Chapter.4 穏やかなる玄海灘

2007.2.23 走行距離:289km 支出:\9,037

夜明け前の濃霧

2007.2.23 走行距離:289km 支出:\9,037


<道の駅 松浦>
5:30 起床

うん、今日もそこまで寒くはない。雨は完全に上がっている。
これは晴れそうですねぇ。

6:00 出発

今日は初めてとなる玄海灘辺りの観光をして見たいですね。
佐賀県に入り、国道204号を北上していく。しかしすぐに濃霧に巻かれて何も見えなく
なってしまったよ。大丈夫か、これ。

日の出前だって言うのに道は結構混雑していたけど、みんな唐津駅方面に消えて
行った。僕は一部県道342号を使って国道をショートカットします。


<いろは島>
県道342号の杉野浦にて、霧の上から見えたいろは島が絶景で、思わず車を停めて
外に飛び出ました。

霧に浮かぶいろは島

7:10 いろは島

海だか霧だか、その境界線が曖昧になった世界に点々といろは島が浮かんで
いるんですよね。まるで雲海のようだ。
その幻想的な風景に見とれていた。


<波戸岬>
九州本土の最北西端と言われる岬。
斜めの最先端ってその概念が難しいと思うんだけど、これは信じていいのかな?

7:42 波戸岬

他に車のいない駐車場にサー君を停め、霧が晴れて太陽が昇りだした海を見て
喜んでおりました。

今日は晴れるぞー!

灯台もあるとらしいので、岬の先端部分まで歩いていきたいと思います。
昨夜の雨のちょっとぬかるんだ広い芝生地帯を横切り先端まで行くと
見慣れないかたちの灯台が建っておりました。

変わったかたちだね

突端部分では数人の釣り人が釣りをしていました。
眺めは…イマイチかな。海抜が低いし、特別尖った岬ではないので。


<道の駅 桃山天下市>
名前が戦国浪漫ってカンジです。「桃山天下"一"」だったらなおさら。

8:22 道の駅 桃山天下市

記念に写真だけ撮って、次の観光スポットへ向かいましょう。

天下市!

<風の見える丘公園>
呼子大橋を渡り、加部島という島に来ました。橋を渡るときに前方の島の中腹に見えていた
白い風車、それが「風の見える丘公園」だそうなので、立ち寄ってみます。

8:35 風の見える丘公園

うん、無風。
風車も微動だにしません。
すっごく穏やかですよ、今日は。玄海灘も波が無く、キラキラと輝いています。

呼子大橋を見下ろす

周辺には小規模ながら遊歩道もあったので、景色がいい居場所はないかと
歩いてみましたが、なかったですね。
でも風車が間近に見える場所を見つけられたのでよかったな。

風車、カッコいいです

<立神岩>
続いて、これもご近所にある「立神岩」へ。玄海灘に聳える奇石だそうです。
駐車場の手前が激しくデコボコして水溜りだらけのダートでしたけど、愛車のサー君で
問題なく通過。歩いて数分で岩のところまで行けそうです。

9:12 立神岩

これ、岩の直下まで行っていいんだよね。本来の遊歩道が「落石の恐れがあるので
通行禁止」って書いてあるけど、遊歩道じゃない岩場を辿ればいいんだよね?

目指すはあの岩場

ゴロゴロと、巨石を乱雑に放り投げたかのような岩の集合体が近づいてきました。
迫力あります。波に削られたのかなぁ。
足場が悪いですけど、もっと近づいてみます。

天に向かって

右の写真は危険でした。勾配45度くらいのところを駆け登ってみたのですが、怖くて
降りられません。ちょっと足を踏み出したら、そのままズルズルッと下まで滑り落ちました。
踏ん張ったときにちょっと爪を傷めました。
ま、爪くらいどうでもいいや。


海沿いを走っていると、唐津の市街地をパスする無料のバイパスができていたので、それを
利用してスイッと渋滞を回避。
前回に走った「虹の松原」とか「鏡山」の前までやってきました。

実は昨日、お風呂に入っていないので温泉があったら入りたいなって思っていたら、ちょうど
「鏡山温泉」っていうのが見えました。
だけど、デカイ国道だし後ろから大型トラックに煽られていたのでやむなく通過…。
左車線を走ってるのに煽るなよなっ!

