8月25日 「メジャーよりマイナーを」

<「ロッジ風景画」>
6:50 起床

晴れた!窓の外の青空を確認し、岡山さんと喜ぶ。
2階のダイニングに上がってみると、大きな窓の向こうには100名山の「斜里岳」が
ドカンと聳えているのが見えた。

走行距離:382km  支出:\11,115   

テラスからの斜里岳

8/27 朝日も夕日も大地を照らす
8/28 いつか辿り着きたいあの岬
8/29 エピローグ:1つの時代の終焉
8/24 オホーツクを駆け下りて
8/25 メジャーよりマイナーを
8/26 いつかは滅びるこの光景
8/21 プロローグ:風は僕を北へと導く
8/22 北の海だって青く輝く
8/23 願えば晴れる、最北の空

8/27 朝日も夕日も大地を照らす
8/28 いつか辿り着きたいあの岬
8/29 エピローグ:1つの時代の終焉
8/24 オホーツクを駆け下りて
8/25 メジャーよりマイナーを
8/26 いつかは滅びるこの光景
8/21 プロローグ:風は僕を北へと導く
8/22 北の海だって青く輝く
8/23 願えば晴れる、最北の空

走行距離:382km  支出:\11,115   









―― 本日の走行

―― 前日までの走行

双眼鏡で覗くと、頂上付近までよく見える。
オーナーさん曰く、頂上に人がいて大きなアクションを取ればここから双眼鏡で見
えるんだって。
頂上から宿泊者が電話をくれれば、こちら側からは鏡で山頂に合図を送れるそう
なのだ。

双眼鏡を覗く岡山さん

7:30 朝食

明るいダイニングで「斜里岳」を眺めながらの朝ご飯。気持ちいいー!
こんなに綺麗に晴れたのは、今回の北海道上陸後では初めてじゃないかな?

連泊おじさんは早起きして「斜里岳」から昇る朝日を見たり、車を飛ばして「さくら
の滝」まで行ってきたんだって。また写真を見せてもらった。

みんなで朝ご飯

朝食後はみんなでコーヒー飲みながら窓の外の光景に酔いしれる。
東側の彼方に見える山脈の向こうは、すぐ「知床岬」の先端になっているんだっ
てオーナーさんが教えてくれた。

国内の峠ではおそらく最も到達難度が高い岬。熊の恐怖におびえながら道なき
道を徒歩で2泊3日で到達できる岬。僕もいつか行ってみたい。

岡山さん・オーナーさん・連泊おじさん

知床岬方面

岡山さんは「知床岬沖」へと行く船に乗るため早めに出発。岡山さんのバイクに貼
ってある礼文島と"KUMA"のステッカーが僕とお揃いだった。うわっ、感性似てる。
岡山さんを見送った後、少し宿の周りを散策したりした。

風景画&斜里岳

じゃっ、僕もそろそろ出発します。「尻羽岬」まで踏むとなると今日の走行距離は結
構伸びそうな予感なので。
オーナーさん・連泊おじさんたちに見送られ、出発です。
(1泊2日 \5800)

8:20 チェックアウト


まず目指すは「さくらの滝」。連泊おじさんは車だったら15分くらいで到着するって
言ってたっけ。
清里駅前まで出たら、そこから道道1115号を「摩周湖」方面に南下します。


<道の駅 パパスランドさっつる>
8:32 道の駅 パパスランドさっつる

初めて立ち寄る道の駅だと思う。
ここでは地図をチェックするだけ。すぐに出発します。

一瞬立ち寄る

しばらくは道道1115号をスイスイ南下。

すると緑駅の近くに小さな看板があり、「さくらの滝」を示しています。
ここを見逃してはダメ。道道1115号が快走路なので、調子に乗ってスピード出し
てると気付かずにさようならですね。
ここから裏道に入ります。

見逃すな!

