Chapter.1 太古の昔に想いを馳せて

なんとなく屋久島に行きたくなって、結構ギリギリで飛行機と宿の予約をして、ドタバ
タしているうちに前日になりました。
大急ぎで着替えだけ用意し、当日を迎えました。

ガイドブックも地図も予定も登山靴も何も無いけど、ストーリーは全て現地で考えて
紡ぎあげます。
いざ!1ヶ月に35日雨の降る島、屋久島へ!!


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5.26
6:00 横浜出発

毎度のことながらすっごい眠いです。
既に通勤客で混み混みの電車の中で押し潰されながら羽田空港に向かう。


7:03 羽田空港

確か前回はANAだったよな。勝手に体が反応してANA側に行き、それから航空券を
見たらJALなのね。
うおぉぉ、ターミナル反対側。重い荷物を担いで徒歩10分強。
今まで航空券をチェックすらしていなかったもですよ。数日前に離陸時間を調べてい
ただけで。

洋上アルプス
に薫風が吹く

生命と水の縮
図に身を委ね

雨の日にしか
見えないもの

太古の昔に
想いを馳せて

プロローグ   Chapter.1  Chapter.2  Chapter.3  Chapter.4  エピローグ       

アイツに乗ります

羽田から屋久島までは直通便が無いので、一度鹿児島空港で乗り換えなければな
りません。

飛行機を待っていると不穏なアナウンスがかかる。
どうやら、「鹿児島までは普通に行くけど、それより南はもしかしたらムリかも。鹿児島
で各自確認してくださいね。」という内容みたいです。

おぉ、いきなり危険な香りです。鹿児島から南西諸島にかけては強風だかなんだかで
かなり荒れ気味だそうです。
まぁそのときはそのとき考えましょう。


8:00 離陸

洋上アルプス
に薫風が吹く

生命と水の縮
図に身を委ね

雨の日にしか
見えないもの

太古の昔に
想いを馳せて

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鹿児島へと向かう飛行機

機内では2週間ほど前に引いた風邪がまだ全快ではないので、ずっとマスクして寝て
ました。新型インフルエンザと間違われそうでドキドキです。


9:50 鹿児島空港

早いね、鹿児島!
車で横浜の片田舎から走るとここまですっごい時間がかかるのにさ。

空港からの韓国岳

「鹿児島から先は危ない」っていう羽田のときの情報だったけど、普通に屋久島行きの
便は出ているっぽいです。一安心。
しかし結構風は強くて危険なんだってさ。

空港からは「韓国岳」が見えていました。久々だな、あの山を見るのは。
…って思っている間にもう屋久島行きの飛行機の搭乗時間になりました。
くつろいでいるヒマもない。急ぐぞ!

屋久島行きの飛行機は数10人乗りのプロペラ機で小さくて、ターミナルの建物から直
結はできないので地面から直接乗り込みます。

いざ屋久島

10:25 離陸

すぐに眼眼下に噴煙をあげる「桜島」が見える。火口丸見え。テンション上がるわ。
そしてしばらく後には薩摩富士の"開聞岳"。ホント見事な形をしているよな。
本来であれば30分ほどで着く屋久島空港は、強風の影響で少し遅れました。


11:02 屋久島空港

来たよ屋久島!「屋久島旅行2007(3-20)」以来のちょうど2年ぶりです!

屋久島空港

屋久島は曇りか。島の中心部の奥岳も雲の中に隠れている。
まぁいいか。屋久島は雨が降っているのが普通の状態、くらいに考えているし。

空港の出口で『YAMA様』のプラカードを持っているレンタカー営業所の人に声をかけ
、送迎車で空港の正面の営業所に行きます。
ここでレンタカー手続き。
(免責料 \2500)


今回の相棒となる車は"ミラ"です。よろしくミラ!
営業所を出発!えっと、右に行こうか左に行こうか…?よしっ左にしよう。

11:17 ドライブ開始

どこに行くのか全く考えていなかったけど、屋久島メインスポットの1つである"ヤクス
ギランド"は前回行けなかったので今回は行こうかと思っていた。
せっかくなので、いきなりアプローチしちゃおうか。
睡眠不足だけど、数時間歩けるだけのスタミナはなんとかありそうです。

県道77号を時計回りに走り、安房方面に行きます。

県道77号

安房の無料駐車場にて

安房からは県道592号で島の中央部に向け、ガンガン山道を登ってきます。
屋久島は円錐状の島で、大きな道路は島を一周する道路だけ。
「ヤクスギランド」・「白谷雲水峡」・「縄文杉」への登山ルートなど、山の中心に向かう
道は数本あるけど、どこもかなりのグネグネの狭路です。

