8月26日 「いつかは滅びるこの光景」

<「とおまわり」>
6:55 起床

窓の外はドンヨリ曇り空。
バカなっ!今日は道東は晴れるのではなかったか!?
いや、曇っているのは知床だけの可能性もある。僕は希望を捨てないぞ。

宿から徒歩数分のところからは「国後島」をバックに朝日が昇るのが見えるらしく
、ホエールおじさんは早起きしたんだけど、曇っていて太陽は見えなかったんだ
そうだ。

走行距離:373km  支出:\10,739   

曇天のオホーツク

8/27 朝日も夕日も大地を照らす
8/28 いつか辿り着きたいあの岬
8/29 エピローグ:1つの時代の終焉
8/24 オホーツクを駆け下りて
8/25 メジャーよりマイナーを
8/26 いつかは滅びるこの光景
8/21 プロローグ:風は僕を北へと導く
8/22 北の海だって青く輝く
8/23 願えば晴れる、最北の空
8/27 朝日も夕日も大地を照らす
8/28 いつか辿り着きたいあの岬
8/29 エピローグ:1つの時代の終焉
8/24 オホーツクを駆け下りて
8/25 メジャーよりマイナーを
8/26 いつかは滅びるこの光景
8/21 プロローグ:風は僕を北へと導く
8/22 北の海だって青く輝く
8/23 願えば晴れる、最北の空

走行距離:373km  支出:\10,739   









―― 本日の走行

―― 前日までの走行

旅人たちのバイク

7:30 朝食

まだ胃の中には昨日の夕食が残っているような気もするけど、頑張って食べる。
ホタテの味噌汁がうまい!
そして今朝も焼き魚1匹丸々登場だ!
今、僕の胃の中にはいったい何匹の魚がいるんだろうか?

朝食も魚づくし

1泊2食、これだけ食べまくって料金は5300円。
およそ1年前までは4000円台だったらしいけど、今でも充分過ぎるほどのお得感
ですな。だからこそこの人気なのだな。
(1泊2食 \5300)

ななめさんは、「今年の8月の盛況ぶりは、知床が世界遺産になったとき以来だ。
」って喜んでた。
今年の夏はホッカイダーの"小原信好さん"もここに宿泊し、来年度のツーリング
マップルにとおまわりが掲載される予定だそうだ。
こりゃ、一気に有名になっちゃうっすね。

8:05 チェックアウト

曇り空の中、出発です。
ライダーたちは「レインコート着とくべきか?」とか迷っているくらいの曇天。
ま、晴れることを信じて「トドワラ」に向かいますかね。
ななめさんに見送られて出発。

羅臼出発

昨日の夕方の道を引き返すルートで、国道336号を海沿いに真っ直ぐ南下する。
国後島」はボンヤリ霞んでよく見えない。
しかもパラパラ雨が降り出したりした。

しかし走っているうちに晴れ間がだんだん見えてきた。
おぉ!信じてました!夏場の羅臼は曇りがちだからね、それ以外のところは晴れ
る可能性は充分にあったのだ。

晴天の訪れ

昨日温泉に入った標津から、道道950号で細長い野付半島に入ります。
ここから道路の行き止まりまで約20km、狭いところは幅数10mしかない半島。
日本一大規模な砂洲の半島です。
入っていると左右両側に海が見えるよ。


<ナラワラ>
野付半島の真ん中あたりにあるスポットです。
あるのは小さな駐車場だけだけど。

9:00 ナラワラ

立ち枯れたミズナラ

ここは写真に撮るのは初めてだね。
ちょっと遠いけど、湿地帯の向こうのほうに立ち枯れたミズナラの林が見る。

野付半島は巨大な砂洲。砂洲は潮の流れや風雨・地盤沈下で姿を変える。
これにより、今まで地面があってそこに生えていたミズナラの足元も海水が侵食
してくる。
そうなると木は生きることは出来ないから、そのまま立ち枯れてくるのだ。

まるで天に助けを求めるように枝を伸ばす枯れ木が印象的。
しかしミズナラが完全に朽ちることで、この光景もいずれ消え去ってしまうのだ。

bobBy&ナラワラ

<トドワラ>
野付半島の道路の突き当たりにあるのがこのトドワラの駐車場です。
久々に来たな、ここ。
北海道旅2005(2-45)」ではここで自炊したり、疲労からフラフラになってたりし
たっけ。
そんで雨が降って震えるほど寒い早朝のトドワラを歩いたんだよな。

