2007.10.29 走行距離:319km 支出:\12,260
10月29日 「球泉洞」の章

2007.10.29 走行距離:319km 支出:\12,260
石造りのアーチ橋。全長は約80mあります。
実はこの橋は人が通るのではなく、水が通る水路橋。
ド真ん中から豪快に放水するイベントとかもやっていたりするのです。
まだ明け切らない朝の空気を満喫しながら、橋に近づいてみます。

いいねぇ、この田んぼと石橋の素朴な風景がいいです。
早朝の静かな時間に来て正解かな?人もいなくて散歩していた近所のばあちゃんと
挨拶した程度だし。
でもいずれは放水風景も見たいかな。
<霊台橋>
7:04 霊台橋
またまた橋観光です。
霊台橋は日本最大級の石造りの単一アーチ橋。明治以前の橋だったら日本最大。
ちなみにさっきの通潤橋もこの霊台橋も国の重要文化財です。

1847年に完成した橋ですけど、当時の精巧な技術のおかげで今もギチッと隙間無く
頑丈なままで聳えています。
霊台橋を出て国道443号に乗り換え、内陸から南へ向かうルートを取る。
山岳路をスイスイ進んでいると、標識が出てきました。
『日本一の石段 3333段』
うわー、知ってます、熊本県にあるって知ってましたけど、ここにあるとは知らなかっ
た。行きます!見つけちゃったからには行きます!
…でもちょっと見つけてしまったことに後悔か…??。
国道を反れて5kmほど、すごくのどかな田舎景色の中を進みます。
なんか途中でハデに土砂崩れが起きているほどのどか。

<日本一の石段>
7:31 日本一の石段
美里町の「釈迦院」の表参道として作られた3333段の石段で、その数は石段日本一
なのです。
着いてしまいましたよ。ふもとの駐車場にサー君を停める。
今からこれを登ってきます。やるからには本気ですよ。
ジャージに着替え、リュックの中に2リッターのペットボトルを入れる。
よし、行きますか!
7:37 登り開始


標高240mからのスタート!
いきなり容赦なく石段が連なっています。すっごい急ですけど、大丈夫かな?
でもこっちは9時間も寝て元気いっぱい。頑張るぞ!
…100段目。
もうダメ。シンドいんですけど…。
早くもゼーゼー言い始めました。こりゃ3333段は本気でキツイと思いますよ。
石段はきっちりと綺麗に同じ段差で並び、リズミカルに筋肉を痛めつけてくれます。
階段の脇には100段おきに『五百段目』みたいに書いてあるので現在地は掴みやす
いんですけど、逆に3333段の遠さを実感してヘコみます。

いたるところに休憩所があり、水場もあるからペットボトルはいらなかったかな?
水場はありがたいっす。でもツライっす。
なんかね、僕は今月の頭に「槍ヶ岳」って山に登ったんですけど(3-26参照)、その
ときの靴擦れがまだ治っていなくてさ、足の皮とかベロンベロンなんですよね。
それもまた悩みの種なのだ。
1000段目を越えると完全の山の中に入り、町の景色がたまーに木立の隙間から
遥か下に見え隠れしています。
これ、完全な登山ですよ。


延々続いています。どんだけドSな階段なんでしょうね。さすが日本一ドSな石段。
これ、ホントに頂上まで行けるの?とか思いました。
半分の1700段目の休憩所のところでもうクタクタでしたから。
休憩ポイントのベンチには何度も座りながら行き、死ぬ気で100段登ってはハーハー
言いながら呼吸を整え…、を繰り返す。


2000段目を越えたくらいで綺麗な山並みが見えてきました。
太陽も完全に昇ったみたいだな。
うわー…、しかし朝からこんな山奥でいい汗流してしまっています。
涼しい朝なのに、汗が吹き出てます。
起きた時には予想だにしなかったイベントです。
ジャージの上着はいらなかったなぁ…。暑すぎ。
ヘロヘロだけど、1段登れば残りの階段は1段減る。休んでいては全く減らない。
一歩一歩、前進しよう。
階段脇の段数が3000を越えた辺りからは、もう僕もトランス状態でした。
8:33 頂上


