2005.5.5 走行距離:659km 支出:\9,838

Chapter.7 淡碧    

<道の駅 むかわ四季の館>
4:05 起床

もう早起きもずいぶん板についてきた。
まだ一週間だけど、「僕ってこういう旅をしているのが本業の人間なんじゃないかな」って
思ってしまったりします。
PCに向かって仕事しているのが過去の夢の中のように思える。
あー…、社会復帰したくなくなりますね。(←ダメ人間)

4:15 出発

今日はまず「支笏湖」に行こう。
有名な湖だけど、何気に行くのは初めて。
高校のときに行く予定だったけど、当日土砂降りになってあきらめたんだっけ。
今日は最高の天気になりそうだから期待できそうです。


苫小牧の沼ノ端IC付近で道に迷ってグルグルする。
なんだここは?標識が不親切だよ。
ホントは海岸線沿いに西に行きたかったのに、北上してた。

もういいや、北上する。
新千歳空港の脇を通り、「支笏湖公園自転車道」に沿って西に進路を切りました。
ここは森の中で走っていて気持ちのいい道だね。


<支笏湖>
5:45 支笏湖

湖岸沿いの道路にでました。湖面はメチャクチャ青く、静かです。
おぉぉ、いい湖だ。

青々した支笏湖

支笏湖は秋田県の「田沢湖」についで日本で2番目に深い湖。
深さがあるから水温が下がりにくく冬でも凍ることが無い、日本最北の不凍湖だそうだ。

今回の旅では凍っている湖が多いから、こういう穏やかな湖面を見るとなぜか
ホッとします。
湖沿いに走ってみようかな。
反時計回りに一周することにしました。

空も湖も、青

あまりに眺めが良くてルンルン気分で走っていたら、急に道が狭い峠道になる。
…ブッ!何ココ?
もう支笏湖も見えないし、道はガタガタだし…。


<オコタンペ湖>
クネクネした峡路を走っていると、「オコタンペ湖」という湖を見下ろせる高台に
出たみたいです。
オコタンペ湖…??
ツーリングマップルを見ると北海道三大秘湖のひとつのようだ。
周囲5kmの小さい湖。

高台に立ってみたけど、木々とかであまり見えない。
先客も一人いるだけだった。じゃあ先に行きましょうかね。


「奥潭キャンプ場」というところまで来たら、もう道はダート。
そして目の前に通行止めのゲート。
何ーーー!聞いてないって!
…と慌ててツーリングマップルを熟読したら、ゲートのマークが確かにありました。
ページの境目の凄くわかりづらいところに。

はい、引き返します。
支笏湖半周分を全部引き返します。
ま、いっか。またあの綺麗な湖面を見ることができるのだから。


最初に支笏湖が見えたところまで引き返し、国道276号で今度は湖の南側を
見ながら時計回りに走りました。
支笏湖、一周はできなかったけど8割くらいは走れました。


<道の駅 フォーレスト276大滝>
世界最大級のログハウスの道の駅です。そして一億円トイレでも有名なところかな。
ここで朝ごはんを作ろうと思います。

7:20 
道の駅 フォーレスト276大滝

朝一は寒すぎるから、このくらいの時間でようやくステッピーのドアを開けて自炊
できるようになりんですよね。
今回はまた目玉焼きとトーストにしました。
ここは駐車場も広くて居心地がいい。
僕のほかにもキャンピングカーとかで本格的な自炊をしている人がいっぱいいました。

(ガソリン \4788)


道を駅を出たら、国道453号に乗って南へと下ります。
目指すは「オロフレ峠」。
この天気だったら最高の展望でしょう。


<オロフレ峠>
8:45 オロフレ峠

晴れれば羊蹄山までも綺麗に見えるけれども、あまり晴れることの無いと言われる
この峠道。
なだらかな峠の多い北海道にしては珍しく狭く曲がりくねった峠道ですね。
どんどん標高を上げ、そして絶景が見に飛び込む!

