8月23日 「願えば晴れる、最北の空」

<「ぼちぼちいこか増毛館」>
6:35 起床

うーむ、眠い。朝食ギリギリまで寝てようかとも思ったけど、隣の"電車おじさん"が
起きたので一緒に起きてしまった。
窓から外を見てみる。降水確率は午前中40〜50%、午後は80%くらいとのことだ
が、とりあえず今は曇りです。

走行距離:359km  支出:\18,590   

増毛館の客室

8/27 朝日も夕日も大地を照らす
8/28 いつか辿り着きたいあの岬
8/29 エピローグ:1つの時代の終焉
8/24 オホーツクを駆け下りて
8/25 メジャーよりマイナーを
8/26 いつかは滅びるこの光景
8/21 プロローグ:風は僕を北へと導く
8/22 北の海だって青く輝く
8/23 願えば晴れる、最北の空

8/27 朝日も夕日も大地を照らす
8/28 いつか辿り着きたいあの岬
8/29 エピローグ:1つの時代の終焉
8/24 オホーツクを駆け下りて
8/25 メジャーよりマイナーを
8/26 いつかは滅びるこの光景
8/21 プロローグ:風は僕を北へと導く
8/22 北の海だって青く輝く
8/23 願えば晴れる、最北の空

走行距離:359km  支出:\18,590   









―― 本日の走行

―― 前日までの走行

7:00 朝食

みんなでいただきます。
そういやここのお米は地元増毛のお米を出してくれているそうだよ。うまーい。
でも昨日の夕食がまだお腹に残っているので軽めで済ませます。

増毛館の朝ご飯

みんなで天気とか今日行く場所の情報共有をしたりします。
トラック&バイクの旅人2人は、今日「焼尻島」とかを巡ったあとに稚内まで走るそう
だ。
僕も稚内に行こうと思うよ。稚内は晴れそうな気がする。
それ以外の地域は雨で全滅だろうな、今日は。
トラック&バイクの旅人とは、もしかしたら稚内近郊でまた巡り合うかもしれないね。

朝食後、すぐに「電車の時間があるから」と言って電車おじさんが旅立った。
続いてトラック&バイクの旅人2人も出発するのでお見送り。

先に出発する旅人

じゃっ、そろそろ僕も行きますか。
まずは宿代をお支払い。
(1泊2食 \4900)

そして事前に関東で入手したかったけどできなかった、「とほ」の本をここで購入。
全国のとほ宿一覧と、クーポン等々が付いているんだ。
やったね!これで一層旅が楽しくなるよ。
通常420円のところ、割り引いて120円にしてくれました。
(雑費 \120)

「とほ」をゲット!

7:50 チェックアウト

では、行って来ます!
宿の前で手を振る一休さんに手を振り替えし、bobByで走り出します。


今日の最大の目的地は、「サロベツ原野」と「宗谷岬」かなぁ。
「礼文島」に行くときに必ず稚内空港や稚内港を使っているのに、近所の「宗谷岬」
には立ち寄っていなかった。
振り返れば「北海道旅2006(3-8)」からもう4年も行っていなかったや。
だから今回は必ずや踏んでみせますぜ。

しかし、北に行く前にちょっとだけ南に戻ります。
北海道旅2005(2-45)」のときに立ち寄らなかった、「雄冬岬展望台」に立ち寄っ
てから北上しようと思うのです。

増毛から雄冬までは国道231号で15kmくらい。うん、すぐですな。
曇天とトンネルを繰り返す海沿いの道を南下します。

そして出発のとき

長いトンネルが続く

曇り空を走る

ここいらはいろいろ苦労があった地域ですね。

唯一の外界と結ぶ道路である国道231号が開通するまでは長らく陸の孤島と言わ
れ、ようやく道が開通したと思ったら1ヶ月で崩落し、まともに復旧したのが1984年。
しかも国道が通年通行可能になったのは1992年。
昨夜は一休さんも当時を振り返って大変だったと言ってました。

間もなく、国道231号沿いに「雄冬岬展望台」を示す看板が出てきます。
展望台は国道から見て海とは逆。
クネクネとした九十九折の道で山を登ります。

展望台への道

<雄冬岬展望台>
8:12 雄冬岬展望台

駐車場にはbobBy以外全く車がない。
しばらくしたらバイクが1台来たけど、そんなにメジャーではない展望台だね。

駐車場から展望へは、さらに鉄製の階段を数分登らなければ行けないようだ。
低い木立が生い茂る中に設置された階段を登っていくと、立派な展望施設に辿り
着きます。

丘の上の展望台

ガラス張りの展望塔から外を見ると、海側180度視界が開けます。
足元の九十九折の道から、日本海から、そして左右に広がる険しい雄冬の海岸
線まで。

晴れていれば積丹半島・「焼尻島」・「天売島」、そしてなんと「利尻島」まで見える
こともあるそうだ。
そりゃスゲーぜ。
僕はこれからまたUターンして稚内を目指すけど、この天気で稚内から「利尻島」
見えるかな?ホントに晴れるかな?

