青森県海岸線全走破 (4-24)

2011.7.16-18
走行距離:2312km
実行人数:1名

津軽半島・夏泊半島・下北半島。青森県の海岸線を西から東まで、車中泊で全部走る、久々の本格ドライブ企画!

日本最大、猿ヶ森砂丘

Chapter.1     Chapter.2     Chapter.3
Chapter.1 7月16日・津軽半島


これは、3週間前に「秘瀑・早戸大滝攻略(4-21)」で水没して風邪を引き、まだ体が
本調子じゃないYAMAが今週も旅立つ物語です。
うん、それなりに元気なんだけど、エアコンの効いている部屋だと咳が出ちゃうんだ。
ホント「早戸大滝」の呪いは恐ろしいぜ。

今回は青森県に行きます。
なぜ青森なのか。それはよくわかんないやー。
先週に関東が梅雨明けしたでしょ?そんで東北も続けざまに梅雨明けするんだろう
なーと思っていたら、梅雨明けしたでしょ?

梅雨明け後の1週間くらいは気候が安定しやすく、快晴になることが多い。
じゃあ東北行きましょ。3連休だから、東北の中でも一番遠いところに行きましょ。
こんな感じで今回青森に行くことになったんだと思う。
とりあえず海岸線沿いに青森県を全部走ってみたいと思います。


7.15

20:53 出発

愛車の"イオ"に乗り、横浜の片田舎から前夜発で青森県を目指します。
しかし出発10分後に茨城県で震度5弱の地震が発生したりして。
うおっ、随分と大きい余震が来たな。ダイジョブ?

21:18 首都高

向島線まで来たところで渋滞…。
事故&さっきの地震発生に伴う点検だってさ。あらら…。

Chapter.1     Chapter.2     Chapter.3











向島線大渋滞

30分ほどでなんとか渋滞も解消。引き続き東北道を目指します。

22:40 川口JCT

ここからは東北道です。青森県までバリバリ北上するよ。
仮眠を取る前までになるべく距離を稼いでおきたいところだな。


7.16

0:54 安達太良SA

福島県の中央部です。ここは最近だと南相馬への震災ボランティアでお馴染みの
SAだね。ここではトイレ休憩だけして、すぐにまた出発です。


1:56 蔵王PA

宮城県まで来ました。トイレが1つあるだけの簡素なPAです。
ここで仮眠しますかね。

蔵王PAで仮眠

4:00 起床

夜が白む頃を見越してアラームを仕掛けていたのだが…。眠い、眠すぎる。
そんで車内が暑い。この時間からすでに暑いって何事ですか…。
とりあえず2度寝するわ。

4:30 再度起床

うん…、なんとか運転できると思う。缶コーヒー飲みながら出発。
ちょっと雲が多いけど、辺りは次第に明るくなってきたよ。


5:34 志波姫SA

やっぱ眠いです。ヤバイです。もう少し寝ます。

6:30 起床

これで本当に大丈夫。青森県を目指して再出発!

愛車のイオに乗り込んで

7:25 北上JCT

ここで秋田道に乗り換えます。秋田市方面から日本海沿いに北上して青森県に入
り、そのまま時計回りに津軽半島・下北半島を回って、最後に青森県と岩手県との
県境である「小舟渡海岸」の「階上灯台」を見る。
そんで「青森県最東南端の地」の碑を踏む。
これが今回の目標なのだよ。

7:53 山内PA

秋田県の横手市です。なかなか晴れて来たぜ。
ここでまたちょっとトイレ休憩ね。そんで今後のルートを考察します。
最初はどこを観光しようかな…。

秋田県北上中

はい、決めました。
「八郎潟」付近の適当なところで高速道路を降り、能代あたりから日本海を左手に
見ながら北上します。

モチベーションを上げるためにも、能代付近で1つ観光スポットを挟んでおこう。
ただし今回はメインが青森県だから、秋田県での観光はなるべく控えめで行くよ。

快晴の秋田自動車道

快晴。だけども一抹の不安。
東北は梅雨明け直後のくせに、曇り予報だったのだよ。むしろ雨が降るかもしれな
いような予報だったのだよ。

ただし青森県は時計回りに走れば、なんとか雨には降られない。天気図を見ながら
そう踏んだので、今回のルート選択をしたのだ。
今は晴れているが、いつ崩れるかかわからない。そんな危険がはらんでいる。


9:15 八郎湖PA

ここもトイレだけの小さなPAです。
「八郎湖」って、昔の干拓される前の「八郎潟」の呼び名だっけ?
ということは、ここから「八郎潟」が見えたりするのかな?

PA内の小高い丘に登ってみる。しかし全然景観開けませんでした。
目の前の高速道路を見下ろし、そしてその向こうに森が見えただけでした。
代わりに八郎湖伝説の説明版があった。

八郎湖伝説

「八郎潟」の"八郎太郎"と、「田沢湖」の"辰子"がなんやかんやっていうお話ね。
昔「田沢湖」側を観光したときに既に知っていたわ。

9:30 八竜IC

「八郎潟」の真北に当たるICです。ここで高速を降りました。
そんでICのほぼ正面に当たる「メロンロード」っていう脇道を入って行きます。
メロン泥棒が頻発しているのか、メロンパトロールをやっているみたいですね。

メロンパトロール

メロンロードからさらに脇道の農道みたいな道に入り、海岸線を目指して走る。
そしたら、高速を降りてわずか数分だというのに相当ワイルドな道になってきました。
盛り上がってきたー!

