遊歩道を歩くと展望所がある。
そこでしばらく景色を眺め、折り返し地点としました。


「黄金崎」を出発直後、いきなりゲリラ豪雨です。うわっ、ビックリした。今日は雨降
るの?晴れるんじゃなかったの?
岬巡りなんて、雨降ったら台無しですぞ。

ゲリラ豪雨

松崎通過

幸いにもこの雨は一過性。降ったり止んだりしているので、タイミングを計って観光
すれば岬巡りを続けられそうだ。
過去に観光船とかに乗った「堂ヶ島」を通過し、松崎の中心地を通過。
ここからは再び山岳路になります。

ここで岬じゃないから今回の趣旨からは外れるんだけど、ついつい立ち寄っちゃう
スポットがあるんだよね。今回も行っちゃうのだ。


<室岩堂>
12:10 室岩堂

ここは4回目だっけか?国道沿いだけどすごく目立たないところにある石切り場の
跡です。空き地みたいな小さな駐車場があるので、そこにイオを停車。

ここが入口

急な階段を降りる

室岩堂、到着

今回は、今までで初めて自分以外の観光客を目撃しました。
女性グループ。サンダル的な装備で下って行ってるけど、足元大丈夫かな?
結構滑るよ。雨上がりだからなおさら。

数分下ると室岩堂に到着します。ここからは江戸時代の石切り場の中に入って行
くのです。
無料で管理人もいないから、ちょっとだけワクワク探検気分が味わえるのだよ。

入るとすぐに石像が

壁面にはノミの跡

洞窟内を歩く

入口の石像、今まではライトアップされていたんだけど、今回はされていないよ。
暗闇にションボリ座ってた。節電?
石切り場なので足元はほぼ平坦だし、壁も天井も全て直角な作りになっています。
ただ、内部はかなり暗いけどね。
岩肌にはノミの跡が残り、当時の作業の面影を感じ取ることが出来ます。

地下水の溜まる場所

洞窟内にて

電灯で育つシダ

うむ、暗くてジメジメした場所が好きな僕は満足しました。
再び山道を登って車の元に戻り、走り出す。


国道136号のこの近辺は通称「マーガレットライン」という。道路脇に無数の白い彫
刻が設置されているのが特徴です。別名「彫刻ライン」。

これをオシャレと捉えられるかどうかは、その人次第。
僕的には、ブキミだと思うんだよなー。怖くはないけど、不思議。
尚。駐車スペースも無い狭いワインディングなので、写真を撮るのは非常に困難。

彫刻ライン

南伊豆の岬の1つ、「波勝崎」への分岐が見えてきました。
「波勝崎」は300匹の野猿の住む、断崖絶壁の岬です。
この岬は今まで行ったことがありません。過去には「伊豆周遊旅行(3-51)」でここ
の分岐までは路肩崩壊のため全面通行止だったんだよね。

波勝崎への入口

なかなかワイルド

国道を反れて岬の先端への道を進む。距離はおよよ5kmほどだろうか。
道は下りで狭い上にグニャングニャンに曲がっています。
運転しづらーい。でも岬のためだ、頑張ろー!


<波勝崎>
12:52 波勝崎苑 駐車場

ヤベッ。どうしよう、これ。僕は戸惑っています。
岬まで車で行けなかったわ。そして、岬の先端エリアは有料だったわ。
なんかこの「波勝崎苑」ってところで500円払わないと入れないらしい。

100歩譲って岬を見るために500円払ってもいいとしよう。
しかしここは、サルメイン。500円払えばかわいいおサルさんに会えますよー的な宣
伝文句です。いや、僕はサル好きじゃないし。

そしてトドメは、岬やサルがいるところまでは数10分に1本のシャトルバスということ。
ヤダなー、数分岬を観光できればいいのに、一度行ったら帰りのバスまでかなり待
たないといけないんだろうなー。
そして、バスの中ではサル目当てのファミリーやらカップルから白い目で見られるん
だろうなー。夏休みだしなー。

波勝崎苑前の葛藤

しばらく迷った。岬巡りなんだから、多少無理してでも行くべき。開き直るべき。
だってここまでクネクネ道を10分近くも頑張って運転してきたんだぜ。
いや、しかしサルは心から興味ないし、ぶっちゃけ時間も無い。
もう午後なのにまだ伊豆半島前半部分なんだぜ。ここでサル見てたら岬を巡りきれ
なきんじゃない?

