7.19
6:00 起床

桃岩荘の朝は6:00、「石狩挽歌」が大音量でかかるところから始まる。
大音量って簡単に書いたけど、ホントにハンパない音量。
周囲1.5kmくらいは響き当たる大きさです。0.5秒で飛び起きました。

身支度をし、食堂に向かう。
そして昨日知り合ったニュートン・ふじふじ・マリンバと共に朝ご飯。

Chapter.1    Chapter.2    Chapter.3    Chapter.4    Chapter.5    エピローグ
「桃岩荘」    「うめーべや」   「愛とロマン」  「愛とロマン」    「島抜け」  
                       (前編)      (後編)

Chapter.2 「うめーべや」 

桃岩荘の朝食

朝食の片付けの後は、7:00くらいから玄関前で0便で島抜けする人のお見送りがあり
ます。
その後の港でのお見送りついでに今日のお祭りに参加できるよう、今日の分の支度
を全て済ませておきました。


7:00 0便お見送り

実は桃岩荘では、行きにブルーサンダー号エースに乗ってきた港までの道のりを、帰
りは歩いて行かなければいけない(雨の日や体調の悪い人は除く)。
最後に港までを自分の足で歩き、礼文の自然を目に焼き付けて帰ってほしいからだそ
うだ。
ちなみに荷物はブルサンが別途港まで送ってくれるのだ。

そんなわけで、これから朝一の0便で島抜けをするために歩いていく人を玄関前でみん
なでお見送りします。
桃岩荘の前に、島抜けの人が立ち、向かい合う形で男ヘル全員と残っている宿泊者が
並びます。

そしてヘルパーがお別れの言葉をシャウト。
そして「それでは皆さん、せーの… …!!」でいっせいに声を出す。

「いってらっしゃーーーーい!!」
「いってきまーーーーす!!」

ギターの演奏と歌が始まる。
桃岩荘前のお見送りのテーマ曲は、1981年の今年の唄である「幻恋歌(メッセージ)」。

歌って見送る

島抜けの人は、この歌を一緒に歌い、何度も振り返りながら桃岩荘前の「見返り坂」を
登っていきます。

歌が終わるとまた掛け声になります。
「いってらっしゃーーーい!!」
「いってきまーーーーす!!」
「また来いよーーー!!」

数100mはある見返り坂の向こうに姿が見えなくなってしまっても、まだまだ掛け声は
続きます。
「もう姿は見えませんが、まだ声は届くはずーー!!いきますよ!せーの …!!」
と、しばらく掛け声を続け、ヘルパーが島抜けメンバーへの激励の言葉を叫んで、
そのあと一本締めでお見送りイベントが終了となりました。


この後は希望者にてお掃除大会。
2階にある食堂を、桃岩荘らしく大音量で音楽をかけながらの掃除です。

歌いながらホウキで掃き掃除をし、そして雑巾がけレース。
何事も楽しくやるのが桃岩流です。
去年は足がガックガクでダントツビリだったら雑巾がけレースも、今回は力が有り余
っているから余裕です。
勢いが良すぎて壁に激突したりしましたけどノープロブレムです。

それから座卓を並べ、ゴザを敷く。昨日よりも座卓が一列多い。
「こりゃ今日はたくさん旅人が来そうだね。」とワクワクしてニュートンと話した。


そのあとはブルサンに乗り込み、港でのお見送りに向かいます。
ニュートンがまだ外出準備が出来ていなかったので留守番になっちゃったけど、ふじ
ふじやマリンバと共に乗り込む。
お決まりの「発車オーライ!!」でお出かけです。

桃岩荘と「桃岩」

でも、なんか雨がポツポツ降ってきて不安ですけどね。
「桃岩」もてっぺんが雲に隠れて見えないや。


8:15頃 香深港

島抜けの人の荷物を積んだブルサンは、香深港で島抜けの人と合流し、荷物を受け
渡す。雨なのでフェリーが来るまではターミナルの中でおしゃべりしながら待機です。

間もなく、0便のフェリーが港に入ってきました。幸運にも雨は止んだ。

フェリー入港

僕らが来たときと同じように、ヘルパーたちは港で旗をブンブン振りながら「おっかえ
りなさーーい!!」と叫ぶ。
そしてたった今フェリーを下船した人たちも誘い、これから島抜けする人たちのお見
送りイベントが始まります。