(ガソリン \7924)
笑顔がステキなお姉さんが給油してくれました。
「このあとどちらまで走るんですか?」と言われたんですけど、特に何も決めていないので
「うーん、とりあえず福岡」とか答えておきました。
でもきっと福岡には行かない。渋滞は嫌なので。


国道323号に沿って、道は内陸部へと入って行きました。
前回間違って走ったルートだ、ここは。


<鳴神温泉 ななのゆ>
10:24 鳴神温泉 ななのゆ

標識から察するに、大規模で綺麗な施設であると直感できたので、お風呂に入ることに
しました。10:00〜営業なので、かなり人も少なくていい気分です。
施設も申し分ないです。

朝っぱらからお風呂に入れるなんて幸せですよね。和みます。
お風呂からいる景色が綺麗です。
(入浴 \500)


お風呂から出たら、2箇所に連絡します。

1箇所目は帰りのフェリー「シャトルハイウェイライン」。うん、また神奈川まで自走するのは
シンドいので、情けない話ですけど船に乗せてください。そして無事に予約完了。

2箇所目は大学の友人の1人。
ほら、昨年末に大分県のどこかに日本で最長の歩行吊橋が出来たっていろいろ取り上げ
られていたじゃないですか。ふとその存在を思い出したんですけど、それを調査できるような
新しい資料が手元に無いんです。
だから頻繁にネットをしているであろう友人に調査依頼を出したんです。
返事、来るかなぁ…。


11:35、再び国道323号の山の中を走っていると、空き地を発見。
ここいらでお昼ごはんにしようと思います。

空き地発見

今回のメニューは…お好み焼きにします!
お好み焼きは周囲が明るくないと作りづらいのでちょうどいいや。
具財も揃っているし。

キャベツたっぷり

車内でジュージューと焼き上げ、慣れない環境の割りにはうまく焼きあがり
ましたでしょうかね…。量がまたかなり多くなってしまったのには困ったけど。

お好み焼きの
完成です

さて、次にどこに行こうか迷います。
ここの近所で有名なところと言えばダントツで「吉野ヶ里遺跡」ですけど、確か結構料金
取られるし、テーマパーク化しているそうなので、男1人じゃ流石に寒いかなぁと。

かといって内陸部に入りすぎても時間がかかるので、効率よく観光をしたい。
…パラパラと地図をめくり…、柳川に行くか!

"日本のベニス"、町中を複雑に流れるクリーク、そこを行きかう小舟、そんな柳川。
前回は夜が遅すぎて全貌が見えなかったので、今回改めてアプローチします。

佐賀市内の混雑する道をガマンして突っ切り、毎度のごとく道とか全然わからないけど
車内方位磁針を頼りに南へと走ってみる。


13:42 柳川のコンビニ

なんだか道が複雑だし混雑しているしで放浪は困難。
ちょうどティッシュがなくなって困っていたので(花粉飛びすぎ)、購入がてら道を尋ねて
みます。
店員のおばちゃん曰く、「今の時期はまだちょっと早いねぇ。もう少し先だったら雛祭り
イベントでの舟下りがあるし、花も咲き始めるんだけどねぇ。」とのこと。
でも僕は水路を見ながら散歩をしたいので、イベントうんぬんは別にいいです、と言い、
場所を聞き、パンフも何種類かもらいました。

なんだ、ここから数100mでもう観光駐車場なんだね。
(雑費 \113)


<柳川の水路>
13:55 柳川の観光駐車場

(駐車場 \500)
コンビニのおばちゃんはオフシーズンって言ってたけど、すごい観光バスが来ているし、
一般車も多いじゃないですか。これで休日だったりシーズンだったりしたら車を停められ
なかったよ、きっと。

それじゃ、ここからブラブラを柳川を散歩しに行ってきます。

いやーホントに水路だらけなんだね。
町中の川だったらどこにでもあるし、見慣れているけど、ここのは川と違って直角に
曲がったり、いろいろ分岐したり合流したり、そして見た感じ上流とか下流みたいな明確な
傾斜が無いんだね。
だから穏やかな水路に囲まれた街ってカンジで。

柳川散策開始

ところどころで見かける小舟がまた絵になります。

水路に沿って適当に歩き、地元の人が散歩しているコースみたいなところを歩きます。
うん、この辺りは観光客が少なくていいや。たぶん観光客の多くは北原白秋の記念館
のほうに歩いているであろうから。