道道1115号

しばらくは少し荒れた舗装路。そしてすぐにダート出現。ダート道大好き。
ダートが始まってからは1.5kmくらいで滝の駐車場です。

途中から道はダートに

<さくらの滝>
サクラマスが年間3000匹ほど遡上してくる滝です。
まだ名前が付いてから10年も経っていないんだって。

ちなみに僕は昨夜「ロッジ風景画」のオーナーさんが教えてくれるまではこの滝の
存在自体知りませんでした。
初めてのところを観光するのはワクワクするぜ。

8:44 さくらの滝

空き地が駐車場

駐車場には熊出没注意の看板がありました。
あー…、本来は1人で来ないほうがいい場所だったのね。
見事に今は僕1人だけど。

木立の中を数10m歩くと、さくらの滝が出現しました。
落差3.7mほどの幅広の滝。おーっ、涼しげでいい感じ。

さくらの滝

ここでサクラマスの登場を待ちます。
遡上の時期は6月上旬〜8月上旬。連泊おじさんがバンバンマスが飛んでくる写真
を撮ったのも、その時期だったのだ。

だから今の時期はかなり少なめ。
だけどオーナーさんが「まだこの時期は見れるはず。絶対行ってみたほうがいいよ
。」って紹介してくれたので来たのだ。

ちょっと待っていると、ピョンピョン飛び上がるサクラマス発見!
見れて嬉しい!
登場パターンを把握することで、無事に写真に収めることも出来ました。

サクラマスのジャンプ!

下流はこんな感じ

ただ、サクラマスさんたち頑張ってらっしゃいますが、ジャンプで飛び越せるような
高さじゃないですよね、この滝。
高さ3.7mもあるもん。マスはジャンプしてもせいぜい1m。
成功率はいかほどなんだろうね。倍率極めて高いぞ、きっと。

キタキツネ

帰り道

道道1115号へは、また来た道を戻ります。
途中、キタキツネがいたよ。
あと、「ロッジ風景画」で一緒だったイクラくれたじいちゃんばあちゃんの車と擦れ
違った。
"イクラじいちゃん"もオーナーさんにオススメのルート聞いていたもんね。
だからカブッたか。

道道1115号をさらに南下すると、「神の子池」への分岐が出てきます。
ここにも立ち寄るよ。
道道1115号から池の駐車場までの2kmはダートです。

神の子池入口

ダートが続く

前回は確か「北海道旅2006(3-8)」のときにkatsu君と一緒に来たよな。

あ、そういや昨夜katsu君には今日「神の子池」に行くことを伝えていたんだけど、
katsu君は今日はこっちには来ないそうで。
「摩周湖」の西側と東側は直線距離は短いけど、すごい迂回しないと来れないか
らね。まぁそれも頷ける。
てゆーかkatsu君、初日からデッドヒートしているのに全然捕まらないやね。


<神の子池>
9:11 神の子池

「摩周湖」の北側の森の中にひっそりと佇む池です。
「摩周湖」の伏流水ですね。あの湖の水量がずっと変わらないのは、神の子池と
地底で連結していて、こっちに水がたくさん湧き出ているからと言われています。

青く澄んだ池

4年前に見たときよりも色が濁っているな。
前回のほうが天気が良かったからだろうか。それとも近年ここも人気になってきて
いるから、排気ガスとかで汚れ始めているんだろうか。

ちなみに神の子池の青い部分はごく一部です。
上のような構図の写真が有名で、割と小さい池みたいなイメージだけど、たぶん1
周200m以上はあって、思ったより大きいと思います。

じゃあ1枚、青くない部分であんまりガイドブックやサイト等で見れない構図からの
神の子池を紹介します。

神の子池の別の顔

「神の子池」からのダートを引き返し、道道1115号に戻る直前で、またイクラじいち
ゃんの車と遭遇しました。手を振ったけど、気付いたかな?
このあと僕は「裏摩周展望台」に行こうと思うんだけど、また会う可能性が大だな。

