2007.10.26 走行距離:645km 支出:\10,891
10月26日 「石見銀山」の章
<道の駅 みくに>
3:30 起床
思ったほど寒くはなかったな。
サー君に羽毛布団も積んでいるんだけど、ジャージ着て毛布一枚で充分しのげました。
まだここは石川県から福井県に入ったばかりの場所。
この早朝の時間帯を利用して、一気に近畿地方まで走りたいと思います。
3:37 出発
ガラガラに空いている国道305号。
今日は満月なのかな?雲の合間から丸い月が出ていて、穏やかな日本海と海の中に点在
する奇岩を明るく照らしています。
なんだか夢のような光景。こんな景色を見ながら運転できて幸せだなぁ。
「越前岬」を通過し、有料道路の「しおかぜライン」。
この時間なら無料だよね?と予想して突っ込む。よし、無料でした。
まもなくリアス式海岸で有名な若狭湾に差し掛かります。
ここの「三方五湖」とか、晴れていると最高のドライブコースで展望も最高なんだけど、まだ
夜明け前だし今回の目的ではないのでスルーします。
<道の駅 シーサイド高浜>
6:08 道の駅 シーサイド高浜
入り江に面したちょっとオシャレな立地の道の駅です。
ここで着替えたり身だしなみを整えたりしました。
空が明るくなってきた。夜明けが近いです。
2007.10.26 走行距離:645km 支出:\10,891

道の駅からの眺め
ここで車中泊していたと思われるオジサンと「おはよう」とか挨拶し合ったんですけど、
「今日はきっと雨になるなぁ…」とか言ってました。
ゲゲーッ、やっぱり雨ですか??
ずっと晴れ男だったから、雨の中の観光って何をすればいいのかよくわかんないんだ
よね。どうしよう。自炊もきっとやりにくいだろうし。
再び走っていると前方に「青葉山」が見えてきました。
福井県と京都府の境界に聳える山、別名「若狭富士」って呼ばれているそうです。

前方に若狭富士

赤レンガ倉庫群
7:00ちょっと前、ついにポツポツと雨が降り出しました。
あーあー、とうとう来ちゃったかぁ…。
<天橋立>
間もなく日本三景のひとつ、天橋立に差し掛かります。
日本一周目のときは北側の「傘松公園」から、そして日本二周目のときは南側の「ビュー
ランド」から眺めている天橋立。
じゃあ今回は地上から同じ目線で眺めようかな。
7:30 天橋立
ちょうどカメラを構えたときにだけ雨が止み、晴れ間が見えました。
おぉ、ラッキー!

3.3km続く砂洲
かなり雨が激しくなる中、丹後半島の根元部分を横断します。
国道178号をひた走り、兵庫県に入りました。
<餘部鉄橋>
山陰本線にかかる真っ赤な鉄橋です。
民家の遥か頭上を通るその景観がカッコよくて、全国的に有名なスポットです。
なんだかんだあって2007年にコンクリの橋に架け替えられると聞いていたから、
もうないだろうかな…と思いながら近付く。
…そしたらあった!
車窓からあの独特の景観が見えてきました。相当遠くからでもよく目立つ。
『さようなら 余部鉄橋 ありがとう 余部鉄橋』
この看板も2005年のあの日に見たままだ。
近付くと、橋の近辺はすでに工事用の壁が出来ていたり、橋の真下にあった駐車場
が無くなっていたりしたけど、近くに駐車場があったのでそこに車を停めて見学して
みよう。
9:06 餘部鉄橋



餘部駅の上にある展望台はもう撤去されちゃったんだっけか?
どっちにしろ土砂振りなので、下からの見学に留めておきたいと思います。
※展望台から見た餘部鉄橋と電車の写真はTOPからのリンクで行ける「ベストショット
ギャラリー」にありますので、よろしくです。
あの写真、30分以上待ってようやく撮れた思い出深いヤツなんだ。
90年の歴史を誇る橋梁
これで本当に見納めかな?
それでは出発します。
実は一人旅の途中で傘をさしたのって、「北海道旅2005(2-45参照)」の最終日以来の
2回目。ずっと晴れ男だったから若干ヘコむんですけど、長く旅をしていれば雨が降る
こともあるさ。気を取り直していこう。
…でもですねぇ…、雨は激しくなるばかりです。
兵庫県から鳥取県に入る国道178号って、かなりワインディングのきつい峠道なんです
けど、完全に道路が川みたいに流れていました。
ワイパーも最速だし。ほとんど前が見えません。

ちょっ…!これはマズイのでは??
鳥取市内の道路の低いところとか、普通に水溜りになってて車が次々にザバーン!と
飛び込んで行ってます。うわー、ハンドル取られるねぇ…!
しかも稲妻!猛り狂ってますよ、鳥取県。
(ガソリン \9591)
ガソリンスタンドのおばちゃんと日本3周目を走っている話をした。
「これから砂丘に行こうと思うけど、雨が酷くてキツイっす」みたいなことを話しました。
ついでに明日に天気を聞くと、「明日もこの辺りは天気悪いって…」だそうです。
うーむ、明日は晴れてほしいのだが。
<鳥取砂丘>
またまた来ました。車で来る5回目の鳥取砂丘。しかし雨なのは初めてです。
10:31 鳥取砂丘

