Chapter.3

3.7
<道の駅 大谷海岸>
5:55 起床

うわー、寒いね。とんでもなく寒い。
とりあえずトイレで洗顔。昨日は酔っ払ってまともに見なかった道の駅のロケーショ
ンも明るくなって改めて見ることが出来ました。

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日本一海水浴場に近い?

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夜明けの道の駅

この道の駅はどうやら大谷海岸駅っていう鉄道駅と合体しているようで、『日本一海
水浴場に近い駅』って書いてあります。ほう、話のネタに見ていこうか。
駅の上にかかる歩道橋に登り、線路と海水浴場を見下ろしました。

右側が海水浴場

駅のホーム

駅のホームには家の写真の通り、名所案内の看板があります。
これを見てみると『大谷海岸海水浴場 南2m 徒歩2分』って書いてあります。
2m!近いな。
残念ながら海水浴場へはその反対側の改札を抜けてから歩道橋で線路を越えなけ
れば行けないので2分くらいかかるかもしれないけど、確かに海には近いね。

6:19 出発

昨日から引き続き、宮城県の国道45号を南下します。
最初は泊崎半島の突端にある「歌津崎」に行ってみたいと思います。

そうそう、昨夜に通過した気仙沼近くには唐桑半島っていうリアス式海岸で有名な岬
があります。
リアス式海岸を堪能するんだったら是非立ち寄るべきポイントではあるんだけど、ここ
は半年前に「シルバーウェイーク大暴走(3-73)」で観光したので今回はスルーしまし
た。


県道225号を左折し、岬への道に入ります。
しばらく進むと県道も反れ、名も無い細い道になります。

だんだん狭くなる道

<歌津崎>
鳥居の立っている駐車場。
ちょっと年季の入った空き地みたいな駐車場には、僕の車以外に車が1台。
中に誰もいないし、付近にもいないのでちょっと怖いぜ。

6:44 歌津崎

駐車場の鳥居

泊崎の看板

駐車場の隅にハイキングコース風な遊歩道があるのを発見。
ここを歩けば岬の先端に行けるのかな?歩いてみます。
昨日の「弁天崎」といい、こういうマイナーな岬は手探りで行くのがワクワクするね。
店も無ければ誰もいないから、自分の判断で進むしかないからさ。

尾崎神社

神社の下は絶壁

途中で唐突に神社が現れました。こんな山道の途中にあるなんて。
そっか、駐車場の鳥居はこの神社の鳥居だったんだね。
このあたり、下を見下ろすと絶壁の下にワイルドな海岸が見えました。

さらに遊歩道が続いていたので、それに沿って3分ほど歩きます。
すると岬の先端らしき場所に到着しました。松林の中にポツンと東屋だけの場所。

歌津崎の先端

あ、正直景色は悪いです。木が邪魔でダメだ。
さっきの神社のところが一番良かった。
ここにある碑には"名称 尾崎"って書いてあります。ん?ここは泊崎半島の歌津崎
だよね?その先端が尾崎?
なんかどれもこれも"崎"ってついてて厄介。なにがなんだかわからん。

名称・尾崎

「歌津崎」を出発し、来るときとは逆の泊崎半島の南側を通って国道45号を目指す。
ここいら、ところどころに白いガレキのような物の山があるのです。
なんだろう、あれ?
すぐ近くを走ったとき、正体がわかりました。牡蠣の貝殻なんだね!

牡蠣を山を発見

すっごいな、これ。山がいくつもある。
そういや三陸海岸は牡蠣の産地だけど、貝殻の始末には困るよな。土に返らないし
。これ、このあとどうするんだろうね?リサイクルかな?