イクラじいちゃんとばあちゃん、北海道は何度も来たことがあるけれど札幌や函館
とかの大都市ばかりで、道東は初めてだって言っていた。
道東の景色にも「ロッジ風景画」にも感動したって、昨夜熱く語っていた。

僕も道東は大好き。特に弟子屈・中標津は、たぶん道内も最も好きなエリア。
札幌・小樽・函館とかの都市部で施設やグルメ・ホテルを楽しむのも旅行としては
アリだと思う。てゆーかむしろそれが一般的なスタイルなんだと思う。

だけど、僕はダメだ。都市部はダメだ。
北海道に来たからにはこういう広大な景色を見て、風を感じて走りたい。
だからイクラじいちゃんの旅を応援するぜ。

イクラじいちゃんと擦れ違う

道道1115号を少し南に下がってから、道道150号で「裏摩周展望台」への分岐に
入る。突き当りまで丘を登ったところが展望台の駐車場です。


<裏摩周展望台>
9:35 裏摩周展望台

「摩周湖」の3つある展望台のうち、2つは西側。東側はここ1つ。
1番標高が低く、そして1番マイナーです。
ただ、僕は観光バスがガンガン来て土産物屋も立ち並び、しかも駐車場が有料
な第1展望台よりも、こっちのマイナーな裏摩周の方が静かで好きだ。

裏摩周の駐車場

"霧の摩周湖"と呼ばれるくらいに夏は霧の発生率が高いんだけど、僕が見るとき
は大体湖面が綺麗に見えます。
たまには霧が出てくれててもいいんだけどな。
霧が無いと晩婚になるんだっけ?うん、そろそろヤバイお年頃だよな。

裏摩周展望台

この展望台、木々が邪魔であんまり湖面が見えません。
「ロッジ風景画」のオーナーさんが言っていたんだけど、ずいぶん木が成長しちゃ
って湖面が見づらくなってきたので、整備を要請中なんだって。

イクラじいちゃんたち、来なかったな。「神の子池」が大ヒットしてなかなか立ち去
れなくなっちゃったりしているのかな?

道道150号をしばらく南に走り養老牛あたりまで来ると、「牛の丘」が見えてくる。


<「牛」の丘>
北海道旅2008(3-43)」で写真に撮った、大きく「牛」の文字が書かれた丘です。
駐車場は特にありません。
うまい具合にわずかなスペースに駐車しなくちゃいけません。

9:50 「牛」の丘

裏摩周の直線

丘に巨大な牛の文字

本当は農協の青年部が牛乳の消費拡大を目指してに"牛乳"って書きたかったそ
うだ。だけども最初の1文字を大きく書きすぎて、"乳"まで書くスペースがなくなっ
ちゃったらしい。
「トシカの宿」で読んだ0円マップにそう書いてあったぜ。
ちょっとマヌケだけど、これでいいと思う。インパクトはすごいし。


道道885号や国道243号を繋いで、弟子屈からちょっと南の「多和平」方面に走る。
次は「多和平」で広大な牧場風景でも見ようと思うので。

直線道路と牧場

道道1040号に入る。
ここから「多和平」までは標識が導いてくれるので迷うことはありません。


<多和平>
10:18 多和平

2年ぶりの訪問!標高270mに2232haの牧草地が広がる壮大な展望スポットです。
展望台からは360度のパノラマが広がり、中標津の「開陽台」を超えるスケールと
も言われています。

地平線の見える大牧場
多和平の展望台

駐車場から徒歩数分の丘の頂上にある展望台に登る。
すると360度全てに牧場が広がります。地平線まで見えるぞ。

展望台はかなりの人で賑わっていたけど、ちょっと待機していたら僕1人になっち
ゃったのでノビノビです。

展望台からの眺望
多和平&YAMA

いやー、気持ちがいいねぇー。今日も気温は22℃前後。そしてそこそこ風がある。
関東の感覚で言うと、クラーの効いた部屋にいるような感覚。
しかし空気はそれよりもずっと綺麗だし。