雨の砂丘
全然観光客がいません。ラクダもいません。
ちょうど僕と一緒のタイミングで観光バスが一台着き、ガイドさんがハイテンションに
「はい、では皆さん行って来て下さい!」とお年寄り達を雨の砂丘に放り出していた
くらいです。
この雷の中、傘をさして砂丘に入っちゃって大丈夫なのかなぁ…。
服は濡れて来るし「馬の背」とか登るテンションでもないので少し散歩する程度にして
おきました。

かなり濡れました
<道の駅 神話の里 白うさぎ>
<白兎海岸>
あれ、こんなところに新しく道の駅ができていたんだ!
ユニークな名前なので記念に立ち寄ります。
11:08 道の駅 神話の里 白うさぎ
「因幡の白うさぎ」の伝説の舞台になった地だね、ここは。
白兎海岸が目の前なんだけど、雨のせいで見栄えがしませんでした。残念。


道の駅の様子
この像は大国主命と白兎だね。
「白うさぎ」の話、なんとなく覚えていましたよ。
<道の駅 はわい>
11:36 道の駅 はわい
ハワイです。漢字で書くと羽合です。
本気でハワイを意識している部分があり、そこそこ有名な町です。
(ハワイ温泉とか有名だよね?)
なんとか雨は止みましたけど、海岸とかソテツの並木を見るような天気でもないので、
立ち寄りは道の駅だけにします。

日本のハワイ
引き続き海岸沿いを走っていると、「北条公園」近辺で風力発電のプロペラ群が見えて
きました。9基あるらしい。
いいねぇ、プロペラ大好き。青空だったらもっとカッコいいのに。

北条砂丘風力発電所
<道の駅 大栄>
11:54 道の駅 大栄
ここは「名探偵コナン」の作者の人の出身地なんですよね。
それで道の駅にはコナンの銅像があります。それを見るために立ち寄りました。
…「コナン」自体は見たこと無いんですけどね…。

コナンがいました
わりとみんな写真を撮っていて、コナンのヤツは人気でしたよ。
空は順調に明るくなってきました。
太陽が眩しいです。遠くに大山が見えてきましたが、山頂部分はまだ雲がかかっていて
見えませんでした。
そして海を挟んだ右手には、遠くに美保関が見えています。

晴れたー!
島根県に入りました。
「水木しげるロード」は今回もスルーします。
今回ちょっと見てみたいのが「宍道湖」。
今までは「出雲大社」→「日御碕」で夕日→夜の「宍道湖」通過…、ってなっていたので、
明るい宍道湖を見たことが無いのです。

宍道湖を右手に見ながら
宍道湖、大きいね。
結構湖畔ギリギリを道路が通っているので、運転していて楽しいなぁ。
どこかに駐車してゆっくりと湖を眺められるスポットは無いかな?
…と思っていたらあったので入ってみます。
<宍道湖ふれあいパーク>
13:43 宍道湖ふれあいパーク

丘の上から見える宍道湖
おぉ、なかなかいい雰囲気だよ、ここは。
広い芝生の公園を歩いていると高い視点から宍道湖が見える。
右も左もずぅーっと湖。爽快な景色です。そして丘を降りていけば湖畔にも出れるし。
天気が良ければピクニックに良さそうなところだね!


では、続いては今実のメインである世界遺産の「石見銀山」に向かいたいと思います。
出雲は結構混雑していて流れが悪かったけど、出雲大社も日御碕も今回は無視。
西へと急ぎます。
全然調べてないからわからないけど、普通に考えて17:00にはクローズしてしまうと思う
から、観光の時間を含めると16:00には銀山に到着していたい。
今日石見銀山に行かないと、次に行けるのはいつになるかわからない。必ず行かねば!
石見銀山があるのは島根県の大田市の山間部。
15:00過ぎ、海沿いの国道9号から一気にハンドルを切って山道に入る。
この時間だったら間に合うだろうな。すっごく楽しみ。
しかし、山間部に集中して雨雲が出ています。
だからこの時間なのにもう辺りは暗くなり始めているよ。
うわー、雰囲気が出るけど、なんかヘコむなぁ。