国道45号に戻り、志津川湾が左側に見えてきました。
ここでも何かが養殖されているみたい。ウキがたくさん浮かんでいました。

海の畑

志津川湾を回り込んだところで一旦国道45号とはサヨナラします。
国道45号はこのあと内陸部を経由して石巻に行っちゃうんだ。
しかし僕はもっと海沿いを走りたい。
だからここからしばらくは海沿いの国道398号です。


<戸倉海岸>
国道398号に入って1kmちょいのところ、モアイ像が唐突に目に入ったのでそこに
あった駐車場に車を停めました。

7:28 戸倉海岸 

海岸の駐車場

モアイ像

駐車場の脇に1体ずつ、計2体のモアイ像がドーンと鎮座していました。
ここ、ツーリングマップルにも『なぜモアイ像が…』と書いてあるポイントです。

ホント、なんで三陸海岸にいきなりモアイが出てくるんだろう。
・・・と、駐車場の脇に説明らしいものが書いてあるプレートを発見しました。

モアイの由来

ここのプレートに書いてあることを要約すると、以下のような感じです。

1960年、チリ地震で発生した津波で三陸海岸は大きな被害を受けました。
それから30年経った1990年、「あのときの教訓を後生に残さなきゃな」って思い、何
か形に残るシンボル的なものを作ろうってなりました。

そのとき出た案が、同じ被災地として友好関係にあるチリの「イースター島」のシンボ
ルであるモアイ像。
さっそくチリの彫刻家に作成依頼し、そして遥々完成品を運んできたのがこれだそう
です。

ほほぉー。すごい理由じゃないですか。正直半分ギャグで作っちゃったくらいだと思
っていたのに。
しかも津波繋がりだから、また今の時期と重なって奇遇だな。
こういう発見、旅してるって感じで嬉しいぜ。


<神割崎>
国道398号をしばらく走った海沿いの岬です。
ここには神がかり的なパワーで真っ二つに割れた岩があるそうで、ところどころの標
識には絵まで描かれていたんだ。気になって来てみました。

7:47 神割崎

たどり着いたのはキャンプ場

大きな駐車場があったのでここかな?って思って入ってみたんだけど、どうやらこ
こは「神割崎キャンプ場」の駐車場らしい。
そしてハイライトの神割崎自体はここから2・300mのところに別途駐車場があるら
しい。

じゃあ移動しましょうかって思ったんだけど、看板を見るとこのキャンプ場の真ん中
あたりに灯台が立っているそうなので。
キャンプ場の真ん中に灯台とは珍しいね。
散歩がてら見てみるのもいいかもしれない。どうせここから数100m程度だし。

そう思ってテクテクとキャンプ場の中を7・8分歩きました。
キャンプ場内の小高い芝生の丘の上に灯台らしきものが見えてくる。
しかし、近付くにつれてなんだか違和感…。

アレ…!?

灯台が見えなーい!

うわー…、見事に工事中でした。
頭頂部がほんのちょっと申し訳ない程度に見えるだけです。笑える。
ちょっとだけ見える部分から察するに、結構特異な形の小さくて面白そうな灯台なん
だけどな。

また車に戻り、ちょっと先にある神割崎の目の前の駐車場まで移動しました。
そして遊歩道をものの10mも進まないうちに、なかなかの景色が目に入る。

神割崎

こんな感じの入り江です。おぉ、"神割崎"という名前から想像していたのとは、ちょっ
と違ったかな。
結構海は荒れ狂っているんだけど、そのすぐ近くまで降りれます。
そして細い入り江にすごい勢いで荒波がぶつかってきます。

大体こういうスポットって見下ろすか遠くに見えるかなんだけど、こんな目の前で見れ
るだなんてすごいねー。
そういえば今までの三陸海岸のスポットも、間近で見れたところはほとんどなかったも
んな。

2つに割れた大地

ここは昔左右で違う村で、海岸に打ち上げられたクジラをどっちの村のものかで取
り合っていたんだって。
そしたら神の力でバックリ大地が割れちゃって、争いも解決したんだとか。
ふむ、神スゲー…。


国道398号を南下していくと、「北上川」の河口に出ました。
そして「北上川」に沿って3kmほど上流方面に走るルート。さすが東北で一番大きい
川、河口も広くて雄大ですな。

北上川の河口

もう間もなく三陸海岸の終着である牡鹿半島なんだけど、ここでちょっと寄り道をし
ます。
牡鹿半島の1つ北に位置する雄勝半島の「白銀崎」に寄って行こうと思うのです。
たぶんここもややマイナー系。行ったことないから確証は持てないけど。