いやー、頑張りました。
ここの標高は860m。石段の最初が標高240mだったから、その差は620m。
ファミリー登山レベルの標高差があるのだね。
10分ほど頂上で涼み、そして降り始めました。
地元の人っぽいおじさんやおばさんが体力作りのために登っている様子ですね。
こういうスポットだと気持ち良く「おはようございます!」って言えるし、相手も
「お疲れさーん!」って返してくれます。
下りはサクサク進みます。
終盤の休憩所で、今後の飲料用にペットボトルを満タンにしておきました。

9:10 ゴール!
登りに56分、下りに27分かかりました。(1時間を切ると結構早い部類に入るらしい)
駐車場に戻り、管理人のばあちゃんに駐車場金を払う。
(駐車場 \300)
「結構朝早くから登っていたの?」とばあちゃんが聞いてきた。
「いや、一時間半くらい前から登り始めて今戻ってきたんです。」と答える。
「へぇ、結構サクサク登ったんだねぇ。普通の人だと2時間から3時間はかかるのよ。」
と言ってました。
そうかー、別に急いだわけではないけど早かったのかぁ。
「うん、サクサク行ってきちゃいましたよ。」と答えておきました。
途中で何度も手すりにボロ雑巾のように引っかかって休んでいたのはナイショです。
もうすでに一日分の体力を使ってしまったし、汗だくですけど出発です。
さっきまで走っていた国道443号に戻り、南下の続きをする。
しかしこの国道443号もこのまま進んでいたら八代の町に出てしまうね。
それを回避するため、県道25号で山の中に突っ込みます。
走りやすくて何も無い山間部。気持ちがいいぞ。
そういやさっきの石段登りでかなりお腹が減りました。
駐車帯で朝ごはんにしよう。
9:49 県道25号で朝ごはん

今朝は昨日購入した食パンやソーセージ・玉子で朝食にします。
いつもの自炊の朝ごはんのスタンダードメニューかな。
目玉焼き、一個つぶれちゃったや。まぁいいか。

これでコーヒーがあれば最高なんですけどね…、ドリンクは水。
ちょっと切ないぜ。
でも天気が良くて外で食べると気持ちがいいよ。
そして再出発。
この道、周りは山ばっかだけど道は2車線で綺麗に舗装されているから運転
していて楽しいな。交通量はほぼ皆無だし。こういう道が好き。

県道25号のピークである「大通越」を通過し、さらに延々進んでいると綺麗な川が
脇に見えてきました。
<五木小川>
10:44 五木小川
特に観光地でもなんでもないんでしょうけど、気が向いたらフラリと立ち寄れるのが
公共機関を使わない旅の醍醐味。
川に下りる階段があったので降りてみることにしました。



緑もいっぱいの景観でいいトコじゃないですか、ここ。
降りるところが悪かったのか、全然河原っぽいスペースがなくて、階段がそのまま川に
突入しているようなカンジでしたけど、雰囲気は充分楽しめました。
まもなく国道445号に合流したり、五木村のすごくローカルな風景を見て感動したり、
「道の駅 子守唄の里五木」をなぜか見落として通過してしまったりしながら、く国道445
号に沿ってグングン南下。
人吉の市街地に出ました。今日はほとんどが初めて走る道だからなんだか楽しい。
さらにここから南へ行って鹿児島県に入ってもいいけど、人吉と言えば「球泉洞」。
球泉洞と言えば日本一周目をしていたときにちゃんと目の前まで行ったんだけど、
とあるトラブルが勃発して結局中には入れなかった、ほろ苦い思い出の地。
…リベンジしますか。
国道219号を西に進むと日本三大急流の1つである「球磨川」と並行して走る道になる。

<球泉洞>
12:02 球泉洞
およそ4年ぶり?懐かしい昔の記憶が甦って来る、球泉洞の駐車場につきました。
そういやあのときはこの駐車場から球磨川と沈み行く夕日を眺めたっけ。
ちなみに今回は真昼間だし車内は猛暑です。

