与那国島物語 (4-10)

2011.2.9-13
走行距離:島内156km
実行人数:1名

日本の最西端、与那国島を縦横無尽に駆け巡る!大自然と冒険とお酒を堪能した5日間の島旅です

六畳ビーチ

Chapter.1   Chapter.2   Chapter.3   Chapter.4   Chapter.5   エピローグ
―  日本列島のずっとずっと南、ずっとずっと西の果て。

   東京から1900km、沖縄本島から509km、台湾から111kmの国境の海に、
   ポツンと浮かぶ、木の葉のかたちの島があるという。

   その島は、黒潮のダイナミックに砕ける、断崖絶壁の孤島だという。
   その島は、牛や馬がのどかに草を食む、雄大な大自然の残る島だという。  ―
   



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2.9

おはよう!【日本走覇】のYAMAです!
今日の東京は天気が悪いしすっごく寒いですね!

実は僕は今日、3:30に起きました。余裕で外は暗かった。
4:30に横浜の片田舎を自転車で出発し、最寄駅から羽田空港行きの電車に乗って
いるところです。

そしたら早速雨が降ってきた。
最近は晴れ続きだったのに、運が悪い。そして寒い。
あと、なんだか眠い。ほとんど寝ていないしね、今日は。

これから「与那国島」に行こうと思うんだ。数日前に決めたんだ。
もうギリギリすぎてツアーのパックとか余裕で締め切られていたよ。
宿を取ったのは3日前だし、レンタカーの予約をしたのは一昨日だよ。
まだ、実感が湧かないけど、これから南国にエスケープするのだ。

5:50 羽田空港

星砂の浜と
ハイビスカス

ジャングルと
与那国馬

海底遺跡と
ヨナグニサン

六畳ビーチと
民宿おもろ

テキサスゲートと
日本最西端

Chapter.1 星砂の浜とハイビスカス

早朝の羽田空港

始発で羽田空港に到着しました。
しかしもう30分後には僕の乗る飛行機の離陸時間です。急いで手続きを実施。
羽田空港と石垣空港の往復分のチケットをゲットしました。
(飛行機 \52,200)

飛行機に乗り込んで外を見るんだけど、まだほとんど真っ暗。そして雨。
あーれー。どうなることやら。
ちなみに八重山諸島もあまり天気が良くないみたいです。
明日とかは「与那国島」、降水確率80%だし。明々後日だけ晴れマークだよ。

6:20 離陸

空席だらけ

うおっ、なぜか空席だらけです。周り誰もいやしねー。
もともとかなり小さい飛行機なのに、半分も人が乗っていないんじゃないかな。
ま、ノンビリできるので願ったり叶ったりだけどな。

「那覇の天候は雨…」と機内アナウンスされる。
せっかくの沖縄なのに雨だなんてブルーだね。どうにか晴れないものかね。
とりあえずすごく眠いので少し寝ます。


沖縄本島が見えてきたあたりで目を覚ましました。
思ったより天気はいいみたいで、ハッキリと陸地が見えます。

沖縄へGo!

古宇利島と屋我地島

海中道路で繋がる島々

久高島

まず見えてきたのは名護エリア。「美ら海水族館」とかあるあたりね。
橋で繋がった「古宇利島」は海が綺麗で大好きなんだ。

次に本当の反対側の「海中道路」の上を飛ぶ。
「伊計島」・「宮城島」・「平安座島」・「浜比嘉島」など、ズラッと見えてくる。
ここいらはおよそ1年前の「沖縄旅行2010(3-85)」で走り回ったところですな。

「久高島」は上陸はしたことないけど、「斎場御嶽」から眺めたことならあります。

9:20 那覇空港


晴れた!青空だ!
もっとも、ここでは飛行機を乗り継ぐだけなので、那覇で晴れてても八重山諸島で
雨だったら意味がないんだけどね。

奇跡の晴天

さぁ、今回は愛車の"イオ"は我が家で留守番中。
ということは…、気兼ねなく昼間から酒が飲める!ハッピー!

そんなワケで那覇空港から早速お酒でも飲んでしまいましょうか。
あと、朝ご飯を食べましょうか。

しかし時計を見ると、まさかの次の便の出発まで25分。時間少なっ!
もしもう少し時間があったら空港内の「A&W」でも行こうと思ったけど、こりゃムリだ。
すぐ近くに以前サーターアンダギーとか買ったことのある土産物屋がある。
ここでオリオンビールとサンドイッチを購入しました。
(食費 \430)

もう沖縄来たらオリオンビールを飲まずにはいられないよね。
1年ぶりのオリオンビール、うめーー!!