僕、みなとでの見送りは初めてだ。去年は送られたことはあったけど、送る側はやっ
ていなかったからなぁ。

島抜けメンバーはみんなと握手しながらフェリーに乗り込み、そしてのデッキの後方
に集まる。桃メンバーはその真下に大集合。
ヘルパーからの挨拶の後、歌を歌いミーティングでの踊りを踊ります。

もちろん普通の観光客の人も何100人といるので、「なんだ?あの連中は?」みたいな
視線を感じたり、笑われたり写真を撮られたりもします。
まぁでも全然気になりません。
みんなと一緒に精一杯の見送りをするのみです。

出航直前、ミーティングの最後に歌っている「遠い世界に」を歌う。
歌っている間にフェリーは汽笛を鳴らし、ゆっくりと港を離れて行く。

歌い終わると、大声で島抜けメンバーに声援を送ります。
「いってらっしゃーーーーーい!!」
「いってきまーーーーーーす!!」

フェリー出航間際

「また来いよーーーーー!!」
「また来るよーーーー!!」
フェリーはだいぶ遠くになったけど、まだまだ叫びます。

「いってらっしゃーーーーい!!」
「いってきまーーーーーす!!」
風に乗ってフェリーからの声が届きます。

何度もお互いの呼びかけを繰り返し、もう声は聞こえなくなりました。
でも、デッキの上で手を振り、叫んでいるみんなの姿が見えています。
まだまだこちらも叫びます。

別れのとき

叫ぶヘルパー

呼びかけはフェリーは完全に見えなくなるまで続きました。


さて、このあとどうしようか。
一緒に見送りしていたふじふじとマリンバもどっか行っちゃったや。
今日の目当てであるお祭り「うめーべや」も開始は11:00なのでまだしばらく時間
があるし。
かといって、ここいらにはこの時間から入れる店だとかは無いし。

一緒に見送りをした人や、0便で礼文に来た人の中に今シーズン既に何度も礼
文に来ている常連の人が何人かいて、今晩一緒に自炊をするメンバーを募集し
ていたので立候補しておいた。
あ、ついでにニュートン・ふじふじ・マリンバも人数に加えておいてもらおう。

そして僕は常連さんたちについて、香深のスーパーに買出しに向かった。
途中、「うめーべや」の祭り会場で準備が進んでいる光景が見えた。

準備の始まる「うめーべや」

「うめーべや」では女性限定で生簀に飛び込んでタコの掴み取りと、男性も参加する
カレイの掴み取りのイベントがある。
それぞれゲットできたらタダでお持ち帰りできるんだって。

「誰かタコをゲットできるだろう。」
そう目論んで、今夜のメニューはタコカレーとタコザンギに仮決定しました。
カレーの具財等を購入する。

買出し後に再び香深港に戻る。
それでもまだ祭りの開始までは時間がある。
ちょうどブルサンが桃岩荘に戻る準備をしていたので、買出しメンバーと別れて僕は
一度桃岩荘に戻ることにした。

乗り込んだのは僕と、0便で島に来て一緒に買出しもした常連の"おしん"、そして同じ
く0便で稚内からの所用から戻ってきた男ヘルの"ベリーさん"。
ちょっと人数は少ないけど、「発車オーライ!!」

桃岩荘に向かうブルサンの中で話してて思い出したけど、おしんは去年も会ってたな。
一緒に自炊もしたし、最後に自炊旗の前で写真も撮ったし、港で見送りもしてもらった
っけ。


桃岩荘へと続く「見返り坂」で、バイクでコケている人がいた。
かなり難易度の高い砂利ダートだしね、ここ。ブルサンから出て行ったベリーさんや桃
岩荘から出てきたマネキンさんが助け起こしていた。
このバイクの人、後に知ることになるけど翌日の8時間コースで共に苦楽を分かち合う
ことになる"ぼーさん"っていう旅人です。


<桃岩荘>
10:00 桃岩荘

「ただいまーー!!」
「おっかえりなさーーい!!」
留守番していたニュートンが楽器をドカンドカン鳴らして出迎えてくれた。

お祭り便の出発まで30分ほどあるので、しばらく桃岩荘でゴロゴロします。

桃岩荘の内装

日中の桃岩荘って今まであんまり見たことが無かったから貴重だったかな。
数人の人が囲炉裏の間でゴロゴロくつろいでいて平和な空間だった。


10:30、お祭り便の発進の時間。
ニュートンや昨日の8時間のメンバーと共にブルサンの荷台に乗り込む。
12・3人くらい乗っていて結構ギュウギュウ。

お祭りへGO!