よしっ、やめた。岬の先端までは行かねー。
普通に立ち入れるところからなるべくズームに岬方面を撮影して、今回はそれで良
しとしよう。
いずれ、一緒に先端まで行ってくれる人がいるときに行くよ。
そのときは頑張ってサルともジャレてやるよ。

波勝崎の先端方面

イオに再び乗り込み、岬まで降りて来た道をまた国道136号までグネグネと戻る。
ちぇっ、僕は岬が見たかっただけなのに。サルとセットだから有料だったのかな?
なんだか残念な気分だ。


<夕日が丘>
13:12 夕日が丘

「波勝崎」から国道136号に戻った直後に出てくる展望所。
ここは以前に海に沈む夕日を見たことがあるね。

夕日が丘の売店前で
ここにもサルが…
波勝崎を遠望

ここは「波勝崎」も見えるんだね。以前は夕日ばっか見てて気づかなかったよ。
ま、ちょっと遠いけどこれで「波勝崎」も行った気分になったよ。


国道136号を南下し続け、いよいよ伊豆半島の南端が近づいてきました。
国道136号は最南端まで行かずに内陸部を通って西伊豆に行ってしまうので、ここ
からの海沿いは県道16号となります。


<あいあい岬>
13:43 あいあい岬

別名「奥石廊崎」とも呼ばれています。伊豆半島最南端の「石廊崎」までは、直線で
わずか2kmほどの距離だよ。
実はここは立ち寄るのは初めて。「石廊崎」は数えきれないほどしているのに。

それはね、この意味不明なネーミングのせいだよ。なに、あいあいって。
愛々だったら僕はまた居場所を失ってしまうよ。「恋人岬」のような惨劇はゴメンだよ。

奥石廊の景勝美
あいあい岬売店

うおぉ、ここはすばらしいな。イメージと違ったよ。いい意味で裏切られた。
ビッグスケールの荒々しい海岸線が広がっている絶景なのに、思いの他が少ない。

三陸海岸を彷彿とさせるようなワイルドな景観です。
なのに"あいあい岬"だなんていう、なんか拍子抜けたネーミング。
もっとカッコイイ名前にすればよかったのにー。
「旅人YAMAさんが最近訪問して印象に残った岬は?」って聞かれて、キリッとした
顔で「それは…、あいあい岬です。」って答えても、なんかマヌケだろ?
名前、大事。

奥石廊崎&YAMA

<石廊崎>
さて、来ましたよ伊豆半島の最南端!もうここは小学生のころから何度来たか数え
きれません。

13:59 石廊崎 駐車場

実はここから岬の先端までは相当距離があって、かなりの激坂も含め20分は歩き
ます。駐車場は少し離れた石廊崎漁港。
ここは有料駐車場なんだけど、50mくらい手前には無料ゾーンがわんさかあるという
不思議な立地。
当然、僕は有料ゾーンなんかには一度も停車したことはありません。

灯台への遊歩道入口に立ついつものオヤジの像にあいさつし、激坂を登り始めます。

「あいあい岬」を出ると、もう一瞬で「石廊崎」エリアです。
「石廊崎」には昔「ジャングルパーク」っていうテーマパークがあって、僕も小学生の
ころに家族で遊びに行ったりしました。

2003年で閉園になっちゃったんだけどね。そのせいで「石廊崎」に行くのにものすご
い迂回しつつ歩いて行かねばならなくなっちゃいました。
「ジャングルパーク」は今は廃墟として、ひっそりとこの地に残っています。

ジャングルパークのゲート跡
石廊崎漁港
役の行者
激坂登れ

もう、いつもこの坂がホントしんどい。10分ほど登り、石廊崎漁港を見下ろせるような
位置まで来ます。暑くて汗だく。

ここいらで遊歩道は「ジャングルパーク」の敷地とリンクします。
「ジャングルパーク」は原則立入禁止だけど、岬に向かう道と重なる部分だけ、普通
に通行できるのだ。
だから道の傍らには「ジャングルパーク」の残骸がたくさんでてきます。

永久に来ない列車を待つ
巨大な温室
ジャングルっぽい遊歩道

2003年にクローズしてしまったこのテーマパーク。
その直後にはこの遊歩道から見える車庫には園内を走り回っていた列車も格納さ
れていたんだけど、いつの間にかいなくなっちゃった。
ま、正確に言うと列車じゃなくてクロカン車を列車チックな外装に改造してトロッコを
引かせていたようなものだと記憶しているけど。

ジャングルの中の集落
食堂
土産物屋だったかな?

