Chapter.3 生命と水の縮図に身を委ね

5.28
<「晴耕雨読」>

7:00 起床

窓の外を見るとうおぉぉー!嵐だ!
木々がしなっています。雨も激しいです。
町内放送のアナウンスで「今日は全便欠航です」みたいな放送が流れています。

あわわわわ…、どうするよ。戸惑いを隠せない。
晴耕雨読にはTVもないから町内放送以外の情報は皆無。島を取り巻く環境はどう
なっているんだろう?

とりあえずtomoちゃんと相談しながら朝ご飯にでもします。
昨日炊いて残っていたご飯と冷蔵庫の中にあった納豆、そして同じく発見した味噌
とワカメで味噌汁作りました。ほんだしもあったし。

洋上アルプス
に薫風が吹く

生命と水の縮
図に身を委ね

雨の日にしか
見えないもの

太古の昔に
想いを馳せて

プロローグ   Chapter.1  Chapter.2  Chapter.3  Chapter.4  エピローグ       

洋上アルプス
に薫風が吹く

生命と水の縮
図に身を委ね

雨の日にしか
見えないもの

太古の昔に
想いを馳せて

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朝ご飯

なんやかんやと話し合っているうちに、雨は小降りになってきた様子。
ホントに今日はフェリー全便欠航なのかなぁ。
そうしたら今日島に入ってこれる人も限られてしまうなぁ。

とりあえず、カサをささなくてもいいくらいになったのでお出かけします。
僕は天気の様子を見つつ島をしばらくドライブします。
tomoちゃんもレンタカーで独自のテーマで島をドライブしたいらしく、レンタカーの営
業所までは僕が送っていくことにしました。

9:10 出発

晴耕雨読出発

<屋久島環境文化村センター>
ここは宮之浦の県道77号沿いにある観光施設です。
昨日の夜、tomoちゃんと島のオススメスポットをお互い出し合ったんだけど、僕が「島
に来たら最初に行くとオススメ」って言ったところ。前回も序盤で訪問したし。
なんか熱弁していたら自分自分もまた行きたくなっちゃって、急遽来ました。

9:18 屋久島環境文化村センター
(入場料 \500)

ここは大きいシアターがあって、14m×20mの大スクリーンで屋久島の自然の紹介
をしてくれるんです。
上映時間を見たら、上映が1分後に迫っていてtomoちゃんとダッシュ。

映像「森と水のシンフォニー」はバードビューで臨場感バッチリ。
森や滝や山の映像が映し出され、終盤には実物大の縄文杉も登場しました。
ナレーターは"阿部寛さん"です。


シアター以外にも展示ホールがあります。
らせん状にスロープを上がりながら、それに合わせて屋久島の海から高山への情報
が順に見学できるようになってました。
屋久島って小さい島だけど、熱帯から亜寒帯までのいろんな気候が凝縮されている
んだよな。

展示ホール

屋久島環境文化村センター」を出発し、島一周する県道77号を時計周りに空港に
向かって走る。


10:15 屋久島空港

このすぐ向かいにある、僕もミラをレンタルしたレンタカー営業所でtomoちゃんを降ろ
しました。
では、18:00にまた「晴耕雨読」で会おう!

再び県道77号を引き返す。


<ふれあいパーク屋久島>
荒れ狂った海を見るためにちょっと駐車してみました。

10:19 ふれあいパーク屋久島

ふれあいパーク

荒れる海

ちょっとしたパーキングになっていて、ところどころに屋久島情報の書かれたパネル
があったり、「縄文杉」や「ウィルソン株」と同じ直径の円形ベンチが設置されていた
りします。


<楠川のドラえもん>
県道77号沿いに立つドラえもんの像です。
前回とは違う場所に立っています。近くの駐車スペースにミラを停め、心ゆくまで観
察してやろうじゃないか。

10:32 楠川のドラえもん

ドラえもん

このドラえもん、実はタイムカプセルです。
かつてこの近所にあった「楠川小学校」の子供たちが、20年後に開けよう!ってドラ
えもん型のタイムカプセルを作ったのです。