展望台からの日本海

引き返してまた北を目指します。
9:00ちょいすぐに、再び「ぼちぼちいこか増毛館」の前を通過しました。
「雄冬岬展望台」の往復で1時間10分を要したのだね、ふむ。


なんかね、現在あんまり気分が乗ってきていません。
それはこの天気のせいだけじゃないのです。

あのー、実はね、またbobByのブレーキの効きが悪くなってきているのですよ。
チクショ、メンテからまだ3日間しか走っていないないのによー。
きっと、昨日急いで「増毛館」に向かったとき、特に留萌近郊でアクセルとブレーキ
を多用したんだけど、それでブレーキがくたびれ始めている。
昨日、留萌の手前くらいから違和感を感じ始めていたからさ。

まだブレーキの効き目は残っているから運転には支障は無いんだけど、遊び部分
がやたらデカくなってスカスカな踏み応えだから運転しづらいわ不安だわ。
そりゃドライブを純粋に楽しめるわけも無いよな。
どこかテキトーなところで応急措置をせねばだ。


留萌を再び通過。
「黄金岬」だとか、心に余裕があれば待ち寄ってみてもいいかなってスポットも、な
んとなくスルーしちゃったよ。

海沿いギリギリを走る

海沿いの国道は、留萌から北は232号となります。
しばらくは街も何もない直線道路をずーっとひたすら北上するだけ。
ここから「サロベツ原野」くらいまではメジャーな観光スポットもほとんどないしね。
移動に重点を置かざるを得ない。


<道の駅 おびら鰊番屋>
9:50 道の駅 おびら鰊番屋

小平は昔ニシン漁で栄えた地域で、道の駅の敷地内にも「旧花田家番屋」ってい
う重要文化財のニシン番屋があります。
道内最大のニシン番屋であり、同時に現存する木造民家として日本最大級だそう
ですよ。

道の駅の建物自体も「旧花田家番屋」の雰囲気に合わせ、ちょっとレトロな感じに
なっています。はい、ナイスレトロ。

道の駅の建物

旧花田家番屋

海方面の南側を見ると、曇り空の向こうに薄っすらと海岸線が見える。
あれはさっきまで走っていた「雄冬海岸」あたりの海岸線なのかな?

あと、「なぎさ」っていう寿司屋の看板を道の駅の目の前で発見。
あ、懐かしい。5年以上前にお世話になりました。
当時ウニ嫌いだった僕の概念が一変したお店です。

南部の海岸線

昔お世話になりました!

ここで、今夜の宿を考察しました。
稚内ではちょっと近すぎるから、「宗谷岬」を経由してオホーツク海に入ったあたり
に宿を取るくらいのペースが妥当かな?

そう考えると、思いつくのは浜頓別の「トシカの宿」。
電話してみて、予約取れました。よし、今夜はジンギスカン食べ放題ですな。

そうなると、明日はオホーツク海に沿って東へと走るルートになるな。
頑張れば普通に知床まで行けるに違いない。
そしたら明日の宿は知床羅臼の「とおまわり」がいいな。大人気の宿で、2年前に
も電話して断られて、結局1度も泊まれていないところです。

早速「とおまわり」にも電話してみる。
…またダメでした。満員でした。その日だけ既にギュウギュウなんだって。
まぁいいや。焦ることはない。明日に電話したらキャンセルが発生しているかもし
れないし。
明日のことは明日に考えよう。


道の駅を出発。
北海道旅2005(2-45)」のときにご飯を食べた「なぎさ」がすぐに出てくる。
こんな中途半端な時間なのに、店の前には何台もバイクが停まって賑わってい
ました。

