Chapter.5 地獄巡り

2007.2.24 走行距離:209km 支出:\51,210

わずかな雪

2007.2.24 走行距離:209km 支出:\51,210


6:20 くじゅう高原の空き地にて起床

うおぉぉ…、寒い。寒いけどやっぱり初日ほどではないかな。
ヒーターをつけ、フロントガラスの霜を除去する。
携帯を取り出し、昨日メールした仲間から、大分の吊橋情報が来ていないか確認する。
…来てない。シカトされたようだ。
まぁいいや、あきらめよう。

6:35 出発

すぐに「やまなみハイウェイ」と並行して走る、県道40号に入ります。


<九重森林公園>
6:50
 九重森林公園

駐車場に車を停め、日の出前のスキー場を見ながら写真を撮ってみました。
やっぱり今年は雪がほとんどないね。

この県道40号、道沿いに温泉がいっぱいある。
この時間から開いているところはないかなぁと調べてみると、1つありました!


<筋湯うたせ大浴場>
なんでも日本一の打たせ湯だそうなので、立ち寄ってみましょう。

7:05 筋湯うたせ大浴場

温泉の前で、旅行者のおじさんおばさんと出会いました。
なんでもおじさんは鹿児島県の霧島で消防隊員をやっている人で、今回は鹿児島から
車で来たらしい。
おじさんは「鹿児島に来たら是非立ち寄ってくれ!」とか言っていましたけど、消防署に…?
ええ、機会があったら立ち寄りますとも。

ちなみに、僕の人生で初めて「独身ですか?」と質問されました。
どうやら僕もそんな歳になってきたようです。もちろん独身です。

ここが「うたせ湯」

木造でいい雰囲気のところです。コインロッカーシステムがわかりづらく、入浴料が300円
なのにロッカーで200円使ってしまったのが少々痛かったです。

内部は湯気がもうもうと立ち込める中、打たせ湯が壁に沿って一面、落ちてきていました。
すごい数。
体や髪を洗うには不便だったです。だってシャワーとかイスとか無いし。
(入浴 \500)

湧き水をいただきっ!

お風呂から出た頃には空も明るく、雲も晴れてきました。
今日は最終日なので、大分を拠点としてあまり動き回りたくはないかな。

残金も把握しやすくなっているので、少々使っても大丈夫であることがわかった。
今日は一般人みたいな観光をしてみようかな。

よしっ、湯布院
に行こう!

飯田高原を北上していると、キャンプ場の「九重グリーンパーク泉水」が目に付いたりして。
ここ、4年前に宿泊したところだったなぁ。
今も車の中にはそのときの入場証が張ってあったりするんです。



さらに走っていると、頻繁に「九重"夢"大吊橋」看板が出ています。
へぇ、ツーリングマップルには載っていないのに、かなり宣伝しているところなんだなぁ。
ん、待て?
大分…吊橋…僕の地図に載っていない…。…もしや、これはもしやアレかっ!


<九重"夢"大吊橋>
8:35 九重"夢"大吊橋

つい最近出来たのであろう、綺麗で広い駐車場にサー君を停める。
警備員さんがサー君を見て、「横浜からはるばる来ているのかー!」とかビビッて
くれたので、ついでに質問してみます。

YAMA:「あのー、ここって例の昨年出来た日本一長い歩道吊橋ですか。」
警備員:「ええ、そうです。現在は日本最長とさせていただいてます。」

おおー、結局自分の力だけでたどり着いてしまったよ。
橋好きとしては、やっぱりここに来れて良かったな。
うれしかったので警備員にも「来たいと思ってからたまたま来れちゃいましたよー。」とか
伝えておきました。


どうやら8:45〜橋を渡れるようになるらしいので、併設してある土産物屋でお土産を
さっさと買っておきたいと思います。いつもどおり、適当に2分で買いました。
(お土産 \1280)

8:45、放送がかかって橋はオープンしたので、早速通行料を払って歩いてみます。
(通行料 \500)