畑の中を走る

道はダートに…

<能代風力発電所>
しばらくダートを走っていると森が開け、目指す風力発電所のプロペラ群が見えて
きました。一旦車を停車してプロペラを見上げよう。

9:45 能代風力発電所

プロペラ群&イオ

能代市の日本海ギリギリに立つ、風力発電所のプロペラ群。
高さ46mのプロペラが全部で24基あるそうだ。
過去には何度も遠望していたし、3年前の「秋田ドライブ(3-46)」では男鹿半島から
海を隔てて撮影することにも成功しているけど、こうやって足元に建つのは今回が初
めてです。

さらに先は通行止

風力発電プロペラ&YAMA

さらに進んでプロペラの目の前まで来たんだけど、残念ながらここで通行止め。
看板の老朽具合から察するに、ずいぶん前から通行止めみたいなので、これからも
きっとそうなのだろう。

プロペラの脇を疾走しながら海岸線沿いを北上できれば、と思っていたんだけど、こ
れじゃしょうがないっすね。

そして引き返す

来たダートを引き返し、メロンロードに出て、さらに国道7号に出る。
八竜ICのすぐ近くのところね。ここから国道沿いに青森県に向かって北上を開始。


<ドラゴンタワー>
国道7号に乗った直後、八竜市の出口に立つ巨大なドラゴンのメニュメントが登場し
ます。これがドラゴンタワー。何度も通過しているけど、写真に撮るのは初めてだね。

10:04 ドラゴンタワー

八竜のドラゴン

このドラゴンの体長は29mもあるらしい。手に持っているのは八竜名物、メロンです。
ちゃっかりアピールできてます。
ま、車を降りるほどではないかなと思ったので、車窓から写真を撮って通過。


てゆーか高速を降りたあたりから雲が多いっすね。晴れ空、戻ってこないかなー。
せっかくの梅雨明けなのに。
少し北上すると「風の松原」があります。標識に従って海方面にハンドルを切る。
ちょっと松原、見ていきましょう。


<風の松原>
10:14 風の松原

6年ぶりの松原

日本五大松原の1つに数えられる、広大な松原です。
面積は「東京ドーム」163個分にもなり、700万本の松が植えられているそうだ。

ここ、久々だね。日本2周目のときの「津軽大遠征(2-58)」で来て以来だから、6年
振りだよ。そもそも僕、あんまり松原に興味ないからスルーしていたしね。

じゃあなぜ今回立ち寄ったのかというと、1つには今までここの写真を撮っていなか
ったから。
もう1つは東日本大震災の津波で陸前高田の「高田の松原」が松1本を残して消滅
しちゃったでしょ。
あそこも何度も通過していながら松原を見ていないし写真も撮ったことが無かった
ので後悔しててね。そんな絡みでここにも立ち寄っちゃいました。

松原の散歩道

ババヘラ

松原内には散策路が各所に設けられています。中にはアスレチックとかもあるらし
い。とりあえず10分ほどブラブラ散歩して、長距離運転の疲れをリフレッシュ。

道路沿いにはババヘラのおばさんもいるね。
ババヘラ、ちょっと食べたいけど今回はガマンしとく。
そのうち秋田をメインに観光する企画をするときには食べるからね。


ここからは海沿いの酷道は7号から101号に変わります。
国道沿いにコンビニを見つけたので立ち寄る。朝ご飯にサラダを食べておきました。

鹿の浦展望所

八森中心地が見えてきた

国道101号

途中で出てくる「道の駅 みねはま」は混雑していたのでスルー。
そのまま国道101号を快走。
去年の「青森ドライブ2010(3-92)」で立ち寄った「鹿の浦展望所」が左手に登場す
るけど、コイツもスルー。

ここまで来ると秋田県と青森県の県境はもう目の前です。
青森ドライブ2010(3-92)」でなんとなく気に入った「チゴキ岬」、立ち寄ってみよう。


<チゴキ岬>
「道の駅 はちもり」の1kmほど南の海側にある岬です。
結構レアな岬です。どのくらいレアかっていうと、YahooやGoogleで今検索してみた
ら、去年の僕が立ち寄ったときの情報の検索順位が10数件目くらい。この岬の名前
を書くだけで、検索順位上位に食い込めちゃうくらいです。

11:02 チゴキ岬

チゴキ灯台

誰もいない。駐車場も特には無い。展望台がちょっと離れたところにポツンとあるけ
ど、登ったところで景色が格段に良くなるわけではない。
そもそも岬だけども、ほとんど尖っていなくて海岸線はなだらかだ。

それでも、ここの時間が止まったような風景を見ていると落ち着く。

日本海の眺め

<道の駅 はちもり>
「チゴキ岬」から車で1分のところにあります。もう幾度となく立ち寄っている道の駅。

11:17 道の駅 はちもり

ここはお殿水っていう湧き水があります。いつものように飲料水をゲットしました。
この時期は飲み水は貴重。タダでゲットできるのであれば見逃せないのだ。
水を汲んだだけで道の駅は1分で撤収。

道の駅のお殿水

<須郷岬>
道の駅から北に1km、ついに来ました、青森県と秋田県の県境にある岬です。

11:22 須郷岬

目印はありません。観光地化も全然されていないので99%くらいの人が気付かず
通り過ぎる、国道沿いの地味な岬です。しいて言えば、県境の標識が目印かな。
尖ってもいないので、ここが岬といわれても気付かないしね。

しかし1年前と比べると路肩の駐車スペースが綺麗になっていました。
去年は工事現場みたいな感じで、本当に停まりづらかったもん。

この岬は白神山地の西端なのですよ。
白神山地はここで終わり、日本海に断崖となって落ち込んでいきます。
今回はここから白神山地の一角の「十二湖」も立ち寄ろうかと思いますよ。

そして、ここの岬から今回の企画の本当の趣旨である、"青森県海岸線全走破"が
始まります。岩手県までのシーサイドドライブ、頑張るぞ!