稚内まで158km

上平グリーンヒルの風力発電

<道の駅 風Wとままえ>
"風W"は"ふわっと"って読みます。いや、絶対知らなきゃ読めねーけど。

10:28 道の駅 風Wとままえ

天気はどんどん悪くなってきているような気がする。
北は雨じゃないんじゃなかったの?雨が降りそうでちょっと心配。

ここではトイレだけ行きました。ホテル併設のとても綺麗な道の駅です。

上平グリーンヒルの風力発電

さらに少し北に行くと羽幌の町に入りました。
「天売島」や「焼尻島」へのフェリーが出ているのもこの町です。

国道沿いには4年前の「北海道旅2006(3-8)」で宿泊した「吉里吉里」もあります。
あ、壁のデザインを少し変えたのだね。
ここは以前に『日本4周目でまた来ます!』とトリッパーズ年鑑に書いたので、まだ
僕は立ち寄れません。
もし本当に日本4周目をやるのであれば、その際にまた来ようかと思うよ。

吉里吉里前を通過

と、ここでトヨタのお店が目に入りました。
入ろう!ちょうどいい、ブレーキの応急処置をしてもらおう。

10:50 羽幌のトヨタ

店員さんに事情を話し、ブレーキのメンテをしてもらいました。
「抜本的な改善にはここの部品を取り替えないとダメですよ」とか言われた。
「でも、これが最終走行なんで騙し騙しで乗りたいのです」って答え、対応しても
らいました。
待ち時間は優雅にTV見ながらアイスコーヒー飲んで過ごしました。

20分ほどでメンテ終了。料金は5000円かかりました。
高ッ!
今までディーラーやガソリンスタンドとかいろんなところで同じメンテしてもらったけ
ど、無料〜3500円くらいの間だった。5000円はちょっとビックリ。
横浜の同じトヨタのお店だと無料なのに。

まぁいいや。命には変えられないし。
思ったよりブレーキのスタミナがなくなってきているので、今後はなるべくブレーキ
を踏まないようにして走ろう。エンジンブレーキをフル活用しよう。
でないと道内にいるうちにあと2・3回もメンテしないといけない計算になっちまう。
(雑費 \5000)

オロロン鳥のオブジェ

羽幌の町の入口・出口には、町のシンボルであるオロロン鳥の巨大オブジェがあ
ります。「天売島」で繁殖しているウミガラス。ちょっとペンギンに似てるっす。

ひたすら北へ

うーむ。これ、晴れていれば走っていてメチャクチャ気持ちいいと思うのよ。
だけど曇りだと、なんか退屈。
北海道の道って天気1つでテンションが全然変わっちゃうんだよね。
ちょっと眠い。散歩とかして目を覚ましたい。


<道の駅 ☆ロマン街道 しょさんべつ>
11:38 道の駅 ☆ロマン街道 しょさんべつ

あ、ここは初めて来る道の駅ですね。
2007年にできた道の駅だからね、前回ここいらを走ったときにはまだ存在してい
なかったのだね。

この道の駅は、日本最北の天文台である「しょさんべつ天文台」や、キャンプ場
のある「みさき台公園」が併設されています。
そういえば道の駅の街灯も星をかたどってあるぞ。

ついに雨…?

ポツポツ雨が降り出しました。まだ傘をさすようなレベルではないかな?
歩いて数分のところに「みさき台公園」や灯台があるので、ちょっと散歩がてら行っ
てみることにします。


<みさき台公園>
<金比羅岬>

綺麗な芝生が広がっていたり、テラス席のカフェがあったりしますけど、なんかだ
んだん雨が降ってきました。こりゃ普通に傘が必要なレベルだぜ。
しかし僕は不屈の闘志で芝生地帯を歩き、灯台の足元まで行きました。

キャンプ場

みさき台公園の金比羅岬灯台

あんまり尖っていないけど、ここが金比羅岬という岬です。
霧・風・吹雪の多い気候で海難事故が多かったので金比羅様を祀ったことが、こ
の岬の名前の由来なんだそうだ。

だから一見なだらかな海岸線に設置されているこの灯台も、非常に重要な役目を
果たしているんだってさ。
てゆーか雨が激しいので、灯台横の東屋に一時避難しました。


ライダーのkatsu君から連絡が入りました。
オホーツク沿いに南下してて、今は紋別にいるんだって。速いなー、相変わらず。
緯度は僕のいる初山別もkatsu君のいる紋別も同じくらいだね。
稚内を挟んで対極の位置に来ているね。

kastu君によると、紋別も雨が降り出したようだ。
今日は一気に「サロマ湖畔」の「さろまにあん」まで走るんだって。

ふむー、僕は明日に「さろまにあん」にしようかなー…。
いや、浜頓別からだったらもうちょっと走れるか。弟子屈も射程距離に入るよな。


雨の弱まったタイミングでダッシュで道の駅の駐車場まで戻り、bobByに乗り込ん
で出発です。

雨の降る海沿いの国道

いやー、雨が降ると寒いね。普通に肌寒い。
東京や神奈川はきっと今日も気温37℃とかあるんだろうけど、こっちは体感20℃
前後だよね。

フロントガラスは虫が200匹くらいこびりついていて、ウォッシャー液ごときでは全
然取れなかったんだけど、雨が綺麗に洗い流してくれました。
この点だけはありがたい。視界良好。