もうとっくにそれから20年は経過していて、1993年に中身は無事に取り出されていま
す。しかしその後もシンボルとして県道77号沿いに立ち続けることになりました。

でも、あまりに人気の上、周囲に車を停めるところもないから事故が多発。
だから今から2ヶ月ほど前、新たにの場所に移転されたのです。
うん、ここなら車を停めてゆっくり見れるぞ。

ドラえもん&YAMA

県道77号〜県道78号を北上し、島の最北部の一湊の集落に来ました。
ここからちょびっと突き出た岬までって行けるのかな?灯台があるから行けるよね?
足を運んでみることにします。


<矢筈公園>
県道を反れ、細い道を岬の先端に向かって走る。
このあたりは矢筈公園っていうらしいね。
テキトーに走っていると防波堤みたいたところに出たので車を停めました。

10:59 矢筈公園

海ギリギリのところに車を停める。そして車を降りて海を眺める。
海は相当な荒れっぷりだなー。
ん?この位置って、ひょっとして車に波がかかっちゃうんじゃないかなー。
いや、確実にかかるな。
に、逃げろーー!!すんでのところで僕だけ後方に飛びのく。

道はやや細い

荒波に襲われるミラ

ミラ、ザバーンと波に飲み込まれました。
あわわわ…、早く救出せねば。
波に合間を縫ってミラに乗り込むと、再び波がザバーン!
ものすごい衝撃が走り、車体が大きく揺れました。なんか目の前の防波堤の敷地が
海みたいになっていた。

あたり一面水浸し

あーあ、こりゃ車体傷むね。ごめんなさい。
そのうち雨が降って塩水を洗い流してくれることを期待しよう。


<矢筈崎>
クネクネとした細い山道を進み、岬の先端近くである矢筈崎の駐車場にたどり着きま
した。灯台へはここから歩いて行けるのかな?
僕以外誰もいないから誰にも聞くことは出来ないし…。

11:08 矢筈崎 駐車場

獣道みたいなところをたどって適当に歩くのだけど、草木が生い茂って何がなんだか
わからない上、道が途絶えてしまいました。
ん?道を間違えていた?振り出しに戻り、よくよく観察してさらに綺麗な遊歩道を発見
した。
こっちを歩いてみるか。

灯台への道

遊歩道からの眺め

歩くこと5分強。途中でヤクシカが出てきてビビッたりもしたけれど、灯台の目の前に
着きました。
木々に囲まれているので展望はイマイチです。

矢筈崎灯台

灯台よりもさらに先に歩くと、海を見下ろす弾劾に突き当たります。
ここはなかなかの眺望です。屋久島北部の海岸線がある程度見渡せました。

屋久島最北端

駐車場まで戻り、来た道を引き返して県道78号に乗る。
目指すは永田の「いなか浜」です。
天気は良くないけど、この旅のどこかで一度は「いなか浜に」立ち寄ろうかと思ってい
たので。


<いなか浜>
11:47 いなか浜

国内有数のウミガメの産卵スポットである砂浜です。
この時期は毎晩ウミガメが産卵に来ていて、事前登録しておけば産卵シーンを見るこ
ともできます。

ウミガメ産卵日本一

ウミガメの産卵、前回は酒に溺れて見ることが出来なかった。
今回は見ようかなってほんのちょっと思ったりもしたんだけど、やめました。

年々観光客が増えてライトで照らしたり物音を立てたりするから、ウミガメがストレス
を感じて産卵数が激減しているそうです。
だから今年からは厳重体制を敷き、フラッシュ無しでも撮影が一切禁止になったり参
加数を絞ったりといろいろな対策をしているらしい。

そんな危機的状況の中、わざわざ産卵を見る必要は無いかなって思って。
産卵シーンを見て何か生命の偉大さとかを感じれるほど僕は器の大きい人間ではな
いし。
よくよく考えてみると産卵を見たいというよりはウミガメを見たい派だし。

いなか浜

ここも結構荒れていて波がザブンザブンいってます。
人もほとんどいなくて閑散としています。
「もしかしたら昨晩のウミガメの足跡が残ってないかな?」と思って探してみるんだけ
ど、この分じゃたぶん全部波が洗い流してしまったね。


これ以上島を反時計周りに行くと「西部林道」なので、ここいらで引き返します。
一湊の集落まで戻ってきたときに思い出したんだけど、「布引の滝」があったよね、
ここは。寄って行こう。