青森県との県境

まずは引き続き国道101号を北上。特に見どころはない感じ。
五能線と並行して淡々と走っていると、周囲は奇岩が多くなってきます。
もうすぐ「十二湖」へ行く分岐ですな。

奇岩多発地帯

実は「十二湖」はついさっきまで行くかどうか悩んでいたのよ。海岸線沿いじゃない
し、今まで何度も行っているし。そんでガソリンも残り少なくて危険だし。

だけども「十二湖」は海岸線からわずか数km。ハイライトの「青池」だけ見れば数10
分で往復できる。
ま、特に急いでもいないし、ちょっと行ってみますかってなった次第です。


<日本キャニオン>
国道101号から内陸へと入る県道280号上に出てくるスポットです。

11:41 日本キャニオン

やっぱりイマイチ

去年のエピソード内で『僕はアンチ日本キャニオン』とか公言しちゃっていましたね。
ま、確かにその通り。車窓から写真を撮るだけで通り過ぎます。

アメリカのグランドキャニオンに雰囲気が似ているってことで付けられたネーミング
ですけど、「本家とは比べ物にならないほどショボイよ!」ってことで有名なスポット
です。

十二湖への道のり

<十二湖>
11:46 十二湖

白神山地のブナ林に囲まれた湖の総称です。
湖の数はもっとあるんだけど、「十二湖」です。(30以上あるっぽい)
「大崩」から見ると12個あるように見えるのが由来だそうです。

ここはもう4回目かな?「青池」と、そこに行くまでの遊歩道から強制的に見える「鶏
頭場の池」以外は、今まで見ていない池を少しだけ紹介しましょう。

二つ目の池

がま池

どちらも【日本走覇】内に写真を出すのは初めての池です。
「二つ目の池」は、一番下にある池から数えて2番目だからです。
安易なネーミング…。

そして「がま池」。高台から見下ろす、とても小さな池です。
しかもこの見下ろしポイントは車道沿いにあるにも関わらず、目立たなくて気付きに
くいし、駐車場も無い。
歩いて散策していれば気付く可能性が高いので、頑張って探してくださいね。

もうしばらく行くと、「青池」用の駐車場があるはず。
有料かつ行き止まり。そしてUターンは禁止という豪快なシチュエーションです。
だからもう少し手前の路肩の駐車スペースにイオを停め、「青池」まで歩く。

鶏頭場の池

10分ちょっと歩き、巨大な「鶏頭場の池」の脇の遊歩道まで来ました。
さらにあと10分弱歩けば「青池」です。

ここ「鶏頭場の池」はバードウォッチングで有名らしい。
しかし鳥の子育てのジャマになっちゃうといけないから、バードウォッシングの人を
阻止するためと思われるバリケードができていました。あ、見栄え悪い。

そして、毎度おなじみの「青池」が登場します。
今回はどのくらい青く見えているかな?

青ッ!!

おぉ、去年に勝るとも劣らない、いい青色をしていますなー。
"青インクを流し込んだよう"と表現されるこの池。
何でこんな綺麗な色になるのか、科学的にはまだ解明されていないそうです。
では、イオのもとに戻りましょうかね。

イオに乗り込んで山を下り、海沿いの国道101号に出る。
そして北上再開。
まもなく「黄金崎不老ふ死温泉」で有名な舮作エリアに入ります。
ちょっと国道を反れて海ギリギリに行ってみましょうか?

五能線全通記念碑
以前お世話になりました!
海沿いの小道

「黄金崎不老ふ死温泉」は3年前の青森ドライブ2008(3-36)で入浴したんだった
な。懐かしいね。またいつか入ってみたいね。

…ところで、僕が国道を反れてここにきている理由の1つが、「舮作崎灯台」を見るた
めです。しかし、海沿いを走っても見つからないや。
おっかしいな。この辺のハズなのに。ここいらから見えてもおかしくないのに。
うーん、3年前にこの灯台、どっかで見たような記憶があるような、ないような…。

海沿いを走っているうちに、また国道101号に合流してしまいました。
ま、いっか。「舮作崎灯台」は諦めましょう。次に進むよ。


<行合崎>
深浦駅のちょっと北、国道を反れると出てくるレア岬です。
ここは今回が初アプローチになるのだよ。

12:56 行合崎

先端まで行きます!
轍の残る遊歩道
草原の岬

設置されている案内板によると、ここは全国的にも数少ない海岸草原地なんだって
さ。海岸ギリギリまで草原になっている場所っていう意味かな?
パッと思いくところだと、もう日本1周目から何度も行っている、同じ青森県の「種差
海岸」があるね。

そしてここでは様々な植物が鑑賞できるらしい。
先月頃だとニッコウキスゲが綺麗だったんだってさ。

『行き合は―』
行合崎キャンプ場方面

岬の先端付近。石碑があったのでひざ上くらいの丈の草むらをガサガサ掻き分けて
近付く。
『行き合は―』から始まる俳句が彫ってあった。あれれ。岬の名前とかが彫ってあっ
たら嬉しかったのにな。

