北海道旅2005

2005.4.28-5.8
走行距離:6730km
実行人数:1名

今しか出来ないことがある、今しか見れない夢がある
奇跡的に入手したこの10日間で、いざ北の舞台へ!

地球岬から見る水平線

Chapter.1 上陸

Chapter.1

Chapter.2
Chapter.3
Chapter.4

2005年のGWは大チャンスをはらんでいる。
カレンダー通りに休日がある人だったら、5/2(月)と5/6(金)さえ休めば4/29〜5/8まで、
なんと夢の10連休が実現するのだ。

でも僕みたいなアホが「10連休ください」と言ったところで「じゃあ永久に休んでていいよ」
と言われるのが関の山なのですが、そこはなんとか穏便にコトを運び、取得できました。
やった!10連休!

確定したのは出発予定日のわずか2日前。
大急ぎでフェリーを予約し、食材や機材を愛車の「ステッピー」に搬入する。

当然今回も横浜から青森まで自走。
そして北海道では全て車中泊。自炊もするよ。
ニュースを見てみたら『阿寒湖では観光シーズンに向けて湖の氷を割り始め…』とか
言ってる。
冬!冬だよ!桜前線も遠く及んでないよ!

でもなんとかなるよね?
このためにステッピーにはまだスタッドレスを履かせているしね。


北の大地を目指し、仕事後にステッピーに乗り込んで走り出します。
たったの10日間だけど、僕の人生で最長の旅!
じゃあ同時に最高の旅にしようではないか!


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4.28
20:05 横浜出発

世の中がGWに突入するのと同じタイミング。
気が早い人は僕のように前夜から動き始めている。
心配していた通り首都高はかなりの混雑。都心部を1時間ほどかけて通過。
(高速代 \1230)


22:05 川口JCT

ここから長い長い夜の東北自動車道です。
しかし結構走りなれている道なので、退屈はしないし疲れもしない。
最低限の神経を運転に回し、リラックスを心がけて北上します。


4.29
1:05 菅生PA

もうすぐ仙台です。宇都宮で予想通り流れが悪くなり、結構時間がかかっちゃった。
ここで給油だけして、またすぐに出発します。
(ガソリン \4700)


なんか岩手県に入ったら天気が荒れてきたんですけど…。
最近東北って天気不安定ですよね。風も強いし暴風雨になっちゃってます。
精神力が削られてウゲーです。

だから早速栄養ドリンクを飲むんですけど、僕はもともと内蔵が弱いので空きっ腹に
刺激物を流し込んじゃった結果になり、腹痛。激痛。
痛い痛い、どっかで休みたい。


3:30 岩手山SA

岩手県北部、八幡平のちょっと南のSAです。
腹痛と睡魔を同時撃破するため、ここでちょっと仮眠をします。

4:00 起床

うん、なんとか復活。雨も止んだ。少しずつ空が白んできている。
再び青森を目指してハンドルを握ります。

で、青森まで来たんですけど、アレ?
東北道って「青森IC」で終点だよね?なんか別の道路ができているよ?
どこまで行けばいいの?フェリーターミナルの最寄りICは代わっちゃったりしたの?


5:40 青森中央IC
(高速代 \9500)

青森ICで降りときゃよかった。
青森環状道路っていう真新しい道路を一区間走っちゃったよ。
しかも青森港を目指していたら「青森中央大橋」を渡らなくちゃいけなくて、そこで
100円の通行料を取られた。
別に回避しても良かったんだけど、もう徹夜だからあんまり余計な神経使いたくなくて
、お金を払ってわたりました。
(通行料 \100)


6:10 青森港フェリータミナル

着いたー!眠いー!
ここから北海道に渡るのは2年ぶり。懐かしい風景です。
まだ出港まで2時間あるというのになんだか受付が非常に混雑しているので僕も
慌てて手続き開始。「青森〜函館」往復分の料金をここで支払いました。
(フェリー代 \30490)

そしたらもう乗船待ちの列に並んでいいそうなので、ステッピーをそっちに動かす。
うーん、駐車場でしばらく寝れると踏んでいたが、これでは無理そうだ。
この列はいつ動き出すかわからないしね。

