Chapter.2 広大なる緑の大地

2006.9.23 走行距離:477km 支出:\13,692

かなやま湖畔キャンプ場
に駐車します
すごい霧…

2006.9.23 走行距離:477km 支出:\13,692


<道の駅 自然体感しむかっぷ>
4:35 起床

空が白みだすのと同時に起きるのが車中泊のときのスタンスなんだ。
すっごい寒い。さすが北海道。
気温は5℃くらいだよ。息が普通に白いよ。


4:55 走行開始

<かなやま湖>
ここは夏であればラベンダーの綺麗なところだな。
もちろん今はラベンダーなんて咲いていない。辺りは朝もやに包まれて
真っ白だけど、湖畔を散歩してみようと思う。

5:30 かなやま湖

霧で霞むかなやま湖

キャンプ場内をブラブラ歩くんだけど、見たカンジテントが1つしか
立ってない。すごく寒いしもうシーズンが終わりつつあるのかなぁ。
なんだかさみしい。

湖畔まで来た。
こんな早朝だけど犬の散歩をしている夫婦がいる。
こんなに寒いのに犬はハイテンションでザブー!とか水に飛び込んでるよ。

水面ギリギリのところが霧が晴れているんだけど、そこ以外は周り
全てが霧の中。
でもさ、北海道の朝って結構こんなもんですよね?
まだ朝日も見えないけど期待しちゃっていいですよね?

だって現に散歩しているこの30分でなんだか霧が薄くなって
来てますから。


よし、サー君に乗り込んで少し走ります。
湖畔をしばらく走ると、霧が途切れてるところがあったの。

真っ白な世界の隙間から現れた、透き通った青空。
そしてそこに輝く朝日。


それを見てこれから始まる1日を想像し、鳥肌が立ったね。




 … 今日は間違いなく凄まじい快晴になる!!



<道の駅 南ふらの>
6:13 道の駅 南ふらの

なんとなく立ち寄ってみました。
ここはまだ霧の中。とりあえず外で一服だけしました。

横に明石ナンバーのDELICAが止まっている。
泥だらけだからもう随分走ってるのかな?話しかけてみたかったんだけど
もうドライバーが既に車中でナビをいじってたからやめといた。



<狩勝峠>
最初は日勝峠か狩勝峠か迷ったんだけど、日勝峠は走ったことあるから
今回は狩勝で!新日本八景になったトコだよね。

6:30 狩勝峠

すげー!すげー快晴だよ!!やっぱ今日は最高の1日になるよ!
興奮しすぎて狩勝峠のピークでは写真を撮り忘れてしまったよ。
3合目くらいまで降りてきてから写真を撮っておきます。

狩勝峠を走行中

十勝平野は
どこまでも

<道の駅 しかおい>
7:15 道の駅 しかおい

次にナイタイ高原に行こうと思うんだ。で、ちょっと地図を見るために停車。
ついでに身だしなみを整え、持参したポテトチップで朝ごはん。


ところで、すぐ近くに気になる車が停まっているんだ。
奈良ナンバーの軽自動車。乗員と思われるのは女性2人と鳥1羽。
うわー、不思議な組み合わせだ。

この一行はここで車中泊していたと思われ、車内の寝具の片付けをしてる。
かたわらにはインコが入った鳥かごが置いてあって。
面白いなーと思って、その車のおばさんに声をかけてみた。

奈良から車で自走できたこて、北海道に来て5日目なんだって。
つい先日まで台風14号(サンサン)が暴れていたからこんなに晴れるのは
今日が初めてだって言っていたよ。

そうだね、今朝は本当に気分がいい。

もっとお話したかったんだけど(鳥のこととか)、出発の準備が忙しそうなので
ここまでで。
僕も30分くらいここに停車してしまってるので、早くこの青空の下を走り回りたい。
やっぱナイタイ高原の前に十勝牧場行きたいな。


<十勝牧場 白樺並木>
ツーリングマップル2006に写真も載っているスポットだね。
これは是非行かなければ!
ダートに入るポイントがわかりづらかった。そのあとすぐに並木が始まったよ。

8:00 十勝牧場 白樺並木

両側の白樺並木
有名な撮影スポットだね

駐車禁止なんだけど、
朝だからガラ空きで
停めちゃった

<十勝牧場展望台>
標識に従って十勝牧場の展望台を目指します。
展望台までダートが4.5km続くらしいぞ。でも全く起伏はないから一般車だって楽勝よ。
最後だけ道が細くなって上り坂になるけど。

展望台に駆け上る!