のんびりお散歩中

散歩していて気持ちがいいです。
水の流れと時間の流れが比例しているかのように、ゆっくりゆっくりと街を満喫します。

ポカポカ暖かいです。これで花粉さえ飛んでいなければ最高なのに…(ズルズル)。

街中を縫うように流れる水路を少しでも感じてもらえれば、と無理矢理なパノラマを作って
みたのですが、わかりますでしょうかね…。

実際に歩いてみないとその広大さが伝わりにくいかもしれないですね。


柳川を出たら、国道442号を東へと走ります。旅もいよいよ終盤に入るので、明日の大分
出港のフェリーに備え、少し東へ移動しておきたいと思うのです。


しっかしここから渋滞。九州自動車道の八女ICあたりとか全然動かない。
ICを越えても動かないなぁと思ったら、前方でハデにクラッシュしている車がいたりして。
…事故渋滞かぁ。

でも国道442号は福岡県と大分県の県境の峠を走る山岳路なので、間もなく全然車も
いなくなり、快走!気持ちいいぞ。

グネグネと水路が走る

大分に向かって

ツーリングマップルを目で追ってみると、国道422号の県境は竹原峠っていうのがあって、
尋常じゃなく道が曲がりくねっている。
MAPにも『タイトコーナーの連続 きつい』とのコメントがある。

うわー、慎重に走って日が暮れるまでに峠道を脱出できればいいか・・・、と考えていたら、
目の前に真新しいトンネルが。
うおっ、トンネル開通したんだ!2005年版のツーリングマップルには開通予定の表示すら
なかったのに、いきなりトンネル登場するからビックリ。

長いトンネルを一気に抜け、峠道の1時間分くらいをワープしてしまったかな。便利。


<道の駅 鯛生金山>
16:27 道の駅 鯛生金山

トンネルの分ペースが早まったので、このあとどこに行ってどこで寝ようかと考える。
明日は、くじゅうエリアにでも行こうかなぁ…。

道の駅に隣接して展望台があるので登ってみたけど、山中なので眺めはよくなかった。


<鯛生稲荷神社>
これも道の駅の近くにあった。鳥居が連なっていた。

神社がありました

<道の駅 小国>
17:15 道の駅 小国

その後もひたすら進路を東に取り、ここ小国へとやってきました。
ここは一昨日の朝に立ち寄った道の駅。
ざっくりと九州北半分を一周して戻ってきました。

日はどんどん傾いていているし、もう今日は観光の予定はありません。
お風呂も朝に入ったから今入る必要も無いし、このまま自炊〜就寝に向かっても
いいんだけど…。大問題。
ここの道の駅、居心地が最悪です。

国道が交差する街中のちょうど交差点にあり、背後はひっきりなしに車が通っている。
駐車場は狭くて道から丸見えだし人通りが多いから、自炊とか睡眠とか無理。
隣にスーパーがあるし、深夜まで落ち着けることは無いだろう。
しかも現段階で風が強いし寒いや。

既に少々1日を終わらせるモードだったのに、これは痛い。近くには道の駅もないしね…。
どうしよう…。


車の中でゴロゴロして体力を回復させつつ考え、「よし、くじゅうを目指そう」ってことに
した。

意を決してサー君にエンジンをかけ、国道442号を東へ、くじゅうを目指します。
きっとくじゅう界隈なら居心地のいい空き地くらいはあるでしょう。
今日はもうそこでいいや。
走っていると、温泉がところどころにあったり、素泊まり3000円のトレーラーハウス
があったりして惹かれますけど、今日のところはガマン。

くじゅうに突入

太陽が落ち、空が不気味な色に染まる頃、なんとか国道422号沿いでカンジのいい
空き地を発見。

18:00 くじゅうの空き地

ここはいいぞ。上り、下りの両方の車線からほとんど見えず、ちょうど通過する瞬間に
チラッと存在がわかるような場所。
僕も一度通り過ぎてから戻りましたもん。

今日はここで寝よう

一息ついていたらみるみる暗くなってきた。
懐中電灯を使うようだと、格段に料理がしづらくなるので、慌てて料理を始めます。

今回は残った食材をふんだんに使用した、"暗黒玉子とじ"にします。
食材を切り刻んでぶち込もう。

暗黒玉子とじ

はい、できました。
上からチリソースをかけて完成です。

食べ終わる頃には真っ暗。
高原の空き地なので風は強いし寒いし、外灯なんて当然無いから真の闇です。
今晩は冷えるかもしれないぞー。
初日の教訓を生かし、また保冷剤を車外に出し、伝家の宝刀"使い捨てカイロ"
を2つ登場させます。

これで凍死はしないでしょう。


じゃあ、おやすみなさい。


19:20 就寝

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