10:50 香深港

この時間なのにメッチャ寒いです。しかも強風です。
歯がガチガチ言うくらい寒い。
屋外のイベントなのにこの寒さはちょっと危険な気もするけど、まぁいいか。

香深港に戻ってきた

<第10回 水産祭 〜 うめーべやフェスティバル 〜>
10:55 うめーべや 祭り会場

ここでふじふじ・マリンバと合流。
まだ開始の11:00前だけど、既に試食コーナーでホッケを無料で配っています。
ちょうど小腹が減っていきているし、何より暖かい物を口にしたい。
さっそくみんなでゲットしました。

ホッケをゲット!

うまーい!やっぱ北海道の海産物は何を食べてもうまいなー!
しかもタダだなんて信じられないよ。
本来であればビールと一緒に食べたいところだけど、ガタガタ震える寒さなので、
今回は自主規制しよ…。

昨日の8時間メンバーと

次は先着200名の「ウニ剥き体験」のコーナーに行きます。
このコーナーは自分でウニを割ったあと、そのウニをタダでいただけちゃうという
魅力いっぱいのコーナーです。

ウニを割ります

ここでは生きているウニがいっぱい用意されています。
しかもムラサキウニではなくて、エゾバフンウニらしい。
本州で一般的に食べられているものに比べて貴重で、濃厚な味がする高級なヤツ
だそうです。

それを"ウニパックリ"っていう専用の器具で真っ二つにします。
上の写真の器具の先っちょをウニの裏側に「ドゴッ!」と半分くらいブチ込んで、持ち
手を握れば先っちょが開くのでウニは憐れ真っ二つです。

そしたらすぐにそれをもらい、その場で食べれるんです。

ウニうまっ!!

このウニ、まだ余裕で生きています。
トゲがウニウニ動いています。そこを食べるのだから踊り食い。

一口食べて腰が抜けそうなほどにビックリした。
うますぎるーー!
口の中に海が広がったよ。寒い海の中で育ったからか、すごく濃厚でしっかりした
味だよ。しかもここいらのウニって上質の利尻昆布を食べて育っているから昆布の
風味がしっかりついていてそれがまた絶妙。

僕って今までウニが数回しか食べたことが無くて、しかも本州で一般的に食べられ
ているようなミョウバンで保存されてるものはダメなんだけど、これは絶品です。
横を見たらニュートンやふじふじも「ウオォォー!」とか言って感動してた。

ニュートン

ふじふじ

テンション上がってきたーー!
なんだ、この幸せな祭りは!
会場にも随分人が増えて盛り上がってきました。
強風で皿が引っくり返ったり、カラスに襲われるようなハプニングもそこかしこで発生
してるけど、楽しすぎるぜ!

うめーべやの会場

次に手分けして模擬店巡りをし、さらに食料を購入してきます。
模擬店のものはさすがに有料なんだけど、どれも激安です。
タコザンギとか、エビの唐揚げとか。
東京とかで食べたら1000円くらいは普通にするんじゃないか、って感じのものが
どれも200円とかで売られています。

海の幸ズラリ

 ふじふじ・マリンバ・ニュートン・同泊者の人

どれもうまい。僕も調子に乗ってホッケの試食コーナーにお替りしにいきました。

桃岩荘のヘルパーたちもワイワイ参加してました。
オニギリ持参で来て、ホッケとかをおかずに食べてました。
あぁ、そりゃ素晴らしいお昼ご飯だ。
あちこさんからちょびっともらった、何かのつみれ汁(忘れた)もすげーうまかった。

あったかーい

12:00になりました。
今から女性限定のタコの掴み取りコーナーがスタートします。
みんなで生簀の周りに移動して待機します。

ここに飛び込みます

生簀にはタコやカレイがいるんだけど、それと共に一面に利尻昆布が投入されて
います。
昆布が目隠しになっているので、掻き分けるか手探りかで獲物を見つけなければ
いけないのだ。

生簀の深さはヒザくらい。普通に入れば少なくとも上半身は濡れずに済む深さで
す。しかしそこは暗黙の領海で、ハデに飛び込んで全身ズブ濡れになることを求
められます。
この気温でこの水温、なかなかデンジャーな気配です。
一応、飛び込んだ人はすぐに用意されている釜風呂に飛び込めるそうです。

スタッフの手にはAEDが…

まずはお手本の人が飛び込んで見せます。
なかなかいいアクションで会場が盛り上がります。そして死ぬほど寒そうです。

生簀にダイブ!