岬から振り返ると、「行合崎キャンプ場」の敷地がよく見えます。
そう、海岸方面にはキャンプ場があるんだ、ここ。
見た感じ、現在は1組しかいなかったけどね。


<道の駅 ふかうら>
13:24 道の駅 ふかうら

国道101号沿いの道の駅。
ここは3年ぶりに立ち寄るね。ここでお昼ご飯にしようかと思うよ。
食事処に入り、海鮮丼を頼む。
ウニが乗ってるっすね!駒の時期はシーズンだし、青森はウニいっぱい取れるもん
ね!わーい。

深浦でお昼ご飯

<千畳敷>
国道沿いに出てくる景勝地です。ここでもイオを停めました。

13:58 千畳敷

かなり有名なスポットみたいです。目の前には国道101号を挟んで千畳敷駅ってい
う小さい駅がある。ちょうど列車が到着して、さらにドサッと観光客が増えました。

巨大な奇岩に囲まれて

僕、3年前の「青森ドライブ2008(3-36)」のときにこの場所で『グッと来るものがなか
った』とか毒吐きましたよね。そしてそれを天気のせいにしていましたよね。

今回はどうかというと…、うん、前回よりかはいいかなって思った。
ここは大昔の地震で海底が隆起し、さらには長い年月をかけて風や波で削られて今
のような景観になった。
前回はよくよく振り返ると、肝心の千畳敷部分が満潮でちょっと沈みかけていた。
そしてその岩肌も曇天でドンヨリした鈍い色だった。

しかし今回は白くてモコモコした感じの岩肌がハッキリと見て取れるんだ。
これならなかなかいいかもね。

千畳敷を歩く

次は「北金ヶ沢のイチョウ」を見てみようと思います。
前回は春先だったからあまり葉がついていなかったけど、今の時期ならきっとコン
モリしてるでしょ。そしたら迫力も倍増でしょ。

国道101号を反れて標識に従い狭い脇道に入ります。

イチョウを目指して

<北金ヶ沢のイチョウ>
14:15 北金ヶ沢のイチョウ

樹高40m、周囲22mの日本一大きなイチョウの木です。
前回はイチョウ単体の撮影で、その大きさを対比的に表現できるものが無かったか
ら今回はどうにか頑張りたいものです。

イチョウの近くの道路で待機していると、向こうから軽トラ出現。
待ってましたー!車が来るのを待ってましたー!
そして、軽トラと対比したイチョウの木が、下の写真です。

デカーイ!!

軽トラの後ろから画面右端にかけて、全部まとめて1本のイチョウです。
デカすぎるよ。森だよ。

そしてイチョウに接近。何本か木が複合して1本になっているような感じです。
ところどころは幹が鍾乳石みたいに垂れ下がっていて、なんだか年代を感じます。

鍾乳石みたい
全部が1本

さて、そろそろ津軽半島突入ですな。
やっぱちょっと眠いな。もともと寝不足だし、お昼ご飯食べたからなおさら眠い。

CDも何度かループしているけど、ちょっと交換する場所が無いや。
次に停まった場所で交換しよう。そして、ついでに仮眠するのもいいかもな。
たぶんそのスポットは、「亀ヶ岡石器時代遺跡」になると思う。
そこまで頑張ろう…。

国道101号を離れ、県道12号に乗る。
ここいら辺って晴れていれば「岩木山」が見えていたよね。
今日は全然見えないや。やっぱ曇っているのか。

県道12号に入れば、「亀ヶ岡石器時代遺跡」まであと10kmもない。
しばらく走る。あと数分の辛抱だ…。


…ネコッ!!!

ハンドルを切るッ!!
しまった、しかしこの判断は的確ではなかった。
一瞬後、激しい振動が体を襲う。車の左側が側溝に落ちたのだ。

しかし車はまだ止まらない。40kmだか50kmだか忘れたけど、そのくらいの制限速
度の道路でしかも見通し良好。それに準じた速度だったのだから。

ドギャギャギャギャ!!!
側溝付近に茂った木々や盛り土を吹っ飛ばしながらイオは突っ走る。
ブレーキは踏んでいるが、10mは止まらんよ。

そして、目の前にポールが見えてきた。ヤバイ。止まれない。
…死ぬかも。

ハンドルを切ってからここまで、たぶん3秒くらいでした。
とりあえず僕、生きてた。

15:00 アクシデント

片側転落

フロントガラスは左半分が茂み。ヤベーな、こりゃ。
ちょっとアクセルを踏んでみたけど、それでどうにかなるような次元じゃなさそうだ。
これはヘタに動かさない方がいい。
とりあえず、脱出しますか。エンジンを切り、斜めになった車から出る。

そしてイオを見てちょっと茫然。
僕はやってはならないことをした。
いや、普通にエンジンはかかっていたし、僕も無傷だし、誰かを傷つけたわけではな
い。僕の一生涯というスパンから見ると、このアクシデントは些細なのかもしれない。

しかしそういう問題じゃないんだ。
たまたま左側に人がいなかっただけ、と考えると恐ろしいんだ。
確かにかなり眠かったさ。目が冴えていれば、また別な判断ができたかもしれない。
そんないいわけは、ドライバーとしては最悪だ。

ましては僕は【日本走覇】を通じて世間のみんなにドライブの素晴らしさを知ってもら
えればと思っている。
僕自身は事故なんか起こしちゃいけないんだ。何かあったら、今ま【日本走覇】を通
じてやってきたこと全てがゴミとなる。


てゆーかこの事態、どうしよ。どうやって引っ張り上げようか。
とりあえずJAF呼ぶか。
そう思っていたら、対向車線から80歳くらいのおばあちゃんが乗った軽トラがバック
しながらやってきた。たぶんタイミング的にアクシデントの目撃者。