9:15 トドワラ駐車場

不思議な形の野付半島

ここからは徒歩

ここからは徒歩です。トドワラに到達するまでここからさらに1.5kmほど歩かないと
いけないのです。
フラリとネイチャーセンターに立ち寄ったあと、準備をして歩き出します。

最初は鬱蒼と茂った原生花園の中の遊歩道。
茂った草花の向こうに「尾岱沼」が見えています。ちょっと湿度が高くて蒸すな。

1.5km続く遊歩道

いよいよトドワラ入口

歩くこと20分ほど。1.5kmを歩き切り、トドワラ入口を示す立て札が出て来ました。
天気はいい感じに晴れ。
良かった良かった。昨日じゃなくて今日来て良かった。
こんな晴天の中にトドワラを散歩できるだなんて、すごく嬉しいや。

ここからは湿原の中に張り巡らされた木道を歩きながらの散策です。
木道は狭いので擦れ違いも困難なんだけど、時間が早いせいか歩いているのは
僕以外に2組だけ。
じっくり歩いて回れそうでいいね。

崩壊したトドマツ

トドワラも原理はさっきの「ナラワラ」と一緒。てゆーかトドワラのほうが天と地の差
ほど圧倒的に知名度が高い。
「ナラワラ」がミズナラの枯れ木だったのに対し、トドワラはトドマツです。

野付半島の先端付近のmより沈下が進んだエリアに広がっている。
しかし崩壊のレベルは「ナラワラ」よりもずっと進んでいる。
もう大部分が根っこ付近しかない。
例え幹が残っていても、既に倒れていたりする。
まだ立っている木は非常に貴重なのだ。たぶん数えられるほどしかない。

わずかに立ったままの木も

さながら白骨

たぶん立っている木も、僕が思いっきりドロップキックすれば倒れるような強度な
んだろうと思う。
20年近く前の写真を見ると木々が乱立しているんだけど、今や風化が進んでこん
な状態。

たぶん僕らの子供や孫の世代にはこの光景は残せないのだ。
いや、もしかしたらあと数年で立っている木はほぼ消滅してしまうかもしれない。
だからこそ、しかり晴れている日に自分の目で見て歩き、同時に写真で残したか
ったのだ。

力尽きる命

いよいよ木道も先端近くになります。この一番遠いところまで歩くと、初めて木立
がある程度まとまった数量立ち並んでいる光景を遠望できます。
まともに木々が立っているのはここだけなんだ。

うまい具合にズームを効かせると下のような写真も撮れます。

いつかは滅びるこの光景

終末の世界のような荒涼とした光景。
人もほとんどいないし、道路も無いから車の音も聞こえない。文明の音はここに
は存在しない。ただただ静かに木々は朽ちていってるんだな。

木道の先端部分でしばらく佇みました。
次に僕がここに来るときに同じ光景が見れるとは限らない。
いや、むしろこれを最後の訪問とすべくここに来たと言ったほうがいいのかな。

トドワラ&YAMA

また来た道を歩いて引き返す。
およそ1時間ちょいの散歩になりました。この分だと、今日の宿も余裕を持って道
東にしておいたほうがいいよね。
弟子屈に宿が多いから、そのあたりにしようかな。そうすりゃkatsu君とも会えるよ
うな気がするんだ。


車に着いたことにはもう結構日も高く上がっていて、暑いし喉が渇いたし。
車内も結構灼熱空間だったので、窓を開け放して空気の入れ替えをしつつ、横で
ガブガブ水を飲んでいました。

すると、1台のバイクが駐車場に入ってきた。
なんかどっかで見覚えがあるような気がする。
バイクに積載しているボックスには僕と同じ"ゆっくり走ろう礼文島"と"KUMA"のス
テッカー。
あ、誰だっけ?このバイクは確実に知っている。

向こうも僕に気付いたらしく、「やぁ、とおまわりはどうだったかな?」って言いなが
らヘルメットを取った。
そっか!岡山さん!

