10月7日
御来光・槍ヶ岳下山

10月6日 A
槍ヶ岳と肩の小屋

10月6日 @
上高地〜グリーンバンド

10.7
<槍ヶ岳山荘>
4:50 起床

オッチャンや鶴見さんが「空が赤くなってきたな」「今日も快晴だな」と話している声で
目が覚めました。
うーん、メッチャ寝た。なんだかんだでこの肩の小屋で12時間以上寝ていたな。

「キミは寝てばっかだったなぁー」とか笑われながらも支度をし、朝焼けを見に外に出
てみます。

朝焼けと雲海

寒いねぇ、ブルブル。
でも空はすごいスピードで明るくなってきます。雲海が綺麗です。
あ、富士山が昨日よりもずっと綺麗だ。(上の写真の一番左が富士山)

YAMA: 「ん?でも雲海が出ているってことは今日の上高地は曇りなのかな?」
鶴見さん: 「朝のうちだけだよ。気温が上がれば上高地も晴れてくるよ。」

そっか。昨日は日の出前に上高地を通過してしまったので、できれば今日は晴天の
上高地を見てみたかったのだ。

御来光間近

左の写真はかなり露出を長く設定して撮ってます。
実際の明るさは右の写真よりも暗いくらいです。


5:30頃、館内放送で『朝食の準備ができました』とかかる。
うーん、御来光か朝食か…。
なるべく早く下山しないと今後のスケジュールにも影響するしなぁ…。
館内に張ってある日の出時刻の表と見比べて、朝食を取りました。

5:30 朝食

いただきます!

たっぷり寝たせいか、朝からちゃんとご飯を食べることができました。
ハイスピードでお腹に詰め込みます。

そしてまた玄関前へと飛び出しました。
うん、ピッタリ間に合うだろうと踏んでいたんです。
僕が外に出ると同時に辺りから歓声が上がりました。

5:41 御来光

朝日昇る

雲海の上から太陽が現われました。
澄んだ空気の中、たちまち鋭い太陽光線が広がって来る。

あぁ…、眩しいよ。暖かいよ。
そして今日もいい1日になりそうだよ。
なんだかもう、これだけで太陽に「ありがとう」って言いたくなっちゃいそうです。

鶴見さん&御来光

雲海と富士山

さて、そろそろ出発しようかね。
昨日の未明に沢渡のバス停で見たとおり、午後になると帰りのバスが大混雑するそうだから、
できれば午前中のうちにバスに乗りたいね。

部屋に戻り、40秒で支度する。そして出発です。
玄関フロアに行くと、ちょうど朝日の撮影を終えてこれから朝食に向かう鶴見さんがいた。
「僕はこれで出発します。お互い気をつけていきましょう。お話できて楽しかったです。」って
挨拶できました。


5:55 下山開始

元気一杯の朝日を全身に受けながら、また昨日と同じ道を上高地に向けて歩きます!





朝日に向かって歩く

さすがに下山は早い。
急な下りでガレているのでヒザに負担を掛けないように気をつけて歩くんだけど、それでも
あっという間に肩の小屋が頭上に小さく見えるようになった。

バイバイ、肩の小屋

朝一番で殺生ヒュッテから登ってくる人たちと挨拶を交わしながら、快調に下山。
後ろを振り返るとみるみる槍の穂先が遠ざかっていくのが切ないです。

6:16 殺生分岐

昨日の登りでヘロヘロになって苦しんでいたポイントに着きました。
今は楽勝です。そのまま通過します。坊主岩屋もあっという間です。

何度も穂先を振り返り…

小さきなっていく槍の穂先を振り返りながら降りていきます。
写真もいっぱい撮りました。
あれだけ憧れていた、夢にまで見た槍の穂先。もうすぐ見えなくなっちゃうんだなぁ…。

下っていくと、見覚えのある場所に出ました。
ここは昨日、初めて槍の穂先が身近に見えて大喜びした場所。
つまり今日はこれが穂先をまともに眺められる最後の場所。
足を止めてしっかりとこの景色を目に焼き付けます。

