Chapter.9 帰還     

2005.5.7-8 走行距離:999km 支出:\21,798

5.7
<道の駅 てっくいランド大成>

7:30 起床

11時間も寝ちゃったよ。この旅ではダントツに遅い目覚め。
もう目の前に見える道の駅の従業員の人が開店準備を始めている。

そしてザーザー降りしきる雨…。
とうとう降って来ちゃったか。気温も1℃しかないらしく、寒い。
貯まっていた疲れからか、寝すぎなのか、雨だからテンションが下がったのか、軽く
頭痛がする。でももういいか。やるべきことはやった気分。

ノソノソといつもよりゆっくりと出発の支度を整える。

8:02 出発


国道229号を日本海沿いに南下し、国道277号で再び太平洋側を目指す。
今日の目標は北海道の海岸線の残された部分。「恵山岬」方面を走ることです。

8:35 雲石峠

特に印象に残らない、峠の頂上でした。
てゆーか雨が酷くて風が強くて運転しづらいです。


<道の駅 つど〜る・プラザ・さわら>
9:52 道の駅 つど〜る・プラザ・さわら

暴風雨です。休憩のために立ち寄ったけど、ステッピーから降りる気になりません。
風でステッピーがグラグラ揺れています。
…とりあえず、朝ごはんでも作るか。簡単にツナトーストにしました。

食後、特にやることもないので、後部のベッドスペースでゴロゴロしながら地図を開き、
今までのルートや立ち寄りスポットを確認・書き込みとかの作業。
なんやかんやで1時間以上をここで過ごしました。
(ガソリン \3910)


<しかべ間歇泉公園>
11:10 しかべ間歇泉公園

あ、すいません。正確に言うとここには入っていません。
「しかべ間歇泉公園」、ここは15mもの高さで温泉が噴き出す間歇泉です。
入ろうかどうしようか迷いましたが、この土砂降りの中をお湯が噴き出すまで待つのは
ちょっとシンドい。
さらに特別北海道で見なくてもいいかなっていうのと、入園料の300円が痛かったです。
残念ながら、入り口まで出リタイアです。


<三味線滝>
鹿部間歇泉のすぐ脇に滝があるのを発見。
この滝、落差15m程で、流れる落ちる音が三味線の音色に聞こえることが名前の由来だ
そうですよ。
しかし雨が激しいから車の窓を開けられないし、そのまま通過です。


海沿いの国道278号を走るが、「恵山岬」に行くには途中でさらに海側に行く道道231号に
移ります。この道道231号、恵山岬で道が終了して帰りはまたここに戻ってくるしかありま
せん。
道は急に細くなります。ここいらは漁村なのかな?海沿いに小さい家が軒を並べて風雨を
凌ぐ、漁村特有の街並みになっています。
もうここいらは今までの北海道っぽさ全開の景色は無くなっています。
民家の間をかいくぐって恵山岬に向かいます。


<恵山岬>

暴風雨の恵山岬

12:03 恵山岬

すっごい暴風雨です。海も荒れ放題です。
GWの昼時だというのに僕以外の車はほとんどいません。
1台来たけどそのまま引き返していったし。そのくらい荒れています。
うーん、でもせっかく来たからには外に出てみよう。

カサを取り出し、灯台方面に歩いてみました。

(このデータ作成中の2007年8月の時点で、一人旅でカサをさしたのはこの日のみです。
基本晴れ男です。)

いや、すっごい風。カサをさしていられない。必死にカサを握って耐える。
あっという間に足元がグチョグチョになる。
そんな中でなんとか撮れたのが上の写真です。

車に戻ってカサをたたもうと思ったら、なんかヘンだ。
あ、カサの骨が2本ほど風圧で折れ曲がっていた。チクショウだ。

恵山岬を出てまた国道まで戻り、また海沿いの道の続きを走る。


<道の駅 なとわ・えさん>
12:30 道の駅 なとわ・えさん

ひとまず帰りのフェリーのチケットと時刻を再確認しておきます。
20:30発か。行きのフェリーのときにゲットしたフェリー案内のパンフにもチラッと
目を通しておく。
予約しているフェリーの一本前に14:30っていうのがあるらしい。