8:10 十勝牧場展望台

…すごっ!!
しばらく言葉が出ないよ。

大草原に馬の群れ。はるか彼方に見えるのは大雪連峰かな?
周りには誰もいない。僕と馬と空と草原だけ。なんて穏やかな世界なんだ。
 

ゆっくりと時間が流れる

青空も最高!

充分に満喫し、サー君に乗り込んで坂を下っていくと、自転車を押して
登ってきた麦ワラ帽子のじいちゃんに声をかけられる。


麦ワラじいちゃん:「展望台に馬はいたかい?」
YAMA:「うん、大群がいましたよ。」

麦ワラじいちゃん:「そうか〜、下のほうにいなかったから気になってたんだよ。
  山は綺麗に見えてたか?」
YAMA:「山も見えてた。最高にいい眺めでしたよ!」

麦ワラじいちゃん:「そうか、そりゃ幸運だったなー。俺はほとんど毎日ここに写真を
  撮りに来てるけど、展望台から山と馬が一緒に見えるこんな天気のいい日は
  1年に1回か2回しかないんだよ。」

へぇー!そんな日にここに来れて良かったわー!
例えじいちゃんのセリフが大袈裟であったとしても、ここをよく知っている人に
こう言われると気分がいいね!

さらに世間話や、サー君の紹介、これからの旅の予定などを少々語る。
最後に「写真を撮らせてよ。」って頼んだんだけど、麦ワラじいちゃんは、
「こんなカッコだし、恥ずかしいよ〜。」
とのことだったので、写真は無しです。でも、おしゃべりできてありがとう。


次はいよいよナイタイ高原だ!!

裏道をセレクトして進んでいたら標識が出てきた。
でも標識が不親切で、左折しなきゃいけない交差点に何も書いてない。
しかも直進したら牧場内のダートに突っ込んだよ。
迷うのも楽しいし、景色がいいからいいんだけどさ。

迷いついでに写真を1枚撮っておきます。

ゆっくり旅を
楽しもう

<ナイタイ高原牧場>
ここに続く道はツーリングマップルにも掲載されている快走路。
当然窓を全開にして風を感じます。

気持ちいい〜!!

緩やかなワインディング
と共に高度を上げる

360度こんなカンジ
なんとも言えんねぇ

9:27 ナイタイ高原牧場

吹き抜ける風が気持ちいい。
他のグループもハイテンションな写真を撮ってたりしてる。
ここでしばらく景色を見ながらボーっとしてみることにしましたよ。

どこを撮っても
絵になるよなぁ

うわぁ〜!果てしない!!
これを言葉で表すなんて無理!

景色に見とれていたら1台のバイクが。品川ナンバーだ。
そのライダーのおじさんに声をかけてみた。

北海道に来て随分長い期間走り回っているんだって。
確かに荷物をほとんど持っていなかったからどっか拠点があるのかな?
もうツーリングが日常で、ワクワク感がなく、坦々としてるカンジだったよ。

う〜む、うらやましいけど、僕はもっとハイテンションに過ごしたいかな。


…えっと、次はどうしよう。
候補としては、幸福駅とか円山展望台とか「龍月」の牛トロ丼とかがあるんだけど。

そうだ!「日本一周みんな集まれ」の掲示板に北海道宣言したとき、
管理人のkazuさんが道の駅しらぬか恋問の豚丼を薦めてくれてた!

よーし、せっかくなので食べに行こう!
日常でも非日常でも豚丼生活だ!


<道の駅 足寄湖>
10:35 道の駅 足寄湖

ここではトイレ休憩だけにして、国道392号方面を目指します。
海に出ずに、あえて内陸部を遠回りしてい行きたいんだ。


しばらく視界の開けない山間部を走行し、キラキラ輝く海が見えてきたよ。
山から海への景色の変化ってちょっと感動的だね。
間もなく白糠の道の駅だ。


<道の駅 しらぬか恋問>
12:20 道の駅 しらぬか恋問

うわー、混んでる。車と人がメチャクチャいる!なんとか隙間を縫って駐車完了。
なんだ?警官が一杯来ているよ。交通安全のイベントやってるのかぁ。



パトカーと白バイ
警官も10数人いた

とりあえず、店内に入り、豚丼を注文します。
ここが道の駅弁の第一号だよね?
コイツはうまかったですよ!
(豚丼 \870)

しらぬか恋問の豚丼

外はすごいいい天気で暑い。
今朝は気温5℃だったのに、今はTシャツでも大丈夫なくらいだよ。

外では公開ラジオ放送をしてて、模擬店も一杯出てる。
楽しそうなのでベンチで日光浴しながらラジオ放送を聞いてみてた。
模擬店では根室のエスカロップも売っていて、興味があったんだけど、
腹いっぱいだし、いつか本場で食べることにしよう。