乗船待ちの車内から

しっかし最高の天気だね。東北はあんなに荒れていたのに。
これは北海道が楽しみだ。

間もなくして乗船。船名は「あさかぜ5号」です。
何も無い2等の船室なので、ペットボトル・お菓子・ツーリングマップル・タオルケットを
船室に持ち込みます。
これは出発時に既にまとめておいたのでスムーズでした。

船室内にタオルケットで場所取りし、甲板に出て出航を待つ。
この瞬間はいつだってワクワクするよなぁ。


8:10 青森港 出航

しばらく船室で仮眠を取る。
2等船室は何もないカーペットの大広間で雑魚寝。
すぐそばで男女5人がプチ宴会を始めちゃってさ、禁煙じゃないから灰皿とか囲んで
タバコ吸い出しちゃってさ、ちょっとと寝づらいけどもう疲労がたまっているから関係無し
に寝れちゃいます。


昼前には起きました。
上陸シーンを見逃すわけには行きませんから。
画像が乱れがちな室内のTVがニュースを垂れ流している。

『北海道は晴れ。しかし今年4回目の黄砂が観測されています。』
…え?黄砂って何!?
まさか大陸から砂が飛んできているの??

『福知山線の脱線事故で… 運転手の遺体が運転席から発見され…』
あぁ…、やっと見つかったんだ。そして結果もやっぱりだ…。


徐々に近付いてくる「函館山」をデッキから眺めるのが好きなので、デッキに
出てみます。

接近する函館山

風に吹かれながら陸を見ていると、”旅!”ってカンジがして自分に酔っちゃいます。
来たよ、北海道!すでに感動でジーンと来ているよ!
グングン函館山は近付いてきて、やがて山頂部のアンテナの一本一本もしっかり
見えるほどになる。
よし、そろそろ船室に戻って準備するかな。


12:10 函館港

ステッピーに乗り込み、下船のときを待つ。
間もなくゆっくりとフェリーのシャッターが開き、向こうに函館の空が覗く。
うおおぉぉぉぉーー!ワクワク!
フェリーのスロープを「ガゴンッ」と降りて北海道の地にタイヤが着く。
ステッピー、ここが北海道だよ!僕ら、1年目についに一緒に北海道まで来れたんだよ!

…って寒ーい!
よく考えりゃサンダルだったわ。
桜前線も来ていないのにサンダルはちとヤバイ。靴に履き替えて出発。


さて、函館から一番メジャーなルートといえば、まっすぐ道央方面に北上していく
国道5号なんですけど、この道は毎回かなり渋滞するんだよね…。
最近僕、日本2周目として日本の本土の海岸線全走行を密かに目標にしてましてね、
だから函館から西側、松前方面に海を見ながら走り出します。
(ガソリン \4937)


<道の駅 横綱の里ふくしま>
13:35 道の駅 横綱の里ふくしま

なんか面白いものはあるかなーと思ったけど、小さい道の駅でピンと来なかったです。
「千代の富士」の出身地?相撲ファンには興味はあるんでしょうけど、よくわかんないや。
トイレだけ済ませて、続きを走ろう。


<北海道最南端 白神岬>
北海道最南端の地。日本2周目では本土四島の端っこは全て踏んでおかないとね。

13:52 白神岬

北海道最南端の地。遠くにうっすらの津軽半島最北端の「龍飛崎」が見える。
ここは本州最北端の「大間崎」よりも南なんだよね。

2005.4.28-29 走行距離:1142km 支出:\55,434

白神岬からの眺め

後日気付いたんだけど、すぐ横に『北海道最南端』の碑があったのに写真を
撮り忘れちゃったよ。
あまりに空と海が綺麗だったからそっちの写真を撮っちゃったよ。
うーん、残念。いずれまた行く機会があったらそのときに…。


<松前城>
14:10 松前城

この城は最北の日本式の城。さらに建築されたのも史上最後。
幕末の1854年にできたところなんだ。
駐車した車の中から眺め、そして通過。海沿いに松前半島の北上を開始します。

ニシンの漁で栄えた港町、江差に入る。
そういやお腹も減ったな。この辺で良さ気な食事処があったら道内初のご飯にしよう!