青空と雪原

すっごい眺め。
澄んだ冷たい空気と鋭い太陽光線。あまりの景色に泣きそうになったわ。

峠の頂上でステッピーを停めて外に出ると、ここも絶景。
「洞爺湖」も「羊蹄山」も丸見え。どこまでも世界が丸く広がる、そんな気分。
最高だったよ。


オロフレ峠を降り、登別を通過して海沿いの国道36号に出ました。
西へと走り、室蘭の「地球岬」を目指します。
室蘭は都会なのでちょっとゴミゴミしていて走りにくかったけど、それでも地球岬
はとても行ってみたかった岬のひとつなんです。


<地球岬>
「北海道の自然100選」と「北海道景勝地」で首位を獲得したスポットだそうだ。
アイヌ語で"断崖"を表す"チケップ"が語源で「チキウ岬」「地球岬」と呼ばれて
います。

9:50 地球岬

地球岬と水平線

おおおおぉぉぉぉーー!!
思わず声が出る。
他の人もこの絶景を見た瞬間に叫んでいる。そのくらいの絶景だ。

断崖のずっと下のほうに広がるパステルブルーの海。
そして手前には真っ白な灯台。
水平線を目で追うと、噴火湾の曲線が地図どおりにずっと続き、はるか彼方に
函館の駒ケ岳までもが見える。
もうずっと見とれていました。

海を眺める

<白鳥大橋>
この白鳥大橋は長さが1380mある、東日本で最長の吊り橋なんだそうです。
橋大好きの僕はもちろんここを通って室蘭を後にしようと思います。

白鳥大橋走行中!

空が青いねー!なんて気持ちのいい天気なんだ。
こういう日はガンガン観光をしたくなるよ。

次は「昭和新山」に行こう!
遠望したしたことがないから間近で一度見てみたい!
洞爺湖方面に車を走らせ、遠くに目視できた昭和新山方面に向かってみる。


<昭和新山>
もともと畑とか林だったところが、昭和18年に急に噴火。
それ以降数100回も爆発を繰り返して隆起し、標高398mの山になってしまったのだ。

11:12 昭和新山

赤褐色の溶岩ドーム

一部からはまだ白い噴煙が上がっている赤い山。
でもこんなに近くまで近づけてしまうんだね。すげーや。

昭和新山の手前には芝生地帯が広がり、近所の人がレジャーシートを敷いてお弁当を
食べていたりボール遊びをしたりしている。ピクニックにはいいところなんだね。
でも本州の感覚からするとまだ春になりきっていない状態。
…すごく寒いんですけど。
北海道の人じゃないとこの気温の中でピクニックは出来ないなぁ…。
(駐車場 \400)


続いては「有珠山」に行こうと思います。
有珠山って何があるんだっけ?
まぁいいや。近くまで行けば何か情報はあるでしょう。


<有珠山 西山火口群>
そっか、有珠山って2000年に噴火したばかりの活火山だったっけ?
洞爺湖の温泉街もだいぶ被害を食らったってニュースで見た記憶があるなぁ。

近くまで車で行くと、いろいろなところに火口群があるらしい。
さて、どこの火口群に行こうか?
場所によっては数100円の観光料金を取られるらしい。
今回は料金の取ら
れない「西山火口群」というところに行くことにしました。
(後から知ったけど、ここが一番代表的なスポットだったらしいね)

12:05 有珠山 西山火口群

近くの駐車場だと駐車料金がかかるみたいだったので、かなり離れた無料駐車場
に停めて歩いていくことにしました。


火口群に入って絶句状態。
まるで昨日噴火が起きたばかりのようにリアルが被害状況が広がっている。

道路は隆起したり陥没したりと波打ち、陥没部分から突き出た電柱や国道の標識
が生々しいことこの上ない。
そのガタガタの道路に沿って遊歩道が設置されています。
道路はまだ熱を持っているので、遊歩道からそれるのは危険らしい。
窓ガラスの割れた幼稚園とかがそのときのままの状態で取り残されていたりして
痛々しい。


