Chapter.2 雨の日にしか見えないもの

5.27
<「晴耕雨読」>

7:30 起床

すっごい寝た。でも最近疲れていたし、このくらい寝てよかったわ。
さて、今日は朝から土砂降りです。結構風も強いです。

雨の日に行きたいと思っていた場所、それは「白谷雲水峡」です。
前回に「白谷雲水峡」に行ったときは晴れだったから、「白谷」独特のみずみずしさ
だとか霧に覆われている様子だとかが見れなくってさ。
雨が降ったら歩きたいと常々思っていたのです。

では、身支度をしてすぐに出発!朝ご飯はいりません!

8:01 出発

「白谷雲水峡」へは、ここ宮之浦から島の中心方向に伸びている県道594号を使い
12kmほど。一気に標高600mまで駆け上がる。
あたりは完全に霧に包まれてしまいました。

洋上アルプス
に薫風が吹く

生命と水の縮
図に身を委ね

雨の日にしか
見えないもの

太古の昔に
想いを馳せて

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洋上アルプス
に薫風が吹く

生命と水の縮
図に身を委ね

雨の日にしか
見えないもの

太古の昔に
想いを馳せて

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雲の中に突入

20分ほど山道を登り続け、ザーザー雨の降る「白谷」の駐車場に着きました。
うおぉ、なんだか薄暗い雰囲気だぜ。


<白谷雲水峡>
苔に覆われた原生林の森。おそらく屋久島と聞いたときに一番イメージしやすい森が
ここにあるのではないでしょうか。
個人的にはここに比べると「縄文杉」も霞んじゃいます。
「縄文杉」は今回行くつもりは全くないし。

8:24 白谷雲水峡

とりあえず、白谷雲水峡といえば「太鼓岩」くらいがゴールでしょう。
「辻峠」からさらに進んだら「縄文杉」に向かうトロッコ道まで行っちゃうし。

今日は雨なので、展望重視の「太鼓岩」には行きません。「もののけ姫の森」を満喫
して帰ってこれれば、それだけで最高に1日になると思うんだ。
駐車場でレインウェアを着込み、雨対策をする。

さぁ、雨の森へ

入口の管理棟で入山協力金を払い、MAPをもらう。
さすがにこの豪雨なので、他の皆さんも気合の入った格好です。
雨のおかげであんまり混んでいなさそうで好都合かな。
(入山協力金 \300)

管理棟の人から注意をされる。
「この雨だからね、原生林歩道には行かないようにしてくださいね。雨で道が見えなく
て帰ってくれなくなる可能性がありますので。」
むぅ。前回行かなかった迂回路、原生林歩道を歩いてみたかったのだが、遭難したら
確かに困る。
普通に楠川歩道で「もののけ」を目指すコースにするか。

8:47 歩行開始

霧の中の白谷川

白谷雲水峡入口

カメラって普通に撮影すると実際に人間の目で見たのとは色彩も明るさも違っちゃう
けど、今回はリアルに目で見たのと同じように撮れるよう設定していきますね。

「白谷川」に沿い、しばらくは整備された遊歩道が続きます。
ゆるい登り坂なので、疲れることはありません。ゆっくり歩こう。


<二代杉>
8:55 二代杉

これも切り株更新

二代杉、これは切り株更新だね。昨日の「ヤクスギランド」でも取り上げたパターンで
す。切り株の上に落ちた種子から新しい杉の木が生えてきています。

「白谷川」を左手に見ながらゆるい上り坂の遊歩道を進んでいきます。
頭上に幾重にも生い茂った木々のせいでかなり薄暗い。
神秘的な雰囲気だね。晴れも日もいいけど、雨の日もステキだ。

薄暗い原生林

「さつき吊り橋」を越えると、遊歩道は山道へと姿を変える。
ちょっと後ろにカサをさしてレインウェアを着ずに頑張って歩いていた人もいたけど、
ここからはもうカサだけじゃ厳しいエリアです。
しかし白谷雲水峡の本来の姿はここからですね。

急な山道を登っていくと、小さい水の流れがところどころに現れます。
この雨の影響で川がたくさん形成されているんだね。
適当なところで飲用に水を補充しつつ進みます。水うまーい!