もう、このジャングルが意図的な物だったのか、それとも天然なのかすらもよくわか
らないね。
ジャングルパークは8年で朽ちていたけど、ジャングルらしさはUPしています。
今後何10年も放置されたら、きっと本物のジャングルになってしまうだろう。

遊歩道からは緑に覆われた四角い建物がチラリと見える。
あれは鑑賞施設と土産物屋を兼ねていたような記憶がある。
確かあそこの中で、当時一番の親友だったヤツにサソリのキーホルダーを買ったん
だ。もう今から20年前の物語です。

石廊崎灯台
もうすぐ岬の先端だ

「ジャングルパーク」の敷地を過ぎると、いよいよ岬の先端が近づく。
灯台も見えてきました。
それを過ぎると右手に広がるダイナミックな伊豆の海。

そして、断崖の隙間にへばりつくように立つ「岩室神社」が現れます。
この神社、足場の下がもう完全に海なんだよね。

岩室神社

そして、岬の先端に立つ。
ここは本当に誰も見ても岬って感じ。しっかりと海に向かって尖っているし、そして
その先端まで人が到達できる貴重な岬です。

すっごい強風。そしてやや曇っているので伊豆七島が見えないけれど、いつ来た
ってここはド迫力です。

石廊崎の最先端
伊豆七島のプレート

そして駐車場までまた来た道を歩いて戻る。
サクサク歩いて大体往復40分です。いい運動になりますな。ちょっとバテた。

そしてお腹が減りました。まだお昼ご飯食べていないしね。
時間も押していることだし、コンビニとかでテキトーに食べれればいいけど、西伊豆
からここいらにかけてはずーっとコンビニが無いんだよね。


「石廊崎」を出発し、伊豆半島東海岸に入る。ようやくこれで半分だ。
しかし時刻はもうすぐ15:00。これはちょっとヤバいです。明るいうちには岬全制覇
できないかもね。

次に気になるのは、南伊豆町と下田市の境界にある「タライ岬」。
あまりに険しいので国道はかなり内陸部を回り込むように迂回しているし、岬近辺
はその他の車道すら存在しません。
だけども歩道くらいはありそうなので、チャレンジしてみるのです。

弓ヶ浜の海水浴場
道はどんどん狭くなる

県道16号を反れて南伊豆の大人気の海水浴場、「弓ヶ浜」の目の前を通る。
この道をまっすぐ行くと、「タライ岬」の手前で通行止めになるはずだ。
案の上、「弓ヶ浜」の喧騒を離れると道路は途端に心細い感じになる。

この道を行けるところまで行くと、キャンプ場っぽい敷地に突き当たって道は終わっ
た。そのにあるのはキャンプ客用と思われる有料の駐車場。
いかんいかん、ここには入るべきではない。
狭い道を何度か繰り返しながらUターン。
そして駐車できそうな空き地があるところまで戻ってイオを駐車しました。


<タライ岬>
14:56 タライ岬 近辺の空き地

では、ここから岬の先端まで歩きますか。
どのくらい時間がかるのかな?ちょっと不安です。
しばらく歩き、さっきUターンした道路の終点のキャンプ場まで来ました。
キャンプ場のさらに向こうは、もう石がゴロゴロした海岸地帯。

エビ岩
山道の登場

ここいら辺は「逢ヶ浜」っていうらしいね。"南伊豆の秘境"って言われたりもするそ
うです。
ひときわ目を引くのは、「エビ岩」という穴の開いた三角の岩。
波に削られてああなったんだろうけど、不思議なかたちだ。

そのうち浜も終わり、山道がスタートします。よーし、登るぜ。
なんかこの道、デッカいカニが多いぜ。
途中で山道は健脚コースとらくらくコースに分かれる。どうやら到達までの距離は
かわらないようだ。だったららくらくに決まってるっしょ。人生ラクしなきゃ。