橋の手前には専属カメラマンがいて、客のカメラでも写真を撮ってくれるというので、
カメラを預けて写真を撮ってもらいました。
「何名様ですか?」とか聞かれましたけど。ちくしょう、1人だよ。
カメラマン自身のカメラでも撮影し、後で僕が購入できるようにしておきたい、というので
一応専用カメラでも撮ってもらいました。買いませんけどね。

久住高原

日本一の大吊橋

他の環境客に混じってゾロゾロと橋を渡ります。幅が割りと狭いです。
なんとか普通にすれ違いが出来る程度。部分的にはギシギシと揺れ、足元は
鉄製の編み編みの板で、遥か下の渓流まで見えます。

橋の中央部からは「雷動の滝」が正面に見えました。

雷動の滝

反対側まで行ったらまた折り返します。なかなか長いです。

長さは390m、高さは173mでどちらも人道吊橋としては日本一だそうです。
ちょっと前までは茨城の「竜神大吊橋」が一番だったよね?
そういえばアレも一番だった頃に歩きました。

吊橋全景

ゆっくりと歩いて往復30分くらいだったでしょうかね。
引き続き湯布院を目指して走ります。

国道210号とぶつかったので、東にハンドルを切る。


<道の駅 湯布院>
9:55 道の駅 湯布院

前回車中泊した道の駅です。トイレ休憩します。ちょっと考えたけど、
湯布院観光は今回はパスしようかな。「狭霧台」だけ見て、そのまま別府に
抜けてみようかと思うんだ。
別府ってまともに観光したこと無いですし。


<狭霧台>
見覚えのある湯布院の街中を通過し、県道11号で由布岳に向けてグングン高度
を上げます。

10:17 狭霧台

由布岳が聳える

若干曇ってきてしまったね。高台にいるので風も強くて寒い。
眼下には湯布院の市街地が広がっています。
タクシーでわざわざここまで景色を見に来ている観光客の人もチラホラいる。

湯布院を見下ろして

では、ここから山岳部の気持ちのいいワインディングを通り、別府の市街地を
目指します。


別府、すぐに着いたけど、どこで地獄巡りできるんだろう。
とりあえず遠めに見て、モクモクと蒸気が上がっている場所を目指す。
交通量が多くてしんどいけど、「地獄巡り」の標識が出始めたのでそれを頼りに
市街地を突き進みます。


<別府地獄巡り>
10:56 別府地獄巡り開始!

「白池地獄」に車を駐車し、8つの地獄を巡れる共通券を購入しました。ワクワク。
それでは、まずはここから歩いて周れる6つの地獄を見に行きたいと思います。
(共通券 \2000)


<白池地獄>
青白いお湯が沸きあがり、ゴボゴボと音がしている。
その熱を利用して、併設されている建物の中ではピラニアやピラルクを飼育していた。

白池地獄

<鬼山地獄>
池が沸騰してる!すさまじい蒸気で水面が見えない!
写真を撮ってみたけど湯気で真っ白なのであきらめます。

横ではその熱でワニを飼育しているので、そっちを見に行きます。

ワニがいっぱい

<かまど地獄>
メインにドカンとかまどが鎮座していますけど、他にもいろんな種類の地獄(?)
があり、それぞれ"地獄の○丁目"と名前がつけられています。

足湯があったり、売店があったり、全ての地獄の中でここが一番バリエーションに
富んでいたかも。

泥火山みたい

上の写真、蒸気の噴出部分にタバコの火とかを思いっきり吹き付けると、瞬間的に
蒸気が数十倍にも膨らむんです。係りの人が実演して見せてくれました。

色の変わる池

季節によって青や緑に池の色が変化するそうです。僕が見たときは青味がかった
綺麗な色でした。


<山地獄>
岩山からゴウゴウと蒸気が悲鳴を上げるように噴出されています。
すごく元気です。
それを利用して近くでカバやゾウやフラミンゴが飼育されています。
久々に動物を見れて面白かったです。