岡山さんは昨日のうちに野付半島に行くと言っていたので何で今日ここにいるのか
知らないけど、まぁいいや。僕も岡山さんには昨日行くと言っていたから、双方予定
が1日ズレたのだね。

岡山さんと再会

僕は「とおまわり」での思い出を語り、岡山さんは「知床岬」クルーズのことを話し
てくれた。
岡山さんはこれからトドワラを歩くそうだ。
お互いのこれからの旅の無事を祈り、お別れ。


僕は野付半島をまた付け根に向かって走ります。
来たときよりもさらに晴れ渡り、最高のストレートだ!

野付半島を引き返す

次に目指すのは根室。当然、本土最東端の「納沙布岬」まで走る覚悟です。
この天気であれば、根室も晴れるかもしれない。
霧の多い夏場の根室が晴れていたら超ラッキーだ。

「尾岱沼」を左手に見ながら、快調に南下します。
湾を挟んだ遠くには、さっきも歩いた野付半島」の先端部分が薄っすらと見えてい
ました。

尾岱沼エリア

国道244号を延々根室に向けて南下する。ちょっと退屈。
途中、「風蓮湖」に通じる「ヤウシュベツ川湿原」がチラリと見えます。
素晴らしい蛇行だったが、橋からの風景なので車を停める場所が無かった。

厚床で国号44号に乗り換え、今度は東に走ります。
10km走ったところで、「新酪展望台」が見えてきます。


<新酪展望台>
そんなに離れていないところに「新酪農村展望台」っていう有名な展望台があるん
だけど、それとこれとは別物です。
名前も似てるし、高さ10m程の無骨な鉄骨タワーである点も似ているけど。

11:19 新酪展望台

標識も無いしツーリングマップルにも載っていません。
ただ、駐車場の目の前に1つだけ立て札があるので、それが目印です。
しかし飛ばしていると通り過ぎます。
僕も2年前は通過してしまい、今回は意識していたからようやく辿り着けました。

展望台に登る

砂利の駐車場にはボロいトイレが1つ。
そして展望台の足元は雑草に覆われていたので掻き分けて進みます。

鳥の糞だらけの鉄塔を頂上まで登ると、周囲の展望が開けていました。
ほぅ、なかなかいいね。草原を突っ切る国道44号の一本道が絵になる。

遠くに風蓮湖

草原の一本道

<道の駅 スワン44ねむろ>
11:34 道の駅 スワン44ねむろ

ふぅ、ようやく根室半島の付け根ですか。思ったより時間かかったな。
もうお昼近いじゃないですか。
「納沙布岬」に行く前にお昼にすべきか、それとも後にすべきか。

…後にしよう。
曇りやすい立地だから、ちゃんと晴れているうちに「納沙布岬」を踏まないと。

根室の道の駅

ここの道の駅は「風蓮湖」の湖畔にあります。
道の駅の裏には展望所があり、湖の向こうには「春国岱」が見えています。

あそこもいつか歩いてみたいと思いつつ、まだ行ってないや。
今回も行きません。
日数があまり無いのもそうだけど、ホエールおじさんが昨日歩いたときにすごく蚊
が多かったそうだから。
僕はただでさえ皮膚が弱い上、今年はさらに免疫低下しているからね。
歩くのは自殺行為さ。

風蓮湖と春国岱

「春国岱」の横をかすめ、根室半島に入る。
賑わっている根室の中心地を通過し、南ルートから「納沙布岬」を目指します。

根室中心地を過ぎればもう辺りには海と平原が広がるばかり。
そしていたるところには北方領土返還を訴える看板が立っています。
間もなく「納沙布岬」に建つ「平和の塔」が見えてきました。

よしっ!岬の先端まで晴れているぞ!
4回目にしてようやく晴れた「納沙布岬」を見れるぞ!
スゲー嬉しい!