またいつか、槍を見ることができるかな?うん、きっとできるさ。
それまでしばらくのお別れです。
ありがとう、槍ヶ岳。

6:37 槍ヶ岳、ラストショット

また会う日まで

すぐに最初の水場が出現します。
待ちに待った水!いやー、ここまでの節水はキツかったですよー!
どうしょもなくて結局小屋では300円で自販機のお茶を買いましたけど、普段から水分を
多く取る僕にとっては少なすぎたし。

500mlのペットボトル2本を満タンにしておきます。

水をゲット!

7:03 天狗原分岐

この辺りは登りのときに一番苦労した界隈です。擦れ違う人もみんな苦しそうだ。
せめて僕が爽やかに挨拶することで疲労を軽減してあげよう。(←なんだそりゃ?)

つま先に負担がかかりやすい不安定な下り坂なので、靴擦れの予感がビンビンします
けど、スタミナ的にはまだ全然問題無しです。

グリーンバンド下部

やがて勾配は緩やかになり、遠くにババ平キャンプ場のハデなテントが見えてきた。
あそこまで行けば本格的な登山道はひとまず終了だね。
雄大なカールが見れるのはババ平が最後だよね?

ゆるやかになってきたのでちょっと駆け足で進んでみたりした。

7:54 ババ平キャンプ場

ババ平の景観とテント群

みなさんはボチボチテントから這い出して自炊を始めたところでした。
ここの水場で水を補充しておく。
そして出発。

辺りは木々に包まれた見通しの効かない山道になる。
ようやく森林限界から脱出したみたいです。

8:13 槍沢ロッジ

行きに天体望遠鏡から槍の穂先を見たところですね。もう随分降りてきちゃったよ。
今日も望遠鏡を覗いてみる。
穂先に取り付いている人々が見えて、昨日の自分とシンクロしちゃってなんだか
うれしくなりました。

槍沢ロッジ

微妙に足に疲労がたまってきて、動きが悪くなってきました。
もう難所を越えて楽なダラダラ道が続くだけ、という認識がさらに疲労を加速させそうで
怖いです。

間もなく梓川沿いの道に出ました。

8:34 一ノ俣

標準タイムでここ一ノ俣から上高地までは4時間。距離は12km。
少しお腹が減ってきました。
最後に残ったコンビニのオニギリ1つ、横尾まで我慢しようかなぁ…。
(実はカロリーメイトや栄養ドリンクもあるからそんなに危機感はないんだけどね)


9:10 横尾

ここまで来ると一気に下界ってカンジがします。
ビックリするくらい人が増えました。一般観光客の人もゾロゾロします。
ツアー客っぽい人も。

穂高連峰が青空に映えていて綺麗だ。
そこいらの人に頼んで、橋を入れた定番のショットを撮ってもらいました。

賑わう横尾

なんだかオニギリを食べる気分でもなかったので、次の徳沢まで我慢することに
しました。

道も広くなって緩やかで、緊急車両が通れるくらいの状態なんですけど、さっきまでと
比べて格段にハイカーのマナーが低下してます。
グループが多いっていうのもあるんでしょうけど、道幅いっぱいに広がって、向かいか
ら来る人がいるのにほとんど避けようとしなかったり。
子供が棒切れを振り回していたり。

いやー、連休だし天気もいいし、浮かれるのもわかるけどさ、もうちょっと他の人に気を
使おうよ。
ハァ…、なんか散歩としてきている人と、高山から数時間かけて戻ってきた登山者たち
とのテンションの違いが大きくてさ(別に話したり接したりしているわけではないけど)、
なんだか歩いていて疲れちゃいます。