初山別村から遠別町に入ったタイミングで、不思議とピタッと雨が止み、水平線
の彼方からアイツが見えてきました。

日本最北の100名山、「利尻富士」。

おぉぉぉー!ついに見えた!日本最北エリアが見えた!
てゆーか、この天気で「利尻富士」がこんなところから見えるなんて!

そこそこ晴れていても「サロベツ原野」からですらほとんど見えないこともあるの
に、ここから見えるとはツイている。
もしかしたら稚内方面は雲が少なくて空気が澄んでいるのかもしれないね。
ひょっとしたら晴れるかな!?


<道の駅 富士見>
駐車場はまだ濡れていて、ついさっきまで雨が降っていた模様。
しかし今は雨も止み、遠くに「利尻富士」が見えています。

12:20 道の駅 富士見

道の駅からの利尻富士

いいねー、あの島を見ると道北に北っていう気分になるねー。

「利尻富士」を見るのは「礼文島旅行2009(3-68)」以来の1年ぶりだね。
あのとき、稚内空港を飛び立った飛行野の車窓から最後まで名残惜しんで眺め
ていた「利尻富士」、今年は自走で見に来てやったぜ。

また「利尻富士」を見る機会に恵まれたこと、長期の連休で北海道までドライブ
に来れたことに心から感謝。今、とても幸せな気分だ。

ちょっと腹が減ってきたけど、ここには琴線を動かされるようなものが無かった。
しかし次の食事処が豊富な町といったら、もう稚内。でもそれは遠すぎ。
手塩あたりで頑張って探してみようかね。

利尻富士を目指して

<道の駅 てしお>
ひたすら海沿いを北上し、天塩の町にやってきました。
昨日の夕方、既にkatsu君は苫小牧からここまで走っていたのだね。
改めてスゲー。

12:58 道の駅 てしお

手塩の道の駅

食事処併設で地元の食材も揃っていそうなので、ここで食べていこうと思います。

手塩といえばシジミが有名で、ここもシジミを押してはいるんだけど、それ以外にも
タコキムチ丼っていう気になるメニューがあります。
どうやらご当地B級グルメ。
しかもまだ知名度も無いし売り出し間もない、目新しいメニュー。
面白そうなのでタコキムチ丼をオーダーしてみました。

タコキムチ丼

丼には天塩産のミズダコと鮭のミンチで作ったカツ。それを玉子でとじて、キムチと
一緒にご飯に乗せています。
あ、これは美味しい。食べやすい。

味噌汁は地元のシジミなので、これも嬉しい。
ただ、付け合せのヤナギダコの卵巣っていうのがキビしかった。
尋常じゃなく塩辛い。まるで海のようだ。なんかチュルっとしてる、謎の物体。
ま、食べたけど。
(食費 \950)


よーし、これでスタミナも充分。元気いっぱい。
道の駅を出発するとすぐ、今まで走ってきた国道232号は内陸に折れ込んで稚内
を目指すルートとなります。
それと同時に海沿いを走る道道106号が現れます。

ついに来た!
北海道有数の快走路である、道道106号、「オロロンライン」!!

最高の舞台へ!!

<オロロンライン 道道106号>
13:28 オロロンライン 道道106号

道道106号は、稚内手塩線とも呼ばれている。
右手に「サロベツ原野」、左手には日本海と「利尻富士」を望み、信号も家もガード
レールも何もない、無限の原野を地平線まで突き抜ける直線道路なのだ。

ツーリングマップルでも0円マップでも必ず取り上げられる、ライダー憧れの道路な
のですよ。

浜里PA手前からのパノラマ

上の写真は106号の「浜里PA」の手前、「天塩川」のあたりからの光景です。
目の前を真っ直ぐ流れる「天塩川」、左側に聳えるのは「利尻富士」、右端には高さ
99mの「オトンルイ風力発電所」のプロペラが見えています。
あとはひたすら原野。