平和の塔に向かって走る

納沙布岬へ

<納沙布岬>
12:18 納沙布岬

北海道旅2008(3-43)」以来の2年ぶりの訪問です。ここが日本本土の最東端
なんだ。
夏はとても霧が出やすいので、過去3回は全て曇り。今回初めて晴れ。
ひとまず、本土最東端の碑の前でお決まりの記念撮影です。

本土最東端&YAMA

いやー、いい天気でポカポカしているねぇ。
2年前なんてお盆だったけど寒くてジャケット羽織っていたからな。

しかもいつも駐車している車で邪魔されちゃう本土最東端に碑の前も、なぜか今回
はガラガラ。嬉しい限りだ。

本土最東端の碑

それから何軒かある土産物屋の1つに入る。職場とかへのお土産を追加購入しよ
っかなって思ったんだけど、琴線に触れなかったので辞めた。

でも、見覚えのある本土最東端のステッカーを見つけた。
あ、これは2代前の愛車である"ステッピー"に貼ってたヤツだ。
懐かしくなったのでまた買った。次に購入する車に貼ってやろう。
(土産 \300)


<納沙布岬灯台>

天気がいいので蓋再びbobByに乗って走ること数100m。
すぐ近くにある納沙布岬灯台の足元まで来ました。
この灯台にここまで接近するのは何気に初めてです。

ここから北方領土である「貝殻島」までの距離はわずか3.7kmです。
初めて晴れたから、こんなにも「歯舞諸島」がクッキリと見えるのも初めて。
上の看板に記載されている島は全部見えました。

特に、3.7km先の「貝殻島」は灯台も見えたよ。
「貝殻島」は満潮のときは灯台を残して全部水没する島。
今も満潮なのか、灯台だけが見えています。
灯台はもう基礎部がやられてボロボロで、若干傾いているのだ。
納沙布岬灯台
目の前には歯舞諸島
傾いた貝殻島灯台
水晶島
勇留島

たった3.7kmだよ。余裕で歩けるし、車で走れば一瞬の距離だ。
だけども、目に見えない分厚い壁がそこにある。人間の都合だけの壁。
なんだかこうやって北方領土を見ていると複雑な気分になっちゃうや。

それでは今度は根室半島の北側の海岸を走りながら出発。
巨大モニュメントの「四島のかけはし」の前を駆け抜けます。腹減った。

四島のかけはし

これから根室市街行きます。そこで根室名物のB級グルメ、エスカロップを食べよ
うかと思うんだ。エスカロップ自体食べたこと無いから楽しみ!

空はメッチャ晴れていて、海と空の眺めが最高。
「ノッカマップ岬」の辺りとか、走っていて気持ちよすぎだよ。

根室を走る

根室の中心地へと戻ってきました。
待ちに待った昼ご飯です。「ドリアン」という有名な店でエスカロップを食べるんだ。

しかし「ドリアン」はどこだ?
ツーリングマップルを見ればわかるだろうと思っていたが、根室は思ったよりも都
会で道も入り組んでいるしいろんな店が至るところにある。

よしっ、こんなときはナビに頼ろう!
ってbobByのナビを始動させるんだけど、検索しても「地図データがありません」と
か言い出して、全然機能しないのだ。
このナビ、先月の「青森ドライブ2010(3-92)」あたりから壊れてさ、どこを指定しよ
うとも、例え目の前のスポットを指定しようとも、「地図データがありません」の一辺
倒なのよ。仕事しろっ!

そんなこんなで半分心折れつつも10分ほどグルグルし、最後に一方通行の路地と
かも調査したとき、そこに「ドリアン」発見!
商店街みたいなところで駐車場はなさそうだったので、少し離れたところに駐車して
歩きました。


<「ドリアン」>
13:18 「ドリアン」

ドリアン発見!

お店の前には見るからに旅人と思われる、たくさんの荷物を乗せた数台のバイク
や自転車が駐車してありました。
ライダーやチャリダーにも人気のお店だもんね。

ここは1969年創業の、本場のエスカロップが食べられるお店です。
デミグラスソースは何10年も継ぎ足しつつ使っているんだってさ。
中は昭和テイストなレトロな喫茶店。旅人も多かったけど地元の人も多くいて、お
茶してました。

エスカロップ

エスカロップとは、バターライスの上にカツを乗せ、そこにデミグラスソースをかけ
たもの。
カツがサクサクで、デミグラスソースともマッチしてすごくうまい!