それでは、これから一気に釧路方面の「尻羽岬」まで行きます。
お昼前後までに「尻羽岬」に着いていたいと思うんだ。

道道1040号から国道391号に乗り換えて、まずは標茶の中心地へ。
そこから道道14号を使って「ミルクロード」の国道272号に乗り換えます。

釧路に走る

もう全然交通量無いのね。ブレーキ踏む必要が皆無。
しかも晴れ渡っているから無限大に気持ちがいい。

「ミルクロード」から道道221号で上尾幌方面に反れる。
上尾幌駅前を通過して国道44号の釧路と厚岸の中間点に出る。
尾幌のガソリンスタンドで一度給油し、道道142号に乗ります。
(ガソリン \3795)

国道44号
道道142号

太平洋が近いにもかかわらず、森の中のクネクネ道を進む道道142号。
僕、4年前にも「尻羽岬」を目指してこの道を走っていた。
しかし宿のチェックインの時間が迫っていたので、「尻羽岬」へのアプローチを断
念し、最後の分岐をスルーしたんだった。

道道142号から知方学の集落への小道に反れる。ここからは初めて走るルート。
知方学で初めて「尻羽岬」への看板が出てきました。
ここから先は完全に民家も無く、ダートになります。ダートは4km続くそうです。

尻羽岬へのダート

<尻羽岬>
12:00 尻羽岬 駐車場

何も無い空き地の駐車場。
人も車も無い。ボロボロのトイレが1つポツンとあるだけです。
素晴らしい。とんでもない秘境だな。

尻羽岬駐車場

ここから岬までは徒歩20分。
駐車場から遊歩道に入るところにはポールがあって一見通行止めみたいになっ
てますが、これはオフロードバイクやバギーの進入を防ぐためのもの。
人間はくぐって中に入ります。

ここからは広大に開ける岬の断崖の上の草原。
そこをテクテク歩きます。
海風が最高に気持ちがいいぞ。

岬へ続く遊歩道

普段から風が強いからか、あたりは全く木々も無く、せいぜい立ち枯れた低木が
あるくらい。
途中には小高い丘の上にポツンと海難事故者を供養する石碑が立っていました。

立ち枯れた木々
供養塔

歩くことおよそ15分。
尻羽岬を示す立て札が出てきました。
その他は全く人工物は無い。トイレもベンチも柵も灯台も何もありません。
どこまでも大自然が広がっています。

着いたー!!念願の尻羽岬!
4年越しの悲願達成です!

尻羽岬到達!

尻羽岬は非常に知名度の低い岬。普通の観光客や観光バス・ツアーで来る人は
まずありえない。旅人の間であっても話題に上ることはほとんど無い。
しかし到達した人は皆「最高だった」とコメントしている、隠れた名所です。

尻羽岬のパノラマ

尻羽岬の先端から右は太平洋、そして左手は「厚岸湾」です。
その「厚岸湾」の海岸線をずっと辿った先にあるのが、「霧多布湿原」。
霧の発生率が日本一のエリアです。

よく見ると、ここからでも霧に覆われた霧多布エリアが確認できます。
なんか自然現象のスケールの大きさがわかる。プチ感動。
この後、あっち方面に走ろうと思うんだ。

霧に隠れた霧多布

そしてまた20分ほど歩いて引き返す。ちょっとした散歩には最適な時間。
ちなみに往復共に人はゼロでした。超マイナーですな。
中佐上に戻ってきた頃には、さすがにちょっと汗かいてました。

帰り道の風景
空は青く、高く

bobByに乗り込み、来た道を引き返します。
ダートを戻り、道道142号を尾幌方面に北上し、国道44号に合流。
これから霧多布に行くので、ここからは太平洋沿いに東に行きます。