川を渡って道なりに右を向いたら、最強の直線道路がスタートします。

オトンルイのプロペラ群

ここからは「オトンルイ」のプロペラ目指して一直線です。
交通量はほとんどない。ときどきツーリングのバイクが走り去る程度です。

ヘタすりゃ関東圏の高速道路よりもずっと快適だしスピードも出せるんだけど、僕
はあえてゆっくりです。ダッシュで通り過ぎてしまうのなんて、もったいない。
じっくりノンビリ走りたい。

プロペラ群の横を走る

オロロンラインと利尻富士

風力発電プロペラ脇には、よく見ると何箇所かダートの脇道があります。
そこにbobByを駐車して、しばらくこの広大な眺めを堪能しました。

これで晴れてさえいれば最高なんだけどな。
昨日、晴れている状態でここを疾走したkatsu君がうらやましい。
尚、快晴の106号の写真は「北海道旅2006(3-8)」に掲載してあります。
あのときはホント、圧巻だった。

プロペラ群&YAMA

ここは、最高到達地点99mもある化け物みたいな大きさのプロペラ28基が3km近く
も立ち並んでいます。
実際に近くまで行ってみると、想像より遥かにデカい。
日本にこれ以上大きいプロペラってあるのかなぁ?

プロペラのその向こうには、地平線まで続く「サロベツ原野」が広がっている。
海側の「利尻富士」はさらに大きく見えるようになってきている。
道北はここいらの景色が一番好きだ、僕は。

サロベツ原野

利尻富士の前で

<サロベツ原野駐車公園>
13:46 サロベツ原野駐車公園

ここに来る度に立ち寄っている106号の駐車ペースです。
トイレもあります。それ以外は何もないけど。
ライダーが10人くらい既に休憩していて賑わっていました。

ここからも「利尻富士」の眺めが綺麗です。

駐車公園からの利尻

「サロベツ原野駐車公園」から道道106号を4kmほど北上すると、内陸部に入る道
道972号が現れます。そこでハンドルを右に切る。

この先5・6kmのところに「幌延ビジターセンター」っていう「サロベツ原野」散策の拠
点の1つがあるんだけど、そのセンターの脇にある展望台からの眺めがなかなか
いいのですよ。

サロベツ原野の真ん中を走る

<幌延ビジターセンター>
14:01 幌延ビジターセンター

ビジターセンターから道路を挟んで反対側にある、10mほどの鉄骨タワーの下に
bobByを駐車し、タワーを駆け上がりました。

鉄骨タワー

ビジターセンターを見下ろす

たかだか10mくらいの展望台ではあるけれど、当たりはどこまでも続く平原。
だから地平線まで見渡すことが出来ます。
原野を突っ切る道路の眺めとか、なかなかナイスです。

さっき通過した「オトンルイ風力発電所」のプロペラ群も、横一直線に並んでいる
様を一望することが出来ます。

長沼

原野の中の道路

上の写真、「長沼」の左上には「パンケ沼」っていう周囲8kmの大きな沼が広がっ
ていて、オリジナルサイズだと見れるんだけど、このサイズだと厳しいね。


道道972号を引き返し、海沿いの道道106号に戻ってきました。
稚内に向けてさらに北上を続けます。
ここですぐに「北緯45度通過点」の"N"のモニュメントが現れます。


<北緯45度通過点
14:14 北緯45度通過点

『北半球ど真ん中』

特に目印は無いので、多くの人が通り過ぎてしまうスポット。
道道106号沿いにあり、道道972号の起点より2km北、そして道道106号のパーキ
ングシェルターよりかは数100m南です。注意していれば見つかるハズ。

しかし緯度に設置されているモニュメントとしては本土最南端の「佐多岬」と並んで
トップクラスに有名なところなんじゃないかな?

駐車スペースは、車3台が路肩にギリギリで停めれるくらい。でも狭いです。
先客のライダーがいたので、僕も少し後ろで待機しましたし。

北緯45度のモニュメントと共に

記念撮影以外に特に何もすることにない場所だけど、北緯45度を越えることには
大きな意味がある。
北緯45度が日本で最北の、切りのいい緯度だしね。


さらに北へと走る。ここいらはもう、なんにもない。
さっきまではプロペラとかモニュメントとかパーキングとかポツポツと人工物があ
ったけど、ここから北は何もない。

ただひたすら、「利尻富士」と日本海を眺めながら直線道路を突っ張りします。

利尻富士と牧草ロール

あるのは道路のみ

なんだか北の空が明るくなってきたような気がします。
ここまでずっと雲の多い天気だったけど、やっぱり稚内は当初想定どおりに晴れ
そうな気がするんだ。

てゆーか是非とも晴れて欲しい。やっぱり日本最北端の「宗谷岬」からの景色は
青空であって欲しいじゃないですか。
そうそう来れる場所ではないので、しっかり晴れてくれると嬉しいな。