カニもいるよ
山道を歩くよ

周囲はヒョロヒョロした蔦のような奇妙な気がいっぱい。
誰もいないし、ちょっと不安になる。
あと100mという標識を過ぎてからが本当に長くて、これは確実に道を間違えたか岬
を通過したろって思う。

そんな矢先、ついに岬の先端が出てきました。よかった、道を間違えたわけではなか
ったようだ。たぶん標識の距離数がサバを読みすぎていたのだ。

感動の岬到達

暗い木々のトンネルの先には、陽だまりの中のベンチが見える。なんて心安らぐ岬
なのだろう。
かなりサクサク歩いて空き地の駐車スペースから15分。
ここはタライ岬の先端です。

タライ岬&YAMA
南伊豆の展望

ホントまったく人の気配が無いね、ここ。1人で岬の周辺をウロウロし、周囲にポツポ
ツ咲いているハマカンゾウの花を見たりした。
結構晴れて来たな。木々の間から出ると日を遮るものがないから暑いぞ。
しかしこの岬には第万足だ。

そしてまた歩いて空き地まで戻りました。帰りは調子に乗ってダッシュしたら、ちょっ
と暑くて頭がクラクラするくらいになりました。
空きが近づいてやや湿度が下がってきているのに、動くとやっぱ熱いや。
時刻は15:30、いい加減空腹がヤバイです。

空き地で待っていたイオ

15:37、「弓ヶ浜」からほど近いところでコンビニ発見。いやー、すっごい久々のコン
ビニだね。ここで遅いお昼ご飯にするよ。
いつものようにカップ焼きそばと、あとサラダを食べました。


ちょっと北に行くと国道136号に再合流。「あいあい岬」の手前ぶりの再会です。
下田に近付くと国道は渋滞してきました。
動かない…。南伊豆のこんなところでかよ。まだ先は長いのに…。

下田へ
下田駅前の黒船

<爪木崎>
下田の中心地から県道116号を使ってこの岬のを有する小さな半島を走ってきまし
た。駐車場の前には料金所の建物があるけど、無人だよ。
あれ?お金払わなくていいの?もう夕方だから?

16:27 爪木崎

彼方に灯台
爪木崎のゲート
まだまだ遠い

ギエッ…!遠いよ!緑の丘が連なるずっと向こうにポツンと白い灯台が見えた時点
で、ちょっと心が折れそうになった。
だってー、もう「大瀬崎」・「石廊崎」・「タライ岬」と歩き回って結構足がくたくたなんだ
もん。でも、頑張るしかないか。

歩いてみるとそこまで距離が遠くなくて、丘もそこそこなだらか。
当初懸念したよりもラクに灯台の足元まで来ることができました。

爪木崎灯台
岬から見る岩礁地帯

岬の先端付近には柱状節理があるそうだが、よくわからなかったよ。あまり調子に
乗って身を乗り出すと荒海に落ちるしね。


国道135号を北上、早咲きの桜で有名な河津の町を経由し、伊豆稲取のエリアに入
りました。次の目的地は、先月もちょっとかじった「稲取岬」なのです。

東伊豆エリアに入る
ダブル洞門

<稲取岬>
先月の「伊豆熱川温泉旅行2011(4-23)」で駐車したところと同じ場所にイオを停め
ました。

17:20 稲取岬

駐車スペースから少し歩くと、鳥居があってその裏から山道が続いています。
前回はここを数10段登ったところにある社に参拝してゴールにしちゃった。
しかし、まだ階段には続きがあったんだ。今回はその上に何があるのか突き止めな
きゃ。

ここから登る
急な石段
前回のゴール
まだ道は続く

社を過ぎるとさらに道は急勾配になり、さらに石段だった足場が土になる。
うおっ、ホントに山道みたい。
そして登ること数分。
…あれ?整備されてすごく綺麗なところに出ちゃった。なにこのギャップ。

灯台の前に出た
眺めはそこそこ

そこには狭いとは言え車道もあったし車もあったし、そして神社も灯台もあった。
なんだ、工夫すれば車で来れたのかよ、知らなかったよ。
灯台併設の展望台に上り、海を眺めてみた。まぁ普通っすね。
木々の間から普通に海の水平線が見えた。もっと空気が澄んでいれば伊豆七島
が見えるのかな?