雨は小川を形成する

もうすっごい雨です。ゴアテックスのレインウェアじゃなかったら全身グチョグチョだろ
うね。
靴はいつも通り普通のスニーカーだから、最初のうちは水たまりとかを避けて歩いて
いたんだけど、あまりの雨ですぐに浸水。
もう余裕で開き直れるぐらいに靴の中はグチャグチャになりました。
うん、これでもう恐れるものは何も無い。

あと、ところどころで管理棟でもらったMAPを取り出して確認していたんだけど、濡れ
てボロボロに崩れてきました。
レインウェアのポケットもスムーズにカメラを取り出しやすいようにチャックを閉めてい
なかったんだけど、ダムみたく水が溜まっていました。カメラ、完全に浸水してた。

苔と清流

原生林の中で苔だの小川だのを撮影しながらノンビリ歩いているうち、追いついてき
た女性2人と知り合いました。
彼女らも僕と同じくゴールは「もののけ姫の森」なんだって。
3人でMAPを見ながら現在地を確認。

「管理棟で"ここの川が増水していたら渡らないように"って言われたんですけど、も
う通り過ぎていますか?」と聞かれた。

ええぇ?僕、そんな忠告もらっていないんですけど?
そっか、確かこの奥に「白谷川」を飛び石で渡りながら横切るポイントがあったよな。
そこのことか。
不安だ。この雨で増水は免れないだろう。でも「もののけ姫の森」は行きたいし。
のるかそるか。悩みながら一緒に歩き続ける。

雨に打たれる原生林

白谷川接近

間もなく白谷川の流れがすぐ右手に見えてきました。
綺麗なんだけど、ゴウゴウ流れています。そして運命の川を横切るポイントに到着。

9:38 飛び石ポイント

森の清流

これはなかなかに危険なレベルです。
飛び石はほとんど水流に飲み込まれちゃっています。ジャンプながらうまく渡れば行
けなくも無いけど、飛び石の上で滑ったりしたらそのまま川に飲み込まれるでしょう。

後から来た人たちも諦めて引き返したりしている。
どうしようかなーと思いながら「白谷川」の写真をバシバシ撮ってみました。
前回は「白谷川」の写真をほとんど撮らなかったので、一般の人が思い描く白谷雲
水峡らしい風景はあまり撮れなかったけど、今回は満足できそうな写真が撮れてい
るかな?

激流の前に立ち尽くす人々

しばらくボサッとしていたら、数人の観光客を連れたガイドさんも数組やってきた。
「これはマズイ。この分だと奥岳はまだまだ雨が降り続いているね。今は何とか渡れ
なくも無いけど、もうすぐ帰ってくるのが困難になるよ。この奥に行っている人たちも
帰れるかどうか心配だ。」とか言ってる。

…そうだよね。今はよくても1時間後2時間後はどうなるかわからない。
未来を見据えて行動しなきゃだね。

しかしこの奥には目指す「もののけ姫の森」。ここまでの道がこんなにも綺麗だった
んだから、今日の「もののけ」はさぞかし絶景なんだろうなぁ…。

ガイドの人たちも含め、みんなで「白谷川」の前で様子を見ること10分ほど。
みるみるうちに飛び石は川に飲み込まれ、半分くらいが見えなくなってしまいました。

うん、決心がついた。
「もののけ姫の森」には行きません。今日はここで引き返します。
先ほど出会った、同じく「もののけ」を目指す女性2人も引き返すって。
…まぁこの状態で渡れる勇気のある人はほとんどいないだろうけど。
お互い写真を撮ったりした後、別れを告げて一足先に折り返します。

真緑のヴェール

来た道をゆっくりと引き返す。雨は叩きつけるように降っています。
もう靴の中も裾もグッチョリだ。もうどうでもいいんだけどね。
不思議と屋久島の雨って不快じゃないんだ。都会の雨はあんなに嫌なのに。
なんだかここの雨は神聖な気がして、森がさらに生き生きするような気がして、嬉し
い気分にもなるくらいだ。

白谷雲水峡&YAMA

ついでに自分の写真もセルフで撮ってみました。このドラえもんみたいなヤツがYA
MAです。どうだい、変なカッコだろ?