厚岸からは国道44号を反れ、道道123号で「厚岸大橋」を通って「霧多布湿原」に
入ります。
2年前の 「北海道旅2008(3-43)」では併走する国道44号を使っちゃったので、こ
の道は走らなかったんだ。だから「霧多布湿原」は久々。5年半ぶりか。

厚岸大橋
厚岸湾に沿って走る

ちょっとお腹が減ってきたけど、今日はお昼ご飯は食べません。
今夜の宿、「とおまわり」では凄まじい量の夕食になると思うので、お昼を食べたら
確実に夕食に影響が出ちゃうからさ。
お腹空き過ぎもよくないので、持参したお菓子をちょっとだけ食べつつ走る。

道道123号は海沿いギリギリを走るにもかかわらず、ほとんど海が見えない。
青空で気持ちいいけど、あまり変わり映えの無い景色にちょっと退屈になるぜ。

道道123号

<涙岬>
しばらく道道123号を走っていると、涙岬の駐車場が見えて来た。
涙岬は存在は知っていてどこかで写真も見たことはあるけど、今まで一度見来た
ことの無いスポット。
散歩がてら見ていこうと思います。

13:20 涙岬 駐車場

未舗装の駐車場

この駐車場、結構わかりにくかったです。涙岬自体があまり有名なスポットではな
いので。
スイスイ走っていたところにいきなり小さい看板が出てきたもんだから、一度スルー
しちゃってから帰ってきました。

僕以外に誰もいない。ここから岬の展望台までは1km弱みたい。
なんだか空間が切り取られてしまったかのような静かな世界を1人歩きます。

涙岩へ歩く

2・300m歩いたところで分岐がある。
「涙岩」の見れる涙岬へと続く右ルートと、「立石」っていうのが見れるという左ルー
ト。共にここからの距離は500mほど。
僕は右に行くよ。「涙岩」が涙岬の名前の由来だし。

10分弱歩き、涙岬の先端と「涙岩」が見えるスポットに辿り着きました。
岬の先端の岸壁が、涙を流している人の横顔に見えるのが由来です。

涙岩の人面岩

うん、確かに人の顔だ。なんだか悲しい伝説だとかがあるようだけど、まぁいいや。
あと、「立岩」らしき岩が遠くのほうに見えました。
なんだ、さっきの分岐で左に行かなくても小さくここから見えるのか。
両方見れてお得だったぜ。

立石

駐車場に戻り、再びbobByに乗り込み東へと走る。
もうすぐ「霧多布湿原」のハイライトである「琵琶瀬展望台」なのだ。

しかしちょっと雲が出てきてしまった。
霧多布は日本一霧の発生率の高い地であるし、さっき「尻羽岬」から見たときもこ
のあたりは霧に覆われていたし。


<琵琶瀬展望台>
13:47 琵琶瀬展望台

陸側を見ると「霧多布湿原」の中を蛇行しながら進む「琵琶瀬川」が見えるスポット
です。
北海道旅2005(2-45)」のときは晴れていて最高だったよな。
【日本走覇】のTOP画像にも使ったし。

霧多布湿原の琵琶瀬川

「琵琶瀬川」上空は少し曇っているけれど、ちゃんと川の蛇行の全貌が見えます。
ずーっと遠くまで川が続いているのがハッキリと見えるね。
ただ、曇っているし風はあるしで寒い。半袖だと寒い。

西のほうが晴れているので、このまま待っていればこっちの空も晴れないかな。
寒いので車の中で15分くらい待機。
しかし結局あんまり晴れずに変わり映えしなかったので諦める。

ちなみに、ここはさすが霧の発生率日本一の地。
せっかく来た観光客が霧で何も見えなかったときのことを考えて、「霧の日はこれ
を見てください」という写真パネルがありました。

霧の日用の写真

「琵琶瀬展望台」から数km東に走ると、「霧多布岬」のある細い半島に入ります。
ここで有名なのは当然「霧多布岬」なんだけど、そのすぐ近くに「アゼチ岬」ってい
うマイナーな岬があるそうなのです。