<石見銀山>
ご存知、2007年の夏に世界遺産登録されたばかりのスポットです。
これから行く人も多いかと思うので、ちょっと詳し目に書きますね。
標識に沿って走っていると、『混雑時はここから駐車場まで1時間』とか書いてあります。
うわー、きっと週末なんかは大混雑するんだろうなぁ。
もしかしたらこの駐車場手前だけではなく、大田市の駅とか国道から混雑が始まるの
かもしれないね。
15:35 石見銀山
「石見銀山 →」の標識を見ながら簿記が辿り着いたのは、「石見銀山世界遺産センター」
という新しくて綺麗な建物。
駐車場に着くと同時にザーッと凄まじい豪雨になりました。
石見銀山って「佐渡金山」みたいに洞窟系のスポットだよね?それっぽいのが視界に無い
けど、とりあえずこの施設内に飛び込みました。
あれ?なんか案内所みたいで予想と全然と違う。
なんか受付の横に『バスはこちら』みたいなことが書いてある。バス??
ひとまず受付の人に「観光に来たんですけど、どこに行けばいいですか?」と聞いてみた。
なんか受付の人、時計を見ながら「うーん…。この時間だと…。」とか言ってる。
え?何??
話を聞くと、どうやら石見銀山最大の名所である「龍源寺間歩」っていうところへは、バスを
使わないと行けないらしい。
そしてここからもバスが出ているそうだけど、本数が少なくて今出たばかりなので、次のバ
スを待つと帰ることには真っ暗になってしまうそうだ。
「ここから車で10分弱のところにある●●から15:50に出るバスに乗ればいろいろ行けて…。
普段は凄く混んでて駐車場にすら入れないんだけど、平日の夕方でこの雨だったらきっと
駐車場もあいているから…。」
とかMAPを出してくれたんだけど、もう僕自身のキャパがいっぱいいっぱい。
バスの出る15:50まであと10分しかないしさー。
とにかくMAPを片手にダッシュでまた車に戻り、速攻で教えてくれた駐車場に向かう。
着いたのは「羅漢寺」前の駐車場。
ガラ空きでした。
案内人の人に聞き、雨の中ここにあるバス停でバスを待つ。
バスは30分に一本くらいみたいだ。
『世界遺産に登録されて銀山は大混雑です。でも環境に配慮してバスを増便するつもり
はありません。乗り切れないことも多いので、なるべく45分ほど歩いて龍源寺間歩まで
行ってください』
みたいなことが書いてありました。
15:50 龍源寺間歩行きバスに乗る
小さいシャトルバスでした。乗客は僕のほかに熟年夫婦一組だけでした。
ここから10分ほどで龍源寺間歩だそうです。
バスの運転手さんが窓から見える様々な遺跡や歴史について説明してくれました。
バスは擦れ違いはおろか、バス自体がギリギリで通れるくらいの狭い山道を進みます。
ここに休日大勢の観光客が押しかけたら、そりゃ恐ろしい事態になるよな。

<石見銀山 龍源寺間歩(りゅうげんじまぶ)>
16:05 龍源寺間歩
(見学料 \400)
間歩っていうのは採掘するための坑道です。
石見銀山にはこの間歩が大小500以上あり、龍源寺間歩はその一部が公開されてる
のです。
あらかじめ銀山の歴史くらいは知って行ったほうがいいかも。
日本がかつてどれだけの銀大国であったのかとか、当時は世界の銀の3分の1くらいを
石見銀山が算出していたとか。

坑道に入ります。もうガラガラに空いてて自分のペースで見れてうれしい。
間歩の中には当時にノミで掘った跡がそのまま残されています。
観光客が歩くメインの坑道は高さが2m程はあり、楽々通行できる。
その途中途中に支道があり、そこは数十cmしかなかったりして、入ったら二度と出れない
んじゃないかってくらいです。




短いけれどもとても充実した観光時間を過ごせました。
坑道内にいたのはさっきのバスで一緒だった夫婦と、どこかの撮影クルーだけだった。
坑道内の作業風景や説明を展示してあるパネルをみながら外に出ます。
入ったところとは違う出口。
周りには小さい間歩がたくさんありました。全部番号がついているのだね。
(龍源寺間歩はNo.500)


持参したレトルト類でカレーです。
素早くできて汚れ物も最小限に留められるから重宝します。
「さとうのご飯」2つ一気に食べますよ。元気モリモリですよ。
食後に片付けをしているとまた雨。
車内に戻ると同時にザーッと来ました。うわー危ない危ない。
自炊のときに降られたらホント困るもん。
再び国道9号線を内陸部へと南下し、島根県と山口県の境目にお目当ての入浴施設
があります。
<道の駅 願成就温泉>
20:37 道の駅 願成就温泉
名前から察するに、願いが成就する温泉?
ここ、道の駅に温泉が付いているんです。
こりゃ風呂上りにそのままグッナイですね。早速願いが叶いました。
(入浴 \500)
いいお風呂でした。タオルを無料で貸し出してくれるのも旅人にとってはありがたいね。
既に山口県。なかなかいいペースでした。
これで明日の朝は少し寝坊できるし、明日からはペースを落とそうかと思います。
スーパーとかで食材を買って自炊ももうちょっと健康的なものを取り入れなければなら
ないしね。
まだ雨ですけど、明日は晴れますように。
おやすみ。
21:55 就寝