<布引の滝>
12:12 布引の滝

前回も2回立ち寄った滝です。水量が少ないけど、ダラダラッと優雅に流れ落ちてい
ます。

布引の滝

この滝の前には喫茶店がある。以前ふくちゃんと一緒にお茶したところ。
当時は「喫茶 ときどき滝が見える」だったけど、今は名前だけ変わって「一湊珈琲」に
なっています。
テラス席から滝方面を眺めながらダラダラコーヒー飲んだっけ。懐かしいね。

一湊珈琲のテラス席

ここから島の中心方面の山々を見上げると、雲が晴れている。
なんだかもうこの先は雨は降りそうにないような気配です。

そうだ、「白谷雲水峡」に行こう!昨日のリベンジをしよう!
もうお昼だけど、デッカい目標ができました。そうと決まればすぐに宮之浦まで走ろう
ではないか。
一昨日買ったパンの残りをお昼ご飯代わりに食べながら、宮之浦の町に向けて車を
走らせます。

いつものAコープの脇を通過し、県道594号の峠道を駆け上がる。
空は明るい。これは確実に行けるぞ!

白谷雲水峡にGo!

<白谷雲水峡>
12:52 白谷雲水峡

はい、戻ってきました。さすがにこの時間は駐車場が結構ギュウギュウでした。
では早速突撃したいと思います。
今日こそは行くぞ、「もののけ姫の森」!

入口の管理棟で「今日はもののけまで行けそうですか?」って質問する。
管理等の人が今朝歩いたところ、増水ポイントも渡ることができたそうだ。
「今日は雨上がりだからきっと苔がすごく綺麗だと思いますよ。」って言われた。
よーし、楽しみだ!

でも、まだ原生林歩道は危険で、入口近くと出口近くの杉の木までしか入っちゃダメ
なんだって。うむ、しょうがない。
(入山協力金 \300)


13:00 歩行開始

まずはサクサクと「さつき吊り橋」まで歩く。
そこから分岐する原生林歩道を5分ほど歩いたところにある「二代大杉」までは行って
OKだそうです。
原生林歩道は完全な山道で、ところどころ付いているピンク色のテープが目印です。

原生林歩道

<二代大杉>
13:13 二代大杉

樹高32m・周囲4.4mある屋久杉です。昨日見た「二代杉」とは別物ですよ。
これも切り株更新みたいです。途中から幹の太さが変わっているから、そこが一代
目と二代目の境目なのかな?

二代大杉

この近辺は原生林歩道の名前の通り、深い緑に覆われている。
ところどころ清流も流れていて清涼感抜群です。
もっと奥まで行きたいけど、管理棟の指示に従いここで「さつき吊り橋」まで引き返し
ます。

原生林&YAMA

「さつき吊り橋」で「白谷川」を渡り、昨日と同じコースをズンズンと「もののけ」方面に
歩きます。
ここいらは昨日じっくり見ているのでやや急ぎ足でOK。

しかし、昨日はあれだけ各所から水が滴って小川や滝ができていたのに、今日は全
然無い。雨の力って偉大だね。

白谷川に沿って歩く

再び「白谷川」が右手に見えてくる。昨日と違って流れは穏やかです。
雨の後だから本当に苔が綺麗で。ビロードに覆われているようで。

13:34 飛び石ポイント

昨日は50分かけてたどり着いたここも、サクサク歩けば30分ほどの距離だったのだ
ね。たぶん「二代大杉」に寄っていなければ20分ほどでしょう。

白谷川を越える

「白谷川」を難なく横断。ここからは今回の旅で初めてのエリアです。
観光客は少なくなり、緑はさらに深みを増す。まさに聖域です。


<くぐり杉>
「ヤクスギランド」にもくぐり杉はあるけれど、それとは別物です。

13:42 くぐり杉

くぐり杉

<七本杉>
13:43 七本杉

たくさんの寄生植物を乗っけている杉の木。樹高は19m・周囲は8.3mです。
たぶん上部が7つくらいに分かれているからこの名前です。

七本杉

今までゆるい登りだった森は、そこそこ傾斜のある登り坂になる。
そろそろ「もののけ姫」の森です。
もう息を呑むほどの美しさ。言葉はいらない。

もののけ姫の森直前の光景

<もののけ姫の森>
白谷雲水峡の中でも深部に位置し、もっとも美しいといわれるエリアです。

13:45 もののけ姫の森

ここはジブリ映画の「もののけ姫」の舞台となり、宮崎駿監督は映画を作成するに当
たってここに数10人のスタッフを連れてきて連日スケッチをしていたそうです。

もののけ姫の森入口

数ヶ月前に諸事情により、ここにあった『もののけ姫の森』と書かれた立て札は撤去
されています。
今後は「苔の森」って呼ばれるんだっけ、ここは?