「霧多布岬」は行ったことがあるので、今回は「アゼチ岬」にまず行きます。
「霧多布岬」は時間があったらでいいや。

今日はメジャーよりマイナー。「裏摩周展望台」も「尻羽岬」も、ちょっと知名度低か
ったり近くの大きな観光地の影に霞んでいるもんね。
だけどもそんな喧騒を離れたところでこそ感じられるものを大事にしたいのだ。

メジャーよりマイナーを

<アゼチ岬>
14:15 アゼチ岬

霧多布半島の、「霧多布岬」とは反対側にある知名度の低い岬です。
手前には「小島」・「嶮暮帰島」、そしてとおくには琵琶瀬湾の海岸線が見える夕日
の名所とのことです。

駐車場に着いた時点から、すっごい光景にビックリ。
200mほどの遊歩道を岬の先端まで歩くとさらにいい眺め。

アゼチ岬は絶景

すっげーな、この景色。
「小島」や「嶮暮帰島」の織り成す海岸線がずっと奥の琵琶瀬湾まで立体的に続
いている。
そしてその合間にはうっすらと霧がかかってさらに幻想的。

これ、一気に僕の好きな岬の上位に食い込んだわ。
きっと今日のような逆光と海霧の環境も感動した要因の1つなんだろうけどね。
そういう意味でもラッキー。

ちなみに、「嶮暮帰島」は「ムツゴロウの動物王国」が最初に開かれた地なんだ
そうだ。
てゆーか最近「動物王国」の情報を全く聞かなくなったね。
"ムツゴロウさん"、元気なのかな?

霧多布半島の付け根

振り返ると、霧多布半島の付け根部分が見えました。
すごく細いね。砂洲なのかな、あれは。

アゼチ岬はとても気に入りました。今回立ち寄れて本当に良かった。
またいつか絶対来よっと。


<霧多布岬展望台>
「アゼチ岬」から走ること数分、太平洋に突き出た朝日の名所です。
ここに来るのは5年半ぶりです。

14:30 霧多布岬展望台

展望台と東屋

綺麗に舗装された遊歩道を歩いていると、数100mで展望台と東屋が見えてくる。
あれ?霧多布岬ってこんなところだっけ?
断崖の上のワイルドな歩道を20分ほど歩くイメージだったんだけど、違ったっけ?

展望台の間際まで来て気付きました。
ここは岬を海越しに眺める展望スポットでした。遠くに岬と灯台が見えた。
以前僕がアプローチしたのは、向こう側だったのだね。

海越しに見る灯台
霧多布岬

眺めはまあまあかな。
時間があれば続けざまにまた岬の先端まで行っていいんだけど、僕はこのあと野
付半島の「トドワラ」を歩きたいのだ。
そのあと知床羅臼の宿まで行かねばならないのだ。
だから今回はここだけにして立ち去ることにします。


霧多布半島をまた引き返したら、半島の少し来たから道道123号へ。
このまま内陸部でとりあえず別海まで突っ走ります。
直線道路が多くてテンション上がるぞ。

浜中の直線道路
途中、天気予報を確認してみた。
明日は道南や西のほうはちょっと天気が悪いらしい。しかし道東は天気は持つそ
うだ。

どうしよう。北海道を一周するのであれば、いい加減明日は道南を目指していなけ
ればならない。でも、せっかくの自由な夏休み。わざわざ空く点の方面に進路をと
るのもシャクだ。

もう1日道東に道東に滞在しよう。道南は何とかなるさ。
明日は根室でも回ってみようかな。エスカロップ食べたい。
道道123号

「パイロット国道」から道道8号に乗り換えて北に行き、中春別で道道994号。
このまま東に進路をとれば、「尾岱沼」でオホーツク海に出ることが出来る。

「尾岱沼」まで来れば、もう湾の反対側に野付半島が見えています。
海沿いに国道335号で野付半島の付け根を目指して北上。

しかしここで変な雲が出現しました。
なんだあの禍々しい雲は。一雨来るかもしれないな。

いやな予感…

予感は的中しました。程なくして豪雨。
もうワイパー最速です。フロントにこびりついていた虫の死体が落ちる落ちる。
しかしもうすぐ野付半島だっていうのに、このタイミングで雨とは…。