ぶっちゃけ一人で鍾乳洞って盛り上がりが難しいんだけど、まぁしょうがない。
受付の人に「探検コースも行かれますか?」とか言われたけど、ちょっと一人で
そこまでの勇気は無い。
しいて言えば一人で鍾乳洞に入ること自体がある意味探検だよ。
そんなわけで追加で630円払うと長靴&ヘルメット着用の探検コースがプラス
されるんですけど、僕は通常コースのみにしました。
(見学料 \1050)

「秋芳洞」に比べてなかなか高低差があるね。
歩いていて楽しめる洞窟です。
ちなみにこの鍾乳洞、観光用に後悔されていない部分の含めると全長で4800m
あり、日本第5位の長さなのです。



そりゃ秋芳洞ほどド派手ではないけれど、局所的に綺麗な鍾乳石群が霧集していて
目を楽しませてくれます。
しかし惜しむべくは、そのほとんどが金網越しであること。
上の写真の3枚もすべて目の細かい金網の向こう側にあります。
いたずら防止なんだろうけどさ、それが著しく見栄えを悪くしていて残念です。
上の写真のように金網を入れずに写すのは結構困難です。

しかし、終盤にすごいのが出てきました。
「フローストーンと石筍の融合」、右側に写っている階段を見てのとおり、その全容
はかなり巨大。しかも金網が無いし。
裏側に周るとそこも南国植物の葉みたいなような鍾乳石があって「おぉっ!」ってなる。

このあとも丸いドームみたいにのっぺりした変わった形の鍾乳石があったりして
楽しめました。
あとは金網だけなんとかしてくれればなー…。
でも満足して洞窟を出て、まだ人吉の市街地まで来た道を15kmほど戻る。
それから国道221号で南下し、「えびの・霧島」の高原地帯を目指します。
高原!天気がいいしワクワクしてくるよ!
(ガソリン \10200)



標高が上がると木々が若干色づき始めているかな?
そして遠くの方に雄大な韓国岳が見えてきた。
おぉー、もうすぐ「えびの高原」かな?
道の脇にときどきシカがいて、普通に草を食べていたりしていました。

<えびの高原>
14:17 えびの高原
バードラインとスカイラインが合流するところがえびの高原。
ハイキングコースを歩けば火口湖をいろいろ見て周ることもできます。


前回は「賽の河原」を観光したけど、今回はそこまでは行きません。
適当なところに車を停めて、韓国岳を眺めて過ごします。
平日だっていうのに結構辺りには写真を撮るために路駐している車も多かったです。

ここ、えびの高原でついに鹿児島県との県境を越えました。
このまま連結している「霧島高原」に突入します。
目指すは初めて訪れるスポット、「高千穂河原」。
てゆーか標識見て今その存在を思い出したんですけどね。
<高千穂河原>
宮崎県の「高千穂峡」とは全然違うところですよ。由来は確か一緒ですが。
ニニギノミコトが三種の神器を持って高天原からこの下界に光臨した「天孫降臨」の
舞台になったのがここなのです。
14:40 高千穂河原
(駐車場 \410)
イタタ、駐車料金が結構するんだね。
ニニギノミコトが降り立った「高千穂峰」とかの登山ルートとかも出ているからかな。
その山頂に刺さっている「天之逆鉾」は「いつか見に行く!」と以前宣言したことのある
場所。
時間的に今回はパスです。次回にします。
遊歩道を歩き、かつて「霧島神宮」のあった古宮址に向かいます。

昔ここにあった霧島神宮はおよそ1000年前の火山の噴火で燃えてしまったんだって。
確かに建物は何も無いけれど、ポツンと立った鳥居は後ろに天孫降臨の高千穂峰を
背負い、未だに輝きを失っていないように思えるよ。
今は山が御神体ってヤツかな?