あー、しまった。朝ごはんと昼ごはん食べてないわ。
あと、路駐せずに購入できる自販機を探していたんだけど、自販機すらない山道に
入っちゃったよ。すごい喉乾いてるのに。

ヤクシカ

ヤクザル

さっそくヤクシカやヤクザルとかの屋久島オリジナルの動物が出てきます。
どちらも本土のそれよりかは一回り小さいのが特徴です。
島内の山間部には普通にいるけれど、れっきとした野生動物なので絶対にエサをあ
げたりしたらダメですよ。


<ヤクスギランド>
名前だけ聞くとアミューズメントパークみたいに聞こえるかもしれないけど、全然そん
なことは無く、原生林の中を歩くコースです。
ここは初めてなのでワクワクするぜ。

12:10 ヤクスギランド

ここにもヤクシカ

駐車場で山歩きの準備を整える。てゆーか水も食料もないし普段着のままで歩くから
準備するってほどのことも無いんだけどね。

外に出ると、ヒンヤリとした空気があたりと包んでいます。ここはもう標高約950mなので
す。屋久島はこの大きさにも関わらず、九州で一番標高の高い「宮之浦岳」があるくら
いで、島内の標高差はすごくあるのだ。
(入山協力金 \300)

受付でMAPをもらう。30分コース・50分コース・80分コース・150分コースがあります。
よーし!もちろん150分コースですよ!


12:20 歩行開始

静かな森の中へ

ひっそりと静まりかえった森の中。
水のせせらぎと、森の息遣いが聞こえてきます。
水が綺麗だ。ドリンクを何も持っていないので、沢の水を飲む。
あぁ、せめて空のペットボトルがあれば水をストックできたのにな。

屋久島の森は苔のイメージ

切り株更新

切り株更新されている杉の木を発見!
切り株更新っていうのは、伐採された切り株の上から新しい杉の木が生えてくること。
江戸時代はヤクスギの伐採も行われていたから、ところどころに切り株があるんだけ
ど、それを養分にしてこうやって木はまた生えてくるんだ。


<千年杉>
12:31 千年杉

メインルートから数10m迂回したところに立っている杉の木です。

千年杉

樹齢が1000年くらいだから千年杉っていうんだろうか?ちなみに屋久杉っているのは
屋久島に生えている樹齢1000年以上の杉の木のみを指します。
そう考えると屋久杉としてはこの木はまだ新米なのかな?

でも、今回の旅で初めて見た屋久杉。関東とかでよく見かけるスラッとして花粉をバラ
撒いているような杉とは全然貫禄が違うよね。


遊歩道がそこそこ綺麗に整備された平坦な30分コース・50分コースのルートから反れ
る。ここからは普通の山道です。それなりの装備が必要な感じです。
勾配もどんどん急になって来ました。
駐車場は結構涼しかったから上着を持ってきているんだけど、いらんわ。
汗かいてきたわ。

ヤクスギランドのYAMA

朽ちていく杉

森の中には朽ち果てた木もゴロゴロしています。
ビッシリと苔に覆われて、木なのかなんなのか良くわからない状態だけど。
しかしこれも森にとってはかけがえの無い養分です。

屋久島って温暖で植物もスクスク育ちそうなイメージがあるけど、実は全然違う。
島全体が花崗岩でできていて、土はその表面を数10cmとかで覆っているに過ぎない
のだ。つまり絶望的な養分不足。

しかし円錐状の地形と島の周りを流れる暖流の影響で雨がたくさん降るので、雨だと
かそれによって育つ苔の養分とかで植物が生きていけるんです。
それでも養分が少ないから、杉はなかなか育つことが出来ない。
ゆっくりゆっくり育つから、年輪の間隔が密になって、その結果腐敗に強い長寿の屋
久杉ができるのです。


何100年も、何1000年も前からあるこの森。
ゆっくりと成長したり朽ちていったりしながら、今に至っているんだね。
壮大な歴史を感じながら山道を登っていく。

150分コースを登っていくんだけど、次のポイントの「ひげ長老」っていう杉がなかなか
出てこない。そこそこ本格的な登山になってきたぞ。
沢の水を飲みながら進む。


<ひげ長老>
12:53 ひげ長老

ひげ長老

この杉の木は2000年に名前を公募し、当時小学1年生だった子が名付け親になった
そうです。
根元付近に生えているシダ植物がヒゲのように見えることが由来だって。

この先でようやくヤクシギランドに入って初めて人を見かけました。
なんて静かな森なんだ。


<蛇紋杉>
13:00 蛇紋杉

さらに登っていると、木々の奥にとてつもなく大きい杉の木が倒れているのがチラリ
と見えました。
あぁ、これが蛇紋杉か!