あと、この稲取岬を歌ってヒットしたという、"鳥羽一郎"という人の"愛恋岬"の歌
碑がありました。でも僕は知らないや、この歌。


再び海沿いの国道135号を北上し始める。
まだまだ東伊豆の海岸線を半分も走っていないのに、時刻は17:30を回っている。
東伊豆には岬は少ないのだが、最後に「真鶴岬」があるでしょ。
そこに到達する頃には100%真っ暗だね。ションボリ。

出発してすぐ、垂れ流ししていたナビを見ると、海際に「黒根岬」と記載がある。
おっ、こんなところに岬があったんだ。ツーリングマップルには記載が無いのに。
では行ってみようか。

国道をくぐって海沿いの狭い道へ。
そこからさらにとんでもないヘアピンで、ほとんど使われていなさそうな狭路へ。
その道路の突き当りに岬の駐車場がありました。


<黒根岬>
17:42 黒根岬

黒根岬の駐車場
ベンチは草に覆われる

んー?なんだここは。廃墟?ボロボロで使えなさそうな公衆トイレもあるぞ。
その裏に回ると草に飲み込まれそうな朽ちたベンチ。

さらに駐車場の先の進行方向を見ると、過去に道だった気配がある。
数mであれば進めそうだが、その先は完全なる獣道。
実はこの先は過去に大地震で消滅した「トモロ岬」への廃道が眠っていて、その手
のマニアの方々にはそこそこ人気なのだが、このときの僕はまだそれを知らない。

アンコウの外灯
何の塔ですか?

ここにはアンコウのかたちの外灯があった。
これ、大ヒット。金属フレームだけでアンコウを型作った奇抜なデザインといい、決
して明るいイメージとは言い難い深海魚のアンコウを敢えてチョイスしたセンスとい
い。それがこの廃れた岬となんだかマッチしていると思ったのだ。

あと、使用用途のわからない塔がありました。
最初は灯台かなって思ったけど、灯光部分が無いし。なんだろう。
よくわからないし眺めも良くないけど、この岬の雰囲気は嫌いじゃない。


再び国道135号。薄暗くなる中、先月立ち寄った「怪しい少年少女博物館」の前を
通過。ようやく伊東です。


<道の駅 伊東マリンタウン>
18:39 道の駅 伊東マリンタウン

マリンタウン
よく立ち寄っている、伊東の大規模な道の駅です。
今回ここではトイレ休憩だけ。先を急ごうと思います。


バリバリ走って熱海駅前。すっごい人ごみですよ。何かと思ったら、今日は熱海の
花火大会らしいです。
あー、いいなー。今から始まるの?それとももう終わったの?
今年は花火を見ていないので、車窓からもちょっと見れると嬉しかったのだが。


そしていよいよ静岡県から神奈川県へ。最後の岬、「真鶴岬」エリアです。
僕も学生時代から何度も立ち寄っている、朝日の名所の岬です。
神奈川の景勝50選の1つでもあるんだ。

国道を反れて岬の先端方面に向かうと、もう辺りは山の中。
街灯も無いし暗いし狭いしで大変です。
真鶴岬へのアプローチ

<真鶴岬>
19:50 真鶴岬

着いたー。伊豆半島最後の岬。
ぶっちゃけこんな暗くなってから来たところで意味が無いことは分かっていた。
だけども当初の主旨である、伊豆半島の主だった岬全制覇において、真鶴岬はど
うしても外せない存在だったのだ。

とりあえず見るに耐えうる真鶴岬については「伊豆周遊旅行(3-51)」とかからご参
照ください。

岬の博物館前

ここ、真っ暗すぎ。有名な「三ツ石」前まで行くには山道みたいな石段を10分ほど
下らなければいけないので、それは安全面的にちょっと難しい。
てゆーか岬の先端に行く道がどこかわからないくらい暗くてさ。ハロゲンライトで
照らしたところでこの闇の中じゃどうしょもない。

最後がコレなのがちょっと残念だけど、これにて伊豆半島の岬巡りはおしまい!
帰るよ、横浜の片田舎に。


岬の付け根に戻り、すぐに真鶴道路に乗る。

20:15 石橋JCT

足柄方面から花火が見えました。やったー!今年の夏、最初の花火!
もう夏は終わるけど、花火を見れたのであれば満足だ!

20:45 小田原厚木道路 厚木IC

ここで東名高速に乗り換える。

21:00 東名高速道路 横浜町田IC

21:20 帰宅