そして本番。希望者の女性が飛び込みます。
飛び込んだ後のタイムリミットは1分で(生命的な意味で?)、その間にタコを探し
て捕獲しなければいけないルールです。

まずは女性の飛び込み

もう本人もギャラリーもギャーギャー言ってます。
せっかく見つけてもタコは当然逃げるし。そして巻きつくし。
それでも順調にタコはゲットされました。タコは横で茹でてくれ、そのあと引き渡して
くれるんだって。

まだ女性参加者が残っている状態でタコがいなくなってしまったので、ターゲットは
カレイになりました。
カレイの方が見つけにくく、素早く、そして捕まえても逃げられやすい。

あちこさん

マリンバ

もう随分カレイも少なくなってしまったけど、終盤に男性メンバーによる飛び込み。
なんかもうカレイがどうとかって話よりも、パフォーマンス重視になってるわな。
見ている分には楽しいぜ。

男性陣もダイブ

ひとしきりイベントが終わりました。
我に返るとメッチャ寒い。飛び込んだ人よりかは遥かにマシだろうけどさ。
たぶん東京辺りの真冬と大差ない体感温度です。

ニュートンと一緒に香深のお土産物屋に行く。
そこで防寒用のウィンドブレーカーを買いました。
せっかくなので礼文島の文字が入っているヤツ。
ニュートンもさっき寒くて祭り会場を抜け出して買いに行ったんだって。


ひとしきり土産物屋巡りをして帰ってきて、ふじふじ・マリンバと合流する。
するとどうやら横の香深港ではフェリーの2便のお見送りが始まるみたい。
2便には昨日の8時間コースのメンバーとか、「うめーべや」に参加してから帰る予
定だった人とかが多いので、0便以上に盛り上がりそうな気配です。

特別急いではいないので、僕ら4人もお見送りに加わることにしました。
いつもは0便が一番人が多いのに、今日の2便はすごい人の数だ!

別れを惜しむ紙テープ

見送り側も30人以上の大所帯で、男ヘルもほぼ全員集合。
本日2回目の歌って踊ってのお見送りです。

昨日の8時間メンバーはこれでもう全員島抜けになってしまうのかな?
彼らの投げた紙テープが港に舞った。

紙テープ舞う中で

13:00 2便出航

「いってらっしゃーーーい!!」
「いってきまーーーーす!!」

「また来いよーーーー!!」
「また来るよーーーー!!」

人数が多いだけあって、フェリーが相当遠くに行くまで声が聞こえていた。
お互い見えなくなるまで、いつまでも手を振っていたよ。
あぁもう僕、すでに結構声が枯れてきました。


ここで一旦桃岩荘の本隊とは解散します。
僕・ニュートン・ふじふじ・マリンバの4人でこれから「桃岩展望台」まで歩き、その後
桃岩荘に帰ります。
自炊組が確か15:30に自炊浜集合って言われていたからあと2時間以上ある。
充分間に合うよね?

4人でまた香深のお土産物屋に寄り、ここでマリンバもウィンドブレーカーを購入。
僕と色違いのお揃!


香深港から「桃岩荘」方面に向かって歩きます。
ブルサンに乗れば港から桃岩荘までは15分ほどだけど、歩くと1時間近くはかかる
アップダウンのある道のり。
20分ほど歩いたところで「桃岩展望台」へと行くトレッキングコースの分岐が出てき
ます。

13:40 桃岩展望台コース入口

展望台まで3km

ここからしばらくは徒歩で港から桃岩荘に帰るときのショートカットのルートと一緒
だっけ?そのあと道が分岐して「桃岩展望台」へと続く登り坂になります。
僕はここを歩くのは初めてなので、去年も歩いたマリンバについてきます。

木々の間を歩く

しばらく登ると木々はほぼ無くなり、腰よりも低い高山植物だけが生える丘になり
ます。森林限界によるものなのか、それとも礼文特有の強風で木々は生存できな
いのか、でもこれが礼文らしい景色だよなぁ。
礼文って高い木は全然無いし。


<桃岩展望台>
14:03 桃岩展望台

うん、薄々感づいていたけどね!「桃岩」はどこ!?