む…。ちょっと考える。
もう北海道もほとんど回ったし、今日は雨で思うように観光できないし、帰路のことを
考えると14:30のほうが都合がいいのでは?
20:30発だとどっかの道の駅で車の中で寝て待つくらいになっちゃうよなぁ…。

よし、14:30のにできたら乗ろう!
でもフェリーの時刻の前倒しとかできるのかな?そもそも予約に空きが無いと乗れないし。
そしてなによりこれから14:30のフェリーに間に合うのかな??
フェリーって1時間くらい前からターミナルで待機するのが常識だよね。
しかし今は恵山。そしてこれからやりたいことは、

・函館で五稜郭を歩きたい。
・追加のお土産を購入したい。
・「ラッキーピエロ」のハンバーガーを食べたい。

おいおい、これらをこれから1時間で全部実行できるのか?
とりあえず、函館に向けて出発!!


<汐首岬>
12:50 汐首岬

ここは北海道と本州の最短距離の地点。
本州まではわずか17.5kmです。しかしカーブの途中で目立たないし、駐車場も何も無い
ポイントだ。ガッカリだ。そのまま通過しました。


函館の町中に入ると、すごく道が複雑。混雑しているので地図を見ている余裕も無い。
標識だけを頼りに「五稜郭」を目指します。
五稜郭は3回目。そして2回目に行ったのは2年前なので、なんとなく道を覚えている。
2年前と同じ駐車場にステッピーを停めました。


<五稜郭公園>
13:30 五稜郭公園

カサをさして公園の中に入ります。

雨の中の五稜郭

五稜郭は星型で有名な城ですけど、当然地上からではその形を把握することは出来
ません。有料で五稜郭タワーに登れば星型を確認できるんですけど、今回は地上から
の観光だけにします。雨ですしね。

公園内を歩くと、桜が満開です。ようやく桜前線が北海道にもやってきました。
園内のいたるところに場所取り用のレジャーシートが敷いてある。
お花を予定していただろに、雨で残念ですね…。

桜前線到達

あ、この時点でフェリー出航まで30分です。もうヤバイんじゃないですか?
とりあえず次の目的、お土産購入に急ぎます。
先日宗谷岬でもお土産を買ったけど、他にも渡すべき人がいたので追加です。

五稜郭タワー内に確かお土産屋があったよな…。走る。
そしていつもどおり2分でお土産を選んだ。
(土産 \1050)

次は「ラッキーピエロ」!函館に来たからにはここに寄らなくては!
場所は覚えていたので車に戻らずに直接向かう。


<「ラッキーピエロ」>
函館近辺に13店舗ある、北海道限定のハンバーガーショップ(?)です。
店舗ごとにテーマがあり、オシャレでアメリカンな雰囲気な店です。
ハンバーガーは作り置きしないできたてで、全国的に人気があるのです。

ダッシュで店に飛び込む。
ホントは店内で食べたいけど、フェリー出航まであと25分しかない。
テイクアウトにします。たしかフィッシュ系のハンバーガーにしたと思う。
(食費 \440)

すぐに駐車場のステッピーに戻る。エンジンをかけ、函館港に急ぐ。
(駐車場 \200)

フェリー出航まであと17分。
あせる。複雑な町の中をガンガン走る。信号待ちとかもう気が気でない。


14:20 函館港

2年前と同じ場所なので、受付の場所とか乗り場とかはわかる。
猛ダッシュで受付へ。
「20:30に予約してるんですけど、一本前の14:30のに乗れたら乗りたいです。今から
可能でしょうか。」

受付の人、すごくめんどくさそうな顔をしたけど、「じゃあこの書類に内容を記載して」と
言ってなんとか時間をずらしてくれそう。
紙を記入し、「すぐに乗り場に向かって」と言われてフェリーのほうに移動。

14:30 フェリー出航


間に合ったー!出航8分前にギリギリで乗り込むことが出来ました。
ペットボトル・タオルケット・そしてラッキーピエロのハンバーガーを持って船室に行き
ます。
そういや船は行きと同じ「あさかぜ5号」だった。

帰りももちろん2等船室。何もないカーペットの大広間で雑魚寝です。
船室に戻り、TVを見ると今日は旭川で積雪があったんだって。
すぐそばで男女5人がプチ宴会を始めちゃってさ、禁煙じゃないから灰皿とか囲んで
タバコ吸い出しちゃってます。