<夕来展望所>
とてもレアな展望所ですね。どこにも標識とか出てないし。
道道106号の『稚内 26km』の標識が目印です。

14:41 夕来展望所

これが目印

ここが展望所

ここ一帯が国立公園であることを示す大きな標識と、小さな祠がポツンと佇むだけ
の場所。
一応展望所だけど、気の効いた設備なんて無いもありません。
テキトーに好きな場所から好きな景色を見ればいい、って感じ。

もちろん「利尻富士」の眺めは相変わらず最高です。
しかし、ここまで北に来ると、今まで「利尻島」に隠れていたもう1つの島が右側か
ら登場してきます。

南北に長い、平らな島。
日本最北の有人島。
ひとことでは語りつくせないほどいろんな思い出が詰まった、"花の浮島"。

「礼文島」です。

礼文、現る

いやー、今年は行けてないけどさ、あの島影を見るだけで胸が熱くなるよ。
南は香深港あたりから見えているのかな?
北に目線をずらすと「礼文岳」、そして最北には「金田ノ岬」までが見えるよ。

本土からここまでハッキリと「礼文島」を見たのってこれが初めてかもしれない。
すごく嬉しい。さらに元気出てきた!
よーし、もうちょっとで稚内だ!


抜海を通過ししばらく走ると、ついに道道106号の直線部分は終わって、道は稚内
市街へと東に折れます。
しかし僕はこのまま海沿いを走って「ノシャップ岬」まで行こうと思うんだ。
ここからは海沿いの道は道道254号です。
「ノシャップ岬」まではあと10kmくらいかな?

ここで青空登場です!ついに晴れた!

願えば晴れる、最北の空

日本最北の温泉、「童夢」

よしっ、このままで行けば快晴の「ノシャップ岬」と「宗谷岬」を観光できるぞ!
岬の先端を目指して突き進みます。

「漁師の店」

「樺太食堂」

「ノシャップ岬」のすぐ手前にある「漁師の店」は、昨日katsu君が宿泊していたとこ
ろ。メインは海鮮の食事処だけど、知る人ぞ知る旅人の集まる宿屋だったりもしま
す。
「樺太食堂」は"うにだけうに丼"で有名な食事処ですね。
僕も「礼文島旅行2008(3-41)」のときに旅仲間の"ぶるるぶ"と来たっけ。


<ノシャップ岬>
ここは「礼文島旅行2008(3-41)」以来の2年ぶりだね。
去年も「礼文島」を往復する船のデッキからだったら見ているけどね。

15:11 ノシャップ岬

シンボルのイルカ

稚内灯台

アイヌ語で"波が砕ける場所"を意味する岬です。
何気に晴れている日に来るのは初めてなのかな?岬からの「利尻富士」が綺麗。
紅白カラーの灯台も青空に映えています。


このあと、今度は岬の東海岸を辿りながら南下し、稚内駅までやってきました。
あれ?なんだか違和感。うん、確実に違う。
駅前のロケーションが変わっているのだ。
とりあえず車を停めて、ちょっと近所を歩いてみようか。

15:32 稚内駅

稚内駅の目の前に建物が

日本最北の駅

なんだこりゃ。
今まであった駅舎のすぐ前に、やたら綺麗なガラス張りの建物ができつつありま
す。すっごいピッタリくっつくような感じで。
隣にはパチンコ屋ができてるし。

これはもしかしたら新しい駅舎?古いほうは取り壊されちゃったりするのかな?
駅前のロータリーも無くなっちゃってて、ワケわからん。
もし駅舎が取り壊されたりするのであれば、駅舎に書いてある『日本最北端稚内
駅』のの文字も近々見れなくなっちゃうよね。

いつも「礼文島」の行き帰り使っていた、バスターミナルに行ってみた。
そしたらターミナル、消滅していた。
バスのチケットセンターみたいな建物も消滅していた。
アワワ…、思い出の場所が…。

消えたバスターミナル

日本最北の線路があった場所

駅の北側に回りこんでみると、『日本最北の線路』の立て札があった、線路が終
わる場所も無くなってました。
立て札も無けりゃ、線路もなくなってた。工事現場になってた。