オリオンビールとサンドイッチ

しかしもう次の飛行機の離陸までは15分。
既に向こうのゲートでは機内への乗り込みがスタートし、アナウンスがかかってい
る。やっべ、ゆっくりビール飲んでいる場合じゃないな。
ダッシュでサンドイッチを喰らい、ビールを飲み干す。
うおっほ、寝不足でのビール一気はなかなかくるね。

9:55 離陸


ここから今度は「石垣島」の石垣空港に向かいます。
「石垣島」は国内で一番離陸の難しい空港ね。だけども新しい空港を建設中なんだ
とか。

さっきのビール一気と気圧の変化のせいで、酔いが回りますな。
エヘヘ、いい気分だぜ、エヘ。

水納島

八重山へ飛ぶ

航空機グローリー現象

しばらく窓から航空機グローリー現象が見えていたよ。珍しいね。
原理はブロッケン現象と同じ。
普通と逆の色の配列の丸い虹が登場し、真ん中には飛行機の影が現れます。
虹も良く見ると2重になっているのがわかるっすね。

11:00 石垣空港

ここでは飛行機から直接タラップで地上に降ります。
そこから飛行場の建物までは歩いていくのだ。
ちょっと曇ってるなぁ、石垣島は。残念な気分だ。だけどもかなり暑いや。

石垣空港着

あー、暑いねぇ、マジ暑い。気温は25℃くらいなのかな?
ムシムシしてて、関東の梅雨のときのような天候です。
上着を着ている場合じゃない。

ここから「与那国島」への便は18:00。だからそれまでの7時間は自由です。
とりあえず無難に「竹富島」でも往復してみますかねー。
そうしたら身軽な方がいいので、空港にトランクや上着は預けておきます。
あ、コインロッカー用の小銭がない。両替しに売店に走る。
(雑費 \300)

…誰もいなくなったバスロータリーに佇むYAMA。
ふむ、コインロッカーの前でドタバタしているうちに、港行きのバスは発車しちゃった
みたいですな。
ふむ、ここで3年間にほとんど同じ経験をしましたな。成長無いね。

タクシーだったら離島桟橋まで一瞬だけど、お金がもったいないのでおよそ20分後
の次のバスを待ちます。


11:35 バス発車

バスの中はしっかり冷房が効いています。おかげで快適。…まだ2月だけどな。
バスは途中でリゾートホテルに立ち寄ったりと、ちょっと迂回をしながら終点の離島
ターミナル前に到着しました。
(バス \200)


<離島桟橋>

11:50 離島桟橋

離島桟橋&YAMA

「竹富島」行きの次の便の時刻を調べると、12:30なんだってさ。あと40分ある。
普段は30分おきなんだけど、お昼なのでここだけ感覚が1時間空いているそうなの
だ。まぁいい。40分ノンビリと待ちましょう。
さんぴん茶を買い、ロビーのTVを見たり桟橋を歩いたりしながら時間を潰しました。
(食費 \150)
(フェリー往復 \1100)


12:30 フェリー出航

竹富島へ!

やっぱ風を感じたいので、後方のオープンデッキのさらに一番後ろに座りました。
前方はちゃんと客室があってクッション性のあるシートだし冷房も効いているんだけ
ど、僕はこっちの方がいいや。

高速艇は発進するとすさまじいスピードで海の上を滑り、後方から波を巻き上げる。
もううるさくって何も聞こえません。
あぁ、ワクワクする。これで晴れていれば最高の気分なんだけどなー。


<竹富島>

12:44 竹富島上陸

水平線の西表島

やってきました、「八重山スクランブル(3-40)」以来の竹富島です。
島の中心からどこへでもだいたい自転車で10分くらいで行けるくらいの小さな島。
古き良き沖縄の姿をしっかりと守っているため、民家はみんな赤い瓦屋根。そして
集落内の道路はサンゴの砂を敷き詰めてあるのだ。

港にはレンタサイクルショップの送迎ワゴンが何台か停まっています。
とりあえずテキトーに「レンタサイクル竹富」の人に声をかけ、ワゴンに乗らせても
らいました。
集落の中にあるショップまで送迎してくれるのです。


12:52 「レンタサイクル竹富」

「コンドイビーチ」まで自転車で5分ほどの立地にあるショップです。
手続きをして、自転車を借りる。そしていよいよ竹富島観光のスタートです。
よーし、走るぞー!