「アンタ、一体どうしたのさー?」
たぶんこんなことを言っていたんだと思う。
見ての通りの結果がすべてなので、「いやー、ハマっちゃいましたね。これからレッ
カーを呼ぼうと思うのです。」と答える。

内心、すごく嬉しい。こんな状況下でわざわざ車をバックさせてくれてまで僕に話し
かけてきてくれたおばあちゃん。都会じゃ考えられない。
未知の土地で不安だった僕は、それだけでちょっと安心した。

それからなんかちょっとうまく話が理解できずに苦労したんだけど、おばあちゃんの
話を要約すると、「この近くに車屋さんがある。そして自分は今たまたまそこの車屋
の電話番号が書いてあるてぬぐいを持っている。電話してみなさい。」とのこと。

うおーー!ありがとう!すぐに電話。
ちょっとパニクって場所を伝えるのに手間取ったけど、おばあちゃんに聞きながら伝
達成功。10分ちょっとで来てくれるって。

半分茂みの中

おばあちゃんが見守る中、1人反省会。そしてイオを改めてチェック。
ガラスが割れているわけでもないし、どこかヘコんでいる様子も見えない。
もっとも茂みに埋没している部分はキズだらけかもしれないけどな。
ま、僕は細かい傷とかには無頓着だから、走ってくれさえすればいいのだが…。
あれ?ブツかったはずのポールはどこ行った?まぁいいや。

しかしこの衝撃で足回りとか底の部分とかに深刻なダメージがある可能性もある。
家の近所ならまだしも、ここは青森。
この旅、続行は困難かもしれないな。そうしたらどうやって帰るの?


「おーい、どうしたー!」
なんか乗用車に乗った地元のおじさんが登場。
僕とおばあちゃんで事情を説明する。

「ハデにやったなー」とか言われた。あと、横浜から来たこととか世間話したり。
おじさんは「溝の中に丸太かなんか入れれば出てきやすくなるのになー。家に丸太
あったかなー。」とか、「もうちょっと早く俺が来れば近くにある知り合いの車屋にもっ
と安く頼めたのにな。」とか言う。

なんか、すみません。そしてありがとう。津軽の人たちの暖かさに触れられて、嬉し
いよ。でも、僕は津軽弁ほとんどわからないよ。
何度も聞き返し、手振り身振りで会話してます。

10分ちょっと経ち、車屋さんがやってきました。
おじさんがいろいろ話して事態を説明してくれた。

救出劇を見守るおじさん

救出方法は、おじさんが言っていた通りの方法だった。
まずはイオの前の部分の茂みをみんなで除去し、溝が見えるようにする。
車屋さんが荷台に積んできた鉄板を溝から道路にかけて設置し、レールにする。
そしてウインチで引っ張りつつイオを脱出させる。
なんかイオの重みで鉄板がグンニャリ曲がってきてるけど、うまくいきそう。

僕とおじさんは「車が吹っ飛ばした部分を掃除しとこう」って話になり、木々の破片
や巻き上げた土を茂みや溝の中に戻す。
激突したポールはプラスチック製だったらしく、イオの下から見つかりました。
金属製だったら、イオも僕も無事では済まなかっただろう。

ときおりくおじさんは車屋さんに話しかけている。
イオを指さしながら何か津軽弁で話し合っている。
「この車、もうダメだね」的なことなんじゃないかと、僕はヒヤヒヤだよ。

イオ、生還

おばあちゃんとおじさんは、「よかったよかった。これからも気を付けて運転して。」
と言いながら去って行きました。本当にありがとうございました。

車屋さんもとても親切でよかった。
ちょこっと車周りを見てもらい、「どこも傷ついていないね。奇跡だよ。充分走れるよ
。」とコメントしてくれました。

ホントに奇跡だ。左側はボディボコボコないし傷だらけ、そしてサイドミラーが取れて
いるくらいは覚悟していたんだけど、傷1つ無い。
さすがにアルミホイールは傷だらけになったけど、タイヤのゴム部分は無傷。

お金をお支払いし、去っていく車屋さんのトラックを見送りました。
現在の時刻は15:30。とりあえず、復活ですな。

車屋さん、帰る

<亀ヶ岡石器時代遺跡>
15:34 亀ヶ岡石器時代遺跡

当初僕が仮眠を取ったりしたかった場所です。ほんの2・3km先だったよ。
ここまで来れていればまた違ったかもしれないのに。
でも、事故ってそんなもんだよね。1秒・2秒で運命が左右されちゃうから恐ろしい。

泥だらけ

ゴメンよ、イオ。ずいぶん汚れちゃったね。
そんでリア側のウインチ用フックのカバー、さっきの衝撃でどこか行っちゃったね。

ここの公園には水道があった。僕は車にいつも洗車グッズを乗せているので、簡単
に泥だけ落としたよ。このまま走っていたらなんか不振なので。
いろんなところに草が挟まってました。

巨大土偶&YAMA

実は僕、最初から個々の目的はこの土偶との写真だけだったの。
目的は達成した。天気も僕のテンションもドンヨリだけどな。
ちなみに眠気は完全に飛んでいます。もうここで仮眠をする必要はない。


県道12号を北上していくと、右手に「十三湖」が見え始める。
しかしここでとある標識が目に留まる。
さらに海沿いの道に出て、そして数km引き返すと「浜明神」っていうのがあるらしい。
なんのことだかさっぱりわからないが、たかが数kmだし、新しい発見も欲しいし。
では、ちょこっと行ってみますかね。


