2005.5.1 走行距離:700km 支出:\11,002
Chapter.3 冬空
3:40 国道40号ウブシ付近にて起床
寒い。夜間の気温はたぶん氷点下に限りなく近い。
朝方には車内も外気と同じ温度になっているから少々堪えますね。
このまま着替えとかしたらあまりの寒さでショック死しますから、このまま走り出します。
3:45 出発
…うーん、国道40号からは反れて初めての道を走りたいな。
問寒別で早速道道583号に乗り、続いて道道785号の知駒岳の山頂を経由する山岳
ルートに入る。
すげー山奥で畑しかないです。
その畑すら雪で真っ白ですけどね。だんだん夜が明けてきました。
4:40 上駒PA
雪の中に休憩施設を発見。ここでトイレを借りよう。
服も着替えておこう。しっかし寒いな。

見渡す限りの雪原
この後も雪原地帯を迷走。
国道275号に乗ってピンネシリの前を通る。
いつかここにある「マウントピンネ」でメシを食べたいな。
上毛登別で道道12号に乗ってまた山奥に突入。
そして道道140号へ。オホーツク海と国道40号の中間をグネグネと走りながら南下します。
道路はすごい凍結している。慎重に運転。
でも雪とか跳ね上げながら走ってるからステッピーの車体はドロドロだろうなぁ…。
ここらへん、観光に適したポイントが無くてちょっとダレるね。
眠気覚ましのガムの消費が激しいです。
「トロッコ王国」・「松山湿原」の前に出る。
「トロッコ王国」は往復10kmの廃線を自分の操縦するトロッコで疾走できるスポット、
そして「松山湿原」は日本最北の高層湿原。
…まぁ、この時期のこの時間ではどちらも厳しいかな。
ここもいずれまた機会があったら必ず来よう。
道道60号をずっと南下し、ぶつかった国道239で東を目指す。
さて、そろそろ長かった内陸部に別れを告げてオホーツク海に出ようかな。
<道の駅 にしおこっぺ花夢>
6:50 道の駅 にしおこっぺ花夢
ここでしばらく休憩…。
フラワーパックってのがあるけど、完全にまだ季節じゃないね。
花関係の展示をメインに取り扱っている道の駅らしい。…まだ開いてないけど。
さらに東へ走り、興部でついに海沿いのルートに出た。
ここからはオホーツク海に沿って南下し、とりあえずサロマ湖まで行こう。
ようやく朝っぽくなってきたけど、イマイチな天気。
あーあ、今日は曇りかぁ…。
サロマ湖が左手に見えてきた。そういえば明るいサロマ湖って初めて見るな。
全貌が全く掴めないほど大きいね!
これから「サロマ湖展望台」に登って湖を見下ろしてみようと思います。
<道の駅 サロマ湖>
8:57 道の駅 サロマ湖
あ、行き過ぎた。「サロマ湖展望台」はもうちょっと手前だよね?
<サロマ湖展望台>
地理的には「道の駅サロマ湖」の上部にある高台の展望台。
ここに行くには道の駅から40分ほど山道を登るか、道の駅から2kmほど西の国道238号
から分岐するダートを10km近く登るかのどっちかです。
国道沿いに小さい標識があったので、そこからダートに入る。
狭い。擦れ違いは無理だな、こりゃ。

雪のダート道
ダートをゴトゴト言わせながら頂上まで登る。
頂上の駐車スペースは車3台分くらいかな。
バリバリ雪が積もった階段からさらに展望塔を登ります。うぅ、手すりがメッチャ凍ってるわ。
9:17 サロマ湖展望台

サロマ湖大展望
曇っちゃってるけど、海みたいに視界全体に広がるその展望はなかなかです。
とても写真一枚では収まりきりません。
晴れてたらきっと最高ですよ、ここは。
<道の駅 サロマ湖>
9:45 道の駅 サロマ湖
また戻ってきちゃった。さっき立ち寄ったときに、模擬店でカキの準備をしていたのが
気になってね、食べに戻ってきました。
軽くあぶった半生状態だそうです。
一皿購入!そして寒いのでステッピーの中で食べます。
(食費 \400)