山地獄とカバ

<海地獄>
ここはかなり楽しみにしていた地獄です。8つの中でも規模が最大の地獄だとか。
もらったパンフほどではないですけど、透明感のある青い池が現れました。

海地獄

併設されている植物園では子供が乗れるほど多い葉を持つ大鬼蓮も
栽培されています。今は冬だから時期が違いますけどね。

<鬼石坊主地獄>
泥がボコボコと沸騰しています。噴き出す瞬間が坊主頭に見えるから、この名前に
なっているそうです。では、吹き上がる瞬間を是非カメラに収めましょう。

温室の中で

鬼石坊主地獄

結構歩いて周りましたかね。いい運動になったな。
でも今日も花粉が飛んでいてティッシュを手離せません…。
あとの2つの地獄はここから3kmほど離れているそうなので、サー君に乗り込んで
移動をします。


<血の池地獄>
真っ赤に染まる池。やっぱ地獄巡りと言えばここを真っ先に思い浮かべてしまい
ますよね。うん、確かに結構赤かった。これもパンフほどではなかったけれど。

血の池地獄

<竜巻地獄>
ここは40分おきくらいに噴き出す間欠泉の地獄。あと15分ほどらしいので、最前列を
陣取ってその瞬間を待っていました。
直前になると客が非常に増えるので、あらかじめいいポジションをキープしておいて
正解でした。

竜巻地獄

上部を岩で囲って抑えていますけど、岩が無ければ50mくらい噴き出すパワーが
あるそうです。沸騰しているので、写真はすぐに撮っておかないと、そのうち蒸気で
何も見えなくなりますよ。

一歩引いて眺めてみる

いやー、たっぷり時間をかけて充実した観光が出来ました。
ぶっちゃけここからフェリーターミナルまで数10分で行けるような距離なんですけど、
フェリーの出港は23:45。手続きは21:30頃だそうなんです。
まだまだ時間はあるので遊びましょう。


次に行きたい場所は…、「風連鍾乳洞」!
この日本一美しいと言われる鍾乳洞に行ってみようじゃないですか。

別府から国道10号を使い、南へ南へと走ります。


<風連鍾乳洞>
14:23 風連鍾乳洞

思ったより早く着いちゃった。時間稼げるかな?
では、たった1人だけど鍾乳洞見学に行ってきます。
(見学料 \800)

うわっ。中は外よりずっと暖かいです。たぶん20度近くあるのかな?
上着はいらなかったか。
どうやらちょうど中にいるのは僕1人のようです。独り占めです。

間もなく、一番奥の"竜宮城"と呼ばれる大広間に出るんですけど、ここがすごい
です。広いし、大きくて種類も様々な鍾乳石が一堂に会しています。

"竜宮城"にて

見ていて飽きませんねー。
僕って鍾乳洞好きなので、大満足ですよ。

ここの照明、人間を感知して点いているんですけど、手振れしないように息を殺して
撮影していたら突然「ガタタン!」と全部消えて心臓が止まりました。
すぐ点いてくれてよかったけど。

様々な鍾乳石

鍾乳洞を出て、管理人の人と小話した後、また折り返して北を目指します。
ここいらで最後の給油をしておこう。
(ガソリン \3000)

もうあまり走り回らないと思うので3000円分だけ給油しました。
店員さんが「これからのご予定は?」みたいなことを聞いてきてくれましたが、
「うーん、今夜で今回の旅は終わりなんですよね。」としか答えられず。
そろそr日も傾いて来ちゃったよ。


<臼杵石仏>
特別石仏に興味は無いですけどね、まだ日没までに時間があるし、臼杵の有名スポット
でもありますし、東済みまでにやれることはいろいろやっておきたいですからね。

15:35 臼杵石仏

あ、ここお金がかかっちゃうんだ。まぁいっか。なんか僕みたいのが1人で石仏観光する
のはおかしい気もするけど、関係ない。チケット購入です。
(見学料 \530)