桃岩は霧の中

完全にホワイトアウトしています。礼文三奇岩の1つ「桃岩」が全く見えません。
ゴウゴウ風が吹き荒れているだけ。
ここまで歩いてからだがポカポカ暖まったのは良かったけど、うーん、残念。

とりあえず4人で集合写真でも撮ろっか?

ニュートン・ふじふじ・YAMA・マリンバ

ちゃんと心の目で「桃岩」が見えるように、あえてズラして撮影したんだよ。
(もしくはイラストレーターで書き込めるように?)

では、丘を下って桃岩荘に帰ります。
この道も晴れていればかなり展望が効くんだろうけど、相当深い霧の中。
でも考えようによっては幻想的でなかなかの景色です。

てゆーか、明日は晴れるんだろうか。
明日こそは僕らも8時間コース歩くんですけど…。

霧に包まれる丘

トレッキングコースを抜け、再び「桃岩荘」への車道に出ました。

14:28 桃岩タイムトンネル

礼文島の東海岸と西海岸を繋ぐトンネル。
桃岩荘に行くときにはここで標準時との30分の時差が生まれます。

桃岩タイムトンネル

グネグネと曲がりくねる道をひたすら下り、「桃岩」の真横を通過します。
先ほど上から見下ろそうとしたら霧だらけで全然だったけど、下の方は霧が晴れて
いるのでちゃんと「桃岩」の全景を見ることが出来ました。


<桃岩>

桃岩、聳える

左の写真は桃岩を近くから見上げた写真です。
中央から円状に波紋のような層ができているのがわかるでしょうか。
球状節理っていう構造だそうです。
柱状節理だったら日本各地の断崖絶壁の景勝地で多く見られるけど、球状って
あんまり見かけないよなぁ。

「見返り坂」に差し掛かり、中腹にある「Ben&Joe House(略してベンジョ)」に立ち
寄る。ここは桃岩荘の系列店で、女ヘルが当番制でやっているカレーのおいしい
お店です。

ベンジョ

覗いてみたけど、営業時間が15:00まででそろそろ閉店だったので断念。
いつかここでカレーを食べてみたいなぁ。


<桃岩荘>
15:00、桃岩荘に帰還。
自炊の開始までは後30分ほどあるので自分のベッドスペースでダラダラと時間を
潰します。

桃岩荘は140年ほど前の鰊番屋を宿泊施設にしたものです。
屋根の梁だとか建物の構造だとか、歴史を感じさせる造りです。
一度じっくり見てみると面白いかもね。


ゴロゴロしていたらすぐに15:30になったので、桃岩荘の正面を下ったところにある
自炊浜に行ってみた。

今日の自炊メンバーは10人ほど。
「うめーべや」のタコは他の宿の人にゲットされてしまったので、普通のカレーがメ
インです。
でも常連の人たちが追加で買出しをしてくれたそうで、食材は充分にありそうだ。

毎週末来ている常連の"しょうろくさん"が中心となり、まずは調理班と火起こし班に
分かれました。
僕は火が大好きなので火起こし班になり、ふじふじと一緒に薪割りします。

Chapter.1    Chapter.2    Chapter.3    Chapter.4    Chapter.5    エピローグ
「桃岩荘」    「うめーべや」   「愛とロマン」  「愛とロマン」    「島抜け」  
                       (前編)      (後編)








歴史ある鰊番屋

ふじふじと薪割り

ふじふじがノコギリを使い、僕がナタを使い、それぞれ役割分担して薪を作っていき
ます。こういうのって燃えるー!楽しー!
「YAMAって普段こういうことやっている人なの?」って同泊者の人から聞かれたりし
た。いや、当然日常生活で薪割りなんて全然しないけど、なんかこういう機会がある
とテンション上がってサクサクこなしちゃうよね。
ふじふじも「俺、薪割りを極めた!」とか言って盛り上がっていた。

釜を火にかける

浜では既にニュートンたち数人で着火が完了していたので、薪を投入しご飯の釜を
火にかける。
併行してしょうろくさんがホッケ(だったっけ?)のつみれのハンバーグを作っていた。
出来上がりのアツアツは相当うまい。つまみながらお釜の番をします。

カレーも着々と完成が近づいている様子です。

ハンバーグを焼く

しょうろくさん・ふじふじ・ニュートン

なんかみんな他の作業に入っちゃって、お釜の番が僕と初桃の人だけになっちゃい
ました。うわっ責任重大です、これ。
そういや去年も僕はお釜担当してたっけ?