カキを購入!
今はもう時期じゃないだろうけど、さすが北海道。
プリプリしてておいしかったです。
<能取湖>
サロマ湖の東にある湖。
ここは秋にあるとサンゴ草ってい草が湖面を覆い尽くして、湖全体が真っ赤になって
綺麗らしいです。
10:30 能取湖
今は荒涼としちゃってます。曇っているし、たいした眺めじゃありません。
湖面に映えている茶色い草がサンゴ草なんだろうか…。
ここはまたいずれサンゴ草の時期に来てみたいな。

能取湖はオフシーズン
能取湖に沿ってグルリと走ると「能取岬」に突き当たります。
最後はガタガタのダート道でステッピーもバキバキ言いましたよ。
<能取岬>
11:06 能取岬

3方向に海を臨む、いい立地の岬。白黒の縞々の灯台がありました。
芝生地帯が広がり、牛が放牧されています。
しばらく北風に当たり、海を見ながらながら散歩しました。
この時期、まれにまだ流氷がオホーツク海を漂っていることがあるそうなんですよ。
オホーツクに出たときからその万が一の可能性を狙って海を見ているんですけど、
さすがにもっと寒くないと見れないかな。
見れたところでカケラほどだと思うし。
(ガソリン \5084)
<オホーツクマリンパレス>
そろそろご飯にしたいなぁと思いつつ走っていると、「小清水原生花園」の北浜駅近くに
のぼりがたくさん立っているドライブイン(?)があった。
11:45 オホーツクマリンパレス
どこか昭和テイスト漂う施設。
お土産屋に併設してレストランがついていたのでそこで食事にします。
頼んだのはカニメシ。
いいねぇ、贅沢ですねぇ、僕。
一昨日から外食は「海鮮丼→海鮮丼→カニメシ」と、日常では考えられないほどいいもの
を食べてます。
このカニメシもそこまでおいしいとは思わなかったんだけど、きっと完全に味覚が麻痺して
ます。いつもだったら泣いて喜ぶほどのものだと思います。
(食費 \1300)
お茶を飲みながら店のおばちゃんとお話をする。
もう知床のウトロまでここから30分くらいで着くそうだ。
「知床峠を走ろうと思っている」と伝えると、
「まだ知床峠は雪で通行止めだよ。きっと今週末くらいに開通すると思うよ。」とのこと。
ガーン。
知床峠、前回通ったときはドライバーが高所恐怖症の"サット"っていう仲間でさ、
ガタガタ震えながら知床峠の駐車場も無視して通過しちゃったんですよ。
だから今回初めて峠の駐車場を踏もうと思っていたのに。
「じゃあ羅臼にはどう行けばいいの?」と聞いてみると、
斜里から国道244号で標津に出て、そこから北上するしかないそうです。
では、ウトロ側は前回車の中から眺めるだけで通過した「オシンコシンの滝」に行こう。
「知床五湖」は今回はいいや。曇りだし、前回天気のいいときに歩いたし。
おばちゃんにお礼を言って出発。
<小清水原生花園>
「オホーツクマリンパレス」のすぐ脇にある駐車場に停めてみました。

能取岬
涛沸湖の前で
夏にはいろんな植物が咲き乱れるこの原生花園もまだ冬の眠りから覚めていませんね。
観光客もほぼ皆無です。
あの…、さっきからトイレに行きたいんですけどね、どこにもないんですよ。
地図を見ると「道の駅 はなやか小清水」っていうのが国道244号沿いにあるはずで、
そこでトイレに寄ろうと思っていたのに通り過ぎちゃった?
道の駅なんてあった??
もうめちゃくちゃトイレ行きたい。
さっきの「オホーツクマリンパレス」でお茶飲みすぎたわ。
たぶん次のトイレがある可能性といえば「オシンコシンの滝」。
ここになかったらきっと人生終わり。
滝まではあと40kmくらいかな?ダッシュで行くよ。
斜里の交差点で知床方面に行く信号を待っていると、標津方面に右折するレーンに
見覚えのあるバイクが2台。
おぉ、昨日の朝に小樽のあたりで併走した愛媛のライダーだ。
早いな。
ステッピーには気付いてくれなかった。ではお気をつけて。
国道334号、知床半島を先端に向かって突っ走る。
トイレ漏れそう。ホント漏れそう。半泣き。
すばらしい速さで走ってます、ステッピー。
<オシンコシンの滝>
13:15 オシンコシンの滝
着いた!トイレは…、あった!ダッシュで駆け込む。
危ない危ない、あと5分遅かったら僕の下半身がオシンコシンの滝になってましたよ。
ようやく落ち着いたところで滝を観光。
ここは大人気の滝でして、駐車場も滝の回りも人でいっぱいです。
北海道に上陸してからこんなに多くの人を見たのは初めてかもしれない。