12:57 サイクリング開始

竹富島を走る

あぁ、ちなみにレンタサイクルショップでもらった島の地図なら無くしました。
一度も活用しないまま無くしました。
きっとショップ内で自転車を選ぶときに横のデスクの上に置いておき、そのまま忘
れたんだろうな。
まぁいいや。どうせ小さい島だ。テキトーに走っていても迷わないだろう。

最初に向かうのは竹富島で最も有名と思われる観光スポット、「コンドイビーチ」で
す。ここはワゴンで来るときに「この道の突き当りがビーチです」って紹介してもらっ
ていたから、地図なしでも行けるんだぜ。


<コンドイビーチ>
13:03 コンドイビーチ

ビーチに到着

いやー、ムワッと暑いねぇ。2月とは思えないねぇ。ちょっと汗かいた。
海で遊んでいる人もチラホラいるし。
曇っているのが残念だけど、それでもやっぱり八重山の海は本土と比べ物になら
ないほどに綺麗。

ちょっと海岸沿いに南の方に、人がいなくなるまで散歩しました。
あんまり歩くと「カイジ浜」付近まで行っちゃうけどな。
写真を撮りながら散歩。しかし曇っていてあまりいい写真が撮れなかったので、こ
こでは上記の2枚だけの公開にします。

ここは日差しを遮るものがあまり無いので暑い。
「カイジ浜」に行こう。あそこは快適だった記憶があるぞ。


自転車に乗り、数分の距離にある「カイジ浜」へと向かいました。


<カイジ浜>
13:25 カイジ浜

木々の間から現れる海

星砂の浜として有名なビーチです。
自転車を置いて浜に向かうと、木々の間からビーチが見えてきました。

ここは海ギリギリのところまで木々が生い茂り、それが天然のビーチパラソルにな
ってくれています。
その下は涼しくって気持ちがいい。ノンビリと海を眺めることができるんだ。
だからここが好き。

あと、ネコもやってきた。やたらジャレてくるし、僕のバッグの上で昼寝を始めるし。
僕、動物に触ることができないんだけどな…。
まぁでも今日はいいや。かわいいし、しばらくバッグの上で寝かせてあげるよ。
なんかネコ好きのお姉さんもやってきてちょっとおしゃべりできたしさ。
ネコ、グッジョブ。

YAMA&ネコ

僕は木陰にゴロンと横になり、読書を始めた。
浜では炎天下の中、ツアーと思われる中高年の人たちが必死になって星砂を探し
ているようで、ツアー会社の人が探し方をレクチャーしていた。

星砂は文字通り、星の形をした砂。ここはそれを採取できる貴重な場所なのだ。
ま、その正体は微生物の死骸なのだが。
ここの浜にある小さな売店では、星砂を拡大鏡で覗かせてくれてさ、確かになかな
かステキなかたちをしています。

だけども僕はそういうのはあまり興味がないんだ。
ボケッとできるのであれば、それでいい。

木陰から眺めるビーチ

でもやっぱり僕は生来落ち着きのない人間でして、ジッとしているよりかは動き回っ
ている方が性に合うのです。
そろそろお腹も減ってきたことだし、集落方面に戻ってみますかねー。
ネコを起こしてバッグを奪還し、再び自転車に跨りました。


とりあえず最初に自転車を借りた「レンタサイクル竹富」の前から集落に入りました。
地図なくしちゃってよくわかんねーもんなー。ここから適当に走るしかないよな。
まぁでもサンゴの生垣とサンゴの砂を使った集落内部は目的もなく走っているだけ
でも充分楽しい。

中筋集落にて

とりあえずね、「なごみの塔」に行きたい。竹富島最高所の展望台。
その近くにちょっと雰囲気のいい食事処があったよね?そこを目指そうかと。
もしくは「竹の子」。

標高の高いところ、かつ集落の中心地を目指そうとしたら、道に迷った。
てゆーか「なごみの塔」がどこの集落にあって、そこにどうやって行くのかわからな
いしね、僕。

なんだか気付けばアイノタ集落近くの森の中に突撃していました。
なんだ、ここ?