穂高を眺めて

9:53 徳沢

多くの人に混じって歩き、徳沢まで来ました。
ここで下山開始してから初めて座ることにします。

最初にコンビニで買っておいたオニギリとウィダーインゼリーで軽食タイムです。
ポカポカ暖かく、元気が甦ってきます。
ガイドブックを見ながらタイムを予測。

上高地まで6.4km。行きは1時間でこの距離を歩いたのか。
今は足が痛くなってきているし、人も多いからもう少しかかりそうだな。

徳沢で休憩しながら

徳沢から明神へと歩きながら眺めは穂高連峰は素晴らしかった。
そして手前を流れる梓川の河原は真っ白で、青空とのコントラストがまた格別。
河原に点在している木はハルニレの木らしいね。
今日は本当に最高の天気です。

その河原でノンビリとピクニックをしているグループがいます。
今回は強行軍になっちゃったけど、来年以降に上高地をゆっくり見学するときには
こういう楽しみ方もして見たいな。

徳沢で休憩しながら

10:37 明神

上高地まであと3kmです。
昨日行くかどうか迷った明神池、テンション的に辞めておきます。
今回は槍ヶ岳に登れた。それだけで満足なのです。
明神池は次回、上高地だけをゆっくり観光するときにとっておきましょう。


もうクタクタです。
靴擦れが痛いです。いろんなところが痛いです。
手ぶらでフラッと観光に来ているファミリーやカップルも周りに大勢います。
つまりは上高地からフラッと歩ける距離まで戻ってきているということなんだけど、
もうちょっとなのに足がガタガタでくたびれているっていうのが自分自身でショック
です。

『河童橋 0.1k →』
こんな写真を気付いたら撮っていました。
そのくらいの安堵感。とうとう戻ってきたよー!!


<河童橋>
11:10 河童橋

ごった返す河童橋

うおっ、すっごい混んでる。
写真になるべく人が入らないようにしたけど、それでもすごい人。

でも今日ここに来た人は大正解だね。
アルプスをバックに河童橋が絵になってます。こりゃいい思い出になるわ。


11:27 上高地バスターミナルからバスに乗る

バスは10分ほど待っていたら来ました。20人ほどしか並んでいなかったので、
すんなりと座ることが出来ました。
それでも座席は全部埋まってた。まだ午前中なのになかなかの混み具合です。

途中で「大正池」が車窓から見えました。
焼岳の噴火で出来た池。池には立ち枯れた木々が水中から突き出ています。
槍ヶ岳までアプローチしてなかったら絶対に行ってみたかったスポット。
ここも次回のお楽しみです。


11:57 沢渡駐車場

駐車場前や、その付近の道路は駐車場待ちの車で長蛇の列。
すごいっす。
これ、待っていたら上高地に入れるのは夕方になっちゃうよ?

ヨタヨタしながら愛車のサー君のところまで歩きます。

ただいま、サー君

予定通りに午前中に駐車場まで戻ってくれました。
これで今夜はゆっくり寝れて、明日までにしっかり体力は回復するでしょう。

車に乗り込み身支度し、車内にあったスナック菓子をむさぼってエネルギー補給。
あぁ…、結構日焼けしたなぁ。昨日の登りのときに紫外線が強かったからなぁ。

一息ついて落ち着いたら、横浜に向けて帰りますか。

12:10 出発

大満足!

12:50 松本IC

13:55 双葉SA

15:18 八王子IC

目立った混雑もなく、高速は順調でした。
そしたら国道16号の橋本から東名町田IC付近までが大渋滞。
ちくしょう、この時間でもう混んでいるのかー、さすが三連休!


17:36 帰宅

辺りが薄暗くなる頃、横浜の自宅に帰りました。


土日だけで突っ込んでいった槍ヶ岳。
今朝まで槍ヶ岳の山頂にいて御来光を見ていただなんて、なんだかウソみたいだ。
でも、確かに得られた素晴らしい思い出。

シャワーを浴び、ビールを開ける。



「槍にカンパイ!」

10月7日
御来光・槍ヶ岳下山

10月6日 A
槍ヶ岳と肩の小屋

10月6日 @
上高地〜グリーンバンド