エピローグ

16:00 離陸

屋久島を飛び立った飛行機の中から外を眺めてました。
すぐに右手に見えてくるのは「種子島」。
その手前に見えている小さい島は「西之表島」かな?

洋上アルプス
に薫風が吹く

生命と水の縮
図に身を委ね

雨の日にしか
見えないもの

太古の昔に
想いを馳せて

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洋上アルプス
に薫風が吹く

生命と水の縮
図に身を委ね

雨の日にしか
見えないもの

太古の昔に
想いを馳せて

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西之表島

種子島

離陸からわずか30分後、プロペラ機は鹿児島空港に着陸します。

16:32 鹿児島空港


階段を登るのがツライ。早くも「モッチョム岳」の影響で筋肉痛が出てきてます。
次の離陸は50分後。tomoちゃんとsatoちゃんは空港内のお土産物屋を物色しに行き
ました。僕はしばらくベンチでマッタリ過ごしてます。

また3人でいろいろおしゃべりしているうちに、羽田行き飛行機搭乗のアナウンスがか
かる。早いです。これでもう屋久島は遠く離れてしまうね。

鹿児島空港にて

17:20 離陸

今回も窓際のシート。下界がいろいろ見えるかなって思ったんだけど、すぐに雲が出
てきてしまったので諦めて寝ることにしました。
日中の暑さと疲れで少々くたびれていたのです…。

屋久島を歩き回った心地良い疲労に包まれ、僕はウトウトと夢と現を行ったり来たり
している。

飛行機は雲の上の黄昏れを飛ぶ 。
気流が安定していないらしく、時折機体はガタガタと揺れ、シートベルト着用サインが
点灯する。東京の天気は悪いらしい。

ほんの2時間半前には快晴の屋久島にいた。
緑溢れる世界遺産の島での最後のひとときを名残惜しんでいた。

しかし今や既に現実世界に戻りつつある。
快適で柔らかい機内のシート、適確に温度調整されたエアコン。
睡魔で意識が混濁しているせいもあってか、あまりのギャップに早くも屋久島での時
間がなんだか夢のように感じられる。


ふと脇に目をやると、「モッチョム岳」の沢で飲み水として汲んだ水がわずかに残った
ペットボトルがチャポチャポと不安そうに揺れている。
初日に買ったコーラのペットボトルを大事にここまで活用してきたけど、コイツの役目
ももうおしまいだな。

もうすぐこの水は無くなる。
もうすぐこの旅も終わる。

旅の最後のひととき。屋久島での4日間の思い出を回顧しながら羽田空港までをうた
た寝します。




19:05 羽田空港

ここでtomoちゃん・satoちゃんとお別れです。
2人と握手。本当にありがとうね。
キミらと出会ったことは、忘れない。


電車にゴトゴト揺られながら家路に着く。
すっかり暗くなった都会の景色が車窓を流れていく。


今頃mikaちゃんは「晴耕雨読」で新しい旅人たちと夕食の支度でもしている頃かな?
僕は現実世界に戻り、旅人は常に入れ替わっていくけれど、屋久島は屋久島。
「晴耕雨読」は「晴耕雨読」。

今までもこれからも変わらぬ時を刻んでいく。
少なくとも、僕の思い出の中では永遠に。


羽田に帰る

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-Fin-

◆支出:90,420円

やっぱり飛行機とレンタカーで大半を占めています。
食費は結構ギリギリまで切り詰めたので、1日平均400円と脅威の数字になりました。

予算は10万ほどだったので、なんとか収まってホッとしています。


◆総括

晴れも雨もある、いいシーズンに行けました。島もそんなに混雑していなかったし。
GWでは「縄文杉」の前が登山客で渋滞するだとかトレイ問題だとか、嫌なニュースば
かりでしたが、この時期はなかなかオススメ。
夏の前が苔も森も一番いい緑色に染まる季節です。

このおよそ2ヵ月後は日本で46年ぶりの皆既日食を見られるチャンスがあり、屋久島
は皆既日食の見ることのできるエリアの1つです。
未曾有の入島者に備え島はちょっと緊張感が漂っている様子でした。

まぁそんな人がギュウギュウのときに行ってもアレだしね。
僕はこれでいいと思うんだ。