再び川を離れ、鬱蒼とした森の中に入る。森は緑だ。視界全てが緑だ。

霧も緑に染まる幽玄な光景

僕、以前から空気も緑に染まる写真を白谷雲水峡で撮ってみたかったんだ。
前回は晴れで無理だったけど、今回は撮影できた。
あんまりうまくないけど、それなりに撮れて満足満足。雨の日にここに来た目的の1つ
がこの写真を撮るためだったしね。

来た道を戻り、「さつき吊り橋」を渡って整備された遊歩道に出る。
この先には「弥生杉」へと分岐する迂回路があります。
前回歩いたので今回は歩くつもりは無かったんだけど、「もののけ姫の森」に行けなか
った分を少しでも補うために急遽ルート変更してみました。

ここからはところどころ階段もあるけれど、とても歩きやすい木の遊歩道。
しかしさっきまでの苔に覆われた原生林に比べるとどうしても見劣りしちゃうから、あま
り写真も撮らずにサクサク歩きます。


<弥生杉>
10:46 弥生杉

白谷最大の屋久杉

弥生杉は樹高26.1m・周囲8.1m・樹齢は3000年といわれています。
屋久杉が標高700mから1700mに分布しているのに対し、これは700m地点にあるから
おそらくは屋久杉としては一番標高の低いところに生えています。

弥生杉の上部

弥生杉は展望所が木のすぐ近くにあり、全体像を1枚の写真に収めることは出来ま
せん。後ろに下がると今度は他の木々に隠れて杉自体が見えなくなっちゃうし。
だから上の方は別途こうやって写真に収めておきます。


<気根杉>
10:51 気根杉

地中の水分があまりに多いと木は酸素を吸収できない。だから空中にも根を伸ばし
たりすることがあります。その典型がこの気根杉です。

幹に絡まる根っこ

ここまでくればもうすぐ最初の管理棟。サクサク歩き、ゴールしました。

10:55 白谷雲水峡入口

管理棟近くの「白谷川」はさっきよりも数段激しい激流となっていました。

荒れ狂ってます

駐車場に戻り、グッチョリ濡れたレインウェアや靴下を脱ぐ。
靴は一足しかないのに、明日からどうするんだろね、これ。
あと、大事な帰りの航空券をヒップバッグに入れていたんだけど、浸水してボロボロに
なっていました。
その他のチケット類や島のMAPも崩れてました。おぉ、こっちも大問題だ。

航空券やパンフが大変なことに

11:15 出発

次はどこに行こうかな。まだ午前中だからいろいろ出来ることは多いし。
そうだ、これだけ雨が降っていれば滝は大迫力になるはず。ここで行くべきは屋久島
最大の滝、「大川の滝」だろう。
あと、どこかで温泉に入って温まろうかな。

県道594号を宮之浦の町方面に降りていきます。

ヤクシカ

雨上がり

山を下っているうちに雨が止んできました。どうやら雲の下に出たっぽいです。
おぉ、下界は既に雨が止んでいたのかぁ。これは嬉しい。


<雲の展望台>
県道594号で眺めのいい場所があったので、路肩の駐車帯にミラを停めてしばらく景
色を眺めることにしました。

11:25 雲の展望台

宮之浦の町

県道592号

ここからは行く手の県道592号のワインディングと、彼方に宮之浦の町を臨むことが
出来ます。
宮之浦の町の形が手に取るようにわかるね。「宮之浦川」に架かっている橋、いつも
Aコープに行くときに疾走している橋だね。


山道を下って宮之浦の中心地で島一周道路の県道77号に合流します。
ここから目指す「大川の滝」は島のちょうど反対側。ちょっと眠いけど頑張って走るか。
昨日Aコープで買ったパンをかじりながらのドライブです。

…しかし、安房の町の辺りで強烈な睡魔がいらっしゃいました。
昨日は12時間くらい寝たというのに、やたら眠い。
昼寝していくか。「春田浜」の看板が現れたので、海岸で寝ることにしました。


<春田浜>
12:00 春田浜

何も考えずに車の中で一瞬で爆睡。1時間寝ます。

13:00 起床

まぁまぁ元気が出たかな?浜を少し歩き回ります。

海水プール

海岸の眺め

春田浜は防波堤みたいに海を区切り、半分天然のプールがあるのが特徴です。
夏は結構海水浴客で賑わうのだとか。
砂浜はあまりないけど、草で覆われた緑の海岸が続き、晴れた日はなかなか眺めが
良さそうです。


再び県道77道を「大川の滝」に向かって走ります。
すぐに出てくるのが、「サル川のガジュマル」への分岐です。
県道を時計回りに走っているときにだけ出てくるわかりづらい看板。
昨日「晴耕雨読」でガイドブックを読み漁っていたとき、マイナーだけど巨大なガジュ
マルがここにあるとの情報をつかんでいたのです。