正直、僕はエスカロップ自体味にそんなに期待していなかったんだ。
大体味も想像で来ちゃうしね。ただ、根室で食べたぞ、っていうステータスが欲し
かったのだ。
しかしマジでうまい。デミグラスソースが主張しすぎず、うまくカツを立てているの
がいい。また来たいかも。大満足。
(食費 \840)


ここからは道道142号で「落石岬」を目指します。
「落石岬」、「北海道旅2008(3-43)」でチラッと名前だけ登場させたけど、僕はま
だ未到達。
あのときは遊歩道は途中で通行止になっていてアプローチできなかったしね。

2年前に観光した「花咲岬」や「車石」のそばを走り、しばらくすると「浜松海岸」が
見えてくる。

道道142号の風力発電プロペラ

<浜松海岸>
たまたま駐車場があったので車を停めてみました。
どうやらドラマ「北の国から」のロケ地にもなったことがある地らしいです。

13:59 浜松海岸

緑の丘と岸壁しかない、アッサリしたロケーション。
多少人はいたものの、ちょっと盛り上がりには欠けるスポットです。

浜松海岸の風景

さらに数km進み、落石駅近辺からは道道を外れて集落に入り、さらに集落の奥
からは丘を登っていくダート道になります。
道道142号から岬まではかろうじて立て札が出ているので、迷うことは無さそう。

ダート道を登る

<落石岬>
14:11 落石岬 駐車場

車止めのゲートが見えてきた。この先は車は入れません。
だから隅のほうにbobByを止めておきます。正確に言うと駐車場は無いんだ。
そこいらにジャマにならないように停めておく程度しか出来ない立地です。

灯台まで1.3km

ゲートの近くには他に車もバイクもなかったので、おそらくこの先は僕1人。
何も無い草原をかすかに残った轍を頼りにテクテク歩いていきます。
うわー、なんだろう、この高揚感。
「尻羽岬」でも感じた、ハンパない開放感。
1人ってステキだ。

落石無線電信局之跡

途中には「落石無線電信局之跡」っていうのがありました。
草に覆われているけど、まだ建物は現存しています。

この先は本当に無人の荒野。
下の写真、僕の進行方向のずっと先にある林の中に道は入っていきます。

原野を歩く

林の中は、地上1mくらいの位置に設置された木道がずーーっと伸びています。
一直線なのに、先が全然見えないくらい。

林の中は薄暗くて、湿地帯にジャングルにありそうな奇妙な葉っぱの植物が茂っ
ていました。ところどころ林は途切れて明るいところとを繰り返しつつ、木道は続き
ます。

落石名物の木道

木道が途切れたところ、それは同時に林が終わるところ。
ここで一気に展望が開け、紅白の綺麗な灯台が登場。
そしてそのさらに向こうには、歩いてきて初めての海が目に入ります。

おぉーー!!
いいっ!この灯台以外に何も無い風景、最高!!

三大秘岬、落石岬

この落石岬の看板と灯台のコラボレーションの写真、よく見るよね。
しかし実際にここまで辿り着く人は旅人の中でもわずか。
とってもとってもマイナーな岬です。

歩き始めてからここまで、ところどころで早歩きしつつ12分。
草むらを歩いて灯台の足元まで来ました。

落石岬灯台

ここでね、本来であれば僕自身と灯台の写真をセルフタイマーとかで撮影しよう
かと思っていたのですよ。
しかし灯台の脇には蚊の大群がいたのです。
ヤツら、こんな辺境の地に住んでいるもんだから人間を見るの久々でしょ?
リアルな意味で地に飢えていたでしょ?
だから僕を見るや否や、群れで襲い掛かってきましたよ。

「ロッジ風景画」のオーナーさんも言っていたけど、今年の北海道の蚊は猛暑の
影響だかなんだかで大きいし異常発生しているのです。
で、僕は体質的に蚊に刺されやすいし、刺されたら普通の人の何倍も悪化する。

これは逃走すべし!
ダッシュで木道方面に引き返します。
しかし蚊も大群で追いかけてくる。ヒイィィーーッ!