<国仲御嶽(フィナーオン)>
14:00 国仲御嶽

読み方は"フィナーオン"。うん、知っていないと読めないな。
ひっそりと静まり返った森の中にたたずむ御嶽です。前も来たな、ここ。

森の中の鳥居

この御嶽は、八重山で唯一首里王府と関わりのあった場所なんだって。
正直僕、琉球の歴史にはあまり詳しくないのでわかんないんだけどさ…。


その後も気ままに集落の中を走る。
ちょっと見覚えのある街並みになってきたぞ。「なごみの塔」のあるインノタ集落に
入ったのかな?

竹富島は隆起サンゴ礁の島でほとんど真っ平らなんだけど、それでも多少の丘や
アップダウンはある。
もう、暑い。汗だくだよ、まったく。ここは冬ではない。春でもない。夏だ。

玄関にはシーサー

竹富郵便局

八重山そばと
オリオンビール

ぼちぼちインノタ集落の中心に近づいてきたかな?
郵便局があったりして、ちょっと栄えている雰囲気です。そしてついに前方に島内
最高所の「なごみの塔」が見えてきたぞ!


<なごみの塔>
14:10 なごみの塔

高さ6mの小さな丘の上にある、高さ4.5mの小さなコンクリの塔です。
塔の上の展望台は1人ずつしか登れないほどのスペース。だけども結構眺めがい
いのですよ、ここ。

なごみの塔

数人の中年女性の集団が「怖い!登れない!」とテンパっていました。
確かにこの階段、段の奥行きが足のサイズよりずっと狭い上、傾斜60度という殺人
的な角度なのです。中高年にはちょっと危険。

おばさま方は展望台まで登れたのは1人、あとは途中でリタイアしていました。
よしっ、ここは僕の番です。
もう若くは無いけど、おばさま方から見たらまだ若者。
颯爽と展望台まで駆け上がってやりますよ。

塔から見下ろす赤い瓦の集落

赤い瓦屋根の竹富の集落を見下ろす。そして「やっぱ若い人はすごいわね」みたい
な顔で僕を見上げるおばさま方を得意顔で見下ろす。
まぁ実はちょっと息が切れていますけどね。

ちなみに、この塔の目の前にある食事処、「しだめー館」は今日はやっていませんで
した。あれれ?じゃあしょうがない、他を探しましょうかね。

自転車にまたがると、ちょうど向こうから水牛車がやってきました。
おっ、これはシャッターチャンスですかね?
サンゴの石垣の狭い路地をゆっくりと歩く水牛車は風情があるね。

水牛車

ねぇ、そういえば明らかに晴れてきていませんか?「石垣島」では雨が降りそうなく
らいの天気だったのに、今は青空も見えているよ。
降水確率は50%を超えていたのに、これは奇跡だわ。晴れ男だわ、僕。

水牛車の拠点を見つけたんだけど、水牛もパラソルの下で暑そうに休憩している。

お休み中の水牛

てゆーか、腹減った。
ちょっと有名な八重山そばのお店の「竹の子」行こう。場所、どこだっけ?

適当に西の方に走っていたら、無事発見。
しかし臨時休業だとか。ガーン!また「竹の子」に入れなかったー。

さらに走ると3年前に立ち寄った八重山そばの「やらぼ」が出てきた。
2回目だけど、ここでいっか。
しかし!すでにお昼の営業を閉店していた!ガーン!
ちょっと食運悪いですよー、僕。

さらに西の海側まで行くと、「ガーデンあさひ」っていう食事処があって、ここはこの
時間でも営業しているみたい。
でも変に小綺麗なんだ。僕はもっとローカルなお店で食べたいのに。
ここは最終候補としよう。
また来た道を引き返し、今度は「なごみの塔」の東側を探してみるわ。

亜熱帯の木の下で

森の中のENEOS

<西塘御嶽>
集落の中をグルグル走り回っていたときに目につきました。
さっきの「国仲御嶽」より規模¥の大きい御嶽ですな。

14:27 西塘御嶽

偉人、西塘を祀る

"西塘"は、15000年前後に琉球で活躍した、竹富島生まれの技師だそうです。
「首里城」の城壁も設計したりしたそうだよ。
ここでは神同然に崇拝されているのだそうだ。

鳥居近辺だけ眺め、すぐに出発。なぜなら僕は、空腹だからな。

民家の間を走る

<「かにふ」>
ちょっと近代的な感じがするけど、程よい食事処を発見しました。
こんなお店、以前にあったっけ?調べてみると2009年に出来たばかりだそうだね。
じゃあ前回僕が竹富島に来たときにはまだなかったのだね。

14:35 「かにふ」

お店の外観

まずは、オリオンビール!
これだけ走り回って汗をかいたんだもん、究極においしいぞ!幸せすぎる!