<れすとらん江差家>
「江差追分会館」の隣にある食事処。和風レストランってカンジです。
うん、ここにしよう。

15:12
 れすとらん江差家

いくら丼・イカ刺し・ニシンそばがちょっとずつついたセットを頼んだ。
おー、ニシンそばは初めて食べたけどうまいな。
魚とそばは合わないのでは?と思ってたけど、これはクセになりそうだな。
こりゃあ幸先いいじゃないですか。
(食費 \1457)

ニシンそばといくら丼

あ、上の写真、携帯で撮ったのでうまくいかないて左右が切れちゃってます。
スイマセン。


<横山家>
「れすとらん江差家」から数100mのところ。
江戸時代に漁業や問屋をやっていた商家なんだそうだ。
ちょっと歩いて見に行った。

15:46 横山家

有料で中にも入れるそうだけど、今回は外観だけにしておこう。
茶色一色の木造建築で、歴史を感じることが出来ました。


走ってきた道を2kmほど戻ると、江差のシンボルである「かもめ島」に着く。
この島は周囲2.6kmの小さい島で、上空から見るとカモメの形をしているのが名前の由来。
でももちろん地上からその姿はわからないし、島の内部も木々の生い茂る地元の人の
散歩ルートみたいなカンジだと聞いている。

だから島そのものではなく、島の付け根部分に展示されている「開陽丸」を見に行きます。


<開陽丸>
戊辰戦争中に江差沖で沈んだ軍艦。
復元されてたものが展示してあります。
海中から発見された本物の大砲類もありましたよ。

15:53 開陽丸

開陽丸

えーと、もう16:00過ぎたか。どんどん日が傾いてきたな。
今回は北海道で夜を迎えるにあたって実践したいマイルールがあります。

@日が暮れる前にガソリンは半分以上にしておくこと
 …道内のガソリンスタンドは絶対数が少ない上、大都市以外は夜の早い時間で
  閉店してしまう。19:00閉店とか普通。
  だから夜の時点で半分は残しておかないと、翌日朝早起きしてもガソリンが無くて
  行動範囲が限られてしまう。

Aその日の最後の観光ポインを決めておこう
 …つまり最後の目的ね。昼過ぎくらいに漠然と決めておけば励みになります。
  さらに北海道は日が沈むと急に闇に包まれ、店も施設も探しづらくなります。
  「最後に観光するのがここだから、その最寄の温泉も一緒に探しておこう」と
  行動を先読みするのが吉です。

B翌日の最初のポイントを決めておこう
 ・・・明日は何時に何をしたいのか。宿を取らない自由旅ではこれを決めておきたい。
  例えば岬から朝日を見たいのであれば、夜のうちに岬に行ってそこで寝るのか、
  それとも早起きして朝日が出るまでに岬まで走るのか。
  体力や時間と相談してプランニングできます。


…そんなワケで今日は渡島半島の付け根部分まで北上し、「弁慶岬」で夕日を
見てみたいです。
キッツイね。我ながらキッツイ条件出しちゃったね。じゃあ急ぎますか。


<親子熊岩>
16:30 親子熊岩

引き続き海沿いの国道229号を走っていて発見。
うおー、アレが有名な親子熊岩か!
残念ながら写真を撮らなかったんですが、これは驚き。

小熊が親熊にじゃれつこうとし、親熊はそれを受け止めようとしている。
そんな形が侵食によって自然にできた岩。
全国各所に「○○のように見える岩」っていうのはあるけれど、僕はここ以上に
スゴイところを知らない。


地理的に海沿いをここからさらに北上すれば、北海道最西端の「尾花岬」に着く。
しかしそれは"地理上"であって、道は無い。途中で道が消えてしまう。
山道すらないので事実上到達は不可能な岬。
四島の東西南北全部行きたいけど、さすがにここだけは無理だよね。

国道229号に沿って内陸の迂回ルートに入ります。


<三本杉岩>
「尾花岬」を迂回して山間部を走りましたが、再び海岸線沿いに出てくる。
そこに「三本杉岩」という標識があったので、立ち寄ります。

17:20 三本杉岩
 

三本杉岩

防波堤に乗っかって眺めました。
1つの岩で高さ20mくらいかな?丸みを帯びた形で面白いです。
写真には写っていないけど、もうちょっと離れたところに3本目があります。

…てゆーか西日が眩しくなってきました。
「弁慶岬」まではあと60kmくらいですか?
この時間にこんなところで防波堤に乗っかってたら間に合わないんじゃないですか?