オシンコシンの滝
この滝は落差50m、知床の山中から流れるオシンコシン川の下流付近にあります。
かなりの水量がゴウゴウと音を立てて流れ落ちて来るから、ここに立っていると
飛沫がすっごい飛んでくるのよね。
人が少なくなったタイミングを見計らって最前列から写真に収めてみました。
この先はもう知床五湖しと雪で通行止の知床峠しかない。
ここで来た道を斜里まで引き返そう。
斜里からは国道244号に乗って標津方面へ。
すると知床連山がうっすらと出現した。うわー。雪が被ってるねぇ。

知床連山
国道244号の野付国道を、海に出る少し手前で南に曲がる。
ライダーの聖地と言われた「開陽台」に行くよ。
<開陽台 北19号>
これぞ北海道と言うような直線道路がいくつもの丘を乗り越えて続いている有名な道。
今回も見た瞬間「ウオォォ!」って吠えるほどの感動があります。
前回は雨だったからリベンジなんだけど、今回も曇りでスッキリしない天気。
でも実際走るにあたっては天気は関係ないからね、素晴らしい道であることに変わりは
無いですよ。
14:45 開陽台 北19号

北19号を走る
写真ではよくわからないかもしれないけど、遠くのほうで3回のアップダウンがあり、
走っていてメチャ気持ちいいです。
<開陽台>
中標津の超有名展望スポットですね。前回は雨で展望台すら登らなかったところ。
330°の展望が広がり、晴れていれば知床連山・根室半島・北方領土の国後島とかが
見えるところなんです。
14:57 開陽台
今日は曇天で見通しはそこまで効かないけど、ボンヤリ霞んだ地平線は確かに見える。


開陽台の展望台で
次回、また北海道に来たらここにも寄ってみますかね。
晴れの日に一度来ておかないとね。
再び北19号を爆走して野付国道に戻り、海沿いの国道335号に出る。
晴れていればこの辺は国後島が良く見えるポイントですね。
ここからはさっきの知床半島の反対側、羅臼の町に向かって北上します。
<マッカウス洞窟>
16:25 マッカウス洞窟
羅臼の町をちょっと相泊方面に行ったところにある洞窟です。
日本でも数箇所しかないというヒカリゴケが生息している珍しいところ。
鉄格子のついた洞窟を外から覗き、うまく角度から見るとコケが光って見える
らしいです。
…うーん、光ってるような、そうでないような…。
<「北の国から」 純の番屋>
海沿いを走ってたら目に付いたのでフラリと見てきました。
16:45 純の番屋
ここはドラマ「北の国から」の最終回である「2002 遺言」で登場した番屋らしい。
「北の国から」は全然知らなくて、「遺言」の後半しか見たこと無いんだけど、その
中に登場してたヤツかな?
中はどうやら食事処になっているようだ。