おいおい、たった1年の間に何があったのですか?
何度も見てきた『日本最北の線路』が無くなっちゃったのはちょっと残念。

まさか、「北防波堤ドーム」はなくなっていたりはしないよね?
防波堤方面にさらに歩いてみた。


<北防波堤ドーム>
あ、良かった、ありました。

稚内港を強風から守るために作られた、ドーム型の防波堤。
ローマ建築みたいなオシャレな作りになってて、車のCMにも登場したことのある
ところです。


では、ボチボチ「宗谷岬」にでも行きましょうかね。
国道238号で海沿いに東に向かいます。
礼文島シリーズでは稚内空港の行き帰りでいつもこの道を走っているけど、自分
の運転では4年ぶりです。

北防波堤ドーム

「うぶかた」

宗谷岬へ

すぐに「うぶかた」の前を通る。
過去2回行ったことのある食事処。「礼文島旅行2008(3-41)」のラストを飾った、思
い出のお店なのだ。

空港を通り過ぎると、「宗谷岬」まではもう町という町もなく、前方の「宗谷丘陵」を眺
めながら海沿いを淡々と走る感じです。


<宗谷岬>
はい、来ました!4年ぶりの日本最北端です。
到達回数はこれで4回目かな。

16:08 宗谷岬

宗谷岬&bobBy

宗谷岬はゆるいカーブの途中にある岬で特別尖ってはいない。
だけれども、れっきとした日本最北の地。
多くの旅人やライダーが集結しています。『日本最北端の地』のモニュメントの前
は、記念撮影の人々が途切れることがありません。

間宮林蔵と日本最北端の碑

とても風が強いし涼しいな、ここは。
近くの土産物屋に温度計が付いているんだけど、気温20℃だった。
涼しー!関東なんて今日もきっと37℃とかだよね?すごい気温差。

そこそこ晴れているけれど、ところどころ雲が出ているので今回はサハリンは見え
ないっぽいですな。ま、しょうがない。
とりあえず、そこいらの旅人と声を掛け合ってお互いの記念撮影をしました。

最北端の碑&YAMA

宗谷岬灯台

旧海軍望楼

背後の丘の上には、ここからでも「宗谷岬灯台」や「旧海軍望楼」が見えます。
丘を登ると、他にもいろんなモニュメントや施設があって、こことは全く違ったのど
かな雰囲気です。

ま、今回はちょっと時間がないので丘の上には登りませんけどね。
これら宗谷のスポット巡りについては、北海道旅2006(3-8)」を参照ください。

最北端の土産物屋

次の土産物屋に入り、お土産買いました。
お土産はいつものように適当に2分で選んだ。
あと、自分用に日本最北端到達証明書とか、ステッカーとかも買った。
(土産 \2830)


「宗谷岬」を出発し、100mほど東に行くとすぐにガソリンスタンドがあります。
日本最北のガソリンスタンドです。そこで給油。
(ガソリン \4190)

ここで満タン給油すると、日本最北端給油証明書と交通安全の貝殻をもらうことが
できます。それを目当てに残り少ないガソリンでここまで走ってきました。
これで2005年に続き2つ目もらったよ。証明書はデザイン変わったんだね。

日本最北端給油証明書

オホーツク海を左手に見ながら、今夜の宿のある浜頓別を目指して国道238号を
南下します。緯度が下がるとまたちょっと天気が悪くなってくる。
あと、すごい風が強いです。ハンドルが持っていかれる。

宗谷国道南下

<道の駅 さるふつ公園>
16:59 道の駅 さるふつ公園

ここでもう一度、今朝満員で断られた「とおまわり」という羅臼の宿に電話する。
キャンセル発生に望みをかけたんだけど、やっぱり明日は満員だって。
しかし明後日はまだ空いているって。だから明後日で予約しちゃいました。

じゃあ明日の宿はどうするんだとか、最終的に北海道をザックリ1周したいのに、こ
のペースでいいのかだとか、いろいろ思うところはあるけど、どうでもいい。
なるようになるっす。
一番やりたいことを素直に追いかけよう。仕事じゃないんだし。誰にも迷惑かからな
いんだし。

日露友好記念館と風雪の塔

国道238号をバリバリ南下。
今夜の宿、「トシカの宿」には17:30に到着するように言われている。
あと20分ちょいです。
昨日みたいな失態は出来ませんからね、今日はちゃんと間に合わせるよ。

宿の少し手前では、国道を反れると「エサヌカ線」っていうすごい快走路があるん
だけど、時間的に立ち寄るのは難しいし、少し曇っているので止めておこう。
もし明日が晴れだったら、朝一で走りたいな。