ローカルな道を進む

<サル川のガジュマル>
県道をそれて数100m進んだところで、右手に空き地が見えました。
よく見ると奥の方に「サル川のガジュマル」の立て札が立っています。
わかりづらっ!注意しないと見逃してこのまま山の奥に吸い込まれてしまいます。

13:23 サル川のガジュマル駐車場

駐車場というより、ただのデコボコの空き地にミラを駐車。
なんか捨て猫がダンボールから出てきて「ワーイワーイ」みたいに纏わり付かれて
大変だったけど、この辺は当日の「DIARY」に書いたので割愛します。

捨て猫に好かれる

ガジュマルの木はこっちでいいのかな?駐車場の奥から始まる山道を歩き出す。
なんかまた雨が降り出しました。カサをさしつつ足場の悪い道を進みます。
捨て猫たちも最初は頑張って着いてきたけど、間もなく全滅しました。

森の奥へと続く道

森の中を10分弱歩いたところで、巨大なガジュマルが見えてきました。
よく見ると足元にちゃんと「サル川のガジュマル」と書かれたプレートが落ちている。

森と一体化していて、そこいら中に気根を伸ばしている。
なんだかどこからどこまでがガジュマルなのかわからないほどに巨大です。

ガジュマルっていうのは寄生植物。
鳥の糞とかに混じったガジュマルの種が木のこずえとかに落ちると、そこから
発芽して木を覆うように下に向かって伸びる。
その後、宿主の木を絞め殺してしまうんです。そして年月がたつと宿主の木が完全に
枯れてなくなり、外側のガジュマルだけが残るっていう特殊な植物です。
僕の大好きな植物の1つなんだ。

のた打ちまわるガジュマル

ガジュマル&YAMA

気根の魔の手

ここのガジュマルは予想に反して大ヒットでした。
このマイナーさがいいね。当然往復では誰にも遭遇しませんでした。

また山道を戻り、捨て猫に別れを告げて出発。
国道77号に再び出る頃には雨は止んでいました。


<中間のガジュマル>
立て続けにもう一箇所ガジュマルを見ます。
実は前回もアプローチしようとしたけど、看板が出ているにもかかわらずイマイチ場
所を特定できずに諦めた場所です。

しかし今回は簡単に見つかりました。
2年前の僕、もう少し冷静に辺りを見回しながら走行していれば見つけられたのに!

14:15 中間のガジュマル

中間のガジュマル

もう寄生された木は養分を吸われて枯れ果てたのか、ガジュマルだけが残っていま
す。ガジュマルは道路に大きなアーチを作り、その中を車で通り抜けることが出来る
ほど。
その向こうには民家があったりします。

これもこれですごいけど、個人的には森と一体化している「サル川のガジュマル」の
ほうが好きかもしれない。でもリベンジできてよかった。

ガジュマルの周りをウロウロしていると、各集落の中に設置されているスピーカーか
ら不穏なアナウンスが流れました。
どうやら今日の夕方の飛行機は強風だかの影響で欠航となるらしい。
うーむ、嵐でも来るのか?
自分自身の今後もちょっと不安です。

でも、屋久島は中央に山が聳えている地理上、島の北と南とでは全然天気が違った
りします。
再び走り出すと青空が広がってきたりもしました。

晴れ間が見える

<大川(おおこ)の滝>
宮之浦から見て島の反対側、大川の滝に到着しました。
屋久島で最大といわれる、落差88mもある豪快な滝です。

14:30 大川の滝

ヤクザル

駐車場から遊歩道を200mほど歩くと、大きな滝が見えてきた。
「千尋の滝」よりもずっと滝の近くまで行けるので迫力充分。水飛沫も飛んでくる。
すごーい!
雨の降った上に来て正解だ。前回よりも水量がケタ外れに多いです。

豪快な大川の滝

これでも滝は川の対岸なので10m以上は離れているんだけど、カメラに収まりきれな
いほどの大きさです。
マイナスイオンを浴びながら岩の上に座って滝を見ていたら、ん?マイナスイオンが多
すぎる?…と思ったらまた雨でした。
そろそろ撤退するかー。

屋久島最大の滝の前で

これ以上島を時計回りに行くと「西部林道」に入ってしまうので、ここで来た道を引き
返します。


<尾之間温泉>
さっき「白谷雲水峡」でズブ濡れになったので、ここでリフレッシュしていきます。
県道77号から看板に沿って数100m集落の中の小道を入ったところにありました。