そして軟骨ソーキそばを頼みました。
トロトロに柔らかくなるまで煮込んだあばら肉が乗っかっています。うめぇー!
(食費 \1400)

待望のランチ

ヒャハッ!エネルギーチャージ!元気100倍!
天気もいいし、もう一度「コンドイビーチ」にでも行くか?

元気出過ぎてメッチャパワフルに自転車を漕ぎ、西海岸を経由して猛烈なスピード
で「コンドイビーチ」を目指しました。


<コンドイビーチ>
15:01 コンドイビーチ

快晴のビーチ

よっしゃー!さっきよりずっと綺麗だ!また来てよかった!
淡いブルーの遠浅の海がどこまでも続いています。これぞ、八重山の海!

しかし、僕は「カイジ浜」の方が気になるんだな、うん。
このまますぐに「カイジ浜」まで走って行こう!


<カイジ浜>
音速で星砂のカイジ浜まで舞い戻ってきました。なんでこんなにも急いでいたのか
わかんないけど、思い返せばきっとオリオンビールにパワーをもらったんだと思う。

15:10 カイジ浜

カイジ浜の駐輪場

相変わらず星砂探しの人たちで賑わってますね。
僕がしばらくまた木陰にいたんだけど、「星砂探しってそんなに楽しいのか?」と思
って木陰から這い出し、ちょっと探してみた。

あー、ダメ。ビール飲んだ後だから集中力がない。精密作業ができない。
そして暑い。そして星砂、別に欲しくない。
だから1つも発見できないまま2分で飽きてしまったよ。

星砂探索隊

砂浜に茂る木々

しばらくのんびりしたあと、島を最後にもう一走りしようかと思います。
行先は決まっていないけどな。

とりあえずまた自転車を借りた集落方面に戻って行きます。
途中に咲いているハイビスカスも、曇っているときに見たときとは違って青空をバッ
クに生き生きしているように見えますな。

ハイビスカス

「なごみの塔」あたりまで戻ったら、今度は北に向かって自転車を漕ぎ続ける。
この道、どこまで続いているんだろう?この先に何か面白いものがあるのかな?

そんな軽い気持ちで漕いでいたんだけど、特に何もない。
てゆーかどんどん道が狭くなっていくのですが。
そしてついには土の道。なんかワイルドになってきましたぜ、ダンナ。

ひたすら北へ

道が…

ついに道は荒れまくって、自転車での走行も難しくなってきた。
しかしこの下り坂を越えれば海が見えそうな気がするぞ。
道端に自転車を置き、最後の坂を歩いて下った。そこには誰もいない島の北端の
砂浜が広がっていた。


<ミサシ>
15:32 ミサシ

ここから砂浜へ

後から調べたところによると、ちょっと穴場のシュノーケリングポイントだったりする
ようだけど、集落やビーチを自転車で走り回っているような普通の観光客はなかな
か来ない場所。

海の向こうには「石垣島」の市街地も見えています。
真っ白なビーチの向こうに「石垣島」のビルの立ち並ぶ市街地。
ちょっと不思議な光景だ。

海の向こうの石垣島

北端の砂浜

じゃあ、ボチボチ自転車を返却しに戻りましょうかね。
レンタル時間は1時間単位で料金が加算される。ちょうど3時間ギリギリくらいで返
却することができました。

15:51 「レンタサイクル竹富」
(レンタサイクル \900)

フェリーの来る時間に合わせ、ワゴンで港まで運んでもらいます。


16:01 竹富東港

帰りのフェリーがやってきた

16:20、定刻よりも5分遅れて帰りのフェリーが登場しました。でも、なんかすごくデ
カい。後部デッキが無く、全部室内になっている、大きめのフェリーだ。
しょうがないので室内のシートに座ります。

この後、睡眠不足と今までの疲れで爆睡しました。
いつフェリーが出港したのかも覚えていません。


<離島桟橋>
16:37 石垣港 離島桟橋

はい、短い船旅を終え、石垣島に帰ってきましたよ。

石垣島、再び

バス停に行くと、16:40の空港行きのバスが出たばかり。次は17:00だって。
まだ時間は充分にある。焦らずゆっくり待ちましょう。
さんぴん茶を買ってノンビリと次のバスを待ちました。
(食費 \150)

17:00 バス発車
(バス \200)

もう結構眠いね。いい運動したからね。ウトウトしながら空港までの時間を過ごしま
した。


17:20 石垣空港

次は与那国島!