あれ?この光景、デジャブ。
行きのフェリーで出会った人たちだ!
行きでは正直ちょっとうるさいなーと思ったこの人たちだけど、なぜか今は穏やかな
気分だ。
それはきっと、今回の旅で僕が満ち足りた気分だからかな。軽く会釈。
ハンバーガー、うまい。


食後にデッキに出て、帰宅予想時間を家に連絡。きっと明日の未明に家に着けるね。
雨の中、しだいに函館の町と函館山が遠くなっていく。
行きの快晴の中、ワクワククしている僕を迎えてくれた函館山。
雨の中、霧に覆われて消えていく。

ありがとう、北海道。


帰りの体力温存のため、このあと仮眠を取ります。

ラッキーピエロ、
五稜郭公園前店

青森港が近付く

18:40 青森港

本州に戻ってきました。こころなしか暖かいです。そして雨が止んでいます。
青森港のターミナル内で一度車を降り、この旅でヘトヘトに疲れたであろう相棒の
ステッピーとの写真を撮ります。

ありがとね、ステッピー。あとは横浜まで、なんとか持ちこたえてください。

YAMA&ステッピー

18:55 東北道 青森IC

暗くなってきた東北道の南下を始めます。フェリーの中ではあまり寝れなかったので、
もう惰性で運転している気分。リラックスしていこう。

21:45 長者原SA

宮城県に入りました。東北道も半分ほど来たので、ちょっとホッとした気分です。
(ガソリン \5258)


5.8
1:27 蓮田SA

もう埼玉県です。1回給油しただけで僕自身は全然休憩をしないでここまで来ました。
ゆっくり安全に行くのではなく、一刻も早く家に帰りたい気分。
なんでだろう?早く安心したいんだ。いつもの自分の布団で寝たいんだ。

1:43 浦和IC
(高速代 \9450)

ここから首都高に入ります。深夜なのでスカスカです。
普段絶対に使わない、高額だけど最短なルートを選びます。
(高速代 \1490)


横浜。
見慣れた近所の道が見えてくる。深夜で寝静まった街。
ほんの10日間しか離れていなかったのに、なつかしい気分がする。
もうちょっとだよ、ステッピー。


3:00 帰宅

静かにステッピーのエンジンを切り、家に入る。

真っ暗な自分の部屋の蛍光灯をつける。
北海道では夜は車内だから当然のように暗かった。
常に太陽の動きとリンクした生活をしていた。

しかし自分の部屋は蛍光灯をつければ不自然なほど明るくなる。
人工的な光。いつもの僕のベッド。
安心とか満足とか旅が終わった切なさとか、いろんな感情が渦巻いた。


ベッドにドッと倒れこんでみた。
なぜかちょっと涙が出そうになった。






                                      -Fin-



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<考察>

◆日程:2005.4.28-5.8

サラリーマンにしては頑張って休みを取れたんじゃないでしょうか。
どっぷりと旅の雰囲気に浸ることが出来、自由気ままに進行方向を決められるだけの
余裕がありました。
自炊をする時間があったのもポイント高いです。

ただ、問題は時期でした。北海道はまだまだ冬を引きずってました。
もちろん覚悟はしていたけど、やっぱり緑の覆われた時期を走りたかったっていうのが
本音かもしれません。
もちろん、この時期にしか見れない綺麗な雪景色も見れたので全く不満はありません。
非常に楽しかったです。
あと、ライダーとか他の旅人がほとんどいない時期なので、出会いが少ないのが残念
でした。


◆走行距離:6730km

1日の平均走行距離が600km越えてます。
つまり毎日東京から大阪までを一般道で、しかも観光しながら走っているのと同じ距離です。
とにかく走りたい時期でした。
このデータを作成した2007年8月に振り返ると、なんで「こんなに走っているんだろう?」
「もっと観光すればいいのに」と思います。
しかし、このときはこれで楽しかった。愛車ステッピーと一緒に走るのが最高に好きだったんだ
と思います。

実はホント走行距離7777kmを狙ってました。でも実現するとなると相当キツかったと思う。

◆支出:138,595円

Chapter.7

Chapter.9

Chapter.4

Chapter.3

Chapter.2

Chapter.8

Chapter.6

Chapter.5

Chapter.1

Chapter.7

Chapter.9











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Chapter.8

Chapter.6

Chapter.5

Chapter.1