公開ラジオ放送

恋問海岸の碑

さて、最初にここに来たとき気になってた警官の集団。
どうやら警官と一緒に写真が撮れるっていうイベントらしい。
バイカーの人とかが興味津々で白バイの計器とかを覗き込み、
警官に質問したりしてる。

なかなかみんな警官に「写真を撮ろう」と言えない様子なので、
僕が口火を切ってみよう。

YAMA:「あのー、白バイと一緒に写真に写りたいんだけど、いいですか?」
白バイ隊員:「いいですよ。なんならバイクにまたがってみます?」
YAMA:「ぜひ!」

僕みたいなチビでも乗れますかねぇ?とか言いながらまたがった。

… …で、…え〜と…

YAMA:「あのー、僕は1人で来てるんで、写真撮ってもらっていいですか?」

白バイ隊員は「俺がかよっ!?」見たいな顔をしたけど、
ちゃんと写真を撮ってくれました。
「警官と写真を撮る」イベントなのに「警官に写真を撮らせる」YAMAでした。



YAMA、白バイに乗る

いやー、アハハ。周りから注目を集めましたね。
てゆーか白バイ隊員さん、カメラのセンスはゼロですね(笑)

でも、白バイに乗って僕は舞い上がっちゃいましたね。
「ありがとうございます!これからも安全運転で旅を楽しみます!」
とビシッと敬礼してお礼を言いました。

白バイ隊員は「あー、コイツは既に頭の中が事故ってるな」みたいな
顔をしてましたが、そこは気にせず出発です!

(ガソリン \9580)


<釧路湿原 細岡展望台>
サー君の進路を東へ取る。明日は道東を周りたいんだ。
んで、次の観光なんだけど、釧路湿原にしようかなぁと。

今回は有名なスポットはあまり周らないつもりなんだけど、近くまで来てるし、
去年の細岡展望台は凄い霧で何も見えなかった。
今日は天気がいいのでリベンジってことで立ち寄ります。

2台前を走行しているのトラックが200kgくらいありそうな荷物を荷台から
ゴロンと落としやがって、焦ってハンドルを切ったりしながらも、見覚えのある
風景が見えてきましたよ。

道が細くなり、ダート坂を上り始めたら展望台はもうすぐ。
ちょうど細岡駅近くで踏切が降りたので、「おっ、ノロッコが来るかな?」と
期待したけど、普通の車両だったよ。

ノロッコ号は日本で一番遅いトロッコ型列車なんだ。
まだ見たことないけど…。

14:25 釧路湿原 細岡展望台

釧路川の蛇行が美しいね

実際にはひっきりなしに
人が来てたよ

駐車場から丘を登ること約10分。
細岡展望台です。今日は遠くまで澄み渡っているよ〜。

やっぱ混んでる。
特に展望台の一番右奥の柵に登るとダントツに眺めがよくてね、
そこは列ができていたよ。

ん〜、でも数年前にどっかで読んだ記憶があるんだけどね。
ここよりも一段手前のさっき通過した展望台のほうが眺めがいいって
話じゃなかったっけ?
ちょっと戻ってみる。

少し雲は出てきたけど
青空も綺麗

ここは細岡展望台ほど湿原側に張り出してはいないんだけど、
上から見下ろすようなポジションにあって、遮るものがない。

しかも人が少なくてのんびり景色を楽しめる。
うん、こっちのほうが好きかも。

駐車場に戻るついでに途中のビジターセンターを見学し、ステッカーを購入した。
(ステッカー \262)



さて、早くも日が傾いてきたよ。確か昨日の日没が17:25くらいだったかな。
内陸部だと17:00前くらいには山に日が沈んでしまうね。
日が短いってもったいないや。

これからさらに東に行きし、今まで行ったことのない尻羽岬を目指そうと
思うんだ。


道道142。海沿いをウネウネと進む道。
時刻は16:00。
はい、嫌な予感がしてきました。

実は昨日、弟子屈に宿を取っておりまして。
18:00までに到着するように言われているのですよ。

弟子屈、ここから100kmくらいあるぞ。
そんで尻羽岬、駐車場から往復40分の徒歩。

…ん〜、どうなんでしょう?
尻羽岬行ってる場合じゃないんじゃない?
じゃあ何にしここまで来ちゃってるの、ってカンジ。

景色はいいけど、
不安が募る…

でも、今日の宿「ひとつぶの麦」は今日はスペシャルメニューのお寿司の日。
これは遅刻できないでしょう。
暗くなったら迷わず辿り着ける自信もないし。

しょうがない、尻羽岬はスルーしよう…。

いや〜、宿を取るって大きな制約になるなぁっと実感したよ。
今までみたいな車中泊だったらきっと尻羽岬で夕日を見て、その後テキトーに
お風呂探して、あとはそこいらで好きな時間に寝るだけだもん。
全くの自由だった。

でも宿を取るとなると、15〜16:00には宿に辿り着くことを考えてないといけないんだね。


厚岸から道道14号を使い、再び内陸部に入る。
どんどん日が落ちてくる。ホント面白いように速い。急げ!急げ!!