この時間でまだ普通に明るいんだね。横浜は今頃真っ暗なのに。

さて、ここまではまだオードブルですよ。ここからがメイン、「与那国島」ですよ。
コインロッカーに預けておいたトランクを取りだし、搭乗の手続きを済ませる。
そしてやや小さなプロペラ機に乗り込みます。
(飛行機 \21,400)

行くぞ!生まれて初めての「与那国島」!

18:00 離陸

日本最西端へ

端っこマニアの僕にとって、長年立ってみたかった地、「与那国島」。
今回、ようやくその夢が叶うのです。

実はね、今回は9日間くらいの大連休を取りたかったのですよ。「与那国島」・「波照
間島」・「西表島」を3日間くらいずつ回りたかったのですよ。
しかし世の中そう甘くは無くってね、ギリギリまで調整しようと頑張ったんだけど、5日
間の旅となりました。
その日程が決まったのが、ほんの4日ほど前です。

5日間で何をするか。上記3つの島を周るのは困難なので、2つにすべきか。
そうだとしたら、どの島を削るのか。
そして週間天気では前半あまり天気が良くないが、どの島を雨のときに回るのか。
すぐく悩みました。

いや、もうわからん。
とりあえず「与那国島」でいいや。日本最西端があるから。
ぶっちゃけどう楽しんだkらいい島なのか全然分からないけど、日本最西端を踏むこ
とが大事。
もし途中で気が変わったら「与那国島」を脱出すればいいさ。

そう考え、4泊「与那国島」に仮決定したのです。
「与那国島」で4泊も何するのかわからないけど、宿取っちゃったし。
あとはテキトーに考えます。

八重山最西端の空を飛ぶ

ついに雲が出てきちゃいました。
もともと今日は降水確率50%。ちなみに明日は80%くらいだそうだし。残念だ。

石垣空港から与那国空港まではわずか30分ほど。
距離にして124kmです。
「なんだ、近いじゃないか」と思うかもしれないけど、実は「与那国島」から台湾までは
それよりもさらに短い111kmなのです。

つまり、「与那国島」からは石垣島に行くよりも台湾に行った方が近い。
まさに国境の島なのです。

飛行機の高度が下がってきました。
さぁ、間もなく日本最西端の島、「与那国島」が見えてきますよ。



<与那国島>

バッグからツーリングマップルを取りだし、眼下の景色と見比べる。

まずはあれが島の最東端、「東崎」ね。
そして小さい割に山だらけな島の内陸部のひときわ高い山の頂上に立つ鉄塔が見
える。なんだ、あれ?「宇部良岳」??
それから島の南部を回り、3つある集落のうち最小の比川が見えてきた。

さらに高度を落としつつ、飛行機は日本最西端「西崎」を有する久部良の集落を海
沿いに大きく迂回し始めました。

うおぉ!あれが日本最西端の「西崎」の灯台!すぐ真下に見える!メチャクチャ近
い!断崖に立っていてすげーカッコいい!
そんで灯台を綺麗に回り込みながら高度を落としてくれている!
おえぇぇ。
もう、興奮しすぎて嬉しすぎて吐きそうになるわ、これ。

前方に祖内の集落が見えてきた。今日はあそこに泊まるんだ、僕。
飛行機は祖内方面に向かって、空港の滑走路に降りていきました。

18:37 与那国空港

与那国空港着陸

空港の入口には、2日前にレンタカーを予約しておいた「与那国ホンダ」の店員さん
が迎えに来てくれている。
レンタカー予約は明日からなんだけど、空港から宿までの足が無いので送ってくれ
るのだ。

宿までの距離は2kmほど。そして宿は「与那国ホンダ」の隣にあり、正面はガソリン
スタンドという好立地です。
「それじゃ、手続きは明日の朝にしましょうね。キミの車はここに置いておくよ。」そ
ういって店員さんはさっさと帰ってしまいました。
あれ?今日はホントに送迎だけだったんだ。なんて親切。だけどももう車もらっちゃ
った。あれ?