しかし、特に目印も何も無いけれど、しっかり周囲を見ながら歩いていればこの境界
がわかるはず。
今までよりとグッと空間が広がり、その全てがモスグリーンに包まれています。
杉も地面も岩も、みんな緑なんだ。

広がるモスグリーンの世界

このあたりは人も少なく、みんなゆっくりと森を眺めている。
時間の感覚が無くなりそうな感じ。きっと気の遠くなるような時間をかけて今のこの世
界が作られているんだろうなぁ。

もののけ姫の森の入口で見かけた赤レインウェアの女性についていき、同じような撮
影ポイントで撮影しつつ折を見て追い抜かしました。
(この人と後日出会うことになるとは想像だにしなかった。)

もののけ姫の森&YAMA

もののけ姫の森はこの先の「辻峠」付近までの一体の森を指します。
「辻峠」にかけては、なかなかの勾配の登り坂です。

だから当初の予定ではもののけ姫の森の前半部分あたりでじっくりと森を堪能し、あ
まり奥までは行かずに引き返そうかと思っていた。
「辻峠」のさらに奥には「太鼓岩」っていう絶景ポイントがあるんだけど、そこは快晴で
ないとあまり行く気にはならないので。

しかし森の中を歩いているうちに、木々の間から射し込む光がだんだん強くなってき
ているのを感じてきました。
太陽が顔を出し始めたっぽいです。
うおぉ、すごい天候の回復っぷり。朝は暴風雨だったのに。

土がほとんど無いため養分に枯渇している屋久島の森は、大量の雨による養分と、
朽ちた木々を覆う苔からの養分で育つ。
朽木に苔が育ち、苔が木々を育てる。なんだか不思議な連鎖だな。

朽ちゆく木もまた美しい

日が射し込む森

では行ってみようか、「太鼓岩」。
「太鼓岩」は通常の白谷雲水峡のウォーキングコースとしては最深部にあたり、歩行
時間も5時間と最長です。
まぁしかしここまで来てしまえばもうそんなに距離はありません。


14:15 辻峠

ほとんど10mおきくらいに写真を撮っていた「もののけ姫の森」ですが、30分ほどで通
過できました。
ここから「太鼓岩」までは、距離は短いけどすさまじい登りです。

太鼓岩までの登り

傾斜が急な上に進むべき道がわかりません。ピンク色のテープで木々に目印が付い
ているのでそれを頼りに進みます。
しかしこれも間隔がバラバラだったりして見落としやすいので注意が必要です。
あと、周囲は全く見通しが利かずにどこも同じような風景なので気をつけよう。

出てくる立て札は1つのみ。
「太鼓岩 5m →」です。そんな直前で出さなくても…、みたいなカンジです。
しかしほんの5m歩いただけで、鬱蒼とした視界の利かない森から一転して超展望が
目の前に開けるのです。


<太鼓岩>
14:23 太鼓岩

太鼓岩の大パノラマ

おおおぉぉぉーーー!!すごすぎる!
吹き抜ける風とこの展望の爽快感!今まではずっと森の中で遠くの眺望は全く効か
なかったけど、この太鼓岩だけはすさまじいまでの景観なのです。

そしてここには僕1人。ここは標高1000m以上。気付けば白谷雲水峡の管理棟から4
00m以上も登ってきていたのだ。
吠える。最高だ。

宮之浦岳

太忠岳

2年前に登った九州最高峰の「宮之浦岳」、そして一昨日歩いた「ヤクスギランド」の延
長上にある「太忠岳」も頭に乗せた巨岩がはっきりと見えます。
大気の透明度は前回すら上回っているね。すごい見通し。いやー、ここまで歩いてきて
本当に良かったなぁ。