国道398号を反れて、県道238号で半島の先端に向かって走ります。
すぐに雄勝の町に入りました。
ここは日本有数のすずりの産地として知られています。ところどころにすずりの専門
店がありました。

すずりのお店

しばらくは走りやすい道

岬の先端近くに行くと、さすがに1.5車線くらいのちょっと細めのクネクネ道。
そして岬の先端に行くにはここからさらに1本道を反れます。

地図を見ながらここかな?と思ったところで曲がったら、相当細くてしかも転げ落ち
そうなほどの急斜面に突入しました。
わっ、ヤバイね。こんなところに岬があるのかな。


<羽坂漁港>
なんだか知らないけど行き止まりになっちゃいました。
そこにあるのは小さな漁港が1つのみ。

8:47 羽坂漁港

漁港に到着

ん?どこだここは。「白銀崎」はどこだ?駐車場も無く、道はここで行き止まり。
岬の先端と思われる方面にちょっと歩いてみるんだけど、なんか歩いていけそうな
雰囲気ではないな。
道を間違えてしまったのだろうか?

廃屋が並ぶ

あっちが岬?

どうにもよくわからないけど、行ってみよう。
bobByに乗り込み、狭い集落の中を通って岬の先端と思われる方向に向かって走っ
てみる。
すると道路の突き当たりに、岬に行けそうな歩道があるのを発見しました。


<白銀崎>
8:56 白銀崎 駐車場

空き地の駐車場

右側を降りると灯台

この空き地の先には道路が続いており、今は営業停止している「ホテル雀島」って
いうホテルに行き着くらしい。
しかし今は『私有地 行止り』の車止めゲートがありました。

その横に狭い遊歩道があり、どうやらこの先に灯台と「白銀神社」っていうのがある
らしい。ここから岬の先端までは徒歩で15分だそうです。

遊歩道を歩く

遠くには金華山

轍の残る遊歩道を道なりに歩いていきます。人の気配はゼロです。そういや今日も
ほとんど人を見かけていないや。
左側は営業していないホテルの生垣。チラッと中の敷地も見える。
生垣は変に綺麗で、逆にブキミっす…。

遠くには「金華山」が見えました。「金華山」は牡鹿半島の先端に浮かぶ島。
青森県の八戸から始まって、ずいぶんと南まで来たんだなぁって実感できます。

神社の参道らしい

間もなく町は海を見渡す立地から、両側が林の見通しのきかない山道へと入ります
。「白銀神社」の参道も兼ねているらしいよ。歩いているとそのうちいくつかの鳥居を
くぐります。

10分ほど歩くと、林に囲まれた「白銀神社」が見えてきました。

白銀神社

眩しいくらいの鮮やかな朱色に「おぉ、立派!」って一瞬思ったけど、よく見たら素材
は結構薄くて軽そうだ。こういう立地だからかな。
特に左の写真の門(?)は、色さえ変えちゃえば物置みたいに見えなくも無い。(あっ
、失言でした)

ここからちょっと歩くと、いよいよ先端の「白銀岬灯台」が姿を現しました。
小さい灯台。そして敷地もメッチャ狭い。両側が断崖で海。

灯台&YAMA

ここは木立もあって展望は開けません。かろうじて足元にチラッと断崖絶壁の下の
海が見えました。
たぶん、この岬は先端よりも遊歩道前半の「金華山」が見えていた辺りのほうがず
っと眺めがいい。まぁいいんだけど。先端に立つことに意味があるし。

先端からの景色

そしてまた15分歩いて駐車場まで戻り、出発する。

今度はなるべく大きな道を選んで県道238号を目指します。
するとちゃんと県道に通じる道がありました。よく見たら小さい立て札でちゃんと「白
銀崎」って書いてありました。
小っちゃ!これじゃあ気付かないのも無理は無い。

県道238号にあった立て札

来た道をさらに戻り、雄勝半島の付け根方面に向かう。また雄勝の町の大きなすず
りのオブジェとか見ながら。

そして国道398号の通称「リアスブルーライン」に戻ったら海沿いに南下再開です。
海岸に沿ってクネクネと走る道だけど、道路の幅は広いので走りやすいし飽きの来
ない道です。
通行量もほとんどゼロだし信号もないし、なかなか快適。