火砕流に飲み込まれた民家

遊歩道沿いには火口が点在し、今もモクモクと噴煙を上げている。
近くには当時工事中だったのだろうか、重機が放置されている。
噴火のエネルギーは地下を走っている水道管を切断しつつ地上に吹き出たらしく、
火口からはちぎれた水道管がチラッと見えていた。

今も尚生きている火口

ガラにも無く、ずいぶんと歩き回ってしまったかな。若干疲れた。

すぐ近くなので「洞爺湖」を眺めていこう。


<洞爺湖 サイロ展望台>
洞爺湖を眺めるなら「サイロ展望台」!と昔から聞いていたので、ちょうど寄れる位置
にあるサイロ展望台に来ました。

12:59  サイロ展望台

洞爺湖のパノラマ

ちょっと人が多かったけど、眺めはなかなかですね。
お土産屋も併設されていて、ずいぶんにぎわっていました。
…土産屋には入りませんでしたけど。


次はどこに行こうか。
昨日曇っていたので飛ばした美瑛に行きたいけど、昨日の今日ですぐに戻るのも
なんだかシャクな気がするぞ。新しい地域を開拓したい。

じゃあちょっと遠いけど、積丹半島にでも行ってみようかな。
留寿都を経由し、序盤に走ったニセコエリアに再度足を踏み入れました。
相変わらず羊蹄山の眺めが素晴らしいね。


<道の駅 ニセコビュープラザ>
13:45 道の駅 ニセコビュープラザ

羊蹄山やニセコアンヌプリの眺めのいい道の駅です。
トイレ休憩のために立ち寄りました。

ニセコアンヌプリ

じゃがバタの模擬店が出ている。
安いし、小腹が減っているので購入してしまいました。
今日はこれがお昼ご飯でいいかな。
(食費 \150)

ステッピーの中で食べます。
…ん?
そういや食事のランクが徐々に下がってきてない?
最初は海鮮丼やらカニメシ。それから豚丼を食べ、昨日はラーメン。
そして今はポテト。
あわわ…。あからさまに貧しくなってきています。どうしよう、どうしよう。

車内でじゃがバタ

北海道の海岸線を網羅するため、ここから蘭越を経由し、尻別川の河口に出ました。
これで初日に走った海岸線の続きを再開できます。
国道229号、通称雷電国道を北上開始!

そして国道沿いに積丹半島へと入りました。
海ギリギリの断崖の上を走る道です。かなり狭く走りづらい。
特にトンネルが多く、それも旧式のトンネルなので内部が狭く、対応でトラックやバスが来ると
かなりヒヤヒヤものですね。
トラックとかはトンエル内部ですれ違いが出来ないし。


険しい道とトンネルが延々続く。ちょっとウンザリ。
しかもさっきまで快晴だったのにこっちは雲が出始めてしまったよ。
やっぱ岬って晴れにくいのね…。


<神威岬>
積丹といえばここは絶対でしょうな。
積丹ブルーと呼ばれる透き通った海は沖縄に匹敵するほど素晴らしいと言われ、僕も是非
見てみたかったところなのです。

16:50 神威岬

…しかーし。曇り。
うーん、海の色はやっぱ晴れていないと綺麗ではありません。
いずれここはリベンジしよう。

とりあえず駐車所からちゃんと15分ほど歩いて岬の先端までは行ってみました。
歩いていたらお腹が減ってきました。

神威岬、先端方面

<「レストハウス ペニンシュラ」>
神威岬の駐車場の脇にあるレストラン。もうラストオーダー間近な様子だったけど、
お腹が減っていたので入りました。
原点に立ち返り(←?)、"岬丼"という名の海鮮丼をオーダーしました。
(食費 \1500)

…もう北海道で舌が肥えてしまったためか、それともこういうレストハウスだったためか
、感動的なおいしさは味わえませんでした。
きっと日常で食べたらかなりおいしく感じるのだろうね。
贅沢な悩みだなぁ、オイ。

岬丼

<積丹岬>
続いて「積丹岬」に行きます。一応、積丹半島の先端という位置付け。
しかし尖っているワケではなく、その一体を総称して「積丹岬」をいうらしいのだ。
だから積丹半島で岬を観光したいのなら、絶対に神威岬のほうに行くべき。