石仏を見て周る

全て岩から掘り出すかたちで作った磨崖仏なんだって。
風化で下半身か無くなったりしているのもあるけど、それはそれで味があります。

岩に彫ってあるからもっとゴツゴツして威厳を感じるようなものかと思ったら、実際は
丸くって柔らかくって、穏やかな顔をしていました。
心安らぎます。


岩肌の遊歩道を降りてくると、渓流沿いに菜の花が咲いていたので、その付近で
少し時間を潰しておきます。
夕方になり、少し風が冷えてきた。

菜の花が咲く

さて、次がこの旅の最後の観光スポットになりそうですね。
サー君に乗り込み、国道217号を半島沿いにグルッと走り…、最後の目指すのは
「佐賀関」の灯台です。
前回は暗くなってきて、駐車場にはたどり着いたのに、灯台の下まで行けなかったので
今回リベンジします。


ところで…、すっごくお腹が減ってきました。
今日はまだ食べていないですもんね。
佐賀関の灯台直前の路肩にサー君を駐車し、最後の自炊を始めました。

16:50 佐賀関で自炊

自炊をしよう

メニューは一巡してまたタラコパスタね。
もう太陽が沈みそうなので、さっさと作ってさっさと食べます。

茹でてます…

<佐賀関灯台>
ここと四国最西端の佐田岬はすっごく近いんだよね。
僕も以前ここからフェリーに乗って愛媛県に渡ったことがあったなぁ。

17:15 佐賀関灯台

前回と同じ駐車場に車を停める。灯台に行く道がちょっとわかりづらい。看板も不親切だし。
神社の鳥居がある山道を歩けばいいのね?
ここから灯台までは800mだって。
途中で散歩中の犬にじゃれ付かれてワワワ…とあせったりしたけど、すぐに灯台が見えて
来ました。
 

灯台リベンジ!

景色もいいですね。海を見下ろせます。
向こうに見えるのは愛媛県の佐田岬かな?

四国を眺めて

駐車場に戻ったら、国道217号までの道をまた戻る。戻らずに先端部分を一周しようとすると、
確か海沿いのかなり狭い道に入っちゃうんだよな。
前回はそれでドキドキしながら運転したんだっけ…。


<道の駅 佐賀関>
いつぞやの国道九四フェリーのターミナルの横をすり抜け、道の駅にやってきました。

17:45 道の駅 佐賀関

あのときのクロメ入りのタコヤキのお店があります。ちょっと懐かしい。
ちょうど日が沈むところなので、海岸まで出て九州最後の太陽を拝みました。

観光終了

真っ暗になるまで車内で読書し、そのあともゴロゴロしていたんだけど、どうにもここは
暗くてやることが無い。外は死ぬほど風邪が強くて凍えるし。
1時間ほど車内にいたけど、どうせフェリーターミナルはここから10kmもないから、
移動することにした。


19:07 シャトルハイウェイライン 大分港

えっと、関東海上が荒れていて、2時間以上の遅延が発生しているそうです。
つまり、出港は深夜の2時ごろ。
うぉい、どうするよ、今からやることなんて無いし、何しよう。

20:10 乗船手続き
(フェリー \42600)

手続きが20:00〜だそうなので、さっさと済ませました。後は乗船時間まで寝て待ちます。
アラームを23:30に仕掛けておきました。

23:30 起床

やることがない…

フェリーに持ち込む荷物の整理や、帰宅後の片づけをスムーズに出来るように、車内を
片付けます。
ゴミを捨てていたいので、それが大問題だなぁ…。

車内が寒くてやることが無いので、待合室でボケッと日付けが切り替わる瞬間を迎えよう
ではないですか。
あーあ、早く船内でくつろぎたいなぁ…。

Chapter.4

Chapter.3

Chapter.2

エピローグ

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Chapter.2

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