<「民宿おもろ」>
18:50 「民宿おもろ」

滞在中お世話になる宿

オーナーの"まなみさん"にご挨拶。
宿は玄関を入るとすぐに食堂・談話スペースです。その奥にあるキッチンお隣の部
屋が僕の部屋だそうです。

6畳ほどの完全個室。宿の内部の部屋なので窓が無いのがちょっとさみしいけど、
部屋では寝るだけだしね。ずっと談話スペースにいれば関係ないよね。

僕の部屋です

荷物を片付けたり布団を準備したりとドタバタしているうちに夕食の時間になったら
しく、まなみさんに呼ばれました。
わーい、結構お腹空いていたのだよ。

19:15 夕食

1日目の夕食

うおっ、ボリューム満点。
島豆腐をふんだんに使ったチャンプルーや塩やきそば、カジキの刺身などです。

与那国の刺身のツマ、本土はダイコンだけども長命草とパクチーを使うそうです。
まなみさんが教えてくれた。
試しに食べてみると、苦ー!僕、味覚が子供のときのままだから、これキツいです。

あと、「島の人はわさびのかわりに島唐辛子を使うのよ」って教えてくれた。
島唐辛子を塩と泡盛で練りこんだ激辛調味料。レッツ・チャレンジ。
うごっ!辛っ!でもうまいかも!焼きそばにも合うな、これ。


今日の同泊者は3人。
僕以外の3人は、顔見知り程度だったりする同業者らしい。
沖縄エリアの自然調査をするサバイバルな職業の人なんだって。

そのうち1人が僕と同じ横浜の片田舎の町の出身だったので「こんなところで同郷
の人に出会うとはー!」みたいなところから始まり、4人で一緒に泡盛を飲み交わす
ことになりました。

どなん登場

与那国島オリジナルの泡盛、どなんです。これくらいなら僕も存在を知っている。
与那国にはどなん・舞富名・与那国の3つの銘柄の泡盛があるんだ。
どなんは漢字で書くと渡難となるらしい。
文字通り、昔沖縄からここまで渡ってくるのが非常に困難だったことからついた名前
です。

まぁ今も大変らしいけど。「石垣島」からの船は通称"ゲロ船"だし。
僕も乗りたかったのだが、時間がかかる上に便数が極めて少ないので無理だった。

どなんはアルコール度数は30度。水割りにしていただきました。
うーん、マイルドだけどパワフルだね。おいしい。


サバイバルの3人は、それぞれ地層専門・動物専門・植物専門とか、担当分野があ
るらしい。
森の中で1日中鳥の巣の張り込み調査をしたりもするそうだよ。なんだか楽しそうだ。
与那国島もとても魅力的な島らしく、「あそこの海岸の地層が…」とか「まだあの蝶の
写真が撮れていない」とかいろいろ語っていた。
僕も島の情報をいろいろいただきましたよ。

しかも3人中2人が旅好きのライダー。北海道とかも随分走り周っているようで、旅の
話が楽しい。
まなみさんも少し離れたポジションから会話に入ってきたり一緒に爆笑してくれたり
といい距離感を保ってくれています。

この宿は旅好きの間ではかなり人気で、「波照間島」の「たましろ」だとか、北海道の
「礼文島」の「桃岩荘」とかと共通する客が多いそうだ。
みんなでゆんたくできること、そしてまなみさんの明るいキャラクターが人気の理由な
んだって。
うん、わかるぞ。楽しい。


21:00 お開き

楽しいけど、さすがに眠い。
寝不足と昼間の疲れもあって、酔いが回るのが早い。普段の3倍酔う。
お風呂の時間も22:00までだし、どなんも空いちゃったのでお開きです。
シャワーを浴びて寝る。

22:00 就寝


外からはすさまじく激しい雨の音が聞こえる。明日が心配だな。
でもなんだかんだで楽しめそうだ、与那国島。

八重山そばと
オリオンビール

テキサスゲートと
日本最西端

六畳ビーチと
民宿おもろ

海底遺跡と
ヨナグニサン

ジャングルと
与那国馬

星砂の浜と
ハイビスカス

Chapter.1   Chapter.2   Chapter.3   Chapter.4   Chapter.5   エピローグ