野付半島の「トドワラ」は立ち枯れたトドマツが年々少なくなっていて、そう長い年
月は持たないのだ。
だから晴れている日に、しっかり「トドワラ」の姿をこの目に焼きつけ、写真に残し
ておきたいんだ。

だけどここの雨じゃムリだ。
晴れている日に行きたいと思っていたし、仮に行っても「トドワラ」は長距離歩くか
ら、ズブ濡れになる。

でもにわか雨っぽいからすぐ止むかな?また晴れないかな?
そう思っているとわずか5分ほどで雨は止みました。

そしてスコール
暗闇からの脱出
再び晴れ間

晴れ間が戻ってきたので、野付半島にちょっと車を乗り入れました。
しかし進行方向である半島の先端方面を見ると、まだ分厚い雲の中。

あっちは雨なのかなかなぁ?行くべきか、行かざるべきか。
さらに現時刻は16:00。サクサク歩けば宿のチェックインに間に合うだろうけど、ホ
ントはジックリ歩きたいんだよね。

半島の付け根でモジモジ迷い、結果行かないことにしました。
明日も晴れるだろうから、明日に行くよ。
明日以降に道南に時間が割けるかさらに微妙になってきたけど、まぁいいさ。


そんなワケで余裕のチェックインが実現しそうな事態になっちゃいました。
これからどうしよっかな、って思いながら国道335号を北上していると、2kmほど走
ったところに温泉発見。
あ、入っていこうかな。


<「標津温泉 楠」>
16:04 「標津温泉 楠」

温泉入ろう

ちょっとローカルな雰囲気で、地元のおじいさんが多い。
別に急いでいないのでサウナに入ったりしてゆっくりします。

ノンビリ湯船に浸かっていたら、外が究極の土砂降り。
窓の外で滝のようにザーザー降っていて、一瞬この温泉施設の設備かなんかで
滝の流れる演出でもしているのかと勘違いしたほどだ。

地元のおじいさんたちもビックリ。
方言キツくて何を言っているのかよくわからないけど、「滝」とか「バケツ」とかの単
語はわかった。

うん、ホントにハンパない雨だ。
傘は当然車の中だよ。車に戻るまでにズブ濡れになるよ。
こりゃあ「トドワラ」に行かなくて正解でしたよ。


1時間ほどして外に出てみたら、すっかり雨は止んでまた青空になっていた。
僕ってなんてラッキー。
(入浴 \420)

土砂降りの後

温泉入っている間にkatsu君から連絡が来ていた。
今日の宿泊地は、は知床宇登呂のキャンプ場らしい。

「明日に知床峠で会えますか?」って聞かれたんだけど、いや、明日は羅臼から
野付半島に直行したいので、峠側は通らない予定っすよ。
katsu君も明日は根室に行くそうだから、むしろkatsu君のほうが「とおまわり」の
前を通過すると思うのだ。どっかで会えるといいね。


少しずつ暗くなっていく根室海峡を眺めながら知床に走る。
北方領土の「国後島」がすぐ近くに大きく見えた。

国後島&bobBy

<「とおまわり」>
海沿いの国道335号を羅臼までダラダラ走り、今夜の宿に到着。
18:00到着目標だったので、ほぼ予定通りのチェックインとなりました。

17:53 「とおまわり」

夕暮れにチェックイン

今日のとおまわりは満員です。僕の案内された部屋も4人で使用します。
メンバーはライダーの"きんにくん"・ホエールウォッチングのために夫婦で道南か
ら1日で車を飛ばしてきたおじさん、車で1人旅している同年代の旅人。