倒れた巨木

ひっくり返った根元

白っぽい紋様の木肌が特徴の杉の木です。
12年前の台風で倒れちゃったんだってさ。
樹齢は2000年・周囲は8.3m・樹高23.6mもある木なので、森の中を巨大な大蛇が横
たわっているような感じです。横になっているとすっごい長く感じる。

根っこも引っこ抜けて間然にひっくり返っています。
前述の通り土が浅いので木は深く根を張ることが出来ず、こうして一気に抜けてしま
うのです。


ここからさらに登っていくと尖った巨岩を頭に乗せた「太忠岳」に行けますが、山頂ま
ではここから1時間半くらいかかる。
ヤクスギランドとしての150分コースはここで下りルートに入るので、僕はそれに従っ
て下りの道に入ります。


<天柱杉>
13:13 天柱杉

スラリと伸びた天柱杉

ズングリとしたイメージの杉が多い屋久島の中で、この杉の木の樹高は1位・2位を
争うレベルです。
樹齢1500年ながら、高さは33.8mあるそうです。とても写真に収まらない。


<母子杉>
13:15 母子杉

2本の杉の木が根元で合体し、支えあっています。
樹齢はどちらも2600年と、なかなかの老木です。
母の方は既に枯死しちゃってて、子のほうが支えているんだってさ。

母(左)と子(右)

このあとは「三根杉」とか出てくるんだけど、写真は割愛します。
なんだか空気が湿ってきたような気がします。

屋久島の中でも奥岳と呼ばれる島の中央部の山々は、ほとんどいつも雲に覆われ
ていて、日本でもトップクラスに降水量の多い地域。
どんな日でも雨具の用意はしておいたほうがいいエリアです。

雨、降るのかな?少し急いで歩いた方がいいのかな?

沢津橋からの荒川

途中、沢津橋という吊り橋で「荒川」を渡ります。
荒川って「縄文杉」の登山コースを流れている川だったよね。その上流に当たるのかな
、ここは?

水はすっごく澄んでいます。雨の多い屋久島では、川も100個ある以上あるそうです。
この森の栄養分をたっぷり吸収した水が海へと流れ込み、島の近海で豊富な熱帯魚が
育つのです。


大気が湿気を帯びてきた森の中を歩いていると、しだいにそれは細かい水の粒子となり
、さらに霧雨へと変化してきました。
あ、雨だ。しまった、レインウェアは車の中に置いてきちゃったや。

山道でカサをさすのもあまり好ましくないのでちょっと焦ったけど、すぐに山道は整備さ
れた遊歩道へとなりました。
ここで80分・150分コースの山道が終わり、初心者向けの50分コースへ合流するのです
。よかったよかった。ここからならカサをさしても大丈夫だ。


<仏陀杉>
13:35 仏陀杉

老木、仏陀杉

山道が遊歩道に切り替わる場所にある杉の木です。おそらくヤクスギランドで最も有
名な杉です。
特徴は大きなコブと空洞。かなり痛んできて空洞も大きくなってきているので、近くに
行くことはできません。「縄文杉」と同じように展望所から眺めるスタイルです。

雨がパラパラと本格的に降ってきたので、ここからは折りたたみカサをさして歩きます
。もうすぐゴール。あと一息です。


<双子杉>
13:43 双子杉

これも「母子杉」と同様に合体した杉の木です。

双子杉

<くぐり杉>
13:43 くぐり杉

「双子杉」からすぐの場所にあります。くぐり杉って「白谷雲水峡」にも同名のものが
あったよね?
こっちは片方の杉が倒れて方片方に寄りかかり、そのまま融合しちゃったみたいで
す。その下を遊歩道がくぐっています。

くぐり杉&YAMA

13:47 ヤクスギランド入口

雨の中を戻ってきました。150分コース、自分としてはノンビリ歩いたつもりだったけど
、設定時間のおよそ半分で戻ってきちゃったか。

駐車場に戻る

ここまで来ているので、これからさらに車で山奥へと向かい、「紀元杉」を目指したい
と思います。
だんだん狭くなっていく山道を、「宮之浦岳」の淀川登山口方面に20分ほど走り続け
ます。いつしか雨は上がっていました。

紀元杉を目指す

<紀元杉>
車で根元まで行ける屋久杉としては最大のものです。
ちょうど道が舗装路からダートに変わるところにあります。
ここは前回も「宮之浦岳」を目指した早朝に立ち寄っている場所です。