15:15 尾之間温泉

尾之間温泉

モッチョム岳

昨日も見た尾之間のシンボル「モッチョム岳」、ここからは聳えている様子がしっかり
と見えます。

温泉は小規模で素朴、シャンプーや石鹸も無かったけど、ゆっくりと浸かって疲れを
癒しました。
屋久島の水は超軟水で、いつまでもヌルヌルしているような感覚です。面白い。
あと、ここの湯船は今まで僕が入ったことにある湯船の中では一番深かったです。
1m以上は余裕であるよね??
(入浴 \200)


ここからは寄り道せず、一気に「晴耕雨読」まで車を走らせます。
ちょっと眠いけど頑張るぞ。


<「晴耕雨読」>
16:40 「晴耕雨読」

ただいまー!って誰もいない。オーナーさんたちも当然いない。
寝るか。昨日は12時間寝たしさっきも「春田浜」で1時間昼寝したけど、まだ眠い。
しならく昼寝します。


18:00 起床

あれ?この時間なのにまだ誰もいない。昨日一緒だった人たちももう帰ってしまった
みたいだし、新規の人もいない。
えーっ!?僕1人ですか?すごく人気の宿なのに?みんな飛行機の欠航で来れなく
なったのか?

しかし逆に考えれば、これでここにある食材の管理者は僕。
冷蔵庫とかキッチンを物色する。
ビール数本・小麦粉・サシミ(?)・豚肉・各種野菜・コーンフレーク・各種飲料…。
なんでもあるぞ。大体の物に『余ったので自由に食べてください』と書いてある。
こうやってここの生活は延々と引き継がれていくのだ。

豚肉があるので炒めてみるか。そしたらまずはご飯があるといいな。
ご飯は1合ずつ小分けになったのがキッチンに置いてあり、備え付けの缶に80円入れ
れば自由に食べれるのだ。とりあえずご飯を1号炊くか。
(食費 \80)


ご飯を炊いている途中に、「あ、お好み焼きを作れるじゃん」と気付く。
急遽メニュー変更。
キャベツを刻み、キッチンにあったお好み焼き粉や卵を混ぜ合わせて豚肉をトッピン
グ。お好み焼き用のソースやふりかけ・かつおぶしも発見しました。
ホントなんでもあるな、ここは。
以前に泊まった人たちに感謝です。

お好み焼き

勢いで炊いちゃったご飯、お好み焼きをおかずにして食べることにしました。
関西スタイルだ!

20:00頃、サブローさんのCDをかけお好み焼きを食べながら酒を飲んでいたら、急に
ビショ濡れのの旅人が1人やってきました。
うおっ!こんな時間に宿泊者が来た!ほろ酔いの僕もビックリしました。
でも自分以外の人が来て嬉しいことこの上ない!

取り急ぎ、専用の電話を使ってオーナーさんに電話するんだっけ?
僕が2年前に最初にチェックインしたときに同泊の人に教えてもらったことを思い出し、
その旅人に連絡方法を伝達しました。

間もなくサブローさんの奥さんのアイコさんがやってきた。
「1人だと思って心細かったでしょう!」とか言われた。ホントだよ。せっかくここに来て
いるんだから他の旅人と交流したいよ。


やってきたのは"tomoちゃん"という女性の旅人で、今日は12時間かけて「縄文杉」を
往復したんだって。
既に「いなか浜」でウミガメ産卵の見学もしたそうだ。おぉ、すごい!

すぐに打ち解け、テーブルを囲んで酒を飲んだりツマミをもらったり、これまでの写真を
見せ合ったり旅の情報交換をしたり。あぁ、しゃべれる人がいるっていいなぁ。

引き続き飲む

外はいつしか暴風雨みたいになっていました。
明日はどうしよう?2人でガイドブックを広げ、知恵を出し合う。

「白谷雲水峡」にまた行っても今日と同様に途中で通行止め止めになっちゃったら残
念だし。「蛇ノ口滝」は雨でも見ごたえがありそうだけど、雨の中往復5時間っかるから
途中の景観が良くないと雨じゃツライし。
「縄文杉」はちょっと行く気無いなぁ。ドライブ?屋内施設巡り?

どうにもパッとする案は無いけれど、まぁ明日のことは明日に考えるか。
tomoちゃんとの会話は盛り上がる。明日も宿泊するそうなので、明日の夕食が楽しみ
だ。明日はきっと他に旅人も来るだろうから、いっぱいメンバーを誘って夕食を作ろう!

そんな感じで24:00過ぎまで酒を飲んで盛り上がった。


25:00 就寝