16:50 積丹岬

ひとまず「島武意海岸」に出てみる。
亜hれていれば海の眺めが非常にいいらしいが、曇天なので引き返す。
次に「積丹岬自然遊歩道」を歩いて先端方面に向かってみる。

何キロか歩くとシンボルの「女郎小岩」という海から突き出た奇石があるんだけど、
そこまで歩くのは時間的にも体力的にも微妙です。
しばらく歩いたところに展望台があったので、そこをゴールとすることにします。

ちょうど雲の隙間から西日が差し込み、幻想的な眺めとなりました。

積丹の海に西日が差す

積丹岬を海沿いに一周し、余市の町に戻ってきました。
(ガソリン \3000)

そろそろ日が暮れる。
いつものようにお風呂と寝床のことを考えなければなりません。
明日は出来れば美瑛を観光したいから、今日中に札幌より東には行きたいなぁ。
お風呂はどこにしよう。
ツーリングマップをめくってみると、小樽のちょっと先に「湯の花朝里殿」というのが
載っていたので、そこにしようと思う。

小樽は先日走ったのでもう新鮮味も無く、しかも結構渋滞で疲れちった。
裏道をちょこちょこ使いながら、朝里まで行きました。


<「小樽天然温泉 湯の花>
なんかツーリングマップルと記載名が違うけどここでいいんだよね?

18:40 「小樽天然温泉 湯の花」

ここも綺麗な温泉施設で、ゆっくりできました。
(入浴 \600)


ここからいよいよ札幌を通過することになる。
うーん、都会はなるべく通りたくないけど、暗い道で地図も見ずにサクッと美瑛方面に
行くにはやっぱる札幌を経由するのが無難なんだよなぁ…。
でも単純に国道5号を使うのは面白くないので、道道1号の「定山渓レークライン」って
いうのを使ってみよう。

で、結構な峠道ね、「定山渓レークライン」って。
真っ暗だし車いないしでかなり怖くて泣きそうになりました。
北海道は都市部以外は夜走るもんではないやね。


定山渓温泉から国道230号を使って札幌の中心部に入る。
都会だー。この時間でもネオンがあり、人が歩いているよ。
碁盤の目状に道が交差しどこがどこだかよくわからないけど。

しかも雨が降ってきた!!
なんで!?明日が晴れることを前提に美瑛に向かっているのに!
夜・雨・疲労と、負のステータスが揃っちゃって参るね、これは。

おかげで道を間違えたよ。
国道12号を使って三笠に行きたかったのに、国道275号で月潟方面に向かって
いたよ。角度が30度くらい違う。
でも再度札幌に戻って修正したくは無かったので、かなり進んだところで、大回りを
して修正。
うーん、かなり疲れた。


<道の駅 三笠>
22:07 道の駅 三笠

残業しすぎた。もうクタクタだ。
さっさと夕食を食べて寝よう。雨も止んだようで良かった。
今日はまたジンギスカンとライス。
稚内で買ったジンギスカン3食セットの最後の1つです。

しかし寒くってなかなかフライパンが温まらない。
早く寝たいので、フライパンが完全に暖まる前にジンギスカンを投入。
「ジュー!」って言ってほしいのに、「ペチョン」と生肉がフライパンの中に落ちただけ
の状態だ。大丈夫かよ、コンロのガスが切れてきたのかな??

その後もコンロはテンションが低いままで、なかなか肉に焼き色が付かない。
というより暗いので正確な色がわからない。
いいよね?もう一か八か食べちゃっていいよね?
意を決して食べてしまったよ。


で、もう寝ます。
明日は朝一番で「日本一の直線道路」を走ります。


22:50 就寝

Chapter.9

Chapter.4

Chapter.3

Chapter.2

Chapter.8

Chapter.6

Chapter.5

Chapter.1

Chapter.7

Chapter.7

Chapter.9











Chapter.4

Chapter.3

Chapter.2

Chapter.8

Chapter.6

Chapter.5

Chapter.1

2005.5.5 走行距離:659km 支出:\9,838