なんか昔のマンガとかでハチの大群に追われている人みたいになった。
あれってノンフィクションだったのか。

結局木道まで帰ってきちゃいました。
当然ながら灯台の足元での撮影、できませんでした。
しょうがない、ここで撮影するか。

落石岬&YAMA

この写真、平静を装って写っているけどさ、灯台の足元からここまで蚊から逃げて
きたということを踏まえて見てみるとなんかダサいぜ。
実際はメッチャ息を切らしてゼーゼーいいながら撮りました。
そして撮っている間に結局数箇所刺されました。

この後も背後の蚊の気配に怯えながら、木道を引き返してbobByの元へと帰りま
した。
そんですぐに薬塗って応急処置しといた。


落石の集落を抜けた辺りでkatsu君から連絡が来た。
今晩は弟子屈の「ひとつぶの麦」に宿泊するらしい。
僕も今日は弟子屈ににしようと考えていたところだしね、僕も「ひとつぶの麦」に予
約を入れておいた。
これで北海道上陸日から続いたkatsu君追走劇にも終止符を打てそうだ。


道道142号の「北太平洋シーサイドライン」を西に走り、霧多布エリアの少し手前
の初田牛から道道1127号を使って厚床に出る。


15:13 厚床のセイコーマート

眠いので厚床セイコマで缶コーヒーや栄養ドリンクを買いました。
(食費 \193)

進路は弟子屈

厚床からは国道243号を北上。
今朝に根室に向かって南下していたのと同じ道を今度は北上です。

途中、別海からは国道243号弟子屈方面には大きく西に折れます。
「パイロット国道」の別名を持つルートっすね。

何もないのでひたすらガンガン走る。
内陸に入るにつれ、ちょっと天気が怪しくなってきたぞ。

怪しい天気

1時間以上パイロット国道を突き進み、16:30頃に弟子屈中心地に入りました。
昨日観光した「牛の丘」とか「多和平」とかある辺りね。

もう今夜の宿の「ひとつぶの麦」はこの近所です。
いくら天気が悪いとはいえ、この時間にチェックインもなんだかもったいない。
どこかちょびっとだけ寄り道していこうかな。
そう考え、少し南にある「900草原」に行くことにしました。

「900草原」が摩周駅から直線距離では3kmくらいなんだけど、クネクネした市街
地を通ったり信号に捕まったりするので、北海道時間では到着できません。
その3倍くらいの時間を見積もっておいたほうがいいかも。


<900(キューマルマル)草原>
16:46 900草原

大草原に到着
展望台

摩周駅の近辺で一瞬パラパラ雨が降りましたが、ここに着いた頃には何とか止み
ました。危ない、危ない。

900haの広さを持つことが、この草原の名前の由来です。
立て札には『720°の大パノラマ』って書いてあるけど、この意味は何なんだろう。
周囲を2周見渡すのだろうか、それとも縦方向にも360度見るという意味なのだろ
うか。どちらもちょっと非現実的だぜ。

ここは「北海道旅2006(3-8)」以来の4年ぶりの訪問です。
展望台にはショップもあるみたいだけど、ここに来るのはいつも夕方なので開いて
いるところを見たことはない。

広がる草原
遠くには牛が

展望台に登りました。誰もいない草原が広がっています。
ドンヨリと重い雲だけど、遠くのほうは晴れているのか山々の稜線がクッキリと見
えていました。


摩周駅に引き返し、駅前のガソリンスタンドで給油しました。
(ガソリン \3406)

あと、まだ時間があるので車の中の整理をしようと思い、宿とは反対方向の道の
駅に向かいました。


<道の駅 摩周温泉>
17:12 道の駅 摩周温泉

摩周の中心地

あれ?この2年間でちょっと変わったね、ここ。
北海道旅2008(3-43)」で"吉村さん"と再会した、エゾシカバーガーを売ってい
たログハウスが消滅していたよ。


<水郷公園>
17:25 水郷公園

「道の駅 摩周温泉」の裏にある公園。
名前からして湧き水とかないかな、足湯とかあればいいな、とか思ってきました。
でも全然なかった。普通に小川の流れる公園だった。

しかしテーブルやベンチのある東屋とか、綺麗な駐車場があって、車中泊や自炊
をするには最高のロケーションだった。
いずれ使うことがあるかもしれないので覚えておこう。

水郷公園

では、そろそろ「ひとつぶの麦」に向かおうか。
ここからは車で数分の場所です。国道243号の裏側の林の中の小道にあるんだ。
4年前に宿泊したことがあるから、道は大体覚えている。