「クッチャロ湖」の南側から湖畔方面に入ります。
最後は少しダートになります。

トシカの宿へ

<「トシカの宿」>
17:30 「トシカの宿」

ギリギリで無事、到着しました。
ここは北海道旅2006(3-8)」で一度お世話になっている宿です。4年ぶりです。

今夜の宿

宿泊者が少ないらしく、相部屋じゃなくて1部屋もらえました。
夕食は1時間後の18:30からなので、荷物の片づけをした後にお風呂入りました。

18:30 夕食

夕食はジンギスカンの食べ放題です。
同泊の大阪から来たライダーの"和泉さん(仮名)"やオーナーさん・ヘルパーさん
とおしゃべりしながら食べる。
もちろん生ビールも注文しちゃうっす。ジンギスカンにビール、サイコー!

ジンギスカン

和泉さん&YAMA

カニも出てきます

和泉さんは昨日は小平のキャンプ場にいたんだって。そこから稚内を経由してこ
こまで来たらしい。
ということは、今日の走行ルートは僕とほとんど同じだったんだね。

いろいろ今日の出来事を話し合っているうち、和泉さんも「道の駅てしお」でタコキ
ムチ丼を食べていたことが発覚した。僕が到着する1時間くらい前だったみたい。
「やっぱヤナギダコの卵巣はヤバかったよねー!」みたいな話で盛り上がった。

酒を飲んでいたこともあり、食べ放題のジンギスカンはお替りすることなく満腹にな
ったよ。

ティータイム

食後は紅茶と手作りケーキでティータイムです。
このあとは21:00から飲み会。

1時間以上あるんだけど、自分の部屋に戻ってもつまらないので、ダイニングで和
泉さんとマッタリと過ごしました。
2人で宿内にある0円マップやツーリングマップルを読み漁っていました。

0円マップは過去2年分くらい全部読んだ。
いい写真を見つけては、お互い「スゲー写真があった!」と見せ合ってテンション
Upさせてました。

あと、宿に保管してある過去のアルバムを見てみました。
もちろん探すのは、4年前の僕自身。

YAMA&富良野コンビ

懐かしいなー。この3人で「エサヌカ線」を走ったり、「宗谷岬」に行ったりしたよな。
2人とも元気かな?
片方の人は確か職場が僕と徒歩数分圏内だったらしいけど、まだあれっきり会え
ていないわ。

21:00 飲み会

カンパ制の飲み会です。僕は日本酒ばっか飲んでいました。
オーナーのおばちゃん、ヘルパーさんと北海道の情報交換をしながら飲みます。
(カンパ \600)

稚内駅のことが気になっていたので、おばちゃんに聞いてみた。
すると、やっぱり今までの駅舎は取り壊しちゃうんだって。
あー、残念。

あと、野付の「浜の湯」が営業終了しちゃったという情報を仕入れた。
えっ、終わっちゃったんだ。あそこも昔お世話になりました。

前回の「北海道旅2008(3-43)」ですごく感動した「タウシュベツ橋梁」も、今は
林道が通行止めで近くまで行けないんだってさ。
あ、だから国道沿いに去年展望台が出来たのか。橋はすごく遠くて最悪な展望
台らしいけどね。
僕が見た「タウシュベツ」が接近できた最後の年だそうだよ。残念極まりない。


和泉さんは明後日の朝一で「旭山動物園」を観光したいそうだ。
で、明日の宿はどこにすればいいのかアドバイスを求めていて、みんなでいろ
いろキャンプ場検索をした。
しかしおばちゃん曰く、明日は雨とのこと。なんだとー。残念。
それを踏まえ、2人でいろいろこれからの予定を考えた。

オーナーさんと柴犬

和泉さんと戯れる

宿で飼われている柴犬の"コハル"登場。
3年半前に来たらしいので、僕とは初対面です。
オーナーのおばちゃんとボール遊びをしたり、なぜか僕ばっか絡まれたりした。
僕のスリッパばっか狙われるんだ。力づくで持って行かれるんだ。

スリッパくわえて輪くぐり

なつかれる

なんか僕のスリッパ加えて走り回り、輪くぐりとかしてるし。
お酒飲みながらみんなと旅情報を話し合っているのに、メチャクチャなつかれて
それどころじゃなくなったり。
いいね、ペットっていいね。動物と触れ合うことのない僕にとっては新鮮。

23:00 お開き

では、そろそろ寝ます。

23:20 就寝