暗くなる前に宿へ!

…ホントは夕日に照らされて
草原が原色の緑ですごい
綺麗だったんだけど、写真
では表現できないか…

夕日に照らされるサー君

標茶を過ぎるころ、暗くなるまでに間に合いそうな気がしてきて一安心。
360°の展望で有名な多和平の横を通過します。

多和平。絶対行きたいポイントの1つ。
これで場所は確認できたから明日来てみよう。


<とほ宿「ひとつぶの麦」>
摩周温泉の手前だから、国道243まで来ればあとちょっとだね。
国道から宿までの道もイメージトレーニングしてたから問題なし。

辺りが暗くなり、最後の100m程のダートだけ、車のランプをつける。
「暗くなるまでの到着」の目標、ギリギリセーフ!!
いやー、頑張った!


17:35
 とほ宿「ひとつぶの麦」
(1泊2食 \2980)

もう何人かが居間で寛いでいる。
早速チェックインの手続きをして、僕に割り当てられた部屋に行ってみる。

部屋に先客が1名いたのでご挨拶。
カツ君っていう、千葉から来た23歳のライダーだって。
大洗から僕の1本前のフェリーに乗って上陸し、昨日はとほ宿の
「こもれび」に泊まってたんだって。

使ってる地図も僕と同じツーリングマップルの2006だったので、
お互い地図を見ながら旅話に華が咲いた。

走行しているうちにゾロゾロとさらに旅人たちが到着。

18:30 待ちに待ったゴハン!

今日のメンバーは12人。
みんな揃っていただきまーす!

お寿司だー!

お寿司!うまい!
みんなで旅の話をしながらワイワイ食べるから一層うまいわ。

写真のは最初のセットなんだけど、次々に握ってくれて追加が出てくる。
珍しいネタも出してくれるからいっぱい食べたいんだけど、量が多くて
最後はギブアップです…。

メンバーはね、12人中10人が1人旅の人。
二輪と四輪が半々くらいだったのかなぁ?

カツ君のほかには、
北海道50回目くらいのキャンプに詳しいライダーの人、
道なき知床岬を片道2泊3日で踏破して来た女性の人、
昨日カツ君と一緒に「こもれび」に泊まっていた横浜から来た人、
熊よけスプレーを持参しているキャンプについて熱く語る人、
九州からはるばる船に乗ってきた人、

…などなどベテラン勢がいろいろいました。
それぞれが「明日はどこへ行こうかな?」みたいな話をしてて、
まぁ僕もなんだけどさ、やっぱ旅っていいなぁって実感。

「明日はどこへ行こう」だなんてさ、最高に贅沢な悩みだよね。

食後はさっさとお風呂を済ませ、21:00〜の飲み会に備えます。
既に腹いっぱいだけどね。


21:30くらいから、オーナーさんやヘルパーさんも混じって飲み会!

飲み会も焼酎とか梅酒とかみんなの差し入れとかで充実してて、
すげー良かった。北海道限定の「ソフトカツゲン」も初だ。
知床行った女性の人の持ってきたイカの刺身がおいしかった。

みんなキャンプにやたら詳しい。
シュラフがどうとか、テントがどうとか、あそとのキャンプ場はどうとか…。
いやー、全く話についていけません。

こんな人から見たら僕は全然無知な部類です。
あと、知床の無料温泉「熊の湯」の話題がかなり出てたけど、
温泉はあまり巡らない僕には温泉ネタもちょっとわからない…。

だから要所要所で日本一周や北海道以外の話をして、
YAMAにも興味を持ってもらえるようにみんなにアピールしました。

集いし旅人たち

で、結局明日はどこへ行こうかな。

カツ君は「神の子池」に行きたいらしい。
僕も神の子池は絶対に行きたいところなので、じゃあ明日の朝に一緒に
そこまで走ろう!って話になった。

裏摩周だからきっとここから40〜50kmだね。


TVでは大雪山に初冠雪のニュースがやっていた。
明日も朝は冷えそうだ。

では今日はここいらで寝ますか。
早朝から行動してたから、もうかなり眠いよ。


おやすみ!

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