ステッピー、ちょっと急ぐよ!
沈み行く西日を眺めながら疾走!間に合う?間に合う!?


<弁慶岬>
ギリギリ間に合ったー!
空はもう夕日で真っ赤だけど、かろうじて太陽は見えてるよ!

18:17 弁慶岬

YAMA&ステッピー

寒いね。
絶対気温は一桁行っていない上、風がべらぼうに強いね。
駐車場のトイレに行ってから、のんびり夕日を見る。

弁慶は義経再挙のために蝦夷へと旅立った同志の帰りを待つため、ここに毎日立っていた
という伝説があります。
そんな弁慶像と夕日がマッチしていました。

夕日に照らされる弁慶

18:40 出発

日が暮れ、闇に包まれる道を走り出す。
北海道ってこの時期にこの時間まで明るいんだ。思ったより日没は遅かったな。

ちょうどよくガソリンスタンドがあったので、念のために給油していこう。
(ガソリン \2520)


<寿都温泉 ゆべつのゆ>

「弁慶岬」から10km程のところにある入浴施設です。
ツーリングマップルで探して目星をつけてました。

18
:57 寿都温泉 ゆべつのゆ

近くに風力発電のプロペラがある!僕はこれが大好きなんですよ。
思わず写真を撮ってしまう。
明日以降にきっともっとすごいのを見れるのにね。浮かれちゃってるわ、いい意味で。

風力発電プロペラ

うおぉ、露出が高すぎてプロペラの羽が消えてしまった。

風呂は近代的な作りでとても僕好みだった。
ただ、お金の保管方法に少々困ったね。全部現金で持ち歩いているから、財布が
クラブハウスサンドみたいに分厚くって盗難とか気が気でない。
いつも肌身離さないけど、お風呂だけはそうはいかないですしね。

駐車場は暗いし、車内保管はセキュリティ的に問題がある。
コインロッカーも万が一ということも考えられる。やっぱ従業員に預けちゃうのが一番だね。
(入浴 \500)


日没後の北海道ではミッションを作らない。
後はもうスムーズに寝ることだけを考える。
しばらく国道229号を北上した後、そこから尻別川に沿って内陸に10数km入り、
最寄の道の駅「らんこし・ふるさとの丘」に行こう。
ここからの続きの海岸線はまた明日移行に走ろう。

 ※翌年の2006年には国道229号沿いの尻別川河口に「シェル・プラザ・港」
  という道の駅ができました。


<道の駅 らんこし・ふるさとの丘>
20:35 道の駅 らんこし・ふるさとの丘

睡眠不足で眠いけど、お腹も減っているのでここで自炊します。
メニューは明太パスタとインスタントスープです。ステッピーの中で作ります。

うーん、暗くて食材や食器を車内から探すのが大変だ。
これは対策を考えておいたほうがいいな。
換気のためにドアを開けていると、外気が寒いのでなかなかお湯が沸騰しないな。

車内で自炊

食後、お湯を沸かしていた影響でステッピーの中が若干暖かい。
おっ、これは賢いことしちゃった?

そして片づけをし、後部の寝室で寝ます。
寝室ブースは普通のシングルベッドと同じくらいのスペースがあるし、布団も羽毛布団
を持ってきているのでリラックスして寝ることが出来ます。


じゃあおやすみ。
明日からの本番走行が楽しみだ!

22:00 就寝

Chapter.5

Chapter.6

Chapter.7

Chapter.8

2005.4.28-29 走行距離:1142km 支出:\55,434

Chapter.9

Chapter.9











Chapter.8

Chapter.7

Chapter.6

Chapter.5

Chapter.4
Chapter.3
Chapter.2

Chapter.1