純の番屋
<道の駅 知床・らうす>
<知床羅臼交流センター>
16:55 道の駅 知床・らうす
羅臼の町は「「北の国から 2002 遺言」のロケ地のひとつ。
なんとなく覚えているな。
施設内にはロケのときの写真や、ロケ地巡りMAP等があって、僕はストーリーも何もわから
ないんだけど、「遺言」の見たことのあるシーンもあってちょっと懐かしい気分。
そういや遥か昔、「麓郷の森」で「北の国から」のロケ地をみて回ったことがあったんだけど、
ドラマを見たこと無いからまったく何の感情移入も出来なかったなぁ・・・。
今行ったらどうなのかな?
道の駅には市場みたいなスペースが併設されている。威勢がいい空間です。
魚介類が豊富。うおっ、カニとか食べたいなぁ。昼にも食べたけど。
グルグル回り、ちゃっかり試食もしまくり。
後日知ったけど、ここは「羅臼漁協直営店」っていって常に新鮮な海産物が
揃っているところだそうです。
ノリのいい店員のおばちゃんがいましてね、一人旅をしている話とかして、
タラバカニの購入を勧められたんだけど、一匹数千円もするからさすがに
手が届かない。
一人だからそんなに量はいらないし、家に送る気もないし。(←非情)
「予算は1000円まで。それでなんとか手を打ってくださいよ。」と頼んでみる。
そしたら「じゃ1000円分、タラバの足を切り取るからちょっと待ってて。」と
言ってくれました。
わーい、ありがとう!
結局タラバの足を一匹分のほとんど、さらにズワイガニのミソまでつけてくれ、
おばちゃんは「これで今夜の酒はきっと最高だよ!」って渡してくれました。
やったね!今日は酒を飲む予定ではないけど、酒に頼る必要もないほど
ゴージャスですよ!
(食費 \1000)
外に出ると太陽は既に知床峠の向こう側に落ち、辺りが薄暗くなってきている。
日照時間が少なくて羅臼の人たちも大変だよなぁと思ったり。
<羅臼国後展望台>
知床峠側の国道334号に入り、すぐに左に曲がったところから展望台に行く狭い
道があります。ここはツーリングマップルには載ってないポイント。
17:22 羅臼国後展望台
立地的には道の駅の後方の山にあります。
晴れていれば国後島が良く見えるスポットです。
…でも今日は無理ね。逆に山側を眺めると雪の知床連山が広がっているのが見える。

冬の山々
知床峠…、今回は行けなかったけど、いつかまた踏みたいな。
来年行けるかな?
ステッピーはもう燃え尽きているだろうな。
もし来年、僕がまだ新しい車と一緒に走っているのなら、また北海道に行けるかも
しれないね。
羅臼からはどっちに進んでも行き止まりなので、来た道をまた数10km南下して
戻ります。
(ガソリン \3218)
間もなくあたりは暗くなってくる。
今日のお風呂はどうしよう。今は日本で一番細長い砂洲、野付半島の付け根あたり。
確か3年前の北海道ライブのときにここで温泉の聞き込みをして、ひたびた温泉を
紹介されたんだったな。
今回は…。
うーん、実はね残り体力少ないし、朝から軽い頭痛がしているんですよね。
正直なところ、お風呂に入る元気がない。
今日は寒いしあまり動いていなかったから、一日くらいお風呂に入らなくても
なんとかなるよね?
そんなワケで今日は直で寝床探しをします。
向かうは野付半島の先端部分。明日の朝一で「トドワラ」を歩きたいと思っています。
野付半島に入ると左右に海が広がり始める。3年前は半島の中間くらいまでしか行かなかった
けど、今回はトドワラまで行くからね。
<ナラワラ>
18:15 ナラワラ
野付半島っていうのは巨大な砂洲でして、それが少しずつ形を変えています。
だからこの半島に生えている木々も年々塩水に侵食され、塩水に浸かりながら立ち枯れて
行くのです。
ナラワラはミズナラの木が侵食されているスポット。
道路から眺めるとミズナラの林の足元が完全に海に浸かり、立ち枯れ手いるのが遠方に
見えます。
ここの駐車場で真っ暗になる前に自炊に使うセットや食材を準備。
<トドワラ>
18:30 トドワラ駐車場
ここが野付半島の車で行ける先端部分。
トドワラの林はここから往復1時間ほど歩かないと見れないのです。
よって今日はこのままここので自炊&車中泊。
この時間のここはもう車なんて全然来ないから悠々と使用できますね。
今日はカレーパスタと玉子スープにしました。
お湯が沸くまでに羅臼で買ったタラバとズワイを食べます。おぉ、うまい。
見の閉まり方が違うね。ズワイのミソも新鮮で極上です。
タラバはかなり量があるので、残りは取っておいて明日以降にまた食べよう。
さっき書いたとおり体調が芳しくないので食後にちょっとテストします。
片足で何秒立っていられるか。別に目を瞑って行うワケではないので、通常だったら
数分は持つんですけど、…わっ、今は6秒。
ヤバイ?フラフラだ。
まさかコンロのガスとか吸い込んでないよね?換気は大丈夫だったよね?
あー、明日からが心配だ。
対策としてバファリンを飲む。
今日は早めに寝ますね。
20:00 就寝

Chapter.3
2005.5.1 走行距離:700km 支出:\11,002
Chapter.3