夕食は19:00から。
みんな慌しくお風呂に順番で入っていたり、きんにくんは「熊の湯」までバイクで出
かけて行っちゃったりしたけど、僕はもうお風呂は入ってあるから夕食まで部屋で
"ホエールおじさん"とダラダラ会話して過ごしました。

羅臼から観光船に乗ると、クジラがすぐ近くに見れるらしいよ。
去年の写真を見せてもらったけど、デカデカと写っていてすごかった。


19:00 夕食

待ちに待った夕食です。
ドカ飯で有名なので、配膳中からみんなちょっと興奮状態。
僕ももう腹ペコです。
生ビール頼んで、みんなで盛大にカンパイしつつ食事スタート!

開始のフォーメーション

オーナーさんが元漁師であるこの宿の夕食は魚づくし。
目玉はキンキの湯通しです。これだけで相当な価値だよね。
しょうゆをちょこっとかけて食べます。マジうまい。

ホエールおじさんは僕に対して「この地域の人は煮魚にソースをかけて食べたり
するんだ。うまいんだぞ。」とか言って僕にも薦めてくる。
で、オーナーさんに「キンキにソース、この辺の人はかけてますよね?」って確か
めていたけど、オーナーさんに「かけないよ。合わないよ。」って一蹴されてた。
危ねっ!つられてかけるところだった!

他には刺身・あら汁・タラのフライ・イカ飯などが最初に出てきます。
これだけですごい量だよ。
あら汁の中の魚、こぶしよりも余裕で大きいくらいだしね。

追加メニュー続々

鮭のホイル焼き・カレイ丸々一匹を揚げたもの・なんかの骨の揚げ物が出てきま
した。既にもうお腹いっぱいです。全然食べきれない。

しかし厨房のオーナーさんの手は全然止まる気配はない。
ホッケの煮付けとかフライが出てきます。
ホッケ、もう食べる気力がほとんど無い…。

フライ連発

ここからが有名な、フライのラッシュ。いろんなフライが間髪入れず次々出てきて
、いつ終わるのかもわからない。
まだまだ厨房でオーナーさんが揚げ物しているのを見て、みんなビビってます。

オーナーさんは「後半揚げ物はツライだろう。オレだったら絶対こんな食わないね
。」ってニヤニヤしながら次々持ってきます。

ま、そんなワケで結構残しつつも夕食終了。
ビール飲んでだからなおさら完食キビシかったよな。ホエールおじさんに薦められ
て焼酎もらって結構も飲んだし。
15人ほどの宿泊客の中、きんにくんとホエールおじさんだけ完食できてたよ。
(ビール \800)

ごちそうさまでした

21:00 飲み会

夕食後そのまま今でゴロゴロおしゃべりしながらくつろいでいたんだけど、そのま
ま飲み会に突入します。
カンパ制で焼酎とか飲みます。もう腹いっぱいであんまり飲めないんだけどね。
(カンパ \300)

飲み会開始

ここからはオーナーの"ななめさん"もヘルパーさんも参加。
普通の宿のオーナーさんは旅人同士の会話の雰囲気を大事して自分自身は要
所要所でアドバイスする程度なんだけど、ななめさんは全然テンションが違う。

ほとんど会話の中心はななめさんだし、みんなを強力な力でグイグイ引っ張る。
旅の話というよりも、飲み会でのたわいも無い話みたいな感じで何を話したかもよ
く覚えていないけど、とにかく楽しい。
きんにくんに一発芸させたりしていた。

「みんなで集合写真撮るから残っててくれよ。」とか言われていたけど、みんな眠
くなって次々脱落。
しかしななめさんは「アイツー!勝手に寝やがったかー!」とか悔しがっているわ
りにはなかなか写真を撮らずにいて、結局写真を撮れた頃には日付が変わって
いた。人数も半分近くに減っていたよ。

ななめさん&残った旅人たち

24:15 脱退

もう僕は眠いので、ここいらでリタイアします。

24:30 就寝