<明神沼>
ここかな?何もない道に、ポツンと「明神沼」と書いてある小さな看板を発見。
沼は見えないが、道路わきの茂みの向こうなのだろう。
「浜明神」イコール明神沼なのかな?とりあえず見てみるか。

16:10 明神沼

明神沼発見

茂みの向こうに通じるわずかな遊歩道を入ると、沼がデローンと登場。
しかしこれ以上進めない。周回とか絶対無理。足元ヌタヌタです。
なんだろう、この沼。ネットで調べても揺らいだとか観光情報は出てこない。
ただ、釣りに来る人はいるようだ。

ここは「浜明神」とは別物だな。たぶんだけど。
もうちょっとだけ南に走ってみようと思う。


<浜明神>
あった!2kmくらい南に走ったらあった!
たぶん最初の標識の距離数記載よりも実際は遠いぞ。
記載通りに走ったら、「明神沼」に着いちゃうぞ。

16:17 浜明神

浜明神発見

浜明神の由来は、よくわかないっす。なんかここ、中世の遺跡らしいよ。
そして今は航海の安全祈願するような神社らしい。
詳しくは外部サイトでも見てください。
じゃっ、改めて「十三湖」行きます。来た道を引き返して北に行きます。


<十三湖>
県道12号まで引き返し、さらに北上すること2kmほど。
いつも車を停めている「中の島ブリッジパーク」までやってきました。

16:25 十三湖

十三湖、中の島ブリッジパーク

シジミで有名な湖です。駐車場の脇にもシジミ関連の模擬店がたくさん出ています。
僕ってさ、ここに何度も立ち寄ったことがあるのに、いまだに満足できる写真が撮れ
たことがありません。今回も然りです。
そして僕はそれを天気のせいにしています。次に来るときは晴れるといいな。


次はね、「権現崎」。岬の灯台を見てみたい。絶景らしいので。
しかしそれが非常に困難であることを、僕は知っている。
青森ドライブ2008(3-36)」でこの身で体感したからだ。台風で崩壊した上、道自体
の風化も進んでいることだろう。
しかし3年前のエピソードで、『いつか必ず行こうと思う』って書いちゃったしね。
だから行くよ。

国道339号からの権現崎
「十三湖」の北からは海沿いの国号は339号になるんだ。"階段国道"で有名だよね。

「権現崎」に行くには半島の付け根で国道を反れて、県道111号を使います。
しばらくは綺麗な道だけど、そのうち海ギリギリの狭い道、そして最後は通行止めに
なるのです。
このあたりは3年前のままなので、動じないぞ。
地すべり通行止
イオはお留守番
懐かしいバリケード

<権現崎>
16:40 権現崎 通行止地点

さて、ではちょっくら散策して来ようかね?もう結構な時間なので、散策は最長1時
間までとします。
もし山の中に入っちゃって、そして日が陰ってきたとなれば、格段に危険度が増す
からね。無理は禁物ですな。

ひび割れた車道
車道と雑草のコラボレーション

3年前よりも状況は悪くなってますね、当然だけど。
平衡感覚が狂いそうになるような斜面を登る。ちょうど西日が出てきて汗だくっす。

しばらく登るとかつての駐車場に辿り着きます。
ここには権現崎の碑や「キャニオンハウス」というレストハウス跡、そして船のかた
ちの遊具があります。

草の海に溺れる船
岬の碑の前で

前回よりも草が遥かにボーボーです。
前回は碑の後ろに日本海が見えていたのに…。

ちなみに、碑に書いてあることばは『権現崎 徐福上陸の岬』です。
秦の始皇帝の命を受けて不老不死の薬を求め旅立った徐福は、ここに辿り着いた
っていう伝説があるそうです。

草に覆われた周辺の地図が描いてある看板を見ると、"徐福"の像がこの駐車場内
にあるらしい。茂みの中をちょっと探したけど、わからん。
そういえばここに来る途中、車窓から"徐福さん"を見かけたぜ。
もしかしたら"徐福さん"だけここからあそこに避難させたのかもな。

廃墟、キャニオンハウス

中を覗いた瞬間、デカい生首がこっちを睨んでいたので心臓が止まりましたよ。
ここはサザエ丼が絶品だったらしいね。
僕の持っている2005年のツーリングマップルには、そう書いてある。

この地を台風が襲ったのは、2005年の9月上旬。
日本各地に甚大な被害をもたらし、ここ権現崎も破壊されてしまいました。
その頃僕が何していたかというと、「九州大暴走(2-61)」の準備してました。
山陽自動車道が破壊されているし、九州内の酷道も各所で通行止だというのに、頑
張って九州上陸しちゃったんだったね。

ここから先に行くのは初めてです。さっき見かけた看板から、遊歩道入口を探し当て
る。ここを登って行けば、きっと灯台のビューポイントに行けるんだと思う。

草に覆われた鳥居

ここから入って行くのね、了解。鳥居の横には「登り口」って書いてありました。
ブッ!もしかして登山?ジャンル的には登山?心の準備ができてないっすよ…。

ときどき出てくる杭には標高が書いてある。いやー、これ、縦方向にも進まなきゃい
けないのね。シンドいです。
そして登山路は落石だかなんだかで荒れ始めてきました。
そして普段人が入らないからか、草は茂っているしクモの巣多いし、蛾とか変な虫
がいっぱい飛んでいるし…。

登山開始
遊歩道崩壊

そのうち、道が無くなっちゃいました。かろうじて木々にテープが巻きつけてあること
もあって、それを目印に進む。

しかしそれすらも無くなった。過去に道であったと思われるようなところを勘で進む
んだけど、何が何だか。
かなりの急斜面。木々に捕まりながら登る。でも滑る。
そして目の前は草だらけで2m先も見えない。そして虫。うえぇぇ…。