レンタ古民家シリーズ(3-37他)」とかでも火の番をしているから多少は判断できる
んだけど、風のあるところと無いところではまた勝手が違う。
僕は炊き上がりの瞬間を蒸気の量とその臭いで判断するんだけど、風が強いとそれ
がうまくいかない。

YAMA:「まだ5分は大丈夫っすよー。」
同泊者の人:「え・・・、でもなんかコゲている臭いもするんだけどな…。」

ちょっと位置を変えて臭いを嗅いだら確かにコゲ始めている予感。
ヤバイ!慌てて釜を火から下ろしておく。間に合ったかな…。
このあと蒸らしが終わってフタを取るのがドキドキです。みんな、失敗したらゴメン。

猫岩バックに炊飯するYAMA

ご飯は結果、絶妙な炊き加減でした。
ちょっと最初の水の量が多かった気もするけど、微妙におこげができていて満足の
いくの出来栄え。良かった良かった。

これでカレーの完成です。
別途作っていた目玉焼きを乗せたり、しょうろくさんがなんか魚のスープを作ってい
たり。そんなこんなで約10人でいただきます!

カレー完成!

魚スープ

17:15 夕食

最初は寒くて「屋内で自炊をしよっか」だとか「食べるときだけ屋内に入ろうか」と
いう話もあったけど、結果ずっと屋外。
やっぱ外の方が気持ちいいよね。
夕方になって少し気温も上がってきた気がする。
すでに天気は回復方向に向かっているのかもしれない。

食べながら順番に自己紹介をしたりする。
「明日は8時間コースを歩きます!」と宣言しておいたよ。

浜辺でご飯(後ろが桃岩)

お替りラッシュ

18:00近くになると8時間コースのメンバーが帰ってくるし、フェリーの最終便でドカン
と人数が増える。
彼らより早くお風呂に入っておかねば混んでしまう。
桃岩荘はキャパの割りにはお風呂が狭くて、ほとんど家庭用と変わらない。
4人以上は相当厳しいのだ。
だからサクサク後片付けを済ませ、お風呂に入った。

お風呂から出ると、西の空が輝いていた。
明日は晴れるよ、絶対に晴れる。そう確信した。僕は基本的に晴れ男だし。

明日は晴れますように

18:50 ミーティング

もちろん今日もミーティング参加です。
宿泊客、かなり多いぞー!ミーティングも盛り上がる。
島案内や「島を愛す」の歌唱指導も日ごとに担当しているヘルパーが変わり、毎回
話す内容が変わるので何度参加しても飽きないようになっています。

あと、あちこさんの誕生日だったのでみんなでバースデーソングを歌ったりした。

ミーティング開始

21:00 ミーティング終了

すぐに8時間コース参加者が2階の食堂に集められ、コースの説明やお弁当代の徴
収等が行われます。

明日の参加者はすごい人数!
8時間コースで27人。4時間コースは4人ほど。
ヘルパーも「この人数は今シーズンで初めてだ!」って言ってました。

人数が多いので2チームに分かれます。
チーム名は「桃組」と「アホ組」。
経験者をまず均等に振り分け、さらに初の人をテキトーに半分くらいずつにします。
僕・ニュートン・ふじふじ・マリンバは「アホ組」になりました。明日もよろしく!
リーダー、サブリーダーはヘルパーによって初の人から選出されます。
全体説明は30分ほどで終わり、リーダーたち以外はここで解散。

もう消灯時間まで30分しかありません。
自炊組で集まり、料金を支払う。料金はだいたい300円くらいです。安ー!
そして自炊旗にみんなで寄せ書き。

自炊旗

このあと急いで明日のための荷造りをする。
明日は4:30起き。みんなの起床時間よりも早いので、真っ暗な中で周りの人に迷惑
をかけないように静かに出発しなければならない。
だからゴソゴソ準備するなら今しかないんだよね。
よしっ、準備完了です。

それじゃあおやすみなさい。

22:00 消灯

ベッドからの眺め