14:06 紀元杉

うわっ、結構混雑しています。
車で訪れることができる杉なので、観光バスも頑張って2台くらい来ているのです。
もちろん一般車も。
でも、ここは特に駐車場が無いので、そこいらの路肩に駐車するしかない。
周辺が車でちょっとゴチャゴチャになっていました。

車道からの紀元杉

樹齢は3000年以上といわれている老木です。
上部は落雷で砕けてしまっているけれど、歴史を感じることの出来る名木です。
3000年前からここに生えているんだもんなぁ・・・。日本はまだ縄文時代だよ。

前回は行かなかったけど、紀元杉の周りをグルリと歩ける歩道があります。
車道からでは杉よりも1段高いところにあるので根元は見れないけど、歩道を歩けば
根元も見ることが出来ます。

重厚な幹

おおぉぉー!ここからの眺めはいいねぇ!
うねるような幹のデコボコを間近に見ることが出来ます。僕、車道から見る眺めより
もこっちのほうが断然好きだわ。


では、また来た道を引き返して海沿いの県道まで行きたいと思います。
腹が減った。どうしよう。
山を下っている途中で「屋久杉自然館」という施設を発見。
これ、2年前の時には存在に気付かなかったなぁ。ミラを駐車して少し物色してみる。


<屋久杉自然館>
14:54 屋久杉自然館

エントランスの屋久杉

かつて走っていたトロッコ

屋外にトロッコが展示されていたりしてちょっとテンションアップ。
昔は林業が盛んだったから、島のいろんなところをトロッコが走っていたそうです。
今は「縄文杉」登山道の例のトロッコ道しか使われていないけど。

併設している食事処があったけど、うーむ。ここに入りたい気分では無いかな、今は。
メインである屋内施設にも入りませんでした。
どうやら「縄文杉」の折れた枝の展示とかもあるそうだけどね。

今日はなんとなく雰囲気をつかむだけ。いずれ悪天候で外を歩けない日とかがあった
ときにここに来るよ。

屋久島自然観の外観

ズンズン下り、海沿いの島一周道路の県道77号に出ました。
まだ時間あるよな、ちょっとドライブするか。

今回の宿は前回同様宮之浦に取っている。17:00頃に宿にいれば充分だ。
だけど「西部林道」を走るだけの体力は無いかな。
だから島を一周せずに、前回も見た「トローキの滝」と「千尋の滝」の2つを見たら引き
返したいと思います。


<トローキの滝>
県道77号を宿とは逆方面に時計回りで10kmほど進み、「ぽんたん館」の駐車場にミ
ラを停めます。

15:23 トローキの滝 駐車場

ここからは山道みたいな道を5分ほど海に向かって歩きます。

森の中を歩く

この道の突き当たりから陸側を振り返ると、茂みの向こうにトローキの滝が見えます
。落差は6mの、海に直接流れ込む滝。
小規模ながらゴウゴウと音を立てていて、そこそこ見ごたえはあります。
"トローキ"って、"轟"が名前の由来なんだって。

トローキの滝

右の写真、滝のバックの赤い橋が県道77号です。県道の真下近くの滝を見るため、
山道を海方面に歩いてきたって構図です。
さらに後ろに聳えている山の一番左、尖がっている山が「モッチョム岳」です。
あの山、実は登ってみたいんだ。天候とかスタミナとか条件がうまく合致したら今回
チャレンジしてみようかな。


「トローキの滝」の少し上流に位置するのが、次のポイントの「千尋の滝」です。
県道77号から標識に従い、4kmほど内陸部にクネクネと進みます。


<千尋(せんぴろ)の滝>
15:40 千尋の滝

駐車場から滝が見える展望スポットまでは150mほど。
その間に「モッチョム岳」への登山ルートの入口がありました。あ、覚えておこう。

千尋の滝

屋久島では「大川の滝」と並んで1・2位を争うほど有名な滝です。
観光バスもガンガン来ます。
落差は60m。左側には高さ250m・幅350mの巨大な花崗岩の一枚岩がむき出しにな
っています。
この滑り落ちそうなデザインがいいね。てゆーか実際植物が滑り落ちているね。

急斜面の一枚岩

駐車場に戻ったんだけど、そのさらに先に「← 展望台」っていう立て札が出ていまし
た。展望台があるのか。あまりに地味な立て札だし、その先は山道なので前回は気
付かなかったな。

観光バスの人たちがガイドさんに案内されていたので、それにくっついて山道を数分
登っていきました。

展望台

展望台からの尾之間の集落

うわっ、ここは正直イマイチ。
千尋の滝は見えるけど、さっきの展望所よりも遠い上に木々が邪魔している。
反対側からは尾之間の集落を見下ろすことは出来るけど、視界が全然利かないや。