登ってみる
突撃してみる

ドロドロのてんやわんやで茂みを掻き分けながら進む。
そして登山開始から15分が経ったところ。ここで残酷な結末を迎えることとなる。

土砂崩れ

うわっ、全てが流されている。
ちょっと目の前の茂みが強烈過ぎて向こうの様子がわかりづらいんだけど、写真中
央を横切っている黄色い帯が土砂災害の跡。
実際はかなりの急斜面で、僕の装備じゃここを越えるのは不可能だ。

道がどうとかいう問題じゃない。今僕がいる場所が道であろうがなかろうが、進行方
向を幅広くすべて破壊されちゃ、手も足も出ないっすわ。
無念。ここで引き返す。

そうだ、登山路の入口付近の展望所みたいな分岐があったよな。
最後にあそこに立ち寄ってみようか。
鳥居のすぐ手前で分岐から展望所に行く。
ボロボロの駐車場や「キャニオンハウス」の向こうに日本海が見えました。

消えゆく岬

17:30、イオのもとに帰還しました。活動時間は50分。うん、予定通りだ。
じゃあここに来る直前で見かけた徐福さんに挨拶して行こうかね。


<徐福の里>
17:35 徐福の里

うん、やっぱろ徐福さん。「権現崎」で草に覆われていた案内図に載っていた徐福の
写真と同じです。やっぱり岬からここに移管されたんだね。
記念写真撮っておいた。なんか周囲も中華チックだった。

トイレも中華
YAMA&徐福

国道339号に戻り、久々に北上再開。もうすぐ津軽半島最北端の「龍飛崎」だね。
明るいうちにそこまでは到着したいと思うんだ。北海道まで見えるかなー?


<道の駅 こどまり>
17:52 道の駅 こどまり

さっきのアドベンチャーでかなり体力と水分を消費したので、コーラ買っちゃった。
秋田北部で入手した湧水じゃ、なんかテンションが上がりきらないので。
こういうときはやっぱコーラでしょ。
缶には『がんばろう東北!』の文字が。へぇー、こういうのあるんだぁ!

小休憩
『がんばろう東北!』

そろそろ絶景快走路、「龍泊ライン」が見えてくる頃だよー!
龍がのたうつような凄まじいカーブの連続と共に山間部を走る快走路だよ。
…しかし、なんか霧が出て来たぜ。不安…。


<七ツ滝>
18:02 七ツ滝

「龍泊ライン」直前の国道を流れ落ちる滝。以前もここで写真撮ったね。
そろそろ日が暮れてきそうで不安なので、しっかり見学はせずにすぐに出発。

国道339号沿いの滝

そしてー!龍泊ライン突入!ものすごいワインディングと共に丘を登って行くぜ!
だけども濃霧でなんも見えないぜ!
…なにこれ。日本屈指の快走路なのに、なにこれ。

うねる龍泊ライン

<眺瞰台>
18:13 眺瞰台

「龍泊ライン」にある展望所です。ここから見下ろす龍泊ラインの軌跡は、まさに龍
のような感じなんだ。
で、真っ白で他に全く車の停まっていない駐車場に出ると、寒ーーい!
なんか寒い!霧のせい?さっきまで汗だくだったのにさぁ!

何も見えません
眺瞰台の碑
駐車場に1人

くっそ。道路も全く見えません。晴れていれば後方に「権現崎」、進行方向に「龍飛
崎」が見えるのに、これじゃあ全然無理。


しょうがない、出発。
あ、ちょっとだけ霧が晴れてきたよ。あと、サルがいたよ。

晴れろー!
サルです

そして、ついに龍飛の集落に津軽半島の最北端です。
いつもだったらここで迷わず「道の駅 みんまや」に車を駐車して、「階段国道」を上
から眺めたり「龍飛崎灯台」を見て回ったりするんだ。
しかし、今回はいつもと違い、「階段国道」の下部を見学しに行きたいと思います。

それでは世にも奇妙な「階段国道」、御覧に入れよう。


<階段国道399>
18:33 階段国道399

国道は赤い線

まずいきなり最強のトラップ発動です。
国道399号は赤い線。そのままストレートに黄色い線を走っていってはダメです。
僕は最初試しに走ってみました。数100mで行き止まりになりました。

では、赤い矢印に従って道を反れましょう。
ちなみにここからは国道なのに車は入れません。付近に停めておきます。

軽トラ手前を右
3軒ほど先を左
道なりに左

ワハハ、狭すぎる。だけども国道。天下の国道。
しかもご丁寧に国道は赤く塗ってある。国道の色は赤だもんねー。
あと、ちゃんと国道の標識もあるよ。通称オニギリの、アイツね。

さぁ、いよいよ有名な写真の場所が登場しますよ。

くるぞ…
階段国道399号!