足元を見下ろす

ここは崖に張り出した1枚の巨大な花崗岩であり、足の元はすぐに絶壁になっています
。丸っこい岩の上なので、あんまり前の方に乗り出すと転がり落ちて帰って来れなくな
るでしょう。(←この世に)

ここは「もののけ姫」の中ではモロ一族の住む岩屋として登場しているみたいです。
「もののけ姫」はイマイチ思い出せないんだけど、とりあえずいい眺め。
下に流れている川は小杉谷あたりの「安房川」です。
「縄文杉」に登るときはあのあたりを延々歩いたのです。

太鼓岩&YAMA

ここで絶景を見ながら一休み。
残っているパンを食べ、途中の沢で汲んでおいた水を飲む。ゆっくりと流れる雲を眺
めながらボケッとしていました。

他に人が来てしまったし、少し雲が出てきたのでそろそろ撤退します。

太鼓岩全景

急な坂を下り、また「辻峠」に到着。ここからさらに「もののけ姫の森」を引き返します
。写真を撮りつつも順調にサクサク下ります。

そういや昨夜「晴耕雨読」で木霊(こだま)の写真を見てビックリし、「僕も木霊の写真
を撮る!」とか宣言したのを思い出した。
ちゃんと撮れば目や口も付いている木霊が無数に空中を浮遊している写真を撮れる
んだよね?

いろいろチャレンジしてみたんだけど、どうやって撮るんだ?どこにいるんだ?

もののけ姫の森を引き返す

行きに見た「くぐり杉」のちょっと先からは原生林歩道への分岐があります。
最初に出てくる「二代くぐり杉」までは行っていいと管理棟で言われていたので、ちょ
っと寄り道していきます。


<二代くぐり杉>
15:15 二代くぐり杉

二代くぐり杉

これは根っこに当たるのかな?足を広げた杉の木の間をくぐりことができます。
中は複雑な形の空洞になっていて、見上げると太古の木々の枝葉と射し込む太陽光
が見えました。

穴が繋ぐは今と昔

ここから先は危険なので、原生林歩道を引き返す。
再び行きと同じ楠川林道に合流し、森を下ります。
「白谷川」の飛び石ポイントも一気に飛び越えます。

昨日も撮った倒木

15:40 白谷雲水峡 入口

おぉ、速い。飛び石ポイントからわずか15分で管理棟まで帰ってきてしまいました。
さて、今日の観光はこんなもんかな?
ミラに乗り込んで「晴耕雨読」に帰ることにします。


県道594号のクネクネ道を下り、宮之浦の町まで2kmくらいのところまで下がってくる
と、「屋久島総合自然公園」への分岐があります。
水車が目印です。

ここは前回に宿のみんなでホタルを見に行ったところ。
今回もtomoちゃんと「宿で出会ったみんなで行けるといいね」って話合っていたので
、ちょっと事前に下見しておきます。


<屋久島総合自然公園>
16:03 屋久島総合自然公園

思ったよりも距離があったかな?県道から5kmくらいあった。
前回は僕は酔っ払っていて運転は全てケンさんに任せていたので、イマイチ距離感
を把握していなかったのだ。

ホタルの飛ぶ場所

ここは明るい時間に見たことはなかったからな。なるほど、こういう場所なのか。
ホタルを見るときは真っ暗なので、大体の地理を覚えておきました。

でも歩いているとすぐに雨が降り出したので撤退。
もう宿に帰ろう。


<「晴耕雨読」>
16:15 「晴耕雨読」

ただいまー!って誰もいない。
ヒマだし腹が減っていたので、宿にあったコーンフレークをバリバリ食べながら読書をし
、誰か来るのを待つことにします。

しばらくしたらアイコさんが来て、「今日はフェリーが全便結構だから今日から泊まる
予定だった人がほとんどキャンセルになっちゃって…。」って言っていた。
えーっ…、残念。今日も人数は少なそうだ。


そうそう、後日知るんだけど、偶然にもこのとき旅の知り合いが「晴耕雨読」を目指して
きていたんだけど、フェリーの欠航のせいで会うことができなかった。
"ジャガ"っていう「礼文島旅行2007(3-22)」で出会い、その後も「西日本一周旅(3-2
7)
」や「中部・東海一周旅(3-50)」で再会している旅人。
あー、残念!旅に「もしも」はタブーだけど、会えたらきっと楽しかっただろうな。