では、ここから宿へと向かいます。
県道77号に戻り、今度は反時計回りで宮之浦の町を目指します。

途中、自販機を発見したのでコーラのペットボトルを購入した。すげー喉乾いてた!
生き返った!
これでペットボトルゲットだぜ。中身が無くなったら沢の水とか入れてこの旅が終わる
まで活用しよっと。
(食費 \150)


<「晴耕雨読」>
屋久島旅行2007(3-20)」でお世話になった、結構人気の思い出の宿です。

16:49 「晴耕雨読」

2年ぶりの訪問

中に入ったダイニングにはオーナーの"サブロー"さんがいたのでご挨拶。
そして世間話をしつつチェックインの手続き。
サブローさんには前回会っていなかったので、今回初めて話したわ。

僕の部屋

今回は窓のある外に面した部屋ですよ、やった!
布団とエアコン以外は何も設備の無い部屋だけど、これで充分。満喫させていただ
きます。

荷物の整理をし、お風呂に入る。
それからダイニングでダラダラと置いてあるガイドブックとかを見ながら過ごします。

ダイニング

では、ちょびっとこの宿の特性を説明します。

晴耕雨読は1人旅の人に人気の、素泊まりの宿。
こういうところって男女別の相部屋が多いけど、ここはちゃんと1人1部屋用意してく
れます。

ご飯を食べたい場合には、ダイニングに隣接してキッチンがあるので勝手にそこで
料理をします。機材はほとんど全て揃っているし、調味料とかも今までの人が残し
ていったものがあるので不自由しません。

人にもよるけど、宿にいる間はほとんどの時間をダイニングで他の旅人と語り合っ
たり酒を飲んだりしながら過ごします。

オーナーさんはここに住んではいなくって、掃除のときやチェックインやチェックアウ
トのときに顔を見せる程度です。
イン・アウトのときも電話で呼ばないと来なかったりするんだけどね。
そんなわけで、旅人数人で一軒の家で共同生活しているようなイメージです。


同泊者の人と挨拶し、旅の日程や出身地について語り合う。
「同じ神奈川県からですか!奇遇!」みたいに。
「前回はいつここに泊まりました?2年前の同じ時期!?一緒だ!」みたいに。

明日に島を去る予定の常連の人と話していたんだけど、上記の通り以前泊まった時
期がすれ違い程度に近くってさ。
いろいろ話しているうちに、僕が前回の 「屋久島旅行2007(3-20)」と「沖縄本島一
周(3-32)
」で出会った"すーさん"&"あずささん"の知り合いだということもわかった。
あぁ、懐かしいね。


19:00になり、少し暗くなってきたので近所の「Aコープ」に1人車で買い物に行く。
半額になったオニギリと、明日以降の昼食用のスティックパン、あと発泡酒を買いま
した。
(食費 \376)

飲む

なんか今日はほとんどこれまで何も食べていなかったんだけど、屋久島の自然に興
奮してあまり食欲なくなっちゃったや。
オニギリ1つで充分。あとはテキトーにそこいらのお菓子を食べました。
大体ここに置いてある物は勝手に食べたり飲んだりしていいのだ。

サブローさんの所属するグループのCDをかけ、「屋久島BOOK」を読みながらお酒を
飲む。至福のひと時です。
2年前のあの楽しかった思い出も甦ってきます。

"ケンさん"とさし飲みしたこと、"ふくちゃん"とお茶をしたこと、"はるさん"から全裸集
団との遭遇の話を聞いてバカウケしたこと、島のことを何も知らずに"ケーン君"がフ
ラッとやってきたこと、みんなでホタルを見に行ったこと、"かがみさん"と夕食を作っ
たこと…。
みんな1人旅だったのに、すごく仲良く過ごせたよな。
今でもここにいるとみんなの声が聞こえてきそうです。

そうだ!「雑記帳」があったよね?
2年前のノートをガサゴソと探す。確かNo17だったハズだ。
そして若干ヨレヨレになって古ぼけたノートから、自分の書き込みを発見!

2年前の書き込み発見

あぁ、そういや書いた書いた。サシミが大量に余ったことを書いたなぁ。
そして、僕より後に島を離れたメンバーの書き込みを読む。
これらを読むのは初めてだ。そっかー、みんなあの後こんなことをしていたのかぁ。

ちょっと懐かしい気分になったけど、今日はもう体力がありません。
すぐに寝てしまいたいと思います。


19:55 就寝

夜中に土砂降りになりました。雨音が激しくて目が覚めた。
明日はきっと荒れるぞ。