いやー、懐かしいねぇ!階段国道は何度も来ているけど、ここからこうやって見上
げるのは、日本2周目の「津軽大遠征(2-58)」以来なんだよ。つまり6年振り。

今回はここから登ったりしないからな。ここから362段の階段で標高差70mを登れ
ば「龍飛崎」に出るんだけど、この歳じゃムリ。
このあと「龍飛崎」には車で行くから、今回はここで引き返すよ。

階段国道&YAMA

<龍飛崎>
<道の駅 みんまや>

18:45 道の駅 みんまや

道の駅にイオを停めて歩くこと2分ほど、階段国道の上部と龍飛崎の碑が現れる。
はーい、来ましたよー。津軽半島の最北端!
今まで来た中で一番天気悪いけどね。てゆーかそろそろ夕暮れだしね。

風の岬 龍飛
押すぞー、押すぞー

ここには"津軽海峡冬景色"の碑があるのです。その碑の前には「押してください」
と言わんばかりの赤いボタンが。押すよ、いつものように当然押すよ。
バリバリと静かな空気を破って流れる、津軽海峡冬景色の轟音。
それを聞きながら僕は意気揚々と灯台方面へと歩いて登って行きます。

龍飛崎灯台
霧の中の風力発電プロペラ
北の海

うん、やっぱ北海道は見えないや、今日は。
ドンヨリしちゃってるけど、ちょっと幻想的。たまにはこんな龍飛崎があってもいいか
もね。

このあとはお風呂・夕食・寝床さがしのミッションが待っています。
寝不足で疲れも溜まっているので、そろそろ出発しましょうか。


国道399号をひた走る。辺りは次第に暗くなってきました。周囲には何もない。
左手には常に冷たい海を感じている。ちょっと寂しい気分だ。
三厩を経由し、「鋳釜崎」までやってきました。
既にかなり暗いけど、ちょっとだけ立ち寄りますか。


<鋳釜崎>
19:31 鋳釜崎

砦みたいな展望所の設けられた岬。ここに来るのは2回目だね。
駐車場の先は芝生地帯で、キャンプをやっている大グループがいました。
あまりジャマしたら悪いので、早々に出発。

芝生の向こうの砦

さらに進む。津軽半島お東海岸まで来たみたいだ。ここからは青森市方面にひた
すら南下だね。

それまでにまずお風呂っすね。青森市に入ればいろいろありそうだけど、そこまで
行くと今度は車中泊できるところが少なそう。
青森市前までにミッションを全てこなして寝られればいいのだけど。

平舘には2軒ほど立ち寄り出来る温泉があるが、この時間だとどちらも閉まってい
るらしい。そうなると、蓬田村の「よもぎ温泉」まで行かないとかな?

真っ赤な鳥居

なんなんですか、ここ?怪しい鳥居がデローンと出てきたので、イオを停める。
渓流の背後の崖の前にこんな施設。さらに遊歩道が山方面に続いているみたい。
真っ暗で見えないので、今回は深入りはやめておこう。気になるけど。


<道の駅 平舘>
<平舘灯台>

19:58 道の駅 平舘

とりあえずトイレ休憩。広大な駐車場はガラガラです。閑散としてるなぁ。
ここって、道の駅に裏側に200mくらい歩くと灯台あったよね?
記憶を頼りに暗闇に足を踏み出す。そろそろ真っ暗だよー。見えない。

道の駅に駐車場にて
平舘灯台

この平舘灯台って、真っすぐな海岸線沿いの芝生地帯に建っているんだ、岬と
かじゃなくて。そんなちょっと珍しい立地。そして足元まで行ける。
確かここからは陸奥湾を挟んで対岸の「仏ヶ浦」が見えたんだよな?


<「よもぎ温泉」>
20:30 「よもぎ温泉」

ネットで見たら21:00閉館でさ、そうなるとラストオーダーが20:30じゃないかと思う
んだ。時間ギリギリでダッシュで駆け込む。
なんとか間に合ったみたい。

「30分で出て来れますか?」と挑戦的な言葉を投げかける従業員。
「笑止」と、不敵な笑みを浮かべ、小銭をカウンターに叩きつけるYAMA。
あ、ウソウソ、そんなアウトローな対応はしていないよ。
とにかく間に合ってよかった。

村の温泉にしては綺麗で近代的で、近所の家族がたくさん来ていました。
指根に入ると同時に"ほたるのひかり"が流れ始めて焦った。
うおっ、ほたる早いよ。まだ20分あるのにー。もう掃除始めてるしー。

入浴後

お風呂上り、引き続き海沿いの国道280号を南下する。
夕食にしたいのに、全然コンビニがないよー。どのくらいないかっていうと、たぶん
小泊からずっとない。「権現崎」くらいから、ずっとない。
こりゃ、青森市に突入しちゃうな。

21:20 青森市内のコンビニ

やっとコンビニあったー!お酒とつまみとサラダを購入。
あとはビールがぬるくなる前に寝床を探さないと。
カウントダウンが始まりましたよ!


<青森港フェリーターミナル>
21:35 青森港フェリーターミナル

懐かしい!懐かしすぎて思わず入っちゃいました。
僕はここから何度も北海道に渡ったよなー。

2002年の初回のドキドキ感、今でも鮮明に覚えているよ。
もうターミナルの建物も新調されて当時とは違うけど、駐車場に建っている航路MA
Pはまだ2002年当時のままだよ。

ターミナル内徘徊

…む、僕、いい場所を見つけてしまったかもしれません。
ターミナルから一本道を奥に行った未舗装の敷地。
ズガガガガッてイオに入って行く。

真っ暗で広大な空き地。遠くには巨大な港のフェリー。
よしっ、ここで寝るぞ。誰にも迷惑にならない、いい車中泊スポットだぞ。
しかも港のフェリーを見て、汽笛を聞きながらの夕食&お酒。
こりゃあ盛り上がりますなー!!

フェリーを見ながら晩酌
イオ、車中泊バージョン
飲みまーす

あまりにいいロケーションなので酒が進む。
しかし疲労が溜まっているので酔いますな。普段の3倍酔う。

22:30 就寝