17:00頃、tomoちゃんが帰還。
夕飯の参加締め切りを18:00とし、その時点でいた人数で買出しの量を決めたいと思
います。
「誰か来るかなー。何人来るかなー。どんな人が来るかなー。」と2人でワクワクしなが
ら待っているうちに18:00。

ちょうどそのとき、1人の旅人が車でやってきた。
"mikaちゃん"という、僕と同じ日に島入りした兵庫の人。
とりあえず3人でお茶にし、ワイワイ自己紹介とかしているうちにすぐに打ち解けた。

mikaちゃんは他に2人の友人と島で合流してここに泊まる予定だったんだけど、他の2
人はフェリー欠航のせいで鹿児島に足止めを食らっているんだって。
mikaちゃんと旅の工程を話し合い、「大川の滝」でおそらくすれ違っていることに気づい
た。偶然!


夕食のメニューはmikaちゃんが島の友達に作ってもらった餃子と、地魚の刺身にする
ことにしました。
そろそろ「丸高水産」が閉まってしまうので、19:00ちょっと前に買出しに出発。


<丸高水産>
宿から3人でダラダラ歩いて5分ほどのところ。
前回行ったところなんだけど、場所を記憶しておいてよかった。
3種類ほど魚を買い、店員さんに刺身用に捌いてもらいました。


再び「晴耕雨読」に戻り、今度はtomoちゃんの運転する車に乗り換えてAコープに買
い出し。酒とか首折れサバとか惣菜とか明日の朝食を買いました。

そして戻った「晴耕雨読」で取り急ぎ下ごしらえ。

mikaちゃん&tomoちゃん

ご飯を炊いたり首折れサバを捌いたり。
僕はほら、あんまり調子に乗ると失態を犯すので応援メインにしていました。
屋久島名物の首折れサバ、写真を撮らせてもらう前にmikaちゃんが首を切断してて
既に血を流していました。無理矢理首をくっつけてtomoちゃんと写真撮った。

首の取れた首折れサバ

ここでご飯が長けるまでの時間を利用してホタルを見に行きます。
ここは僕がドライバーをやるっす。


<屋久島総合自然公園>
19:50 屋久島総合自然公園

ここはもともと2年前にふくちゃんに教えてもらったホタルのスポット。
何も明かりが無くて真っ暗です。真っ暗な中にヤクシカがいた。

公園内を流れる小川の周りにはチラホラとホタルが飛んでいます。あぁ綺麗だね。
雄大な大自然を見た後に、ホタルの舞う儚い光景。こういうのもまたいい。
僕らはしばしホタルに見とれた。


晴耕雨読に帰還。
ジャストのタイミングで炊飯器が「ピー」とか言ってました。
mikaちゃんの餃子を焼いたりして食事の準備。

では、屋久島での出会いにカンパイ!

メニューどっさり

おぉ、すごい量の夕食です。刺身とかいっぱい過ぎる。お酒が進む。
3人で旅の話をし、音楽を聴きながらお酒を飲む。
なんて楽しい夜なんだ。昨日今日知り合ったメンバーとは思えない。
人数は少ないけど、その分いろんな濃い話ができて盛り上がるよね。

mikaちゃん・tomoちゃん・YAMA

刺身、結構余りました。ご飯、大分余りました。
刺身は一部を漬けにして取っておくことになりました。もうかなりお腹一杯だけど、宿に
屋久島の焼酎"三岳"があったので頑張って飲みました。
三岳はかなり入手困難なんだ。Aコープでも売っていないし。

飲み会を楽しむ

まだまだ話は尽きないけど、24:00周ってしまったので味噌汁を作ったりお茶を飲ん
だりし、飲み会は終了に向かいます。
僕とtomoちゃんは明日が屋久島最終日。偶然にも同じ便で島を出ます。

もう1日いられたらさらに楽しかったのにな。でも、それを言ったら終わりがなくなっち
ゃうもんな。出会いも別れも旅の醍醐味。またいつかどこかで会えるかもしれないし。
(食費 \1000)

24:40 お開き

そうそう、明日は快晴になるそうだ。「モッチョム岳」に登ろうかな。

晴耕雨読の手ぬぐい

25:10 就寝