標高1000m近いこの高原では周りにポツポツと紅葉が見られました。
歩いていたりするとすごく暑いし、その間に車内もメチャ煮えたぎったりするんです
けど、赤いモミジを目にすると秋だなーと思う。

さらに続いて現役の「霧島神宮」に行こうと思います。
車でほんの数キロのところにあります。
<霧島神宮>
ここも駐車料金取られそうだなー、そしたら今日はふところ大ピンチだなーと思ったら
、無料でした。
貧乏旅をしていると、駐車場が無料かどうかで入るのをためらってしまうことって結構
ありますよね。拝観料や見学料だったら事前調査できるけど、駐車場は調べきれない
ことが多いので現地に着くまでドキドキなのだ。
15:19 霧島神宮
さっきの「高千穂河原」で書いたとおり、霧島神宮は燃えたり場所を移したりなんやかん
やあり、現在ここにあるのは1715年に立てられた建物だそうです。
かなり手前の大鳥居のあたりに駐車してしまった。
本殿までゆっくり歩いて向かいます。

階段を登っていると足が痛い。
筋肉痛が始まりましたよ。今朝の「日本一の石段」の影響ですよ。ヒイィィー。
本殿には観光バスできている観光客がワイワイいて賑わっていました。


駐車場に戻ると、時刻はもうすぐ16:00
西日がきつくなってきました。あと1時間で日没かぁ。次はどこへ行こうかね。
明日は「長崎鼻」や「佐多岬」に行きたいから、今日はとりあえず「長崎鼻」に極力
近付いておこうか。
県道60号で鹿児島湾に向かいます。
途中ゴチャゴチャした街並みに突っ込んだりもしましたが、無事に10号線に出て
久々の海と対面しました。
逆光の中に「桜島」のシルエットがくっきり浮かんで鹿児島に来たことを改めて実感
しました。


さて、蒲生の大クスですが、根回り33m・樹高30mもあるモンスター級の大きさです。
遠くから見たらそれ一本で森みたいでした。
触れるほどまでは近づけませんけど、「縄文杉」よりかは傍に行くことができるので、
僕と大きさの比較をしてみようと思います。

デカッ!
かなり遠くから出ないと一枚の写真に納まりません。
写真の中の僕は木よりも若干前に立っています。
これ以上後ろに行ったらチビの僕は認識できなくなってしまいますからね。
このあとは、国道10号で鹿児島湾沿いに南下したらきっと大渋滞だろうなーと
考えて、県道25号やら16号やらを駆使して鹿児島駅方面に行きます。
こっちも相当流れが悪かったけど。
そして18:00頃、鹿児島の中心地に突入!
明日はここから「桜島」までフェリーを使おうかな?
フェリー乗り場を確認しつつノロノロと走ります。

ここから国道10号をさらに南下して、薩摩半島最南端の「長崎鼻」方面に行きます。
正確にはその最寄である「道の駅 いぶすき」で車中泊予定なんだけど、ここからの
渋滞が凄かったです。
ほとんど動かないのねー。
お風呂にゆっくり入る時間がなくなったらどうしよー。
動かないので読書しながらまったりと渋滞を堪能し、1時間後に谷山駅くらいで開放
されました。
<道の駅 喜入>
19:16 道の駅 喜入
ここは温泉付きの道の駅なんです。
(入浴 \300)
安くていいなーと思って入ったら、シャンプーや石鹸が備え付けでないのね。
ガーン。
自分用のを携帯してるからシャンプーは何とかなったけど、石鹸は無いのでしょうが
ない、シャンプーで体も洗うぞ!
(ちゃんと別売りであるんだけど、買いたくないし気付かなかった)
なんか温水プール隣接のせいか、塩素の強いにおいのするお風呂でした。
ここの道の駅は駐車場が裏側に広く確保してあり、暗いし川沿いなので自炊がしや
すそう。
でも適度な間隔で既に車が停まっているからさ、かなり悩んだ挙句にここで自炊す
るのは辞めました。
次の道の駅に賭けます。
<道の駅 いぶすき>
20:25 道の駅 いぶすき
一番端に駐車スペースに入る。うーん、なんとか自炊は出来そうだな。
上から外灯が煌々と照らしてくれるのは自炊する上でありがたい。
今夜はキャベツやソーセージやモヤシを使ってお好み焼きにします。

お好み焼きは材料を刻んだり生地を作ったり、さらには焼き上げに時間がかかる
ので、僕の自炊メニューの中ではトップクラスの大作です。
途中、21:00で外灯が急に消えて一気に暗黒になったのでのでビックリしました。
焼き上がりを待つだけだったから助かったけどさ。

途中で崩れたので見栄えは悪いですけど、関係ない。
うまかったです。
じゃあ今日はこの辺で寝ます。
22:00 就寝