ひとつぶの麦への小道

<「ひとつぶの麦」>
17:36 「ひとつぶの麦」

車で宿の庭に入ると、宿の建物の前に荷物の整理をしているkatsu君を発見。
やぁ久しぶり。3年半ぶりくらいだね。

katsu君とは4年前の「北海道旅2006(3-8)」のとき、ここ「ひとつぶの麦」で出会っ
たのだ。
そしてその翌日には一緒に「神の子池」に行ったり、「知床峠」で偶然遭遇したり、
富良野のコンビニで待ち合わせしたりした。

その後も東京で飲んだり「山中湖キャンプ(3-12)」に誘ってもらったりと交流が続
いたのだ。
ま、それでも今回は3年半ぶりだけど。

懐かしい宿
katsu君のバイク
YAMA&katsu君

今日のメンバーは5人。
僕らの他に、仙台からキャンピングワゴンで旅をしているご夫婦。
そして少し遅れてベテランライダーがやってきた。
日本全国を年間5万kmも走っているんだって。katsu君とも数年前からところどこ
ろで出会っている様子だった。

部屋は大部屋。
katsu君と積もる話をたくさんし、そのあと夕食に間に合うようにお風呂に入ってお
いた。

大部屋

19:00 夕食

他の宿に比べるとちょっと質素だけど、まぁいいのです。
この宿は一泊2食に飲み会のときのお酒やおつまみまでついて、3000円なのだ
から。
ま、前回泊まったときはさらに安くて2980円だったんだけどね。
しかも寿司食べ放題の日だったんだけどね。あの日はお得すぎた。

夕食タイム

もちろんビールも飲みます。みんなでカンパイし、オーナーさんやヘルパーさん
たちと一緒にTVを見たりおしゃべりしながら夕食です。

katsu君とベテランライダーさんは、北海道を去るのは僕と同じ日の似たような時
間帯らしいことがわかった。
みんな関東に帰るのに、港はバラバラだけどね。
僕は大洗港・katsu君は仙台港・ベテランライダーさんは秋田だった。

どうやら明日はちょっとだけ雲が出てくるらしい。
100%晴れるのは稚内周辺らしいです。
ベテランライダーさんは「稚内にまた戻ろうかな?」とか言い出してる。
明後日が最終日なのに、そして先日も稚内を踏んでいたというのにすごいアク
ティブ思考だぜ。

katsu君は「層雲峡」方面だって。
僕は一気に道南まで走ろうと思うよ。明後日の朝一には函館にいるくらいのペ
ースで走らないと目標達成困難だ。
(ビール \700)


夕食後、みんな風呂とかでいなくなったので、仙台のおじさんと食堂で2人飲み
会しました。焼酎を結構もらった。
そんでおじさんの旅のスタンスの演説に延々付き合っていた。


21:00 飲み会

飲み会開始

またまたみんな揃って飲み会です。
もう連日飲み会なので結構酔うね。楽しすぎる。

TVでは「羅臼岳」にクマが出て、付近が立ち入り禁止になったといっていた。
この時期クマ多いっすね。
ちなみに昨日の昼過ぎは奇跡的に「知床五湖」が全て開放になったらしく、katsu
君は五湖とも回れたそうだよ。
ほぼ100%クマ出没のためにニ湖くらいまでしか回れないので、五湖とも見れるの
はとてもラッキーなのだ。


僕、明日は早起きして朝食前にドライブしようかなぁ。
ほら、明日は道南に向けて一気に走るので、観光はあまり出来ないかもしれない
のだ。
だから朝のうちに「摩周湖」とか「硫黄山」とか見ておこうかなって思って。
「摩周湖」の第一展望台は普段有料だけど、早朝だったら料金所も閉まっていて
タダなので、一石二鳥でしょ。

そしたらkatsu君が、「どうせなら摩周湖で一緒に朝日見ましょう。」って提案してき
たので行ってみることにした。
3:50分くらいに起きないと朝焼け見れないんだって。
うわっ、早い!だけども面白そうだ!

23:10 お開き

宿泊者の集合写真

じゃ、明日は早いので速攻で寝ます。

23:30 就寝