リアスブルーライン

<崎山展望公園>
女川の中心地も間近に近付き、今のうちに景色のいい景勝地とか無いかなって思
っていたらちょうど展望台がありました。

9:58 崎山展望公園

芝生の敷地

公園そのものには特筆するような設備は無いけれど、景色はなかなか。
「女川湾」を挟んで反対側には牡鹿半島がドーンと鎮座しています。

牡鹿半島の先端まで続く快走路である「コバルトライン」も見えていました。
牡鹿半島は1年ほど前に「宮城・お花見ドライブ(3-60)」で桜を見ながら快晴の中を
ドライブしたので、今回はアプローチしないことにします。

正面には牡鹿半島

女川の中心地に入り、「コバルトライン」の入口前を通過。
ここで三陸海岸は終了!
三陸海岸の定義である八戸〜牡鹿半島まで、無事に走ることが出来ました!
これにて今回のミッション終了!

国道398号をもう少し走ると、「万石浦」が左手に見えてきます。
ここは牡蠣の養殖イカダが一面に浮かんでいます。残念ながら駐車するような場
所はないので車窓から見るしかないのだけれど。

万石浦の養殖イカダ

そろそろどこかでご飯にしようか。今日はまだ何も食べていないし。
ここから5kmほど先、「石巻漁港」の市場の中にある食堂でご飯を食べれたら最高
だと思うんだ。行ってみよう!


<石巻漁港>
10:29 石巻漁港

あっ…、なんだか活気がないっす…。
もしかして、今日は漁はやっていない日なんだろうか。そうなると漁港の食堂も営業
していないだろうから心配だ。

石巻漁港の斉太郎食堂

この漁港の中にある「斉太郎食堂」っていう店が、獲れたての魚をすぐに安い値段
で食べれる店なので狙っていたんだけど、運悪く休業日でした。
やっぱり漁のない日は営業しないらしい。
残念。なんだか食運が悪いっすね、今回は。

そのまま「日和大橋」を超越える。
ここから右手には、桜の名所で有名な「日和山公園」が見えます。
去年の春の「宮城・お花見ドライブ(3-60)」では、僕は向こうからこっちを見ていた
ね。

日和山公園

そして石巻中心地へ

ここいらにはクジラ料理の店がポツポツとあるらしいんだけど、イマイチ場所がよく
わからなかったし、そんなに労力をかけてまで探したい気分ではなかったのでスル
ーします。

よーし、じゃあ横浜に帰ろうかな。
もう三陸海岸も走り終えたし。渋滞が始まる前に帰宅したほうが懸命だし。
この近所にあるICから高速に乗ろう。


11:24 三陸自動車道 鳴瀬奥松島IC

11:58 仙台南JCT

ここからは走り慣れた東北自動車道に合流です。


12:22 国見SA

宮城県から福島県に入りました。
ここで朝ご飯兼昼ご飯にしたいと思います。
米沢牛しぐれ丼っていうのにしました。福島県なのに山形県の米沢牛があるのか。
そうだ、今度本場の米沢牛を久々に食べに行きたいな。

米沢牛しぐれ丼

食後外に出ると、チラホラ雪が降ってきました。
おぉー、寒い。この3日間はコンスタントに寒い。早く温暖な関東に帰ろう。


このあとは雪にこそならなかったけど、ずっと雨が降っていました。
うーむ、憂鬱な天気だ。

雨の東北道

15:20 蓮田SA

埼玉県まで来ました。まだまだ元気なんだけど、東北道最後のSAなのでここでトイ
レ休憩だけしていくことにしました。

最後のSA

15:40 川口JCT

ここからは首都高です。幸い渋滞もゼロ。
一気に横浜に帰るぞ!


16:56 帰宅

横浜の片田舎も冷たい雨でした。
気温は2月の真冬並みの5℃でした。
春が待ち遠しいね!だから次は南国沖縄だ!

―― 前日までの走行

―― 本日の走行